JPH0299867A - 分析データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、検体ごとに複数の分析項目を測定して得られ
た各データを出力して必要な処理を行う分析データ処理
装置に関する。

（従来の技術） 例えば人体から採取した血清を検体（サンプル）として
用い、これに所望の試薬を加えて化学反応を起こさせ、
この反応液内の特定成分を比色法、電極法あるいは免疫
分析法等によって測定することにより所望の分析データ
を得てユーザに診断情報として提供することが行われて
いる。

一般にこのような分析を行う場合には１つの検体ごとに
複数の分析項目が設定されることがほとんどであり、先
ず第５図に示すように分析データを必要とするユーザ１
例えば医師、技師等から検査室２に対して検体Ａ、Ｂ、
Ｃ，・・・ごとに分析依頼が行われる。例えば検体Ａに
ついてａ、ｂ、ｃ。

・・・ｎの複数の分析項目が設定されて依頼がなされた
とすると、検査室２ではこの依頼を受付けると共に各分
析項目について対応した分析装置に対して分析を行わせ
る。

このようにして各分析装置から各分析項目に対応した分
析データの結果が全て得られると、検査室２からユーザ
１に対して分析データの出力すなわち報告が行われる。

検査室２においての各分析装置に対する分析手続き、又
は得られた分析データの検査室２からユーザ１に対する
報告はオンラインを利用して行うことができる。また、
各分析装置において行われる分析作業は各分析項目に応
じて異なり、簡単に分析が終了する項目もあれば、逆に
かなりの時間が賀される項目もある。ユーザ１に対して
分析データが報告されると、ユーザ１はこの分析データ
を診断情報として用いて病名の判定、症状の判定等を行
い、必要な場合にはさらに分析データの再検査依頼等を
行う。

このようにして分析データが得られたとき、ユーザに各
データを出力するに先立ち各データが正常な範囲に入っ
ているか否かを確認するために前回の分析データとの比
較いわゆる前回値チエツクが行われる。前回分析データ
はデータファイルからカルテ検索を行うことによって取
出され、この前回データと比較して予め設定された上限
値及び下限値内に入っているものは正常と判定され、こ
れ以外のものは異常と判定されて再検査に回される。こ
れにより正常な分析データのみがユーザに出力されるこ
とになる。

（発明が解決しようとする課題） ところで従来の分析データ処理装置では、得られた分析
データをチエツクしてからユーザに出力するので、前回
データの検索に時間が費されて迅速に分析データがユー
ザに提供されないという問題がある。

特に分析項目の数が多いような場合や、カルテ情報が古
いような場合には検索時間が長くなってしまうので、分
析データの流れを停滞させることになって診断能を低下
させるようになる。

本発明は以上のような事情に対処してなされたもので、
測定ずみの分析データの流れを停滞させることなくユー
ザに迅速に報告することができる分析データ処理装置を
提供することを目的とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、分析依頼があった
ときこの検体の各分析項目ごとに前回分析データを検索
して記憶するデータ記憶部と、分析装置によって測定ず
みの分析データが入力されるごとに各データと前記デー
タ記憶部に記憶されている前回分析データとの比較を行
って分析データの良否を判定するデータ良否判定部とを
備えるようにしたものである。

（作　用） 分析依頼があったときこの検体の分析項目ととの前回分
析データを検索して予め記憶しておく。

次に測定ずみの分析データが入力されるごとに前回デー
タとの比較を行い、正常な範囲に入っているもののみを
良データと判定して出力する。これによって測定ずみの
分析データの流れを停滞させることなくユーザに迅速に
報告することができる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明実施例を説明する。

第１図は本発明の分析データ処理装置の実施例を示すブ
ロック図で、検体情報受付部４にはユーザから分析依頼
が例えばＣＲＴ等のデイスプレィ３を介して行われる。

第２図は一例として分析依頼を行う際の依頼フオマット
を示すもので、フォマットには成る検体についてＮ（１
００１乃至０３３の３３項目の分析項目が設定された例
で示している。フオマットには依頼項目の他に検体のＩ
Ｄ情報（カルテＮα１氏名、性別、生年月日等）が示さ
れる。

検体情報記憶部５は依頼された検体情報（フォマットに
おいて測定項目情報を除いたもの）を記憶する。またこ
の検体情報記憶部５はカルテＮαが入力されて受付けら
れた段階で、各分析項目ごとに前回分析データ（前回値
）をデータファイルから検索して、第３図に示すような
フォマットを作成してそのポインターを検体情報と共に
記憶する。

前回値が無い場合は前回値ポインター欄はＯとなり、前
回値がある場合にはカルテ１，２，３．・・・に対応し
たポインター１．２，３．・・・が示される。

カルテ情報記憶部６は前回値がある場合に第４図のよう
なフオマットを作成し、ポインター１゜２．３．・・・
に対応したカルテ１，２．３．・・・を記憶する。これ
ら各カルテには各分析項目の前回値が示されている。こ
れらデータファイル内のカルテの検索は分析依頼を受付
けると同時に行われ、分析作業と並行して行われるので
従来のように余分の時間は不要となる。

前回値ポインター検索部７は検体情報記憶部５の第３図
のフオマットを基に前回値ポインターを検索して、この
情報を後段に送る。

測定項目情報送信部８は前記フオマットの中から測定項
目に関する情報のみを、例えばオンラインで各分析項目
について対応した分析装置９に対して送信して分析依頼
の手続きを行う。分析装置９としては比色法を利用した
もの、電極法を利用したもの、あるいは免疫分析法を利
用したもの等が用いられる。これら分析装置９は測定が
終了した分析項目の分析データを順次測定結果受信部１
０にオンラインで送信する。

測定結果受信部１０は分析装置９から送信された各分析
項目に対応した分析データを順次受信し、前回値チエツ
ク判定部１１に送る。

前回値チエツク判定部１１は前記ポインター検索部７で
検索されたポインターを基にカルテ情報記憶部６内の該
当したカルテを取出して、この前回値と受信部１０から
入力された分析データとを比較する。これにより前回値
チエツクを行い予め設定された上限値及び下限値内に入
っている分析データは、正常と判定して測定結果判定部
１１に出力する。これ以外の分析データは異常と判定さ
れ出力されない。

測定結果編集部１２は出力された前記分析項目の分析デ
ータを順次観察し易いフオームに編集した後、ユーザに
対しプリンター等の出力手段１３を介して出力する。こ
れら出力手段１３をオンラインを介して離れた場所にい
るユーザに設置することにより、何ら空間的制約を受け
ることなく常に優先度の設定された分析項目の分析デー
タを迅速に提供することができる。

次に本実施例の作用を説明する。

ユーザから複数の分析項目の分析依頼がなされると、分
析室では依頼の受付けと同時に前回値チエツクを行うた
めに依頼項目に対応した分析データがあるか否かの検索
が行われ、第３図に示すようなフオマットが作成されて
ポインターと共に記憶される。また前回値がある場合に
は第４図のようなフカマットが作成されてこのポインタ
ーに対応じたカルテのカルテ情報と共に前回値が記憶さ
れる。

この状態で分析装置９によって測定が終了した分析デー
タが入力されるごとに、前回値チエツク判定部１１によ
って入力分析データと前記ポインターに対応したカルテ
から取出された前回値との比較が行われ、正常な範囲に
入っている分析データのみが良データと判定されて出力
される。

このような本実施例によれば、前回値の検索は分析依頼
の受付と同時に行われ分析作業と並行して行うことがで
きるので、検索のための余分な時間は不要となる。これ
によって従来のように分析装置９で測定が終了して分析
データが得られた段階で前回値の検索を行うことは不要
となり、正常な分析データのみを流れを停滞させること
なく迅速に出力することができる。従ってユーザに対し
て分析データが得られた段階で直ちに診断情報を提供す
ることができる。またこのような前回値の検索は検査空
白のみで内部処理によって行え、外部要因の影響を避け
ることができるので信頼性の高い前回値チエツクを行う
ことができる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、分析依頼の受付と同
時に前回値チエツクのための検索を行うようにしたので
、得られた分析データの流れを停滞させることなく迅速
にユーザに診断情報を提供することができ診断能を向上
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の分析データ処理装置の実施例を示すブ
ロック図、第２図は本実施例装置に用いられる分析依頼
の一例のフオマット図、第３図及び第４図は本実施例装
置で作成されるデータテーブルのフオマット図、第５図
は従来例を説明するブロック図である。 ４・・・検体情報受付部、　５・・・検体情報記憶部、
６・・・カルテ情報記憶部、９・・・分析装置、１１・
・・前回値チエツク判定部。 ｐ 輩

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 検体の分析依頼に応じて複数の分析項目を分析装置によ
   って測定して得られた各データを前回値と比較して各デ
   ータの良否を判定する分析データ処理装置において、分
   析依頼があったときこの検体の各分析項目ごとに前回分
   析データを検索して記憶するデータ記憶部と、分析装置
   によつて測定ずみの分析データが入力されるごとに各デ
   ータと前記データ記憶部に記憶されている前回分析デー
   タとの比較を行って分析データの良否を判定するデータ
   良否判定部とを備えたことを特徴とする分析データ処理
   装置。