JPH0310743B2 - - Google Patents

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JPH0310743B2
JPH0310743B2 JP62315180A JP31518087A JPH0310743B2 JP H0310743 B2 JPH0310743 B2 JP H0310743B2 JP 62315180 A JP62315180 A JP 62315180A JP 31518087 A JP31518087 A JP 31518087A JP H0310743 B2 JPH0310743 B2 JP H0310743B2
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JP
Japan
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pile
yarn
yarns
fabric
warp
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JP62315180A
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JPH01156546A (ja
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Yoshinobu Myata
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  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の目的 (A) 産業上の利用分野 本発明はパイル織物の改良に関するものであ
る。
(B) 従来の技術について 従来のパイル織物は、横糸2と縦糸1とで織成
する上下二段の基布4の間に両基布4の横糸2を
介してパイル糸3を織り込み、当該パイル糸3の
中間においてカツトして2枚のパイル織物とな
し、これを仕上加工してパイル織物を織成する手
段を採用していた。
(C) 本発明が解決しようとする問題点 従来からパイル織物は、応接セツト用の生地、
クツシヨン、カーテン地、マツト地、自動車用シ
ート地、くつぬぐいマツト地等々多方面に使用さ
れているが、使用中にパイル糸(立毛糸)が倒伏
するという欠点があり、又その倒伏したパイル糸
の回復性も悪いという難点があり、このためパイ
ル織物の模様が崩れその風合いを損なうという欠
点がある。このため最近モール糸を使用した織物
がパイル織物にかわつて進出し(モール糸の立毛
が倒れないところから。)パイル織物業界を圧迫
するに至つている。
本発明は以上に鑑み、パイル織物においてパイ
ル糸(立毛糸)が使用中において倒伏することを
防止し、倒伏しても回復性の高いパイル織物を提
供すると共に極めて風あいの高いカスリ風パイル
織物をも提供せんとするものである。
(ロ) 発明の構成について 本発明は以上の目的をもつて発明されたもので
あるが、次にその構成について実施例である説明
図面に従つて詳細に説明する。
第1図は本発明パイル織物を起毛性ブリツジ糸
5を使用してモリール織に実施した織成方法を示
す側面説明図で、上下二段の縦糸1及び横糸2か
らなる基布地糸間に横糸2を介してパイル糸3を
織り込んでパイル織物を織成するが、この際パイ
ル糸3とパイル糸3の間にして且つ非パイル部
6′において横糸2及び縦糸1の両者をブリツジ
して(跨いで)更に横糸2及び縦糸1に対して浮
し織にブリツジ糸5を配し織成し、パイル糸3を
その中間部Zでカツトし、その後は通常の仕上加
工を行い本発明のパイル織物を構成する。
なお、ブリツジ糸5の浮し織りの高さである
が、本発明においてはパイル糸3の立毛高Hのほ
ぼ2分の1以上の高さに浮し織りするように配糸
すると最も効果的である。
(ハ) 発明の作用効果について 本発明は以上のような構成を有するものである
から、これを仕上工程においてブラツシング加工
をした場合、パイル糸3は第2図に示すようにパ
イル糸3の太さとほぼ同径の円形のカツト頂部3
Aが第6図に示す解毛部Yのように解毛形成され
る。
又ブリツジ糸5はパイル糸高Hのほぼ半分以上
の高さの位置においてパイル糸3とパイル糸3の
間を通り、更に非パイル部6において横糸2及び
縦糸1を跨いて(ブリツジして。)浮し織りされ
ているのでパイル糸3が倒伏しようとする際はこ
れを途中において支持しその倒伏を防止すると共
にその回復を助けるという作用と効果を発揮す
る。次に第一実施例のようにブリツジ糸5をブラ
ツシング加工の際起毛容易な糸例えばスラブ糸、
ネツプ糸等を使用すると、ブラツシング加工(仕
上加工)の際ブリツジ部分においてパイル糸3の
解毛と同時にブリツジ糸5が起毛し、その起毛部
7がパイル糸3の解毛部Yと密接に接触しパイル
糸3の倒伏を防止すると共に、倒伏してもその回
復性を充分に保持するという作用及び効果を有す
る。即ち第一実施例の場合はパイル糸3の倒伏を
一層強力に防止する。従つてパイル織物における
従来の最大の欠点であつたパイル糸3の倒伏及び
倒伏によつてもたらされるパイル織物全体の持
味、模様の風あいの損失を防止し、使用中におけ
る不快感からも解放される。
又第二実施例のように、前記起毛性のネツプ糸
又はスラブ糸を地糸(横糸、縦糸)に比して濃淡
何れかに染色してブリツジ糸5として使用織成
し、ブラツシング仕上加工すればパイル織物が風
あいのよいカスリ風模様を現出し、従来のカスリ
模様織りの手段を用いなくともパイル織物でカス
リ風模様の織物が可能で且つパイル糸3の倒伏も
なく模様の風あいを損うこともない。そしてパイ
ル糸3の倒伏防止効果はモール織物にも決して損
色のない立毛織物として市場性の確立が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は起毛性ブリツジ糸を使用した場合の本発
明パイル織物の各説明図であり、第1図は本発明
パイル織物の織成側面図、第2図は本発明パイル
織物のブラツシング加工前の正面図で、第3図は
縦糸を省略したその平面図である。第4図は第3
図におけるC−C線部のブラツシング加工後の断
面図である。第5図は第3図におけるB−B線部
断面単面図で、第6図は第3図におけるA−A線
部の断面図でブリツジ糸とパイル糸のブラツシン
グ加工後を示すものである。 1……縦糸、2……横糸、3……パイル糸、3
A……パイル糸の円形カツト頂部、4……基布、
5……ブリツジ糸、H……パイル糸の高さ、Y…
…解毛部、6……非パイル部、6′……パイル部、
7……ブリツジ糸の起毛部、矢印a……カツト方
向、矢印b……巻取方向。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非パイル部6において、パイル糸3とパイル
    糸3との間を横糸2及び縦糸1をブリツジし且つ
    横糸2及び縦糸1から適宜高さを有して浮し織に
    ブリツジ糸5を織り込んでなることを特徴とする
    パイル織物。 2 ネツプ糸又はスラブ糸等ブラツシング加工に
    よつて起毛する性質を有する織糸をブリツジ糸5
    として使用してなることを特徴とする前記特許請
    求の範囲1記載のパイル織物。 3 パイル糸3の染色濃度に比して濃色又は淡色
    に染色してなる起毛性織糸をブリツジ糸5として
    使用したことを特徴とする前記特許請求の範囲1
    記載のパイル織物。
JP62315180A 1987-12-15 1987-12-15 パイル織物 Granted JPH01156546A (ja)

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JP62315180A JPH01156546A (ja) 1987-12-15 1987-12-15 パイル織物

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JP62315180A JPH01156546A (ja) 1987-12-15 1987-12-15 パイル織物

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JPH01156546A JPH01156546A (ja) 1989-06-20
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JP4925024B1 (ja) * 2011-08-31 2012-04-25 妙中パイル織物株式会社 液晶パネル基板用ラビング材

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JPH01156546A (ja) 1989-06-20

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