JPH03105513A - 筐体間のヒンジ結合構造 - Google Patents

筐体間のヒンジ結合構造

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JPH03105513A
JPH03105513A JP1243877A JP24387789A JPH03105513A JP H03105513 A JPH03105513 A JP H03105513A JP 1243877 A JP1243877 A JP 1243877A JP 24387789 A JP24387789 A JP 24387789A JP H03105513 A JPH03105513 A JP H03105513A
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JP
Japan
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cylindrical
housing
casings
housings
piece
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JP1243877A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kitamura
北村 桂一
Koichi Kato
光一 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明筺体間のヒンジ結合構造を以下の項目に従って詳
細に説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第17図] a.パーソナルコンピュータの概要 b.筐体 b−1.入力兼表示部筐体 b−2.本体部筐体 .ロック機構 ,人力ペン及びその収納凹部 .メモリカード挿着部 .電池収納部 .ボイスメモ ,受話器載置部 .その他 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な筺体間のヒンジ結合構造に関する。詳し
くは、互いに電気的に接続される電気部品、回路等を備
えた2つの筐体を互いに回動自在に結合する筺体間のヒ
ンジ結合構造であって、上記電気的な接続手段の信頼性
が向上し、かつ、2つの筐体の結合部を小型にすること
ができる新規な筺体間のヒンジ結合構造を提供しようと
するものである。
(B.発明の概要) 本発明筺体間のヒンジ結合構造は、2つの筐体に設けら
れた電気部品、回路等の間を線.材によって接続すると
共に2つの筐体にヒンジ結合による回動軸と略同軸な筒
状部を各別にかつ互いに隣接するように形威し、上記線
材を上記筒状部に挿通させて、これによって、2つの筐
体の結合部が小型に構威され、かつ、2つの筺体間の回
動によるストレスが線材に殆ど生じることがなく、2つ
の筐体に備えられた電気部品、回路等の間の接続手段の
信頼性が向上する。
(C.従来技術) ラップトップ型のパーソナルコンピュータ、ワードプロ
セッサー等にあっては、例えば、入力部兼本体部と表示
部、入力兼表示部と本体部というように各部が2つの筐
体に適当に割り振られて配置され、そして、2つの筐体
がヒンジ結合されたものが多い。
そして、各筐体に配置された電気部品や回路等の間の電
気的な接続にはフレキシブルなプリント基板を使用した
ものが多い。
(D.発明が解決しようとする課題) ところで、フレキシブルなプリント基板は可撓性に富ん
でいるとは云え、これを大きな曲率で曲げることは導体
のベースからの剥離やこれに起因する短絡事故、導体の
折損等を招来するため、例えば、2つの筐体が互いに0
゜から180゜の範囲で回動するものとすると、この間
におけるフレキシブルプリント基板の逃げのためのスペ
ースを用意する必要があり、そのスペースの分筐体が大
きくなってしまうという問題がある。かと云って、フレ
キシブルプリント基板の逃げのためのスペースを削って
筐体の小型化を図ろうとすると、2つの筐体の回動の度
にフレキシブルプリント基板に大きなストレスが加わり
、ショートや断線の原因となり、信頼性が低下するとい
う問題がある。
(E.課題を解決するための手段) 本発明筺体間のヒンジ結合構造は、上記した課題を解決
するために、2つの筐体に設けられた電気部品、回路等
の間を線材によって接続すると共に2つの筐体にヒンジ
結合による回動軸と略同軸な筒状部を各別にかつ互いに
隣接するように形成し、上記線材を上記筒状部に挿通さ
せたものである。
従って、本発明筺体間のヒンジ結合構造にあっては、2
つの筐体にそれぞれ設けられた電気部品、回路等の間を
接続している線材はヒンジ結合による回動軸と略同軸な
筒状部内を挿通されるため、筐体をきわめて小型に形戒
することができ、しかも、線材は可撓性に富むため、2
つの筐体の回動に伴って加わるストレスが極めて小さく
信頼性が損なわれることがない。
(F.実施例)[第1図乃至第17図]以下に、本発明
筺体間のヒンジ結合構造の詳細を図示した実施例に従っ
て説明する。
尚、図示した実施例は本発明筺体間のヒンジ結合構造を
小型のパーソナルコンピュータに適用したものである。
(a、パーソナルコンピュータの概要)図中1がパーソ
ナルコンピュータである。
パーソナルコンピュータ1は各別の筐体に構成された人
力兼表示部2と本体部3とから成り、人力兼表示部2の
一側縁と本体部3の一側縁とがヒンジ結合されており、
不使用時には、第1図に示すように、人力兼表示部2と
本体部3とが互いに重なるように閉じた状態とされ、こ
の閉じた状態で脇に抱えたり手で持つことができる。ま
た、使用するときには、第3図に示すように、入力兼表
示部2と本体部3とを略180゜の角度に開き、人力兼
表示部2が手前に位置した状態で机の上や膝の上に置い
て、あるいは手の平上に持って使用することができる。
人力兼表示部2の筐体4の上面、即ち、開いたときに上
側を向く面4aにはその大部分の領域を占めるように液
晶タブレットパネル5が嵌め込まれており、入力ベン6
による文字入力及びアイコン操作等を行ない、また、必
要な表示が為されるようになっている。尚、この液晶タ
ブレットパネル5は、例えば、液晶表示パネルの上に透
明な人力タブレットが重ね合わされたものである。
7、7、・・・は筐体4の上面4aのうち液晶タブレッ
トパネル5の右脇に沿って配設された操作ボタンである
本体部3の筺体8の上面、即ち、開いたときに上側を向
く面8aの手前側、即ち、入力兼表示部2側に寄った部
分には左右方向に長いペン収納凹部9が形成されており
、ここに人力ベン6及びその接続コード10が収納され
るようになっている。
その他、本体部筺体8の上面には電池収納部11、スピ
ーカ12、各種操作ボタン13、13、・・・や操作ダ
イヤル14が設けられている。
尚、入力兼表示部筐体4内には液晶タブレットバネル5
の表示回路や入力回路等が収納され、本体部筐体8内に
は、CPUやメモリ等のパーソナルコンピュータ1の演
算制御部や記憶部、各種インターフェース等が収納され
ている。
(b.筐体) 次に、上記筺体4、8について説明する。尚、ここでは
筺体4、8の基本構成について説明し、筐体4、8に形
成され又は取着される各部については、後述する。
(b−1.入力兼表示部筐体) 入力兼表示部筺体4は下ハーフ15と上ハーフ16とか
ら成る。
下ハーフ15は平面形状で横長長方形をした底板部17
と該底板部17の周縁から立ち上げられた周壁部18と
により浅い皿状に形成されて成る。
周壁部18のうち向う側部18aの上縁の中央部からは
向う側へ突出し、かつ、端部に行くに従って上方へ湾曲
し約4分の1円に相当する部分円筒状をした筒要素19
が一体に突設されている。
また、周壁部18の向う側部18aの上縁のうち左右両
端寄りの位置からは向う側へ突出し、かつ、端部に行く
に従って上方へ湾曲し約4分の1円に相当する部分円筒
状をした受筒要素20、20’が一体に突設されている
。尚、この受筒要素20、20′の外端部、即ち、左側
の受筒要素20の左端部及び右側の受筒要素20’の右
端部には覆部20a,20”aが一体に連設されている
21、21′は軸受体であり、正面形状で略L字型の板
状をした支持片21a、21′aと、該支持片21a、
21′aの上端に向う側に片寄った状態で連設された短
い円筒状の軸受部21b,21 ’bとが一体に形成さ
れて戒り、軸受部21b,21’bの軸方向は左右方向
に向いている。
そして、支持片21a,21  aが周壁部18の向う
側部18aの内側に固定され、これによって、その軸受
部21b、21′bが上記受筒要素20、20’上に載
置された如き状態に位置するようになる。
22は筒要素部材であり、左右方向に長い板状をした取
付片23と、該取付片23から立設された支持片24、
25と該支持片24、25の上端に連設された筒要素部
26、27とが一体に形成されて成る。筒要素部26、
27は支持片24、25の向う側へと突出され、軸方向
が左右方向に延びると共に凹部が下方を向いた半円筒状
をしており、互いの対向端には閉塞壁2 6 a, 2
 7 aが形成されている。
そして、取付片23が底板部17から立設された取付座
28、28上に固定され、筒冴素部26、27が上記筒
要素19上に載置された状態となり、これにより、筒要
素部26、27の下側が筒要素19により略覆われ、内
端が閉じ、左右両端が開口した筒状部29a,29bが
形成される。
上ハー716は平面形状で横長長方形をした天板部30
と該天板部30の手前縁、左右両側縁の3つの縁の稍内
側から下方へ向けて突設された係合壁31、31、・・
・とが一体に形成されて成る。
天板部30の向う側縁中央部から上方に向ってかつ向う
側に向って突出された筒要素32が形成されている。該
筒要素32は略半円筒状をしており、その軸方向が左右
方向に延び凹部が下方向を向いた状態とされている。
また、天板部30の向う側縁の左右両端寄りの位置から
は上方に向ってかつ向う側に向って突出された受筒要素
33、33′が形成されている。
受筒要素33、33′は略半円筒状をしており、その軸
方向が左右方向に延び凹部が下方を向いた状態とされて
いる。尚、これら受筒要素33、33′の外端部、即ち
、左側の受筒要素33の左端部及び右側の受筒要素33
′の右端部には覆部33a,33’aが一体に連設され
ている。
また、天坂部30の向う側縁のうち筒要素32と受筒要
素33、33′との間の2箇所からは受縁34、34′
が向う側へ及び下方へ向けて突設されており、該受縁3
4、34′はその上面が部分円筒状に凹んでいる。
しかして、下ハーフ15の上に上ハー716が重ね合わ
され、上ハーフ16の係合壁31、31、・・・が下ハ
ーフ15の周壁部18の内側に重ね合わされ、かつ、周
壁部18と係合壁31、31、・・・とが図示しない係
合手段により係合され、更に、下ハーフ15と上ハーフ
16とが何箇所かをビスで結合されて筺体4が形威され
る。
そして、下ハーフ15の筒要素19と上ハーフ16の筒
要素32とが突き合わせられて上記筒要素部材22の筒
要素部26、27を囲む外側の筒状部35が形成される
36は天板部30に形成された大きな窓であり、上記液
晶タブレットバネル5は内側からこの窓36を塞ぐよう
に筺体4内に配置される。
37は筺体4内において液晶タブレットパネル5の下側
に配置されたプリント基板である。
38、38、・・・は上記プリント基板37から引き出
されたコードであり、これらコード38、38、・・・
は上記筒状部29aを挿通されて該筒状部29aの左端
から筺体4外へ導出されている。
下ハー715のうち上記操作ボタン7、7、・・に対応
した位置に操作スイッチ39、39、・が配置されてお
り、また、ジャック部材40が右手前に配置されており
、該ジャック部材40のジャック40aは周壁部18の
右側部18bに形成された孔41から外部に臨まされて
いる。
42は下ハー715の右手前に配置されたマイクロホン
であり、周壁部18の手前部18cの右端部に形成され
た小孔43、43、43を介して外部に対している。
44、44、・・・は上記操作スイッチ39、39、・
・・、ジャック部材40及びマイクロホン42から引き
出されたコードであり、これらコード44、44、・・
・は上記筒状部29bを挿通されて筒状部29bの右端
から筺体4外に導出されている。
尚、45、45はコード38、38、・・・の先端に接
続されたコネクタ、46、46、46はコード44、4
4、・・・の先端に接続されたコネクタである。
(b−2.本体部筐体) 本体部筺体8も下ハーフ47と上ハーフ48とから成る
。尚、ここで上下の関係は、筐体4、8を第3図に示す
ように開いた状態での上下であり、また、人力兼表示部
2側を手前側ないしは前側、本体部3側を向う側ないし
は後側とする。
下ハーフ47は平面形状で横長長方形をした底板部49
と該底板部49の周縁から立設された周壁部50とから
成る。
周壁部50の手前側部50aの中央部と両側端との間の
位置から手前側へ突出し、かつ、端部に行くに従って上
方へ湾曲し約4分の1円に相当する部分円筒状をした筒
要素51、51′が一体に突設されている。
52は軸部材であり、左右方向に細長い板状をした取付
部53と該取付部53の左端部上端から上方へかつ手前
側へ突設された筒状の支持部54と該支持部54の左端
面から突設された円柱状の軸部55とが一体に形成され
て成る。支持部54、軸部55共軸方向が左右方向に延
びる向きに形成され、軸部55は支持部54より小径に
形成されている。
そして、軸部材52の取付部53が周壁部50の手前側
部50aの内側に固定され、これにより、支持部54は
上記筒要素51の左端部上に載置された如くに位置し、
軸部55は筒要素51の左端より左方へ突出した状態と
なる。そして、該軸部55は上記人力兼表示部筐体4の
軸受部21bに回転自在に嵌合され、これによって、左
側のヒンジ結合が為される。
56は右側の軸受部材であり、板状をした取付部57と
該取付部57の上端から上方へかつ手前側へ突設された
支持部58とが一体に形威されている。59は金属で形
成された軸体であり、短い円柱状をし、支持部58にそ
の右端面から突出するように固定された摩擦軸59aと
、摩擦軸59aより小径で摩擦軸59aの右端面の中心
部から右方へ向けて突出された回動軸59bとが一体に
形威されて成る。
そして、取付部57が周壁部50の手前側部50aの内
側に固定され、これによって、支持部58が上記筒要素
51′の右端部上に載置された如くに位置され、軸体5
9が筒要素51′の右端より右方へ向けて突出した状態
となる。
方、入力兼表示部2に設けられた軸受部21′bの左端
面からは筒体60が突設されており、該筒体60及び軸
受部21′bの中心を貫通した軸受孔61が形成されて
いる。62はコイルバネであり、該コイルバネ62は上
記筒体60より長く形成され、そして、筒体60に外嵌
され、かつ、接着等適宜の手段により筒体60に固定さ
れている。そして、コイルバネ62はその左端部62a
が筒体60の左端より左方へ突出している。
そして、本体部筺体8に設けられた上記回動軸59bが
軸受孔61に左方から回転自在に挿通され、また、摩擦
軸59aがコイルバネ62の左端部62aに内嵌される
そして、回勤軸59bの軸受部21′bの右端から突出
した端部にEリング63を係着して該回勤@59bの軸
受孔61からの抜け止めが為される。
このようにして、筺体4と8との右側がヒンジ結合され
る。
尚、摩擦軸59aの外径はコイルバネ62の内径と同じ
か僅かに大きく形成されており、従って、摩擦軸59a
とコイルバネ62との間には摩擦力が働くようになって
いる。従って、軸体59が上記摩擦力によりコイルバネ
62の径を拡げる方向、即ち、順方向へ回転するときは
、余り抵抗がないが、コイルバネ62の径を狭める方向
、即ち、逆方向へ回転するときは、大きな抵抗が加わる
ことになる。そして、本実施例において、入力兼表示部
2と本体部3を開く方向が逆方向となり、閉じる方向が
順方向となっている。
従って、入力兼表示部2と本体部3を180゜まで開く
ことができるが、90°から180′″までの任意の位
置で停めて使用する場合、本体部3が自重によって更に
開いて行ってしまうことを防止することができる。
上ハーフ48は平面で見て略横長長方形をしており、手
前側縁の左右両端部を除いた部分に浅い切欠64が形威
されている。
上記切欠64の左右両端に寄った位置に軸方向が左右方
向に延び、かつ、凹部が下方を向いた半円筒状の筒要素
65、65′が手前側へ向けて突設されている。
しかして、下ハーフ47と上ハーフ48とが結合される
と、下ハーフ47の筒要素51、51′と上ハーフ48
の筒要素65、65′とによって筒状部66、66′が
形成される。そして、これら筒状部66、66′はその
内側において筐体8内部と連通されている。
しかして、筺体4と8とがヒンジ結合されると、筐体8
の筒状部66は筺体4の筒状部35と受筒要素20、3
3との間に位置し、筒状部66′は筒状部35と受筒要
素20’  33′との間に位置される。そして、上記
コード38、38、・・・は筒状部29aの左端から出
た後筒状部66を通って筐体8内へ入り、また、コード
44、44、・・・は筒状部29bの右端から出た後筒
状部66′を通って筐体8内へ入るようになる。
67は筐体8内に配置されたプリント基板であり、上記
コネクタ45、45、46、46、46は該プリント基
板67に設けられたコネクタ68、68、・・・に接続
される。
(c.ロック機構) 次に、人力兼表示部2と本体部3とを閉じた状態にロッ
クするためのロック機構を説明する。
69はフック片であり、筺体8の向う側端中央部から上
方へ向けて突設されている。フック片69の上端からは
右方へ突出した爪片69aが形成されており、該爪片6
9aの右上縁は右下がりの傾斜縁69bとされている。
70は筺体4に設けられたロック部であり、上記フック
片69を係脱自在にロックするためのものである。
71は筐体4の下ハーフ15の手前側周壁部18cの左
右方向における中央部と稍間隔を置いて対向するように
底板部17から立設された案内壁であり、該案内壁71
の右端から手前側周壁部18cの方へ向けて支持壁71
aが突設されている。
筐体4の手前側周壁部18cのうち上記案内壁71の略
中央部と対向した位置に左右に長いスリット72が形成
ざれている。
73は左右方向に長い摺動体であり、横断面形状で後方
に開口したコ字状をしている。
摺動体73の前側片74の左右方向における略中央部に
は被案内突起74aが前方に向って突設されている。そ
して、摺動体73は上記案内壁71と手前側周壁部18
cとの間に左右方向へ摺動自在に配置され、そして、被
案内突起74aが手前側周壁部18cに形威されたスリ
ット72に摺動自在に挿通される。
75は前記被案内突起74aのスリット72を通して手
前側周壁部18cの前側に突出した部分に取着された把
手であり、操作者はその把手により摺勤体73を摺勅さ
せることになる。尚、摺動体73の摺動範囲は被案内突
起74aがスリット72の左端に当接する位置と右端に
当接する位置との間である。
74bは前側片74の後面のうち左右方向における略中
央より稍右寄りの位置から後方へ向けて突設された受圧
片であり、該受圧片74bと前記支持壁71aとの間に
圧縮コイルスプリング76が縮設されており、これによ
って、摺動体73には左方へ向けての移動力が付勢され
ており、摺勅体73に右方への移動力が加えられていな
い間は、上記した移動範囲の左端に位置している。
摺動体73の上片77の左半分の部分には左右方向に長
い孔78が形成されていて、該孔78の開口縁のうち右
端の縁78aが係止縁とされる。
79は上記孔78を略完全に補完する平面形状を有する
閉塞板であり、孔78を閉塞した状態でその左端部が摺
勤体73の前側片74から後方へ向けて突設された支持
軸80に回動自在に支持されている。
81はトーションスプリングであり、そのコイル部81
aが上記支持軸80に外嵌され、一方の腕81bが摺勤
体73の上片77の左端部の下面に弾接され、他方の腕
81cが閉塞板79の下面に弾接されており、これによ
って、閉塞板79にはその回動端、即ち、右端が上方へ
移動する方向への回動力が付勢されている。
そして、閉塞板79の右端部下面からは右方へ向ってス
トツパ片79aが突設されており、このストツパ片79
aが上記係止44 7 8 aの下面と係合することに
よって、閉塞板79のそれ以上上方への回動が阻止され
、この状態で、閉塞板79は孔78を略完全に閉塞した
状態となる。
82は入力兼表示部筺体4の上ハーフ16の天板部30
の手前側縁の左右方向における略中央部に形成された横
長の挿通孔であり、上記ロック部70の閉塞板79の右
端部と係止縁の78aにまたがった位置に対応して形成
されている。
しかして、人力兼表示部2と本体部3とを閉じると、本
体部3側のフック片69が入力兼表示部2の挿通孔82
を通って筺体4内に進入して行き、その傾斜縁69bの
左端寄りの部分がロック部70の係止縁78aに当接す
る(第9図(A)参照)。この状態から更にフック片6
9が筺体4内に入って行くと、その傾斜縁69bによっ
て係止縁78aが右斜下方へ向って押圧されるため、摺
動体73は圧縮コイルスプリング76の弾発力に抗して
右方へ移動する(第9図(B)参照)。これによって、
フック片69は更に筐体4内へ入ることができ、また、
フック片69の下端によって押圧されて、閉塞板79は
トーションスプリング81の弾発力に抗して下方へ回動
される。そのようにして、フック片69の爪片69aが
摺動体73の上片77より下方の位置に達すると(第9
図(C)参照)、係止1i 7 8 aを右方へ押圧し
ていた力が取り除かれるので、摺動体73は圧縮コイル
スプリング76の弾発力により左方へと移動し、係止M
 7 8 aが爪片69aの上側に来て、これによって
、爪片69aが係止縁78aに係合する状態となる(第
9図(D)参照)ため、入力兼表示部2と本体部3とが
閉じた状態がロックされ、爪片69aと係止縁78aと
の係合を解かない限り、入力兼表示部2と本体部3とは
開かれることが無い。
そして、上記ロックを外す場合は、筺体4の前面に位置
した把手75を右方へ移動させれば良い。これによって
、摺勤体73が圧縮コイルスプリング76の弾発力に抗
して右方へと移動されて、係止縁78aがフック片69
の爪片69aの上方から右方へ逃げるので、入力兼表示
部2と本体部3とを開くことができる。
そして、人力兼表示部2と本体部3とを開くと、今まで
閉塞板79を下方へ向けて押していたフック片69が上
方へ逃げて行くので、閉塞板79はトーションスプリン
グ81の弾発力により上方へ向けて回動されて、孔78
を閉塞した状態となる。従って、パーソナルコンピュー
タ1の使用中において、筐体4の上面手前に形成された
挿通孔82が塞がれた状態となり、見栄えが良くなる。
(d.入力ペン及びその収納凹部) ペン収納凹部9は本体部筐体8の上ハーフ48にその手
前側縁に沿って左右方向に長く形成されている。そして
、該ペン収納凹部9は左側の略3分の1の部分9aに比
して右側の略3分の2の部分9bが幅広に形成されてお
り、幅狭部9aの左端内面には挿通孔83が形成されて
いる。また、幅広部9bの後側内面の左端部には孔84
が形威されており、上ハーフ48の内面に固定されたジ
ャック部材85のジャック85aが上記孔84から凹部
9内に臨まされている。
タブレットの座標指定装置としての入力ペンとしてはい
くつかの方式のものがあるが、本発明において液晶タブ
レットバネル5の座標点指定装置としては静電感圧型の
人力ベン6が採用されている。
入力ベン6の先端部はその余の部分に比して細く形成さ
れており、更に、該細径部6aの先端に接触部6bが形
成されている。
接続コード10は螺旋状に巻かれており、入力ベン6の
後端から導出され、先端にブラグ10aが接続されてい
る。
しかして、人力ペン6はブラグ10aがジャック85a
に挿着されて使用される。また、プラグ10aをジャッ
ク85aに挿着したまま、人力ベン6及び接続コード1
0を収納凹部9内に収納しておくことができる。即ち、
人力ベン6の細径部6aを挿通孔83に挿通した状態で
入力ベン6を幅狭部9a及び幅広部9bの手前側に収納
し、接続コード10を幅広部9bの後側に収納すること
ができる。
尚、ブラグ10aは凹部9内に臨んだジャック85aだ
けでなく、人力兼表示部筺体4の右側面手前側端に臨ま
されたジャック40aに挿着して使用することもできる
。これによって、使用者は使い勝手の良い方のジャック
を選んで使用することができる。従って、プラグ10a
を挿着するジャックはこれだけでなく筐体4や8の別の
部位にも臨むようにしても良い。
(e.メモリカード挿着部) 86はメモリカード、例えば、ICカードの挿着部であ
る。
87は本体部筺体8の下ハーフ47の周壁部50左側部
50bの稍上縁寄りの位置に前後方向に延びるように形
威された挿入口である。左側周壁部50bのうち挿入口
87の両脇に位置した部分には上端近くから下端に達す
る凹部88、88が形威されている。また、底板部49
の左側縁のうち凹部88、88とこれらの間の部分に対
応した部分89が浅く切り欠かれている。
90は筐体8内の上記挿入口87と対向した位置に配置
されたカードコネクタで、上記挿入口87から挿入され
たICカ一ド9lの接続端91aが挿着され、これによ
って、ICカード91が図示しない回路と接続される。
92、92は左側周壁部50bの上縁のうち挿入口87
の両端寄りの位置に形成された切欠である。
93は合成樹脂で形成された蓋体である。
94は蓋体93の主部であり、前後方向に長い板状をし
ていて、下端部は僅かに右方へと湾曲している。
95、95は前方から見て略逆L字状をした腕片であり
,主部94の内面、即ち、右側面の前後両端から稍内側
に入った位置の上下方向における中央より稍上の位置か
ら右方へ向けて一体に突設されている。腕片95、95
の先端部の外面、即ち、前側の腕片95の前面及び後側
の腕片95の後面には支点突起95a、95aが突設さ
れている。
そして、上記凹部88、88の互いに遠い方の側面、即
ち、後側の凹部88の後面及び前側の凹部88の前面の
奥部下端部には受穴88a,88aが形威されている。
しかして、腕片95、95の支点突起95a、95aが
受穴88a、88aに回動自在に嵌合され、これによっ
て、蓋体93は支点突起95a、95aと受穴88a,
88aとの嵌合部を支点として回勤し、メモリカード挿
入口87を開閉する。
そして、本体部3を平らな面96上に載置した状態で蓋
体93が開けられた場合、僅かに開いたところで、主部
94の下端部が上記面96に衝合してしまい(第11図
(B)参照)、それ以上は開くことができない。従って
、ICカード91の交換をする場合等は、本体部3を上
記面96から持ち上げた状態とすることによって蓋体9
3を完全に開いて挿入口87を開放することができる(
第11図(C)参照)。
蓋体93の主部94の内面のうち上縁に沿った位置に前
後に離間して係合子97、97が突設されている。これ
ら係合子97、97には先端に開口した係合切欠98、
98が形成されており、そして、これら係合切欠98、
98の開口端98a,98aは狭隘部となっている。尚
、蓋体93が閉しられたとき、上記係合子97、97は
左側周壁部50bの上縁に形成された上記切欠92、9
2内に位置される(第12図(C)参照)。
99、99は筐体8の上ハーフ48の左側縁下面から上
記切欠92、92内へ突出するように突設された係合ピ
ンである。
しかして、蓋体93が閉じられるとき、係合子97、9
7の係合切欠98、98の狭隘部98a、98aが材料
の持つ可撓性によって拡開し(第12図(B)参照)、
係合ビン99、99が係合切欠98、98と係合し(第
12図(C)参照)、これによって蓋体93は閉じた位
置にクリックストップされる。
100は蓋体93の主部94の外面上端寄りの位置に突
設された突条であり、蓋体93を開けるときは、この突
条100の上面に指あるいは指爪を掛け、下方へ押圧す
れば、蓋体93に開方向への回動力が加わり、係合子9
7、97の係合切欠98、98の狭隘部98a,98a
が係合ビン99、99によって拡開され、係合切欠98
、98と係合ピン99、99との係合が外れる。
101は筐体8の上ハーフ48の下面に左右方向へ摺動
自在に支持された摺勤子である。摺勤子101は左右方
向に長い細幅の板状をした主部102と該主部102の
右端に前後方向に延びる向きで連結された作用部103
とが合成樹脂で一体に形成されて成る。
主部102の左端には切欠102aが形成され、また、
左端寄りの位置に左右方向に長い長孔102bが形成さ
れている。
作用部103の前端部103aは押圧部とされ、また、
後端にはバネ掛片103bが下方へ向けて突設されてい
る。
104は押え金具であり、左右方向へ延びる角溝状をし
た案内部104aと案内部104aの上縁から側方へ向
って突設された取付片104b,104b、104bと
案内部104aの後縁部中央から下方に向って突設され
たバネ掛片104cとが金属板によって一体に形成され
て成る。
そして、各取付片104b,104b,104bに形成
された取付孔に上ハーフ48の下面から突設された支持
ビンが挿通され、かつ、該支持ピンのうち上記取付孔を
挿通されて取付片104b,104b,104bの下側
へ突出した部分がカシメられて、押え金具104が上ハ
ーフ48の下面に固定される。
そして、上記摺動子101はその主部102が押え金具
104の案内部104aに摺動自在に支持され、また、
上ハー748の下面から突設された案内ビン105が主
部102の長孔102bに摺動自在に挿通される。この
ようにして、摺動子101は上ハー748の下面に左右
方向へ摺動自在に支持される。
106は引張コイルスプリングであり、摺動子101の
バネ掛片103bと押え金具104のバネ掛片104c
との間に張設されており、これによって、摺動子101
には左方へ向っての移動力が付勢されている。
そして、摺勅子101にこれを右方へ移動させる力が加
えられていない間は、その左端部に形成された切欠10
2a内に上記係合ビン99、99の=(後側のもの)が
入った状態とされている(第12図(A)参照)。そし
て、上記蓋体93が閉じられると、その後側の係合子9
7の右端で摺勤子101の主部102の左端面が押圧さ
れ、摺動子101は引張コイルスプリング106の引張
力に抗して僅かに右方へ移動される(第12図(B)、
(C)参照)。
107は上ハー748に支持されたプリント基板108
に支持されたスイッチであり、その被押圧子107aは
スイッチ筐体107bの右側面から突出し、かつ、上記
摺動子101の押圧部103aに対向している。
そして、蓋体93が挿入口87を閉じた位置にあるとき
は、摺動子101は引張コイルスプリング106の引張
力に抗して稍右方へ移動されているため、その押圧部1
03aはスイッチ107の被押圧子107aに右側から
近接してはいるがこれを押圧しない位置に保たれる(第
12図(C)参照)。
そして、摺勅子101がその切欠102aと係合ピン9
9とが係合した状態にあるとき(即ち、蓋体93が閉寞
位置から少しでも開放位置へ向けて回動されたときはこ
の状態になる。)は、摺勤子101の押圧部103aに
よってスイッチ107の被押圧子107aが押し込まれ
、スイッチ107が電源オフ信号を発するようになって
いる(第12図(B)、(A)参照)。
そして、電源オフ信号が発せられると、パーソナルコン
ピュータ1本体において使用中のデータの退避が行なわ
れる。
ただ、データの退避には多少の時間、例えば2秒程の時
間が必要であるが、この退避が完了しないうちに、即ち
、電源がオフにならないうちに使用者がICカード91
をメモリカード装着部86から引き抜いてしまうと、I
Cカード91中のデータが破壊されてしまう慣れがある
。そこで、上記したように、使用状態、即ち、人力兼表
示部2と本体部3とを互いに180゜に開き平らな面9
6の上に置いている状態では蓋体93がICカード91
を取り出せる状態までは開かないようにしてある。これ
によって、上記したデータ退避のための時間をかせぐこ
とが可能となり、不用意な操作によってICカード91
中のデータが破壊されてしまうことを防止することがで
きる。
(f.電池収納部〉 電池収納部11は本体部筺体8の後部左側に形威されて
いる。
109は上ハーフ48の後部左側に形成された開口部で
あり、横長の長方形状をしている。
また、該開口部109の左側に隣接して前後の長さが開
口部109の前後幅の5分の3程度の前後方向に長い開
口部110が形成されている。
更に、開口部110の前側に隣接した位置には前後方向
に長いスライド孔111が形威されている。
開口部109と開口部110及びスライド孔111形戒
部との間の境界を為す桟112の上面は上ハー748の
上面より僅かに低くなっている。
113、113、113は開口部109及び110の開
口面から僅かに下の位置から突設された受縁であり、こ
れら受縁113、113、113の上面は上記桟112
の上面と同一の面内に位置している。
尚、前縁と後縁に形成された受縁113、113の右端
部には切欠114、114が形威されている。
上記桟112の上面のうち開口部109と110との間
の部分の前後方向における略中間の位置には切欠115
が形成されている。また、該桟112の手前側端にも切
欠116が形成され、該切欠116は手前側116aが
深く後側116bが浅く形成されている。
117は上ハーフ48の下面と上ハーフ48の下面に固
定された支持部材118との間で前後方向へ摺動自在に
支持された摺動子である。
117aは摺勤子117の上面にに突設された嫡子であ
り、上記スライド孔111内に摺動自在に位置されてい
る。
また、117bは摺動子117の右側面から右方へ向け
て突設されたロック片であり、上記桟112に形成され
た切欠116の上部内に位置しており、その前端部上面
は前下がりの傾斜面117Cに形成されている。
117dは摺動子117の後端部から下方へ向けて突設
されたバネ掛片である。
そして、該バネ掛片117dと上記押え金具104に形
成されたバネ掛片104dとの間に引弓長コイノレスプ
リング119が張設され、これによって、摺動子117
に前方へ向っての移動力が付勢される。従って、摺動子
117のロック片117bは通常は切欠116の手前側
部116aの上部に位置している。
120は筺体8の下ハーフ47のうち、上記開口部10
9に対応した位置に形成された電池収納部であり、端子
120a,120aが設けられている。
121は横長長方形状の板状をした蓋板であり、上記開
口部109にぴったりと嵌合する太きさにされている。
蓋板121の下面右端の前後両端部からは右方へ向って
係合片121a,121aが突設されている。そして、
これら係合片121a、121aは前方から見て上方に
開口したコ字状を為しており、かつ、右端部上面12l
b,12lbは蓋板121の下面より僅かに高い位置に
あるようになっている。
また、蓋板121の下面の左端部のうち前端寄りの位置
から係止片122が下方へ向けて突設され、該係止片1
22の下端部からは後方に向って係止爪122aが突設
され、該係止爪122aの下端縁122bは後上がりの
傾斜縁とされている。
しかして、蓋板121をこれで開口部109を略覆うよ
うに、かつ、右下がりに傾斜させた状態にして係合片1
21a、121aを開口部109の前後両縁に位置した
受縁113、113の右端部に形成された切欠114、
114から筐体8内に挿入し、蓋板121の右端縁が右
側の受縁113に当接されるようにする(第14図(A
)参照)。そして、この状態で、蓋板121をその右側
縁と右側受縁113との当接部を回動支点としてその左
端が下方へ移動するように回動させる。すると、蓋板1
21の係止片122の傾斜縁122bが切欠手前側11
6aの上部に位置しているロック片117bの傾斜面1
17Cに当接する(第13図(B)参照)。この状態か
ら更に蓋板121を下方へ回動させると、係止片122
の傾斜24 1 2 2 bがロック片117bの傾斜
面117cを下斜後方へ向けて押圧するため、この押圧
力をロック片117bを介して受けた摺動子117が引
張コイルスプリング119の引張力に抗して後方へ移動
する。これによって、蓋板121はその周縁部が各受縁
113、113、113及び桟112の上面に載置され
る位置まで回動することができ、開口部109を覆った
状態となる(第13図(C)参照)。尚、この状態で、
蓋板121の係合片121a,121aはその右端部上
面121b,12lbが蓋板121の下面より稍高い位
置にあるため上ハーフ48の下面に当接して稍下方に撓
まされ(第14図(B)、(C)参照)、これによって
、蓋板121の左端を僅かに上方へ跳ね上げようとする
力が蓄えられる。そして、この状態で、係止爪122a
がロック片117bより下に位置するため(第13図(
C)参照)、摺動子117が引張コイルスプリング11
9の引張力によって前進して元の位置に戻るため(第1
3図(D)参照)、ロック片117bが係止爪122a
の上側に位置し、これによって、蓋板121は電池収納
凹部120の上部開口部109を閉じた位置にロックさ
れる。
そして、蓋板121を開けるときは、摘子117aを後
方へ移動させる。すると、摺動子117が引張コイルス
プリング119の引張力に抗して後方へ移動され、その
ロック片117bが切欠116の手前側部116aの上
部から後側116bの方へと移動するため、蓋板121
の係止爪122aに係止していたものが無くなり、従っ
て、係合片121a1 121aに蓄えられていた力に
よって蓋板121の左端部が僅かに浮き上がる。そこで
、該浮き上がった蓋板121の左端部を持って上方へ回
動させ、最後に係合片121a,121aを切欠114
、114から筺体8外へ引き出せば良い。
123は電池収納凹部120内にに着脱自在に装着され
る充電タイプの電池である。
124は上記電池収納凹部120の左側に隣接して形成
された収納凹部であり、平面で見て前後方向に長い長方
形状をしている。
そして、該収納凹部124には端子125、125が設
けられており、また、該収納凹部124を形成している
周壁126の右側部上縁の前後方向における中央部に浅
い切欠126aが形威されている。そして、下ハーフ4
7と上ハーフ48とが結合されて筺体8が形成されると
、この切欠126aと上記桟112の左側面下端とによ
って係合孔127が形成される。
128は合戒樹脂で形成されたボタン型電池ホルダーで
ある。
該ボタン型電池ホルダー128は上面板129と該上面
板129から下方へ向けて突設された支持板130とか
ら成る。
上面板129は上記開口部110にぴったりと嵌り込む
大きさの板状をしており、支持板130は上面板129
の下面の右側に寄った位置から下方へ向けて突設されて
いる。
支持板130の上端から中程稍下側に達する位置まで側
方から見て上方に開口したコ字状をしたスリット1 3
0aが形成され、該スリット1 30aに囲まれた部分
が係合片131となっている。そして、該係合片131
の右側面下端部に係合爪131aが突設されている。
支持板130の左側面の下端部には支持突起130b,
130bが突設されており、支持板130の左側面のう
ち該支持突起130b、130bと上面板129とによ
って囲まれた電池支持部132に、例えば、リチウム電
池等のボタン型電池133が支持される。
そして、上記ボタン型電池ホルダー128はその電池支
持部132にボタン型電池133を支持した状態で、支
持板130が開口部110から収納凹部124内に挿入
される。そして、支持板130が収納凹部124内に挿
入されると、ボタン型電池133が収納凹部124内に
設けられた端子125、125と接触され、また、上面
板129は開口部110を閉塞した状態で受縁113及
び桟112上に載置され、また、係合爪131aが係合
孔127と係合されて、支持板130が収納凹部124
から脱落してしまわないようにロックされる。尚、この
ボタン型電池133は、例えば、メモリバックアップ用
や時計用の電源として使用される。
そして、ボタン型電池ホルダー128を筺体8から取り
外す場合は、上記蓋板121を筐体8から外した状態で
、上面板129の右側端面と桟112上面との間に指爪
を入れて上面板129を上方へ引き上げるようにすれば
良い。
従って、蓋板121を筐体8に装着した状態では、この
ボタン型電池ホルダー128を筐体8から取り外すこと
はできない。
(g.ボイスメモ) 134は本体部筐体8の右側面に形威されたボイスメモ
操作部であり、録音操作ボタン135a,再生操作ボタ
ン135b,停止操作ボタン135c、音量調整ノブ1
35dが配列されている。
尚、136は入力兼表示部筺体4の下ハー715の下面
のうち後縁に沿って左右に長く形成された浅い凹部であ
り、人力兼表示部2と本体部3を閉じた状態で第16図
に示すように手で持った場合に指の先端がこの凹部13
6に掛って把持し易く、また、このように把持した状態
でパーソナルコンピュータ1を顔面の高さまで持ち上げ
ると、人力兼表示部筺体4の前面右端に配置したマイク
ロフォン42が口の前に位置し、上記ボイスメモ操作部
134が目の前に来る(第16図の2点顧線で示した状
態)ので、ここ134に設けられた各操作ボタンやノブ
135a〜135dを操作し易い。
そして、図示しないが、本体部3には録音用のICメモ
リが搭載されていて、思い付や備忘録をボイスメモとし
て記録しておくことができるようになっている。
(h.受話器載置部) 137は本体部筺体8の上面のうち右後部に形成された
受話器載置部である。
138、138、・・・′は放音孔であり上ハーフ48
の下面に取着されたスビーカ12に対応した箇所に形成
されている。
上記放音孔138、138、・・・を囲む位置には平面
形状で丸味を帯びた四角形を為す突条139が形成され
ており、該突条139は左側のものが低く右側のものが
高くなるように、その稜線が左下がりに傾斜されている
しかして、第17図に示すように、電話機の受話器14
0の送話部140aを上記突条139の上に載置した場
合、突条139の稜線が送話部140aの面になるべく
多く接触し、受話器140の姿勢が安定する。
これは、このパーソナルコンビエータ1に組み込まれた
、あるいはアプリケーションソフトウェアによる住所録
あるいは電話番号簿をオートダイアラーとして使用する
ときにきめて使い勝手が良好である。
(i.その他) その他、上記パーソナルコンピュータ1にあっては、人
力兼表示部2には液晶タブレットパネル5の他必要最小
限のものしか配置しないようにして、他のものは本体部
3に配置し、人力兼表示部2の厚さを極力薄くして、入
力ベン6による入力操作を行ない易くしてある。
141、141、・・・は、本体部筐体8の下ハーフ4
7の下面の四隅に近接した位置に形威された背の低い突
部、142、142、・・・ハ該突部14、141、・
・・に埋め込まれたゴム座であり、本パーソナルコンピ
ュータ1を辷り易い面上で使用する場合でも、パーソナ
ルコンピュータ1がやたらと移動しないようにするため
のものである。
143、143は入力兼表示部筐体4の下ハーフ15の
下面うちの前縁寄りの左右両端に寄った位置から突設さ
れた小さな突起である。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなとおり、本発明筺体
間のヒンジ結合構造は、互いに電気的に接続される電気
部品、回路等を備えた2つの筐体を互いに回動自在に結
合する筺体間のヒンジ結合構造であって、2つの筐体を
ヒンジ結合すると共にそれぞれの電気部品、回路等の間
を線材を以って接続し、2つの筐体に上記ヒンジ結合に
よる回動軸と略同軸な筒状部を各別にかつ互いに隣接す
るように形成し、上記線材を上記筒状部に挿通させたこ
とを特徴とする。
従って、本発明筺体間のヒンジ結合構造にあっては、2
つの筐体にそれぞれ設けられた電気部品、回路等の間を
接続している線材はヒンジ結合による回勤軸と略同軸な
筒状部内を挿通されるため、筐体をきわめて小型に形成
することができ、しかも、線材は可撓性に富むため、2
つの筐体の回動に伴って加わるストレスが極めて小さく
信頼性が損なわれることがない。
尚、上記した実施例で示した具体的な形状や構造は、本
発明筺体間のヒンジ結合構造の実施に当っての具体化の
ほんの一例を示したものにすぎず、これらによって、本
発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第l図乃至第17図は本発明筺体間のヒンジ結合構造の
実施の一例を示すもので、第1図は斜視図、第2図は下
から見た斜視図、第3図は入力兼表示部と本体部を開い
て見せた斜視図、第4図は分解斜視図で、(A)は人力
兼表示部の分解斜視図、(B)は本体部の分解斜視図、
第5図は入力兼表示部と本体部を開いた状態の平面図、
第6図は入力兼表示部と本体部を開いた状態で、各々の
上ハーフを外した状態の平面図、第7図は第5図の■−
■線に沿う断面図、第8図は第5図の■−■線に沿う断
面図、第9図は入力兼表示部と本体部が閉じられてロッ
クされていく状態を(A)から(D)へ順を追って示し
た要部の拡大断面図、第10図は本体部の要部を上下に
分割した分解斜視図、第11図はメモリカードの挿着部
の蓋体が開けられている状態を(A)から(C)へ順を
追って示した要部の断面図、第12図はメモリカードの
挿着部の蓋体がロックされていく状態を(A)から(C
)へ順を追って示した要部の一部切欠拡犬平面図、第1
3図は電池収納部の蓋板がロックされ再び外されていく
状態を(A)から(F)へ順を追って示した要部の拡大
断面図、第14図は電池収納部の蓋板がロックされてい
く状態を(A)から(C)へ順を追って示す第13図と
直交する方向で切った断面図、第15図はボタン型電池
ホルダ一部を示すもので、(A)は一部切欠斜視図、(
B)はボタン型電池を収納した状態の拡大断面図、第1
6図はボイスメモの使用状態を示す図、第17図は受話
器載置部に受話器が載置された状態の側面図である。 符号の説明 4・・・筐体、 8・・・筐体、 35・・・筒状部、 38・・・線材、44・・・線材
、 66・・・筒状部、66′・・・筒状部 8 筐体 (C) (D) 要部の拡大断面図 第13図 8 筐体 糖大断面図 第15図 (B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 互いに電気的に接続される電気部品、回路等を備えた2
    つの筐体を互いに回動自在に結合する筺体間のヒンジ結
    合構造であって、 2つの筺体をヒンジ結合すると共にそれぞれの電気部品
    、回路等の間を線材を以って接続し、2つの筺体に上記
    ヒンジ結合による回動軸と略同軸な筒状部を各別にかつ
    互いに隣接するように形成し、 上記線材を上記筒状部に挿通させた ことを特徴とする筺体間のヒンジ結合構造
JP1243877A 1989-09-20 1989-09-20 筐体間のヒンジ結合構造 Pending JPH03105513A (ja)

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JP1243877A JPH03105513A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 筐体間のヒンジ結合構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP1243877A JPH03105513A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 筐体間のヒンジ結合構造

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JPH03105513A true JPH03105513A (ja) 1991-05-02

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JP1243877A Pending JPH03105513A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 筐体間のヒンジ結合構造

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JP (1) JPH03105513A (ja)

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