JPH03112373A - 変位発生装置 - Google Patents

変位発生装置

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JPH03112373A
JPH03112373A JP1244967A JP24496789A JPH03112373A JP H03112373 A JPH03112373 A JP H03112373A JP 1244967 A JP1244967 A JP 1244967A JP 24496789 A JP24496789 A JP 24496789A JP H03112373 A JPH03112373 A JP H03112373A
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JP
Japan
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piezoelectric
voltage
electric field
electrode
coercive electric
Prior art date
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Pending
Application number
JP1244967A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kondo
雄 近藤
Tomio Ono
富男 小野
Noriko Yamamoto
紀子 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、圧電材料を用いたバイモルフ型圧電アクチュ
エータに係わり、特にその駆動方法を改良した変位発生
装置に関する。
(従来の技術) 近年、メカ1〜ロニクスの発展にともなって微小な変位
の制御が重要になっている。特に非常に微小な変位量を
要求する分野では圧電の積層型アクチュエータが用いら
れている。
一方、積層型はど分解能を要求しないが数m程度の変位
量が要求される分野では圧電バイモルフ型アクチュエー
タが用いられている。
・第3図に圧電バイモルフ型アクチュエータの構成を示
す。両面に電極の形成された2枚の圧電板(1−1,1
−2)を張り合わせてあり一方が縮む時、他方が伸びて
屈曲変位を起こすものである。
電極は2枚の圧電板に挟まれた駆動電極(2−2)と分
極方向がプラス側の主面に形成された電極(2−1)と
マイナス側の主面に形成された電極(2−3)の計3ケ
所から取り出されている。第4図にそれぞれの圧電板の
電極にかかる電界のタイムチャー1〜を示す。(A)は
圧電板(1−1)と圧電板(1−2)に挟まれた電極(
2−2)にかかる電界、(B)は圧電板(1,−1)に
かかる電界、(C)は圧電板(1−2)にかかる電界を
示している。ここでは裏表の外側面をグランドにおとし
圧電板に挾まれた電極に駆動電源(ト)から駆動電圧を
供給している。なお、ここに示された電圧v2はバイモ
ルフを構成する圧電体の抗電界から決定されるものであ
る。
第5図に抗電界以上の電界を圧電板に印加したときの電
界Eと歪みδの関係を示す。抗電界とは第5図に示され
るようにそれ以上の電界を印加すると圧電体の分極が反
転してしまう最大電界値であり、材料によって決まって
いる。分極が反転すると歪みがそれまでとは逆方向に起
こるためバイモルフは屈曲変位を起こさなくなる。従っ
て、駆動電圧の最大値v2は少なくとも抗電界より小さ
くなくてはならない。
また、プラス・マイナスに連続して振動させる場合を除
いては脱分極せずに一方向に印加できる1′/ 電界は抗電界の75%が限界といわれている。理想的に
は抗電界の10の1ぐらいで駆動するのが望ましく、事
実、実用化されている圧電バイモルフアクチュエータで
実績のあるものは抗電界の5分の1から10分の1で駆
動されている。
以上のように抗電界によって圧電バイモルフは変位量の
制約を受けおり、プラス・マイナスに振動させる場合で
も抗電界の2倍の電界までしか印加することができなか
った。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の圧電バイモルフでは抗電界によって変
位量の制約を受けるという不具合を有していた。
これを解決する1つの方法としてそれぞれの圧電板にバ
イアスをかけて駆動し、プラス側にのみ抗電界以上の電
界がかかるようにし、マイナス側には抗電界以下の電圧
しか印加しない方法がある。
第6図にこの方法を用いた場合のバイモルフの構成図を
示す。圧電板に挟まれた電極(2−2)をグランドに落
とし、上下面の電極(2−1,2− 3)を2つのアンプ(6−1,6−2)を用いてそれぞ
れ駆動する。
第7図にそれぞれの電極に加えられる電圧のタイムチャ
ートを示す。(A)は圧電板(2−1)にかかる電圧、
(B)は圧電板(2−2)にかかる電圧を示している。
各々の圧電板にかかる電圧を同期させ、抗電界より決ま
る■2を越えてマイナス側に電圧がかからないように振
幅■3と抗電界より決まるv2の差だけバイアスをかけ
てやる。これにより、抗電界以上の電圧がマイナスにか
かることなく、圧電バイモルフを駆動することができる
しかし、この方法ではアンプを2つ用いなくてはならず
、構成が複雑になるという不具合を有していた。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、構成が簡単で変位量の大きな変位発生
装置を提供することである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は上述した目的を達成するために、2枚の圧電板
をバイモルフ構造で重ねたアクチュエータを用い、圧電
板に挟ま九た而に形成された電極に駆動信号電圧を印加
し、分極方向がプラス側の主面に形成された電極には駆
動電圧の最大値から圧電体の抗電界に相当する電圧値よ
り低い定電圧を、分極方向がマイナス側の主面に形成さ
れた電極には駆動電圧の最小値から圧電体の抗電界に相
当する電圧値より高い定゛市圧を印加するようにしたも
のである。
(作 用) 本発明によればバイモルフを構成している各圧電板の分
極のマイナス方向に抗電界以上の電界がかからないため
脱分極することがなく、プラス・マイナスで駆動する場
合にはその振幅値が抗電界によって制限を受けることが
ない。
従って、アンプと圧電材料の能力を最大限に活用した変
位量を得ることができ、しかも構成は駆動のためのアン
プが1つと極めて油゛単である。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の実施例を示す構成図である。
両表面に焼き付けによって電極の形成された2枚の圧電
板(1−1)と圧電板(1−2)が分極方向を揃えて接
着されバイモルフを構成しており、その一端は固定され
ている。電極は2枚の圧電板に挟まれた駆動電極(2−
2)と分極方向がプラス側の主面に形成された電極(2
−1)とマイナス側の主面に形成された電極(2−3)
の計3ケ所から取り出されている。
アンプ■の出力端子は駆動電極(2−2)に接続される
とともに、定電圧源(4−1,2)によって定電圧+V
、と−■。がそれぞれ圧電板(1−1)と圧電板(1−
2)の外側の電極(2−1)と電極(23)に接続され
ている。このとき、定電圧V。はこの圧電板を構成して
いる圧電材料の抗電界よりも小くなくてはならない。
このバイモルフの各電極にかかる電圧を第2図に示すタ
イムチャートを用いて説明する。
タイムチャートに示す(A)はアンプの出力電圧Vou
t、 (B)は圧電板(1−1)にかかる電界E1、(
C)は同じく圧電板(1−2)にかかる電界E2を示し
ている。
(B)と(C)をみればわかるように、それぞれの圧電
板には分極のマイナス方向には最大でもVニーvoなる
電圧が印加されるようになっている。従ってこのV。を
駆動最大電圧V□より、抗電界分だけ小さくしておけば
電歪板にはマイナス方向に抗電界以上の電圧が印加され
ることはない。
駆動の振幅も2V1だけとれる。従来の駆動法ではV工
の絶対値が抗電界を越えている場合には駆動することが
できなかった。言い替えれば駆動できる最大の振幅が抗
電界の2倍であったことになる。
しかし、この方法を用いれば圧電板が絶縁破壊を起こさ
ないかぎり、どんなに大きな振幅でも与えられる。また
、従来知られている方法と違って駆動アンプが1個で済
むので回路構成の簡略化をはかり得る。
なお1本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
ない。例えば圧電板の積層数は2枚に限らず何枚でもよ
く、偶数でなくともよいし、駆動電圧を印加する基準と
なる電極はちょうど真中である必要はない。
さらに、一定電圧を印加する方法も実施例では定電圧源
(4−1,2)を用いたが、この限りではなく例えばア
ンプの電源からツェナーダイオードや抵抗分圧によって
取り出すこともできる。
第8図は本発明の他の実施例を示す構成図である。
圧電板(1−1,2,3,4,5,6)を6層構造とし
分極方向を1つおきにそろえる。そして、圧電板に挟ま
れた真中の電極(2−4)とそれを基準として1つおき
の電極(2−2)、(2−6)に駆動電圧が印加され、
上面の電極(2−1)と3段目の電極(2−3)には定
電圧+voが、最下面の電極(2−7)と5段目の電極
(2−5)には定電圧−V。
が印加されている。
この場合は上の3層の圧電板が伸びるとき下の3層が縮
み、上の3層が縮むとき下の3層が伸びるようになる。
効果は第1の実施例と同様である。
また、さらに付は加えるとすれば多層構造にしたことに
よって、1枚の圧電板の厚さが同じであれば第1の実施
例に比べて大きな力が得られるし、全体の厚さが同じで
あればより低電圧で大きな変位が得られるという効果が
ある。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、変位量が大きく、
しかも構成が簡単な変位発生装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第8図は本発明の一実施例を示す構成図、第
2図は本発明による圧電バイモルフの各電極にかかる電
圧のタイムチャート、第3図は従来の圧電バイモルフの
構成図、第4図は従来の圧電バイモルフの各電極にかか
る電圧のタイムチャート、第5図は抗電界以上の電界を
圧電板に印加したときの電界と歪みの関係、第6図は従
来の駆動法による圧電バイモルフの構成図、第7図は従
来の駆動法による圧電バイモルフの各電極にかかる電圧
のタイムチャートである。 1−1.2・・・圧電板、 2−1.2.3・・・電 極、 3.5.6−1.2・・・アンプ、 4−1.2・・・定電圧源。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の圧電材料からなる圧電板を分極方向を揃え
    て積層した構造を有する圧電アクチュエータと、この圧
    電アクチュエータに駆動電圧を供給する駆動手段とを具
    備し、前記2枚の圧電板に挟まれた面に形成された電極
    に駆動電圧を供給し、前記圧電アクチュエータの分極方
    向がプラス側の主面に形成された電極には最小でも駆動
    電圧の最大値から圧電体の抗電界に相当する電圧値より
    低い定電圧を、分極方向がマイナス側の主面に形成され
    た電極には最大でも駆動電圧の最小値から圧電体の抗電
    界に相当する電圧値より高い定電圧を印加してなり、な
    おかつ前記定電圧の少なくとも一方がゼロではないこと
    を特徴とする変位発生装置。
  2. (2)M(M≧2)枚の圧電材料からなる圧電板を分極
    方向を揃えて積層したバイモルフ構造を有する圧電アク
    チュエータと、この圧電アクチュエータに駆動電圧を供
    給する駆動手段とを具備し、前記バイモルフ構造の上下
    面、及び積層された圧電板に挾まれた面に形成された電
    極のうちN+2n(1<N<M+1、n=0,±1,±
    2,・・・)層目の電極に駆動電圧を供給し、N+1+
    2n(n=0,1,2,・・・)層目の電極には最少で
    も駆動電圧の最大値から圧電体の抗電界に相当する電圧
    値より低い定電圧を、N−1−2n(n=0,1,2,
    ・・・)層目には最大でも駆動電圧の最小値から圧電体
    の抗電界に相当する電圧値より高い定電圧を印加してな
    り、なおかつ前記定電圧の少なくとも一方がゼロでない
    ことを特徴とする変位発生装置。
  3. (3)前記N層目の電極は、Mが偶数の場合はN=M/
    2で表現され、Mが奇数の場合はN=(M±1)/2で
    表現されることを特徴とする請求項2記載の変位発生装
    置。
JP1244967A 1989-09-22 1989-09-22 変位発生装置 Pending JPH03112373A (ja)

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JP (1) JPH03112373A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012517790A (ja) * 2009-02-09 2012-08-02 オークランド・ユニサービシス・リミテッド 機械感覚性アクチュエータアレイ
JP2016189651A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 アルプス電気株式会社 積層型アクチュエータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012517790A (ja) * 2009-02-09 2012-08-02 オークランド・ユニサービシス・リミテッド 機械感覚性アクチュエータアレイ
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