JPH03107872A - 高彩度の色再現性に優れたトナーインキシステムを用いた電子印刷法 - Google Patents

高彩度の色再現性に優れたトナーインキシステムを用いた電子印刷法

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JPH03107872A
JPH03107872A JP1245424A JP24542489A JPH03107872A JP H03107872 A JPH03107872 A JP H03107872A JP 1245424 A JP1245424 A JP 1245424A JP 24542489 A JP24542489 A JP 24542489A JP H03107872 A JPH03107872 A JP H03107872A
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toner ink
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泰弘 永田
Michiei Nakamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は6色の一次色トナーインキと墨1・+−インヤ
の7色のトリーインキからなる高彩度の色再現性に優れ
たトノ−インキシステムを用いた電子印刷法に関する。
[従来の技術] 電子印刷の技術は電子写真複写機、静電記録機、Jレク
トロファックス機、プリンターなどに近年著しい技術革
新が′つづき、色彩の観点からみでも黒色のモノクロー
ム印刷から有彩色モノカラー印刷、さらにフルカラー印
刷へと進み、トナーインA−もそれらの革新に対応する
ように改良が行われてい乙。しかし、フルカラー印刷用
のトナーインキの色相は、乾式、湿式とも、長年、黄、
紅、藍の3色ないしさらに墨を加えた4色構成に変わり
がなく、個々の色につい°℃も新しい発色範囲の広い色
素の開発も困B−rあるのか現状である。
そこで、現状のフルカラー−電イ印刷は黄、紅、藍の3
原色による2色ずつの刷り重ねで赤、緑、青紫の光の3
yX色に相嘉−4る色を再現φ〜るシステムによってい
る。
[発明が解決しようどする課題1 L記の3色又は4色構成のフルカラー電子印刷の場合は
減色混合と並置混合の併用にJ゛っ1広範囲の色再現を
行−)ているが、トナーインキの3g色が理想的な分光
反射率分布を備えていないため、発色の範囲に制約を生
じ、特に−次色(黄・紅・藍)と二次色(赤・緑・青紫
)の中間の色、たとえば橙・黄緑・青緑・群青色・紫・
赤紫の色相では彩度の高い色の発色が不十分である。
このような欠点を補うためにさらに3色の原色を加えて
、上記の発色不良の部分を補j9)ど150、たのが、
本発明のシステムである。
本発明は現状のフルカラー電子印刷のシくア゛ムを残し
て3色を補う方法により、現存の色素により高彩度の色
再現性に優れたフルカラ・電7−印刷法を提供すること
を目的と−4るものである。
1課題を解決するための手段1 すなわち本発明は、標準条件で電子印刷した場合のベタ
印刷面のXYZ表色系による色度(JIS  Z−87
01XYZ表色系及びX、。、Y lfl、210表色
系による色の表示方法による)が、紅I・ノ・ インキ
でY ]、 22〜22%x、0.35〜0.46、 
y 0.18〜0.26 橙トナ インキでY26〜36%、x0.51−0.5
8、 y 0.34〜0.45 黄1・す−インキでY’ 60〜75 %、x0.40
〜0.46、yO847〜0.55 緑ト光−インキでY2S 〜43%、x 0 、15 
=〜0.22、y 0.34〜0.41 藍トナーインーでY 15−27%、x0.10−O、
1,9、y0.is 〜0.23 紫1−f゛−インキでY4−20%、x 0 、1.8
−0゜26、 y0.05〜0.18 墨トカ〜インA−でY 2〜8 % 1. x O、2
5・−〇、34、 y 0.25〜0.34 の範囲内にあり、かつトナーインキの主成分色素が、紅
色トナーインキは赤色色素、橙色1ノーインキは橙色色
素又は赤色色素と黄色色素の混合物、黄色トナーインキ
は黄色色素、緑色トナーインキは緑色色票又は青色色素
と黄色色素の混合物、C1′へ1・す インキは青色色
素、紫色トナー・イン幇は紫色色素又は赤色色素と青色
色素の混合物、墨色トナーインキは黒色色素又は3色以
上の有彩色色素の混合物である7色のトナーインキから
なり、色環上で互いに隣接する2色の有彩色トナーイン
キと墨トナーインキの刷り重ねあるいは隣接する3色の
有彩色トナーインキの刷り重ねを印刷面の部分によって
使い分けることを特徴とする高彩度の色再現性に優れた
トナーインキシステムを用いた電子印刷法である。
(ここに言う色環は第1図に示すものであり、3色の組
合せとは、「紅・橙・墨」、「橙・黄・墨」、「黄・緑
・墨」、「緑・藍・墨」、「藍・紫・墨」、「紫・紅・
墨」、「紅・橙・黄」、「橙・黄・緑」、「黄・緑・藍
」、「緑・藍・紫」、「藍・紫・紅」、「紫・紅・撥」
の12通りを指し、各組合せにおいてはその内の1.2
色が用いられない場合も含む。) 本発明において、3色を追加する場合の色の選び方は、
赤・緑・青紫の光の31tK色を当てる方法と、−次色
、二次色からどちらかにずらして3色を選択する方法が
考えられるが、ここでは橙色、青みの緑、紫を選んで本
発明のシステムを構成している。
これにより一次色が6色、二次色が6色となり発色の範
囲が拡がってくる。刷り重ねの場合は減色混合となるた
め、高彩度さを維持するには、主波長が近い色同士を刷
り重ねることが有利であるため、6色の一次色をもつこ
とは鮮やかさのキープに有力な手段として働く。本発明
のシステムではさらに暗い色をつくるために墨色トナー
インキを組み合わせて、7色によるセットトナーインキ
となる。
本発明の印刷法では、7色セットトナーインキによって
ひとつの色表現システムが構成されている。このカラー
システムは、墨色トナーインクの濃度を縦軸とした十二
角錐、あるいは表現の仕方によってはダビデの星形錐の
形をもつ色立体として表現できる(第2図参照)。
この色立体では、周辺に高彩度色をめぐらし、中心に向
かって徐々に明度が上がり中心の白色点(紙の色)に収
れんする清色領域を頂上にもち、無彩色軸を下に向かう
にしたがって徐々に墨の濃度レベルが増大する同一ブラ
ックレベル色平面が積み重なり、墨色トナーインキの濃
度が大きくなるに従い同一ブラックレベル色平面の面積
は小さくなり、やがて、墨100%で1点に収れんする
この色立体においては、隣接する2つの一次色の刷り重
ねによって中間色が表現されるため、従来の黄、紅、藍
のような全く離れた3色の刷り重ねから生ずるような色
の濁りが比較的少ない。
従って、色の明るさあるいは色の濁りは、墨色トナーイ
ンキ濃度にほぼ依存する。
そして、この色立体は一次色の隣接2色と墨の濃度の3
因子のみによって規定されるカラーシステムである。従
ってひとつの色の表示は三つの記号量によって表現され
る。
その例を示すと[紅100%・橙0%・墨0%]、[橙
50%・黄50%・墨0%]、[緑80%・藍20%・
墨10%]などの表現となる。
本発明において使用されるトナーインキについて説明す
る。
本発明番二使用されるトナーインキは従来公知の乾式及
び湿式の電子写真トナーインキと同様に色素、樹脂分散
媒あるいは有機液体分散媒及び必要な添加剤、助剤など
よりなっている。
本発明に使用される7色のトナーインキは、各々標準条
件で電子印刷した場合のベタ印刷面のXYZ表色系ニヨ
6色度(J I S  Z−8701XYZ表色系及び
X10、Y10、Z10表色系による色の表示方法によ
る)が、 紅トナーインキでY12〜22%、x0.35〜0.4
6、y0.18〜0.26 橙トナーインキでY26〜36%、x0.51〜0.5
8、y0.34〜0.45 黄トナーインキでY60〜75%、x0.40〜0.4
6、y0.47〜0,55 緑トナーインキでY25〜43%、xQ、15〜0.2
2、y0.34〜0,41 藍トナーインキでY15〜27%、x0.10〜0.1
9、 y0.1.5〜0.23 紫トナ〜−−インキで74〜20%、x0.18〜0.
26、 y0.05〜0゜18 墨トナーインギでi’ 2〜89fi、x0.25=0
.34、 y 0 、25〜・0.34の範囲内にあり
、か′つトナーインキの主成分色素が、紅色1−す・〜
インキは赤色色素、橙色1・J−−インキは橙色色素又
は赤色色素と黄色色素の61合物、黄色トナーインキは
黄色色素、緑色l・ノーイ〉・八は緑色色素又は青色色
素と黄色色素の配合物、藍色トt〜 インキは青色色素
、紫色トナ−インキン紫色色素又は赤色色素と青色色素
のola物、墨色トナーインキは黒色色素又は3色以上
の有彩色色素の混合物である7色のトf″−イーキであ
る。
本発明に使用される色素について説明−jる。。
色素とし、ては顔料、油溶性染料、分数性染料などから
選んで使用される。従来公知の5彩色又は黒色の/ゾ系
、アゾメチン基を含むアゾ系、アゾメチン糸、アンスラ
キノン系、フタロシア、゛ニン系、ペリノン・ペリレン
系、インジゴ・チオインジゴ系、ジオキサジン系、キナ
クリド/系、インインドリノン糸、アニリンブラック系
の色素及び酸化鉄系、スピネル型構造系、リーボ〕/ブ
ラック系顔料などCあり、白色の酸化ヂタン系顔料であ
る。
色素どL7ては帯電性、荷電の安定性などの電気的特性
に対する影響から、t−とえば酸性染料の多価金属塩で
あるし・−生顔料よりはそのような親水性基を有しない
水不溶性色素が好よし、い。よtこ、耐光性、耐移行性
、耐薬品aなどの堅牢性の点で顔料が好よしい。
上記の色素の)ち、特に好ましい色素としてはたとえば
、赤色色素としてはC,I 、ビグメントレツ1−′5
、】22.146.149.176.177.1.85
、C,1,ビグメン[・バイオレット19などであり、
橙色色素としてはC,I 、ビグメン(−A” +/ン
ジ13.16.34.38.43.48.60.6」、
.3−(4“−アミノフェニルイミノ)−】−オキソ−
4,5,6,7−−7トラクロルイソインドリンをジア
ゾ化し、アセトアセト(4゛−クロル2′、5“−ジメ
トキシ)7′ニライドとカッ2°す〉グ反応を行って得
た橙色のアゾメチン基をIW −dるアゾ顔料、3−[
4°−アミノ−(2〜メy″ル5〜70ル)−フェニル
イミノ]−1−十ヤソ4.5.6.7−デトラクロルイ
ソインドリンをジアゾ化し、アセトアセh 2 、.4
−ジメヂルア−:、>イドとカップリング反応を行って
得た橙色のr・fメチン基を有するアゾ顔料などであり
、黄色色素としてはC,! 、ピグメントイエロー14
.17.24、gl、、93.108.109.113
゜128.151.166.167.5.3[4”  
(4”、5″、6”、7”テトラクロルソタルイミド)
−フユ、ニルイミノ] −1−オAソ4.5,6.7−
−ブトラフじルイソインドリンなどであり、緑色色素と
してはC,I。ピグメントグリ−77,36などであり
、青色色素とじCはC,iピグメントイエロー15、】
5:1.1562 、  l 5  : 3 、 15
 二 4 、 16 、  Iニ ノ − 及びポリ−
フタルイミドメチル モノ−及びポリ−アルキルアミノスルホール銅フタロシ
アニンなどであり、紫色色素とし、てはC.1.ピグメ
ントバイオレット23、32、C.I 、ピグメントレ
ッド88などであり、黒色色素としてはC.lピグメン
トブラック6、7。
1」、3−C4”−’fミノ7丁ニルイミノ)〜 IA
ギソ 4,5,6.7−ブトラフし1ルイソイ〉ドリン
をジアゾ化し、2−ヒドロキ7〜αーペンゾカルバゾー
ノし−3−カルボ−(4゛−メ]・キシ)アニライドと
カップリング反応を行って得た黒色の゛ノ′ゾメ升ン基
を有するYゾ顔$L3−(4’−・アミ/)−Lニルイ
ミノ)−1−オキソ−4 、5 、6 、7う“l・ラ
フ1フルイソイ/ドリンをジアゾ化し、2−ヒト17ギ
シーσ〜ベンゾカルバゾール−3−アルボ−(2’,4
’−ジメトキシ−5′−クロル)−アニライドとカップ
リング反応を行って得た黒色のアゾメチン基を有するア
ゾ顔料などである。
橙色色素としては光吸収性と光透過性のバランス、色の
鮮明性、諸堅牢性の点で橙色のアゾメチン基をイ1する
不溶性アゾ顔料が好まし2い。
色素は前記したように単独で使用ざI′lるほか二種な
いしそれ以上の組合せでも使用される。
たとえば、紅色トナーインキには紫味の赤色色素を、橙
色トナーインキには橙色色素又は黄味の赤色色素と黄色
色素の混合物を、黄色トナーインキには緑味の黄色色素
を、緑色トナーインキには緑色色素又は緑味の黄色色素
と緑味の黄色色素の混合物を、藍色トナーインキには緑
味の青色色素又はそれに白色顔料を加えたものを、紫色
トナーインキには紫色色素又は紫味の赤色色素と赤味の
青色色素の混合物を、墨色トナーインキには黒色色素又
は青色色素と赤色色素と黄色色素とのあるいは青色色素
と紫色色素と茶色色素との黒色混合物などが使用される
また、黒色色素としては光吸収性と光透過性のバランス
、色の鮮明性などの点で水不溶性有機色素の単独ないし
混合による黒色色素が好ましい。
単独の黒色色素としてはたとえば、黒色の不溶性アゾ顔
料、特に上記した黒色のアゾメチン基を有するアゾ顔料
が諸堅牢性も高く好ましいものである。
本発明において、樹脂分散媒は、上記色素の分散媒体で
あり、またトナーインキとして使用される際には色素の
固着剤として作用するものであり、従来使用されてきた
ものが全て使用される。
たとえば、乾式電子写真トナーインキ用としてはポリス
チレン、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体、(メタ)
アクリル酸エステル重合体及び共重合体、スチレン−ジ
エン系共重合体、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂などの付加重合系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキ
シ系樹脂などの縮合系樹脂が使用され、また湿式電子写
真トナーインキ用としては(メタ)アクリル酸エステル
重合体及び共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体などの付加重合系樹脂、アルキッド樹脂
、ポリエステル樹脂などの縮合系樹脂などが使用される
また湿式の液状トナーインキの媒体として使用する場合
には従来公知の高絶縁性の石油系溶剤、たとえばアイソ
パーH1アイソパーG(エッソスタンタ−1’株式会社
)、シェルゾール71(シェル石油株式会社)及びケロ
シンなどが使用される。
またさらに必要に応じて従来公知の電荷制御剤、クリー
ニング剤、トナーインキの流動性の向上剤、強磁性材料
などを使用することができる。
トナーインキ中の色素の含有量は色素が有機顔料か、無
機顔料か、油性染料かで着色力に差があり、−概に決め
られないが、乾式のトナーインキの場合の色素の含有量
はおよそ15%〜0.5%、好ましくはio%〜1%位
であり、湿式のトナーインキの場合はおよそ0.01%
〜0.5%、好ましくは0.02%〜0.1%位である
乾式トナーインキの製造は従来公知の如く色素、樹脂分
散媒、必要に応じて電荷制御剤などを混合し、混線分散
機にて充分に混練し分散させ、必要に応じて調色を行う
。冷却後粗砕してのちジェットミルなどで微粉砕し、さ
らに所望の粒度に分級し、必要に応じて流動化剤、キャ
リヤーの強磁性材料などと混合して製造する。色素など
はあらかじめ高濃度に充分練肉して分散させたものを使
用することも好ましい方法である。
湿式トナーインキの製造は従来公知の如くボールミル、
連続媒体分散機などの湿式分散機を用いてあらかじめ色
素、特に顔料を高絶縁性の石油系溶剤中に電荷制御剤、
樹脂分数刻などと共に高濃度に分散させて製造する。つ
いで所望の濃度に希釈して使用する。
[実施例] 次に実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。なお
、文中に部又は%とあるのは重量基準である。
実施例1 響き顔料−1(C,1,ピグメントブルー15:3)を
3.4部、スチレン−メタクリル系共重合樹脂(樹脂−
」、軟化魚釣110’0.ガラス転移魚釣56℃、GP
C法重量平均分子量約9万)93.6部及びクロム錯塩
系負電荷制御剤(制御剤−1)3部を充分混練し、分散
させI;。冷却後粗砕してのちジェットミルで微粉砕し
、さらに5〜30ミクロンに分級し、ついで常法に従い
、流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、充分混合
し、キャリヤーの磁性鉄粉と混合し、藍色の電子写真用
負電荷乾式トナーインキを得た。さらに上記の青色顔料
に代えて下記の各種の顔料を使用し、下記の処方にて上
記の方法に従い、紅色、橙色、黄色、緑色、紫色、墨色
の6色の乾式トナーインキを 得 lこ 。
(以下余白) 上記において赤色顔料−1はC,I 、ピグメントレッ
ド122、橙色顔料−1は3−(4’−アミノフェニル
イミノ)−1−オキソ−4,5,6,7−チトラクロル
イソインドリンをジアゾ化し、アセトアセト(4′−ク
ロル−2’、5’−ジメトキシ)アニライドとカップリ
ング反応を行い、橙色のアゾメチン基を有するアゾ顔料
であり、黄色顔料−1はC,I 、ピグメントイエロー
17、緑色顔料−1はC,I 、ピグメントグリーン3
6、紫色顔料−1はC,I 、ピグメントバイオレット
23、黒色顔料−1は3−(4’−アミノフェニルイミ
ノ)−1−オキソ−45,6,7−チトラクロルイソイ
ンドリンをジアゾ化し、2−ヒドロキシ−α−ベンゾカ
ルバゾール−3−カルポー(4′−メトキシ)アニライ
ドとカップリング反応を行って得た黒色のアゾメチン基
を有するアゾ顔料である。
負電荷現像用フルカラー電子写真複写機に上記の7色の
負電荷乾式トナーインキを装填し、6色の有彩色の単独
の色や隣り合った2色の有彩色の間の色相の色出しを行
った。従来方式の藍色、紅色、黄色の3色のトナーイン
キによる色再現に比べて上記の6色のトナーインキによ
る色の色相は明るく、鮮明で冴えており、また色の再現
性に非常に優れていた。さらに墨色を加えて明度を下げ
た色相の色出しも色の再現性に優れていた。またカラー
印刷物やカラー写真を複写したがいずれもオリジナル原
稿を良く再現し、優れた複写物を与えた。また耐光性な
どの物性に優れた堅牢性を示し lこ 。
第3図に上記の7色のフルカラートナーインキの一次色
のベタ印刷面及び二次色のベタ刷り重ね印刷面の分光反
射曲線を示す。
第4図に従来方式の4色のフルカラートナーインキの一
次色のベタ印刷面及び二次色のべた刷り重ね印刷面の分
光反射曲線を示す。
これらのグラフでは反射率が100%に近いほど色は明
るく、形がシャープなほど鮮やかなはっきりした色とい
うことができる。
第1表は上記の7色のフルカラートナーインキのベタ印
刷面及び隣接する2色の有彩色インキのベタ刷り重ね印
刷面のマンセル値、主波長及び色の純度を示している。
第2表は従来より用いられている方式の4色フルカラー
トナーインキのベタ印刷面及び隣接する2色の有彩色イ
ンキのベタ刷り重ね印刷面のマンセル値、主波長及び色
の純度を示している。
(以下余白) 実施例2 実施例1で述べた方法にしたがって実施例1で使用した
スチレン−メタクリル系共重合樹脂に代えてビスフェノ
ールA系ポリエステル樹脂(樹脂−2、軟化点約100
°C)を使用して7色の負電荷乾式トナーインキを得た
実施例1と同様に負電荷現像用フルカラー電子写真複写
機に上記の7色のトナーインキを装填し、6色の有彩色
の単独の色や隣り合っf−2色の有彩色の間の色相の色
出しを行っI;。従来方式の3色のトナーインキによる
色再現に比べて色相は明るく、鮮明で冴えており、また
色の再現性に優れていた。さらに墨色を加えて明度を下
げた色相の色出しも色の再現性に優れていた。またカラ
ー印刷物やカラー写真を複写したがいずれもオリジナル
原稿を良く再現し、優れた複写物を与えた。また耐光性
などの物性に優れた堅牢性を示しjこ。
実施例3 実施例1で述べた方法にしたがって実施例1で使用しl
;スチレン−メタクリル系共重合樹脂及び負電荷制御剤
に代えて正電荷用三級基を有するスチレン−メタクリル
系共重合樹脂(樹脂−3、軟化点約100’C)を使用
して7色の負電荷乾式トナーインキを得た。
正電荷現像用フルカラー電子写真複写機に上記の7色の
トナーインキを装填し、6色の有彩色の単独の色や隣り
合った2色の有彩色の間の色相の色出しを行った。従来
方式の3色のトナーインキによる色再現に比べて上記の
6色のトナーインキによる色の色相は明るく、鮮明で冴
えており、また色の再現性に非常に優れていた。さらに
墨色を加えて明度を下げた色相の色出しも色の再現性に
優れていた。またカラー印刷物やカラー写真を複写した
がいずれもオリジナル原稿を良く再現し、優れた複写物
を与えた。また耐光性などの物性に優れた堅牢性を示し
た。
実施例4 実施例1で使用した7色の顔料を下把の処方にてガラス
ピーズをカロえてペイントシエイカーにて20時時間上
うし分散せしめ濃厚着色液を調製しl二 。
(以下余白) 上記において樹脂−3は脂肪族炭化水素溶剤に可溶なア
クリル系樹脂であり、また溶剤はアイソパーGである。
この濃厚着色液5部をアイソパー01リツトル中に加え
て分散させて電子写真湿式現像剤を得lこ。
フルカラー湿式電子写真複写機に上記で得た7色の現像
液を装填し、6色の単独の色や隣り合った2色の有彩色
の間の色相の色出しを行った。従来方式の藍色、紅色、
黄色の3色の現像剤による色再現に比べて上記の6色の
現像剤による色の色相は明るく、鮮明で冴えており、ま
た色の再現性に非常に優れていた。さらに墨色を加えて
明度を下げた色の再現性に優れていた。またカラー印刷
物やカラー写真を複写したがいずれもオリジナル原稿を
良く再現し、優れた複写物を与えた。また耐光性などの
物性に優れた堅牢性を示した。
[発明の効果] 本発明の方法では、X72表色系による色度が特定の範
囲に入るような、7色のトナーインキ、即ち、紅インキ
、橙インキ、黄インキ、緑インキ、藍インキ、紫インキ
及び墨インキを用い色環上で互いに隣接する2色の有彩
色インキと墨インキの3色あるいは隣接する3色の有彩
色インキを刷り重ねることによって色再現をなす電子写
真印刷法であるため、従来の黄、紅、藍の3ff色トナ
ーインキを刷り重ね、補助的に墨インキを用いる方法に
比較してくすみが少なく、高彩度の色表現ができる利点
がある。
従って、本発明の電子写真印刷法は印刷物、カラー写真
の複写やテレビジョンやビデオの映像のハードコピーで
の記録などのフルカラー印刷にきわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は6色の一次色トナーインキの色環上の位置関係
を示し、隣接する2色あるいは3色の組合せおよび反対
色の関係が明確になるようにしている。図の中の記号は
M・・・紅トナーインキ、0・・・橙トナーインキ、Y
・・・黄トナーインキ、G・・・緑トナーインキ、C・
・・藍トナーインキ、■・・・紫トナーインキ、B・・
・墨トナーインキの色を示し、以下の図においても同一
である。 第2図は本発明の電子印刷法によって表現できる色空間
の形−色立体を示している。 第3図は本発明の7色のトナーインキで電子印刷した場
合のベタ印刷面および隣接する2色の有彩色トナーイン
キのベタ塗り重ね印刷面の分光反射率曲線を示している
。 第4図は従来より用いられている4色トナーインキのベ
タ印刷面および隣接する2色の有彩色トナーインキのベ
タ刷り重ね印刷面の分光反射率曲線を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 標準条件で電子印刷した場合のベタ印刷面のXYZ
    表色系による色度(JISZ−8701XYZ表色系及
    びX_1_0、Y_1_0、Z_1_0表色系による色
    の表示方法による)が、 紅トナーインキでY12〜22%、x0.35〜0.4
    6、y0.18〜0.26 橙トナーインキでY26〜36%、x0.51〜0.5
    8、y0.34〜0.45 黄トナーインキでY60〜75%、x0.40〜0.4
    6、y0.47〜0.55 緑トナーインキでY25〜43%、x0.15〜0.2
    2、y0.34〜0.41 藍トナーインキでY15〜27%、x0.10〜0.1
    9、y0.15〜0.23 紫トナーインキでY4〜20%、x0.18〜0.26
    、y0.05〜0.18 墨トナーインキでY2〜8%、x0.25〜0.34、
    y0.25〜0.34 の範囲内にあり、かつトナーインキの主成分色素が、紅
    色トナーインキは赤色色素、橙色トナーインキは橙色色
    素又は赤色色素と黄色色素の混合物、黄色トナーインキ
    は黄色色素、緑色トナーインキは緑色色素又は青色色素
    と黄色色素の混合物、藍色トナーインキは青色色素、紫
    色トナーインキは紫色色素又は赤色色素と青色色素の混
    合物、墨色トナーインキは黒色色素又は3色以上の有彩
    色色素の混合物である7色のトナーインキからなり、色
    環上で互いに隣接する2色の有彩色トナーインキと墨ト
    ナーインキの刷り重ねあるいは隣接する3色の有彩色ト
    ナーインキの刷り重ねを印刷面の部分によって使い分け
    ることを特徴とする高彩度の色再現性に優れたトナーイ
    ンキシステムを用いた電子印刷法。 (ここに言う色環は第1図に示すものであり、3色の組
    合せとは、「紅・橙・墨」、「橙・黄・墨」、「黄・緑
    ・墨」、「緑・藍・墨」、「藍・紫・墨」、「紫・紅・
    墨」、「紅・橙・黄」、「橙・黄・緑」、「黄・緑・藍
    」、「緑・藍・紫」、「藍・紫・紅」、「紫・紅・橙」
    の12通りを指し、各組合せにおいてはその内の1、2
    色が用いられない場合も含む。) 2 トナーインキの主成分色素が水不溶性顔料である請
    求項1記載の電子印刷法。 3 橙色トナーインキの主成分色素が橙色のアゾメチン
    基を有する不溶性アゾ顔料である請求項1記載の電子印
    刷法。 4 墨色トナーインキの主成分色素が黒色の不溶性アゾ
    顔料である請求項1記載の電子印刷法。 5 墨色トナーインキの主成分色素が黒色のアゾメチン
    基を有する不溶性アゾ顔料である請求項1記載の電子印
    刷法。
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