JPH0687702B2 - 歩行型芝刈機の刈刃駆動構造 - Google Patents

歩行型芝刈機の刈刃駆動構造

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JPH0687702B2
JPH0687702B2 JP27815688A JP27815688A JPH0687702B2 JP H0687702 B2 JPH0687702 B2 JP H0687702B2 JP 27815688 A JP27815688 A JP 27815688A JP 27815688 A JP27815688 A JP 27815688A JP H0687702 B2 JPH0687702 B2 JP H0687702B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、刈刃ハウジング内方において、下方に片持ち
延出した刈刃駆動軸に、一体回転可能、かつ、第1バネ
により上方付勢する状態で軸芯方向にスライド自在に外
嵌した駆動摩擦部材と、刈刃と一体回転すべく固定さ
れ、かつ、刈刃駆動軸に遊転外嵌した従動摩擦部材と
を、摺接・離反自在に配備し、刈刃ハウジングの下面側
に前記第1バネよりも付勢力の大きな第2バネを下方付
勢され、従動摩擦部材に摺接して、刈刃を制動する制動
部材と、前記駆動摩擦部材と一体的に上下動自在並びに
遊転自在に取付けられ、回転軸芯周りに回動操作可能な
操作部材と前記制動部材との間に、操作部材の回動操作
に伴ってこれら両部材の間隔を変更させて、刈刃駆動状
態と刈刃制動状態とを現出するカム機構を備えてある歩
行型芝刈機の刈刃駆動構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の上記刈刃駆動軸は、例えば実開昭62-178830号公
報に開示されている。
つまり、前記制動部材による刈刃制動状態から前記操作
部材を操作して、刈刃駆動状態に設定する際には、前記
制動部材が従動摩擦部材に摺接作用する状態のままで、
前記駆動摩擦部材がカム機構によって下方に押し下げら
れて従動摩擦部材に摺接押圧することになる。
そして、更に操作すると、両摩擦部材の押圧反力によっ
て制動部材が上方に移動して制動が解除され、刈刃駆動
状態になるのである。この構造は刈刃駆動状態から伝動
を断った際に素早く刈刃を制動できるよう考慮したもの
である。
ところが、前記操作部材の刈刃駆動側への切換え操作に
おいて、前記従動摩擦部材と制動部材との間、及び、駆
動摩擦部材と従動摩擦部材との間の両箇所において摺接
する状態が現出することになる。
このとき、上記操作を素早く行えば問題は生じないので
あるが、例えば上記操作をゆっくり行うと、エンジンに
より駆動される駆動軸が制動力を受けることとなり、エ
ンジントラブルを生じたり、エンジンが停止してしまう
等の弊害が生じるおそれがあり、改善の余地があった。
本発明は、上記不都合点を解消することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、冒記構成の歩行型芝刈機の刈刃駆動構
造において、前記操作部材の下方側に、この操作部材を
刈刃停止状態から刈刃駆動状態に操作する際において、
前記制動部材と前記従動摩擦部材との間の制動力が低下
する前記カム機構の乗り上げ途中の所定位置までの前記
駆動摩擦部材の下方変位を牽制するとともに、カム機構
が前記所定位置を越えると、上記牽制状態を解除する牽
制機構を設けてある点にあり、その作用・効果は次の通
りである。
〔作用〕
つまり、刈刃制動停止状態から前記操作部材を刈刃駆動
状態に操作すると、前記カム機構によって、操作部材と
制動部材との間隔が大きくなり、第1バネよりも第2バ
ネの付勢力が大であるため、駆動摩擦部材が下方側への
押し下げ力を受けるが、前記牽制機構によって下方変位
が牽制されるので、制動部材による充分強い制動力が加
えられている間は、駆動摩擦部材と従動摩擦部材とが摺
接伝動状態になることはないのである。そして操作部材
を更に操作すると、上記牽制状態が解除されて、摺接伝
動状態となるが、そのとき、上記制動力は低下している
のである。
〔発明の効果〕
従って本発明によれば、操作部材の切換え操作をゆっく
り行った場合であっても、制動部材によって強い刈刃制
動力を付与している時に同時に駆動摩擦部材と従動摩擦
部材との間で伝動状態になることがなく、エンジンが過
負荷状態になるのを未然に防止できるのである。
その結果、エンジントラブルやエンジンストップ等の不
都合が生じるおそれが少なくなった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第7図に本発明に係る歩行型芝刈機を示している。この
芝刈機はフレーム兼用の刈刃ハウジング(1)の上部に
縦向きの刈刃駆動用出力軸(2)を有するエンジン
(3)を搭載するとともに、刈刃ハウジング(1)の内
方に、前記出力軸(2)の軸芯周りに駆動回転する刈刃
(4)を備え、刈刃ハウジング(1)の前後に夫々左右
一対の車輪(5),(6)を備えてある。そして後方に
は、操縦ハンドル(7)及び集草容器(8)を配備して
ある。
次に刈刃(4)の駆動機構について説明する。
第1図に示すように、刈刃ハウジング(1)の内方にお
いて、下方に向け片持ち延出した前記出力軸(2)の下
端に、ボルト(9)により抜き止め支持されたベアリン
グ(10)を介して、刈刃(4)を一体回転すべくボルト
連結した従動摩擦部材としての刈刃支持部材(11)を遊
転外嵌するとともに、その上方には、出力軸(2)にス
プライン嵌合して、出力軸(2)と一体回転可能、か
つ、第1バネ(12)により上方付勢する状態で軸芯方向
にスライド自在に駆動摩擦部材(13)を外嵌装してあ
る。更に、前記駆動摩擦部材(13)のボス部外周にベア
リング(14)を介して操作部材(15)を出力軸芯周りに
回動操作自在に遊転外嵌し、その上部には中抜きドラム
形状の制動部材(16)を配備してある。
前記制動部材(16)は、上部平坦部(16a)において、
周方向に所定ピッチをもって複数の第2バネ(17)によ
り、下方に向けて外周全周に亘り略均一に付勢するよう
構成してあり、前記第2バネ(17)の付勢力は、前記第
1バネ(12)の付勢力よりも大となるよう構成してあ
る。前記各第2バネ(17)の上端は、エンジン(3)の
下面にボルト固定した固定支持板(18)にバネ受け部材
(19)を介して受け止め支持してある。
又、前記刈刃支持部材(11)の上部面には、耐摩耗性の
高い従動側摩擦部(20)を備え、この従動側摩擦部(2
0)には前記駆動摩擦部材(13)の下部摩擦面(13a)及
び制動部材(16)の外周下端面(16a)が両部材(1
3),(16)の上下動に伴って、摺接・離反自在となる
よう構成してある。
第3図にも示すように、前記操作部材(15)は、出力軸
(2)の操通用の操通孔(21)を形成してあり、この操
通孔(21)の内周縁には、前記ベアリング(14)に外嵌
し、かつ、載置嵌合するための段差係合部(15a)を形
成してある。又外方側に向けて操作アーム部(150)延
設してあり、この操作アーム部(15b)は、前記制動部
材(16)の周側面の一部に形成した長孔(22)を介して
外方に突出させてある。そして、操作アーム部(15b)
と操縦ハンドル(7)に備えた刈刃クラッチレバー(2
3)とをワイヤ(24)を介して、回動操作可能に連係し
てある。この操作部材(15)と制動部材(16)との間に
は、上記回動操作に伴って、両部材(15),(16)の上
下方向の間隔を変更するカム機構(25)を設けてある。
つまり、前記両部材(15),(16)間に3個の鋼球(2
6)を介在させるとともに、両部材(15),(16)に
は、鋼球(26)が係入する係合凹部(27),(28)を形
成し、操作部材(15)側の凹部(28)は回動に伴い係入
深さが変化するカム溝に構成してある。そして、鋼球
(26)が前記凹部(28)に深く係入して両部材(15),
(16)が近接する状態では、前記制動部材(16)が前記
従動側摩擦部(20)に摺接して、第2バネ(17)の大き
な付勢力で押圧して、刈刃(4)を制動停止させるとと
もに、駆動摩擦部材(13)は第1バネ(12)の付勢力で
上方に移動して、刈刃支持部材(11)との間は離反する
のである。
又、前記鋼球(26)の係合凹部(28)への係入が浅く、
前記両部材(15),(16)の距離が大きくなると、第1
バネ(12)の付勢力が第2バネ(17)の付勢力よりも小
であるので、駆動摩擦部材(13)が下方に押し下げら
れ、刈刃支持部材(11)の従動側摩擦部(20)に圧接し
て刈刃駆動状態に設定するとともに、その反力により制
動部材(16)が上方に移動して制動状態が解除されるの
である(第1図参照)。
そして、上記刈刃制動停止状態から、前記操作部材(1
5)を刈刃駆動状態に操作する際において、制動部材(1
6)に強い制動力が付与されている間のみ、駆動摩擦部
材(13)と刈刃支持部材(11)との接当を牽制する牽制
機構(A)を設けてある。
つまり、前記固定支持板(18)に3個の支持ピン(29)
を垂下連接するとともに各支持ピン(29)の下部に略円
環状の牽制板(30)を、操作部材(15)の下面側に沿う
状態でボルト固定し、この牽制板(30)の上面側には第
3図に示すような3個のカム溝(31)を周方向に等間隔
をもって形成してある。一方、操作部材(15)の下面側
には、前記カム溝(31)に対応する位置に3個の略半球
状の係合突起(32)を突出してある。前記カム機構(2
5)における鋼球(26)が係合凹部(28)に深く係入し
た刈刃制動位置から、乗り上げ途中の所定位置までの間
における、強い制動力により刈刃(4)が停止している
間は、前記係合突起(32)が牽制板(30)の上面に接当
して、操作部材(15)の下方への変位を牽制する(第2
図及び第4図参照)。
そして鋼球(26)が前記所定位置を越え、更に乗り上げ
ると、係合突起(32)が係合凹部(28)に係入して、第
2バネ(17)の付勢力により操作部材(15)が下方に変
位し、刈刃駆動状態に設定される(第5図及び第6図参
照)。
このように構成することで、刈刃(4)を強い力で制動
している時に、同時にエンジン(3)の動力が刈刃
(4)に伝達されるという不都合が回避でき、エンジン
トラブルやエンジンストップなどのおそれがなく、スム
ーズに芝刈り作業を開始できるのである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る歩行型芝刈機の刈刃駆動構造の実施
例を示し、第1図は刈刃駆動状態の縦断側面図、第2図
は刈刃制動状態の縦断側面図、第3図は要部の分解斜視
図、第4図ないし第6図は作用状態を示す要部の断面
図、第7図は芝刈機の全体側面図である。 (1)……刈刃ハウジング、(2)……刈刃駆動軸、
(4)……刈刃、(11)……従動摩擦部材、(12),
(17)……バネ、(13)……駆動摩擦部材、(15)……
操作部材、(16)……制動部材、(25)……カム機構、
(A)……牽制機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈刃ハウジング(1)内方において、下方
    に片持ち延出した刈刃駆動軸(2)に、一体回転可能、
    かつ、第1バネ(12)により上方付勢する状態で軸芯方
    向にスライド自在に外嵌した駆動摩擦部材(13)と、刈
    刃(4)と一体回転すべく固定され、かつ、刈刃駆動軸
    (2)に遊転外嵌した従動摩擦部材(11)とを、摺接・
    離反自在に配備し、刈刃ハウジング(1)の下面側に前
    記第1バネ(12)よりも付勢力の大きな第2バネ(17)
    を介して下方付勢され、従動摩擦部材(11)に摺接し
    て、刈刃(4)を制動する制動部材(16)と、前記駆動
    摩擦部材(13)と一体的に上下動自在並びに遊転自在に
    取付けられ、回転軸芯周りに回動操作可能な操作部材
    (15)と前記制動部材(16)との間に、操作部材(15)
    の回動操作に伴ってこれら両部材(15),(16)の間隔
    を変更させて、刈刃駆動状態と刈刃制動状態とを現出す
    るカム機構(25)を備えてある歩行型芝刈機の刈刃駆動
    構造であって、前記操作部材(15)の下方側に、この操
    作部材(15)を刈刃停止状態から刈刃駆動状態に操作す
    る際において、前記制動部材(16)と前記従動摩擦部材
    (11)との間の制動力が低下する前記カム機構(25)の
    乗り上げ途中の所定位置までの前記駆動摩擦部材(13)
    の下方変位を牽制するとともに、カム機構(25)が前記
    所定位置を越えると、上記牽制状態を解除する牽制機構
    (A)を設けてある歩行型芝刈機の刈刃駆動構造。
JP27815688A 1988-11-01 1988-11-01 歩行型芝刈機の刈刃駆動構造 Expired - Lifetime JPH0687702B2 (ja)

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