JPH0310527Y2 - - Google Patents

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JPH0310527Y2
JPH0310527Y2 JP565385U JP565385U JPH0310527Y2 JP H0310527 Y2 JPH0310527 Y2 JP H0310527Y2 JP 565385 U JP565385 U JP 565385U JP 565385 U JP565385 U JP 565385U JP H0310527 Y2 JPH0310527 Y2 JP H0310527Y2
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temperature
fixing
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microcomputer
lamp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電子複写機に関し、特にたとえばマ
イクロコンピユータ(以下マイコンと略称する)
のような処理手段を用いて定着温度を制御する、
電子複写機に関する。
(従来技術) マイコンを用いて定着温度を制御する電子複写
機としては、第4図に示すものが知られている。
定着装置1は、1対の定着ローラと、定着ローラ
を加熱するための定着用ランプとを含む。この定
着装置1に含まれる定着ローラの表面温度が温度
センサ2で検出されて、定着温度設定回路3に与
えられる。定着温度設定回路3は、定着ローラの
表面温度が定着に必要な温度範囲となるように、
予め定着温度の範囲を設定している。マイコン4
は、温度センサ2によつて検出された温度が設定
温度範囲となるように駆動回路5を制する。した
がつて、駆動回路5はランプへの給電状態を変化
させて、定着温度が設定温度範囲となるように駆
動する。
さらに、駆動回路5と定着装置1に含まれるラ
ンプとの間には、温度ヒユーズ6が挿入される。
温度ヒユーズ6は、定着ローラの表面温度が設定
温度範囲の最大値よりもやや高い温度を超えたと
き、溶断してランプへの給電を遮断するものであ
る。
また、マイコンを用いて定着温度を制御するよ
うなその他の電子複写機がたとえば特開昭58−
214181号公報に開示されている。この例では、定
着温度を検出するための感温素子の断線などの異
常が発生したとき、マイコンによる制御に代え
て、タイマで定着ヒータを制御するものある。
(考案が解決しようとする問題点) 前者の第4図に示すものは、温度ヒユーズ6の
応答特性によつては定着装置1が熱的に破損され
ることがあるばかりでなく、一旦温度ヒユーズ6
が溶断するとヒユーズ交換しなければ復旧できな
いので、メンテナンスが煩雑であるなどの問題点
があつた。
後者は、タイマ制御によりランプをオン−オフ
させるため、温度ヒユーズの場合に比べて、復旧
までコピーが中断されてしまうということがない
という利点がある反面、定着温度を最適にするに
は、季節変動や使用環境の違いによつてタイマ時
間を設定変更しなければならず、タイマの設定変
更が容易でなく、しかも煩雑であるなどの問題点
があつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、定着装
置に熱的異常が生じても、コピー動作が大幅に中
断されず、しかも煩雑な操作を必要としない、電
子複写機を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、定着手段に含まれる加熱手段と、
温度検出手段と、処理手段と、リセツト手段と、
自動復帰手段とを備える。
(作用) 温度検出手段は、定着手段の定着動作時におけ
る温度を検出する。マイコンのような処理手段
は、温度検出手段の出力に基づいて加熱手段の給
電状態を変化させるなどして定着温度を制御す
る。リセツト手段は、温度検出手段による検出温
度が予め定める上限値を超えたとき処理手段をリ
セツト状態にする。自動復帰手段は、その後、検
出温度が予め定める下限値以下になつたとき、処
理手段を自動的に復帰させる。
(考案の効果) この考案によれば、検出温度が予め定める上限
値を超えたときマイコンのような処理手段それ自
体をリセツトするようにしているので、定着手段
の熱的破損を防止することができ、また処理手段
がリセツトされた後検出温度が予め定める下限値
以下になれば、処理手段は自動復帰されるので、
温度ヒユーズの交換などの特別な復旧処理が不要
となり、保守管理が容易になる。さらに、タイマ
制御するものに比べて、タイマ時間の設定変更な
どの煩雑な操作も不要である。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴お
よび利点は、図面を参照して行なう以下の実施例
の詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例のブロツク図であ
る。電子複写機10は、定着装置1を含む。定着
装置1は、詳細は図示しないが、1対の定着ロー
ラと、定着ローラを加熱するためのランプとを含
む。この定着用の加熱源としてのランプに替えて
電気ヒータが用いられてもよい。したがつて、2
つの定着ローラの間を紙が通過する際に、その紙
の上に転写されたトナーが定着ローラによつて溶
融されると同時に、紙の組織内部に押し込まれ、
トナー像が紙に定着される。これらのローラに関
連して、サーミスタなどの温度センサ2が設けら
れる。温度センサ2からは、定着装置の温度に比
例した大きさのたとえば電圧信号が出力され、そ
の信号は、定着温度設定回路3および過温度検出
回路12に与えられる。
定着温度設定回路3は、定着装置1が定着処理
を行なうのに適した温度範囲、すなわち第2図に
示す第1の設定温度T2と第2の設定温度T3を設
定する。ここで、第1の設定温度T2は、定着可
能温度範囲の最小値近傍の温度であり、定着温度
が低下してランプに給電を開始すべき温度に選ば
れる。第2の設定温度T3は、定着可能温度範囲
の最大値近傍の温度であり、定着温度が上昇して
ランプへの給電を停止すべき温度に選ばれる。
過温度検出回路12は、リセツト回路12aお
よび自動復帰回路12bを含む。リセツト回路1
2aは、検出温度が設定温度T3を超えて定着装
置1の熱的破損に至らない範囲の上限の温度T4
に達したとき、第1のレベル(たとえばローレベ
ル)のリセツト信号を発生する。自動復帰手段1
2bは、リセツト信号によりマイコン4がリセツ
トされた後、検出温度が設定温度T2よりも低い
下限の温度T1に低下したとき、リセツト信号の
発生を停止させて、すなわち第2のレベル(たと
えばハイレベル)の復帰信号をマイコン4に与え
てマイコン4を自動復帰させる。したがつて、こ
れらの設定温度T1〜T4の関係は、T1<T2<T3
<T4に選ばれる。
この定着温度設定回路3の出力および過温度検
出回路12の出力がマイコン4に与えられる。マ
イコン4は、検出温度が設定温度T2〜T3の範囲
内となるように駆動回路5を駆動してランプへの
給電を断続するなどして、定着ローラの表面温度
を制御するとともに、リセツト信号の与えられて
いる期間中は、その一切の処理動作を一時停止す
る。
なお、温度ヒユーズ6はなくてもよいが、この
実施例では、安全性をより高めるために、上限の
温度T4よりも高い温度で応答するものが用いら
れる。
次に、第2図を参照してこの実施例の動作を説
明する。
時刻t0において、電源が投入されまたはコピー
スタートキー(図示せず)が押圧されたとする
と、このときは、温度センサ2の検出温度が設定
温度T3以下なので、マイコン4は駆動回路5に
ランプ点灯指令を与える。応じて、この駆動回路
5からランプ(図示せず)に連続的に給電され
る。このように、検出温度がT3に達するまでは、
コピー動作を行なうことができず、待機状態とな
る。
検出温度が時刻t1において設定温度T3に達し
たとすると、それに応じて、マイコン4は駆動回
路5にランプ消灯指令を与え、ランプへの給電を
停止させる。この時刻t1以降はコピー動作が可能
となる。
コピー動作の可能な期間内の時刻t2において、
検出温度が設定温度T2まで低下したとすると、
マイコン4は駆動回路5を再び駆動して、ランプ
への給電を再開する。このようにして、ランプは
定着ローラの表面温度がT2からT3の範囲となる
ように断続的に給電される。
ところが、マイコン4の誤動作などによつて、
時刻t3において、検出温度が設定温度T3を超え
たすると、この時刻t3以降は、定着可能温度範囲
よりも高いのでコピーをすることができなくな
る。この状態が継続して、時刻t4において、検出
温度が上限の温度T4に達したとすると、この時
刻t4において、リセツト回路12aが温度異常を
検出してリセツト信号を発生し、これをマイコン
4のリセツト入力端子に与える。このため、マイ
コン4がリセツト状態に強制されるため、マイコ
ン4のすべての処理動作が停止され、駆動回路5
がランプへの電力供給を停止する。したがつて、
このリセツト期間中はランプが発熱しないので、
温度センサ2の検出温度が次第に低下する。
時刻t5において、検出温度が下限の温度T1ま
で低下したとすると、この時刻t5において、自動
復帰回路12bがリセツト信号の発生を停止させ
て、マイコン4を自動復帰させる。
以後は、マイコン4が再び作動して、駆動回路
5へのランプ点灯指令が与えられ、ランプへの電
力の供給が再開される。このため、温度センサ2
の検出温度が次第に上昇し、設定温度T3に達し
た時刻t6以後はコピーが可能となる。以後は、前
述の動作と同様にして、定着ローラの表面温度が
設定温度T2ないしT3の範囲となるように、マイ
コン4の指令に応じて駆動回路5がランプへの供
給電力を断続させて、定着可能温度範囲となるよ
うに制御する。
したがつて、この実施例では、検出温度が上限
の温度T4に達した場合でも、温度ヒユーズ6が
溶断されることがなく、その後、マイコン4が自
動復帰されることによつて、電子複写機10のシ
ステム全体を自動的に復旧させることができる。
第3図はこの実施例の具体的な回路図であり、
特に定着温度設定回路3および過温度検出回路1
2の詳細な回路を示す。
定着温度設定回路3は、比較器3a,抵抗R1
〜R6およびコンデンサC1を含む。比較器3a
の基準電圧(すなわち負側入力電圧)は、抵抗
R3とR4によつて設定される。比較器3aの比較
入力(すなわち正側入力)には、サーミスタなど
の温度センサ2の出力、すなわち検出温度に比例
する温度センサ2の抵抗値Rthの変化に基づく電
圧Vthが入力される。この比較器3aは、入力電
圧Vthが設定温度T3に相当する電圧、すなわち
Vcc×R4/(R3+R4)になるまで、ランプをオ
ン指令する信号(たとえば0Vのローレベル)を
出力し、温度の上昇に比例して温度センサ2の抵
抗値Rthが設定温度T2に相当する電圧になると
ランプをオフ指令する信号(たとえばVccのハイ
レベル)を出力して、マイコン4に与える。ま
た、比較器3aの比較入力電圧が抵抗R5による
ヒステリシス幅以下に低下すると、比較器3aは
再びランプをオン指令する信号を導出する。マイ
コン4は、このようにして与えられる信号に応じ
て、前述のランプ点灯指令またはランプ消灯指令
を出力する。これによつて、定着ローラの表面温
度が設定温度T2〜T3の範囲内となるように制御
される。
過温度検出回路12は、比較器12c,抵抗
R7〜R12およびコンデンサC2を含む。そして、
マイコン4の誤動作などにより、温度センサ2の
検出温度が設定温度T3を超えた場合、温度セン
サ2の抵抗値Rthが次第に減少するので、比較器
12aの負側入力電圧、すなわちVcc×R12/
(Rth+R11+R12)が急激に上昇する。この負側
入力電圧が上限の設定温度T4に相当する電圧、
すなわち Vcc・R10/R9+R10+Vcc (1−R10/R9+R10)(R9R10/R9+R10/R9R10/R
9+R10+R8) まで達すると、比較器12cはその出力をハイレ
ベル(Vcc)からローレベル(0V)に反転して
リセツト信号を発生し、リセツト用IC14がリ
セツト信号を導出していないにも拘わらず、マイ
コン4をリセツト状態に強制する。この場合、マ
イコン4はリセツト期間中その出力を全てハイレ
ベルとし、トランジスタアレイ16を介して駆動
回路5をオフ状態に強制し、ランプへの給電を停
止させる。
これによつて、温度センサ2の検出温度が次第
に低下し、比較器12cの負側入力電圧が減少し
やがて正側入力電圧すなわち抵抗R9とR10によ
つて設定された下限の温度T1に相当する電圧
Vcc×R10/(R9+R10)まで低下すると、比較
器12cの出力がローレベルからハイレベルに反
転する。したがつて、リセツト信号の発生が停止
されて、マイコン4が自動復帰する。
なお、上述の実施例では、リセツト信号発生回
路12aと自動復帰回路12bを1つの比較器1
2c等を含む回路で構成した場合を示すが、別々
の回路で構成してもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のブロツク図であ
る。第2図は第1図の動作を説明するための温度
センサの検出温度と時間との関係を示す図であ
る。第3図はこの実施例の具体的な回路図であ
り、特に定着温度設定回路および過温度検出回路
の詳細を示す。第4図はマイコンを用いて定着温
度を制御するこの考案の背景となる従来技術のブ
ロツク図である。 図において、1は定着装置、2は温度センサ、
3は定着温度設定回路、4はマイクロコンピユー
タ、12は過温度検出回路を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 定着手段に含まれる加熱手段、前記定着手段
    の定着動作時における温度を検出するための温
    度検出手段、 前記温度検出手段の出力に基づいて前記加熱
    手段を制御するための処理手段、 前記温度検出手段による検出温度が予め定め
    る上限値を超えたとき、前記処理手段をリセツ
    トさせるリセツト手段、および 前記温度検出手段による検出温度が予め定め
    る下限値以下になつたとき、前記処理手段を自
    動復帰させる手段を備える、電子複写機。 2 前記処理手段はリセツト入力端子を有し、前
    記リセツト手段は第1のレベルの信号を前記処
    理手段の前記リセツト入力端子に与え、 前記自動復帰手段は前記第1のレベルとは異
    なる第2のレベルの信号を前記処理手段の前記
    リセツト入力端子に与える、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の電子複写機。 3 前記リセツト手段は、前記上限値を定着に適
    した予め定める温度範囲よりも高い温度に設定
    するための手段を有し、 前記自動復帰手段は、前記下限値を定着に適
    した予め定める温度範囲よりも低い温度に設定
    するための手段を有する、実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載の電子複写機。
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JPS61121468U JPS61121468U (ja) 1986-07-31
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JP2796803B2 (ja) * 1987-11-27 1998-09-10 ミノルタ株式会社 像形成装置
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