JPH03114742A - 車輌用内装材とその製造方法 - Google Patents
車輌用内装材とその製造方法Info
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- JPH03114742A JPH03114742A JP1253209A JP25320989A JPH03114742A JP H03114742 A JPH03114742 A JP H03114742A JP 1253209 A JP1253209 A JP 1253209A JP 25320989 A JP25320989 A JP 25320989A JP H03114742 A JPH03114742 A JP H03114742A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明はポリウレタン発泡成形物、特に車輌用の天井材
、装飾材、ドアパネルを含めた車輌用内装材とその製造
方法に関する。
、装飾材、ドアパネルを含めた車輌用内装材とその製造
方法に関する。
[従来の技術1
自動車用内装材として、例えば天井材には従来より貼り
天井、吊り天井、成形天井の3種類が知られている。と
りわけ、成形天井は見栄えがよく、取付は作業が容易で
あるため、現在ではこの成形天井が主流となっているの
は周知のとおりである。
天井、吊り天井、成形天井の3種類が知られている。と
りわけ、成形天井は見栄えがよく、取付は作業が容易で
あるため、現在ではこの成形天井が主流となっているの
は周知のとおりである。
ところで、成形天井に用いられる基材は次のように分類
される。
される。
1)紙糸 ;ダンボール
2)繊維系;レジンフェルト、グラスファイバー3)樹
脂系;ポリスチレンフオーム、ポリオレフィンフオーム
、ポリウレタンフォーム 紙系、繊維系を基材に用いるときにはこれら基材を所定
形状に裁断した後、熱間又は冷間圧縮によって所定形状
に賦型し、次いでその表面に接着剤。
脂系;ポリスチレンフオーム、ポリオレフィンフオーム
、ポリウレタンフォーム 紙系、繊維系を基材に用いるときにはこれら基材を所定
形状に裁断した後、熱間又は冷間圧縮によって所定形状
に賦型し、次いでその表面に接着剤。
ホットメルトフィルムを用いて表面材を貼り込む方法が
採られ、また、樹脂系の基材を用いるときには、予め発
泡させたフオームブロックを所定寸法に切り出し、また
、場合によっては補強材を接着したものを、それぞれの
素材の特性に応じて真空成形、冷間、熱間圧縮の手段を
用いて所定形状に賦型した後、基材を別型に再セットし
、接着剤又はホットメルトシートを用いて表面材を貼り
込むか、あるいは基材に表面材を一体成形する場合には
接着剤又はホットメルトフィルムを介して表面材を積層
したうえ、型内で賦型することによって行われていた。
採られ、また、樹脂系の基材を用いるときには、予め発
泡させたフオームブロックを所定寸法に切り出し、また
、場合によっては補強材を接着したものを、それぞれの
素材の特性に応じて真空成形、冷間、熱間圧縮の手段を
用いて所定形状に賦型した後、基材を別型に再セットし
、接着剤又はホットメルトシートを用いて表面材を貼り
込むか、あるいは基材に表面材を一体成形する場合には
接着剤又はホットメルトフィルムを介して表面材を積層
したうえ、型内で賦型することによって行われていた。
また、装飾材、ドアパネルについても基本的に同じ方法
によって製造されていた。
によって製造されていた。
[発明が解決しようとする課題]
したがって、以上いずれの方法によるときにも製造工程
やその準備工程が煩雑で工数を要し、賦型形状に制約を
受ける欠点がある。そこで、この欠点を解消する方法と
して裏面材と表面材間に半硬質の発泡体形成用未発泡合
成樹脂原液を塗布発泡させるか、又は発泡させた合成樹
脂を位置させ、合成樹脂発泡体の発泡がほぼ完了し、未
完全な状態のうちに加圧し、所望の大きさに裁断した後
、凹凸形状面を有する金型内に搬入し、加熱加圧により
賦型する方法が提案された(特公昭60−54182号
参照)。この方法によるときには、フオーム層が表面材
及び裏面材と一体に接合され、その積層体を所望形状に
容易に賦型することができる。
やその準備工程が煩雑で工数を要し、賦型形状に制約を
受ける欠点がある。そこで、この欠点を解消する方法と
して裏面材と表面材間に半硬質の発泡体形成用未発泡合
成樹脂原液を塗布発泡させるか、又は発泡させた合成樹
脂を位置させ、合成樹脂発泡体の発泡がほぼ完了し、未
完全な状態のうちに加圧し、所望の大きさに裁断した後
、凹凸形状面を有する金型内に搬入し、加熱加圧により
賦型する方法が提案された(特公昭60−54182号
参照)。この方法によるときには、フオーム層が表面材
及び裏面材と一体に接合され、その積層体を所望形状に
容易に賦型することができる。
しかしながら、この方法によるときには発泡によって形
成されたフオームの重合時機の認定、裁断及びプレス機
への搬入のタイミングを誤りなく設定する必要があり、
また、工程も二工程に分かれるため改善すべき余地が残
されている。
成されたフオームの重合時機の認定、裁断及びプレス機
への搬入のタイミングを誤りなく設定する必要があり、
また、工程も二工程に分かれるため改善すべき余地が残
されている。
本発明の目的は上記方法をさらに改善し、−工程でしか
も、表面材及び裏面材とフオーム層との接着性、賦型性
に優れた合成樹脂発泡成形物、特に車輌用内装材とその
製造方法を提供することにある。
も、表面材及び裏面材とフオーム層との接着性、賦型性
に優れた合成樹脂発泡成形物、特に車輌用内装材とその
製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による車輌用内装材に
おいては、軟質ウレタンフオーム層を一面に有する無通
気性合成樹脂シートに表皮材が裏打ちされた表面材と、
硬質ウレタンフオームによる基材層と、通気性の裏面材
との積層体からなり、所定形状に賦型され、前記基材層
の硬質ウレタンフオームの組織の一部を表面材の軟質ウ
レタンフオーム層及び裏面材に含浸させて固化したもの
である。
おいては、軟質ウレタンフオーム層を一面に有する無通
気性合成樹脂シートに表皮材が裏打ちされた表面材と、
硬質ウレタンフオームによる基材層と、通気性の裏面材
との積層体からなり、所定形状に賦型され、前記基材層
の硬質ウレタンフオームの組織の一部を表面材の軟質ウ
レタンフオーム層及び裏面材に含浸させて固化したもの
である。
本発明による車輌用内装材は軟質ウレタンフオーム層を
一面に有する無通気性合成樹脂シートに表皮材が裏打ち
された表面材と、通気性の裏面材とを用い、対応する凹
凸形状を備えた成形型の下型上に前記表面材又は裏面材
のいずれか一方を予めセットし、その表面に硬質ウレタ
ンフオーム原液をほぼ均一の厚味になるようにスプレー
塗布し、硬質ウレタンフオーム原液が発泡完了前のクリ
ーム状態にあるうちに他方の裏面材又は表面材が予めセ
ットされた上型を下型上に組合せて硬質ウレタンフオー
ムの発泡組織を加熱圧縮し、型間で発泡した硬質ウレタ
ンフオーム層を賦型するとともに前記表面材の軟質ウレ
タンフオーム層及び裏面材の組織中に硬質ウレタンフオ
ームのウレタン原液を含浸させ、固化後脱型する製造方
法によって得られる。
一面に有する無通気性合成樹脂シートに表皮材が裏打ち
された表面材と、通気性の裏面材とを用い、対応する凹
凸形状を備えた成形型の下型上に前記表面材又は裏面材
のいずれか一方を予めセットし、その表面に硬質ウレタ
ンフオーム原液をほぼ均一の厚味になるようにスプレー
塗布し、硬質ウレタンフオーム原液が発泡完了前のクリ
ーム状態にあるうちに他方の裏面材又は表面材が予めセ
ットされた上型を下型上に組合せて硬質ウレタンフオー
ムの発泡組織を加熱圧縮し、型間で発泡した硬質ウレタ
ンフオーム層を賦型するとともに前記表面材の軟質ウレ
タンフオーム層及び裏面材の組織中に硬質ウレタンフオ
ームのウレタン原液を含浸させ、固化後脱型する製造方
法によって得られる。
〔原理・作用]
本発明に用いられる表面材は軟質ウレタンフオーム層を
一面に有する無通気性の合成樹脂シート、具体的には独
立気泡の可撓性合成樹脂発泡体シートに表皮材が裏打ち
されたものである。これら三者の積層は接着剤を用いて
ラミネートすることにより、あるいはフレームラミネー
トすることにより得られる。
一面に有する無通気性の合成樹脂シート、具体的には独
立気泡の可撓性合成樹脂発泡体シートに表皮材が裏打ち
されたものである。これら三者の積層は接着剤を用いて
ラミネートすることにより、あるいはフレームラミネー
トすることにより得られる。
表皮材としては編織布、不織布、 PVCシート。
PUレシートが適している。無通気性シートは硬質ウレ
タンフオーム原液の表皮材側への浸み出しを防止すると
ともに表面材のクツション性を確保するためのもので、
ポリエチレンフオーム、ポリプロピレンフオーム、 p
vcフオームなどの独立気泡の無通気性合成樹脂シート
を用いる。その厚味は0.5〜5m/m程度のものが望
ましい。0.5m/m以下ではクツション性が乏しく、
内装材としての感触を損ねることになる。逆に5 m
/ m以上では賦型形状の凹凸について、そのシャープ
性が損われる。
タンフオーム原液の表皮材側への浸み出しを防止すると
ともに表面材のクツション性を確保するためのもので、
ポリエチレンフオーム、ポリプロピレンフオーム、 p
vcフオームなどの独立気泡の無通気性合成樹脂シート
を用いる。その厚味は0.5〜5m/m程度のものが望
ましい。0.5m/m以下ではクツション性が乏しく、
内装材としての感触を損ねることになる。逆に5 m
/ m以上では賦型形状の凹凸について、そのシャープ
性が損われる。
軟質ウレタンフオーム層は硬質ウレタンフオーム原液を
含浸させて一体に固化し、基材層との一体性を高めるた
めのものである。軟質ウレタンフオーム層は一般に用い
られるスラブフオームであって、その厚味は0.5〜5
m/mの範囲が好ましい。
含浸させて一体に固化し、基材層との一体性を高めるた
めのものである。軟質ウレタンフオーム層は一般に用い
られるスラブフオームであって、その厚味は0.5〜5
m/mの範囲が好ましい。
0.5m/m以下では硬質ウレタンフオーム原液の浸透
が不十分のため接着効果及び補強効果が劣り、5m /
m以上では硬質ウレタンフオーム原液の含浸量が多く
なって重量が増加する。
が不十分のため接着効果及び補強効果が劣り、5m /
m以上では硬質ウレタンフオーム原液の含浸量が多く
なって重量が増加する。
表面材を成形型にセットするに際しては型の凹凸に沿わ
せてセットすればよいが、深絞り型が用いられるときに
は真空成形等の手段により予備成形した表面材を型ヘセ
ットすればよい。あるいは型ヘセットした後に真空吸引
を行って表面材を型に沿わせるようにしてもよい。
せてセットすればよいが、深絞り型が用いられるときに
は真空成形等の手段により予備成形した表面材を型ヘセ
ットすればよい。あるいは型ヘセットした後に真空吸引
を行って表面材を型に沿わせるようにしてもよい。
裏面材にはポリエステル、ナイロン等の不織布。
メリヤス、ガラス繊維不織布など、特に限定されるもの
ではないが、通気性を有する組織のものを用いる。裏面
材の組織中には基材となる硬質ウレタンフオーム原液を
含浸固化させ、積層の接着効果を高め、あわせて、硬質
ウレタンフオーム原液の含浸固化による硬度増大を利用
して成形品の補強効果を得る。なお、硬質ウレタンフオ
ームの発泡圧を十分利用できるときには必ずしも予め型
の凹凸に沿わせて精密にセットする必要はない。
ではないが、通気性を有する組織のものを用いる。裏面
材の組織中には基材となる硬質ウレタンフオーム原液を
含浸固化させ、積層の接着効果を高め、あわせて、硬質
ウレタンフオーム原液の含浸固化による硬度増大を利用
して成形品の補強効果を得る。なお、硬質ウレタンフオ
ームの発泡圧を十分利用できるときには必ずしも予め型
の凹凸に沿わせて精密にセットする必要はない。
成形型の上型及び下型に予めそれぞれ表面材と裏面材と
をセットしておき、型内に硬質ウレタンフオーム原液を
一定の厚味に塗布すれば、閉じられた型内で原液が発泡
しつつ立上り、キャビティ内を充すとともにその一部が
裏面材及び表面材の軟質ウレタンフオーム層に浸透して
固化し、型の凹凸形状にならって所定の形状に賦型され
る。脱型して得られた成形品は所定形状に賦型された表
面材と基材と裏面材との積層体からなり、裏面材が補強
され、表面材の表皮材へは硬質ウレタンフオーム原液の
滲出がなく、しかも王者は強固に接合されて一体化する
。
をセットしておき、型内に硬質ウレタンフオーム原液を
一定の厚味に塗布すれば、閉じられた型内で原液が発泡
しつつ立上り、キャビティ内を充すとともにその一部が
裏面材及び表面材の軟質ウレタンフオーム層に浸透して
固化し、型の凹凸形状にならって所定の形状に賦型され
る。脱型して得られた成形品は所定形状に賦型された表
面材と基材と裏面材との積層体からなり、裏面材が補強
され、表面材の表皮材へは硬質ウレタンフオーム原液の
滲出がなく、しかも王者は強固に接合されて一体化する
。
[実施例]
以下に本発明の実施例を図によって説明する。
第1図において、表皮材(トリコット)lとポリエチレ
ンフオームシート(厚さ2m/m)2と軟質ウレタンフ
オーム層(厚さ2m/m)3とが予めラミネートされた
表面材4を第2図に示すプレス装置の上熱板5に取付け
られて100℃に加熱された上型6の型面に接するよう
にセットする。一方、プレス装置の下熱板7に取付けら
れて40℃に加熱された下型8に裏面材9である日付量
50g/ n(のガラス繊維不織布をセットする。なお
、型は成形品の表面積が1.2m”となるように構成さ
れている。上型6の温度は50〜120℃の範囲が望ま
しいが、勿′論表面材4又は裏面材9の種類及び基材と
なる硬質d ウレタンフオーム原液の硬化性にあわせて適宜選択でき
る。下型8の温度は後にスプレー塗布すべき硬質ウレタ
ンフオーム原液の反応性及び硬化性との関係で面材温度
が30〜60℃の範囲内が好ましい。
ンフオームシート(厚さ2m/m)2と軟質ウレタンフ
オーム層(厚さ2m/m)3とが予めラミネートされた
表面材4を第2図に示すプレス装置の上熱板5に取付け
られて100℃に加熱された上型6の型面に接するよう
にセットする。一方、プレス装置の下熱板7に取付けら
れて40℃に加熱された下型8に裏面材9である日付量
50g/ n(のガラス繊維不織布をセットする。なお
、型は成形品の表面積が1.2m”となるように構成さ
れている。上型6の温度は50〜120℃の範囲が望ま
しいが、勿′論表面材4又は裏面材9の種類及び基材と
なる硬質d ウレタンフオーム原液の硬化性にあわせて適宜選択でき
る。下型8の温度は後にスプレー塗布すべき硬質ウレタ
ンフオーム原液の反応性及び硬化性との関係で面材温度
が30〜60℃の範囲内が好ましい。
なお、プレス装置の下熱板7は第2図に示すように可動
式でもよいし、固定式のものでも差支えない。
式でもよいし、固定式のものでも差支えない。
次に発泡機から送り出された硬質ウレタンフオーム原液
のA成分、B成分をミキシングしてスプレーガン10よ
り下型8の裏面材9上に吐出する。
のA成分、B成分をミキシングしてスプレーガン10よ
り下型8の裏面材9上に吐出する。
第1表に実施例に用いた硬質ウレタン原液の配合を示す
。
。
本実施例では吐出量3.5kg/分の能力を有する発泡
機を用い、10秒間にわたり下型8上にセットされたガ
ラス繊維不織布上に吐出した。総吐出量は583gであ
る。次に下型8を上型6の直下へ移行させ、上型6を下
降させて型締めを行うが、実施例では原液吐出後30秒
以内にこれを行った。上下型間のクリアランスは7.5
m/mに設定し、3分間押圧した後硬質ウレタンフオー
ムの硬化を行って脱型した。第3図に成形品11を示す
。この成形品11は自動車用天井材の例であるが、表面
材4と基材12と裏面材9とが完全に一体化され、型面
に沿って正確に賦型された製品が得られた。得られた製
品の重量は510g/ % (表面材を除く)であり、
曲げ強度は12 kg / cnJ (表面材とも)で
あった。また、耐熱性試験を行ったところ、実車装着の
下でloo’cX5Hにおいても変形は見られなかった
。
機を用い、10秒間にわたり下型8上にセットされたガ
ラス繊維不織布上に吐出した。総吐出量は583gであ
る。次に下型8を上型6の直下へ移行させ、上型6を下
降させて型締めを行うが、実施例では原液吐出後30秒
以内にこれを行った。上下型間のクリアランスは7.5
m/mに設定し、3分間押圧した後硬質ウレタンフオー
ムの硬化を行って脱型した。第3図に成形品11を示す
。この成形品11は自動車用天井材の例であるが、表面
材4と基材12と裏面材9とが完全に一体化され、型面
に沿って正確に賦型された製品が得られた。得られた製
品の重量は510g/ % (表面材を除く)であり、
曲げ強度は12 kg / cnJ (表面材とも)で
あった。また、耐熱性試験を行ったところ、実車装着の
下でloo’cX5Hにおいても変形は見られなかった
。
以上のように本発明によるときには、上下型間にセット
された表面材と裏面材との間に硬質ウレタンフオーム原
液を吐出し、未だ原液がクリーム状態にある間に型締め
を行って圧縮成形を行うため、工程を簡略化でき、成形
時には、原液の立上り並びに発泡作用によりフオームが
型面に沿ってセットされた表面材と裏面材との隙間内に
無理なく充填され、しかも原液は裏面材及び表面材の軟
質ウレタンフオーム層に浸透硬化して所定形状に一体成
形することができる。特に本発明によれば硬質ウレタン
フオーム原液をクリーム状態で型内に閉じ込めて発泡さ
せるため、成形時の圧力が小さくて済み、型構造が大が
かりとならず、設備のコストダウンを図ることができる
。
された表面材と裏面材との間に硬質ウレタンフオーム原
液を吐出し、未だ原液がクリーム状態にある間に型締め
を行って圧縮成形を行うため、工程を簡略化でき、成形
時には、原液の立上り並びに発泡作用によりフオームが
型面に沿ってセットされた表面材と裏面材との隙間内に
無理なく充填され、しかも原液は裏面材及び表面材の軟
質ウレタンフオーム層に浸透硬化して所定形状に一体成
形することができる。特に本発明によれば硬質ウレタン
フオーム原液をクリーム状態で型内に閉じ込めて発泡さ
せるため、成形時の圧力が小さくて済み、型構造が大が
かりとならず、設備のコストダウンを図ることができる
。
また、成形品についてみれば、裏面材への原液の浸透固
化によりこれが補強されるため、全体として薄型、軽量
化を図ることができ、表皮材への原液の浸透がないため
、表皮材の有する風合いをそのまま生かすことができる
。さらに、表皮材は予め型面に沿って賦型され、これに
発泡圧が作用しつつ硬化した硬質ウレタンフオーム層に
支えられるため、シャープな凹凸を表面に表すことがで
きる。本発明によれば型面にしたがって自由に賦型でき
、表面材の表面を平面に形成し、裏面側に配線などの挿
入用凹条を形成することができる。
化によりこれが補強されるため、全体として薄型、軽量
化を図ることができ、表皮材への原液の浸透がないため
、表皮材の有する風合いをそのまま生かすことができる
。さらに、表皮材は予め型面に沿って賦型され、これに
発泡圧が作用しつつ硬化した硬質ウレタンフオーム層に
支えられるため、シャープな凹凸を表面に表すことがで
きる。本発明によれば型面にしたがって自由に賦型でき
、表面材の表面を平面に形成し、裏面側に配線などの挿
入用凹条を形成することができる。
第1図は本発明に用いる表面材の一実施例を示す分解断
面側面図、第2図は製造工程を示す図、第3図は本発明
方法によって得られた成形品の一例を示す断面図である
。 1・・・表皮材 4・・・表面材 8・・・下型 10・・スプレーガン 12・・・基材 6・・上型 9・・・裏面材 11・・・成形品
面側面図、第2図は製造工程を示す図、第3図は本発明
方法によって得られた成形品の一例を示す断面図である
。 1・・・表皮材 4・・・表面材 8・・・下型 10・・スプレーガン 12・・・基材 6・・上型 9・・・裏面材 11・・・成形品
Claims (2)
- (1)軟質ウレタンフォーム層を一面に有する無通気性
合成樹脂シートに表皮材が裏打ちされた表面材と、硬質
ウレタンフォームによる基材層と、通気性の裏面材との
積層体からなり、所定形状に賦型され、前記基材層の硬
質ウレタンフォームの組織の一部を表面材の軟質ウレタ
ンフォーム層及び裏面材に含浸させて固化したことを特
徴とする車輌用内装材。 - (2)軟質ウレタンフォーム層を一面に有する無通気性
合成樹脂シートに表皮材が裏打ちされた表面材と、通気
性の裏面材とを用い、対応する凹凸形状を備えた成形型
の下型上に前記表面材又は裏面材のいずれか一方を予め
セットし、その表面に硬質ウレタンフォーム原液をほぼ
均一の厚味になるようにスプレー塗布し、硬質ウレタン
フォーム原液が発泡完了前のクリーム状態にあるうちに
他方の裏面材又は表面材が予めセットされた上型を下型
上に組合せて硬質ウレタンフォームの発泡組織を加熱圧
縮し、型間で発泡した硬質ウレタンフォーム層を賦型す
るとともに前記表面材の軟質ウレタンフォーム層及び裏
面材の組織中に硬質ウレタンフォームのウレタン原液を
含浸させ、固化後脱型することを特徴とする車輌用内装
材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1253209A JPH03114742A (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 車輌用内装材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1253209A JPH03114742A (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 車輌用内装材とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114742A true JPH03114742A (ja) | 1991-05-15 |
Family
ID=17248076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1253209A Pending JPH03114742A (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 車輌用内装材とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03114742A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011118478A1 (ja) * | 2010-03-25 | 2011-09-29 | 旭硝子株式会社 | 車両用窓材の製造方法 |
CN103465572A (zh) * | 2013-09-30 | 2013-12-25 | 山东大学 | 天然纤维/热塑性树脂复合材料汽车内饰板的生产方法 |
JP2014151473A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Inoac Corp | パネル |
JP2016159706A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両内装部材およびその製造方法 |
US20200331176A1 (en) * | 2016-02-17 | 2020-10-22 | Inoac Corporation | Skin foam-in-place foamed article and production method thereof |
JP2021049683A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用内装材の製造方法及び乗物用内装材 |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP1253209A patent/JPH03114742A/ja active Pending
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