JPH05298734A - 分離型光ピックアップ装置 - Google Patents
分離型光ピックアップ装置Info
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- JPH05298734A JPH05298734A JP4099416A JP9941692A JPH05298734A JP H05298734 A JPH05298734 A JP H05298734A JP 4099416 A JP4099416 A JP 4099416A JP 9941692 A JP9941692 A JP 9941692A JP H05298734 A JPH05298734 A JP H05298734A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定光学体及び移動光学体内での塵埃等の付
着と発熱による悪影響を防ぐ。 【構成】 レーザダイオード17,コリメータレンズ19,
プリズム20等を備えた固定光学体16と、プリズム,対物
レンズ26等を備え、かつ光ディスク11の径方向に移動す
る移動光学体25とからなる分離型光ピックアップ15にお
いて、前記固定光学体16に、エアフィルタ21を有する吸
込ファン22と、光出射用兼空気流出用の筒状部23とを設
け、クリーンな空気を固定光学体16内に入れて筒状部23
から流出させ、塵埃を侵入させないでクリーニングと冷
却をする。
着と発熱による悪影響を防ぐ。 【構成】 レーザダイオード17,コリメータレンズ19,
プリズム20等を備えた固定光学体16と、プリズム,対物
レンズ26等を備え、かつ光ディスク11の径方向に移動す
る移動光学体25とからなる分離型光ピックアップ15にお
いて、前記固定光学体16に、エアフィルタ21を有する吸
込ファン22と、光出射用兼空気流出用の筒状部23とを設
け、クリーンな空気を固定光学体16内に入れて筒状部23
から流出させ、塵埃を侵入させないでクリーニングと冷
却をする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定光学体と移動光学
体とに分離され、光情報記録媒体に対する記録,再生,
消去を行うための分離型光ピックアップ装置に関する。
体とに分離され、光情報記録媒体に対する記録,再生,
消去を行うための分離型光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の光ディスク駆動装置の要部
を示す斜視図であり、1は装置本体、2は、半導体レー
ザ,半導体レーザから出射するレーザ光を平行光にする
コリメータレンズ,偏向プリズム等が設けられている固
定光学体、3は、対物レンズ4,前記固定光学体2から
出射されるレーザ光を受けて対物レンズ4方向へ偏向す
る偏向プリズム,対物レンズ4をフォーカシングあるい
はトラッキングのために移動させる駆動部等が設けられ
ている移動光学体、5は移動光学体3を図示しない光デ
ィスクの径方向に移動させるためのリニアモータ、6は
光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータであ
って、前記固定光学体2にレーザ光Lが出射される開口
2aが形成され、また移動光学体3にレーザ光と入射用
開口(図示せず)が形成されている。
を示す斜視図であり、1は装置本体、2は、半導体レー
ザ,半導体レーザから出射するレーザ光を平行光にする
コリメータレンズ,偏向プリズム等が設けられている固
定光学体、3は、対物レンズ4,前記固定光学体2から
出射されるレーザ光を受けて対物レンズ4方向へ偏向す
る偏向プリズム,対物レンズ4をフォーカシングあるい
はトラッキングのために移動させる駆動部等が設けられ
ている移動光学体、5は移動光学体3を図示しない光デ
ィスクの径方向に移動させるためのリニアモータ、6は
光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータであ
って、前記固定光学体2にレーザ光Lが出射される開口
2aが形成され、また移動光学体3にレーザ光と入射用
開口(図示せず)が形成されている。
【0003】上記の光ディスク駆動装置において、光デ
ィスクに対する情報の記録,再生,あるいは消去時に
は、固定光学体2からレーザ光Lが移動光学体3へ出射
され、レーザ光Lは、対物レンズ4によって集束され
て、光スポットとして光ディスクの記録面を照射する。
前記光スポットは、公知のように光ディスクの情報トラ
ックに対して適正径で、適正位置に照射するようにフォ
ーカシング及びトラッキング制御を受ける。
ィスクに対する情報の記録,再生,あるいは消去時に
は、固定光学体2からレーザ光Lが移動光学体3へ出射
され、レーザ光Lは、対物レンズ4によって集束され
て、光スポットとして光ディスクの記録面を照射する。
前記光スポットは、公知のように光ディスクの情報トラ
ックに対して適正径で、適正位置に照射するようにフォ
ーカシング及びトラッキング制御を受ける。
【0004】また移動光学体3は、リニアモータ5によ
ってシーク駆動される。このシーク駆動において、光ピ
ックアップ装置を構成する固定光学体2と移動光学体3
の内で、移動光学体3のみを移動するため、移動体軽量
化に伴い高速シークが実現される。
ってシーク駆動される。このシーク駆動において、光ピ
ックアップ装置を構成する固定光学体2と移動光学体3
の内で、移動光学体3のみを移動するため、移動体軽量
化に伴い高速シークが実現される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の固定光学
体2と移動光学体3とからなる分離型光ピックアップ装
置では、両光学体2,3間のレーザ光の入・出射のため
に開口2a等が形成されているが、この開口の存在によ
って内部に塵埃等が侵入し、光学部品の表面に付着する
という問題があった。
体2と移動光学体3とからなる分離型光ピックアップ装
置では、両光学体2,3間のレーザ光の入・出射のため
に開口2a等が形成されているが、この開口の存在によ
って内部に塵埃等が侵入し、光学部品の表面に付着する
という問題があった。
【0006】前記塵埃付着による光学部品の汚染によ
り、光の透過率や反射率が低下して、正常動作するため
の十分な光パワーが得られなくなり、正確な情報の記
録,再生が行えなくなる。
り、光の透過率や反射率が低下して、正常動作するため
の十分な光パワーが得られなくなり、正確な情報の記
録,再生が行えなくなる。
【0007】また前記光学部品は、通常、小型の光学体
内部に設置されているため、塵埃付着部分のクリーニン
グを行うことは容易ではない。
内部に設置されているため、塵埃付着部分のクリーニン
グを行うことは容易ではない。
【0008】また従来の光ディスク駆動装置では、光デ
ィスクの下方に光ピックアップ装置やスピンドルモータ
が設置されているため、各部の発熱により光ディスクの
下方に熱がこもり易くなり、光ディスクのチルトを発生
したり、熱によって各部にひずみが生じ、光学部品の設
置位置にずれを発生し易く、光学特性を劣化させてしま
うという問題があった。
ィスクの下方に光ピックアップ装置やスピンドルモータ
が設置されているため、各部の発熱により光ディスクの
下方に熱がこもり易くなり、光ディスクのチルトを発生
したり、熱によって各部にひずみが生じ、光学部品の設
置位置にずれを発生し易く、光学特性を劣化させてしま
うという問題があった。
【0009】本発明の目的は、固定光学体及び移動光学
体内での塵埃等の付着と発熱による悪影響を防ぐことが
できる分離型光ピックアップ装置に関する。
体内での塵埃等の付着と発熱による悪影響を防ぐことが
できる分離型光ピックアップ装置に関する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、光源及びこの光源からの出射光を制御す
る光学系を備えた固定光学体と、この固定光学体からの
出射光を受けて光情報記録媒体に光スポットとして照射
させる対物レンズ及びこの対物レンズを制御する駆動部
を備え、かつ前記光情報記録媒体の記録面に対して所定
方向に移動する移動光学体とからなる分離型光ピックア
ップ装置において、前記固定光学体に、エアフィルタを
有する吸込ファンと、筒状の光出射部とを設けたことを
特徴とする。
め、本発明は、光源及びこの光源からの出射光を制御す
る光学系を備えた固定光学体と、この固定光学体からの
出射光を受けて光情報記録媒体に光スポットとして照射
させる対物レンズ及びこの対物レンズを制御する駆動部
を備え、かつ前記光情報記録媒体の記録面に対して所定
方向に移動する移動光学体とからなる分離型光ピックア
ップ装置において、前記固定光学体に、エアフィルタを
有する吸込ファンと、筒状の光出射部とを設けたことを
特徴とする。
【0011】また前記移動光学体に前記出射光を内部へ
導入する内方に向って狭まるテーパ内径を有する通孔を
設け、さらに移動光学体を対物レンズ露出用の開口部と
前記通孔部分を除いてを密閉構造としたことを特徴とす
る。
導入する内方に向って狭まるテーパ内径を有する通孔を
設け、さらに移動光学体を対物レンズ露出用の開口部と
前記通孔部分を除いてを密閉構造としたことを特徴とす
る。
【0012】また前記固定光学体の光出射部に、送風を
受けて移動して筒開口部を開く開口被覆体を設けたこと
を特徴とする。
受けて移動して筒開口部を開く開口被覆体を設けたこと
を特徴とする。
【0013】また前記移動光学体の通孔に、送風を受け
て移動して通孔開口を開く開口被覆体を設けたことを特
徴とする。
て移動して通孔開口を開く開口被覆体を設けたことを特
徴とする。
【0014】また前記固定光学体の光出射部の筒部内面
に螺旋状のエア案内溝を形成したことを特徴とする。
に螺旋状のエア案内溝を形成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の手段によれば、固定光学体内に空気がエ
アフィルタを介して吸込ファンによって入るため、清浄
化された空気が固定光学体内に入ることになり、また空
気が筒状の光出射部から外部へ流出するので、塵埃の侵
入を防止できる。
アフィルタを介して吸込ファンによって入るため、清浄
化された空気が固定光学体内に入ることになり、また空
気が筒状の光出射部から外部へ流出するので、塵埃の侵
入を防止できる。
【0016】また移動光学体は、テーパ体の通孔を介し
て前記固定光学体の光出射部から出射光とクリーンな空
気を受けるので、内部をクリーンな状態に保て、しかも
対物レンズ露出用の開口部から空気を光情報記録媒体に
吹き付けて、記録面の清浄化と、周囲の空冷化が図れ
る。
て前記固定光学体の光出射部から出射光とクリーンな空
気を受けるので、内部をクリーンな状態に保て、しかも
対物レンズ露出用の開口部から空気を光情報記録媒体に
吹き付けて、記録面の清浄化と、周囲の空冷化が図れ
る。
【0017】また吸込ファンの非動作時には、光出射部
の筒開口部と移動光学体の通孔開口が開口被覆体により
被覆され、吸込ファンの動作時、すなわち空気流出時に
は筒開口部と通孔開口が開放されるので、塵埃の侵入を
効果的に防ぐことができる。
の筒開口部と移動光学体の通孔開口が開口被覆体により
被覆され、吸込ファンの動作時、すなわち空気流出時に
は筒開口部と通孔開口が開放されるので、塵埃の侵入を
効果的に防ぐことができる。
【0018】また固定光学体から流出する空気は、光出
射部の筒部内のエア案内溝によって回転しながら方向性
をもって流出するので、移動光学体へクリーンな空気を
送り込め、さらに塵埃排除がより効果的に行われる。
射部の筒部内のエア案内溝によって回転しながら方向性
をもって流出するので、移動光学体へクリーンな空気を
送り込め、さらに塵埃排除がより効果的に行われる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】図1は光ディスク駆動装置に用いられた本
発明の第1実施例の平面一部断面図、図2は図1の装置
の平面一部断面図であり、10は駆動装置本体、11は光情
報記録媒体である光ディスク、12は光ディスク11を回転
駆動するスピンドルモータである。
発明の第1実施例の平面一部断面図、図2は図1の装置
の平面一部断面図であり、10は駆動装置本体、11は光情
報記録媒体である光ディスク、12は光ディスク11を回転
駆動するスピンドルモータである。
【0021】さらに15はシークモータを省略してあるが
本発明に係る分離型光ピックアップであって、固定光学
体16と移動光学体25とからなり、固定光学体16には、光
源であるレーザダイオード(LD)17と、各種信号を検出
するための受光素子18と、前記LD17から出射したレー
ザ光を平行光にするコリメータレンズ19と、偏光プリズ
ム20と、エアフィルタ21を備えた吸込ファン22と、光出
射部に設けられた筒状部23とがハウジング24に設置され
ている。
本発明に係る分離型光ピックアップであって、固定光学
体16と移動光学体25とからなり、固定光学体16には、光
源であるレーザダイオード(LD)17と、各種信号を検出
するための受光素子18と、前記LD17から出射したレー
ザ光を平行光にするコリメータレンズ19と、偏光プリズ
ム20と、エアフィルタ21を備えた吸込ファン22と、光出
射部に設けられた筒状部23とがハウジング24に設置され
ている。
【0022】また移動光学体25には、光ディスク11と対
向する対物レンズ26と、対物レンズ26に対して公知のよ
うにフォーカシング及びトラッキング駆動する駆動部27
と、前記固定光学体16からの出射光Lを内部へ通すため
の通孔28と、対物レンズ26を外部に露出するための開口
部29と、光を対物レンズ26方向へ反射する偏向プリズム
30とがハウジング31に設置されている。前記ハウジング
31は、前記通孔28部分と開口部29以外には空気の出入り
がない密閉構造になっている。
向する対物レンズ26と、対物レンズ26に対して公知のよ
うにフォーカシング及びトラッキング駆動する駆動部27
と、前記固定光学体16からの出射光Lを内部へ通すため
の通孔28と、対物レンズ26を外部に露出するための開口
部29と、光を対物レンズ26方向へ反射する偏向プリズム
30とがハウジング31に設置されている。前記ハウジング
31は、前記通孔28部分と開口部29以外には空気の出入り
がない密閉構造になっている。
【0023】尚、図中の32,33は、移動光学体25におけ
る光ディスク径方向の移動を案内するためのガイドコロ
とガイドレールである。
る光ディスク径方向の移動を案内するためのガイドコロ
とガイドレールである。
【0024】上記の第1実施例において、記録,再生時
には、固定光学体16では、LD17が発光し、しかも吸込
ファン22も回転する。LD17から出射したレーザ光は、
コリメータレンズ19で平行光となり、偏光プリズム20で
反射されて筒状部23から移動光学体25方向へ出射するこ
とになる。移動光学体25では、通孔28から出射光Lが、
内部へ入って偏向プリズム30で対物レンズ26方向へ反射
される。対物レンズ26では、前記出射光Lを集束させ
て、光スポットとして光ディスク11の記録面を照射し、
公知の記録,再生がなされる。
には、固定光学体16では、LD17が発光し、しかも吸込
ファン22も回転する。LD17から出射したレーザ光は、
コリメータレンズ19で平行光となり、偏光プリズム20で
反射されて筒状部23から移動光学体25方向へ出射するこ
とになる。移動光学体25では、通孔28から出射光Lが、
内部へ入って偏向プリズム30で対物レンズ26方向へ反射
される。対物レンズ26では、前記出射光Lを集束させ
て、光スポットとして光ディスク11の記録面を照射し、
公知の記録,再生がなされる。
【0025】また吸込ファン22によって、外部空気はエ
アフィルタ21を通過して固定光学体16のハウジング24内
へ入る。従って、塵埃等がエアフィルタ21で除去された
状態のクリーンな空気が固定光学体16へ入り、筒状部23
から外部へ噴出することになる。筒状部23からは空気が
噴出しているので塵埃等の侵入はない。ハウジング24内
は、空気流Aによって冷却され、かつクリーニングされ
る。
アフィルタ21を通過して固定光学体16のハウジング24内
へ入る。従って、塵埃等がエアフィルタ21で除去された
状態のクリーンな空気が固定光学体16へ入り、筒状部23
から外部へ噴出することになる。筒状部23からは空気が
噴出しているので塵埃等の侵入はない。ハウジング24内
は、空気流Aによって冷却され、かつクリーニングされ
る。
【0026】前記筒状部23から噴出した空気流Aは、通
孔28から移動光学体25のハウジング31内へ入り、ハウジ
ング31内を冷却、かつクリーニングし、開口部29から外
部へ流出する。開口部29から流出した空気流Aは、光デ
ィスク11の記録面に当接し、光ディスク11下方の構成部
材を冷却させると共に、記録,再生対象の情報トラック
部分のクリーニングを行う。
孔28から移動光学体25のハウジング31内へ入り、ハウジ
ング31内を冷却、かつクリーニングし、開口部29から外
部へ流出する。開口部29から流出した空気流Aは、光デ
ィスク11の記録面に当接し、光ディスク11下方の構成部
材を冷却させると共に、記録,再生対象の情報トラック
部分のクリーニングを行う。
【0027】このため、固定光学体16と移動光学体25と
は、塵埃等の侵入を防止でき、しかも空冷効果によっ
て、塵埃等の付着や昇温による光学特性,各部特性等の
劣化を防止でき、良好な記録・再生特性を維持できる。
は、塵埃等の侵入を防止でき、しかも空冷効果によっ
て、塵埃等の付着や昇温による光学特性,各部特性等の
劣化を防止でき、良好な記録・再生特性を維持できる。
【0028】図3は本発明の第2実施例における固定光
学体の筒状部の外観斜視図であり、光が出射し、かつ空
気が流出する筒状部35の筒開口部を、薄膜状のナイロ
ン,パラフィン等の複数弾性片36aからなる開口被覆体3
6で被覆している。この開口被覆体36は、吸込ファン22
の非動作時、すなわち非記録・再生時に筒開口部を被覆
して塵埃等が固定光学体37内へ侵入しないようにしてい
る。
学体の筒状部の外観斜視図であり、光が出射し、かつ空
気が流出する筒状部35の筒開口部を、薄膜状のナイロ
ン,パラフィン等の複数弾性片36aからなる開口被覆体3
6で被覆している。この開口被覆体36は、吸込ファン22
の非動作時、すなわち非記録・再生時に筒開口部を被覆
して塵埃等が固定光学体37内へ侵入しないようにしてい
る。
【0029】しかし前記開口被覆体36の各弾性片36aの
内端部は、前記吸込ファン22の動作時、すなわち記録,
再生の際には、図4に示したように、空気流Aの圧力を
受けて、外方へ移動し、筒状部35の筒開口部を開放し、
光出射を可能にする。
内端部は、前記吸込ファン22の動作時、すなわち記録,
再生の際には、図4に示したように、空気流Aの圧力を
受けて、外方へ移動し、筒状部35の筒開口部を開放し、
光出射を可能にする。
【0030】図5は本発明の第3実施例における固定光
学体の筒状部の断面図であり、光が出射し、かつ空気が
流出する前記開口被覆体36を具備した筒状部40の内面40
aに外方に向って狭くなるようにテーパを付け、さらに
螺旋状のエア案内溝41を形成している。
学体の筒状部の断面図であり、光が出射し、かつ空気が
流出する前記開口被覆体36を具備した筒状部40の内面40
aに外方に向って狭くなるようにテーパを付け、さらに
螺旋状のエア案内溝41を形成している。
【0031】従って、固定光学体42内の空気流Aは、筒
状部40内で絞られて風速を増し、しかもエア案内溝41で
回転しながら方向性が付けられて外部に流出することに
なり、塵埃等の侵入防止効果が増し、また塵埃等の巻込
みを防止でき、しかも移動光学体に達する空気流Aの風
速が速く、移動光学体におけるクリーニング,冷却効果
が増すことになる。
状部40内で絞られて風速を増し、しかもエア案内溝41で
回転しながら方向性が付けられて外部に流出することに
なり、塵埃等の侵入防止効果が増し、また塵埃等の巻込
みを防止でき、しかも移動光学体に達する空気流Aの風
速が速く、移動光学体におけるクリーニング,冷却効果
が増すことになる。
【0032】図6は第3実施例における移動光学体の断
面図であり、移動光学体45の光入射部兼空気流入部であ
る通孔46のハウジング47内壁の開口部分には、図3,図
4に基づいて説明した開口被覆体36と同様の構成の開口
被覆体48が設けられており、非動作時に塵埃等が侵入す
ることを防いでいる。また前記通孔46は、内方に向って
狭まるテーパ内径となっており、内部に入る空気流Aの
風速が速くなるようにしている。
面図であり、移動光学体45の光入射部兼空気流入部であ
る通孔46のハウジング47内壁の開口部分には、図3,図
4に基づいて説明した開口被覆体36と同様の構成の開口
被覆体48が設けられており、非動作時に塵埃等が侵入す
ることを防いでいる。また前記通孔46は、内方に向って
狭まるテーパ内径となっており、内部に入る空気流Aの
風速が速くなるようにしている。
【0033】尚、図6において、他の部材は図2に基づ
いて説明した部材と同じであって、同一部材には同一符
号を付して詳しい説明を省略する。
いて説明した部材と同じであって、同一部材には同一符
号を付して詳しい説明を省略する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定光学体にエアフィルタで清浄化された空気が入り、
光出射部から流出するので、塵埃等の侵入を防げ、しか
も空冷されるので、塵埃等の付着及び昇温による光学部
品の特性や記録,再生特性の低下を防げ、また移動光学
体では固定光学体からのクリーンな空気が流入するの
で、内部を清浄化,冷却化でき、しかも空気を光情報記
録媒体に吹き付けることで記録面の清浄化と周囲の空冷
化が図れ、また非動作時には開口部分から塵埃等が侵入
しないように開口部分を被覆でき、また固定光学体から
流出する空気は、エア案内溝により回転しながら方向性
をもって流出するので、移動光学体ヘクリーンな空気を
送り込め、清浄化効果が高まる等、固定光学体及び移動
光学体内での塵埃等の付着と発熱による悪影響を防ぐこ
とができる分離型光ピックアップ装置を提供できる。
固定光学体にエアフィルタで清浄化された空気が入り、
光出射部から流出するので、塵埃等の侵入を防げ、しか
も空冷されるので、塵埃等の付着及び昇温による光学部
品の特性や記録,再生特性の低下を防げ、また移動光学
体では固定光学体からのクリーンな空気が流入するの
で、内部を清浄化,冷却化でき、しかも空気を光情報記
録媒体に吹き付けることで記録面の清浄化と周囲の空冷
化が図れ、また非動作時には開口部分から塵埃等が侵入
しないように開口部分を被覆でき、また固定光学体から
流出する空気は、エア案内溝により回転しながら方向性
をもって流出するので、移動光学体ヘクリーンな空気を
送り込め、清浄化効果が高まる等、固定光学体及び移動
光学体内での塵埃等の付着と発熱による悪影響を防ぐこ
とができる分離型光ピックアップ装置を提供できる。
【図1】光ディスク駆動装置に用いられた本発明の第1
実施例の平面一部断面図である。
実施例の平面一部断面図である。
【図2】図1の装置の平面一部断面図である。
【図3】本発明の第2実施例における固定光学体の筒状
部の外観斜視図である。
部の外観斜視図である。
【図4】図3の第2実施例の動作状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3実施例における固定光学体の筒状
部の断面図である。
部の断面図である。
【図6】第3実施例における移動光学体の断面図であ
る。
る。
【図7】従来の光ディスク駆動装置の要部を示す斜視図
である。
である。
11…光ディスク(光情報記録媒体)、 15…分離型光ピッ
クアップ、 16,37,42…固定光学体、 17…LD(光
源)、 21…エアフィルタ、 22…吸込ファン、23,3
5,40…筒状部(光出射部)、 24,31,47…ハウジン
グ、 25,45…移動光学体、 26…対物レンズ、 27…
駆動部、 28,46…通孔、 36,48…開口被覆体、 41
…エア案内溝。
クアップ、 16,37,42…固定光学体、 17…LD(光
源)、 21…エアフィルタ、 22…吸込ファン、23,3
5,40…筒状部(光出射部)、 24,31,47…ハウジン
グ、 25,45…移動光学体、 26…対物レンズ、 27…
駆動部、 28,46…通孔、 36,48…開口被覆体、 41
…エア案内溝。
Claims (5)
- 【請求項1】 光源及びこの光源からの出射光を制御す
る光学系を備えた固定光学体と、この固定光学体からの
出射光を受けて光情報記録媒体に光スポットとして照射
させる対物レンズ及びこの対物レンズを制御する駆動部
を備え、かつ前記光情報記録媒体の記録面に対して所定
方向に移動する移動光学体とからなる分離型光ピックア
ップ装置において、前記固定光学体に、エアフィルタを
有する吸込ファンと、筒状の光出射部とを設けたことを
特徴とする分離型光ピックアップ装置。 - 【請求項2】 前記移動光学体に前記出射光を内部へ導
入する内方に向って狭まるテーパ内径を有する通孔を設
け、さらに移動光学体を対物レンズ露出用の開口部と前
記通孔部分を除いて密閉構造としたことを特徴とする請
求項1の分離型光ピックアップ装置。 - 【請求項3】 前記固定光学体の光出射部に、送風を受
けて移動して筒開口部を開く開口被覆体を設けたことを
特徴とする請求項1の分離型光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 前記移動光学体の通孔に、送風を受けて
移動して通孔開口を開く開口被覆体を設けたことを特徴
とする請求項2の分離型光ピックアップ装置。 - 【請求項5】 前記固定光学体の光出射部の筒部内面に
螺旋状のエア案内溝を形成したことを特徴とする請求項
1又は3の分離型光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04099416A JP3131801B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 分離型光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04099416A JP3131801B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 分離型光ピックアップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05298734A true JPH05298734A (ja) | 1993-11-12 |
JP3131801B2 JP3131801B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=14246875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04099416A Expired - Fee Related JP3131801B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 分離型光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131801B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020047831A (ko) * | 2000-12-14 | 2002-06-22 | 엘지전자 주식회사 | 광 디스크 드라이버의 픽업 냉각 장치 |
KR100795761B1 (ko) * | 2000-01-07 | 2008-01-21 | 사이버옵틱스 코포레이션 | 내진성 비디오 포착 검사 시스템 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP04099416A patent/JP3131801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100795761B1 (ko) * | 2000-01-07 | 2008-01-21 | 사이버옵틱스 코포레이션 | 내진성 비디오 포착 검사 시스템 |
KR20020047831A (ko) * | 2000-12-14 | 2002-06-22 | 엘지전자 주식회사 | 광 디스크 드라이버의 픽업 냉각 장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3131801B2 (ja) | 2001-02-05 |
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