JPH0299404A - 車軸ケースの伸縮構造 - Google Patents
車軸ケースの伸縮構造Info
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- JPH0299404A JPH0299404A JP25137088A JP25137088A JPH0299404A JP H0299404 A JPH0299404 A JP H0299404A JP 25137088 A JP25137088 A JP 25137088A JP 25137088 A JP25137088 A JP 25137088A JP H0299404 A JPH0299404 A JP H0299404A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 12
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 5
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- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車軸ケースの伸縮構造に関し、詳しくは、駆
動車輪のトレッド間隔を変更できるよう、伸縮自在に構
成された車軸ケースの伸縮量を調節するための構造に関
するものである。
動車輪のトレッド間隔を変更できるよう、伸縮自在に構
成された車軸ケースの伸縮量を調節するための構造に関
するものである。
従来、上記のようにトレッド間隔を変更するため車軸ケ
ースの伸縮量を調節する構造としては実開昭57−20
4201号公報に示されるものが存在し、この引例では
、車軸ケースが二重筒型に構成されるとともに、内嵌さ
れる側のケース外面にラックギヤ部が形成され、外面の
ケース側にラックギヤ部に咬合するピニオンギヤが支持
されている。
ースの伸縮量を調節する構造としては実開昭57−20
4201号公報に示されるものが存在し、この引例では
、車軸ケースが二重筒型に構成されるとともに、内嵌さ
れる側のケース外面にラックギヤ部が形成され、外面の
ケース側にラックギヤ部に咬合するピニオンギヤが支持
されている。
ここで、駆動車輪のトレッド間隔を、車軸ケースの伸縮
によって行う構成について考えるに、この車軸ケースを
前記引例のように二重筒構造を用いる場合には、車体側
ケースと車輪側ケースとの摺接抵抗を低減するため、及
び、夫々のケースのシール性を高めるため等の理由から
摺接面を円筒形に設定することが望ましい。
によって行う構成について考えるに、この車軸ケースを
前記引例のように二重筒構造を用いる場合には、車体側
ケースと車輪側ケースとの摺接抵抗を低減するため、及
び、夫々のケースのシール性を高めるため等の理由から
摺接面を円筒形に設定することが望ましい。
しかし、車体側ケースと車輪側ケースとの摺接移面を円
筒形に設定すると、回り止めを行うため、前記引例に
示す如く、キーとキー溝とを組合せる等、専用の回り止
め部材を必要とすることになるが、このように夫々のケ
ースの間にキーとキー溝を設けた場合には、円筒面の軸
芯位置から回り止め部材までの距離を、あまり大きくす
ることができず、強度の面に改善の余地があるばかりで
無く、キー溝が一方のケースに形成されることからシー
ル性の面にも改善の余地がある。
筒形に設定すると、回り止めを行うため、前記引例に
示す如く、キーとキー溝とを組合せる等、専用の回り止
め部材を必要とすることになるが、このように夫々のケ
ースの間にキーとキー溝を設けた場合には、円筒面の軸
芯位置から回り止め部材までの距離を、あまり大きくす
ることができず、強度の面に改善の余地があるばかりで
無く、キー溝が一方のケースに形成されることからシー
ル性の面にも改善の余地がある。
更に、二重筒構造に構成したものを前車軸ケースとして
用いた場合について考えるに、例えば、トレッド間隔を
最大に拡張した状態では、摺接面が露出することになる
ため蛇腹状のカバーで摺接面を覆うことも考えられる。
用いた場合について考えるに、例えば、トレッド間隔を
最大に拡張した状態では、摺接面が露出することになる
ため蛇腹状のカバーで摺接面を覆うことも考えられる。
しかし、蛇腹状のカバーを設けていても、走行時に地面
から突起物等に接触した場合には、ることも考えられる
。
から突起物等に接触した場合には、ることも考えられる
。
本発明の目的は、第一に車軸ケースを円筒形の二重筒構
造によって伸縮できるよう構成しても摺接面のシール性
を損なうこと無く伸縮調節のための構造を構成し、かつ
、合理的に回り止めのための構造を構成する点にあり、
第2に伸縮用の摺接面を保護する構造を合理的に構成す
る点にある。
造によって伸縮できるよう構成しても摺接面のシール性
を損なうこと無く伸縮調節のための構造を構成し、かつ
、合理的に回り止めのための構造を構成する点にあり、
第2に伸縮用の摺接面を保護する構造を合理的に構成す
る点にある。
本発明の特徴は、第1に車体側ケースにスライド自在に
車輪側ケースを嵌合させてトレッド間隔変更自在に車軸
ケースを構成すると共に、車体側ケースに対する車輪側
ケースのスライド量を調節するため、車軸ケースと平行
に配置されたラック軸とピニオンギヤとで成るラックピ
ニオン調節機構を有して成る点にあり、第2に前記車軸
ケースがステアリング自在な前車輪用に構成されると共
に、車軸ケースの前方側に位置させて前記ラックピニオ
ン調節機構を配置し、車軸ケースの後方側に位置させて
ステアリング揉作用のタイロッドを配置して成る点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
車輪側ケースを嵌合させてトレッド間隔変更自在に車軸
ケースを構成すると共に、車体側ケースに対する車輪側
ケースのスライド量を調節するため、車軸ケースと平行
に配置されたラック軸とピニオンギヤとで成るラックピ
ニオン調節機構を有して成る点にあり、第2に前記車軸
ケースがステアリング自在な前車輪用に構成されると共
に、車軸ケースの前方側に位置させて前記ラックピニオ
ン調節機構を配置し、車軸ケースの後方側に位置させて
ステアリング揉作用のタイロッドを配置して成る点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
上記特徴を例えば第1図に示すように構成すると、車軸
ケース(6)の軸芯位置を基準にして、車軸ケース(6
)の外面位置より更に離間した位置にラックピニオン調
節機構(A)を配置できるので、車体側ケース(6A)
と車輪側ケース(6B)との間に捩り力が作用した場合
には、前記軸芯位置から比較的離間した位置へのラック
軸(22)によって捩り力を受は止めると共に、摺接面
(6S)にはラックギヤ部、あるいは、回り止め用の溝
等を形成する必要が無いので、伸縮の全ストロークの全
周に亘る摺接面(6S)にダストシール(21)等を作
用させ得ることになる。
ケース(6)の軸芯位置を基準にして、車軸ケース(6
)の外面位置より更に離間した位置にラックピニオン調
節機構(A)を配置できるので、車体側ケース(6A)
と車輪側ケース(6B)との間に捩り力が作用した場合
には、前記軸芯位置から比較的離間した位置へのラック
軸(22)によって捩り力を受は止めると共に、摺接面
(6S)にはラックギヤ部、あるいは、回り止め用の溝
等を形成する必要が無いので、伸縮の全ストロークの全
周に亘る摺接面(6S)にダストシール(21)等を作
用させ得ることになる。
又、車軸ケース(6) がステアリング自在な前車輪用
に構成させると共に、車軸ケース(6)の前方側にラッ
クピニオン調節機構(A)、車軸ケース(6)の後方側
にタイロッド(32)、 (32)が夫々配置されるの
で、例えば、トレッド間隔を最大に拡張した状態でもラ
ック軸(22)が車輪側ケース(6B)の摺接面(6S
)の前方に位置することになり、走行時に地面からの突
起物が前方から接近することがあっても、ラック軸(2
2)が突起物に先ず接触することになって、ラック軸(
22)で突起物の排除を行えると共に、排除を行えない
場合でも、突起物を直接摺接面(6S)に接触させるこ
とが無く、しかも、同様に車軸ケース(6)によってタ
イロッド(32)、 (32)に対する突起物との直接
的な接触を回避できることになる。
に構成させると共に、車軸ケース(6)の前方側にラッ
クピニオン調節機構(A)、車軸ケース(6)の後方側
にタイロッド(32)、 (32)が夫々配置されるの
で、例えば、トレッド間隔を最大に拡張した状態でもラ
ック軸(22)が車輪側ケース(6B)の摺接面(6S
)の前方に位置することになり、走行時に地面からの突
起物が前方から接近することがあっても、ラック軸(2
2)が突起物に先ず接触することになって、ラック軸(
22)で突起物の排除を行えると共に、排除を行えない
場合でも、突起物を直接摺接面(6S)に接触させるこ
とが無く、しかも、同様に車軸ケース(6)によってタ
イロッド(32)、 (32)に対する突起物との直接
的な接触を回避できることになる。
従って、車軸ケースを円筒形の二重筒構造にって、伸縮
できるよう構成しても、摺接面のシール性を高く維持で
き、しかも、強力に回り止めが為される伸縮調節構造が
合理的に構成され、又、走行時に地面からの突起物と接
触することがあっても、摺接面、タイロッドを保護し得
る構造が合理的に構成されたのである。
できるよう構成しても、摺接面のシール性を高く維持で
き、しかも、強力に回り止めが為される伸縮調節構造が
合理的に構成され、又、走行時に地面からの突起物と接
触することがあっても、摺接面、タイロッドを保護し得
る構造が合理的に構成されたのである。
特に本発明では、地面からの突起物との接触によってラ
ック軸が破損しても、比較的容易にラック軸を取換えら
れるとうう効果も奏する。
ック軸が破損しても、比較的容易にラック軸を取換えら
れるとうう効果も奏する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第9図に示すように、左右一対の車体フレーム(1)、
運転座席(2)、ステアリングハンドル(3)を有した
車体に、ステアリング操作可能な駆動型前車軸(4)と
、駆動型後車軸(5)とを備えて農用トラクタが構成さ
れている。
運転座席(2)、ステアリングハンドル(3)を有した
車体に、ステアリング操作可能な駆動型前車軸(4)と
、駆動型後車軸(5)とを備えて農用トラクタが構成さ
れている。
当該農用トラクタでは、車高を比較的高く設定して、畝
を跨ぐ作業を容易に行えるよう構成されると共に、畝の
幅に対応して前後車輪(4)。
を跨ぐ作業を容易に行えるよう構成されると共に、畝の
幅に対応して前後車輪(4)。
(5)夫々のトレッド間隔を調節できるよう構成されて
いる。
いる。
先ず前車輪(4)のトレッド間隔を調節する構造につい
て説明すると、第1図乃至第5図に示すように、前車軸
ケース(6)は2つのブラケッ) (7)、 (7)を
介して前記車体フレーム(1)に対し、軸芯(P)周り
でローリング自在に支持され、更に、この前車軸ケース
(6)は車体側ケース(6A)と、この車体側ケース(
6A)の両側部にスライド自在に嵌合する車輪側ケース
(6B)、 (6B) とで成っている。
て説明すると、第1図乃至第5図に示すように、前車軸
ケース(6)は2つのブラケッ) (7)、 (7)を
介して前記車体フレーム(1)に対し、軸芯(P)周り
でローリング自在に支持され、更に、この前車軸ケース
(6)は車体側ケース(6A)と、この車体側ケース(
6A)の両側部にスライド自在に嵌合する車輪側ケース
(6B)、 (6B) とで成っている。
車体側ケース(6A)には差動装置(8)、及び、伝動
軸(9)が内装され、車輪側ケース(6B)の外端には
キングピンケース(lO)が連結され、キングピンケー
ス(10)には揺動ケース(11)が揺動自在に連結さ
れている。
軸(9)が内装され、車輪側ケース(6B)の外端には
キングピンケース(lO)が連結され、キングピンケー
ス(10)には揺動ケース(11)が揺動自在に連結さ
れている。
第3図に示すように伝動軸(9) の外端側にはスプラ
イン部(9a)が形成され、このスプライン部(9a)
に嵌合する伝動部材(12)、及び、筒袖(13)を介
した動力が伝えられる2つのベベルギヤ(14)、 (
15)がキングピンケース(lO)の上部に配置され、
このベベルギヤ(14)、 (15) カラ(DD力は
中間軸(16)、小径ベベルギヤ(17)、大径ベベル
ギヤ(18)夫々を介して前車輪(4)の駆動軸(19
)に伝えられる。
イン部(9a)が形成され、このスプライン部(9a)
に嵌合する伝動部材(12)、及び、筒袖(13)を介
した動力が伝えられる2つのベベルギヤ(14)、 (
15)がキングピンケース(lO)の上部に配置され、
このベベルギヤ(14)、 (15) カラ(DD力は
中間軸(16)、小径ベベルギヤ(17)、大径ベベル
ギヤ(18)夫々を介して前車輪(4)の駆動軸(19
)に伝えられる。
尚、トレッド間隔の調節時に置いても、伝動軸(9)と
筒軸(13)とを同軸芯に維持するため、車輪側ケース
(6B)の内部には、前記伝動部材(12)を安定維持
するベアリング(20)が設けられ、車体側ケース(6
A)の外端部にはダストシール(21)が設けられてい
る。
筒軸(13)とを同軸芯に維持するため、車輪側ケース
(6B)の内部には、前記伝動部材(12)を安定維持
するベアリング(20)が設けられ、車体側ケース(6
A)の外端部にはダストシール(21)が設けられてい
る。
第5図に示すように車体側ケース(6A)と車輪側ケー
ス〈6B)との摺接面(6S)、 (6S)は密接する
よう円筒形に設定され、車体側ケース(6A)と車輪側
ケース(6B)との間に捩り力が作用しても回動を阻止
する目的、及び、車輪側ケース(6B)の出退量を調節
する目的から、車軸ケース(6)の前方側には、車輪側
ケース(6B)の側に支持されるラック軸(22)と、
車体側ケース(6A)の側のボス部(6a)に収められ
たピニオンギヤ(23)とで成るラックピニオン調節機
構(A)が配置されている。
ス〈6B)との摺接面(6S)、 (6S)は密接する
よう円筒形に設定され、車体側ケース(6A)と車輪側
ケース(6B)との間に捩り力が作用しても回動を阻止
する目的、及び、車輪側ケース(6B)の出退量を調節
する目的から、車軸ケース(6)の前方側には、車輪側
ケース(6B)の側に支持されるラック軸(22)と、
車体側ケース(6A)の側のボス部(6a)に収められ
たピニオンギヤ(23)とで成るラックピニオン調節機
構(A)が配置されている。
尚、このラックピニオン調節機構(A)、第5図及び第
6図に示すように、ピニオンギヤ(23)の操作軸(2
3a)に設けられた六角形の操作部(23b)をレンチ
等で回動操作できるよう構成され、更に、ピニオンギヤ
(23)の回動を阻止することで伸縮量の固定を行うた
め、前記操作部(23b)に近接させて、ロック片(2
4)がボス部(6a)にビス(25)によって設けられ
、このロック片(24)は第6図(イ)、 (a)に示
す如く、長孔(24a)を利用した位置の調節と、姿勢
との切換とによってロック状態と、ロック解除状態に切
換えられるよう構成されている。
6図に示すように、ピニオンギヤ(23)の操作軸(2
3a)に設けられた六角形の操作部(23b)をレンチ
等で回動操作できるよう構成され、更に、ピニオンギヤ
(23)の回動を阻止することで伸縮量の固定を行うた
め、前記操作部(23b)に近接させて、ロック片(2
4)がボス部(6a)にビス(25)によって設けられ
、このロック片(24)は第6図(イ)、 (a)に示
す如く、長孔(24a)を利用した位置の調節と、姿勢
との切換とによってロック状態と、ロック解除状態に切
換えられるよう構成されている。
第1図及び第3図に示すように、前記揺動ケース(11
)にはナックルアーム(26)が一体的に形成され、車
体側ケース(6A)に一体的に形成された支持部(27
)には、前記ステアリングハンドル(3)と連係するド
ラッグロッド(28)とアーム(29)、支軸(30)
を介して連係する揺動アーム(31)が車体の後方に張
り出す姿勢で支持され、この揺動アーム(31)と、左
右のナックルアーム(26)との間にタイロッド(32
)、 (32)が連結状態に設けられ、車軸ケース(6
)がローリング作動した際にもステアリング操作部に無
理な外力が加らないようになっている。
)にはナックルアーム(26)が一体的に形成され、車
体側ケース(6A)に一体的に形成された支持部(27
)には、前記ステアリングハンドル(3)と連係するド
ラッグロッド(28)とアーム(29)、支軸(30)
を介して連係する揺動アーム(31)が車体の後方に張
り出す姿勢で支持され、この揺動アーム(31)と、左
右のナックルアーム(26)との間にタイロッド(32
)、 (32)が連結状態に設けられ、車軸ケース(6
)がローリング作動した際にもステアリング操作部に無
理な外力が加らないようになっている。
尚、第3図に示すようにナックルアーム(26)の基端
部と、キングピンケース(10)とには、ステアリング
操作の限界を設定する接当片(26a)、(10a)が
設けられている。
部と、キングピンケース(10)とには、ステアリング
操作の限界を設定する接当片(26a)、(10a)が
設けられている。
第4図に示すように、前車輪(4)のトレッド間隔の調
節は、ラック軸り22)に形成した5条の指標溝(22
a)・・のいずれかがボス部材(6a)の側面に位置す
るよう伸縮量を設定する、5段階に切換が可能であり、
この伸縮量の設定に対応して前記タイロッド(32)の
長さも調節できるよう、第1図及び第7図に示すように
、タイロッド(32)は係合用の凹部(32a)を5箇
所形成したロッド材(32^)と、このロッド材(32
A)を伸縮自在に内嵌するパイプ材(32B) とで成
り、パイプ材(32B)には前記凹部(32a)・・と
係合可能なロックボルト(33)が設けられている。
節は、ラック軸り22)に形成した5条の指標溝(22
a)・・のいずれかがボス部材(6a)の側面に位置す
るよう伸縮量を設定する、5段階に切換が可能であり、
この伸縮量の設定に対応して前記タイロッド(32)の
長さも調節できるよう、第1図及び第7図に示すように
、タイロッド(32)は係合用の凹部(32a)を5箇
所形成したロッド材(32^)と、このロッド材(32
A)を伸縮自在に内嵌するパイプ材(32B) とで成
り、パイプ材(32B)には前記凹部(32a)・・と
係合可能なロックボルト(33)が設けられている。
尚、パイプ材(32B)の内端側には微調整用のネジ部
(34)とロックナツト(35)とが設けられている。
(34)とロックナツト(35)とが設けられている。
次に、後車輪(5) のトレッド間隔を調節する構造に
ついて説明すると、第8図に示すように、後車輪(5)
のリム部(5A)には、車体の内外方向に亘る複数本の
旋条材(36)が設けられ、この旋条材(36)に係合
して案内されるガイド材(37)がホイルディスク部(
5B)にポル) (38)で固定され、トレッド間隔を
調節する場合には、一方の車輪(5)を制動状態に設定
し、他方側に正逆いずれかの回転動力を伝えることによ
って、この側の車輪(5)はホイルディスク部(5B)
に対し、車体の内外方向に偏位できるようになっている
。
ついて説明すると、第8図に示すように、後車輪(5)
のリム部(5A)には、車体の内外方向に亘る複数本の
旋条材(36)が設けられ、この旋条材(36)に係合
して案内されるガイド材(37)がホイルディスク部(
5B)にポル) (38)で固定され、トレッド間隔を
調節する場合には、一方の車輪(5)を制動状態に設定
し、他方側に正逆いずれかの回転動力を伝えることによ
って、この側の車輪(5)はホイルディスク部(5B)
に対し、車体の内外方向に偏位できるようになっている
。
尚、後車輪(5) に伝えられる動力は、車体後部に配
置されたミッションケース(39)の内部の差動装置(
40)から、車軸ケース(41)に内装された伝動軸(
42)、減速ケース(43)に内装された4つのギヤ(
44)・・夫々を介して後車輪(5)の駆動軸(45)
に伝えられるようになっている。
置されたミッションケース(39)の内部の差動装置(
40)から、車軸ケース(41)に内装された伝動軸(
42)、減速ケース(43)に内装された4つのギヤ(
44)・・夫々を介して後車輪(5)の駆動軸(45)
に伝えられるようになっている。
因みに、ミッションケース(39)の内部には伝動軸(
42)に制動力を作用させるブレーキ(46)が内装さ
れている。
42)に制動力を作用させるブレーキ(46)が内装さ
れている。
本発明は上記実施例以外に例えば、運搬車等、農用トラ
クタ以外の車輌に適用して良く、ラック軸を角材で形成
し、ピニオンギヤを電動モータで駆動する等線々に実施
可能である。
クタ以外の車輌に適用して良く、ラック軸を角材で形成
し、ピニオンギヤを電動モータで駆動する等線々に実施
可能である。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
図面は本発明に係る車軸ケースの伸縮構造の実施例を示
し、第1図は前車軸ケース部の平面図、第2図は前車軸
ケース部の正面図、第3図は前車軸ケース伸縮構造等を
表わす断面図、第4図はラックピニオン調節機構の正面
図、第5図はラックピニオン調節機構の断面図、第6図
(イ)、(ロ) はラックピニオン調節機構のロック状
態、及び、非ロツク状態を表わす図、第7図はタイロッ
ドの断面図、第8図は後車輪の駆動系等を表わす断面図
、第9図は農用トラクタの全体側面図である。 (6)・・・・・・車軸ケース、(6A)・・・・・・
車体側ケース、(6B)・・・・・・車輪側ケース(6
B)、(22)・・・・・・ラック軸、(23)・・・
・・・ピニオンギヤ、(32)・・・・・・タイロフト
、(A)・・・・・・ラックピニオン調節機構。
し、第1図は前車軸ケース部の平面図、第2図は前車軸
ケース部の正面図、第3図は前車軸ケース伸縮構造等を
表わす断面図、第4図はラックピニオン調節機構の正面
図、第5図はラックピニオン調節機構の断面図、第6図
(イ)、(ロ) はラックピニオン調節機構のロック状
態、及び、非ロツク状態を表わす図、第7図はタイロッ
ドの断面図、第8図は後車輪の駆動系等を表わす断面図
、第9図は農用トラクタの全体側面図である。 (6)・・・・・・車軸ケース、(6A)・・・・・・
車体側ケース、(6B)・・・・・・車輪側ケース(6
B)、(22)・・・・・・ラック軸、(23)・・・
・・・ピニオンギヤ、(32)・・・・・・タイロフト
、(A)・・・・・・ラックピニオン調節機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、車体側ケース(6A)にスライド自在に車輪側ケー
ス(6B)を嵌合させてトレッド間隔変更自在に車軸ケ
ース(6)を構成すると共に、車体側ケース(6A)に
対する車輪側ケース(6B)のスライド量を調節するた
め、車軸ケース(6)と平行に配置されたラック軸(2
2)とピニオンギヤ(23)とで成るラックピニオン調
節機構(A)を有して成る車軸ケースの伸縮構造。 2、前記車軸ケース(6)がステアリング自在な前車輪
用に構成されると共に、車軸ケース(6)の前方側に位
置させて前記ラックピニオン調節機構(A)を配置し、
車軸ケース(6)の後方側に位置させてステアリング操
作用のタイロッド(32)を配置してなる車軸ケースの
伸縮構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25137088A JPH0299404A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 車軸ケースの伸縮構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25137088A JPH0299404A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 車軸ケースの伸縮構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299404A true JPH0299404A (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=17221823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25137088A Pending JPH0299404A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 車軸ケースの伸縮構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0299404A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5121808A (en) * | 1989-12-15 | 1992-06-16 | Carraro S.P.A. | Adjustable gauge steering axle |
WO2002014086A1 (en) * | 2000-08-12 | 2002-02-21 | David Howard Gee | Mechanism for controlling wheel location and steering in a variable track vehicle |
KR100793582B1 (ko) * | 2007-03-26 | 2008-01-14 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차 모델개발용 프레임 |
GB2594598A (en) * | 2020-10-29 | 2021-11-03 | Antobot Ltd | Automatic track width and wheelbase adjustable systems |
Citations (2)
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-
1988
- 1988-10-05 JP JP25137088A patent/JPH0299404A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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GB2594598B (en) * | 2020-10-29 | 2022-11-02 | Antobot Ltd | Automatic track width and wheelbase adjustable systems |
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