JPH02991B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH02991B2
JPH02991B2 JP57065955A JP6595582A JPH02991B2 JP H02991 B2 JPH02991 B2 JP H02991B2 JP 57065955 A JP57065955 A JP 57065955A JP 6595582 A JP6595582 A JP 6595582A JP H02991 B2 JPH02991 B2 JP H02991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
acid
pectin
liquid
pectic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57065955A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58186491A (ja
Inventor
Masatoshi Manabe
Jun Naohara
Hideaki Myoshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK filed Critical Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority to JP57065955A priority Critical patent/JPS58186491A/ja
Priority to US06/468,774 priority patent/US4461890A/en
Publication of JPS58186491A publication Critical patent/JPS58186491A/ja
Publication of JPH02991B2 publication Critical patent/JPH02991B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0045Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Galacturonans, e.g. methyl ester of (alpha-1,4)-linked D-galacturonic acid units, i.e. pectin, or hydrolysis product of methyl ester of alpha-1,4-linked D-galacturonic acid units, i.e. pectinic acid; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/66Treatment of water, waste water, or sewage by neutralisation; pH adjustment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F9/00Multistage treatment of water, waste water or sewage

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミカン缶詰廃液の処理方法並びにミ
カン缶詰廃液からペクチン質を製造する方法に関
する。
近年、我国の柑橘果実(以後、ミカンという)
生産量は急増して年間約500万トン生産され、う
ち約4%が缶詰加工用に廻されている。ミカン缶
詰は、従来のように果肉をそのままの形状で糖液
と共に缶詰したものだけでなく、最近では果肉を
ほぐして得られるさのうを糖液またはジユース中
で浮遊状態となるように缶詰する新しいタイプの
ものも大量に生産されている。ミカン缶詰は、生
産量で全果実缶詰の50%を越える重要商品であ
る。
ミカン缶詰の製造は、第1図に示すような工程
で、ミカンのじようのうを剥皮して果肉にするこ
とにより行なわれている。そして、ミカン缶詰工
場では、ミカンのじようのうを剥皮する工程で塩
酸水などの酸液及びカセイソーダ水などのアルカ
リ液を使用しており、ペクチン質を高濃度に含有
した高粘性の酸廃液及びアルカリ廃液が大量に排
出される。これらの廃液は、含有するペクチン質
が微生物分解しにくい上に、ミカン缶詰工場の稼
動時期が曝気槽水温の低い晩秋から冬期に集中す
ることもあつて、そのまま活性汚泥処理法により
処理することは不可能である。
このため例えば毛利威徳、New Food
Industry、Vol.16,No.8、第50〜59頁(昭和49
年)に記載されているように、これらの廃液に大
量の消石灰を投入してペクチン質を凝集沈澱させ
て分離し、得られる上清、又は液を活性汚泥処
理法により処理する方法が採用されている。
しかしながら、この従来方法では、ペクチン質
の分離がなお不十分であるため活性汚泥処理への
高負荷が避けられず、さらに分離した凝集沈澱物
については、その取り扱いが困難であり、その凝
集沈澱物からペクチン質を回収することも実質的
に不可能であり、やむを得ず山に投棄されている
のが実情である。
この実態は、環境汚染の点、或は天然資源の有
効利用の点から再検討が強く望まれている。
本発明者等は、この従来方法の欠点を改善する
目的で鋭意研究を続けてきた。
その結果、酸廃液を7.0を越えるPHとし若しく
は酸廃液とアルカリ廃液との混合液を7.0を越え
るPHとし又はアルカリ廃液に対し、酸を含有せし
めて3以下のPHとした後、ペクチン質を分離除去
することにより得られる上清又は液は、ペクチ
ン質含量が大幅に低下し、ミカン缶詰廃液の活性
汚泥処理などの活性微生物利用法による処理能が
著しく高まることを見いだし本発明を完成した。
また、ここで分離除去したペクチン質を採取す
ることにより、ミカン缶詰廃液中より高品質のペ
クチン質が容易に製造し得ることを見いだし本発
明を完成した。
本発明において、酸廃液を7.0を越えるPHとし、
若しくは酸廃液とアルカリ廃液との混合液を7.0
を越えるPHとするということは、これらの廃液を
7.0を越えるPHとすることにより、含有するペク
チン質のケン化が行なわれればよく、その条件は
PH7〜12、温度0〜80℃で0.1〜100時間の範囲か
ら選ばれる。一般に酸廃液を7.0を越えるPHにす
るにはアルカリ廃液と混合して行なえばよく、必
要ならば、例えばカセイソーダ、カセイカリなど
のカセイアルカリ、炭酸ソーダ、炭酸カリなどの
炭酸アルカリ、アンモニアなどのアルカリ剤を使
用すればよい。
このようにして廃液中のペクチン質をケン化し
た後、又はすでにケン化したペクチン質を含有し
ているアルカリ廃液に対し、酸を含有せしめて3
以下のPHとすることは、以後の分離工程で遠心分
離又は過などすることにより、廃液からペクチ
ン質が容易に分離できればよく、通常、蓚酸、ク
エン酸などの有機酸、及びリン酸、塩酸、硫酸、
硝酸などの無機酸の一種又は二種以上を含有せし
め、3以下のPH、望ましくはPH2〜3の範囲、と
りわけPH2.4〜2.9にすればよい。
次いで、これを遠心分離又は過などの方法に
よりペクチン質は容易に、しかも50%(固形物当
りで示す。以後、特にことわらない限り、単に%
で示す。)以上の高回収率で分離除去できること
が判明した。
このようにしてペクチン質を分離除去した上清
又は液には、ミカンのじようのう、さのう由来
の糖類、有機酸などの有機物を多量に含有してい
るので、これをそのまま、又は必要に応じて中和
後、常法に従つて活性汚泥法、酵母培養法などの
活性微生物利用法で処理すればよく、その処理能
は従来法と比較して著しく向上することが判明し
た。酵母培養法を採用する場合には、酵母菌体、
エタノールなどの有用物質が採取できるのできわ
めて有利である。
また、ペクチン質を分離除去した3以下のPHの
上清又は液は、その粘度が低下しているのでミ
カンのじようのうを剥皮する工程に用いる酸液と
してそのままで、或は新たな酸液と混合して再び
使用することもできる。
上述のように、本発明では難処理性のペクチン
質が廃液から容易にしかも効果的に除去できるの
で、従来廃液処理が困難であることからミカン缶
詰の生産量を規制せざるを得なかつた工場におい
ても、本発明を実施することにより、その増産が
極めて容易になるのである。
また、前述の方法で分離したペクチン質を採取
することにより、高品質のペクチン質を製造でき
ることが判明した。
前述の方法で分離したペクチン質は、主として
ペクチン酸乃至低メトキシルペクチニン酸である
が、必要により、例えば酸触媒下のメタノール溶
媒中でメチルエステル化し高メトキシルペクチニ
ン酸にすることも自由である。
このようにして得られるペクチン質は、通常、
炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアな
どで中和し、必要ならば、例えばメタノール水、
エタノール水、アセトン水などで洗浄するか、又
は水に溶解して活性炭などで脱色し、これにメタ
ノール、エタノール、アセトンなどの親水性有機
溶媒を加えることにより沈澱分離させるなどの方
法によつて精製した後、乾燥、粉末化して高品質
のペクチン質を容易に製造することができる。
このようにして得られるペクチン質は、分子量
約20000〜500000の可食性高分子物質で、ヒトに
とつては難消化性乃至非消化性であるが、反芻動
物などでは消化分解されて利用される。このペク
チン質は、例えば増粘剤、濃厚剤、ゲル化剤、ゼ
リー化剤、艷出し剤、保湿剤、接着剤、賦形剤、
造膜剤、増量剤、凝集剤、ダイエタリーフアイバ
ー、整腸剤、解毒剤、脱コレステロール剤などと
して飲食品、飼料のみならず、化粧品、医薬品、
肥料などの主原料、副原料などとして広範囲に利
用できる。
次に、本発明を実験例に基づいて説明する。
実験1 ミカン缶詰廃液からのペクチン質分離方
法の比較 本実験には、ミカン缶詰工場のじようのう剥皮
に使用されたアルカリ廃液から浮遊物質を除去し
て供試液とした。
本液は、PH12.0、相対粘度3.37でペクチン質を
0.54W/V%含んでいた。
本液からのペクチン質分離方法として、酸法、
エタノール法、カルシウム法を比較した。
(A) 酸法 供試液10mlに0.1N塩酸を加えてPHを2.7とし、
更に脱イオン水を加えて全容を20mlとして室温に
30分間放置した後、No.5A紙にて取し、その
乾物量を測定した。
得られたペクチン質は、供試液中のペクチン質
に対して固形物当り約83%の回収率であつた。
(B) エタノール法 供試液10mlに脱イオン水10mlを加えて全容を20
mlとし、これに60V/V%エタノール水50mlを加
えて室温に30分間放置した後、(A)と同様に処理し
て測定したところ、ペクチン質の回収率は約60%
であつた。
(C) カルシウム法 供試液10mlに10W/V%塩化カルシウム溶液を
カルシウムイオンとして100mgになるように加え、
更に脱イオン水を加えて全容を20mlとして室温に
30分間放置した後、(A)と同様に処理して測定した
ところ、ペクチン質の回収率は約60%であつた。
以上の結果から明らかなように、ミカン缶詰廃
液からのペクチン質分離方法としては、酸法の場
合が最もペクチン質の回収率が高い。その上、酸
法の場合には、得られるペクチン質の分離が容易
であること、エタノールのような高価な有機溶媒
を必要としないこと、カルシウムなどの爽雑物の
混入が少ないことなどの特徴を有しており、ミカ
ン缶詰廃液からペクチン質の分離除去のみなら
ず、高品質のペクチン質の製造方法としても極め
て優れている。
実験2 ミカン缶詰廃液からの酸法によるペクチ
ン質分離に与えるPHの影響 実験1に用いた供試液10mlに0.1N塩酸を加え
てPH0.7〜4.5とし、更に脱イオン水を加えて全容
を20mlとして室温で30分間放置した後、実験1(A)
と同様に処理してペクチン質の回収率を求めた。
その結果を第2図に示した。
第2図の結果から明らかなように、ミカン缶詰
廃液からペクチン質の回収には、3以下のPHとす
るのがよく、なかでもPH2〜3での回収率は約60
%以上と高く、とりわけPH2.4〜2.9では70〜90%
もの高い回収率である。
実験3 ミカン缶詰廃液からの酸法によるペクチ
ン質分離に与えるペクチン質濃度の影響 実験1に用いた供試液を脱イオン水で希釈また
は濃縮してペクチン質濃度0.05W/V%、
0.1W/V%、0.2W/V%、0.4W/V%、
0.6W/V%の試験液を調製した。
これら試験液を用いて、実験1(A)と同様に処理
してペクチン質の回収率を求めた。その結果を第
3図に示した。
第3図の結果から明らかなように酸法によると
廃液中のペクチン質含量が0.2W/V%を越え高
濃度になるにつれてペクチン質の回収率が高ま
る。
このことは、ミカン缶詰工場において酸液及び
アルカリ廃液がミカンのじようのう剥皮に循環利
用され、それらの廃液中にはペクチン質が0.2〜
1.5W/V%程度含有していることを考慮すれば、
特に好都合である。
以下、2〜3の実施例を述べる。
実施例 1 ミカン缶詰工場で、じようのう剥皮工程に使用
された酸廃液(PH1.3、相対粘度7.14、ペクチン
質1.00W/V%含有)に、カセイソーダ液を加え
撹拌しながら室温でPH7.5を1時間維持した。
本液を遠心脱水機にかけ浮遊物を除去し、得ら
れる液に塩酸液を加えてPH2.7とし30分後に軽
く遠心脱水してペクチン質を約90%の回収率で分
離した。
このようにして得られる液は、粘性も低く、
炭酸ソーダで中和した後、活性汚泥処理した。そ
の結果、汚泥が浮遊する心配もなく極めて容易に
処理することができた。
実施例 2 ミカン缶詰工場で、じようのう剥皮工程に使用
されたアルカリ廃液(PH12.2、相対粘度2.23、ペ
クチン質0.35W/V%含有)に、硫酸液を加えPH
2.8とし、30分後に過してペクチン質を約75%
の回収率で分離した。
このようにして得られる液は、粘性も低く、
アンモニア水で中和した後、活性汚泥処理した。
その結果、汚泥が浮遊する心配もなく極めて容易
に処理することができた。
また、ペクチン質を分離して得られた液を用
いて、酵母を培養し酵母菌体を採取した。すなわ
ち、その液をアンモニア水でPH4.0に調整した
後、常法に従つて、酵母(Saccharomyces
uvarnm IFO 0565)を植菌し、30℃で10時間通
気撹拌培養し、次いで遠心分離し、沈澱部に酵母
菌体を培地中の糖に対して固形物当り約60%の収
率で採取した。上清は、そのままで容易に活性汚
泥処理できた。
このようにして得られた酵母菌体は、例えば食
糧用、飼糧用の蛋白源、ビタミン源などとして、
さらにはα−グルコシダーゼなどの酵母源などと
して有利に利用できる。
実施例 3 ミカン缶詰工場で、じようのう剥皮工程に使用
された酸廃液とアルカリ廃液とを混合してPH9.5
の混合液(相対粘度4.45、ペクチン質0.61W/V
%含有)を調整し、30分後に実施例1と同様に処
理してペクチン質を約85%の回収率で分離した。
また、ここで得られた液は、実施例1と同様
に極めて容易に廃液処理することができた。
実施例 4 ミカン缶詰工場のじようのう剥皮工程で使用し
た酸処理後の洗水とアルカリ処理後の洗水などを
含む総合廃液(PH11.3、相対粘度3.52、ペクチン
質0.31W/V%含有)に、塩酸液を加えPH2.6に
調整しつつ連続的に遠心脱水し、ペクチン質を約
70%の回収率で分離した。
このようにして得られた液、実施例2と同様
に活性汚泥法により極めて容易に処理することが
できた。
実施例 5 実施例1の方法で得られたペクチン質を原料と
し、これを水に溶解し、カセイソーダ溶液でPH
4.0に調整した後、活性炭0.5W/V%を加えて脱
色過し、この液にエタノールを50V/V%に
なるように加えて遠心脱水した。その残渣を再び
水に溶解し、次いで同様にエタノールを加えて遠
心脱水し、得られる残渣を真空乾燥し、粉末化し
て精製ペクチン質を原料ペクチン質に対して固形
物当り約70%の回収率であつた。
このようにして得られた精製ペクチン質は、J.
Food Sci.,Vol.32,197(1967年)に記載される
方法に準じて測定したところ分子量120000±
30000のペクチン酸であつた。
本品は、市販のペクチン酸乃至低メトキシルペ
クチニン酸と同様に各種飲食品、化粧品、医薬品
などに有利に利用できる。
実施例 6 実施例5の方法で得た精製ペクチン質粉末30g
に無水メタノール900ml及び30W/W%濃塩酸100
mlを加えて混合し、30℃で48時間密封してエステ
ル化反応を行なわせた。反応終了後、これをグラ
スフイルターで過し、得られる残渣を70V/V
%エタノールで3回洗浄し、次いで水1に溶解
し、アンモニア水でPH6.0に調整し、これにエタ
ノールを60V/V%になるように加え沈澱させた
後過し、得られた残渣はアセトンで洗浄した後
真空乾燥し粉末化して高メトキシル化したペクチ
ン質を原料精製ペクチン質に対し約90%の収率で
得た。
このようにして得られたペクチン質は、実施例
5のペクチン酸と比較して分子量の低下は見られ
なかつた。
本品は、市販のメトキシルペクチニン酸と同様
に各種飲食品、化粧品、医薬品などに有利に利用
できる。
実施例 7 実施例3の方法で分離採取したペクチン質を無
水メタノールで洗浄した後、実施例6と同様にし
てエステル化反応させ、高メトキシル化したペク
チン質を約85%の収率で得た。
本ペクチン質は、分子量100000±20000で、市
販の高メトキシルペクチニン酸と同様に各種飲食
品、化粧品、医薬品などに有利に利用できる。
【図面の簡単な説明】
図において、第1図は1例を示すミカン缶詰の
製造工程図、第2図はミカン缶詰廃液からペクチ
ン質を分離する際におけるPHの影響を示すグラ
フ。第3図はミカン缶詰廃液からペクチン質を分
離する際におけるペクチン質濃度の影響を示すグ
ラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミカン缶詰廃液の処理に際して、酸廃液を
    7.0を越えるPHとし若しくは酸廃液とアルカリ廃
    液との混合液を7.0を越えるPHとして又はアルカ
    リ廃液に対し、酸を含有せしめて3以下のPHとし
    た後、ペクチン質を分離除去し、得られる上清又
    は液を活性微生物利用法にて処理することを特
    徴とするミカン缶詰廃液の処理方法。 2 3以下のPHが、PH2〜3の範囲であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のミカン缶
    詰廃液の処理方法。 3 ミカン缶詰廃液の処理に際して、酸廃液を
    7.0を越えるPHとし若しくは酸廃液とアルカリ廃
    液との混合液を7.0を越えるPHとして又はアルカ
    リ廃液に対し、酸を含有せしめて3以下のPHとし
    た後、ペクチン質を分離採取することを特徴とす
    るペクチン質の製造方法。 4 3以下のPHが、PH2〜3の範囲であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載のペクチン
    質の製造方法。
JP57065955A 1982-04-19 1982-04-19 ミカン缶詰廃液の処理方法及びミカン缶詰廃液からペクチン質を製造する方法 Granted JPS58186491A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57065955A JPS58186491A (ja) 1982-04-19 1982-04-19 ミカン缶詰廃液の処理方法及びミカン缶詰廃液からペクチン質を製造する方法
US06/468,774 US4461890A (en) 1982-04-19 1983-02-22 Method for the treatment of waste fluids from orange canneries and process for recovering pectic substance therefrom

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57065955A JPS58186491A (ja) 1982-04-19 1982-04-19 ミカン缶詰廃液の処理方法及びミカン缶詰廃液からペクチン質を製造する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58186491A JPS58186491A (ja) 1983-10-31
JPH02991B2 true JPH02991B2 (ja) 1990-01-10

Family

ID=13301910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57065955A Granted JPS58186491A (ja) 1982-04-19 1982-04-19 ミカン缶詰廃液の処理方法及びミカン缶詰廃液からペクチン質を製造する方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4461890A (ja)
JP (1) JPS58186491A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2145103B (en) * 1983-08-11 1987-04-29 Procter & Gamble Absorbent vegetable material and process for making same
US4737582A (en) * 1985-06-28 1988-04-12 The Procter & Gamble Company Absorbent vegetable materials
IT1264321B (it) * 1992-01-13 1996-09-23 Mini Ricerca Scient Tecnolog Esteri di acidi pectici e pectinici, procedimento di preparazione e loro applicazioni farmaceutiche e biosanitarie
JP5288347B2 (ja) * 2008-10-16 2013-09-11 国立大学法人高知大学 ペクチン含有廃水の浄化方法
US8592575B2 (en) 2011-06-06 2013-11-26 Cp Kelco Aps Process for extraction of pectin
CN111410362A (zh) * 2020-03-27 2020-07-14 普洱普蓝环境咨询有限公司 一种处理咖啡初加工废水的方法
CN114380926B (zh) * 2021-12-21 2023-05-23 浙江工商大学 从柑橘加工水中回收柑橘果胶的方法及其用途
CN114315034B (zh) * 2021-12-30 2022-12-16 华夏碧水环保科技股份有限公司 一种柠檬加工废水处理系统及工艺

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2132065A (en) * 1938-10-04 Pectate and method of making same
US1991242A (en) * 1930-08-15 1935-02-12 Fruit Growers Exchange Ca Disposal of industrial wastes
US2635095A (en) * 1949-04-08 1953-04-14 New England Spectrochemical La Treatment of pectous waste
US3622559A (en) * 1967-11-01 1971-11-23 Sunkist Growers Inc Method for producing pectins having high resistance to breakage and high capability for gelling in the presence of calcium
US4065614A (en) * 1976-01-13 1977-12-27 Sunkist Growers, Inc. Intermediate amide pectins

Also Published As

Publication number Publication date
US4461890A (en) 1984-07-24
JPS58186491A (ja) 1983-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4547226A (en) Preparation of high fructose syrups from citrus residues
JP2016520093A (ja) 前処理ありのフェルラ酸の最適化抽出方法
AU2021104345A4 (en) A cost-saving and efficient pectin extraction process based on the citrus waste
RU2006118706A (ru) Способ снижения расхода извести при очистке сока сахарной свеклы
JPH02991B2 (ja)
JPH0633396B2 (ja) 甘蔗脂質成分の抽出法
CN114457132A (zh) 一种以大米为原料制备淀粉及无热变性蛋白粉的方法
CN113980153A (zh) 一种高粘度桃胶多糖的提取方法
JP6768970B2 (ja) ルブソシドの調製方法
CN109385414B (zh) 菠萝蛋白酶的纯化方法
US4488912A (en) Preparation of high fructose syrups from citrus residues
US6602985B1 (en) Extraction of zein protein from gluten meal
US2415439A (en) Purification of liquids by lignin
CN111362860B (zh) 一种从发酵液中提取色氨酸的方法
US20220056159A1 (en) Method for joint recovery of pectin from citrus peels and alkaline/acidic processing water from citrus canning
CN107602731B (zh) 一种提取菊芋中菊粉的工业化生产方法
US11679371B2 (en) Method for producing functionally improved carbolime
CN114539330B (zh) 一种罗汉果甜甙的提取方法及其应用
US6736903B2 (en) Method and apparatus for producing a work product
KR100359244B1 (ko) 감귤, 사과, 오렌지, 레몬 등의 껍질로부터 펙틴을 제조하는 방법
JPH0430401B2 (ja)
JPS6157520A (ja) フコイダン純度の高い溶液又は、フコイダンの製造方法
CN113831421B (zh) 一种灰树花菌丝体多肽和β-葡聚糖的联合制备方法
JP2573937B2 (ja) 水産物の煮熟液の処理方法
JPS639521B2 (ja)