JPH03102652A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は情報記録媒体に対し、光ビームを照射すること
により、情報を記録、再生または消去する、光学的情報
記録再生装置に関する。

［従来の技術］ 従来、レーザー光を情報記録媒体面上に集光照射させ、
該記録媒体に情報の記録及び／又は再生を行なう光学式
情報記録再生装置が実用化されており、この様な装置の
一つとして、光ディスク装置があげられる。この光ディ
スク装置は、厚さ１ｍｍ前後の円形の透明基板を２枚合
せ、その間に記録層をもつ記録媒体に対して、対物レン
ズを通し、レーザー光を直径１ｊＬｍ程度の光スポット
として結像させ、情報の書き込み及び／又は再生を行な
う， この際前記光スポットが、常に正確に記録及び／又は再
生したい位置を走査することは極めて重要である。その
ために前記基板の反りなどに伴なう焦点ずれを補正する
オートフォーカシング、及び基板の偏心などによる照射
位置ずれを補正するオートトラッキングが必要になる。

このオートフォーカシング機構およびオートトラッキン
グ機構は強力な磁気回路を有し、しかも高精度に加工さ
れた軸受摺動部を有するため、通常外部からのゴミ、ホ
コリ等の異物の侵入を防ぐために、第２図に示す様な防
塵ケース２１が取り付けられている。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら、第２図に示す様にオートフォーカシング
機構及びオートトラッキング機構は、光ヘッドの防塵ケ
ース２ｌに覆れているが、対物レンズ３はその原理上光
ヘッドから露呈せざるを得ず、このため、外部からのゴ
ミ、ホコリ等の異物が対物レンズ面に付着する場合があ
る。特にレンズの中心部に異物が付着した場合は、情報
記録媒体面上に必要な光のパワーを有する光スポットを
照射出来なくなり、情報の記録、再生の不良を起こすと
いう欠点があった。

上記の対策として、従来対物レンズ上のゴミ、ホコリ等
の異物を除去する目的で、特開昭６３−９００３６に示
されている様な、ブラシを摺動させて異物を除去する方
法が知られている。

しかしながら、対物レンズに対してこの様な接触動作を
行なわせることは対物レンズ上に不必要なキズを発生さ
せる危険があった。

［目的］ 本発明は対物レンズ上の異物を除去し、上述の問題点で
ある記録、再生の不良の発生を防ぐととも、この除去動
作に起因する対物レンズ表面上のキズ等の発生をおさえ
ることのできる光学的情報記録再生装置を提供すること
を目的とする。

［課題を解決するための手段及び作用］この様な目的を
達成するため、少なくとも光源と該光源からの光束を光
学的情報記録媒体面に集光する対物レンズからなる光学
ヘッドにおいて、該対物レンズに相対的に近接する機構
をもち、その先端から圧搾された空気及び／又はガス状
物質を該対物レンズに対し噴射することの出来る噴射機
構を設けることにより、対物レンズにキズをつけること
なく、該対物レンズに付着した異物を除去することが出
来る。

［実施例］ 以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて具体的かつ
詳細に説明する。

第１図は、本発明の第１実施例を表す断面模式図である
。同図においてｌは光ディスク、２は光ヘッド（防塵ケ
ース）、３は対物レンズ（開口部）、４は光ヘッドガイ
ドシャフト、５はエアノズル部、６は圧搾空気注入口、
を示す。

次に同図を用いて本発明による光学的情報記録再生装置
の動作について説明する． 同装置内にゴミ、ホコリ等が侵入し、対物レンズ３の表
面上に付着した場合、光ヘッド２を光ディスク１の外周
部よりさらに外側（第１図右方向）の第１図に示す位置
に、光ヘッドガイドシャフト４に沿って不図示の光ヘッ
ド駆動手段によって移動させ、対物レンズ３（開口部）
をエアノズル５の近傍のあらかじめ決められた位置に固
定する． この場合、光ヘッドを該位置に移動させるタイミングと
しては、不図示の光量センサ等による対物レンズ汚れ検
出手段によって、例えば電源ＯＮ時に自動的に行う方法
や、不良動作時又は定期点検等の時に、点検者が移動ス
イッチをＯＮとする方法等が考えられる．これらの方法
は限定されるものでなく、どれも本発明として実施する
ことが出来る． 次に、固定されたヘッド２の対物レンズ３はエアノズル
５のエア射出口に近接する位置となり、さらに圧搾空気
注入口６より圧搾空気注入手段（不図示）をもって圧搾
空気が注入されることにょり、エアノズル５より圧搾空
気が噴出し、対物レンズ表面３上のゴミ又はホコリなど
を吹き飛ばす。その後、ヘッド２は通常の位置に戻る。

以上の様に、対物レンズ表面上よりゴミ又はホコリが吹
き飛ばされなくなることにより、再び光ディスクへの情
報記録、再生及びオートフォーカス、オートトラッキン
グなどのサーボ機構を正常に作動させることが出来るよ
うになる。

以上が本発明に係わる光学式情報記録再生装置の対物レ
ンズ表面上に付着した異物を除去する方法の説明である
。

次に本発明に係る他の実施例を説明する。第２図は本発
明の第２実施例を示す光学式情報記録再生装置の断面模
式図である。

第２図において１は光ディスク、２１は光ヘッド、２２
はエアピストン開放爪、２３はエアピストン、２４はエ
アシリンダ、５はエアノズルを表す。

次に同図を用いて本発明の第２実施例の動作を説明する
。第ｌ実施例と同様に同装置内にゴミ、ホコリ等が侵入
し、対物レンズ３表面に付着した場合、点検者による不
図示の移動スイッチのＯＮや、対物レンズ汚れ検出手段
による自動的な移動スイッチのＯＮ等により、不図示の
光ヘッド駆動手段によって、光ヘッド２１は、光ディス
クエの外周部よりさらに外側の図示の位置に移動され、
またこれに連動してエアピストン２３が同図の右側にシ
リンダ一連動爪２５によって移動され、エアシリンダー
２４内には空気が吸い込まれる。

エアピストン２３は、バネ２６又は同様な復原力を有す
る機構と連動しており、光ヘッド２ｌが所定の位置に来
たときにエアピストン開放爪２２が作動してシリンダ一
連動爪２５がはずれると、エアピストン２３が開放され
、それにともないエアシリンダ２４内にあった空気がエ
アノズル５から勢いよく噴出し、対物レンズ３表面に付
着しているゴミ又はホコリを吹きとばす。

第２実施例の特徴とするところは、装置の外部から圧搾
空気等を供給してやることなく、装置内で光ヘッドを移
動するだけで圧搾空気を発生させ、対物レンズのゴミ又
はホコリの除去を実行することが出来るところにある。

また、圧搾空気のかわりに、ガス状物質として窒素、二
酸化炭素、不活性ガス等を噴出しても、同様の効果を得
ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の装置は、対物レンズに付
着したゴミ又はホコリを除去する手段を備え、対物レン
ズ表面を清浄に保つことが容易であり、光記録媒体に対
する情報の記録、再生及びオートフォーカス、オートト
ラッキング等のサーボ機構を安定して機能させることが
出来、信頼性向上に大きく寄与することができる。また
対物レンズに対して、従来のブラシや布等の接触式異物
除去方法でないため、対物レンズ表面を傷つける心配も
まったくなく、安心して作動させることが出来る。

第ｌ図は本発明実施例を説明するための光学的情報記録
再生装置の断面模式図。

第２図は本発明第２実施例を説明するための光学的情報
記録再生装置の断面模式図。

１・・・光ディスク ２，２１・・・光ヘッド（防塵ケース）３・・・対物レ
ンズ（開口部） ４・・・光ヘッドガイドシャフト ５・・一エアノズル ６・・・圧搾空気注入口 ２２・・・エアピストン開放爪 ２３・・・エアピストン ２４・・・エアシリンダ ２５・・・シリンダ連動爪 ２６・・・バネ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源と該光源からの光束を光学的情報記録媒体面
   上に集光する対物レンズとを有する光ヘッドにおいて、 前記対物レンズに相対的に近接移動し、前記対物レンズ
   に対して圧搾された空気及び／又はガス状物質を噴射す
   る噴射機構を有することを特徴とする光学的情報記録再
   生装置。
2. （２）前記対物レンズの光量の低下を検知し、前記噴射
   機構を前記対物レンズに相対的に近接移動する、対物レ
   ンズ汚れ検出手段を有することを特徴とする請求項１に
   記載の光学的情報記録再生装置。
3. （３）前記噴射機構として、前記近接移動運動に連動し
   て、前記空気及び／又はガス状物質を吸い込み、噴射す
   るエアピストン、シリンダ機構を有することを特徴とす
   る請求項１に記載の光学的情報記録再生装置。