JPH03106481A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPH03106481A
JPH03106481A JP24377589A JP24377589A JPH03106481A JP H03106481 A JPH03106481 A JP H03106481A JP 24377589 A JP24377589 A JP 24377589A JP 24377589 A JP24377589 A JP 24377589A JP H03106481 A JPH03106481 A JP H03106481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
paint
coated
film thickness
zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP24377589A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tanimoto
谷本 義雄
Tadamitsu Nakahama
中浜 忠光
Takakazu Yamane
貴和 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH03106481A publication Critical patent/JPH03106481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の車体等である被塗物の表面に塗装を
行なう塗装方法に関する。
(従来の技術) 自動車の車体等である被塗物の表面に多量の塗料を塗布
して塗膜の膜厚を厚くすると、高い平滑性を有する塗装
面が得られ、被塗物の品質が向上することは従来から知
られている。
ところが、このような厚い塗膜を有する塗装をする場合
、塗装面が垂直であったり或いは傾斜したりしていると
、塗布された聖料が下方に垂れ、塗装面に凹凸が生じて
平滑な塗装而が得られないことがある。
そこで、近時、特開昭63−178871号公報に示さ
れるように、被塗物に上塗り塗料を塗布する工程から、
セッティング工程及び焼付け工程よりなり塗布された上
塗り塗料を乾燥させる乾燥工程に至る間のいずれかのと
きに、被塗物をその水平軸周りに回転させる塗装方法が
提案されており、この塗装方法によると塗料たれを防止
できるので、被塗物に厚い膜厚の上塗り塗装を行なうこ
とができる。
このようにして、被塗物に上塗り塗装としてハイソリッ
ド系のクリヤ塗料を50μm以上の膜厚になるよう塗布
することが可能になったが、上塗り塗装の塗膜に傷が付
いたり、ごみが混入したりして松装而に不良箇所が発生
する場合がある。この場合には、不良箇所に上塗り塗装
と同様、ハイソリッド系のクリヤ塗料よりなる補修用塗
料を50μm以上の塗膜になるよう塗布する必要がある
ところで、膜厚の厚いハイソリッド系の塗料を乾燥炉内
で速やかに反応させて、塗装むらのない塗装面を得るた
め、ハイソリッド系塗料には酸触媒(例えばトルエンス
ルホン酸)が0.7〜1.5%程度配合されている。ま
た、一方では、ハイソリッド系の塗料に酸触媒を配合す
ると、塗料が反応しやく固まりやすくなるという問題が
あるので、塗装前における塗料の反応を抑制するため、
ハイソリッド系塗料にはアミン系安定剤(例えばジイソ
プロバノールアミン)を0.5%程度配合している。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、前記のようなハイソリッド系のクリヤ塗料を
50μm以上の膜厚になるよう塗布した上に、前記の補
修用塗料を50μm以上の塗膜になるよう塗布すると、
塗料中に含有されているアミン系安定剤のために、クリ
ヤ塗装の下に塗布されている上塗り塗装が黄ばんでくる
という問題がある。このため、従来は前記のような塗装
を行なう場合には、補修塗装をする前に上塗り塗装での
クリヤ塗装を研ぎ落とさざるを得ないという煩わしい問
題があった。
前記に鑑みて、本発明は、ハイソリッド系のクリヤ塗料
を50μm以上の膜厚に塗布した塗装面に、同様の補修
用塗料を50μm以上の膜厚になるよう塗布するにも拘
らず、被塗物の塗装面がMばんてこないようにすること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明は、ハイソリッド系
のクリヤ塗料を50μm以上の膜厚になるよう塗布した
塗装面に、捕修用として塗布するハイソリッド系のクリ
ヤ塗料におけるアミン系安定剤の含有量を所定値以下に
限定することにより、アミン系安定剤が有する黄ばみ作
用を抑制するものである。
具体的に本発明の講じた解決手段は、被塗物に上塗り塗
装としてハイソリッド系のクリヤ塗料を50μm以上の
膜厚になるよう塗布し、さらに、前記上塗り塗装の上に
ハイソリッド系のクリヤ塗料よりなる補修用塗料を50
μm以上の塗膜になるよう塗布する塗装方法を前堤とし
、前記補修用塗料におけるアミン系安定剤の含有量を0
.2%以下に設定するものである。
(作用) 前記の構成により、補修用塗料におけるアミン系安定剤
の含有量は0.2%以下に設定されているので、被塗物
にハイソリッド系のクリヤ塗料を50μm以上の膜厚に
なるよう塗布し、その上にさらに、ハイソリッド系のク
リヤ塗料よりなる補修用塗料を50μm以上の塗膜にな
るよう塗布しても、アミン系安定剤の有する黄ばみ作用
が抑制される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は被塗物としての自動車の車体10に塗装する場
合の全体工程を示し、第2図は車体1を水平軸線9の周
りに回転させる状態を示し、第3図は車体10を各ゾー
ンへと搬送する搬送ラインの断面構造を示している。
第3図において、12は車体10を塗装ラインに沿って
搬送する台車であって、台車12はその底部に設けられ
た車輪14によって床面16の上を走行可能である。床
而16の下方に設けられたピット18の内部には、適当
な駆動手段によって駆動される搬送用チェーン20が設
置されており、この搬送用チェーン20に固持されたロ
ッド22に係合することにより台車12は搬送される。
台車12は、水平方向に延びる前後一対の車体保持軸2
4.25を回転自在に保持している。前部車体保持軸2
4の前端部にはギヤボックス26の内部に収納された傘
歯車28が固定されており、この傘歯車28は、車体1
0の前部で回転自在に保持された垂直回転軸30の上端
部に固定された傘歯車32と噛合している。また、垂直
回転軸30の下端部にはスブロケットホイル34が固定
され、このスブロケットホイル34は、ピット18内部
に設置された回転用チェーン36と係合しており、垂直
回転軸30は、回転用チェーン36の駆動に伴って回転
すると共に、傘歯車28.32を介して前部車体保持軸
24ひいては車体10を回転させる。
第1図に示すように、電着塗装によって例えば20μm
の下塗り塗装が行われた車体10が、台車12に保持さ
れて準備ゾーンS1に送り込まれる。この準備ゾーンS
1では、車体10内外のごみがエアブロー或いは真空吸
引等によって除去される。
この準備ゾーンS1でのごみ除去は、第2図に示すよう
に、車体10を水平軸線9の周りに回転させつつ行なう
。すなわち、まず、第2図(a)に示す状態で車体1の
回転を停止してごみの除去を行なった後、第2図(b)
に示す状態で車体10の回転を停止して再度ごみの除去
を行なう。その後、m2図(C).(d),・・・・・
・(i)に示す状態で各々車体10の回転を停止してご
みの除去を行なう。このようにすると、車体10のルー
フパネル内面の隅部やサイドシル等の閉断面内に付着し
たごみも完全に除去できる。
第1図に示すように、ごみの除去が完了した車体10は
台車12に保持されて中塗りゾーンS2に搬送される。
中塗りゾーンS2では、台車12に載置されて該ゾーン
S2を通過する車体10の上方及び左右側方の適所に塗
装機が配置されており、この塗装機によって車体10の
先頭部から後端部にかけて、例えばグレーの中塗り塗料
が35〜40μm程度の膜厚になるよう吹き付けられる
。この場合、膜厚が40μm以下であるから塗料たれの
生じる恐れがないので、車体10に対して回転を行なう
か否かは任意である。
中塗り塗装及びその後の焼付けが完了した車体10は、
台車12に保持されて上塗りゾーンS3に搬送される。
上塗りゾーンS3では、中塗りゾーンS2と同様に車体
10の上方及び左右側方の適所に塗装機が配置されてお
り、この塗装機によって車体10の先頭部から後端部に
かけて上塗り塗料が塗布される。この上塗り塗装の方法
としては種々の方法を採用し得るが、その一例として、
膜厚2oμmのメタリックベース塗料の上に膜厚35μ
mのクリヤ塗料を塗布し、その上に、膜厚7oμmのハ
イソリッド系のクリヤ塗料を塗布したり、或いは、膜厚
40μmのソリッド塗料の上に膜厚7oμmのハイソリ
ッド系のクリヤ塗料を塗布したりする。
この上塗りゾーンS3で膜厚70μmのハイソリッド系
のクリヤ塗料を塗布する場合の塗料としては、平均分子
量が2000〜3000であって、酸触媒としてトルエ
ンスルホン酸が0.7〜1.5%、アミン系安定剤とし
てジイソブロパノールアミンが0.5%含有されたもの
を用いる。アミン系安定剤を0.  5%含有させる理
由は、アミン系安定剤の含有量を0.5%未満にすると
、サーキュレーシッン中に塗料の粘度が上昇し、使用不
可能になるためである。
この上塗り工程において70μmの塗膜になるよう塗装
をすると、通常の方法では乾燥工程で塗料たれが生じる
ので、この乾燥工程で、第2図(a)〜(i)に示すよ
うに、車体10を略水平軸線交周りに回転する。回転運
動の種類としては、同方向に連続的して行なうもの、所
定角度毎に正逆方向に反転するもの、同方向の連続回転
及び回転方向を変える反転回転において各々所定角度毎
に停止しながら行なうもの等、種々の回転形態を選択す
ることが可能である。また、回転運動の速度としては、
傾斜していた塗装面が塗料たれの発生する時間までに水
平状態若しくは反転状態になること、及び、回転運動に
伴う遠心力により塗装面に塗料たれが生じないこと等に
留意して設定することが好ましい。
再び、第1図に示すように、上塗り塗装及びその後の焼
付けが完了した車体1oは、台車12に保持されて補修
ゾーンS4に搬送される。
この補修ゾーンS4では、膜厚70μmのハイソリッド
系のクリヤ塗料よりなる補修用塗料を塗布するものとし
、補修用塗料としては、平均分子量が2000〜300
0であって、酸触媒とじてトルエンスルホン酸が0.7
〜1.5%、アミン系安定剤としてジイソブロパノール
アミンが0.2%以下含有されたものを用いる。
以下、補修用塗料に含有されるアミン系安定剤の量を0
.2%以下に設定する理由について説明する。
第4図は、補修用塗料に含有されるアミン系安定剤の量
と黄変度との関係を調べるため、塗装板に上塗り塗装と
してクリスタルホワイトを塗布し、その上に、種々の含
有量のアミン系安定剤(ジイソブロパトルアミン)を加
えた補修用塗料を、3層に亘って塗布した場合における
塗膜の断面構造を示している。
同図において、ΔE1は補修用塗料を1層(1c/lb
:ベース塗装の第1層の上にクリヤ塗装の第1層を塗布
した状態を示し、以下についても同様である)塗布した
場合の上塗り面と補修面との色差、ΔE2は補修用塗料
を2層塗布した場合の上塗り面と補修面との色差、ΔE
3は補修用塗料を3層塗布した場合の上塗り面と補修面
との色差を示している。ここに、色差:ΔEは、表わさ
れ、2つの色の色差:ΔEが1.5以下であれば、メタ
リック塗料やマイカ塗料の場合、視覚上、補修部分を殆
ど区別できないということが経験上知られている。また
、ΔLは、水平面上に色相をとり、この水平面に対して
垂直方向に明度をとった場合の水平面から垂直方向の距
離であって、明度差を示している。また、Δaは、色相
を示す水平面上における赤色のMlとなるa軸から黄色
の基準となるb軸の方への距離であって、赤味の度合い
を示している。Δbは、荊記b軸からa軸の方への距離
であって、黄色味の度合いを示している。
第5図は、前記のようにして各抽の補修用塗料を塗布し
た場合における色差を示している。この第5図から明ら
かなように、アミン系安定剤の含有量が0.  2%以
下であれば、捕修用塗料を3層に亘って塗布した場合で
も色差:ΔEは1.5以下であり、また、アミン含有量
が0.  2%を超えると、色差は急に大きくなる。従
って、補修用塗料に含有されるアミン系安定剤の量は0
.2%以下に設定することが好ましい。
第1表は、前記の特徴を裏づけるために行なっタ評価テ
ストの結果を示している。この評価テストは、塗装板に
上塗り塗装としてソリッド系のノーブルホワイトを塗布
し、その上に、アミン系安定剤を0.5%含有するハイ
ソリッド系のクリヤ塗料を1〜3層に亘って塗布した場
合、アミン系安定剤を0.2%含有するハイソリッド系
のクリヤ塗料を1〜3層に亘って塗布した場合、ソリッ
ド系のクリヤ塗料を1〜3層に亘って塗布した場合にお
いて、各々前記のΔL,Δa及びΔbを求め、これらの
結果に基づき前記の式により色差:ΔEを求めたもので
ある。
なお、この場合の焼付けは、電気炉における150℃の
温度下で30分間保持することにより行なったものであ
る。また、第6図は第1表に示すΔEをグラフ化したも
のである。
第 1 表 これらの結果から明らかなように、アミン系安定剤を0
.5%含有するハイソリッド系のクリヤ塗料を3層塗布
すると、ΔEが3.13であるのに対して、アミン系安
定剤を0.  2%含有する場合には、ΔEが0.97
であって、ソリッド系のクリヤ塗料を塗布した場合より
も小さいことが理解できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る塗装方法によると、
ハイソリッド系のクリヤ塗料を50μm以上の膜厚にな
るよう塗布した上に塗布する補修用塗料中のアミン系安
定剤の含有量を0.2%以下に設定したため、この補修
用塗料を50μm以上の塗膜になるよう塗布しても、ア
ミン系安定剤の有する黄ばみ作用が抑制されるので、被
塗物の塗装面が黄ばんでくるのが確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例である塗装方法を示
し、第1図は全体工程を示すブロック図、第2図(a)
〜(i)は車体の回転状態を示す正面図、第3図は車体
の搬送ラインを示す断面図、第4図は塗装板に上塗り塗
装及び補修塗装をした場合のp!1!膜の断面図、第5
図はジイソブロパトルアミンの濃度と色差との関係を示
す図、第6図は各種補修用塗料を塗布した場合の塗布回
数と色差との関係を示す図である。 10・・・車体(被塗物) 12・・・台車 ΔE1+ ΔE2.ΔE3 ・・・上塗り面と補修面との色差 第4図 1回 2回 3回 禰f厚回 叡 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被塗物に上塗り塗装としてハイソリッド系のクリ
    ヤ塗料を50μm以上の膜厚になるよう塗布し、さらに
    、前記上塗り塗装の上にハイソリッド系のクリヤ塗料よ
    りなる補修用塗料を50μm以上の塗膜になるよう塗布
    する塗装方法において、前記補修用塗料におけるアミン
    系安定剤の含有量を0.2%以下に設定したことを特徴
    とする塗装方法。
JP24377589A 1989-09-19 1989-09-19 塗装方法 Pending JPH03106481A (ja)

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JP24377589A JPH03106481A (ja) 1989-09-19 1989-09-19 塗装方法

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JPH03106481A true JPH03106481A (ja) 1991-05-07

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JP24377589A Pending JPH03106481A (ja) 1989-09-19 1989-09-19 塗装方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7532156B2 (en) 2005-11-22 2009-05-12 Fujitsu Ten Limited Radar apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7532156B2 (en) 2005-11-22 2009-05-12 Fujitsu Ten Limited Radar apparatus

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