JPH0311388Y2 - - Google Patents

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JPH0311388Y2
JPH0311388Y2 JP15540084U JP15540084U JPH0311388Y2 JP H0311388 Y2 JPH0311388 Y2 JP H0311388Y2 JP 15540084 U JP15540084 U JP 15540084U JP 15540084 U JP15540084 U JP 15540084U JP H0311388 Y2 JPH0311388 Y2 JP H0311388Y2
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JP
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operating
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accelerator
accelerator lever
lever
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジン停止位置まで付勢したアク
セルレバーを所望操作位置にロツク機構で保持可
能に構成した作業車のアクセル操作構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来上記ロツク機構は、アクセル操作範囲の全
域において任意に固定できるよう構成されていた
(例えば特公昭58−1299号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記アクセル操作構造を備えた作業車の一例で
あるコンバインでは、刈取走行時にはアクセルレ
バーを最高速又はその近くまで操作してエンジン
出力を充分高くし、又、路上走行等の非作業時に
は、アクセルレバーを低速域に操作してエンジン
出力を落として走行する。ところがアクセルレバ
ーを低速域の或る速度以下に操作するとエンジン
回転が不安定になることがあり、エンジン回転ム
ラと伝動系とが共振して異音が発生したり、走行
負荷の少しの増大でエンジン停止を招きやすくな
るものであつた。このためアクセルダウン操作時
には運転者が慎重にレバー操作して上記低速位置
以下に操作しないようにする必要があり、操作が
煩わしくなるものであつた。
本考案は、上記実情に鑑みて為されたものであ
つて、構造の合理的な改造で、エンジン運転の低
速域内へのレバー操作の防止を操作性を低下させ
ずに行う点に目的を有する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は、前記ロツク機構を低速側の設
定位置以上の高速側でのみ作動可能に構成してあ
る点にあり、その作用、及び効果は次の通りであ
る。
〔作 用〕
上記の如く、設定位置から低速側へのレバー操
作にロツク機構が働らかないため、作業車の路上
走行時の非作業時のアクセルダウン操作を、アク
セルレバーに視線を向けずに行つた場合でも、ア
クセルレバーの操作位置が前記設定位置に対して
高速側か低速側かが手の感触で認識できる。つま
り、高速側にあればロツク機構が作用し、その操
作抵抗が低速側より大きく、しかも、逆向きの操
作に制約があるため、又、低速側にあれば、その
操作抵抗も小さく、操作方向も自由となるためで
ある。
アクセルレバーは常にエンジン停止方向に付勢
してあるので、アクセルレバーを前記設定位置を
越えて低速側に操作すれば、手を放してもアクセ
ルレバーはエンジン停止位置まで自動的に移行す
る。
〔考案の効果〕
従つて、従来からのアクセル操作構造を利用す
ると共に、僅かな改造を施すだけで、非作業時の
アクセルダウン操作時に於ては、アクセルレバー
の操作位置の確認を作業者が視線を向けて行わず
に済み、扱いやすくなつた。
エンジン停止操作においてもアクセルレバーを
エンジン停止位置まで操作し続ける必要がなく、
緊急のエンジン停止も迅速に行いやすい利点があ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第6図に示すように、引起し装置1、バリカン
状刈取装置2を有する刈取前処理部Aを脱殻装置
Bを搭載したクローラ走行車体3の前端に連結
し、作業者の1例としてのコンバインが構成され
ている。
該コンバインでは走行車体3の運転部Cに配設
したアクセルレバー4の操作で、車体3に搭載し
たデイーゼルエンジン5のガバナ操作アーム5a
を操作してエンジン5の運転速度が設定できると
共に、後記するロツク機構Rでアクセルレバー4
の操作位置が固定され、更に、車体3にトラブル
が発生するとロツク機構Rを解除してエンジン5
を停止させるよう構成されている。説明すると第
1図乃至第3図に示すように、一側面の特定の部
分に鋸歯状突起6a,7a群が形成された左右2
枚のデイスク6,7を突起群咬合可能に配設して
ロツク機構Rが構成され、又、右側のデイスク7
にはプーリ7bが一体形成されると共に、操作軸
8、操作部材9、コイルバネ10、3つの鋼球1
1で構成される咬合解除機構Dが設けられてい
る。左側デイスク6は、中央部に鉄板材6bが用
いられ、これらを内装する左右2つ割ケース12
の左壁には、電動アクチユエータ13の1例とし
てのソレノイドとコイルバネ14とを配設してあ
る。そして、前記操作軸8のケース外端に前記ア
クセルレバー4が取付けられ、又、第5図に示す
ように前記プーリ7bには、デイゼルエンジン5
がガバナ操作アーム5aからのワイヤ15の端部
が取付けられている。
バネ16によつてガバナ操作アーム5aがエン
ジン停止方向(燃料減少方向)に付勢されている
ため、アクセルレバー4の非操作時には燃料カツ
トによつてエンジン5が停止する。そして、この
アクセルレバー4の操作位置をエンジン停止位置
Sと称し、この位置Sでアクセルレバー4は、ケ
ース12に突出形成したストツパー12aと接当
する。
又、アクセルレバー4を図中のU方向に向けて
操作することで燃料増量によつてエンジンの運転
速度が増加し、最終的にケース12に突出形成し
たストツパー12bを接当する。そして、このレ
バー操作位置をエンジン運転速度最大値Mと称す
る。
任意の位置に操作されたアクセルレバー4は、
前記ロツク機構Rによつて操作位置が固定される
と共に、車体3の後部に取付けた結束装置17、
排ワラ搬送チエーン18等、適所に設けたワラ詰
りセンサ17a,18aのワラ詰り検出によるソ
レノイド13への通電で左側デイスク6がソレノ
イド13に吸引され、前記停止位置Sに復元する
ようになつている。
つまり、ロツク機構Rをワラ詰り等のトラブル
検出に基づいて作動するソレノイド13等の電動
アクチユエータで駆動解除すべく構成してある。
因みに、前記ロツク機構Rは、アクセルレバー
4の増速方向への操作のみを許容するよう、前記
鋸歯状突起6a,7aの傾斜方向が設定され、
又、アクセルレバー4が高速域から減速操作され
た場合には、前記咬合解除機構Dが作動してレバ
ー操作を許容し、更に、この方向へのレバー操作
が、低速域の設定位置Eよりも低速側へ為される
と、前記突起6a,7a群が互の相対的位置関係
から咬合不能になりアクセルレバー4を前記停止
位置Sへ復元させる。
説明すると、第4図イ,ロに示すように、前記
操作軸8は右側のデイスク7に対し遊嵌し、更
に、前記操作部材9が操作軸8に固定され、この
操作部材9の外周部3箇所に形成した凸曲部9a
とデイスク7に形成した係止用突起7cとの間に
前記鋼球11が配設されている。そして、アクセ
ルレバー4を減速側に操作すると、操作部材9が
前記コイルバネ10の付勢力に抗して回動し、前
記鋼球11が前記凸曲部9aと係止用突起7cの
テーパ面との間に挾まれて突出し、左側デイスク
6の鉄板材6bを押圧して咬合解除を行う。尚、
アクセルレバー4を増速側へ操作すると前記操作
部材9が右側デイスク7に突設した係止部7dを
接当押圧し右側デイスク7を動させる。
又、前記設定位置Eは、エンジン5が安定運転
する限界の値(例えば1000rpm)に設定され、こ
の設定位置Eから減速側にアクセルレバー4が操
作されると、前記両突起6a,7a群の咬合が起
きないよう、両突起6a,7a群の相対的な配設
位置関係を決めてある。従つて、アクセルレバー
4を、この設定位置Eより低速側に設定すると、
前記ガバナ操作アーム5aの付勢力によつてレバ
ー4は前記ストツパー12aと接当する位置まで
復元し、エンジン5も停止する。
尚、右側のデイスク7にはプーリ7a及びワイ
ヤ15を介して、ガバナ操作アーム5aの付勢力
が加わるが、前記咬合解除機構Dの構造をデイス
ク7に遊嵌する操作軸8の操作によつてのみ可能
に構成してあるため、前記付勢力でエンジン5が
減速する虞れはない。
〔別実施例〕
本実施例では、電動アクチユエータ13にソレ
ノイドを用いていたが、電動モータを用いて実施
して良く、又、第7図及び第8図に示すようにロ
ツク機構Rを左側のデイスク6に取付けたライニ
ング20による摩擦式に構成すると共に、アクセ
ルレバー4が設定位置Eに操作されたことを、操
作軸8に取付けたポテンシヨメータ21及び比較
器22で検出し駆動用トランジスタ23で前記テ
レノイド13を駆動して設定位置Eから低速側に
アクセルレバ4が操作された場合には、ロツク機
構Dが働かないよう電気的に構成して実施しても
良い。尚、この構成の場合には、前記咬合解除機
構Dに相当するものは不要であり、又、設定位置
Eは設定器24の操作で任意に決めることができ
る。
又、本考案は、コンバイン以外の各種収穫機、
耕耘機、トラクタ、等の作業車に適用して実施す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車のアクセル操作構造
の実施例を示し、第1図はアクセルレバー及びそ
の連係を示す断面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は第1図の−線断面図、第4
図イ,ロは咬合解除機構の作動状態を示す一部切
欠き断面図、第5図はアクセル操作系を示す概略
図、第6図はコンバインの全体側面図である。第
7図、第8図は本考案操作構造の別実施例を示す
断面図、及び電気回路図である。 4……アクセルレバー、E……設定位置、R…
…ロツク機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン停止位置まで付勢したアクセルレバー
    4を所望操作位置にロツク機構Rで保持可能に構
    成した作業車のアクセル操作構造であつて、前記
    ロツク機構Rを低速側の設定位置E以上の高速側
    でのみ作動可能に構成してある作業車のアクセル
    操作構造。
JP15540084U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0311388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15540084U JPH0311388Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JP15540084U JPH0311388Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6170225U JPS6170225U (ja) 1986-05-14
JPH0311388Y2 true JPH0311388Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30713408

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