JPH0311513Y2 - - Google Patents

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JPH0311513Y2
JPH0311513Y2 JP1984125207U JP12520784U JPH0311513Y2 JP H0311513 Y2 JPH0311513 Y2 JP H0311513Y2 JP 1984125207 U JP1984125207 U JP 1984125207U JP 12520784 U JP12520784 U JP 12520784U JP H0311513 Y2 JPH0311513 Y2 JP H0311513Y2
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JP
Japan
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sleeve
pipes
flange
elastic rubber
elastic
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JP1984125207U
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JPS6140590U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は水等の流体輸送用管の可撓継手に関す
る。
b 従来の技術 従来よりある弾性ゴムを使用した鋳鉄管用メカ
ニカル継手の場合は、この弾性ゴムを管の長手方
向にみ圧縮するため、多数のボルトを用いてゴム
抑止のフランジを拘束する必要があつた。その結
果として、ゴムの弾性を損なうこととなつてい
た。
そこで、上記弾性ゴムを管の長手方向に圧縮し
なくても済むようにすることが望まれていた。
このように長手方向に弾性ゴムを圧縮せず、こ
の移動を可能とした先行技術としては、実開昭50
−37124号にかかる伸縮自在管がある。
c 考案が解決しようとする課題 しかし、上記実開昭50−37124号記載の技術は、
単に二つの管をパツキングを介することによつ
て、伸縮自在に接合したものであり、産業用の大
きな重量のかかる接合部を有する鋳鉄管等の場合
においては、直径方向の過度の圧力が弾性ゴムに
かかることを防止することができなかつた。ま
た、上記技術は同一形状の管を複数連続して使用
することができる等の産業用の管において要求さ
れる構造を備えていなかつた。即ち、産業用の管
路としては不都合であつた。
このように、従来の流体輸送用管継手において
は、弾性ゴムを管の長手方向に支障なく圧縮しな
くても済むようにするための好適な構造は提供さ
れていなかつた。
d 課題を解決するための手段 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
弾性ゴムを利用した管継手において、接合される
二つの管1a,1bの接合部分にスリーブ3を設
け、上記管1a,1bの直径方向に圧縮され上記
管1a,1bの長手方向には圧縮されない弾性ゴ
ム2a,2bを上記スリーブ3と上記管1a,1
bとの間に配設し、上記スリーブ3の長手方向端
に上記弾性ゴム2a,2bが水圧により押し出さ
れないようにするとともに該弾性ゴム2a,2b
に直径方向の過度の圧力がかかることを防止する
ための断面L字形のフランジ4を設け、該フラン
ジ4の固定手段を上記スリーブ3に設け、接合時
上記フランジ4の先端部が上記スリーブ3と上記
管1a,1bとの間に侵入することよつて上記弾
性ゴム2a,2bを所定位置に移動せしめること
とし、上記弾性ゴム2a,2bを管1a,1bの
直径方向にのみ圧縮し、上記管1a,1bの長手
方向には所定の範囲内で自由に移動できるように
して止水等の密封状態を保したまま管1a,1b
の接合部の曲げを可能にすることを特徴とする。
e 実施例 以下、添付図面に示した実施例を参照しながら
本考案を説明する。
第1図は本考案の実施例に係る可撓継手の断面
を示す。
1a及び1bは接合する2つの管である。2a
及び2bは弾性ゴムで構成したパツキンで管1
a,1bと継手のスリーブ部分3の間にはさまれ
管1a,1bの直径方向に圧縮され、管の1a,
1bの長手方向には全く圧縮されずA,Bの空間
を自由に移動出来る。
4は断面L字形の押しフランジで、上記弾性ゴ
ム2a,2bが水圧により押し出されないように
するとともに該弾性ゴム2a,2bに直径方向の
過度の圧力がかかかることを防止するため、上記
スリーブ3の長手方向両端に設けられている。こ
のフランジ4は固定手段として、スリーブ3に設
けた金具3aとボルト5を用いている。
7a,7bは弾性ゴム2a,2bがスリーブ3
の中央に入り過ぎないいようにつけたリングであ
る。3bはスリーブ3の入口にもうけたテーパー
で、弾性ゴム2a,2bを押込み易くするための
ものである。
管1aの接合要領は、管1aをフランジ4に通
し、次に弾性ゴム2aを2cの位置迄入れる。フ
ランジ4はその先端部をスリーブ3と管1a,1
bの間に侵入させることにより該先端部を点線で
示す位置で弾性ゴム2aに当て、ボルト5とナツ
ト6により、フランジ4を押して、弾性ゴム2a
を2cの位置より2aで示す所定の位置迄移動さ
せる。この際弾性ゴム2aを滑り易くするため弾
性ゴム2aの表面、管1aの外面、スリーブ3の
テーパー部3b等に滑剤を塗る。フランジ4がス
リーブ3に当つた位置で、ボルト5及びナツト6
により、スリーブ3にフランジ4は固定する。こ
の時ボルト5の締めつけは、単に動かないように
締めるのみで、特に大きな力で締めつける必要が
ない。
同様の方法で、管1bの方も組立て、管1aと
1bを接合する。
なお、弾性ゴム2a,2bが断面が円、楕円状
または矩形状等で、断面のゴム量はゴムの圧縮比
10〜65%の範囲に入るよう設計するが、常態で
は、15〜55%の範囲で使用するものとする。
第3図は、上記金具3aをスリーブ3と一体に
フランジ3aとして形成し、リング7aを肩部7
aとして形成した可撓継手を示す。
f 作用 本考案は、上記実施例について説明したよう
に、断面L字形のフランジ4を備えており、フラ
ンジ4の下端が管1a,1bと当接することによ
り、産業用の大きな重量のかかる接合部を有する
管の場合においても、直径方向の過度の圧力が弾
性ゴムにかかることを防止することができる。
また、本考案では、スリーブ3、フランジ4を
使用した接合とするために同一形状の管を複数連
続して使用することができ、産業用の管路に適し
ている。
さらに、フランジ4の先端がスリーブ内に侵入
してスムーズに弾性ゴム2a,2bを所定位置に
設定することができる。したがつて、接合作業が
容易となり、産業用の管継手としての作業性が良
くなつている。
一方、上記弾性ゴム2a,2bを管1a,1b
の直径方向にのみ圧縮し、上記管1a,1bの長
手方向には所定の範囲内で自由に移動できるよう
にしているので、本考案は止水等の密封状態を保
持したたまま管1a,1bの接合部の曲げを可能
としている。
したがつて、本考案は、流体輸送用管継手にお
いて、弾性ゴムを長手方向に圧縮する必要性を支
障なく解消しており、弾性ゴムの移動範囲のみを
限定すれば良くなつている。このため、従来のメ
カニカル継手の場合の約1/3の本数のボルトで十
分で、しかも単に確実に締めるだけでよく、強く
かつ均等に締める等の高等な技術を必要としな
い。
なお、第3図の可撓継手では、フランジ4とフ
ランジ3aとが密着し、ボルトの中間部が外気に
さらされることがなくなり、かつ組立後は2つの
フランジが一体となり、結果として強度が大きく
なる。
g 試験例 遠心力強化プラスチツク複合管に、本考案にか
かる継手を使用し、好結果を得た試験例を以下に
示す。
呼び径700mmの管1a(外径733mm)に対して弾
性ゴム2aは断面円形直径50mmの太さのものを用
いた。弾性ゴム2aの硬度は、スプリング硬度計
で50〜55゜とした。
スリーブ3の内径は795mmとし、スリーブ3と
管1aの間隔を31mmと弾性ゴム2aを38%圧縮し
た常態を正常状態とした。
この正常状態で50Kgf/cm2の水圧を管1aの内
側にかけたが漏水その他の異常が全くなかつた。
次に継手を現位置に保持したまま、管1aのみ
を直径方向に傾け、5゜傾いた状態で水圧を管1a
の内部より徐々にかけ、50Kgf/cm2に達したがや
はり漏水等の異常はなかつた。この時の弾性ゴム
2aの圧縮量を測定すると、当初38%だつたもの
が、管1aが傾いたことにより、多い側は52%、
少ない側は26%になつており、又弾性ゴム2aは
第1図の点線の如く、フランジ4側におしつけら
れていた。
なお、このときの弾性ゴム2aの位置は第2図
のようにヘラ7で確認した。
h 効果 以上のように本考案にかかる流体輸送用管の可
撓継手は、直径方向の過度の圧力が弾性ゴムに加
わることを排除しつつ、同一形状の管を複数連続
して使用することができるようにしたので、弾性
ゴムを長手方向に圧縮することを支障なく解消し
ており、締付用のボルトの本数を減少させること
ができる等その効果は大きい。
また、第3図に示した可撓継手のように、フラ
ンジ4とフランジ3aとを密着させることによ
り、止水性をより良くし、かつ、フランジ部の強
度向上が期待出来るので、塩化ビニール等の弱い
材料が本継手を作製することも可能とすることが
出来る。又、更にボルトの最も重要な中間部に錆
を生じにくくする効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可撓継手の縦断面図、第
2図、第3図は、本考案に係る可撓継手の実施例
を説明するための部分拡大断面図である。 1a,1b……管、2a,2b……弾性ゴム、
3……スリーブ、4……フランジ、5……ボル
ト、6……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性ゴムを利用した管継手において、接合され
    る2つの管1a,1bの接合部分にスリーブ3を
    設け、上記管1a,1bの直径方向に圧縮され上
    記管1a,1bの長手方向には圧縮されない弾性
    ゴム2a,2bを上記スリーブ3と上記管1a,
    1bとの間に配設し、上記スリーブ3の長手方向
    両端に上記弾性ゴム2a,2bが水圧により押し
    出されないようにするとともに該弾性ゴム2a,
    2bに直径方向の過度の圧力がかかることを防止
    するための断面L字形のフランジ4を設け、該フ
    ランジ4の固定手段を上記スリーブ3に設け、接
    合時上記該フランジ4の先端部が上記スリーブ3
    と上記管1a,1bとの間に侵入することによつ
    て上記弾性ゴム2a,2bを所定位置に移動せし
    めることとし、上記弾性ゴム2を管1a,1bの
    直径方向のみ圧縮し、上記管1a,1bの長手方
    向には所定の範囲内で自由に移動できるようにし
    て止水等の密封状態を保持したまま管1a,1b
    の接合部の曲げを可能にすることを特徴とする水
    等の流体輸送用管の可撓継手。
JP12520784U 1984-08-17 1984-08-17 水等の流体輸送用管の可撓継手 Granted JPS6140590U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12520784U JPS6140590U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 水等の流体輸送用管の可撓継手

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12520784U JPS6140590U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 水等の流体輸送用管の可撓継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6140590U JPS6140590U (ja) 1986-03-14
JPH0311513Y2 true JPH0311513Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30683895

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JP12520784U Granted JPS6140590U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 水等の流体輸送用管の可撓継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037124U (ja) * 1973-07-28 1975-04-18

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Publication number Publication date
JPS6140590U (ja) 1986-03-14

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