JPH0310279Y2 - - Google Patents

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JPH0310279Y2
JPH0310279Y2 JP14985285U JP14985285U JPH0310279Y2 JP H0310279 Y2 JPH0310279 Y2 JP H0310279Y2 JP 14985285 U JP14985285 U JP 14985285U JP 14985285 U JP14985285 U JP 14985285U JP H0310279 Y2 JPH0310279 Y2 JP H0310279Y2
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electric shock
slip
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scaffolding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、屋根上用足場板に関し、とくに、
電気工事用の金属製足場板の使用中における転落
と感電とを防止するものである。
〔従来の技術〕
従来、屋根上での電気工事に使用される足場板
としては、木製のものと金属製のものとが知られ
ているが、これらの足場板の両面または片面に
は、ゴム製の滑り止め層を設けて屋根上からの足
場板の滑りを防止するほか、足場板上での作業員
の滑りを防止して、転落による事故が発生しない
ようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の屋根上用足場板は、上記のように滑り止
め用の対策は施されているが、滑り止め層のゴム
材料としては、耐電圧特性の低いものが使用され
ているため、とくに金属製の足場板を使用して電
気工事を実施する場合は、作業員が感電する危険
があつた。
この考案は、上記のような問題を解決して、感
電の危険性を除去した屋根上用足場板を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の足場板は、金属製足場板の両面に滑
り止め層が設けてあり、少なくとも一方の側の滑
り止め層と足場板の表面との間に、感電防止層を
介在させて被着してある。
〔作用〕
足場板と屋根との間の滑り、および作業員と足
場板との間の滑りは、足場板の両面側の滑り止め
層によつて防止される。また、電気工事中におけ
る感電は、感電防止層によつて防止さる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について、図面を参照
して説明する。
第1図は、ハニカムサンドイツチパネルを用い
た軽量構造材からなる足場板に、この考案を適用
した実施例を示す平面図であり、第2図は、第1
図のA−A線に沿う断面図である。
同図において、符号10はハニカムサンドイツ
チパネルであり、ハニカム構造の心材11の上面
と側面とに上面板12を、心材11の下面には下
面板13をそれぞれ接着剤で貼り合わせてある。
心材11は、アルミニウム等の金属箔を素材とし
て正六角状に成形された中空筒体の側面を重ね合
わせて蜂の巣状にしたものであり、上面板12お
よび下面板13も同様にアルミニウム等の金属板
を素材として成形されている。
上記のパネル10の上面板12の表面には、そ
の全面に感電防止層20が被着されている。ま
た、感電防止層20の表面と下面板13の表面と
には、それぞれパネル10の周縁よりも内側に滑
り止め層15,17が被着されている。
上記の感電防止層20は、耐電圧特性にすぐれ
た弾性コーテイング材であつて、金属との接着性
が良好であり、かつ塗布または吹付け可能な粘度
を有する材料によつて形成されている。耐電圧特
性としては、6000vo1ts/mm以上が必要である。
このような特性を有する材料としては、たとえば
ポリウレタンゴムあるいはポリサルフアイドゴム
等の液状合成ゴムが適当であり、これらの合成ゴ
ムを主剤として、これに所定の割合で適宜の液状
硬化剤を混合した二液型コーテイング材を使用す
る。
合成ゴムの主剤で、単独で使用してもよいが、
さらに良好な耐電圧特性を得るためには、タル
ク、リトポン等の無機系充填剤を重量比で30%以
上配合するのが好ましい。
また、滑り止め層15,17は、下面板13の
金属材および感電防止層20のコーテイング材と
の接着性が良好であつて、塗布または吹付け可能
な粘度を有する弾性コーテイング材により形成さ
れている。このような特性を有する材料として
は、感電防止層20と類似の液状合成ゴム、たと
えばポリウレタンゴムが好適であり、これを主剤
として適宜の液状硬化剤を所定の割合で混合した
二液型コーテイング材を使用する。
合成ゴムの主剤は単独で使用してもよいが、フ
レーク状のゴム、レジン等を滑り止め材として適
宜の割合で配合するのが好ましい。
上記の感電防止層20をパネル10の上面板1
2に被着させるとき、また滑り止め層17をパネ
ル10の下面板13に被着させるときは、被着に
先立つて上面板12および下面板13の表面に付
着している錆、油、スケール等の汚れを通常の表
面処理法によつて除去した後、サンドブラストを
行つて粗面を形成するのが好ましい。
感電防止層20は、上記の二液型コーテイング
材を上面板12の表面に、ローラ、こて等により
塗布するか、あるいはスプレーガンを用いて吹き
付け、常温で放置して主剤と硬化剤とを化学反応
させて硬化させる。
感電防止層20の厚さは、2〜3mmを標準とす
るが、必要に応じて層厚を増すことにより、さら
に耐電圧特性を向上させることもできる。
また、感電防止層20の二液型コーテイング材
の塗布または吹付けは、上面板12の表面に、あ
らかじめ適宜のプライマーを塗布した後に施工す
るのが好ましく、このようにした場合は、上面板
12との間に、より一層強固な接着性が得られ
る。
感電防止層20の表面に被着させる滑り止め層
15と下面板13の表面に被着させる滑り止め層
17との二液型コーテイング材についても、感電
防止層20の場合と同様に、ローラ、こて等によ
る塗布、あるいはスプレーガンによる吹き付けの
施工を行つて、常温で硬化させる。
滑り止め層15,17の厚さは、約1mmを標準
として、必要に応じ適宜増減するものとする。
上記の滑り止め層15,17のうち、感電防止
層20の表面に滑り止め層15を被着させる場合
は、感電防止層20のコーテイング材が半硬化状
態のときに、滑り止め層15のコーテイング材の
塗布また吹き付けを施工する必要があり、このよ
うにすると、両層のコーテイング材が類似の合成
ゴムを主剤としていることと相まつて、きわめて
強固な接着性を得ることができる。
上記実施例の足場板は、パネル10の上面板1
2側を作業員の踏み面として使用するものである
が、両面を使用する場合は、下面板13側にも前
記と同様の要領で、下面板13と滑り止め層17
との間に、感電防止層を被着すればよい。
なお、前記実施例では、ハニカムサンドイツチ
パネルの足場板について説明したが、この考案
は、その他の型式のアルミニウム板、鉄板等から
なる金属製足場板についても同様に適用すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、この考案は、両面側に
滑り止め層が設けられる金属製足場板の少なくと
も一方の側の滑り止め層と足場板の表面との間
に、感電防止層を介在させて被着してあるから、
屋根上に設置したときの屋根との間の滑りが下面
側の滑り止め層によつて防止され、足場板上の作
業員と足場板との間の滑りは上面側の滑り止め層
によつて防止されることになる。
また、この考案の足場板を使用して屋根上での
電気工事を行うときは、感電防止層が被着された
側の滑り止め層を上面にして使用することによ
り、滑り止めの防止効果と併せて、感電防止層に
より感電の危険性が除去されるから、作業員の転
落と感電とによる事故が発生することのない安全
性の高い屋根上用足場板が得られる。
さらに、この考案をハニカムサンドイツチパネ
ルからなる足場板に適用した場合は、軽量であつ
て、しかも耐圧強度の高い足場板となるから、高
所で作業足場の不安定な屋根上での取扱いが簡便
となるだけでなく、耐久性も増大するという効果
が付加されることになり、屋根上の電気工事用と
してもつとも好適な足場板が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す平面図、第
2図は、第1図のA−A線に沿う断面図である。 図中、10はハニカムサンドイツチパネル、1
5,17は滑り止め層、20は感電防止層であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製足場板と、金属製足場板の両面側に設け
    られた滑り止め層と、少なくとも一方の側の滑り
    止め層と足場板との間に介在して被着された感電
    防止層とを備えてなる屋根上用足場板。
JP14985285U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0310279Y2 (ja)

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JP14985285U JPH0310279Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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