JPH03104716A - タイヤの滑り止め装置 - Google Patents

タイヤの滑り止め装置

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JPH03104716A
JPH03104716A JP2114400A JP11440090A JPH03104716A JP H03104716 A JPH03104716 A JP H03104716A JP 2114400 A JP2114400 A JP 2114400A JP 11440090 A JP11440090 A JP 11440090A JP H03104716 A JPH03104716 A JP H03104716A
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tire
rod
wheel
attached
rods
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JP2114400A
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Toshiharu Tanaka
敏治 田中
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/02Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over restricted arcuate part of tread
    • B60C27/04Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over restricted arcuate part of tread the ground-engaging part being rigid

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 じ産業上の利用分野] この発明は、主に雪道や凍結道路を走行する際に使用さ
れるタイヤの滑り止め装置に関するものである。
[従来の技術] 上記したタイヤの滑り止め装置として{よ、従来、チェ
ーンか一般的に用いられていfコ。しかし、チェーンは
、滑り止ぬ効果はかなり高いが、タイヤへの肴脱に手間
がかかる上に、その作業は熟練を要し、積雪時には過酷
な作業となることから、敬遠されつつある。
そこで、最近、ヂエーンに代わるものとして、タイヤへ
の着脱を容易にした各種滑り止め装置が提案されている
。例えば、特公昭58−23241&}公報に記載の装
置、並びに特開昭63−71401号ク〉報に記載の装
置がめる。前者は、本発明杏の発明にかかる装置で、バ
ンタグラフ状のリンク機構の各開放端部に、タイヤのト
レッド面を全幅にわたり覆う断面コの字状の係合具を、
症動自在に枢着し、前記リンク機構の枢支連結部間を締
め付ける緊締具を備えた構造である。tた後者は、タイ
ヤのホイールに固定される固定円板と、タイヤのトレッ
ド面に添うように屈曲させた係止片を、放射状に延設さ
れたh滑り止めアームの先端に有する支持円板とからな
り、支持円板は前記固定円板に止め輪を介して保持され
る構造になっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記公報に記載の滑り止め装置のうち、前者は、タイヤ
のトレッド周面に等間隔に配置される複数個のコの字状
係合具により、リンク機構及び緊締具を介してタイヤの
縮径方向に締め付けることにより、滑り止め装置(とく
に係合具)がタイヤに装着される。したがって、滑り止
め装置をタイヤに装着する際に、緊締具をかなり強い力
で締め付ける必要がある。また各係合具は、締め付け力
によってタイヤのトレッド面上に保持されているので、
締め付け力が弱いと係合具に対してタイヤのトレッド面
か空回りして滑り止め効果が低下したり、また締め付け
力が強い場合でも、制動時にタイヤのトレッド面上を係
合具が滑動して制動距離が延びたりするという問題があ
った。
後者は、複数本の滑り止めアームが支持円板を中心にし
て放射状に広がっており、それらのアームは折り畳みで
きないので、使用しない時にトランク等に収納する場合
にかなり広い占有スペースを要し、携帯にら不便である
。またタイヤの正面から前記滑り止めアームをタイヤに
底め込んで取り付けるので、タイヤハウス内にタイヤの
上部が隠れるタイプの自動車では、滑り止め装置をタイ
ヤに装着できない。しかも前記各滑り止めアームの先端
部のグリップ片の間隔を、タイヤの接地面に相当する長
さほど開けなければ、タイヤに装着できないため、グリ
ップ片の間隔が大きくなり、実質的にタイヤのトレッド
面上に配置される全グリップ片の長さが短く(タイヤの
全周の半分にも充たない)なるので、滑り止め効果がや
や劣る。さらにタイヤのホイールに固定された固定円板
と、滑り止め支持アームの支持円板と、固定円板に支持
円板を固定するための止め輪との、各係合構造が非常に
複雑で、製造に手間がかかるとともに、製造コストが高
くなるという問題がある。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、■タイヤへ
の着脱が容易で、誰にでも簡単に且つ短時間で着脱でき
る、■不使用時にはコンパクトに折り畳めて、収納場所
を取らず携帯に便利である、■滑り止め効果が高く、タ
イヤの上部が隠れるタイヤハウスをもつ自動車のタイヤ
にも、簡単に取り付けられる、■構造が簡単で軽量であ
り、取り扱いが容易で、製造コストも安い、タイヤの滑
り止め装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するためのこの発明の滑り止め装置
は、タイヤのホイールに着脱自在に固定される支持リン
グ体と、この支持リング体に装着される滑り止め装置本
体とからなり、(a)滑り止め装置本体は、2本のロッ
ドの一端を枢支したくの字状の第1リンクと、2本のロ
ッドの一端を枢支したくの字状の第2リンクとを、各ロ
ッドの中間部でそれぞれ枢支連結してパンタグラフ状の
リンク機構を構成し、前記リンク機構の菱形をなすロッ
ドの対向する各中間位置に挿通孔をそれぞれ穿設し、前
記各ロッドの開放端部に、円弧状の支持部材を枢着し、
タイヤのトレッド面に接触し且つトレッド面の幅方向の
少なくとも一部を覆う接地部とタイヤのショルダー又は
サイドに接触する取付部とからなり、前記接地部の少な
くとも外面に凹凸部を形成し、可撓性材料で形成した薄
板状のグリップ部材を、前記支持部材に止着し、前記ロ
ッドの中間部の枢支連結部間に、両枢支連結部間を徐々
に締め付け可能な緊締具を介設し、(b)前記支持リン
グ体は、タイヤのホイールに固定される内輪部と該内輪
部の周囲に回動自在に装着された外輪部とから構成し、
該外輪部に、前記各挿通孔に対応するねじ孔又は係止孔
をそれぞれ設け、(c)前記滑り止め装置本体を、前記
各挿通孔にボルト又は係止具を挿通して前記支持リング
体の外輪部のねじ孔に螺着又は係止孔に係+hすること
により、支持リング体に装着するようにしている。
また請求項2記載のように、2本のロッドの一端を枢支
したくの字状の第1リンクと、2本の〔1ソドの一端を
枢支したくの字状の第2リンクとを、各ロッドの中間部
でそれぞれ框支連結してバンタグラフ状のリンク機構を
構成し、前記各口ッドの開放端部に、円弧状の支持部材
を枢若し、タイヤの1・レッド面に接触し且つトレッド
而の幅方向の少なくとも一部を覆う接地部とタイヤのシ
ョルダー又はサイドに接触する取付部とからなり、前記
接地部の少なくとも外面に門凸部を形戊し、可撓性材料
で形成した薄板状のグリップ部材を、前記支持部材に正
着し、而記ロッドの中間部の枢支連結部間に、両枢支連
結部間を徐々に締め付け可能な緊締具を介設し、iQ記
リンク機構のロッドの、タイヤのホイールに円周方向に
間隔をあけて開設されているホィール穴に対応する位置
に、対向する挿通孔をそれぞれ穿設し、前記ホイール穴
に係止可能なフックを先端に備え、基端部にねじ部を設
けた締結具を、前記各挿通孔にそのねじ部を挿通(7て
雌ねし部材を螺合し締め付けることにより、タイヤに一
体的に装着するようにするか、或は、請求項3記載のよ
うに、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第1リ
ンクと、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第2
リンクとを、各ロッドの中間部でそれぞれ枢支連結して
パンタグラフ状のリンク機構を構成し、1可記各ロッド
の開枚端部に、円弧状の支持部材を枢着又は固着し、タ
イヤのトレッド面に接触し■つトレッド面の幅方向の少
なくとも一部を覆う接地部とタイヤのショルダー又はサ
イドに接触する取付部とからなり、前記接地部の少なく
とも外面に凹凸部を形成し、可撓性{オ料て形戊した薄
板状のグリップ部材を、前記支持部材に止着し、前記ロ
ッドの中間部の対向する枢支連結部間に、両枢支連結部
を所定の間隔に保持する保持具を介設し、前記リンク機
構のロッドの、タイヤのホイールに円周方向に間隔をあ
けて開設されているホイール穴に対応する位置に、対向
ケる挿通孔をそれぞれ穿設し、前記ホイール穴に係正可
能なフックを先端に備え、基端部にねじ部を設けた締結
具を、前記各挿通孔にそのねじ部を挿通して雌ねじ部材
を螺合し締め付けることにより、タイヤに一体的に装着
するようにしても、1;い。
さらに請求項4記載のように、前記グリップ部{オは、
ウレタン樹脂などのプラスチックで形成したijJ撓性
薄板体に、タイヤの幅方向に延び11つ内外両面に一部
を突出させた複数個の金属片を、円周方向に間隔をあけ
て埋設6″ることか好ましい。
「作用] 上記の構成を有するこの発明の滑り止め装置(請求項l
)によれば、タイヤのホイールにあらかじめ支持リング
体を取り付けておき、前記滑り止め装置本体は、緊締具
を緩めてバンタグフフ状のリンク機構を展開させた状態
で、各挿通孔にボルトを挿通して前記支持リング体の外
輪部のねじ孔に螺青するか、又は外輪部の係止孔に係止
させた係止具を挿通孔に挿通して固定4−ることにより
、支持リング体に装着する。それから、緊締具により締
め付けてロッドの中間郎の枢支連結部間の距離を徐々に
縮めていき、薄板状の各グリップ部材の接地部をタイヤ
のトレッド面に圧接させることにより、タイヤに仮装着
する。なお、前記リンク機構の菱彩をなすロッドの対向
する各挿通孔の位置(よ、リンク機横の菱形がどのよう
に変化しても、いいかえれば前記ロッドの中間部の枢支
連結郎間の距離がどのように変化しても、菱形の対角線
の交点を中心にした円周1−にくるので、前記支持リン
グ体の外輪部のねじ孔又は係止孔の位置とjIIi通孔
の位置が半径方向にずれることがない。したがって、滑
り止め装置本体の支持リング体への取り付けは、最後に
行っても上い。
このようにして滑り止め装置をタイヤに装着した状態で
、タイヤを回転させれば、滑り11二め装置はタイヤと
ほぼ一体に回転4−る。そして、タイヤの回転に伴って
グリップ部材の接地部が接地する度に、支持部材がその
枢支点を中心に小刻みに揺動し、グリップ部材の内面を
常に夕イヤのトレッド面に添接させる。タイヤは、その
トレッド面上に複数のグリップ部材が添接した状態で回
転し、トレッド而と交互にグリップ部材の接地部外面が
接地し、接地部外面の凹凸部及びグリップ部材の端縁郎
が雪や凍結面に喰い込んで、地面をしっかりとグリップ
する。しかも、自動車を急停止させたり急発進させたり
した場合は、滑り止め装置本体が支持リング体の外輪部
とともにタイヤに対し棺対的に回転し、いいかえればグ
リップInがタイヤのトレッド面上を滑動するので、装
置本体を支持リング体の外輪部に取着するためのボルト
又は係止具をはじめ装置本体に無理な力が作用しない。
またタイヤの接地箇所は、ほぼ平坦な状態に変形するが
、グリップ部材が可撓性を有しているので、タイヤの変
形に合わせてグリップ部材も変形する。このため、タイ
ヤの滑りが確実に阻止されるうえに、積雪や凍結のない
道路を走行しても、走行音が殆どなく振動も殆どない。
使用後に、滑り止め装置本体を取り外すには、支持リン
グ体の外輪部のねじ孔に螺着したボルト又は係止孔に係
止した係止具を緩めて滑り止め装置本体の各神通孔から
抜き取った後、タイヤを半回〜1回ほど回転させるだけ
で、滑り止め装置本体がタイヤから外れる。したがって
、後は滑り止め装置本体を縮めて折り畳み、自動軍のト
ランク等に収納すればよい。
また請求項2記載の滑り止め装置によれば、タイヤのト
レッド面にグリップ部材を配置しホイールにリンク機構
を添わせて緊締具により締め付けてロッドの中間部の枢
支連結部間の距離を徐々に縮めていき、薄板状の各グリ
ップ部材の接地部をタイヤのトレッド面に圧接させるこ
とにより、タイヤに仮装着する。そして、締結具のフッ
クをホイールの穴に係止して、締結具の基端側ねじ部に
螺合する雌ねじ部材を締め付けることにより、滑り止め
装置をタイヤに装着する。この状態で、タイヤを回転さ
せれば、通常走行時はもちろんのこと、自動車を急停止
させたり急発進させたりした場合にも、グリップ部材が
タイヤのトレッド面上を滑動することなく、タイヤと常
に一体回転するので、滑り止め効果が非常に高く、制動
距離も短い。
請求項3記載の滑り止め装置によれば、タイヤのトレッ
ド面にグリップ部材を配置してホイールにリンク機構を
添わせた後、或はその前に、保持具によりロッドの中間
部の枢支連結部間を所定の距離に保持してリンク機構を
一定の形態に固定し、タイヤに仮装着する。そして、締
結具のフックをホイールの穴に係止して、締結具の基端
側ねじ郎に螺合する雌ねじ部材を締め付けることにより
、滑り止め装置をタイヤに一体的に装着する。この状態
で、タイヤを回転させれば、通常走行時はもちろんのこ
と、自動車を急停止させたり急発進させたりした場合に
も、グリップ部材がタイヤのトレッド面上を滑動するこ
となく、タイヤと常に一体回転するので、滑り止め効果
が非常に高く、制動距離も短い。
請求項4記載の滑り止め装置によれば、グリップ部材に
埋設された金属片の外面側突出部が、地面にめり込んで
グリップし、凹凸部ら地面をグリップするので、凍結道
路でも確実にタイヤの滑りを防止する。またグリップ部
材の裏面側に突出する金属片が、タイヤのトレッド面に
圧接されるので、制動時などにグリップ部材がタイヤの
トレッド面上を滑動しにくい。さらにウレタン樹脂など
のプラスチックは可撓性に優れているので、グリップ部
材のとくに接地部が、タイヤ(のトレッド面)の変形に
俊敏に追随して変形し、トレッド面から離れろことがな
い。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第9図において、タイヤの滑り止め装置1は、
滑り止め装置本体2と支持リング体7とからなる。
第1図及び第2図に示すように、装置本体2は、等長の
ロッド21・22の一端を枢支ビン23によりくの字状
に屈折自在に枢着した第1リンク24と、等長のロッド
25・26の一端を枢支ピン27によりくの字状に屈折
自在に枢着した第2リンク28を備え、第1リンク24
と第2リンク28との、ロッド2l・22の中間位置及
びロッド25・26の中間位置でそれぞれ枢支ビン29
、30により回動自在に枢支連結され、パンタグラフ状
のリンク機構20に構成されている。このように構成さ
れたリンク機構20の菱形をなずロブド22・26の、
対向する中間位置には、ボルト用の挿通孔3l・32か
穿設されている。なお、各挿通孔31・32の位置は、
第1図から明らかなようにリンク機構20の菱形形状を
どのように変化させても、菱形の対角線の交点0を中心
に、この交点Oとボルト用挿通孔31・32との間の距
離rを半径とした円周上を移動する。また前記各ロッド
21・22・25・26は、本実施例では硬質のナイロ
ン樹脂で形成してある。
各ロッド21・22・25・26の開放端部(自由端部
)には、円弧状の支持部材33の内周側中央部が枢支ビ
ン34によりそれぞれ枢着されている。また、支持部材
33は、各ロッド21・22・25・26の開放端郎に
対し枢支ビン34で堅く枢着されているので、支持部材
33の揺動範囲は小さい。なお、支持部材33の円周方
向の長さは、本実施例では、タイヤAの全周長の約1/
8に設定されている。
そして、第3図及び第4図に示すように、タイヤAのト
レッド而Bに配置されるグリップ部材35が、前記各支
持部材33に止具37により止着されている。グリップ
部材35は、硬質のウレタン樹脂などから一体に形成さ
れた薄板状の、トレッド而Bに接触して幅方向のほぼ半
分を覆う接地部35aと、この接地部35aの両端部か
ら屈ttbさせて延設され、タイヤAのショルダー又は
サイドDに接触する取付部35bからなっている。
前記接地部35aの内外両面には凹凸郎35cが形成さ
れ、また接地部35aの中間位置と両端寄りには金属板
片36か、内外両面に一部を突出させてタイヤAの幅方
向にそれぞれ埋設されている。
前記凹凸部35cを接地部35aの内面にも形成すると
ともに、金属板片36の一部を内面側にも突出させたの
は、接地郎35aとタイヤAのトレッド面Hの間の滑り
を極力少なくするためである。
また金属板片36の一部を接地部35aの外面例に突出
させたのは、とくに凍結道路を走行する際に金属板片3
6の突出部が凍結面に喰い込んでタイヤAの滑りを確実
に阻止できるからである。
しか1,、これらに限定するものではなく、少なくとも
接地部35aの外面に門凸部35cを形成しておけばよ
い。
第1リンク24と第2リンク28を枢支連結する枢支ビ
ン29と30の間には、第1図及び第2図のようにくの
字状の各[1ツド2l・22・25・26を閉じる方向
に締め付け、その締め付け状態を一定に保持する緊締具
40が介設されている。この緊締貝40としては、例え
ば第5図又は、第6図及び第7図に示す+pt造のもの
が用いられる。
ま4”第5図の緊締具40は金属製で、一方の前記枢支
ビン29に一端部が垂直方向に回動自在に枢着され、他
端にナット42を固着した中空管41と、このナソl・
42に螺合する長尺のボルト43とを備え、ボルト43
の頭部43aに係合可能な係合片44がもう一方の枢支
ビン30に固設されている。
ボルト43のねじ部43bには、別のナット45が回動
可能に螺合されていろ。したがって、この緊締見40に
よれば、前記係合片44にボルト43の頭部43aを係
合させた状態で、ボルト43を締め付けていくことによ
り枢支ピン29と30の距離か徐々に縮められ、くの字
状の一対の第1リンク24と第2リンク28とは同時に
閉じられていく。このとき、ボルト43の先端側は、中
空管41内に挿入されていく。そして、ボルト43のね
じ部43b1二のナット45を回転して前記係合片44
に係合させれば、所定の緊締状態が保持される。
次に、第6図及び第7図の緊締具40゛はプラスチック
製で、外面に平行な多数の係合部46aを有する第1板
材46と、係合郎46aに係合可能で平行な多数の係合
部47aを内面にYrする第2仮材47とを備え、第1
板材46の基端部(.よ一方の枢支ビン29に固定され
、第2仮材47の基端部はもう一方の枢支ピン30に固
定されている。第1仮材46の先端には、一部が板材4
6内に埋設された支持片48を介してナット49が固設
され、このナット49に螺合可能な長尺のボルト50を
、枢支ビン30に横向きに穿設した援挿孔30aに貫通
させてナット49に螺合させている。また第2仮材47
の長手方向に長孔47bが開設され、また第I仮乎44
6のほぼ中間位置に貫通孔46bが穿設され、長孔47
b及び貫通孔46bに一連に固定用ボルト51を緩挿し
てナット52を螺着している。この緊締具40゜によれ
ば、固定用ボルト5lを緩めた状態でボルト50を回転
して締め付けることにより、枢支ビン29と30の距離
が徐々に縮められ、くの字状の一対の第1リンク24と
第2リンク28とは同時に閉じられていく。そして、固
定用ボルト51を回転して締め付けることにより、所定
の緊締状態が保持される。
第8図及び第9図に示すように、支持リング体7は、タ
イヤAのホイールCに固定される内輪部71とこの内輪
部7lの周囲に回動自在に装着された外輪郎81とから
なっている。
内輪部7lは、中央部が開口された円形の皿状突出面7
2を備えており、突出而72には円馬方向に等間隔に放
射方向に延びた4つの長孔73が穿設されている。また
1つの長孔73を挟んで円周方向にそれぞれ36゜離れ
た位置にも、放射方向に延びた長孔74が穿設されてい
る。このように6つの長孔73、74を設けたのは、サ
イズやタイヤAの取り付け用ねじ部材E(第4図参照)
の数(4本又は5本)が異なる自動車に適用できるよう
に汎用性をもたせるためである。
外輪部8lは、その内周縁が前記内輪部71のフランジ
郎75に係合し、この内周縁を挟むように内輪部7lの
側周面に固着された係止部76により、内輪郎7lに対
じ回動可能に装着されている。そして、外輪部81には
前記ボルト用挿通孔3l・32に対応する1組の対向す
るねじ孔82がそれぞれ設けられている。なお本実施例
では、ねじ孔82は、外輪部81に固着されたナット8
3により形成されている。また内輪部7l及び外輪部8
1は、通常、金属材料で形成される。
次に、上記した実施例にかかるタイヤの滑り止め装置に
ついてその使用態様を説明する。
第4図に示すように、タイヤAのホイールCにあらかじ
め支持リング体7の内輪郎71を、長孔73を挿通した
ボルトFによりホイールねじEのねじ孔に螺合して締め
付け取り付けておく。
なおこの状態で、通常の走行が可能である。そして、積
雪時などに滑り止め装置が必要になれば、滑り止め装置
本体2を支持リング体7の外輪部8lに取り付けてタイ
ヤAに装着する。この装着作業は、例えば第5図の緊締
具40の場合には、ボルト43を中空管41とともに下
方へ回転させて係止片44との係止状態を解除し、パン
タグラフ状のリンク機構20を展開させる。この状態で
、ロッド22・26の各ボルト用挿通孔31・32にボ
ルト85を挿通して前記支持リング体7の外輪部81の
ねじ孔82・83に螺着することにより、装置本体2を
支持リング体7に装着する。それから、ボルト43を中
空管41とともに係止片44の方向に回転させて係止片
44に係合させ、ボルト43を締め付けてロッド21・
22・25・26の中間部の枢支連結部29・30間の
距離を徐々に縮めていく。これにより、くの字状の第1
リンク24と第2リンク28は、枢支ピン23・27を
中心にそれぞれ同時に閉じ、薄板状の各グリップ部材3
5の接地部35aが上方又は下方に移動してタイヤAの
トレッド而Bに当接した後、圧接されてタイヤAに装着
される。なお、滑り止め装置本体2の支持リング体7へ
の取り付けは、装置本体2を上記した手順でタイヤAに
仮装着した後に行ってもよい。
また支持リング体7をタイヤAのホイールCに取り付け
ていない状態で、滑り止め装置1をタイヤAに装着する
場合は、最初に装置本体2を支持リング体7に取り付け
ておき、上記した手順により装置本体2をタイヤAに装
着した後、支持リング体7をタイヤAのホイールCに取
り付けることらできる。
一方、使用後に滑り止め装置本体2をタイヤAから取り
外すには、支持リング体7の外輪郎81のねじ孔82に
螺着したボルト85を緩めて滑り止め装置本体2の各ボ
ルト用挿通孔3l・32から抜き取れば、装置本体2の
上部がタイヤAの正面手前に倒れようとするので、タイ
ヤAを半回〜1回ほど回転させるたけで、滑り止め装置
本体2がタイヤAから自然に外れる。
むお、タイヤAに装着された滑り止め装置lによる滑り
止め作用は、前記[作用]の欄に記載した通りである。
第10図はこの発明の滑り止め装置の第2実施例を示す
。本実施例では、前記グリップ部材35の内縁aT<(
図の右側)に間隔を設けて、トレッドB面の幅方向にグ
リップ片35dを延設するとともに、グリップ部材35
の外縁部(図の左側)にもグリップ片35eを延設して
いる。これにより、とくに積雪時における滑り止め効果
が向Lする。
第1l図はこの発明の滑り止め装置の第3実施例を示す
。本実施例では、ボルト用挿通孔31・32・31・3
2′を菱形を構成する各ロッド21・22・25・26
の中間位置に設けて合計4箇所にし、支持リング体7の
外輪郎81のねじ孔82もボルト挿通孔31・32・3
F・32゛に対応して4箇所にして、装置本体2をタイ
ヤAに仮装青した状態で、4本のボルト85を螺着する
ことにより装置本体2を締め付け状態に保持するように
している。したがって、本実施例では、緊締具40の固
定用ナット45が不要になる。しかし、滑り止め装置1
をタイヤAに装着した状態での走行時に、緊締具40に
は力が殆ど作用しなくなるので、緊締具40は締め付け
の用途を充たすだけの強度があれば十分で、その分だけ
小型軽量化できることになる。
第12図はこの発明の滑り止め装置の第4実施例を示す
。本実施例では、ボルト85に代えて係止具90により
装置本体2を支持リング体7に取り付けるようにしてい
る。このため、支持リング体7の外輪郎81には、ねじ
孔82に代えて係止孔91を穿設している。また、係止
具90の先端側をフック90aに形成するとともに、基
端側をねじ部90bに形成してある。そして、係止具9
0のフック90aを係止孔9lに係止するとともに、係
IL具90のねじ部90bをロッド22・26の挿通孔
3l・32に挿通し、このねじ部90bにナット92を
螺合して締め付ける構造になっている。
第13図及び第14図は第2の発明にかかるタイヤの滑
り止め装置の実施例を示す。
本発明の滑り止め装置1′は、前記発明の滑り止め装置
本体2を、支持リング体7を用いずにタイヤAのホイー
ルCに締結具1.00により締結ずろようにしたところ
が相違している。すなわち、タイヤAのホィールCに通
常、円周方向に間隔をあけて開設されている複数のホイ
ール穴C′に対応してその相対向する位置に、リンク機
+1v!20のロッド21及び25に細長の挿通孔13
1、132をそれぞれ開設する。そして、前記ホイール
穴C゛に係止可能なフック1.01を先端に備え基端部
にねじ部102を設けた鍵形締結具100を、そのねじ
郎102を前記各抽通孔+31、132に挿通してその
ねじ部102に雌ねじ部材としてのナット103を螺合
している。したかって、前記第1の発明の装置と違って
支持リング体7が不要になり、構造がより簡単になった
。また、本発明の装置i゜では、滑り止め装置本体2か
タイヤAに一体的に固定されるので、グリップ部材35
が常にタイヤAのトレッド而Bと一体に回転する。なお
、その他の構成部材についてはni記発明の装置1と概
ね共通ずるので、共通づーる郎材については第1図で使
用した符号と同−の符号を用いて図中に示し、詳しい説
明を省略する。
第15図及び第16図は第3の発明にかかるタイヤの滑
り止め装置の実施例を示す。
本発明の滑り止め装置1“も、前記第2の発明と同様に
、滑り止め装置本体2を、支持リング体7を用いずにタ
イヤAのホイールCに締結具200により締結するよう
にしたところが相違している。すなわち、タイヤAのホ
イールCに通常、円周方向に間隔をあけて開設されてい
る複数のホィール穴C゛に対応して、リンク磯構20の
ロッド2l及び25の相対向4−る位置に挿通孔23l
1232をそれぞれ開設する。そして、前記ホイール穴
C゜に係止可能なフック201を先端に備え基端部にね
じ郎202を設けたJ形締結具200を、そのねじ部2
02を前記各挿通孔231、232に挿通してそのねじ
部202に雌ねじ部材としてのナット203を螺合して
いる。また前記ロッド21及び25の表面の中央位置に
は、その長手方向にリプ221及び225をそれぞれ突
設している。そして、それらの各リブ221及び225
に係合する係止溝203aを、前記ナット203及び後
述の円盤体204にそれぞれ形成し、ナット203を締
め付けた際にその係止溝203aをリブ221又は22
5に係合させることにより、ナブト203が不用意に緩
まないようにしている。さらにナット203をスパナな
どの工具を使わずに回転できるように、大径のプラスチ
ック製円盤体204に埋設している。なお、円盤体20
4の側周面には、滑り止め用の縦溝204aを形成して
いる。
本発明の装置l“では、前記装置1゜と同様に、締結具
200を介して滑り止め装置本体2がタイヤAに一体的
に固定されるので、グリップ部材235をタイヤAのト
レッド面B上に締め付けて固定する必要がないので、前
記緊締具40に代えて保持具240を設けている。すな
わち、第1リンク24と第2リンク28を枢支連結する
枢支ビン29と30の間には、タイヤAの外径に合わせ
て両枢支ビン29、30の間隔を一定に保持する保持具
240が介設されている。この保持具240は、本実施
例では、プラスチック製板材241の一端部を、ロッド
22及び25の中間部を枢支連結する前記枢支ピン30
で回転可能に連結するとともに、ロッド21及び26を
枢支連結する枢支ビン29上に係止ビン229を一体に
突設したうえ、この係止ピン229に係合可能な係止孔
241aを板材241の他端部に開設した構造からなっ
ている。また、タイヤAの外径に合わせて装置本体2の
形態を一定に保持する構造にしたので、上記第1又は第
2の発明の装置1又は1゜と異なり円弧状の支持部材3
3をタイヤAのサイズに合うように帰動させる必要がな
いため、各ロッド21、22、25、26の開放端部に
支持部材33を枢支ピン34で枢着したうえ、支持部材
33に取り付けられたグリップ部材235の接地部23
5aがタイヤAのトレッド面Bに添うように各ロッド2
1、22、25、26の開放端部に対する支持部材23
5の位置を決め、固定ビン237で固定して支持郎材2
35の揺動を規制している。なお、支持部材33は、各
ロッド21,22、25、26の開放端部に一体的に固
着してもよい。
グリップ部材235についても、第15図のように接地
部235aに複数の開口235fを間隔をあけて開設し
ている。こうして開口235fを開設したことにより、
各開口235fの端縁(特にタイヤAのトレッド面Bの
幅方向の端縁)でグリップ作用が生じるうえに、トレッ
ド面Bとグリップ部材235との間に侵入した雪などは
、開口235rからすぐに排出されるので、トレッド面
Bとグリップ部材235間に雪などが滞留しなくなった
ので、グリップ部材235のグリップ効果が前記グリッ
プ部材35に比べてかなり向上した。また、グリップ部
材235に金属板片236を内外両面に一部突出させて
埋設した点は、上記実施例と共通する。
なお、その他の構成部材については前記発明の装置1又
は装置1゜と概ね共通するので、共通する部材について
は第1図で使用した符号と同一の符号を用いて図中に示
し、詳しい説明を省略する。
ここで、上記した第3の発明にかかる装置1”について
タイヤAへの最も簡単な装着方法を説明する。
最初に、保持具240によりロソドロッド21及び26
、22及び25の各中間部の枢支連結部29、30間を
所定の距離に保持してリンク機構20を一定の形態に固
定した後、タイヤAのトレッド面n上にグリップ部材2
35を嵌め込み、ホィールCにリンク機構20を添わせ
てタイヤAに仮装着する。なお、グリップ部材235を
グリップ而Bに嵌め造む際には、グリップ部材235が
その可撓性によりある程度屈曲変形するので、リンク機
構20を一定の形態に保持した状態でも簡単に仮装着で
きる。この後、締結具200のフック201をホイール
穴C′に係止して、ナット203を円盤体204を介し
て締め付ければ、滑り止め装置l”をタイヤAに一体的
に装着することかできろ。またナット203を締め付け
るときは、その係止溝203aをリブ221、225に
係合させてわく。なお、締結具200をJ形にしてある
ので、締結具200を回転させてフック201の向きを
変えることにより、ロッド21及び25の各押通孔23
1、232から多少位置がずれたホイール穴C゜にら、
フック201を係止できる。
[発明の効果] 以七説明したことから明らかなように、この発明のタイ
ヤの滑り止め装置は、下記の効果がある。
(1)タイヤへの着脱が容易で、熟練を要さず不慣れな
女性ドライバーでも簡中にしかも短時間(数十秒)で着
脱できる。またタイヤへの装着時に、各グリップ部材が
タイヤの中間高さ付Rからトレッド面に沿って−L方及
び下方に移動することによりトレッド周面にほぼ等間隔
に配置されるので、タイヤの上部が隠れるタイヤハウス
をもつ自動車のタイヤにも、簡単に取り付けられる。さ
らに使用時以外は、コンパクトに折り畳んでトランクに
収納できるので、携帯にも便利である。
(2)構造が簡単で、主要部分はプラスチックで形成で
きるので軽量化でき、外観−Lc)優れている。人!1
1生産が可能で、製造コストも安い。
また、タイヤのトレッド周面上に配置されるグリップ部
材が、タイヤとともに回転し、しかもタイヤの接地部の
変形に合わせてグリップ部材も変形し、トレッド面に常
に添接して同転するので、滑り止め効果が高く、また積
雪のない道路を走行しても走行音が殆どなく、振動らな
い。
(3)自動車を急停止あるいは急発進させた場合など、
タイヤに急激な力が作用したときには、滑り止め装置本
体に対しタイヤが空転し、装置本体を支持リング体の外
輪部に取着するためのボルトや係止具をはじめ装置本体
に無理な力が作用せず、装置本体が保護されるので、長
期にわたり安定して使用できる。
(4)請求項2及び3に記載の滑り止め装置によれば、
前記した(1)及び(2)に記載の効果があるほか、構
造が簡単で安価に製造でき、しかもグリップ部材がタイ
ヤと常に一体回転するので、滑り止め効果が非常に高く
、制動距離もより短くなるという効果がある。また、積
雪のない道路を走行してら走行音が殆どなく振動もない
(5)請求項3記載の滑り止め装置によれば、あらかじ
め保持具により装置本体を一定の形態に保持した状態で
、タイヤにグリップ部材を嵌め込んだ後、締結具で固定
するだけで装着できるので、タイヤへの着脱が一層簡単
に且つ短時間に行えるほか、緊締具に代えて保持具を設
けたので、構造らより簡略化され、耐久性が向上する。
(6)請求項4記載の滑り止め装置によれば、凍結道路
でも確実にタイヤの滑りが防止され、またグリップ部材
の裏面がタイヤのトレッド面に圧接されるので、制動時
などにグリソブ部材がタイヤのトレッド面」二を滑動す
るおそれがなく、さらにhJ撓性に優れているので、グ
リップ部材のとくに接地部が、タイヤの変形に俊敏に追
随して変形しトレッド面から離れることがないので、滑
り止め効果が非常に高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のタイヤの滑り止め装置の実施例を示
す正面図、第2図は同背而図、第3図は右側而図、第4
図はタイヤに装着した状態を示ケ第1図のIV−IV線
断面図である。第5図は緊締具の夷施例を示す正面図、
第6図は緊締具の他の実施例を示す正面図、第7図は第
6図の■−■線断面図である。第8図は支持リング体の
正面図、第9図は第8図のIX−IX線断面図である。 第1O図はこの発明のタイヤの滑りILめ装置の第2実
施例を示す、第3図に対応する一部側面図、第11図は
この発明のタイヤの滑りILめ装置の第3実施例を示す
、第1図に対応する正面図である。第12図はこの発明
の第4実施例を示す、第9図に対応する断而図てある。 第13図は第2の発明にかかる滑り止め装置の実施例を
示す正面図、第14図は第13図のXN−B線断面図で
ある。第15図は第3の発明にかかる滑り止め装置の実
施例を示す斜視図、第16図は第15図のXll−Xl
l線断面図である。 1、1’、I−・・滑り止め装置、2・・・滑り止め装
置本体、7・・・支持リング体、20・・・リンク機構
、21,22、25、26・・・ロッド、23、27,
29、30・・・枢支ビン、24・・第1リンク、28
・・・第2リンク、3{、32、31″、32゜、13
1、132、23L232・・・挿通孔、33・・・支
持部材、35、235・・・グリップ部材、40、40
゜・・・緊締具、7l・・・内輪部、81・・・外輪部
、82・・・ねじ孔、85・・・ボルト、90・・・係
止具、91・・・係止孔、100、200・・・締結具
、240・・保持具、A・・タイヤ、B・・・トレッド
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、タイヤのホィールに着脱自在に固定される支持リン
    グ体と、この支持リング体に装着される滑り止め装置本
    体とからなり、 a)滑り止め装置本体は、 2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第1リンクと
    、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第2リンク
    とを、各ロッドの中間部でそれぞれ枢支連結してパンタ
    グラフ状のリンク機構を構成し、 前記リンク機構の菱形をなすロッドの対向する各中間位
    置に挿通孔をそれぞれ穿設し、 前記各ロッドの開放端部に、円弧状の支持部材を枢着し
    、 タイヤのトレッド面に接触し且つトレッド面の幅方向の
    少なくとも一部を覆う接地部とタイヤのショルダー又は
    サイドに接触する取付部とからなり、前記接地部の少な
    くとも外面に凹凸部を形成し、可撓性材料で形成した薄
    板状のグリップ部材を、前記支持部材に止着し、 前記ロッドの中間部の枢支連結部間に、両枢支連結部間
    を徐々に締め付け可能な緊締具を介設し、 b)前記支持リング体は、 タイヤのホィールに固定される内輪部と該内輪部の周囲
    に回動自在に装着された外輪部とから構成し、該外輪部
    に、前記各挿通孔に対応するねじ孔又は係止孔をそれぞ
    れ設け、 c)前記滑り止め装置本体を、前記各挿通孔にボルト又
    は係止具を挿通して前記支持リング体の外輪部のねじ孔
    に螺着又は係止孔に係止することにより、支持リング体
    に装着することを特徴とするタイヤの滑り止め装置。 2、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第1リン
    クと、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第2リ
    ンクとを、各ロッドの中間部でそれぞれ枢支連結してパ
    ンタグラフ状のリンク機構を構成し、 前記各ロッドの開放端部に、円弧状の支持部材を枢着し
    、 タイヤのトレッド面に接触し且つトレッド面の幅方向の
    少なくとも一部を覆う接地部とタイヤのショルダー又は
    サイドに接触する取付部とからなり、前記接地部の少な
    くとも外面に凹凸部を形成し、可撓性材料で形成した薄
    板状のグリップ部材を、前記支持部材に止着し、 前記ロッドの中間部の枢支連結部間に、両枢支連結部間
    を徐々に締め付け可能な緊締具を介設し、 前記リンク機構のロッドの、タイヤのホィールに円周方
    向に間隔をあけて開設されているホィール穴に対応する
    位置に、対向する挿通孔をそれぞれ穿設し、 前記ホィール穴に係止可能なフックを先端に備え、基端
    部にねじ部を設けた締結具を、前記各挿通孔にそのねじ
    部を挿通して雌ねじ部材を螺合し締め付けることにより
    、タイヤに一体的に装着するようにしたことを特徴とす
    るタイヤの滑り止め装置。 3、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第1リン
    クと、2本のロッドの一端を枢支したくの字状の第2リ
    ンクとを、各ロッドの中間部でそれぞれ枢支連結してパ
    ンタグラフ状のリンク機構を構成し、 前記各ロッドの開放端部に、円弧状の支持部材を枢着又
    は固着し、 タイヤのトレッド面に接触し且つトレッド面の幅方向の
    少なくとも一部を覆う接地部とタイヤのショルダー又は
    サイドに接触する取付部とからなり、前記接地部の少な
    くとも外面に凹凸部を形成し、可撓性材料で形成した薄
    板状のグリップ部材を、前記支持部材に止着し、 前記ロッドの中間部の対向する枢支連結部間に、両枢支
    連結部を所定の間隔に保持する保持具を介設し、 前記リンク機構のロッドの、タイヤのホィールに円周方
    向に間隔をあけて開設されているホィール穴に対応する
    位置に、対向する挿通孔をそれぞれ穿設し、 前記ホィール穴に係止可能なフックを先端に備え、基端
    部にねじ部を設けた締結具を、前記各挿通孔にそのねじ
    部を挿通して雌ねじ部材を螺合し締め付けることにより
    、タイヤに一体的に装着するようにしたことを特徴とす
    るタイヤの滑り止め装置。 4、前記グリップ部材が、ウレタン樹脂などのプラスチ
    ックで形成した可撓性薄板体に、タイヤの幅方向に延び
    且つ内外両面に一部を突出させた複数個の金属片を、円
    周方向に間隔をあけて埋設した構造からなる請求項1〜
    3のいずれかに記載のタイヤの滑り止め装置。
JP2114400A 1989-06-19 1990-04-27 タイヤの滑り止め装置 Pending JPH03104716A (ja)

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