JPH0311020A - 植物成分を含有する消臭、脱臭材 - Google Patents
植物成分を含有する消臭、脱臭材Info
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- JPH0311020A JPH0311020A JP1146263A JP14626389A JPH0311020A JP H0311020 A JPH0311020 A JP H0311020A JP 1146263 A JP1146263 A JP 1146263A JP 14626389 A JP14626389 A JP 14626389A JP H0311020 A JPH0311020 A JP H0311020A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、茶、椿、山茶花１月桂樹などの常緑広葉樹等
の植物から採取された植物成分を含有する消臭、脱臭材
に関するものである。
の植物から採取された植物成分を含有する消臭、脱臭材
に関するものである。
［従来技術及び発明が解決しようとする課題］従来、こ
れら常緑広葉樹等の植物から採取された植物成分を含有
する消臭、脱臭材としては、例えば特公昭６１−８６９
４号公報に示す如きものが知られているが、このもので
は、茶を乾留して得られた乾留分そのままのものに、適
宜の製剤補助剤を加えて製剤化したものを消臭剤として
使用していた。しかるにこの乾留分を、水や溶媒等に溶
解した液状の消臭、脱臭材として用いた場合には、時間
の経過と共に大腸菌やカビ等の菌類が発生し、消臭、脱
臭効果が損なわれてしまうという欠点があり問題となる
。
れら常緑広葉樹等の植物から採取された植物成分を含有
する消臭、脱臭材としては、例えば特公昭６１−８６９
４号公報に示す如きものが知られているが、このもので
は、茶を乾留して得られた乾留分そのままのものに、適
宜の製剤補助剤を加えて製剤化したものを消臭剤として
使用していた。しかるにこの乾留分を、水や溶媒等に溶
解した液状の消臭、脱臭材として用いた場合には、時間
の経過と共に大腸菌やカビ等の菌類が発生し、消臭、脱
臭効果が損なわれてしまうという欠点があり問題となる
。
［課題を解決する手段］
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる植物成分を含有する消臭、脱臭材を提
供することを目的として創案されたものであって、常緑
広葉樹等の植物の葉を素材として乾留、蒸留等の手段に
よって得られた留出成分を有効成分とする消臭、脱臭材
に、防腐、抗菌剤を添加したことを特徴とするものであ
る。
することができる植物成分を含有する消臭、脱臭材を提
供することを目的として創案されたものであって、常緑
広葉樹等の植物の葉を素材として乾留、蒸留等の手段に
よって得られた留出成分を有効成分とする消臭、脱臭材
に、防腐、抗菌剤を添加したことを特徴とするものであ
る。
そしてこれら防腐、抗菌剤は、少なくても二種類以上の
防腐、抗菌剤を含有しているものであることを特徴とす
るものである。
防腐、抗菌剤を含有しているものであることを特徴とす
るものである。
そして本発明は、この構成によって、常緑広葉樹等の植
物から採取した植物成分を含有する消臭。
物から採取した植物成分を含有する消臭。
脱臭材でありながら、大腸菌やカビ等の菌類が発生する
のを防止して長期に亘って消臭、脱臭効果を維持できる
ようにしたものである。
のを防止して長期に亘って消臭、脱臭効果を維持できる
ようにしたものである。
ここで本発明に用いられる植物としては、茶、椿、寒椿
、山茶花、捕水、月桂樹、榊等の通常よく知られた植物
の葉を素材とし、これらを単独若しくは併用して用いる
ことができるが、さらにこれらの葉は、生物であっても
あるいは半乾燥物、乾燥物であっても良いものである。
、山茶花、捕水、月桂樹、榊等の通常よく知られた植物
の葉を素材とし、これらを単独若しくは併用して用いる
ことができるが、さらにこれらの葉は、生物であっても
あるいは半乾燥物、乾燥物であっても良いものである。
そしてこれら常緑広葉樹等の植物素材から減圧乾留、蒸
留等の手段により消臭、脱臭効果を有する留出分が得ら
れることとなるが、本発明においてはこの留出分を有効
成分として含む消臭、脱臭材に、チアベンダゾール、塩
化ベンザルコニウム、５−クロロ−２−メチル−４−イ
ンチアゾリン−３−オン、 グルコン酸クロルヘキシジ
ン等の防腐、抗菌剤を添加したものである。
留等の手段により消臭、脱臭効果を有する留出分が得ら
れることとなるが、本発明においてはこの留出分を有効
成分として含む消臭、脱臭材に、チアベンダゾール、塩
化ベンザルコニウム、５−クロロ−２−メチル−４−イ
ンチアゾリン−３−オン、 グルコン酸クロルヘキシジ
ン等の防腐、抗菌剤を添加したものである。
この様にして防腐、抗菌剤が添加された消臭、脱臭材は
、単独若しくは他の消臭、脱臭材と混合して用いること
ができることは勿論であるが、その使用の形態としては
、例えばエチルアルコール等の適宜溶媒に希釈した液材
やエアロゾルとして散布する等の一般的な使用形態で用
いることもできるが、さらに消臭、脱臭材の溶液を、吸
い上げ媒体が突出するように設けられたタンク中に充填
しておき、そして吸い上げ媒体をヒーター等で加熱せし
めることによって、吸い上げ媒体を介して吸い上げられ
た消臭、脱臭材を大気中に強制的に蒸散気化させるよう
に構成された消臭、脱臭器に用いることもできる。
、単独若しくは他の消臭、脱臭材と混合して用いること
ができることは勿論であるが、その使用の形態としては
、例えばエチルアルコール等の適宜溶媒に希釈した液材
やエアロゾルとして散布する等の一般的な使用形態で用
いることもできるが、さらに消臭、脱臭材の溶液を、吸
い上げ媒体が突出するように設けられたタンク中に充填
しておき、そして吸い上げ媒体をヒーター等で加熱せし
めることによって、吸い上げ媒体を介して吸い上げられ
た消臭、脱臭材を大気中に強制的に蒸散気化させるよう
に構成された消臭、脱臭器に用いることもできる。
［効果］
本発明は叙述の如く構成されるものであるから、常緑広
葉樹等の植物の葉から得られた植物成分を含有する消臭
、脱臭材には、防腐、抗菌剤が添加されており、従って
、従来のように大腸菌やカビ等の菌類が発生してしまう
ようなことがなく、長期に亘って優れた消臭、脱臭性能
を維持できる。
葉樹等の植物の葉から得られた植物成分を含有する消臭
、脱臭材には、防腐、抗菌剤が添加されており、従って
、従来のように大腸菌やカビ等の菌類が発生してしまう
ようなことがなく、長期に亘って優れた消臭、脱臭性能
を維持できる。
また添加する防腐、抗菌剤としては、少なくても二種類
の防腐、抗菌剤を含有しているものが、カビ等の菌類の
発生防止に特に有効であり、また添加量も少量でよいの
で、例えば消臭、脱臭材を、吸い上げ媒体を介して加熱
処理し大気中に強制的に蒸散気化させるようにして消臭
、脱臭を行なうような場合においても、防腐、抗菌剤に
よって吸い上げ媒体が目詰りを起してしまうことを回避
できるという利点がある。
の防腐、抗菌剤を含有しているものが、カビ等の菌類の
発生防止に特に有効であり、また添加量も少量でよいの
で、例えば消臭、脱臭材を、吸い上げ媒体を介して加熱
処理し大気中に強制的に蒸散気化させるようにして消臭
、脱臭を行なうような場合においても、防腐、抗菌剤に
よって吸い上げ媒体が目詰りを起してしまうことを回避
できるという利点がある。
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
。
。
［実施例１］
常緑広葉樹等の植物の葉として茶菓を用い、これの２５
Ｋｇを乾留釜中で２０ｕｏｏＨｇ減圧下に乾留し、１８
０〜２００℃で留出してくる淡黄色分６性の成分をプロ
ピレングリコール中に留出させた。次いでこの乾留分２
５．５部にプロピレングリコール２５．５部とＨ２Ｏ４
９部を加えて母液とし、この母液を、７Ｑｎ＋ｍ）１ｇ
減圧下にて５０〜９０℃で留出する蒸留成分、或いは大
気圧下にて加熱蒸留し１３０℃以下で留出する蒸留成分
を、消臭、脱臭材（以下試料Ａ）として得た。更にこの
ものに。
Ｋｇを乾留釜中で２０ｕｏｏＨｇ減圧下に乾留し、１８
０〜２００℃で留出してくる淡黄色分６性の成分をプロ
ピレングリコール中に留出させた。次いでこの乾留分２
５．５部にプロピレングリコール２５．５部とＨ２Ｏ４
９部を加えて母液とし、この母液を、７Ｑｎ＋ｍ）１ｇ
減圧下にて５０〜９０℃で留出する蒸留成分、或いは大
気圧下にて加熱蒸留し１３０℃以下で留出する蒸留成分
を、消臭、脱臭材（以下試料Ａ）として得た。更にこの
ものに。
表１に示す防腐、抗菌剤を添加して試料１〜１２とした
。
。
［実施例２］
実施例１と同様の手法に基づいて消臭、脱臭材（試料Ａ
）を得、このものに表２に示すように二種類の防腐、抗
菌剤を添加して試料１３〜１８とした。
）を得、このものに表２に示すように二種類の防腐、抗
菌剤を添加して試料１３〜１８とした。
表２
の−白金耳を１０ｍ１滅菌生理食塩水に混釈してそれぞ
れ菌液を作成した。そして、試料Ａおよび試料１〜１８
をそれぞれ濾紙に０．７ｍｌ含浸させ、このものを、予
め各菌液を塗布した寒天培地上に附して培養を行ない発
育の状態をｗＡ察した。尚、大腸菌の菌液については３
７℃で４日間普通寒天培地にて、またアスペルギウスニ
ギア、真菌Ｘ、真ｉＹの菌液については２５°Ｃで７日
間ＧＰ寒天培地にて培養を行った。この結果を表３に示
す。
れ菌液を作成した。そして、試料Ａおよび試料１〜１８
をそれぞれ濾紙に０．７ｍｌ含浸させ、このものを、予
め各菌液を塗布した寒天培地上に附して培養を行ない発
育の状態をｗＡ察した。尚、大腸菌の菌液については３
７℃で４日間普通寒天培地にて、またアスペルギウスニ
ギア、真菌Ｘ、真ｉＹの菌液については２５°Ｃで７日
間ＧＰ寒天培地にて培養を行った。この結果を表３に示
す。
［以下余白コ
［検討例１］
この様にして得られた試料Ａおよび試料１〜１８につい
て、菌類の発育状態について検討した。
て、菌類の発育状態について検討した。
この実験では、まず大腸菌、アスペルギウスニギア（Ａ
ｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｎｉｇｅｒでカビの一種）、真
菌Ｘ（試料Ａを３０日間放置後発生したカビ）、真菌Ｙ
（真菌Ｘと同様にして得られた他種類のカビ）の４種類
の菌類を前培養し、該前培養した各菌類＋＋十 非常
によく発育 ＋＋ かなり発育 ＋ 若干発育 −発育なし また資料Ｂはブランクである。
ｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｎｉｇｅｒでカビの一種）、真
菌Ｘ（試料Ａを３０日間放置後発生したカビ）、真菌Ｙ
（真菌Ｘと同様にして得られた他種類のカビ）の４種類
の菌類を前培養し、該前培養した各菌類＋＋十 非常
によく発育 ＋＋ かなり発育 ＋ 若干発育 −発育なし また資料Ｂはブランクである。
これらのことから、試料５．９．１１．１２においては
菌類の発育を抑えることができなかったが、試料１．２
．３．６．７．８．１０．１３．１７では一部の菌に対
して効果があり、さらに試料４においては、アスペルギ
ウスニギアおよび真菌Ｘ、真菌Ｙのカビ類に対して抗菌
性があり、そしてさらに試料１４．１５．１６．１８で
は、４種類の菌全てに対してその発育を抑えるのに有効
であることが判明した。このことから、菌類の発生を防
ぐために消臭、脱臭材に添加する防腐、抗菌剤としては
、チアベンダゾール、塩化ベンザルコニウムの１０％オ
スパン液、 ５−クロロ−２−メチル−４−インチアゾ
リン−３−オン、グルコン酸クロルヘキシジンの２０％
グルコネート液が有効であり。
菌類の発育を抑えることができなかったが、試料１．２
．３．６．７．８．１０．１３．１７では一部の菌に対
して効果があり、さらに試料４においては、アスペルギ
ウスニギアおよび真菌Ｘ、真菌Ｙのカビ類に対して抗菌
性があり、そしてさらに試料１４．１５．１６．１８で
は、４種類の菌全てに対してその発育を抑えるのに有効
であることが判明した。このことから、菌類の発生を防
ぐために消臭、脱臭材に添加する防腐、抗菌剤としては
、チアベンダゾール、塩化ベンザルコニウムの１０％オ
スパン液、 ５−クロロ−２−メチル−４−インチアゾ
リン−３−オン、グルコン酸クロルヘキシジンの２０％
グルコネート液が有効であり。
特に二種類の防腐剤、抗菌剤を添加した場合は。
その有効性が顕著であることが判明した。
［比較例２コ
更に、比較例１で菌類の発育防止に効果のあった試料３
，４，１３．１４．１５．１６．］、７゜１８について
、異なる培養方法による菌類の発育状態について検討し
た。この実験では、まず比較例１と同様の方法でアスペ
ルギウスニギア、真菌Ｘの菌液を作成し、そして各試料
１０ｍ１を滅菌済試験管にとり、該試験管に予め作成し
たＧＰ液液体培地１ｍ反び菌液を一白金耳加えた。この
試験管を２０”Ｃにて１４日間培養し、菌の発育状態に
ついてＩｔ察した。この結果を表４に示す。
，４，１３．１４．１５．１６．］、７゜１８について
、異なる培養方法による菌類の発育状態について検討し
た。この実験では、まず比較例１と同様の方法でアスペ
ルギウスニギア、真菌Ｘの菌液を作成し、そして各試料
１０ｍ１を滅菌済試験管にとり、該試験管に予め作成し
たＧＰ液液体培地１ｍ反び菌液を一白金耳加えた。この
試験管を２０”Ｃにて１４日間培養し、菌の発育状態に
ついてＩｔ察した。この結果を表４に示す。
おいてはその有効性が顕著であり、さらにこのものでは
添加料が各々０．０１ｗｔ％づつという少量でも優れた
抗菌性があり、従って経済的である許りでなく、例えば
消臭、脱臭材を、吸い上げ媒体を介して加熱処理し大気
中に強制的に蒸散気化させるようにして消臭、脱臭を行
なうような場合に・おいても、防腐、抗菌剤によって吸
い上げ媒体が目詰りを起してしまうことを回避できると
いう利点もある。
添加料が各々０．０１ｗｔ％づつという少量でも優れた
抗菌性があり、従って経済的である許りでなく、例えば
消臭、脱臭材を、吸い上げ媒体を介して加熱処理し大気
中に強制的に蒸散気化させるようにして消臭、脱臭を行
なうような場合に・おいても、防腐、抗菌剤によって吸
い上げ媒体が目詰りを起してしまうことを回避できると
いう利点もある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）常緑広葉樹等の植物の葉を素材として乾留、蒸留等
の手段によつて得られた留出成分を有効成分とする消臭
、脱臭材に、防腐、抗菌剤を添加したことを特徴とする
植物成分を含有する消臭、脱臭材。 ２）第１請求項記載の防腐、抗菌剤は、少なくても二種
類以上の防腐、抗菌剤を含有しているものであることを
特徴とする植物成分を含有する消臭、脱臭材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1146263A JPH0311020A (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 植物成分を含有する消臭、脱臭材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1146263A JPH0311020A (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 植物成分を含有する消臭、脱臭材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0311020A true JPH0311020A (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=15403787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1146263A Pending JPH0311020A (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 植物成分を含有する消臭、脱臭材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0311020A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0609780A1 (en) * | 1993-02-02 | 1994-08-10 | Shiraimatsu Shinyaku Kabushiki Kaisha | An antimicrobial composition, shaped articles carrying the same and a method of producing an antimicrobial composition |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6077763A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-05-02 | ライオン株式会社 | 消臭剤 |
| JPS61240960A (ja) * | 1985-04-17 | 1986-10-27 | ライオン株式会社 | 消臭剤 |
| JPH0199560A (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-18 | Okuno Seiyaku Kogyo Kk | 消臭剤 |
| JPH01107767A (ja) * | 1987-10-21 | 1989-04-25 | Sanden Corp | 植物成分を含有する不揮発性残渣物の少い消臭、脱臭材 |
-
1989
- 1989-06-08 JP JP1146263A patent/JPH0311020A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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