JPH046885A - 積層ユニモルフ型圧電素子 - Google Patents

積層ユニモルフ型圧電素子

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JPH046885A
JPH046885A JP2108194A JP10819490A JPH046885A JP H046885 A JPH046885 A JP H046885A JP 2108194 A JP2108194 A JP 2108194A JP 10819490 A JP10819490 A JP 10819490A JP H046885 A JPH046885 A JP H046885A
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JP
Japan
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plate
piezoelectric ceramic
shaped piezoelectric
polarization
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP2108194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Saigo
宏明 西郷
Yoshihisa Ushida
善久 牛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は積層ユニモルフ型圧電素子に関する。
〔従来の技術〕
電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換するPZT
などの圧電体を利用した屈曲変位型圧電素子として、従
東 バイモルフ型圧電素子や、ユニモルフ型圧電素子が
知られている。
バイモルフ型圧電素子は、例えば、第2図のように、2
枚の矩形状の圧電体10.11を分極方向が同方向とな
るように、金属板などによって形成された弾性基板12
の両面に張り合わせ、基板12を境に互いに反対方向の
電界を印加することで、一方の圧電体10を分極方向と
垂直に収縮させ、他方の圧電体11を分極方向と垂直に
伸張させ、その結策 屈曲変位するようになっている。
一方、ユニモルフ型圧電素子(戴 第3図のように基板
15の片面にのべ 分極された圧電体16を張り合わせ
た構造で、分極方向と同一方向の電界を印加して圧電体
16を分極方向と垂直に収縮させ、その給気 屈曲変位
するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、バイモルフ型では、一方の圧電体にはその分極
方向と同一方向に電界が印加されるが、他方の圧電体に
はその分極方向と逆方向の電界が印加されるため、この
逆向きの印加電界が圧電体の抗電界に近くなると分極反
転が起こり、変位量や発生力が著しく低下するという問
題があり、また、逆方向に電界をかけているので、長期
に使用していると分極が弱まってしまう。
この点、分極方向と逆方向の電界を印加することがなく
、分極反転のないユニモルフ型が有利である力τ、ユニ
モルフ型は分極と同一方向のみに電界を印加−獣 圧電
体を収縮させるだけであるから、圧電体の収縮と伸張を
組み合わせたバイモルフ型に比較し 変位量が少ない。
本発明はこのような背景の下になされたもので、ユニモ
ルフ型の利点を活かし その欠点を改良して、変位量も
発生力も大きいユニモルフ型圧電素子を提供するもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明頃 基板の片面&ミ 厚さt。
の第1の板状圧電セラミックスを積層し この第1の板
状圧電セラミックスの面上!、  さらに厚さt2の第
2の板状圧電セラミックスを積層して、順次、板状圧電
セラミックスをn枚積層するものとし(nは2以上の自
然数)、第n番目の板状圧電セラミックスの厚さをtゎ
 とした場合、各板状圧電セラミックスの厚さが相互に 1、−1.。1〉0 となる関係とし さら&ミ 各板状圧電セラミックスは
面方向と垂直に分極さ枳 各板状圧電セラミックスの分
極方向と同一方向に電界を印加するよう構成した積層ユ
ニモルフ型圧電素子である。
ここで、基板は可撓性、もしく代 弾性を有することが
必要であり、また、電界が印加されたときの状態で、圧
電的に不活性、即ち、伸縮あるは伸張しないことが望ま
しい。基板自体を電極とする場合には基板は金属である
必要があるハ 圧電セラミックスと基板との間に薄膜状
電極を形成する場合には金属でなく、セラミックス、合
成樹脂などでもよい。基板の厚さは好ましく110μm
−1mm、  特に好ましくは30μm〜200μmで
ある。
次番二 板状圧電セラミックスは、PZTに代表される
が、これに限定されるものではない。この板状圧電セラ
ミックスは、その面方向に対して垂直すなわち厚さ方向
に分極されている。
圧電セラミックスの1枚あたりの厚さは、好ましくは1
0μm〜1mm、  特に好ましくは30μm〜200
μmがよい。
本発明ではこのよう板状圧電セラミックスが積層されて
構成される。積層される各板状圧電セラミックスのそれ
ぞれIL  その厚さが基板から雛れるにつれて薄くな
るよう構成される。すなわち、基板に積層される第1の
板状圧電セラミックスの厚さをtlとし 第2、第3・
・第n番目の厚さをt2、t3、 ・・t。とした場合
、 1.−1.。1〉0とされる。
板状圧電セラミックスの厚さが基板から離れるにつれて
薄くすることにより、各板状圧電セラミックスに同じ電
圧を印加した場合、電極間隔の狭い第n+1番目の板状
圧電セラミックスにががる電界(=電圧/厚さ)が、電
極間隔の広い第n番目の板状圧電セラミックスにかかる
電界よりも大きくなる。したがって、分極と垂直方向の
収縮率は、第n + 1番目の板状圧電セラミックスに
ついてのそれハ 第n番目の板状圧電セラミックスにつ
いてのそれより大きくなり、その結果、従来のユニモル
フ型圧電素子と比較して、大きな変位量と、大きな発生
力を得ること可能になる。
板状圧電セラミックスの積層にあたっては、基板側から
積層順で奇数番目と偶数番目とでそれぞれ分極方向が逆
となるように積層するのが、以下の理由で好適である。
すなわち、積層にあたっては、各層間に電極を介挿して
、この電極を介して板状圧電セラミックスに電界を印加
するカ& 奇数番目と偶数番目とで分極が同一であると
、奇数番目に取り付けられる正極と、偶数番目に取り付
けられる負極とが板状圧電セラミックス間で、隣接する
こととなり、両者間に絶縁層を設けなければならない。
これに対し奇数番目と偶数番目とでそれぞれ分極方向が
逆となるように積層すると板状圧電セラミックス間に一
つの電極を設けるだけで、その電極を隣接する板状圧電
セラミックス双方用の負極あるいは正極として共用でき
るというメリットがあり、回路が簡略化できる。
このような電極+1  焼結した板状圧電セラミックス
の両面に金属ペーストを印刷塗布したのち焼付ける方法
、あるいはスパッタリングなどのPvD法による圧電セ
ラミックス面への金属蒸着などによる方法で形成される
また、焼結前の圧電セラミックスのグリーンシートの片
面に金属ペーストを印刷塗布したものを3枚以上積層し
たのち、圧電セラミックスの焼結と同時に電極を焼付け
て形成させることもできる。
この場合、外側の2枚の圧電セラミックス焼結体のうち
の1枚(戯 外表面に電極が形成されず、圧電的に不活
性なため、基板として作用させることができる。
なお、圧電セラミックスを積層した圧電素子としては、
特開昭60−178677号、特開昭61−1278号
、411開昭61−191085号、特開昭63〜23
90などが知られているが、これらは、バイモルフ型で
あり、ユニモルフ型で積層とした点に特徴を有する本発
明とは異なる。
〔作用〕
本発明では、板状圧電セラミックスを複数枚積層したこ
とで、ユニモルフ型であっても、大きな変位量と、発生
力を得ることが可能である。また、電界を分極方向と同
一方向に印加するので、分極反転という問題は起こり得
す、大きな電界を印加できる。
本発明の素子は圧電アクチュエータ、振動子などとして
使用できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。
リン青銅からなる基板1の片面に  第1の板状圧電セ
ラミックス2が積層さ瓢 さらに第1の板状圧電セラミ
ックス2に第2の板状圧電セラミックス3が積層されて
いる。
第1及び第2の板状圧電セラミックス2.3はいずれも
、 Pb (Mg+zsNbazs) i、5vsTis、
ztsZrs、2s(hを主成分とする化合物の焼結体
からなり、いずれも両面に銀ペーストを印刷塗布し焼付
けた後、面方向と垂直に分極を施しである。
そして、基板1、第1の板状圧電セラミックス2、第2
の板状圧電セラミックス3はそれぞれ接着剤で接着され
る。
積層にあたり、第1の板状圧電セラミックス2で+i、
分極の+側が基板!側となるように獣 第2の板状圧電
セラミックス3で+L  分極の一側が第1の板状圧電
セラミックスZ側となるようにした そして、第1の板状圧電セラミックス2と第2の板状圧
電セラミックス3との間の電極S1を電源4の負極1 
基板lと、第2の板状圧電セラミックス3における第1
の板状圧電セラミックス2の反対側の電極S2にそれぞ
れ電源4の正極を接続し各板状圧電セラミックス2.3
の分極方向と同一方向に電界を印加しへ これにより、
各板状圧電セラミックス2.3が収縮し 基板1が収縮
しないため、素子全体が屈曲変位しへ 基板1の厚さt6、第1の板状圧電セラミックス2の厚
さはj+、第2の板状圧電セラミックス3の厚さt2を
適宜選択し 印加電圧を100vとし変位量δμ四 発
生力F (g)を測定し九 結果を第1〜3表に示す。
なお、 t、は、素子全体の厚さであり、素子の幅は1
0mm、  駆動長さは18mmと一定とした。
C本頁、以下余白) 第1表 スの厚さを一定にし 基板の厚さを厚くする(素子全体
の厚さも厚くなる)と、変位量が低下し発生力が増加す
る。これに対し 本発明による積層ユニモルフ型圧電素
子の実施例11戴  比較例2に比べて、大きな変位量
と発生力を示し 実施例2I戴  比較例1および2の
いずれに比べても、大きな変位量と発生力を示すことが
判る。
また、バイモルフ敷 従来のユニモルフ型、本発明の積
層ユニモルフ型の各種性能を比較すると、以下の第2表
のような結果となる。
ここで、一般に絶縁破壊電界〉〉抗電界である。
(本頁、以下余白) 第2表 〔発明の効果〕 本発明で1戴 バイモルフ型圧電素子に比較して、電界
を分極方向と逆方向く 電界の印加による分極反転が起
こることがなく、安定した変位量と発生力を得ることが
できる。また、何等かの要因で分極が弱くなっても、駆
動に際しては分極方向に電界を印加するので、分極を再
度強化することができるという復元作用をも有する。
そして、従来のユニモルフ型圧電素子に比較して、板状
圧電セラミックスを複数枚積層したことで、大きな変位
量と、発生力を得ることができる。
しかも、本発明で(戴 板状圧電セラミックスの厚さが
基板から離れるにつれて薄くすることにより、各板状圧
電セラミックスに同じ電圧を印加した場合、電極間隔の
狭い第n+1番目の板状圧電セラミックスにかかる電界
(=電圧/厚さ)力&電極間隔の広い第n番目の板状圧
電セラミックスにかかる電界よりも大きくなる。したが
って、分極と垂直方向の収縮重代 第n+1番目の板状
圧電セラミックスについてのそれ25− 第n番目の板
状圧電セラミックスについてのそれより大きくなり、そ
の結果 従来のユニモルフ型圧電素子と比較して、大き
な変位量と、大きな発生力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の積層ユニモルフ型圧電素子の一例を示
した断面艮 第2図は従来のバイモルフ型圧電素子の一
例を示した断面民 第3図は従来のユニモルフ型圧電素
子の断面図である。 1・・・ 基板 2・・・ 第1の板状圧電セラミックス3・・ 第2の
板状圧電セラミックス 4・・・ 電源 &、S2・・・電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 基板の片面に厚さt_1の第1の板状圧電セラ
    ミックスを積層し、この第1の板状圧電セラミックスの
    面上にさらに厚さt_2の第2の板状圧電セラミックス
    を積層して、順次、板状圧電セラミックスをn枚積層す
    るものとし(nは2以上の自然数)、第n番目の板状圧
    電セラミックスの厚さをt_nとした場合、各板状圧電
    セラミックスの厚さが相互に t_n−t_n_+_1>0 となる関係とし、さらに、各板状圧電セラミックスは面
    方向と垂直に分極され、各板状圧電セラミックスの分極
    方向と同一方向に電界を印加するよう構成した積層ユニ
    モルフ型圧電素子。
JP2108194A 1990-04-24 1990-04-24 積層ユニモルフ型圧電素子 Pending JPH046885A (ja)

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JP (1) JPH046885A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175364A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kyocera Corp タッチパネル装置の駆動方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011175364A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kyocera Corp タッチパネル装置の駆動方法

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