JPH03115272A - マンデル酸誘導体およびその製法 - Google Patents

マンデル酸誘導体およびその製法

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JPH03115272A
JPH03115272A JP1273274A JP27327489A JPH03115272A JP H03115272 A JPH03115272 A JP H03115272A JP 1273274 A JP1273274 A JP 1273274A JP 27327489 A JP27327489 A JP 27327489A JP H03115272 A JPH03115272 A JP H03115272A
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JP
Japan
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formula
compound
group
reaction
tables
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JP1273274A
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English (en)
Inventor
Susumu Nakagawa
晋 中川
Takashi Mitomo
三友 隆司
Ryosuke Ushijima
牛嶋 良輔
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MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L1上立且■旦■ 本発明はマンデル酸誘導体、更に詳しくは医薬として有
用なセフェム化合物の中間体である2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−置換オキシイミノ酢酸誘導
体およびその製法に関する。
が  よ−と 従来、セフェム核の7位側鎖に2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−(置換オキシイミノ)アセトア
ミド基を有する化合物は極めて多く合成され、それらの
記載された公開技術としては、例えば特開昭52−10
2293号、同52−116492号、同53−137
988号、同54−9296号、同54−154786
号、同54−157596号、同55−154980号
、同56−86187号、同57−59895号、同5
7−99592号、同57−192394号および同5
8−174387号公報等が挙げられ、ダラム陽性菌お
よびシュードモナス エルギノーザ(Pseudomo
nas■L玉劫旦払)を含むセファロスポリン耐性のグ
ラム陰性菌に対しても活性を示し、優れた抗菌力と幅広
い抗菌スペクトルを有することが示唆されている。
しかしながら、これらの化合物の抗菌力はシュードモナ
ス エルギノーザ(Pseudomonas貼旧琢旬仝
狙)、シュードモナス セパシア(P 5eud o 
mon a s キ以に臘)、シュードモナス マルト
フィリア(Pseudomonasmaltohili
a)およびアシネトバクタ−カルコアセティカス(Ac
inetobacter calcoaceticus
)等のブドウ糖非醗酵ダラム陰性惇菌(glucose
 non−fermentative gram−ne
gative rods)に対して十分とは言えない。
更には、セフェム核7位アシル側鎖の置換オキシイミノ
基の置換部分としては、メチル基、エチル基等の低級ア
ルキル基、フェニル基等のアリール基、ベンジル基等の
アラルキル基等が知られている。しかしながら本願にお
いて、対応する該置換部分、即ちα−カルボキシ−3,
4−ジ(2−メトキシエトキシメトキシ)ベンジル基を
有する本発明の一般式[11の化合物は、文献未記載の
新規な化合物であβ−ラクタム抗生物質は、細菌にのみ
選択毒性を示し、動物細胞に対しては影響を与えないこ
とから、副作用の少ない抗生物質として細菌による感染
症の治療に広く使用され有用性の高い薬剤である。
しかしながら、近年、ブドウ糖非醗酵グラム陰性憚菌、
特に緑膿菌は免疫力が低下した患者から、難治性感染症
の起炎菌として、しばしば分離され、種々の問題を提起
している。従って、これらの菌に対して改善された抗菌
力を有する抗菌剤の開発が望まれている。
・       こ   の 本発明は、優れた抗菌力を有する新規なセファロスポリ
ン誘導体を提供することを目的とし、セフェム核の3位
に1−力ルボキシメチルビリジニウム−4−イルチオメ
チル基を、7位に2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(置換オキシイミノ)アセトアミド基を有す
る新規なセファロスポリン誘導体について鋭意研究した
。その結果、本発明化合物をセフェム核7位側鎖の合成
中間体とするセフェム化合物が、ダラム陽性菌およびダ
ラム陰性菌に対して特に優れた抗菌力を有し、セフタジ
ジム(ceftazidime)およびセフォタキシム
(cefotaxime)と比較して、シュードモナス
 エルギノーザ、シュードモナス セパシアおよびアシ
ネトバクタ−カルコアセティカス等のブドウ糖非醗酵ダ
ラム陰性憚菌に対して強い抗菌力と幅広い抗菌スペクト
ルを有し、又β−ラクタマーゼに対する安定性に優れて
いることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、一般式[I] (式中、Rはトリチル基、ホルミル基、クロロアセチル
基およびtert−ブトキシカルボニル基からなる群よ
り選ばれるアミノ基の保護基、Phはフェニル基を示す
)で表される化合物またはその塩およびその製造法に関
する。
本明細書に記載された記号および用語について説明する
Rはトリチル基、ホルミル基、クロロアセチル基および
tert−ブトキシカルボニル基からなる群から選ばれ
るアミノ基の保護基を意味し、特にトリチル基が好まし
い。
phはフェニル基を示し、phtはフタルイミド基を示
す。
一般式[]のオキシイミノ基における部分構造(−C−
;R+は置換ベンジル基を示す)はシン異性1 OR’ 配置: −C−CONH−)が存在し、一般にシン異性
体1 / R’0 が優れ抗菌活性を示し、本明細書においてOR’基はす
べてシン異性体である。E/Z命名法はジャナル オブ
 ジ アメリカン ケミカル ソサエティU、 Am、
 Chem、 Soc、)、第90巻、509頁(19
68年)に記載されている。
一般式[11の塩としては、カルボキシル基における塩
が挙げられる。例えばナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アルミニウム等との金属塩、N、N
’−ジベンジルエチレンジアミン、プロカイン等との有
機アミン塩;塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、過塩素酸
等との無機酸塩:酢酸、乳酸、プロピオン酸、マレイン
酸、フマール酸、りんご酸、酒石酸、くえん酸等との有
機酸塩;メタンスルホン酸、イセチオン酸、p−トルエ
ンスルホン酸等とのスルホン酸塩;グルタミン酸、アス
パラギン酸、リジン、アルギニン等とのアミノ酸塩等が
挙げられる。
次に本発明化合物の製造法について説明する。
一般式[I]の化合物は、以下の方法により製造するこ
とができる。
式[11] (式中、phはフェニル基を示す)で表される化合物と
2−メトキシエトキシメチルクロリドとを反応させ、式
[111] (式中、phは前記の意味を有する)で表される化合物
とし、次いで塩素化剤を作用させて、式[IV] 自 (式中、Phは前記の意味を有する)で表される化合物
とし、これとN−ヒドロキシフタルイミドとを塩基の存
在下に反応させて、 式−[V] (式中、phtはフタルイミド基、phは前記の意味を
有する)で表される化合物とし、これとヒドラジンとを
反応させて、 式[VI] (式中、phは前記の意味を有する) 合物とし、次いでこの化合物と 式[■] で表される化 (式中、Rはトリチル基、ホルミル基、クロロアセチル
基およびtart−ブトキシカルボニル基からなる群よ
り選ばれるアミノ基の保護基を示す)で表される化合物
とを反応させることにより、一般式[1]の化合物は製
造される。
本発明化合物の製造法について詳説する。
式[11r]の化合物と2−メトキシエトキシメチルク
ロリドとの反応は、式[n]のベンゼン核上の水酸基を
保護するものである。(反応A)保護基の導入方法はワ
イリイ(W i l e y )社により1981年に
発行されたT、W、グリーン(Greene)著のプロ
テクティブ グルーブス イン オーガニック シンセ
シス(Protective Groups inOr
ganic 5ynthesis)、プレナム プレス
(PlenumPress)社より1973年に発行さ
れたJ、F、W、vコミイー(McOmie)著のプロ
テクティブ グルーブス イン オーガニック ケミス
トリー(ProtectiveGroups in O
rganic Chemistry)等に記載されてい
る方法に準じて行うことができる。例えば好ましい方法
としては、例えば不活性溶媒中、アミンの存在下に、式
[■]の化合物1モルに対して2−メトキシエトキシメ
チルクロリドを2〜6モル、好ましくは3〜4モル反応
させることにより、式[m]の化合物を得ることができ
る。反応は−10〜20’C1好ましくは一5〜5℃で
、0.5〜2時間撹拌下に行うことにより完結する。上
記不活性溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない、例
えば塩化メチレン、クロロホルム、ジエチルエーテル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフラン、アセト
ニトリル、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等またはこれらの混合溶媒が挙げられ、特に
塩化メチレンが好適である。
反応に使用されるアミンとしては、例えばトリエチルア
ミン、N、N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチ
ルモルホリン、ピリジン、N、N−ジメチルアニリン等
が挙げられ、特にN、N−ジイソプロピルエチルアミン
が好適である。アミンは、通常、式[Ir]の化合物1
モルに対して2〜6モル、好適には3〜4モル使用され
る。本反応で得られる式[1[[]の化合物は、単離精
製または単離精製することなく次の反応に付すことがで
きる。
式[11rlの化合物の水酸基を塩素化する反応(反応
B)は、前記不活性溶媒中、脱酸剤として前記アミンの
存在下に行うのが好ましく、不活性溶媒としては塩化メ
チレン、脱酸剤としてはピリジンが好適である。反応は
、式[1[11の化合物1モルに対して塩素化剤を1〜
2モル、好ましくは1,5〜1.8モル使用する。塩素
化剤としては、例えば塩化チオニル、三塩化りん、五塩
化りん、オキシ塩化りん、オキサリルクロリド、ホスゲ
ン等が挙げられ、特に塩化チオニルが好適である。反応
温度は一20〜20℃、好ましくは−10−10℃であ
り、15〜16分間で反応は完結する。本反応で得られ
る式[]の化合物は、単離精製または単離精製すること
なく次の反応に付すことができる。
式[rV]の化合物とN−ヒドロキシフタルイミドとの
反応(反応C)は、反応Bと同様に前記不活性溶媒中、
脱酸剤として前記アミンの存在下に、式[IV]の化合
物1モルに対して、N−ヒドロキシフタルイミドを1−
1.5モル、好ましくは1.1〜1.2モル、アミンを
1〜1.5モル、好ましくは1.1〜1.2モル反応さ
せることにより、式[V]の化合物を得ることができる
。反応は一1O〜40℃、好ましくは0〜20℃で、撹
拌下、lO〜24時間反応を行うことにより完結する。
本反応で得られる式[V]の化合物は、単離精製または
単離精製することなく次の反応に付すことができる。
式[V]の化合物とヒドラジンとの反応(反応D)は、
例えば水、メタノール、エタノール、塩化メチレン、ク
ロロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N、N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等またはこ
れらの混合溶媒、好ましくは塩化メチレン中で、式[V
]の化合物1モルに対して、ヒドラジン1.5〜5モル
、好ましくは2〜3.5モル使用する。反応は−20−
10℃、好ましくは一5〜5℃、5〜30分間撹拌下に
行うことにより完結する。式[VI]の化合物は、単離
精製または単離精製することなく次の反応に付すことが
できる。
式[V1]の化合物と式[■]の化合物との反応(反応
E)は、反応りで使用される溶媒中、好ましくはメタノ
ール中で、式[VI]の化合物1モルに対して、式[■
]の化合物を0.8〜1.5モル、好ましくは0,9〜
1.2モル使用する。反応は10〜40℃、好ましくは
15〜25℃、10〜30分間撹拌下に行うことにより
完結する。本反応で得られる一般式[1]の化合物は、
適宜単離精製されるが、単離精製せずそのまま、セフェ
ム化合物合成のための反応に付すこともできる。
反応人ないし反応Eの各反応終了後、反応液から生成物
を適宜単離精製する際には、溶媒抽出、再結晶、クロマ
トグラフィー等の公知の手段または適宜それらを組合せ
て行うことができる。
一般式[I]の化合物は、常法により前記の塩とするこ
とができる。
本発明の特徴は、水酸基の保護基として2−メトキシエ
トキシメチル基、カルボキシル基の保護基としてベンズ
ヒドリル基を導入したことにある。これらの保護基は、
セフェム化合物合成のための中間原料である本発明の化
合物[I]を工業的に容易に製造するための好適な保護
基の組合せである。
以下に、実施例および参考例を挙げて本発明の詳細な説
明するが、これらに本発明は限定されるものではない。
実施例 (A)参考例で得た粗ベンズヒドリル3.4−ジヒドロ
キシマンデル酸エステル6.9g (19,7ミリモル
相当)を塩化メチレン140m4に溶解し、N、N−ジ
イソプロピルエチルアミン13.8m4 (79ミリモ
ル)を加え、0℃に冷却する。この溶液に2−メトキシ
エトキシメチルクロリド8.9m7 (79ミリモル)
を滴下し、1時間撹拌する。反応液を順次IN塩酸、I
N水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコ
ーゲノt、@C−300)に付し、目的物を含む溶出画
分(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)を濃縮して、ベン
ズヒドリル3.4−ジ(2−メトキシエトキシメトキシ
)マンデル酸エステル6.0g (収率:58%)を得
る。
NMR(DMSO−da) δ: 3.22 (6H,
s)、3.45 (4H。
m)、3.75 (4H,m)、5.18 (2H,s
)、5.22 (2H。
s)、5.25 (IH,d、J = 5Hz)、6.
22 (IH,d。
J=5Hz)、6.78 (IH,s)、6.90〜7
.60 (13Hm) (B)上記反応(A)で得た化合物5.0g (9,5
ミリモル)を塩化メチレン100m7に溶解し、ピリジ
ン4.35m1 (55,0ミリモル)を加え、0℃で
塩化チオニル1.2m4 (16,5ミリモル)と塩化
メチレン12m/の溶液を滴下する。30分間撹拌した
後、反応液をlO%重曹水中に注ぎ、塩化メチレンで抽
出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ワコーゲノL/’C−300)に付し、
目的物を含む溶出画分(酢酸エチル:ヘキサン=1:l
)を濃縮してベンズヒドリル2−クロロ−2−[3,4
−ジ(2−メトキシエトキシメトキシ)フェニル]酢酸
エステル3.35g (収率:65%)を得、直ちに次
の反応に用いる。
(C)上記反応(B)で得た化合物9.0g <16.
5ミリモル)をN、N−ジメチルホルムアミド90m1
に溶解する。この溶液にN−ヒドロキシフタルイミド3
.1g (19ミリモル)、トリエチルアミン2.68
m1(19ミリモル)とN、N−ジメチルホルムアミド
31m1の溶液を0℃で滴下した後、室温で12時間撹
拌する。反応液をlO%重曹水中に注ぎ、酢酸エチルで
3回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、目的物を含む
溶出画分(酢酸エチル:ヘキサン=3:l)を濃縮し、
ベンズヒドリル2−(フタルイミドオキシ)−2−[3
,4−ジ(2−メトキシエトキシメトキシ)フェニル]
酢酸エステル9.75g (収率:88%)を得る。
NMR(DMSO−ds)δ: 3.20 (6H,s
)、3.38 (4H。
m)、3.70 (4H,m)、5.15 (2H,s
)、5.20 (2H。
m)、5.95 (IH,s)、6.83 (IH,s
)、7.00〜7.50 (13H,m)、7.78 
(4H,5)(D)上記反応(C)で得た化合物9.7
5g (14,5ミリモル)を塩化メチレン100 m
 lに溶解し、80%抱水ヒドラジン3.12mj (
49ミリモル)を含むメタノール溶液45m1を0℃で
滴下する。反応溶液を15分間撹拌した後、沈澱を濾別
し、濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧下溶媒
を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ワコーゲ/−C−300)に付し、目的物を
含む溶出画分(酢酸エチル:ヘキサン= 1 : 3)
を濃縮して、ベンズヒドリル2−アミノオキシ−2−[
3,4−ジ(2−メトキシエトキシメトキシ)フェニル
]酢酸エステル5.1g (収率:65%)を得る。
NMR(DMSO−d、)δ: 3.20 (6H,s
)、3.48 (4H。
m)、3.72 (4H,m)、5.14 (3H,s
)、5.22 (2H。
s)、6.38 (2H,br s)、6.80 (I
H,s)、7.00〜7.50 (13H,m) (E)上記反応(D)で得た化合物5.1g (9,4
ミリモル)をメタノール50mjに溶解し、室温で2=
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グリオキ
シル酸3.5g (8,5ミリモル)とメタノール41
m1の懸濁液を加える。15分間撹拌後、生成する白色
の沈澱を濾取し、メタノールで洗浄、乾燥して標記化合
物4.87g (収率:55%)を得る。
NMR(DMSO−d、)δ:3゜20 (6H,s)
、3.41 (4H。
m)、3.72 (4H,m) 5.15 (2H,b
r s)、5.26(2H,brs)、5.77 (I
H,s)、6.85 (2H,s)。
6.90〜7.70 (28H,m)、8.80 (I
H,brs)参考例 (A)カテコール88g (0,8モル)と40%グリ
オキシル酸水溶液109.5g (約0.5モル)の懸
濁液に窒素気流中、水冷下に水酸化ナトリウム48g 
(1,2モル)を含む水溶液500m7を滴下後、40
℃で5時間加温する。反応液を水冷下に6N塩酸でPH
2,0とし、未反応のカテコールを酢酸エチルで抽出し
た後、水層を減圧下乾固する。残渣をN、N−ジメチル
ホルムアミド700m7に溶解し、炭酸カリウム276
g (2モル)、よう化カリウム10g (60ミリモ
ル)および塩化ベンジル230m7 (2モル)を加え
、室温で15時間、更に40℃で8時間撹拌する。反応
液を氷水1.52に注ぎ、酢酸エチルで抽出した後、水
および飽和食塩水で洗浄する。抽出液を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、粗製のベンジル3.
4−ジベンジルオキシマンデル酸エステルを含む油状残
渣を得る。この残渣にメタノール1ffiおよび水酸化
ナトリウム60gを含む水溶液200m7を加え、室温
で5時間撹拌する。反応液を減圧下濃縮し、残渣に氷水
1[を加え、濃塩酸にてPH2,0とした後、酢酸エチ
ルで抽出する。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧下濃縮し、析出結晶をジイソプロピルエーテルで洗
浄して3.4−ジベンジルオキシマンデル酸83g(収
率: 45.5%)を得る。
IR(KBr) cm’ : 735.1030.10
95.1140゜1235、1270.1425.15
20.1705.350ONMR(DMSO−ds)δ
: 4.95 (IH,s)、5.10 (4H。
s)、6.99 (2H,s)、7.17 (IH,s
)、7.40 (IOHbr 5) (B)上記反応(A)で得た化合物2g (5,49ミ
リモル)をテトラヒドロフラン20m1に溶解し、10
%パラジウム炭素触媒0.50gを加え、室温で1.5
時間接触水素添加を行う。触媒を濾別し、濾液にジフェ
ニルジアゾメタン1.20g (6,1ミリモル)を加
え、室温で12時間撹拌する。減圧下溶媒を留去し、残
渣を酢酸エチルに溶解し、5%重曹水で洗浄する。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し
、粗ベンズヒドリル3.4−ジヒドロキシマンデル酸エ
ステル1.38g (収率ニア6%)を得、精製するこ
とな(次の反応に用いる。
NMR(DMSO−da)δ: 5.09 (IH,d
、J = 4Hz)5.86 (IH,d、J = 4
Hz)、6.6Q 〜6.90 (38m)、6.76
 (IH,s)、7.00〜7.60 (10H,m)
光肌立羞1 本発明によれば、抗菌剤として有用なセフェム化合物の
7位側鎖形成のための中間体を効率よく製造することが
できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、Rはトリチル基、ホルミル基、クロロアセチル
    基およびtert−ブトキシカルボニル基からなる群よ
    り選ばれるアミノ基の保護基、Phはフェニル基を示す
    )で表される化合物またはその塩。
  2. (2)Rがトリチル基である特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。
  3. (3)式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、Phはフェニル基を示す)で表される化合物と
    2−メトキシエトキシメチルクロリドとを反応させ、式
    [III] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] (式中、Phは前記の意味を有する)で表される化合物
    とし、次いで塩素化剤を作用させて、 式[IV] ▲数式、化学式、表等があります▼[IV] (式中、Phは前記の意味を有する)で表される化合物
    とし、これとN−ヒドロキシフタルイミドとを塩基の存
    在下に反応させて、 式[V] ▲数式、化学式、表等があります▼[V] (式中、Phtはフタルイミド基、Phは前記の意味を
    有する)で表される化合物とし、これとヒドラジンとを
    反応させて、 式[VI] ▲数式、化学式、表等があります▼[VI] (式中、Phは前記の意味を有する)で表される化合物
    とし、次いでこの化合物と 式[VII] ▲数式、化学式、表等があります▼[VII] (式中、Rはトリチル基、ホルミル基、クロロアセチル
    基およびtert−ブトキシカルボニル基からなる群よ
    り選ばれるアミノ基の保護基を示す)で表される化合物
    とを反応させることを特徴とする一般式[I] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、RおよびPhは前記の意味を有する)で表され
    る化合物またはその塩の製造法。
JP1273274A 1989-10-19 1989-10-19 マンデル酸誘導体およびその製法 Pending JPH03115272A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000198772A (ja) * 1998-05-11 2000-07-18 Takeda Chem Ind Ltd オキシイミノアルカン酸誘導体

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