JPH03100149A - 溶融金属めっき方法 - Google Patents
溶融金属めっき方法Info
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- JPH03100149A JPH03100149A JP23477789A JP23477789A JPH03100149A JP H03100149 A JPH03100149 A JP H03100149A JP 23477789 A JP23477789 A JP 23477789A JP 23477789 A JP23477789 A JP 23477789A JP H03100149 A JPH03100149 A JP H03100149A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、溶融金属めっき方法に関するものである。
(従来の技術1
溶融金属めっき洛中には、鋼帯や浴中機器から溶出した
鉄と浴成分とが反応して生成したドロスと呼ばれる浮遊
不純物が存在する。この不純物はたとえば亜鉛浴中のア
ルミニウム等浴成分の濃度その他の条件により主成分が
異り、溶融金属との比重差により浴底部に堆積したり浴
面に浮上したりするが、その過程において浴中に浮遊し
ているものが多(存在し、これらが浴から引上げられる
めっき鋼帯に付着して製品の品質を損なう。
鉄と浴成分とが反応して生成したドロスと呼ばれる浮遊
不純物が存在する。この不純物はたとえば亜鉛浴中のア
ルミニウム等浴成分の濃度その他の条件により主成分が
異り、溶融金属との比重差により浴底部に堆積したり浴
面に浮上したりするが、その過程において浴中に浮遊し
ているものが多(存在し、これらが浴から引上げられる
めっき鋼帯に付着して製品の品質を損なう。
従来の技術では、洛中に堆積又は浴面に浮上した前記不
純物を、操業中あるいは操業を停止してこれを回収・除
去していた。また、浴中に浮遊している不純物について
は、その除去方法として特開昭62−202070号公
報に記載のごとく、溶融金属をセラミックフィルタを通
過させて不純物を除去する方法がある。
純物を、操業中あるいは操業を停止してこれを回収・除
去していた。また、浴中に浮遊している不純物について
は、その除去方法として特開昭62−202070号公
報に記載のごとく、溶融金属をセラミックフィルタを通
過させて不純物を除去する方法がある。
〔発明が解決しようとする課題]
従来の技術では、セラミックフィルタを用いる方法は、
フィルタの目が大きいと除去効果が少なく、小さいと目
詰まりして除去性能を落とし、安定して長時間使用がで
きず、体積又は浮上した不純物を操業中あるいは操業を
停止して回収・除去する方法と共に、不純物付着による
めっき鋼帯の品質低下を防止するには不十分であった。
フィルタの目が大きいと除去効果が少なく、小さいと目
詰まりして除去性能を落とし、安定して長時間使用がで
きず、体積又は浮上した不純物を操業中あるいは操業を
停止して回収・除去する方法と共に、不純物付着による
めっき鋼帯の品質低下を防止するには不十分であった。
本発明は、上記問題点を解決し、めっき鋼帯の品質・歩
留りを長期間安定して向上しようとするものである。
留りを長期間安定して向上しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は上記課題を解決するために、溶融金属めっき浴
より溶融金属の一部を取出し、前記一部の溶融金属を、
別の容器内で水平に移動させつつ上向に流動させて溶融
金属中の浮遊不純物を溶融金属の上面に浮上させて除去
したのち、溶融金属めっき浴に還流させることを特徴と
する溶融金属めっき方法を提供するもので、浮遊不純物
を除去した前記一部の溶融金属を、溶融金属めっき浴よ
り立上がる鋼帯に近接して区画された浴面に還流させる
ことが好ましい。
より溶融金属の一部を取出し、前記一部の溶融金属を、
別の容器内で水平に移動させつつ上向に流動させて溶融
金属中の浮遊不純物を溶融金属の上面に浮上させて除去
したのち、溶融金属めっき浴に還流させることを特徴と
する溶融金属めっき方法を提供するもので、浮遊不純物
を除去した前記一部の溶融金属を、溶融金属めっき浴よ
り立上がる鋼帯に近接して区画された浴面に還流させる
ことが好ましい。
[作用J
本発明を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例に用いられる装置の構成図で
、鋼帯5はスナウトl及びジンクロール4によってめっ
き槽2内の溶融金属3中を通過し、ワイピングノズル6
によって目付量を調整していることは従来技術と同様で
ある。
、鋼帯5はスナウトl及びジンクロール4によってめっ
き槽2内の溶融金属3中を通過し、ワイピングノズル6
によって目付量を調整していることは従来技術と同様で
ある。
本発明においては、めっき槽中の溶融金属(例えば亜鉛
)をポンプ7等により汲上げて補助ポット8の一端より
導入し、該補助ポット中で溶融金属を水平に移動させつ
つ上向に流動させて浮遊不純物を溶融金属の上面に浮上
させることにより除去するものである。
)をポンプ7等により汲上げて補助ポット8の一端より
導入し、該補助ポット中で溶融金属を水平に移動させつ
つ上向に流動させて浮遊不純物を溶融金属の上面に浮上
させることにより除去するものである。
例えば溶融亜鉛めっき浴の場合、浮上させる不純物はF
e2AI25を主成分とするFe−A2合金であり、そ
の比重4.2は溶融亜鉛の比重6.7よりも小さい。そ
のため、補助ポット中で浮上させることができる。しか
しこの場合、粒径の大きな不純物は短時間で容易に浮上
させ得るが、粒径が小さくなる稈長時間を要し浮上が困
難となる。
e2AI25を主成分とするFe−A2合金であり、そ
の比重4.2は溶融亜鉛の比重6.7よりも小さい。そ
のため、補助ポット中で浮上させることができる。しか
しこの場合、粒径の大きな不純物は短時間で容易に浮上
させ得るが、粒径が小さくなる稈長時間を要し浮上が困
難となる。
これらを短時間で効率良く浮上させるために。
本発明においては、補助ポット内に第3図に示すごとく
、溶融金属を上向きに流動させる堰12゜13を設けで
ある。第4図は第3図のA−A矢視図である。
、溶融金属を上向きに流動させる堰12゜13を設けで
ある。第4図は第3図のA−A矢視図である。
堰を設けない場合には浮上せずに流出してしまう不純物
が、堰を設けることにより容易に浮上する。第5図、第
6図に、堰がある場合(第5図)とない場合(第6図)
の不純物の流れの軌跡を示す。
が、堰を設けることにより容易に浮上する。第5図、第
6図に、堰がある場合(第5図)とない場合(第6図)
の不純物の流れの軌跡を示す。
浮上させた不純物は、塩化アンモニウム等のフラックス
によりトラップして除去する。
によりトラップして除去する。
なお、堰の数、すなわち溶融金属を上向きに流動させる
回数は、特に限定されないが多い方がよい。
回数は、特に限定されないが多い方がよい。
不純物除去後の溶融金属は、配管等を経てめっき浴へと
還流されるので、めっき洛中の不純物が減少し、これに
より鋼帯表面への不純物の付着を減少させることができ
る。
還流されるので、めっき洛中の不純物が減少し、これに
より鋼帯表面への不純物の付着を減少させることができ
る。
また、第2図に示すごと<、m帯のめつき浴からの立上
り部に鋼帯に近接した浴面を区画する小宅411を設け
、不純物を除去した溶融金属を該小浴槽中に導くことに
より鋼板立上がり部のめつき浴を不純物を除去しためつ
き浴のみとすることができ、めっき鋼帯の品質及び歩留
りの向上効果はさらに大となる。
り部に鋼帯に近接した浴面を区画する小宅411を設け
、不純物を除去した溶融金属を該小浴槽中に導くことに
より鋼板立上がり部のめつき浴を不純物を除去しためつ
き浴のみとすることができ、めっき鋼帯の品質及び歩留
りの向上効果はさらに大となる。
すなわち、本発明により、めっき浴中の不純物がめつき
鋼帯に付着して品質を損なうことを軽減し得ると共に、
めつき浴面に浮上する不純物・トップドロスの発生量も
大幅に減少する。
鋼帯に付着して品質を損なうことを軽減し得ると共に、
めつき浴面に浮上する不純物・トップドロスの発生量も
大幅に減少する。
溶融金属めっき浴に用いられる金属として、亜鉛その他
にアルミニウム、錫等も使用可能である。
にアルミニウム、錫等も使用可能である。
【実施例]
第1図に示した構成の装置を用い、めつき槽2の外部近
傍に、内部に堰を有する補助ボット8を設け、ポンプ2
により亜鉛めつき浴3を汲上げて入側配管9を経て補助
ボット8に導き、補助ポット中で不純物を浮上・除去し
たのち、清浄な溶融金属を出側配管lOを経てめつき槽
中に還流しながら鋼帯の溶融亜鉛めっきを行った。
傍に、内部に堰を有する補助ボット8を設け、ポンプ2
により亜鉛めつき浴3を汲上げて入側配管9を経て補助
ボット8に導き、補助ポット中で不純物を浮上・除去し
たのち、清浄な溶融金属を出側配管lOを経てめつき槽
中に還流しながら鋼帯の溶融亜鉛めっきを行った。
補助ボットは、第3図に示すごとく1次堰12及び2次
堰13をその内部に設け、これによって浮上させた不純
物は、N[(4Cffからなるフラックス14によりト
ラップし系外に除去した。
堰13をその内部に設け、これによって浮上させた不純
物は、N[(4Cffからなるフラックス14によりト
ラップし系外に除去した。
なお、比較例として、不純物の除去を行わなかった他は
上記と同様に鋼帯の溶融亜鉛めっきを行った。
上記と同様に鋼帯の溶融亜鉛めっきを行った。
さらに、第2図に示した小浴槽11を付加し、不純物を
除去した溶融金属を該小浴槽中に供給しながら鋼帯の溶
融亜鉛めっきを行った。
除去した溶融金属を該小浴槽中に供給しながら鋼帯の溶
融亜鉛めっきを行った。
上記の方法により、鋼帯の板厚0.9 m m、板幅1
200mm、ライン速度120m/min、目付量45
g/m”、めっき槽及び補助ポット間の溶融亜鉛循環速
度100kg/minの条件で溶融亜鉛めっき鋼帯を1
o000を生産したところ。
200mm、ライン速度120m/min、目付量45
g/m”、めっき槽及び補助ポット間の溶融亜鉛循環速
度100kg/minの条件で溶融亜鉛めっき鋼帯を1
o000を生産したところ。
Fe−Aβ系浮遊不純物は効率良(除去され、不純物の
付着量は、比較例の5個/rr?に対し、第1図に示し
た装置による方法においては0.05個/ゴとなり品質
低下が激減すると共に、めっき槽中のトップドロスの発
生量は半減し、第2図に示した装置による方法において
は、不純物の付着量はさらに減少して0.01個/ばと
なった。
付着量は、比較例の5個/rr?に対し、第1図に示し
た装置による方法においては0.05個/ゴとなり品質
低下が激減すると共に、めっき槽中のトップドロスの発
生量は半減し、第2図に示した装置による方法において
は、不純物の付着量はさらに減少して0.01個/ばと
なった。
上記条件下に右ける粒径lOμmの浮遊不純物の補助ポ
ット内の流動をコンピュータ解析を行った結果を第5図
(堰のある場合)及び第6図(堰のない場合)に示す。
ット内の流動をコンピュータ解析を行った結果を第5図
(堰のある場合)及び第6図(堰のない場合)に示す。
第6図に示すごとく堰を設けない場合には表面に浮上せ
ずに流出するが、第5図に示すごとく堰12.13を設
けることにより浮上させて除去することができるという
結果を得た。
ずに流出するが、第5図に示すごとく堰12.13を設
けることにより浮上させて除去することができるという
結果を得た。
[発明の効果J
本発明により、鋼帯の溶融亜鉛めっき等において、めっ
き鋼帯への不純物の付着を減少させ、製品の品質・歩留
りを向上することができ、さらに、めっき槽の浴面に浮
上する不純物が減少する等の優れた効果が得られる。
き鋼帯への不純物の付着を減少させ、製品の品質・歩留
りを向上することができ、さらに、めっき槽の浴面に浮
上する不純物が減少する等の優れた効果が得られる。
第1図は本発明の実施例に用いられる装置の構成図、第
2図は本発明の他の実施例に用いられる装置の構成図、
第3図は本発明の実施例に用いられる補助ポットの縦断
面概要図、第4図は第3図におけるA−A矢視図、第5
図及び第6図は補助ポット内における不純物の流動軌跡
を示す図である。 l・・・スナウト 2・・・めっき槽3・・・溶
融金属 4・・・ジンクロール5・・・鋼帯
6・・・ワイピングノズル7・・・ポンプ
8・・・補助ポット9・・・補助ポット入側配管 IO・・・補助ポット出側配管 11・・・小浴槽 12・−1次堰13−2次層
14・・・フラックス15・・・補助ポット出
口 16.17・・・不純物流動軌跡 第1図
2図は本発明の他の実施例に用いられる装置の構成図、
第3図は本発明の実施例に用いられる補助ポットの縦断
面概要図、第4図は第3図におけるA−A矢視図、第5
図及び第6図は補助ポット内における不純物の流動軌跡
を示す図である。 l・・・スナウト 2・・・めっき槽3・・・溶
融金属 4・・・ジンクロール5・・・鋼帯
6・・・ワイピングノズル7・・・ポンプ
8・・・補助ポット9・・・補助ポット入側配管 IO・・・補助ポット出側配管 11・・・小浴槽 12・−1次堰13−2次層
14・・・フラックス15・・・補助ポット出
口 16.17・・・不純物流動軌跡 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶融金属めっき浴より該溶融金属の一部を取出し、
前記一部の溶融金属を、別の容器内で水平に移動させつ
つ上向に流動させて溶融金属中の浮遊不純物を溶融金属
の上面に浮上させて除去したのち、溶融金属めっき浴に
還流させることを特徴とする溶融金属めっき方法。 2 浮遊不純物を除去した前記一部の溶融金属を、溶融
金属めっき浴より立上がる鋼帯に近接して区画された浴
面に還流させる請求項1記載の溶融金属めっき方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23477789A JPH03100149A (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 溶融金属めっき方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23477789A JPH03100149A (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 溶融金属めっき方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03100149A true JPH03100149A (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=16976209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23477789A Pending JPH03100149A (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 溶融金属めっき方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03100149A (ja) |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP23477789A patent/JPH03100149A/ja active Pending
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