JPH03104075A - ディスク収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、ディスク収納ケースに関するものである．

【発明の背景】

コンパクトフロッピーやマイクロフロッピーのような磁
気ディスクを収納するディスク収納ケースは、ディスク
収納ケース本体部内に円盤状の磁気ディスクが回転自在
に収納されており、このディスク収納ケース本体部の一
部には窓部が開口形成されており、磁気ディスクの一部
が外部に露呈するようになっている．さらに、上記の窓
部にはコ字状のシャッター部材がスライド可能なようデ
ィスク収納ケース本体部に扶持させて取り付けられてお
り、このシャッター部材がスライドすることにより窓部
が外部に露呈したり、隠れたりするようになっている．
そして、この外部に露呈した窓部から磁気ヘッドが挿入
され、この磁気ヘッドにより磁気ディスクの情報信号が
記録再生されるようになっている． しかしながら上記のようなこれまでのものでは、使用開
始に先立ってディスク収納ケースが使用されたものかど
うかはインデックスに自ら書き込まなければ判らない． そして、インデックスに書き込まれていなければ、その
都度、再生装置に装着して確認しなければならず、極め
て不便である。 そこで、ディスク収納ケースが使用されたものかどうか
をディスク収納ケースを見ただけで簡単に判別すること
ができるディスク収納ケースが提案（特開昭６ｉ１６８
１８６号公報）されている。 すなわち、内部に磁気ディスクを回転自在に収納したデ
ィスク収納ケースであって、このディスク収納ケースの
使用状態を使用或いは未使用として示す表示部材を設け
、外部部材によって前記表示部材を動作させるべく構威
したディスク収納ケースが提案されている。 ここで、外部部材はディスク収納ケースを使用する装置
に設けられた部材であり、少なくとも未使用状態から使
用状態への前記表示部材の移動を前記装置にて行うよう
にしている。 そして、これにより、ディスク収納ケースが使用してあ
るものか、未使用のものかを表示部材によって簡単に知
ることができると謳われている。 しかしながら、この提案のものでは、装置側に特別な外
部部材が設けられてなければ対応できないのみでなく、
このような外部部材を設けなければならないことから装
置のコストアップが引き起こされ、かつ、外部部材が設
けられていない装置の設置数も既に極めて多いことから
、外部部材が設けられた装置とそうでない装置が併用さ
れる場合にユーザー側では混乱が起きてしまう。

【発明の開示】

本発明の第ｌの目的は、ディスク収納ケースが使用され
たものかどうかをディスク収納ケースを見ただけで簡単
に判別することができるディスク収納ケースを提供する
ことである。 本発明の第２の目的は、ディスク収納ケースが使用され
る装置側に特別な外部部材が設けられてなくても、使用
されたものかどうかを簡単に判別することができるディ
スク収納ケースを提供することである． 本発明の第３の目的は、ディスク収納ケースが使用され
る装置によっても差が起きないから、ユ一ザー側に混乱
が引き起こされることがないディスク収納ケースを提供
することである。 上記本発明の目的は、開口部が形成された収納ケース本
体部と、スライドさせることにより前記開口部を開閉す
る前記収納ケース本体部に装着されたシャンク一部材と
を備えたディスク収納ケースであって、このディスク収
納ケースの使用を示す表示部材が設けられてなり、前記
シャッター部材の開又は閉動作によりこの表示部材が変
位させられるよう構戒されたことを特徴とするディスク
収納ケースによって達或される。 尚、このディスク収納ケースにおいて、変位した表示部
材を元の位置に復元できるよう構威してなることが好ま
しい。 又、表示部材の色と収納ケース本体部の色とを異ならし
めておくと、表示部材の位置が確認し易くなり、ディス
ク収納ケースが使用されたものかどうかをディスク収納
ケースを見ただけでより簡単に判別することができるよ
うになる。

【実施例】

第１図〜第１０図は本発明に係るディスク収納ケースの
１実施例を示すもので、第１図は全体の底面図、第２図
は全体の正面図、第３図は全体の側面図、第４図は未使
用段階においての上ハーフを除去したディスク収納ケー
スの要部の平面図、第５図は未使用段階においてのディ
スク収納ケースの要部の正面図、第６図は使用後におい
ての上ハーフを除去したディスク収納ケースの要部の平
面図、第７図は使用後においてのディスク収納ゲースの
要部の正面図、第８図は表示部材の平面図、第９図は表
示部材の正面図、第ｌＯ図は表示部材の側面図である。 各図中、ｌはディスク収納ケース本体Ａを構戊する上ケ
ース、２は上ケースｌと協同してディスク収納ケース本
体Ａを構威する下ケースである。 この下ケース２は、外周縁に沿って一定高さの接合壁が
ほぼ全周にわたって周設された略浅皿状に形成されてお
り、この接合壁が蓋状の上ケースｌに突き合わされ、上
ケース１と下ケース２とが超音波溶着等の手段で一体化
されている。 尚、上ケースｌ及び下ケース２は、例えば静電防止剤を
含むＡＢＳ樹脂等の樹脂形戒品である。 又、下ケース２の内面には磁気ディスク３のドロップア
ウト及び摩耗、静電気の発生を防ぐ為のレーヨン等の不
織布からなるライナー（図示せず）が熱溶着或いは超音
波溶着の手段で設けられている。 上ケースｌと下ケース２とが合体してなるケース内に磁
気ディスク３が収納されている．この磁気ディスク３は
、円板状の高分子フィルムをべ一スとし、その一面に磁
性層が均一に形成されたフレキシブルな磁気ディスクで
ある． 磁気ディスク３の中央には円形の開口部が形成されてい
て、この開口部にリング状のセンタープレート４（図示
せず）が固着されている．そして、センタープレートの
中央部にモータ軸挿入孔が形成されている． 下ケース２の中央には円形の開口部５（図示せず）が形
成されていて、この開口部にセンタープレートが多少の
ガタを有する状態で配置される．上ケース１には長孔（
図示せず）が、又、下ケース２にもヘッド挿入用の長孔
６が形成され、これらの長孔６から磁気ディスク３が露
呈される。 長孔６が形成されている部分を含む下ケース２及び上ケ
ースｌの外面に凹部７が形成され、この凹部７の部分に
断面略コ字状の金属製あるいは合或樹脂製のシャッター
部材８が摺勤自在に取り付けられており、所定の案内手
段に案内されて摺動ずる．そして、この案内手段の作用
により、磁気ディスク３が前記長孔６から外部に露呈さ
れる記録再生使用状態と、長孔６がシャッター部材８で
閉塞され、磁気ディスク３の保護が図られると共に、ゴ
ミの侵入が防止されるよう磁気ディスク３が露呈しない
状態とをとりうるようにシャッター部材８は摺動する． このシャッター部材８は、第１図に二点鎖線で示される
如く構威されてなる．すなわち、シャンク一部材８の一
面（シャッター面）の内面側の所定位置には突部からな
るガイド部が構戒され、さらにコ字状の中央板内面の所
定位置にはディスク収納ケース本体Ａ側に配設されたロ
ック爪（図示せず）が係る被係止部が構威されてなる．
尚、シャッター部材８が長孔６の位置に位置した場合に
は、ディスク収納ケース本体Ａ側に配設されたロック爪
が被係止部に掛かり、シャッター部材８によって長孔６
が閉鎖された状態が維持される。 ９は、凹部７の端部分に形成されたシャッター部材８の
スライド用のガイド溝（シャッター部材８のガイド部が
配置される）である。 １０ば表示部材であり、この表示部材１０はディスク収
納ケースの使用状態を示すものであり、前記シャッター
部材８の開又は閉動作により（本実施例ではシャッター
部材８の開動作により）この表示部材１０が変位させら
れるよう構成されている。 尚、この表示部材１０は、平板部１０ａと、アーム部１
０ｂと、アーム部１０ｂの先端に形成されたロック用の
爪部１０ｃと、使用後においてはディスク収納ケース本
体Ａのリプ部ｌ１と連なる部分を構戒する突部１０ｄと
、ガイド用の溝１０ｅとを備えてなる． １２ａは上ケース１に形成された孔、１２ｂは下ケース
２に形成された孔であり、ディスク収納ケース本体Ａが
未使用の第４図に示す状態では、表示部材１０の平板部
１０ａによって孔１２ａ，１２ｂが閉鎖されておらず、
ディスク収納ケース本体Ａが使用され、表示部材１０が
シャノタ一部材８で変位された第６図に示す状態では、
表示部材１０の平板部１０ａによって孔１２ａ，１２ｂ
が閉鎖されるように構威されている。従って、孔１２ａ
，１２ｂの開閉如何によってシャッター部材８の開動作
如何を認識できるようになり、もってディスク収納ケー
ス本体Ａが使用されたか否かを認識できる．尚、この際
、ディスク収納ケース本体Ａ，すなわち上ケース１及び
下ケース２と表示部材１０、特に平板部１０ａとの色彩
を異ならしめておくと、表示部材１０の位置の認識が容
易になり、ディスク収納ケース本体Ａが使用されたか否
かの認識が簡単になる。 １３ａ，！３ｂは表示部材１０が配置されるべき下ケー
ス２の所定位置に形成された壁であり、壁１３ａによっ
てディスク収納ケース本体Ａの内部が磁気ディスク３配
置側の位置と表示部材１０配置側の位置とに仕切られて
いる。従って、表示部材１０が配置されている部分がデ
ィスク収納ケース本体Ａの外部とつながっていても、塵
や埃が磁気ディスク３の配置されているディスク収納ケ
ース本体Ａの内部に侵入することはない。尚、壁１３ａ
は上ケース１の内面に当接しているが、壁１３ｂは上ケ
ースｌの面に当接しておらず、従って表示部材１０の一
部１０ｒがディスク収納ケース本体八の外に露呈してい
る。すなわち、外部から表示部材ｌＯを作動させること
ができるように構成されている。 １４ａ，１４ｂは壁１３ｂの内側に形成された凹部であ
り、表示部材１０のアーム部１０ｂの先端に形成された
ロソク用の爪部１０ｃが係止し、表示部材１０の位置規
制を図る為のものである。 尚、この壁１３ｂには表示部材１０のガイド用の溝１０
ｅが嵌合されていて、表示部材１０のガイドの役割も発
揮する。 又、下ケース２には、磁気ディスク３をディスク記録再
生装置に装着する際の位置決めの為に、一対の位置決め
用孔が設けられている。尚、一方の位置決め用孔は長孔
とされていて、孔の位置に多少の誤差があっても許容で
きるようになされている。 さらに、ディスク収納ケース本体Ａの所定の位置には、
ライトプロテクタが構威されていて、収納ケース本体Ａ
内の磁気ディスク３への書込を可能としたり、禁止する
ようになっている。すなわち、ライトブロテクタが所定
の位置から除去されていない状態のままでは書込可能な
状態であり、ライトブロテクタが所定の位置から除去さ
れた状態では書込禁止状態となるように構威されている
。 上記のように構威させた本発明のディスク収納ケースに
ついて、以下その動作を説明する。 第４図に示すような位置に表示部材１０がある未使用の
ディスク収納ケースを記録装置に装着すると、記録装置
側のシャンクー開手段によりシャッター部材８は同図中
左側に開移動させられ、これにつれてシャソタ一部材８
が表示部材１０の突部１０ｄを同図中左側に押し、表示
部材１０は第１図及び第６図に示す位置のものになる。 尚、第１図及び第６図に示す状態では、表示部材ＩＯの
アーム部ｔａｂの先端に形成されたロック用の爪部１０
ｃが凹部１４ａに係止し、その状態が維持される。 従って、表示部材１０の平板部１０ａによって孔１２ａ
．１２ｂが閉鎖されるから、この後ディスク収納ケース
が記録装置から取り出された後にあってはシャッター部
材８の開動作が行われたことをＬと識できるようになり
、もってディスク収納ケースが使用されたことを認識で
きる。 逆に、表示部材１０の平板部１０ａによって孔１２ａ，
１２ｂが閉鎖されていない状態のものでは、シャノタ一
部材８の開動作が行われていないことであり、従ってデ
ィスク収納ケースが使用されていない未使用のものであ
ることを認識できる。 尚、記録された磁気ディスク３を消磁したような場合に
は、ディスク収納ケース本体Ａの外に露呈している表示
部材１０の一部１０ｆをもって第４図に示す位置に表示
部材１０を移動させることで未使用状態のものと同じに
でき、すなわちこの状態では表示部材ｌＯの平板部１０
ａによって孔１２ａ，１２ｂが閉鎖されていないから、
ディスク収納ケースが未使用状態のものであると認識で
きるのである。

【効果】

本発明に係るディスク収納ケースは、開口部が形成され
た収納ケース本体部と、スライドさせることにより前記
開口部を開閉する前記収納ケース本体部に装着されたシ
ャッター部材とを備えたディスク収納ケースであって、
このディスク収納ケースの使用を示す表示部材が設けら
れてなり、ｉｉｌｌ記シャッター部材の開又は閉動作に
よりこの表示部材が変位させられるよう構戒されてなる
ので、ディスク収納ケースが使用されたものかどうかを
ディスク収納ケースを見ただけで、すなわち表示部材を
見ただけで簡単に判別することができるようになり、し
かもこのことはディスク収納ケースが使用される装置側
に特別な外部部材が設けられてなくても、使用されたも
のかどうかを簡単に判別することができるものであるか
ら、ディスク収納ケースが使用されるどのタイプの装置
でも対応でき、それ故ユーザー側に混乱が引き起こされ
ることがなく、さらには記録装置のコストアップが引き
起こされない等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第ｌＯ図は本発明に係るディスク収納ケースの
１実施例を示すもので、第１図は全体の底面図、第２図
は全体の正面図、第３図は全体の側面図、第４図は未使
用段階においての上ハーフを除去したディスク収納ケー
スの要部の平面図、第５図は未使用段階においてのディ
スク収納ケースの要部の正面図、第６図は使用後におい
ての上ハーフを除去したディスク収納ケースの要部の平
面図、第７図は使用後においてのディスク収納ケースの
要部の正面図、第８図は表示部材の平面図、第９図は表
示部材の正面図、第１０図は表示部材の側面図である。 Ａ・・・ディスク収納ケース本体、ｌ・・・上ケース、
２・・・下ケース、３・・・磁気ディスク、６・・・長
孔、７・・・凹部、８・・・シャンク一部材、９・・・
ガイド溝、１０・・・表示部材、１０ａ・・・平板部、
１０ｂ・・・アーム部、１０ｃ・・・爪部、１０ｄ・・
・突部、１０ｅ・・・溝、１　０　ｆ　・・・一部、１
２ａ，１２ｂ・・・孔、１３ａ，１３−壁、１４ａ．１
４ｂ・・・凹部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）開口部が形成された収納ケース本体部と、スライ
   ドさせることにより前記開口部を開閉する前記収納ケー
   ス本体部に装着されたシャッター部材とを備えたディス
   ク収納ケースであって、このディスク収納ケースの使用
   を示す表示部材が設けられてなり、前記シャッター部材
   の開又は閉動作によりこの表示部材が変位させられるよ
   う構成されたことを特徴とするディスク収納ケース。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載のディスク収納ケース
   において、変位した表示部材を元の位置に復元できるよ
   う構成してなるもの。