JPH03107663A - 車両用自動変速機 - Google Patents

車両用自動変速機

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JPH03107663A
JPH03107663A JP1240524A JP24052489A JPH03107663A JP H03107663 A JPH03107663 A JP H03107663A JP 1240524 A JP1240524 A JP 1240524A JP 24052489 A JP24052489 A JP 24052489A JP H03107663 A JPH03107663 A JP H03107663A
Authority
JP
Japan
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shift
valve
manual valve
range
manual
Prior art date
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Pending
Application number
JP1240524A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Takeshi Inuzuka
武 犬塚
Masashi Hattori
雅士 服部
Hiroshige Fukatsu
深津 裕成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP1240524A priority Critical patent/JPH03107663A/ja
Publication of JPH03107663A publication Critical patent/JPH03107663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (卒業上の利用分野) 本発明は、車両用自動変速機、特にマニュアル操作によ
るシフト感を持つことができる車両用自動変速機に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、車両用自動変速機においては、P(パーキング)
、R(リバース)、Nにニュートラル)、D(ドライブ
)、L(ロー)、S(セカンド)の各レンジが設けられ
ていて、運転者の意志により各レンジを選択することで
自動的に変速が行われるようになっている。
例えば、前進5段、後進1段の自動変速機では、走行条
件のうち、例えば車速、スロットル開度等に応じて、運
転者がDレンジを選択した場合1速〜5速の間で、Sレ
ンジを選択した場合1速〜3速の間で、またLレンジを
選択した場合1速〜2速の間で自動的に変速が行われる
この運転者の意志によるレンジの選択はシフトレバ−を
移動することによって行われるが、従来の自動変速機に
おいては、シフトレバ−を直線上に配列されたシフト位
置を移動することにより行っている。すなわち、いわゆ
る「1」字状に配列されたシフト位置を選択できるよう
にしである。
ところが、上記従来の自動変速機においては、運転者が
一旦シフトレバーを移動させてレンジを選択した後は、
走行条件によって自動的に変速段が切り換えられるよう
になっているので、手動では変速段を自由に選択するこ
とができない、しかも走行時に運転者が求める変速段は
同じ走行状態でも個人差があるため、自動変速機によっ
て自動的に選択される変速段が必ずしも運転者が望むも
のではない。
また、シフトレバ−を直線的に移動させて操作するため
、シフト感に欠けるとともに、運転中にシフト位置を認
識することが困難であるため誤操作防止手段を設けてお
く必要がある。
そこで、運転者が望む変速段を選択して変速機を該変速
段に固定することができる車両用自動変速機が提供され
ている(特開昭60−8912号後方参照)。
この車両用自動変速機においては、操作レバーを縦方向
及び横方向に移動させ、マニュアルシフトと同様のいわ
ゆるrH,字状に配列されたシフト位置を選択すること
ができるようにしである。
そして、該操作レバーを各移動位置に置いた時にオン状
態となるスイッチが配設され、該スイッチのオン、オフ
によって各レンジ、各変速段の選択を行うことができる
また、従来の自動変速機に使用されるrl、字状に配列
されたシフト位置に加えて、マニュアルシフトと同様の
いわゆるr l(J字状に配列されたシフト位置を選択
することができるようにしたものが提供されている(特
開昭61−157855号公報参照) この場合、rH,字状に配列されたシフト位置を選択す
ると、各シフト位置に配設されたスイッチがオンとなり
、各変速段の選択うを行うことができriJ字状に配列
されたシフト位置を選択することにより各レンジの選択
を行うことができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の車両用自動変速機においては
、rH,字状に配列されたシフト位置を選択することが
できるため、運転者が自由にレンジ及び変速段を変更す
ることができ、シフト惑が得られ、誤操作が少なくなる
とともに、あるレンジ又は変速段から他のレンジへ、又
は変速段に直接シフトすることが可能となって走行状態
を多様化することができるが、上記いずれの自動変速機
においてもrH,字状に配列されたシフト位置では、運
転者が選択したレンジ又は変速段にシフトするためのス
イッチが設けられていて、該スイッチを介してのみレン
ジ又は変速段の選択が行われるようになっている。
したがって、上記スイッチの電気系統が故障したり、ノ
イズが入った場合には、油圧系を構成する各パルプの位
置が非制御状態になることがあり、車両の走行が全くで
きなくなる可能性がある。
本発明は、上記従来の車両用自動変速機の問題点を解決
して、運転者が自由にレンジ及び変速段を変更すること
ができシフト感が得られ、誤操作を少なくするとともに
、あるレンジ又は変速段から他のレンジへ、又は変速段
に直接シフトすることが可能で走行状態を多様化するこ
とができ、しかも電気系統が故障したり、ノイズが入っ
た場合においても走行を行うことが可能な車両用自動変
速機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解決するために、該スプール弁
(265,255)の位置によってポートうを選択的に
開閉するマニュアルパルプ(253,254)と、運転
者の意志によって走行レンジを選択するためのシフトレ
バ−(1,01)と、該シフトレバ−(101)の動き
を一定方向に規制する規制手段(102)と、該規制手
段(102)により規制された動きに従動してマニュア
ルバルブ(253,254)を切り換える動きを発生す
るマニュアルバルブ切換動作発生手段と、該マニュアル
バルブ切換動作発生手段に接続され、マニュアルバルブ
切換動作発生手段の動きをマニュアルバルブ(253,
254)のスプールに伝達するリンケージ(252a 
、 252b)と、該マニュアルバルブ(253,25
4)に接続され、各走行レンジの切換えを行う油圧回路
(40)を有し、かつ前記マニュアルバルブ(253,
254)はパーキング、リバース、ニュートラル及び少
なくとも一つの前進レンジの油圧を供給するようにして
いる。
また、前記マニュアルバルブ切換動作発生手段は、シフ
トレバ−(101)のシフト位置に対応して2つの独立
した直線運動を形成するリンク機構(251)に接続さ
れるリンケージ(252a 、 252b)に上記2個
のマニュアルバルブ(253,254)はパーキング、
リバース、ニュートラル、ドライブ、ロー及びセカンド
の各レンジの油圧を供給するものでもよい。
(作用及び発明の効果) 本発明によれば、上記のようにスプール弁(26526
6)の位置によってポートを選択的に開閉するマニュア
ルバルブ(253,254)と、運転者の意志によって
走行レンジを選択するためのシフトレバ−(101) 
 と、該シフトレバ−(101)の動きを一定パターン
に規制する規制手段(102)と、該規制手段(102
)により規制された動きに従動してマニュアルバルブ(
253,254)を切り換える動きを発生するマニュア
ルバルブ切換動作発生手段と該マニュアルバルブ切換動
作発生手段に接続され、マニュアルバルブ切換動作発生
手段の動きをマニュアルバルブ(253,254)のス
プールに伝達するリンケージ(252a、 252b)
と、上記マニュアルバルブ(253,254)に接続さ
れた各走行レンジの切換えを行う油圧回路(40)を存
し、かつ前記マニュアルバルブ(253、254) は
パーキング、リバース、ニュートラル及び少なくとも一
つの前進レンジに対応する油圧を供給するようにし、ま
た、前記マニュアルバルブ切換動作発生手段は、シフト
レバ−(101)のシフト位置に対応して2つの独立し
た直線運動を形成するリンク機構(251)からなり、
該リンク機構(251,)に接続されるリンケージ(2
52a 、 252b)に上記2個のマニュアルバルブ
(253,254)が接続されるので、運転者はシフト
レバ−(101)のシフト位置を容易に認識しつつ、シ
フト惑を得てレンジ又は変速段を選択することができる
。したがって、シフトレバ−の誤操作をする心配がなく
走行を円滑化することができる。また、各シフト位置は
運転者の意志によって自由に、かつ直接選択することが
できる。
さらに、シフトレバ−(Lot)を操作して各シフト位
置を選択するのに伴い、マニュアルバルブ(253,2
54)が操作されて所定の切換えが行われるため、電気
系統が故障した場合にも、その時のシフト位置に対応す
る位置にスプールが置かれているので、車両を安全走行
させることができる。
そして、各リンケージ(252a 、 252b)の動
きは、デイテント(243a、 243b)を介してマ
ニュアルバルブ(253,254)に伝達されるが、デ
イテント(243a。
243b)以外の箇所において発生する摩擦は少なく、
またシフトレバ−(101)の各シフト位置において均
一であるので、デイテント(243a 、 243b)
の形状を変えることにより、シフト時の手応えを自由に
設定することができる。
また、各シフト位置に属しない中間位置(139)にお
いては、デイテント(243a)が第1のマニュアルバ
ルブ(253)のスプール位置を固定する構造になって
いるため、中間位置(139)にシフトレバ−(101
)を戻すための格別のスプリングを配設する必要がない
さらに、1つのマニュアルバルブの場合、例えばNレン
ジ又はDレンジからLレンジにシフトすると、マニュア
ルバルブにおいては必ずSレンジを経由してスプール位
置が変わるため、即座にLレンジ圧を発生させることは
できない。一方、本発明においては2つのマニュアルバ
・ルブ(253,254)の組み合わせにより各レンジ
圧を発生させるため、即座にシフトさせることができる
なお、上記記載において、説明の便宜上各要素に符号を
付しているが、これらは本発明の構成を限定するもので
はない。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第2図は本発明の車両用自動変速機の機構図である。
図において、5速の自動変速機21は、トルクコンバー
タ部22、主変速機構部を構成する4速自動変速機構部
23及び副変速機構部を構成するU/D(アンダードラ
イブ)機構部25からなっている。
上記トルクコンバータ部22は、トルクコンバータ26
及びロックアンプクラッチ27を有しており、エンジン
クランク軸28の回転を、油流を介して又はロックアツ
プクラッチ27による機械的結合により入力軸29に連
結する。
4速自動変速機構部23はシングルプラネタリギヤユニ
ット30及びデュアルプラネタリギヤユニット31を備
え、かつこれら両プラネタリギヤユニット30.31の
キャリアCR及びサンギアSが一体に連結されている。
さらに、入力軸29が、第1のクラッチCIを介してシ
ングルプラネタリギヤユニット30のリングギヤR1に
連結されるとともに第2のクラッチC2を介してサンギ
ヤSに連結されている。
上記サンギヤSは第1のブレーキB、により直接制動さ
れるとともに第1のワンウェイクラッチF、を介して第
2のブレーキB2により一方向の回転を規制され、また
デュアルプラネタリギヤユニット31のリングギヤR2
が、第3のクラッチC0を介してデュアルプラネタリギ
ヤユニット31のリングギヤR2に連結しており、また
リングギアRとリングギアR2間にクラッチ保合時には
りングギアR1の回転がリングギアh以下にならないよ
うに規制する第3のワンウェイクラッチF0が介在して
いる。そして、キャリアCRが該4速自動変速機構部2
3の出力部材となるカウンタドライブギヤ32に連結し
ている。
一方、アンダードライブ機構部25はシングルプラネタ
リギヤユニット33からなり、そのリングギヤR1が上
記カウンタドライブギヤ32に常時噛合するカウンタド
リブンギヤ35に連結し、かつキャリアCR,が出力ピ
ニオン36に連結している。
さらに、サンギヤS、が第4のワンウェイクラッチF、
により一方向の回転を規制されるとともに第4のブレー
キB4により制動され、かつ第4のクラッチC3を介し
てキャリアCRffを連結している。
そして、出力ビニオン36はディファレンシャル装置3
7を介して左右フロントアクスル39r、39j!に連
結されている。
次に、上記車両用自動変速機に採用されるシフトレバ−
について説明スル。
第1図は本発明の車両用自動変速機のシフトレバ−の斜
視図、第3図は他のシフトレバ−の斜視図である。
図において、101は運転者の意志によって走行レンジ
と変速段を切り換えるためのシフトレバ−である。10
2は該シフトレバ−101の動きを縦方向及び横方向に
規制するガイド手段としてのガイドブレートであり、該
ガイドプレート102には、ガイド溝103a、 10
3bが形成され、シフトレバ−1゜lは該ガイド溝10
3a、 103bに沿って移動することができる。上記
ガイド溝103a、 l03bは、いずれも配列がいわ
ゆるrH,字状のシフト位置を有している。 そして、
上記ガイド溝103aは、横方向の:M104aの上方
に3個の縦方向の満105a、 106a、 107a
が、下方には3個の溝108a、 109a、 110
aが延びている。そして、シフトレバ−101によって
選択される走行レンジ及び変速段のうち、溝105aに
は1速変速段が、溝106aには3速変速段が、溝10
7aには5速変速段及び自動変速のDレンジが、溝10
8aには2速変速段が、溝109aには4速変速段が、
:MlloaにはN、 R及びPがそれぞれ割り当てら
れる。
上記ガイド溝103a(以下「第1のパターン」と言う
。)の場合、シフト位置全体の配列がH字状のパターン
に収められシンプルであり、マニュアルトランスミッシ
ョンと同し配列となるため、マニュアルシフト感覚を味
わいつつレンジ又は変速段を選択することができる。し
たがって、シフトレバ−の誤操作をする心配がなく、走
行を円滑化することができる。
なお、本発明のガイド手段はガイドプレートに限定され
るものではなく、シフトレバ−が一定パターンに従って
動くように規制するものであれば、例えばデイテント機
構のようなものでもよい。
また、各シフト位置は運転者の意志によって自由に、か
つ直接選択できるので、シフトに要する時間を短縮する
ことができるだけでなく、他のレンジ又は変速段を経由
することによるシフトショックを無くすことができる。
一方、ガイド溝103bは、横方向の溝104bの上方
に4個の縦方向の溝105b、 106b、 107b
、 108bが、下方に2個の縦方向の溝109b、 
110bが延びている。
そして、シフトレバ−101によって選択される走行レ
ンジ及び変速段のうち、溝105bにはP、R及びNが
、溝106bには1速変速段が、溝107bには3速変
速段が、溝10日すには5速変速段及び自動変速のDレ
ンジが、溝109bには2速変速段が、溝110bには
4速変速段がそれぞれ割り当てられる。
上記ガイド溝103b (以下「第2のパターン」と言
う。)の場合、シフト位置の配列がH字状のパターンに
収められ、マニュアルトランスミッションと同じ配列と
なるため、マニュアルシフト感覚を味わいつつレンジ又
は変速段を選択することができる。したがって、シフト
レバ−の誤操作をする心配がなく走行を円滑化すること
ができる。
また、各シフト位置は運転者の意志によって自由に、か
つ直接選択できるので、シフトに要する時間を短縮する
ことができるだけでなく、他のレンジ又は変速段を経由
することによるシフトショックを無くすことができる。
ここで、上記第1、第2のパターンによってシフトレバ
−を操作した時、ガイドブレート102によって規制さ
れたシフトレバ−の動きに従動して作動し、後述するマ
ニュアルバルブを切り換える動きを発生するために、マ
ニュアルバルブ切換動作発生手段が設けられる。
続いて2マニュアルバルブ式のマニュアルバルブ切換動
作発生手段を有する車両用自動変速機について説明する
本実施例においては、マニュアルバルブ切換動作発生手
段が、シフトレバ−の動きに対応して2つの独立した直
線運動を形成するリンク機構からなっている。
そのため、従来のマニュアルトランスミッションにおい
て使用されるリンク機構が利用される。
第4図は2マニユアルパルプ弐におけるマニュアルバル
ブ切換動作発生手段及びマニュアルバルブ間の連結機構
図、第4図(A)は連結機構全体図、第4図(B)はセ
レクト側機構図、第4図(C)はセレクト側のデイテン
ト平面図、第4図CD)はシフト側機構図、第4図(H
)はシフト側のデイテント平面図、第5図はマニュアル
バルブ切換動作発生手段の要部拡大図、第5図(^)は
同組立状態図、第5図(B)は同分解斜視図である。
図において、251は2マニュアルバルブ式〇マニュア
ルバルブ切換動作発生手段において2つの独立した直線
運動を形成するリンク機構であり、該直線運動はリンケ
ージ252a、 252bを介してセレクト側すなわち
第1のマニュアルバルブ253及びシフト側すなわち第
2のマニュアルバルブ254に連結される。
そして、各リンケージ252a、 252bの動きは、
コントロールレバー241a、 241bに伝達されて
それを揺動させ、バー242a、 242bを介してデ
イテント243a、 243bを揺動させる。該デイテ
ント243a、 243bは、それぞれマニュアルバル
ブ253.254に接続されていて、揺動運動によりス
プールを移動させる。
上記デイテント243a、 243b以外の箇所におい
て発生する摩擦は少なく、またシフトレバ−101の各
シフト位置において均一であるので、デイテント243
a、 243bの形状を変えることにより、シフト時の
手応えを自由に設定することができる。
上記デイテント243a、 243bは、第4図(C)
 、 ([りに示すように、マニュアルバルブ253.
254の各レンジ圧を発生する位置に対応する箇所に凹
部が形成されており、これにデイテントスプリング24
4a244bが係止されることにより、所定の箇所でス
プールを固定することができる。
なお、245a、 245bはニュートラルスタートス
イッチ、246はバーキンブロンドである。
一方、上記シフトレバ−101の下端には、第5図に示
すように相互に直角方向に延びる第1、第2の作動部材
255.256が形成されており、シフトレバ−101
を矢印×(横)方向に13動させると第1の作動部材2
55が上下に揺動する。
一方、「く3字型のベルクランク257が支点258を
中心として揺動自在に支持されており、その−端259
に上記第1の作動部材255の先端が係合されている。
そして、第1の作動部材255が上下に揺動するのに伴
い、ベルクランク257の他端260を前後に往復動さ
せる。
また、上記シフトレバ−101を矢印Y(縦)方向に揺
動させると第2の作動部材256は前後に往復動する。
このようにして、シフトレバ−101を横方向、縮方向
に移動させることにより、第1、第2の作動部材255
.256を独立に往復動させることができる。上記シフ
トレバ−101のシフト位置は第1図に示す第1のパタ
ーンをとる。
第6図は2マニュアルバルブ式のマニュアルバルブ切換
動作発生手段のシフト位置を示す図である。
上述したように、シフトレバ−101を第1のパターン
に従ってシフトさせた場合、図の○付き記号で示すシフ
ト位置に対して、330付き記号近傍の記号で示すよう
なマニュアルバルブ発生圧が設定される。
なお、従来のマニュアルトランスミッションの場合にお
いては、各シフト位置に属しない中間位置139はNで
あるが、本発明の車両用自動変速機においては、パワー
オフ状態を無くすため、マニュアルトランスミッション
でいうN状態とはせず、D状態としである。ただし、マ
ニュアルトランスミッションの操作になれた運転者が該
中間位置139をN位置と考え、シフトレバ−101を
該位置に置いたままにしてしまった場合、D状態が持続
されると車両が動き出す恐れがあるため、シフトレバ−
101が所定時間以上該中間位1139に置かれた場合
には、制御装置によって強制的にN状態にされる。
また、制御装置の故障、ノイズ等によって各変速段を選
択するためのソレノイドパルプ等が所定の動作をしない
場合には、フェールセーフ制御が行われ、第6図のマニ
ュアルパルプ位置を示す記号の横に括弧付きで示される
変速段が取られる。
また、図に示すように、1速及び2迷走行時には1速に
、3速、4速及び5迷走行時には4速に、後進時にはR
にそれぞれシフトされる。すなわち、フェールセーフ制
御に移る直前の走行状態に近く、ショフクが少ない変速
段にシフトするようになっている。
したがって、電気信号がない場合でも、1速及び4速に
より変速することが可能で、車両を緊急脱出させること
ができる。
また、上記中間位置139においては、第4図(C)に
示すデイテント243aが第1のマニュアルバルブ25
3のスプール位置を固定する構造になっているため、中
間位置139にシフトレバ−101を戻すだめの格別の
スプリングを配設する必要がない。
上記構成からなるマニュアルバルブ切換動作発生手段に
よって発生した動きは第1のマニュアルバルブ253及
び第2のマニュアルバルブ254に伝達され、レンジ及
び変速段の選択が行われる。
第7図は該第1のマニュアルバルブ253及び第2のマ
ニュアルバルブ254の油圧回路の接続図である。
図において、第1のマニュアルバルブ253には4個の
ランド265a、 265b、 265c、 265d
を有する第1のスプール265が、第2のマニュアルバ
ルブ254には2個のランド266a、 266bを有
する第2のスプール266が摺動自在に配設される。
上記第1のマニュアルバルブ253には、Rポート、C
ポート、bポート、EXポート、PL ポート、Cポー
ト及びLポートが、第2のマニュアルバルブ254には
EXポート、dポート、Cポート及びfポートがそれぞ
れ形成されている。そして、上記aポート及びdポート
が油路267を介して、bポート及びfポートが油路2
68及びシャトル弁269を介して、Cポート及びCポ
ートが油路210を介して接続されている。
上記第1のスプール265及び第2のスプール266は
それぞれレンジ及び変速段に応じて図に示すような位置
をとる。
第8図により上記各レンジ及び変速段に応じた第1のマ
ニュアルバルブ253及び第2のマニュアルバルブ25
4の状態について説明する。
第8図は各レンジ及び変速段におけるマニュアルバルブ
状態図、第8図(A)は1速状態図、第8図(B)は2
速状態図、第8図(C)は3速状態図、第8図(D)は
4速状態図、第8図(E)は5速状態図、第8回(F)
はR状態図、第8図(G)はP状態図、第8図01>は
N状態図である。
図に示すように、Dレンジ発生圧は1速、2速、3速、
4速、5速において、Lレンジ発生圧は1速、2速、N
レンジにおいて、Rレンジ発生圧はRレンジにおいて得
られる。
上記構成のマニュアルバルブ切換動作発生手段において
は、2つのマニュアルバルブ253.254ヲ使用して
各レンジ圧を発生させている。1つのマニュアルバルブ
の場合、例えばNレンジ又はDレンジからLレンジにシ
フトすると、マニュアルバルブにおいては必ずSレンジ
を経由してスプール位置が変わるため、即座にLレンジ
圧を発生させることはできない。一方、本実施例におい
ては2つのマニュアルバルブ253.254の組み合わ
せにより各レンジ圧を発生させるため、即座にシフトさ
せることかできる。
次に本発明の車両用自動変速機を制御するための油圧回
路について説明する。
第9図は2マニュアルバルブ式のマニュアルバルブ切換
動作発生手段を採用した車両用自動変速機の油圧回路を
示す図である。
油圧回路40において、Co、 C+、 Cz、C3は
第2図で説明した各クラッチ用油圧サーボ、B、、B□
Bs、B4は各ブレーキ用油圧サーボである。そして、
10ばマニュアルバルフ゛、IOaはJ亥マニュアルバ
ルブ10内を移動することによって各レンジ圧を発生す
るスプール、11は第1のシフトバルブを構成する1−
2シフトパルプ、13は第3のシフトバルブを構成する
2−3シフトバルブ、12は第2のシフトバルブを構成
する3−4シフトバルブ、16は4−5シフトバルブで
ある。
また、Slは1−2及び3−4シフトバルブ11゜12
を制御する第1のソレノイドバルブ、S2は23シフト
バルブ13を制御する第2のソレノイドバルブ、S3は
4−5シフトバルブ16を制御する第3のソレノイドバ
ルブである。
さらに、60はロックアツプコントロールバルブ、S4
は該ロックアツプコントロールパルフロ0ヲデユーテイ
比制御する第4のソレノイドバルブであり、61は該ソ
レノイドバルブS4によるデユーティ比制2Bヲ安定さ
せるロンクアンフ゛モジュレータハ!レフ゛である。
また、63はプライマリレギュレータバルブ、65はセ
カンダリレギュレータバルブ、69はローモジュレータ
バルブである。70はクーラ、71はクーラバイパスバ
ルブ、72はリニアソレノイドからなり油圧を自由に制
JTJすることが可能なスロットルバルブ、73はソレ
ノイドモジュレータバルブ、74はB1 シーケンスバ
ルブである。そして、75はアキュムレータコントロー
ルバルブ、26はトルクコンバータ、27はロックアツ
プクラッチ、Pは油圧ポンプである。
上記第2のブレーキ用油圧サーボB2、第3のクラッチ
用油圧サーボC0、第4のクラッチ用油圧サーボC3及
び第1のブレーキ用油圧サーボBには、それぞれ調圧バ
ルブ76a、 76b、 76c、 76d及びアキュ
ムレータ?7a、 77b、 77c、 ?7dが配設
され、第1のクラッチ用油圧サーボC1及び第2のクラ
ッチ用油圧サーボC2にはアキュムレータ?7e、 7
7fが配設されている。なお、第4のブレーキ用油圧サ
ーボB4にはケース設置型のアキュムレータ80が連通
されている。
なお、第9図において、油路に介在しているコンデンサ
状の記号は、セパレータプレートにて油路が遮断される
ことを示すものであり、これにより4速自動変速機用の
バルブボディとしても兼用できるようにしている。
続いて、上記2マニュアルバルブ式のマニュアルバルブ
切換動作発生手段を採用した車両用自動変速機の動作に
ついて説明する。
上記構成の5速自動変速機21は、マニュアルバルブ2
53.254により選択された各レンジにより、油圧回
路40の第1〜第4のソレノイドS+、Sz、SS+S
aが第10図に示す作動表のように作動して、各クラッ
チC0〜Ct、各ブレーキB、−B、及び各ワンウェイ
クラッチF0〜F、が所定の動作をして、各走行レンジ
P、R,D、S、Lにおける各変速段1速〜5速が得ら
れる。
すなわち、運転者がシフトレバ−101を操作して第1
のパターンの溝107aに位置させると、Dレンジが選
択される。
Dレンジにおける1速状1!(1st)は第1のソレノ
イドバルブS1がオフで供給状態にあり、かつ第2のソ
レノイドバルブS2がオンでドレーン状態にあり、そし
て第3のソレノイドバルブS3がオフでドレーン状態に
ある。したがって、1−2シフトパルプ11及び3−4
シフトバルブ12が上半位置にあり、かつ2−3シフト
バルブ13及び4−5シフトバルブ16が下半位置にあ
る。
この状態では、第2のマニュアルバルブ254のボー)
Dからのライン圧が油路Da、Db及び4−5シフトバ
ルブ托の油路Dcそして油路Ddを介して第1のクラッ
チ用油圧サーボC1に供給され、またライン圧油路La
のライン圧PLが2−3シフトバルブ13のポート及び
油路Leを介して第4のブレーキ用油圧サーボB4に供
給される。これにより、自動変速[21は第1のクラッ
チC1が接続するとともに第4のブレーキB4が作動す
る。
この時、入力軸29の回転は、第1のクラッチCを介し
てシングルプラ不りリギヤユニノト30のリングギヤR
1に伝達され、かつこの状態では、デュアルブラネタリ
ギヤユニント31のリングギヤR。
は第2のワンウェイクラッチF、により回転が阻止され
ているので、サンギヤSを逆方向に空転させながら共通
キャリヤCIIが正方向に大幅減速回転され、該回転が
カウンタドライブギヤ32からU10ats部25のカ
ウンタドリブンギヤ35に伝達される。そして、該U/
D機構部25は第4のブレーキB4及び第4のワンウェ
イクラッチF、が作動して、自動変速機21全体で、4
速自動変速機構部23の1速及びU/D機構部25が共
に作動してl速が得られる。
また、Dレンジにおける2速状態(2nd)は、1速状
態から、第1のソレノイドバルブSlがオンしてドレー
ン状態にする。すると、1−2シフトパルプ11及び3
−4シフトバルブ12が下半位置に切り換えられ、第2
のマニュアルバルブ254のポートDからのライン圧が
油路De、 Df、 Dgを介して第2のブレーキ用油
圧サーボB2に供給される。したがって、この状態では
、第1のクラッチC1の接続に加えて第2のブレーキB
2が作動する。
また、該第2のブレーキB8が作動するのに伴い、油路
Dhを介してBTシーケンスバルブ74が上半位置にな
り、油路Dgと油路Djが連通する。そして、油路Dk
、油路D+*、油路Dnを介して第1のブレーキ用油圧
サーボB、が作動する。
したがって、サンギヤSが第2のブレーキB2に基づく
第1のワンウェイクラッチF、の作動及び第1のブレー
キB1により回転が阻止され、したがって人力軸29か
らのリングギヤR1の回転は、デュアルプラネタリギヤ
ユニット31のリングギヤR2を正方向に空転させなが
らキャリアCRを正方向に減速回転し、該回転がカウン
タドリブンギヤ32からU/D機構部25のカウンタド
リブンギヤ35に伝達される。そして、4速自動変速機
構部23の2速とU/D機構部25が共に作動して変速
機21は2速が得られる。
また、Dレンジにおける3速状態(3rd)は、2速状
態から第2のソレノイドバルブS2がオフして供給状態
に切り換わる。すると、2−3シフトバルブ13が上半
位置に切り換わり、ライン圧油路Laのライン圧が油路
Lcを介して1−2シフトパルプ11の左側制御油室に
作用するとともに、ライン圧油路Laのライン圧が2−
3シフトバルブ13及び油路Ldを介して第4のクラッ
チ用油圧サーボC1に供給され、かつ第4のブレーキ用
油圧サーボB4は2−3シフトバルフ13のドレーンポ
ートを介してドレーンされる。これにより、4速自動変
速機機構部23は2速状態のままで、第4のブレーキB
が解放されるとともに第4のクラッチC3が係合し、U
/D機構部25が直結になる。したがって、自動変速機
構23の2速とU/D機構部25の直結とが組み合わさ
って変速機21全体で3速が得られる。
また、Dレンジにおける4速状態(4th)は、3速状
態から第1のソレノイドバルブS1がオフして供給状態
に切り換わる。すると、3−4シフトバルブ12の右側
制御油室にライン圧が作用し、該バルブI2を上半位置
に切換える。なお、1−2シフトバルブ11の左側制御
油室にライン圧が作用するが、既に左側制御油室もライ
ン圧が作用しているので、スプリングの付勢力と組み合
わされ、その結果該2−3シフトバルブ13は下半位置
に拘束される。
したがって、Dレンジ圧が油路De、油路op及び油路
Dqを経由して第4のクラッチ用油圧サーボC0に供給
される。これにより、第1のクラッチC1及び第4のク
ラッチC3の接続、並びに第2のブレーキB2の作動に
加えて第3クラツチC0が接続する。
この時、入力軸29の回転は第1のクラッチCIを介し
てシングルプラネタリギヤユニット30のリングギヤR
1に伝達されると同時に第3のクラッチC0を介してデ
ュアルプラネタリギヤユニット31のリングギアR2に
伝達される。したがって、両プラネタリギヤユニット3
0.31の各要素は一体となって回転し、キャリヤCR
からカウンタドライブギヤ32に入力軸29と同速回転
が伝達される。そして、該ドライブギヤ32の回転はU
/D@構部25の直結状態と組み合わさって、出力ビニ
オン36から入力軸29と同回転数の4速の出力が得ら
れる。
さらに、Dレンジにおける5速状態(57H)は、4速
状態から第3のソレノイドS3がオンして供給状態に切
り換わる。すると、4−5シフトバルブ16は上半位置
に切り換わり、第1のクラッチ用油圧サーボC1がドレ
ーンポートを介してドレーンされるとともに、第2のマ
ニュアルバルブ254のポートDのライン圧が油路Dr
及び油路Dnを介して第1のブレーキ用油圧サーボB1
に供給され、第1のブレーキB+が作動する。
この時、人力軸29の回転は第3のクラッチC0を介し
てデュアルプラネタリギヤユニット31のリングギヤR
2に伝達され、かつこの状態ではサンギヤSが停止され
ているので、シングルプラネタリギヤユニット30のリ
ングギヤR5を増速空転させながらキャリヤCRは高速
回転し、該高速回転が0/Dとしてカウンタドライブギ
ヤ32に伝達される。そして、該0 / D回転は直結
状態にあるU/D機構部25と共に作動して変速機21
全体で5速が得られる。
ここで、上記Dレンジ走行において、フェールセーフ制
御を行う場合、第1のソレノイドバルブS1がオフで供
給状態に、第2のソレノイドバルブS2がオフで供給状
態に、第3のソレノイドノ<ルブS3がオフでドレーン
状態になり、1−2シフトノイルブ11及び4−5シフ
トバルブ16が下半位置に、2−3シフトバルブ13及
び3−4シフトバルブ12が上半位置に置かれ、第1の
クラッチCIが係合され第1のブレーキB1が解放され
て4速状態となる。
次に、シフトレバ−101をガイドブレート102(第
1図)の溝104aに位置させると、第1、第2のマニ
ュアルバルブ253.254は後述するNレンジの時と
同様の位置に置かれる。この時、第1、第2のマニュア
ルバルブ253.254からの油の供給ハない。したが
って、ソレノイドのオン、オフにかかわらずN状態とな
る。
上記シフトレバ−101を溝109aに位置させると、
走行レンジは4速が選択される。この時、Dレンジの4
速状態と同様に、第1のクラッチC1、第3のクラッチ
C0、第4のクラッチC1及び第2のブレーキB、が係
合されて4速が実現される。
そして、フェールセーフ制御の場合には、Dレンジの時
と同様4速状態となる。
また、上記シフトレバ−101を溝1068に位置させ
ると、走行レンジは3速が選択される。この時、Dレン
ジの3速状態と同様に、第1のクラッチC1第4のクラ
ッチ、及び第1のブレーキB、及び第2のブレーキB2
が係合されて3速が実現される。
この時、フェールセーフ制御では第1のソレノイドバル
ブS1、第2のソレノイドバルブS2及び第3のソレノ
イドバルブS3がオフとなるが、この場合、各クラッチ
、ブレーキはDレンジの4迷走行と同様の係脱状態が実
現される。
また、上記シフトレバ−101を溝108aに位置させ
ると、走行レンジは2速が選択される。この時、マニュ
アルバルブ10はDレンジ圧に加工てLレンジ圧を発生
する位置にスプールが移動する。
そして、各ソレノイドバルブのオンオフ状態はDレンジ
の2速と同様となり、第1のクラッチC1第1のブレー
キB1及び第2のブレーキB2がそれぞれ係合されて2
速が実現される。しかし、第1のマニュアルバルブ25
3のLポートからの油圧が油路1a、I!b、lcを介
して2−3シフトバルブ13の左側制御油室に供給され
、該2−3シフトバルブI3を下半位置に固定するため
、3速にシフトするのを防止する。
この時フェールセーフ制御″fB状態になると、第1の
ソレノイドバルブ51、第2のソレノイドバルブS2及
び第3のソレノイドバルブS3がオフとなるが、各クラ
ッチ、ブレーキはDレンジの1迷走行と同様の係脱状態
が実現される。
上記シフトレバ−101を溝1058に位置させると、
走行レンジは1速が選択される。
そして、各ソレノイドバルブのオン、オフ状態はDレン
ジの1速と同様となり、第1のクラッチC1及び第3の
ブレーキB、がそれぞれ係合されて1速が実現される。
この時フェールセーフ制御状態になると、第1のソレノ
イドバルブS1、第2のソレノイドバルブS2及び第3
のソレノイドバルブS3がオフとなるが、各クラッチ、
ブレーキはDレンジのI迷走行と同様の係脱状態が実現
される。
また、溝110a (第1図)内において、Nレンジ及
びPレンジにおいては、第1、第2のマニュアルバルブ
253.254からの油圧の供給はない、そして、第1
のソレノイドバルブS1がオフで供給状態に、第2のソ
レノイドバルブS2がオンでドレーン状態に、第3のソ
レノイドバルブS3がオフでドレーン状態になる。した
がって、1−2シフトバルブ11及び3−4シフトバル
ブ12が上半位置、2−3シフトバルブ13及び4−5
シフトバルブ16が下半位置になり、油路Laからのラ
イン圧が油路Leを介して第4のブレーキ用油圧サーボ
B、に供給される。
また、上記NレンジからRレンジに切り換える際、車輌
が停止しているか又は微速の場合、第2のクラッチC!
を接続し、かつ第3のブレーキB。
を作動する。すると、入力軸29の回転は第2のクラッ
チCtを介してサンギヤSに伝達される。しかし、この
状態ではデュアルプラネタリギヤユニット31のリング
ギヤR2が第3ブレーキB、の作動により固定されてい
るので、シングルプラネタリギヤユニット30のリング
ギヤR,を逆回転させながらキャリヤCRも逆回転し、
該キャリヤの逆回転がカウンタドライブギヤ32からt
J/D機構部25に伝達される。
また、NレンジからRレンジに切換える際、車輌が所定
速度以上で走行している場合、第1のソレノイドバルブ
S1をオンして1−2シフトバルブ11及び3−4シフ
トバルブ12を切り換え、第3のブレーキB、を解放す
る。これにより、走行時にRレンジに入ることが防止さ
れる。
上記実施例においては、シフトレバ−101の動きを縦
方向及び横方向に規″制する規制手段として、第1図及
び第3図に示すようなガイドプレート102を備えてい
る。
上記2マニ工アルバルプ式のマニュアルバルブ切換動作
発生手段においては、この規制手段をマニュアルバルブ
253.254自体に設けることもできる。
第11図は他の規制手段の説明図、第1I図(A)は他
の規制手段の分解斜視図、第11図(B)は他の規制手
段の断面図である。
図において、スプール弁265.266のそれぞれの一
部に、マニュアルバルブ253.254相互の動きを規
制するための円筒部271.272が形成される。そし
て、円筒部271には溝273a、 273b、 27
3cが、円筒部272には溝274が形成される。
一方、図示しないバルブボディに固定されたピンガイド
275が上記スプール弁265.266に対向するよう
に配設されていて、該ビンガイド275に形成されたビ
ン穴276にビン27Gが挿入されている該ビン276
の長さは、上記円筒部27L 272間のクリアランス
と溝273a、 273b、 273c、 274の深
さの和に相当するものとする。
上記ビン276が溝273a、 273b、 273c
、 274に係止されると、スプール弁265.266
の移動が規制される。そして、一方のスプール弁265
.266が移動できなくなると、他方のものは移動する
ことができるようになる。したがって、2つのスプール
弁265、266が同時に動くことがなくなり、シフト
レバ−101の動きが所定のパターンになる。なお、マ
ニュアルバルブ254のスプール弁266には、N位置
となった時にのみビン276が係止されるようにビン穴
274は一つだけ形成されている。したがって、このN
 位置以外ではマニュアルバルブ253は固定される。
第12図は2マニユアルバルブ弐のマニュアルバルブ切
換動作発生手段において他の規制手段を採用した時のマ
ニュアルバルブ状態図である。
各シフト位置におけるマニュアルバルブ253.254
のスプール弁265.266の状態が示される。各、レ
ンジ、各変速段におけるポートの状態は、第19図に示
したものと同じである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用自動変速機のシフトレバ−の斜
視図、第2図は本発明の車両用自動変速機の機構図、第
3図は他のシフトレバ−の斜視図、第4図は2マニュア
ルバルブ式におけるマニュアルバルブ切換動作発生手段
及びマニュアルバルブ間の連結機構図、第4図(A)は
連結機構全体図、第4図(B)はセレクト側機構図、第
4図(C)はセレクト側のデイテント平面図、第4図(
[1)はシフト側機構図、第4図(E)はシフト側のデ
イテント平面図、第5図はマニュアルバルブ切換動作発
生手段の要部拡大図、第5図(A)は同組立状態図、第
5図(B)は同分解斜視図、第6図は2マニュアルバル
ブ式のマニュアルバルブ切換動作発生手段のシフト位置
を示す図、第7図は第1、第2のマニュアルバルブの油
圧回路の接続図、第8図は各レンジ及び変速段における
マニュアルバルブ状態図、第8図(A)は1速状態図、
第8図(B)は2速状態回、第8図(C)は3速状態図
、第8図(D)は4速状態図、第8図(E)は5速状態
図、第8図(F)はR状態図、第8図(G)はP状態図
、第8図(11)はN状態図、第9図は2マニュアルバ
ルブ式のマニュアルバルブ切換動作発生手段を採用した
車両用自動変速機の油圧回路を示す図、第10図は2マ
ニュアルバルブ式のマニュアルバルブ切換動作発生手段
を採用した車両用自動変速機の作動表を示す図、第11
図は他の規制手段の説明図、第11図(A)は他の規制
手段の分解斜視図、第11図(B)は他の規制手段の断
面図、第12図は2マニュアルバルブ式のマニュアルバ
ルブ切換動作発生手段において他の規制手段を採用した
時のマニュアルバルブ状態図である。 40・・・油圧回路、101・・・シフトレバ−110
2・・・ガイドプレート、251 ・・・リンク機構、
252a 、 252b ・・・リンケージ、253.
254・・・マニュアルバルブ、26526G・・・ス
プール弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スプール弁の位置によってポートを選択的に開閉
    するマニュアルバルブと、運転者の意志によって走行レ
    ンジを選択するためのシフトレバーと、該シフトレバー
    の動きを一定パターンに規制する規制手段と、該規制手
    段により規制された動きに従動して、マニュアルバルブ
    を切り換える動きを発生するマニュアルバルブ切換動作
    発生手段と、該マニュアルバルブ切換動作発生手段に接
    続され、マニュアルバルブ切換動作発生手段の動きをマ
    ニュアルバルブのスプールに伝達するリンケージと、前
    記マニュアルバルブに接続され、各走行レンジの切換え
    を行う油圧回路を有し、しかも前記マニュアルバルブは
    パーキング、後進、ニュートラル及び少なくとも一つの
    前進レンジに対応する油圧を供給し、前記マニュアルバ
    ルブ切換動作発生手段は、シフトレバーのシフト位置に
    対応して2つの独立した直線運動を形成するリンク機構
    からなり、該リンク機構に接続されるリンケージに上記
    2個のマニュアルバルブが接続されることを特徴とする
    車両用自動変速機。
  2. (2)前記マニュアルバルブはパーキング、後進、ニュ
    ートラル、ドライブ、ロー及びセカンドの各レンジの油
    圧を供給することを特徴とする請求項1記載の車両用自
    動変速機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5415056A (en) * 1992-09-21 1995-05-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shift control system for manually shiftable automatic transmission
US5460577A (en) * 1992-04-24 1995-10-24 Aisin Aw Co., Ltd. Automatic transmission
KR20160074033A (ko) * 2014-12-17 2016-06-28 강원대학교산학협력단 유실부 복구용 구조물 및 이를 이용한 유실부 복구공법

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