JPH0438667Y2 - - Google Patents

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JPH0438667Y2
JPH0438667Y2 JP19514284U JP19514284U JPH0438667Y2 JP H0438667 Y2 JPH0438667 Y2 JP H0438667Y2 JP 19514284 U JP19514284 U JP 19514284U JP 19514284 U JP19514284 U JP 19514284U JP H0438667 Y2 JPH0438667 Y2 JP H0438667Y2
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brake
clutch
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operating
operating lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行装置及び刈刃を駆動するエンジ
ンの停止用ブレーキを、操縦ハンドルから手を放
されると自動的に制動作動する状態で設けた歩行
型芝刈り機に関する。
〔従来の技術〕
上記歩行型芝刈り機は、安全のために、操縦ハ
ンドルから手を放すだけで、自動的に、ブレーキ
が制動作動してエンジンストツプを起こすことに
より、走行停止するとともに刈刃駆動が停止され
るように構成されたものである。
この種歩行型芝刈り機において、従来、刈刃と
エンジンが連動状態のままでブレーキが制動作用
するようになつており、次の如き不利があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
すなわち、刈刃の慣性動のためにブレーキのき
きが悪く、機体が停止するまでに時間が掛かると
か、刈刃慣性動にかかわらずよくきくように、ブ
レーキを付与制動力が強い大型なものにする必要
があつた。
本考案の目的は、ハンドルの手放しによつて自
動的にエンジンストツプするものを、比較的小型
なブレーキで迅速にエンジンストツプされ、かつ
信頼性の高い状態に得られるようにすることにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による歩行型芝刈り機が特徴とするとこ
ろは、エンジンの出力軸から走行装置と刈刃に
夫々動力を入力するように伝動系を構成し、出力
軸と刈刃との間に動力伝達を断続自在なクラツチ
と、出力軸に作用するブレーキとを備え、このブ
レーキを制動状態に、かつ、クラツチを切り状態
に付勢維持するスプリングを設けるとともに、ブ
レーキとクラツチとを単一の操作レバーで同時操
作する機械式の連動機構を備え、この連動機構
を、操作レバーが第1操作位置にあるとブレーキ
が制動状態に操作され、かつ、クラツチが切り操
作されるブレーキ状態が現出されるとともに、操
作レバーが第2操作位置にあるとブレーキが非制
動状態に操作され、かつ、クラツチが入り操作さ
れる走行状態が現出されるように構成し、さら
に、操作レバーを第1操作位置に付勢するととも
に、操作レバーが操縦ハンドルに近接して操縦ハ
ンドルと共握り可能となる位置に第2操作位置を
設定してあることを特徴構成とする。
〔作用〕
操作レバーは第1操作位置に付勢されているの
で、ブレーキが非制動状態であり、かつ、クラツ
チが入りとなつてエンジン動力が走行装置と刈刃
とに伝達される走行状態での芝刈り作業中は、操
作レバーを操縦ハンドルと共握りして第2操作位
置に維持することになり、その状態ではハンドル
操作自在である。
そして、芝刈り作業中に操縦ハンドルを手放し
状態にすると、操作レバーが第1操作位置に自動
的に戻つてブレーキが効くとともにクラツチが切
れるブレーキ状態に切換わる。その結果、エンジ
ン出力軸に直接制動力が作用するからエンジンが
停止し、その出力軸に直結連動状態の走行装置が
停止する。クラツチが切りになるとエンジン出力
軸と刈刃とは分離されるから、刈刃の慣性が作用
しなくなつて直ちにエンジンが停止するようにな
る。このとき、刈刃は慣性によつて回転を続けよ
うとするが、作業中では刈刃は芝生に接触してい
るから、その接触抵抗によつて刈刃も迅速に回転
を停止するようになる。
よつて、エンジン出力軸に作用させる制動力は
エンジン動力のみよりもやや強いものを現出する
もので良く、エンジン動力と刈刃の慣性の合力以
上の制動力を現出する従来に比べてブレーキを小
型化させることが可能になる。
また、ブレーキを制動状態に、かつ、クラツチ
を切り状態に付勢維持するものがスプリングであ
り、かつ、ハンドルの手放し状態を検出する機構
が操作レバーであるとともに、ブレーキとクラツ
チ夫々と操作レバーとの連携機構が機械式といつ
た具合にこれら一連の操作系が機械式に構成され
るので、電気式に構成する場合に比べて、故障し
難いとともにバツテリーあがりによる作動不能の
如き作動不良が生じない。
〔考案の効果〕
従つて、誤つてハンドルから手が離れることが
あつても、その手放し状態ではエンジンストツプ
によつて迅速に機体が停止し、障害物に衝突する
等の弊害を未然に防止できる緊急停止装置として
機能する安全性の高いものにできた。しかも、そ
の停止装置が機械式に構成されることにより、信
頼性に優れる利点がある。
また、ブレーキは比較的小型で良く、極力軽量
にして取扱いが容易に、かつ、廉価に得られるよ
うになつた。
尚、上記の緊急停止時には刈刃が慣性によつて
短時間回転するが、芝刈り機では安全上並びに刈
芝の送風案内のために刈刃を覆うハウジングを装
備しているから、刈刃が直接、手指等の外物に触
れることは無いものである。
〔実施例〕
第4図に示すように、走行装置の一例としての
左右一対の前車輪1,1及び後車輪2,2を有
し、かつ、刈刃3を縦軸芯Pの周りで回動可能に
内装した機体フレーム兼用の刈刃ハウジング4の
上面側に、前記後車輪2及び刈刃3を駆動するエ
ンジン5を付設するとともに、前記ハウジング4
の後部に操縦ハンドル6及び収草バツク7を付設
して、自走式の歩行型芝刈機を構成してある。
第1図に示すように、刈刃ハウジング4の内部
に機体上下方向に配置されたエンジン出力軸8に
外嵌するとともにキー9によつて連動させた原動
側筒軸10の下端部に、ベアリング11を介して
相対回動可能にクラツチ受動側デイスク12を外
嵌し、前記筒軸10の中間部に、ブレーキ回動側
デイスク兼用のクラツチ原動側デイスク13を前
記キー9との係合によつて一体回動するように、
かつ、キー溝13aの作用によつて上下摺動する
ように外嵌するとともに、第1スプリング14に
よつて前記受動側デイスク12から離間するよう
に上昇付勢してある。前記筒軸10の上端部にベ
アリング15を介して相対回動及び摺動可能にブ
レーキ固定側デイスク16を外嵌し、そして、前
記筒軸10にベアリング17を介して相対回動及
び摺動可能に外嵌したデイスク固定具18の外周
部に、複数個の上向き舌片部18a…を夫々が前
記固定側デイスク16を下面側から上面側に上下
動可能に貫通する状態で備えさせるとともに、前
記舌片部18a…夫々の上端部を刈刃ハウジング
4に固定された部材19に上下摺動のみが可能に
係合させて、前記舌片部18aを挿通させた第3
図に示す如き貫通孔20のデイスク周方向長さに
よつて決まる設定範囲内における前記固定側デイ
スク16の回動が許容されるが、これ以上の回動
が阻止されるように構成してある。そして、前記
ベアリング15より上側に位置させて筒軸10に
上下摺動可能に外嵌した上下一対のスプリングケ
ース21,22の間に第2スプリング23を設け
るとともに、前記固定具18と固定側デイスク1
6の間に、ボールカム24を固定側デイスク16
の回動によつて固定具18を上下に摺動操作する
ように設け、前記受動側デイスク12を刈刃3と
一体回動するように刈刃取付具25に連結してあ
り、もつて、刈刃3に対するクラツチ26、及
び、エンジン5を停止させるためのブレーキ27
を構成してある。
すなわち、前記固定側デイスク16に一体回動
するように、かつ、前記第1スプリング14の弾
性復元力とボールカム24の作用とによつて第1
操作位置Aに付勢されるように付設してある操作
アーム28が前記第1操作位置Aに在ると、第1
図に示すように、前記原動側デイスク13が第1
スプリング14によつて受動側デイスク12から
離間するように、かつ、固定側デイスク16に圧
接するように上昇操作され、筒軸10と刈刃3が
相対回動するように連動切りの状態になり、か
つ、固定側デイスク16が原動側デイスク13と
一体回動しないように固定具18を介して固定部
材19によつて支持されていることによつて、エ
ンジン5の駆動負荷が増大してエンジンストツプ
が生じるように原動側デイスク13に摩擦制動を
付与するのである。そして、前記操作アーム28
を第2操作位置Bに揺動操作すると、第2図に示
すように、固定側デイスク16がボールカム24
によりベアリング15とともに上昇操作され、こ
のベアリング15を介して前記下側スプリングケ
ース22を上昇操作して第2スプリング23を圧
縮操作し、かつ、固定具18がボールカム24に
よりベアリング17とともに下降操作されてこの
ベアリング17を介して、第1スプリング14を
圧縮変形させながら原動側デイスク13を固定側
デイスク16から離間するように、かつ、受動側
デイスク12に圧接するように下降操作し、制動
解除状態になるとともに、筒軸10と刈刃3が一
体回動するように摩擦連動されるのである。そし
て、この場合、操作アーム28に加えられるクラ
ツチ入り操作力が若干減少されても、この減少分
が圧縮状態にある第2スプリング23の弾性復元
力によつて補足されて、クラツチ26の入り維持
が確実に行われるのである。
前記操作アーム28に機械式連動機構の一例と
してのレリーズワイヤ29を介して連動させた操
作レバー30を、軸芯P1周りで揺動するように、
かつ、前記第1スプリング14によつて第1操作
位置(OFF)に付勢されるように操縦ハンドル
6に枢着してある。そして、前記操作レバー30
が前記第1操作位置(OFF)に在ると操作アー
ム28が第1操作位置Aになり、かつ、操作レバ
ー30を第2操作位置(ON)に操作すると操作
アーム28が前記第2操作位置Bになるように構
成するとともに、前記操作レバー30を操縦ハン
ドル6とともに握り操作して前記第2操作位置
(ON)に操作するように配置してあり、操作レ
バー30を操縦ハンドル6とともに握り操作して
前記ブレーキ27を制動解除状態にかつ前記クラ
ツチ26を入り状態に維持しながら作業するよう
に構成してある。
つまり、操縦ハンドル6から手を放すだけで、
操作レバー30が第1操作位置(OFF)になる
ことにより、自動的に、刈刃3の慣性回動が筒軸
10に伝わらないように前記クラツチ26が切り
になるとともに前記ブレーキ27が制動状態にな
つてエンジン5が停止し、機体走行が停止される
とともに刈刃3の駆動が停止されるようにしてあ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る歩行型芝刈り機の実施例を
示し、第1図はクラツチ及びブレーキの断面図、
第2図はクラツチ及びブレーキの断面図、第3図
はクラツチ及びブレーキの一部切欠き平面図、第
4図は歩行型芝刈り機全体の側面図である。 2……走行装置、3……刈刃、5……エンジ
ン、6……操縦ハンドル、8……出力軸、14…
…スプリング、26……クラツチ、27……ブレ
ーキ、29……連動機構、30……操作レバー、
(OFF)……第1操作位置、(ON)……第2操作
位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン5の出力軸8から走行装置2と刈刃3
    に夫々動力を入力するように伝動系を構成し、前
    記出力軸8と前記刈刃3との間に動力伝達を断続
    自在なクラツチ26と、前記出力軸8に作用する
    ブレーキ27とを備え、このブレーキ27を制動
    状態に、かつ、前記クラツチ26を切り状態に付
    勢維持するスプリング14を設けるとともに、前
    記ブレーキ27と前記クラツチ26とを単一の操
    作レバー30で同時操作する機械式の連動機構2
    9を備え、この連動機構29を、前記操作レバー
    30が第1操作位置(OFF)にあると前記ブレ
    ーキ27が制動状態に操作され、かつ、前記クラ
    ツチ26が切り操作されるブレーキ状態が現出さ
    れるとともに、前記操作レバー30が第2操作位
    置(ON)にあると前記ブレーキ27が非制動状
    態に操作され、かつ、前記クラツチ26が入り操
    作される走行状態が現出されるように構成し、さ
    らに、前記操作レバー30を第1操作位置
    (OFF)に付勢するとともに、前記操作レバー3
    0が操縦ハンドル6に近接して該操縦ハンドル6
    と共握り可能となる位置に前記第2操作位置
    (ON)を設定してある歩行型芝刈り機。
JP19514284U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH0438667Y2 (ja)

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