JPH03111873A - 湿式画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は静電潜像担持体上に形成した静１！ｌ潜像を液
体トナーで現像しさらに記録１紙等の記録媒体に転写し
て画像を形成する湿式画像形成装置に関する。

（従来の技術） 従来の湿式画像形成装置においては、静電潜像担持体は
金属ドラム上に支持された静電潜像担持層と該静電潜像
担持層を支持する金属ドラムより構成されていた。静電
潜像担持体上に形成されたトナー像は記録紙に当接され
静電界により記録紙上に転写されていた（望月他：　湿
式複写機の変遷と動向、電子写真学会誌、２６．３　（
１９８７）　ｐ２７０−２７６）。

（発明が解決しようとする課Ｍ） 上記従来技術の装置においては、現像工程紡了時には静
電潜像に忠実な良好なトナー像が形成されているにもか
かわらず、転写工程で記録紙の平滑度により特性が影響
され高い品質の画像が得られないという問題点を有して
いた。すなわち記録紙表面の微小な凹凸により記録紙と
接することのできないトナーが転写されず、転写後の記
録紙にトナー像の欠落が発生し画質を低下させていた。

本発明の目的はこの問題点を解決して記録紙の平滑度に
影響されず高画質の得られる画像形成装置を実現するこ
とにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の湿式画像形成装置は、静電潜像担持体上の静１
ｆｔ潜像を液体トナーで現像し記録媒体上に転写するも
ので　上記静電潜像担持体が、像担持面である誘電体層
と前記誘電体層を支持する導電性の弾性層を有し、転写
装置が圧力ロールから構成されることを特徴とする。

（作用） 本発明の上記構成では、静電潜像担持体が弾性層を有す
ることにより、凹凸を有する記録紙に静電潜像担持体上
のトナー像を密着させることが可能となり、記録紙表面
の平滑度にかかわらず良好な転写が行われる。

（実施例） 次に実施例にもとすいて本発明を説明する。第１図は本
発明の一実施例を示すプリンタの構成を示す断面図であ
る。同図は静電記°録方式のプリンタを示す。静電潜像
担持体である誘電体ドラム１の周囲に各サブプロセス装
置である静電潜像形成ヘッド２、現像装置３、転写装置
４、クリーニング装置５、除、電装置６が、誘電体ドラ
ム１回転方向に順次配置されている。また記録紙８は転
写装置４を経て定着装置７に搬送されトナー像が固着さ
れる。図示しない駆動装置により誘電体ドラム１が回転
し、順次静電潜像形成工程、現像工程、転写工程、クリ
ーニング工程、除電工程、が繰り返される。

上記構成において誘電体ドラム１は金属中空ドラム１０
１、導電性の弾性層である導電性ゴム層１０２、誘電体
層１０３よりなる。

静電潜像形成工程では、静電潜像形成ヘッド２・でつく
られたイオンが選択的に誘電体ドラム１に付着し静電潜
像が形成される。誘電体Ｎ１０３はイオンが付着した際
にその表面電位が数百Ｖの大きさをもつように５〜８０
μｍの厚みで導電性ゴム層に均一にコートされている。

静電潜像形成ヘッド２は記録電極を選択的に放電させイ
オンを発生させる方式　コロナワイヤを放電させて発生
したイオンを記録電極の形成する電界で制御する方式、
ビン電極を誘電層に当接させて電荷を付与する方式など
いずれの方式でもよい。

現像は絶縁性キャリア液体溶媒中に帯電樹脂（以後トナ
ーと呼ぶ）が分散した液体現像剤３０で現像する湿式現
像方式であり、静電潜像の有する表面電位と現像装置３
内の現像を極３１との電位差により生じる現像電界に応
じてトナーが誘電体ドラム１に泳動付着して顕像が形成
される。本実施例においては、現像電極３１はロール状
として回転させ、現像液供給の機能も兼ねさせているが
、現像電極を皿状電極としてポンプ等で現像液供給を行
ってもよい。また、本実施例では、現像装置３内に組み
込まれた余剰液除去ロール３２を誘電体ドラム１に近接
させつつ相対速度を持って回転させることにより、粘性
流体に起因する力を発生させ、濡れのために誘電体ドラ
ム１に付着した余剰の現像液を絞りとるようにしである
。

転写工程では、圧力転写ロール４１が用いられる。誘電
体ドラム１の金属中空ドラム１０１及び導電性ゴム層１
０２に対して電位差をロール表面に与えた圧力転写ロー
ル４１を記録紙８を介して誘電体ドラム１に圧接させ、
機械的力と静電気力を併用して誘電体ドラム１上のトナ
ー像を記録紙７に転写させる。ここで圧力転写ロール４
１表面に与える電位は、トナーの帯電極性と逆側の電位
を誘電体ドラム１の金属中空ドラム及び導電性ゴム層１
０２に対して与える。記録紙８を介して圧力転写ロール
４１を圧接させると導電性ゴム層１０２が記録紙記録面
の微小な凹凸に応じて変形するためトナー像が記録紙８
の平滑度によらず忠実に記録紙８に転写される。また圧
接させることにより圧力転写ロール４１に特別の駆動力
を与えずに、圧力転写ロール４１を誘電体ドラム１と相
対速度無く従動させることができる。従って誘電体ドラ
ム１と圧力転写ロール４１の間に介在して搬送される記
録紙８も誘電体ドラム１との相対速度無く搬送されるた
め、ジッダ等記録紙搬送ムラに起因する転写時の画像低
下を防止することが可能となる。さらに誘電層１０３と
してシリコンコート、フッ素コートを施すと誘電体ドラ
ム１よりトナー像が剥離しやすくなって高い転写効率が
得られ、欠落の無いトナー像を得ることができると共に
次工程であるクリーニング工程での負荷を減じることが
できる。

記録紙８は転写工程を経た後に定着装置７に搬送され熱
と圧力により記録紙上にトナー像が固着される。

クリーニング工程では、誘電体ドラム１上に残余する転
写残りトナーをクリーニングブレード５１で機械的に掻
き取る。なお、ブレードでなくウェッブを用いることも
可能である。

除電工程においては、誘電体ドラム１上に残余する表面
電位をコロトロンを用いて取り除く。図中ではコロトロ
ンを示しているが、その他導電性のブラシで誘電体ドラ
ム１の表面を摺擦させることで除電することも可能であ
る。さらにはクリーニングブレード５１もしくはクリー
ニングブレード５１の誘電体ドラム１との当接部分を導
電性の材質とすることでクリーニングと除電を同時に行
うことも可能である。

第２図は本発明の別の実施例をなすプリンタに用いられ
る圧力転写ロールの断面図である。転写工程以外は第一
の実施例と同様であるため説明を省略する。同図におい
て圧力転写ロール４１は、円筒構造であり、セラミック
ヒータ−ハロゲンランプなどの熱源４２を内包して、ヒ
ートロールの機能も有している。転写時に静電気力と圧
力と熱を同時に加えることにより、トナー像を記録紙上
に固着させることが可能である。すなわち転写と定着を
同時に行うことが可能であり、従来の定着装置を省略す
ることができる。誘電体ドラム１の誘電層１０３をシリ
コンコートやフッ素コートなどの耐熱性の高い材質を用
いて形成すれば、熱による誘電体ドラム１へのダメージ
を防止することができる。

第３図は本発明のさらに別の実施例を示すプリンタの構
成を示す断面図ある。本実施例では静電潜像担持体がベ
ルト構造となっている。誘電体ベルト１０は、導電性ゴ
ム層１０２を基層としその上に第一の実施例と同様にし
て誘電体層１０３を設けたベルトである。誘電体ベルト
１０の周囲には第一第二の実施例と同様に、各サブプロ
セス装置である静電潜像形成ヘッド２、現像装置３、転
写装置４、クリーニング装Ｎ５、除電装置６が誘電体ベ
ルト１０の移動方向に順次配置され、記録紙８は転写工
程を経た後に定着装置７で定着される。各サブプロセス
装置の機能は第一の実施例と同様である。

同図においてベルト搬送ロール１１は誘電体ベルト１０
に張力を与え、導電性ゴム層１０２に所定の電位を与え
る。またベルト搬送ロール１１の少なくとも一つは駆動
ロールとなっており、誘電体ベルト１０を循環させる。

静電潜像担持体をベルト状とすることで静電潜像担持体
周辺の各サブプロセス装置の配置の自由度を向上させる
ことが可能となる。

一般に静電潜像形成ヘッドは、最小画素単位である１ド
ツトを記録する記録電極が千鳥状に配置されている。こ
のため静電潜像担持体が極率を有する場合には、記録電
極と静電潜像担持体表面との距離さらに静電潜像形成ヘ
ッドより照射されたイオンの静電潜像担持体への投影像
を全てのドツトについて一定とすることは困難である。

従ってすべてのドツトの静電潜像を均一に形成すること
ができなかった。しかし、ながら本実施例で示すごとく
静電潜像担持体をベルト状とすることにより静電潜像形
成ヘッド対向位置で静電潜像担持体の極率をなくすこと
が可能となり、上述のような静電潜像のドツトばらつき
の問題点も解決できる。

また本実施例で示すごとくベルト搬送ロール１１の対向
位置に圧力転写ロール４１を設けることで、大きな転写
圧力を加えた場合のベルトの伸びを防止することができ
る。さらに転写位置での誘電体ベルト１０の横車が大き
くなるために誘電体ベルト１０からトナー像の剥離が容
易となる。

またクリーニング装置５もベルト搬送ロール１１の対向
位置に設けることにより、上記と同様の理由から残余の
トナー像の剥離を容易にしている。

さらに圧力転写ロール４１を第２の実施例のごとく熱源
を内包するヒートロールとすることで転写定着を同時に
行うことも可能である。

（発明の効果） 本発明によれば、静電潜像担持体の像担持面である誘電
層が導伝性の弾性層の上に支持されているために、表面
に凹凸を有する記録紙に静電潜像担持体上のトナー像を
密着させることが可能となり、記録紙表面の平滑度にか
かわらずトナー像の欠落の無い良好な転写が行われると
いう効果を有する。

また転写時に記録紙と静電潜像担持体が密着して相対速
度無しで記録紙搬送が行われるため、記録紙搬送ムラに
伴って生じる転写時の画像低下を防止することができる
という効果を有する。

さらに熱源を内包する圧力転写ロール４１を用いた場合
には、転写と同時に定着がおこなえ、定着装置を省略す
ることができるという効果も有する。

またさらに静電潜像担持体をベルト状とした場合には、
各サブプロセス装置の配置の自由度を向上させるととも
に静ＢＮ像のドツトばらつきを無くしかつ転写時のトナ
ー剥離を容易にすることができるという効果も有する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示すプリンタの構成を示す
断面図。 第２図は本発明の別の実施例をなすプリンタに用いられ
る圧力転写ロールの断面図。 第３図は本発明のさらに別の実施例を示すプリンタの構
成を示す断面図。 ・１　　　　誘電体ドラム 　０ １ ０２ ０３ 転写装置 誘電体ベルト 圧力転写ロール 導電性ゴム層 誘電体層 以上

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）静電潜像担持体上の静電潜像を液体トナーで現像
   し記録媒体上に転写する湿式画像形成装置において、 上記静電潜像担持体が、像担持面である誘電体層と前記
   誘電体層を支持する導電性の弾性層を有し、転写装置が
   圧力転写ロールから構成されることを特徴とする湿式画
   像形成装置。
2. （２）圧力転写ロールが熱源を内包するヒートロールで
   あることを特徴とする請求項１記載の湿式画像形成装置
   。
3. （３）静電潜像担持体がベルト状であることを特徴とす
   る請求項１記載の湿式画像形成装置。
4. （４）静電潜像担持体がベルト状であることを特徴とす
   る請求項２記載の湿式画像形成装置。