JPH03102015A - 給紙カセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、複写機・レーザビームプリンタ、１アクシよ
り等の給紙カセットに係り、詳しくは異った各種サイズ
の転写材を積載する給紙カセットに関する。

（０）従来の技術 従来、各種サイズの転写材を同一のカセットに収納する
所謂ユニバーサルカセットが知られている。

第４図を参照して、従来のユニバーサルカセットを説明
すると、カセット本体ａの底面の一部に、傾斜を等しく
したＶ字状の多数条の溝ｂか等ピッチに形成されており
、この溝ｂに係合する突起Ｃを有するサイズ規制板ｄに
より、転写材Ｐをカセット本体ａの二側壁へ押圧して、
規制することにより各種サイズの転写材Ｐが保持される
ようになっている。なお、前記サイズ規制板ｄは図示し
ない手段により、下方に付勢されており、前記溝ｂに対
し、突起Ｃが係合することにより、転写材Ｐを保持する
保持力を発生するようになっている。

また、突起Ｃを溝ｂとの係合から解除し、サイズ規制板
ｄを移動して、他の溝ｂに係合させた後、規制板ｄを下
方に付勢することにより、順次他のサイズの転写材Ｐの
位置規制をするようになっている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、カセットを抜き差しする動作による衝撃
により正規位置でのサイズ規制板ｄの溝ｂへの係合が解
除され、転写材Ｐに対する正規位置での規制・保持がで
きない状態のまま、転写材Ｐか給紙されてしまう虞れが
あり、転写材Ｐの斜行・給紙不良、重送といった不具合
が起ることがあった。

また、カセットを画像形成装置の給紙部へ挿入する際及
び引き抜く際には、サイズ規制板ｄ自身と転写材Ｐとの
慣性力は、起動時と停止時とでは逆方向に作用するので
、一方はカセットの壁面に作用するが他方はサイズ規制
板ｄに作用する。そして、その慣性力がサイズ規制板ｄ
の溝ｂへの係合を解除し、更にサイズ規制板ｄを移動す
るのに充分大きい力になる場合もあり、転写材Ｐが正規
位置から外れてしまうことがある。そして、カセットを
挿入した際には、前記したように、転写材Ｐの斜行、給
紙不良、重送といった不具合を起し、カセットを取出し
た際にはサイズ規制板ｄのサイズ合せ直しをすることが
あった。

そこで、本発明は、サイズ規制板の突起と係合するカセ
ット底に形或した溝との係止抵抗力に方向性を与えてサ
イズ規制板のサイズ合せ操作の操作性を向上すると共に
、サイズ規制板が正規位置よりずれることを防止できる
給紙カセットを提供することを目的とする。

（二）課題を解決するための手段 本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、
例えば第２図を参照して示すと、種々のサイズの転写材
（Ｐ）をカセット本体（１）に係止させたサイズ規制板
（３）により規制・保持する給紙カセットにおいて、前
記サイズ規制板（３）が前記カセット本体（１）に係止
されて発生する抵抗力を前記サイズ規制板（３）の移動
方向により異るようにしたことを特徴とする。

また、前記抵抗力が前記サイズ規制板（３）をサイズを
小さくする方向に移動するときよりも、ザイズな大きく
する方向に移動するときに大きく発生するようにしたこ
とを特徴とする。

（ホ）作用 以上の構或に基づき、種々のサイズの転写材（Ｐ）を給
紙カセット本体（１）にサイズ規制板により規制・保持
し、該サイズ規制板（３）をカセット本体（１〉に係止
する。前記サイズ規制板（３）を移動する際には、該サ
イズ規制板（３）の移動する方向により、異った力を該
サイズ規制板に加える。

また、前記サイズ規制板（３）をサイズを小さくする方
向に移動するときには小さい力を加え、サイズを大きく
する方向に移動するときには、大きい力を加える。

なお、カツコ内の符号は例示であり、何等構或を限定す
るものではない。

（へ）実施例 以下、本発明の実施例を第１図乃至第２図を参照して示
す． １はカセット本体であり、２は画像形成装置の本体であ
る。そして、カセット本体１は矢印八方向に移動させて
画像形成装置本体２に挿入するようになっており、転写
材Ｐは、第２図において、カセット本体１の左手前側壁
に当接するように載置され、サイズ規制板３．４により
規制・保持されている。そして、カセット本体１の底面
に各２条の座５゛，６が転写材Ｐに直交するように配設
され、座５，６にＶ字状溝７，８が多数等ピッチに設け
られこの溝にサイズ規制板３．４が係止されるようにな
っている。なお、転写材Ｐは画像形或装置本体２内で第
１図において、手前側へ給紙されるものである。

第２図は第１図のＢ−Ｂ面により裁断して、向う側から
視た断面図である。サイズ規制板３には取付部３ａが一
体に設けられ、この取付部３ａの底面の中間に溝７，７
に対応する突起９，９が突設されており、この突起９は
第２図に示すように、サイズ規制板３側には垂直面Ｙ−
Ｙに対し大きい角度β、その反対側には小さい角度αを
有する傾斜面を有しており、Ｖ字状の溝７はほぼ同形に
形或されている。そして、取付部３ａは図示しない手段
により、下方に付勢されている。

なお、カセット本体１は矢印Ａ方向に画像形或装置２に
挿入されるものである。

次に、本実施例の作用を説明する。

第２図におい・て、サイズ規制板３を水平方向に力Ｈに
より押圧するとき、サイズ規制板３を垂直力Ｖで押えて
おくと、溝７と突起９との間に摩擦がないとき、水平力
Ｈ＝Ｖｃｏｔαにより、サイズ規制板３がずり上る。小
さい角度αのｃｏｔαは大きい値であり、しかも、溝７
と突起９との間には摩擦があるので、相当大きい水平力
でサイズ規制板３を押圧しないと、サイズ規制板３はず
り上らない。即ち係止が解消されない。

ところか、サイズ規制板３をこれと逆方向に移動すると
きには、水平力Ｈ＝Ｖｃｏｔβが必要であり、角度βが
大きい角度であるので、ｃｏｔβは小さい値であるから
、容易に移動させることができる。

即ち、転写材Ｐをサイズ規制板３で規制する方向に移動
する操作は楽であるが、規制された転写材Ｐが規制を解
消するためには相当大きい横圧力を発生しなければなら
ない。

ここで、サイズ規制板３をサイズを大きくする方向へ移
動させるような力は、カセット１の抜き差し時の衝撃か
、カセット１を画像形或装置本体２に挿入または抜き出
すとき、カセット１を加速（始動）するときと、減速す
るときに生起する慣性反力である。そして、加速、減速
時の転写材Ｐとサイズ規制板３自身との慣性反力は互に
反対方向に作用するので、カセット１を挿入、抜き出し
の両方の場合において、何れか一方はカセット本体２を
加圧するが、他の一方は必ずサイズ規制板３をサイズを
大きくする方向へ移動させようとする。

しかしながら、上述理由により、これ等の水平力がサイ
ズ規制板３をサイズが大きくなる方向へ移動させること
を防止する。

次に他の実施例を第３図を参照して説明する。

この実施例においては左右の角度が等しい傾斜面を有す
る突起１０が取付部３ａの底面の外側端３ｂ（転写材Ｐ
から最も遠い個所）に設けられ、ほぼこの突起１０に対
応する溝１１が設けられている。

この場合、水平力Ｈは実は取付部３ａのほぼ中心に作用
するため、取付部３ａは矢印Ｂ方向の回転モーメントを
受け、突起１０は溝１１に食い込むように作用する。従
って、水平力Ｈに対してサイズ規制板３及び取付部３ａ
は溝１１から浮き上りにくいので、溝ｌ１と突起１０と
の係合の解消が困難てあり、サイズ規制板３は矢印八方
向へ移動しない．（従来例の第４図においては、突起Ｃ
がサイズ規制板ｄの底面のほぼ中央に位置して突起Ｃが
溝ｂに対して浮き上り易い。） また、水平力Ｈと逆方向に水平力を加えて、サイズ規制
板３をサイズを小さくする方向へ移動する場合には、モ
ーメントに対し突起１０が溝１１から浮き上り易くて、
転写材Ｐを規制・保持する方向へサイズ規制板３を移動
させ易い。

（ト）発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、サイズ規制板（
３）を移動する方向により、該サイズ規制板（３）とカ
セット本体（１）との間の係止抵抗力が異り、かつサイ
ズを大きくする方向に該サイズ規制板（３）を移動する
ときには、大きい抵抗力を発生することによっては、カ
セット本体（１）を画像形或装置本体（２）に挿入また
は弓き抜く際に発生する転写材（Ｐ）等の慣性力により
前記サイズ規制板（３）が正規の位置からずれることを
防止できるため、前記転写材（Ｐ）の給紙時に該転写材
ＣＰ）の斜行、重送等を防止できる。

また、サイズを小さくする方向へ前記サイズ規制板（３
）を移動するときには、小さい抵抗力しか発生しないこ
とによっては、前記サイズ規制板（３）をスムーズに移
動する操作ができるため、前記サイズ規制板（３）によ
る前記転写材（Ｐ）の締め過ぎをするようなことが防止
できて、給紙抵抗過大による給紙不良等を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す平面図、第２図は第１図
のＢ−Ｂ断面図、第３図は他の実施例を示す縦断側面図
、第４図は従来の給紙カセットを示す縦断側面図である
． １・・・カセット本体　　　３・・・サイズ規制板Ｐ・
・・転写材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、種々のサイズの転写材をカセット本体に係止された
   サイズ規制板により規制・保持する給紙カセットにおい
   て、 前記サイズ規制板がカセット本体に係止されて発生する
   抵抗力を前記サイズ規制板の移動方向により異るように
   したことを特徴とする給紙カセット。 ２、前記抵抗力が前記サイズ規制板をサイズを小さくす
   る方向に移動するときよりも、サイズを大きくする方向
   に移動するときに大きく発生するようにした請求項１記
   載の給紙カセット。