JPS5930543Y2 - 積層型電歪駆動装置 - Google Patents

積層型電歪駆動装置

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JPS5930543Y2
JPS5930543Y2 JP1980101304U JP10130480U JPS5930543Y2 JP S5930543 Y2 JPS5930543 Y2 JP S5930543Y2 JP 1980101304 U JP1980101304 U JP 1980101304U JP 10130480 U JP10130480 U JP 10130480U JP S5930543 Y2 JPS5930543 Y2 JP S5930543Y2
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laminated
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JP1980101304U
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English (en)
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JPS5724756U (ja
Inventor
秀之 鈴木
Original Assignee
東北金属工業株式会社
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数個の電歪磁器薄板を電気的に並列になる
よう複数個の端子板を介して積層してなる積層型電歪駆
動装置に関する。
従来、変位素子として最も一般的なものに、ピックアッ
プカートリッジに使用されているバイモルフ素子、並び
にその応用として円形バイモルフ素子、矩形バイモルフ
素子及びモノ(ユニ)モルフが知られているが、いずれ
の場合も発生駆動力が非常に弱く、産業用アクチュエー
タ等の機構部品としては満足できるものではなかった。
ところで、厚み方向に分極された圧電極器に直流電界を
加えた場合、厚み方向の変位は微量であるが、複数個積
層することにより、任意の大きな変位が得られることに
着目して、最近、駆動力の大きな素子として、第1図に
示す如き積層型圧電駆動体が実用化されつつある。
図中、1は厚さ方向に分極された圧電磁器薄板であり、
これは例えば厚さt=0.5〜1mmのものを積層数n
−30〜100枚と多数用意し、これら磁器板1の両面
に電極2を形成しておき、交互に電気的に並列となるよ
うに電極取り出しさせて積層固着したものである。
そして直流電源をリード端3,3′に印加すると、その
印加電圧に対応し、上下厚さ方向に機械的に変位し得る
ものであった。
この場合、歪みをS、電界をE、圧電磁器の圧電歪み定
数をd 33、積層体全体の変位量を41とすると、そ
の変位11は第1及び第2式で関係づけられる。
S=J t / t =d33・E・・・・・・・・・
(1)実1=n−Jt・・・・・・・・・(2)従って
、llを大きくとるためにはd33.E及びnを大きく
することが必要であるが、既存の圧電材料ではd33は
おのずと限定されてしまう。
また積層個数nを大きくとればよいのであるが、nを大
きくするには再現、ばらつき等製造上問題があり、しか
も小型化という点では問題がある。
また電界Eを大きくすることは省エネルギという点から
問題がある。
本考案はかかる点に鑑み、簡単な構成によって大きな変
位量を得ることができるこの種装置を提案するにある。
以下本考案の一実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第2図は本考案の一例を示す駆動装置を示し、同図Aは
平面図、Bは正面図、Cは右側面図である。
1は矩形のPZT等で構成された圧電磁器薄板を示し、
これは、両面に電極が形成され、複数の薄板1を積層固
着され、電極を交互に引出し、電気的に並列となるよう
にした積層駆動体A、B、Cを厚さ方向に並行に配置し
、隣り合う駆動体A、B、Cの異なる端部をU字状金属
片4に夫々固着する。
金属片4は、第2図及び第3図に示す如く、舌片4a
、4 b及び底部4Cは互いに平行形威し、舌片4a、
4bには駆動体A、Bの上部端面が、また底部4Cには
駆動体Bの下部端面が固着され、その他の部分について
は駆動体と金属片とは接触せず、機械的変位の規制を除
くようにしている。
尚、材料はステンレス材又は黄銅等が好適である。
このように構成すると、駆動体A、B、Cに直流電圧を
印加することにより、駆動体A、Cは下方向にll変位
し、駆動体Bは上方向に111変位し、装置全体として
は2倍のllの変位を得ることができる。
第4図は本考案の他の例を示す駆動装置の平面図、半断
面正面図、側面図である。
本例の駆動体は、円形磁器薄板及びリング状磁器薄板を
前述同様に電極を形成して積層固着し、その電極端子板
を並列に電気的に接続した円柱状駆動体E及び円筒状駆
動体Fを形成して同心状に配すると共に、ツバ付帽子状
の金属片5に、即ち駆動体Eの下部端面を金属ツバ部5
aに夫々固着させて駆動体としたものである。
第6図A、Bは上述例の駆動装置の印加電圧に対する変
位量の変化を示す図である。
厚さ0.5mmの圧電材(PZT)を用い30枚積層し
た駆動体を用意し、本考案(第2図例)と従来例(第1
図例)の構造にした特性を示したが、本考案によればほ
ぼ2倍の変位量を得ることが明らかとなった。
尚、第4図例に示す駆動装置でも同様に大きな変位を得
ることができることを確認している。
また本考案によれば、いずれにおいても、パルス応答に
対してはl m5ec以下と連応性を示し、またバイモ
ルフ素子のようにバックスイング現象がほとんど認めら
れないことも知得している。
以上述べた如く本考案によれば、補数側の電歪磁器薄板
を電気的に並列となるように複数個の端子板を介して積
層固着してなる積層型電歪駆動体を2個以上用い、これ
ら積層型駆動体を厚さ方向に並行に隣り合わせて配置し
、しかも隣り合う積層型駆動体の夫々異なる側の端部を
金属片で固着連結するように構成したので、従来に較べ
て変位量を大幅に大きくし得る。
すなわちカム、スプリング等の機械的部品による駆動装
置に生ずる誤差の発生、変位の不精度は解消され、また
従来の電歪駆動装置に較べて変位量は2倍得られるため
、同変位量であれば、厚さを1/2とすることができ、
小型化等製造上の有利性がある。
また別の見方をすれば、はぼ1/2の電圧で駆動するこ
とができ、省エネルギ型の装置を提供し得る。
従って本考案は、光ビデオ装置、超LSI加工装置、光
フアイバ位置調整等のレンズ微動調整、アクチュエータ
加工治具の微動調整に利用し得るため、極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の駆動装置の例を示す図で、同図Aは平面
図、Bは正面図、Cは側面図、Dは斜視図、第2図は本
考案装置の一例を示す図で、同図Aは平面図、Bは正面
図、Cは側面図、第3図は第2図例の分解斜視図、第4
図は本案の他の例を示す図で、同図Aは平面図、Bは半
断面正面図、Cは側面図、第5図は第4図例の分解斜視
図、第6図A、Bは本案装置に印加した電圧と変位量と
の関係を示す図である。 1・・・・・・磁器薄板、4・・・・・・金属片、A、
B、C,E、F・・・・・・積層駆動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の電歪磁器薄板を電気的に並列になるように複数
    個の端子板を介して積層固着してなる積層型電歪駆動体
    を2個以上用い、これら積層型駆動体を厚さに並行に隣
    り合わせて配置すると共に、隣り合う積層型駆動体の夫
    々異なる側の端部を金属片で関着連結したことを特徴と
    する積層型電歪駆動装置。
JP1980101304U 1980-07-16 1980-07-16 積層型電歪駆動装置 Expired JPS5930543Y2 (ja)

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JPS5724756U JPS5724756U (ja) 1982-02-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065794B2 (ja) * 1982-05-11 1994-01-19 日本電気株式会社 電歪効果素子
JPH0717269B2 (ja) * 1986-12-23 1995-03-01 凸版印刷株式会社 筒状物品の受け渡し装置
JPH07115745B2 (ja) * 1987-11-24 1995-12-13 松下電工株式会社 部品供給装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126830A (en) * 1974-08-22 1976-03-05 Mitsubishi Chem Ind Kurezooruiseitaino bunrihoho

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JPS5724756U (ja) 1982-02-08

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