JPH0299167A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPH0299167A
JPH0299167A JP24912388A JP24912388A JPH0299167A JP H0299167 A JPH0299167 A JP H0299167A JP 24912388 A JP24912388 A JP 24912388A JP 24912388 A JP24912388 A JP 24912388A JP H0299167 A JPH0299167 A JP H0299167A
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JP
Japan
Prior art keywords
paint
coat
drying
coating
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP24912388A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamitsu Nakahama
中浜 忠光
Takakazu Yamane
貴和 山根
Yoshio Tanimoto
谷本 義雄
Toshifumi Ogasawara
小笠原 敏文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塗装方法に関するものである。
(従来技術) 被塗物例えば自動車ボディの外表面を吹付けにより塗装
する場合、被塗物に付着しているゴミを除去する準備工
程と、被塗物に塗料を吹付は塗布する工程と、塗布され
た塗料を乾燥させる乾燥工程とを有する。この乾燥工程
は、一般に、セツティング工程と焼付工程との2段階で
行なわれ、セツティング工程は、焼付工程の前において
、この焼付工程よりも低い温度、例えば常温あるいは仮
焼付けとも呼ばれるように40°〜60°Cの温度雰囲
気で行われる(焼付工程での焼付温度は通常140℃前
後)。
そして、被塗物は、通常、台車等の搬送手段により搬送
されつつ上記準備工程、塗装工程および乾燥工程を経る
ことになるが、被塗物の姿勢は、各工程において所定の
姿勢を保持したまま行われている。
ところで、塗装面の品質を評価する1つの基準として、
平滑度(平坦度)があり、この平滑度が大きい程塗装面
の凹凸の度合が小さくて、良好な塗装面となる。この塗
装面の平滑度を向上させるには、塗膜の厚さ、すなわち
塗布された塗料の膜厚を大きくすればよいことが既に知
られている。
一方、塗装面の品質を阻害するものとして、塗料の“ダ
レ”がある。このダレは、重力を受けることによって塗
布された塗料が下方に太き(流動することにより生じ、
1回に塗布する塗料の膜厚が大きい程“ダレ”を生じ易
くなる、この“ダレ”の原因は、つまるところ重力の影
響であるため、被塗物のうち上下方向に伸びる面すなわ
ちいわゆる縦面において生じ易いものとなる。例えば、
被塗物として自動車のボディな考えた場合、横面となる
ボンネットやトランクリッドにおいてはダレが生じにく
い反面、立面となるフェンダについてはダレが生じ易く
なる。
したがって、塗料の“ダレ”かさ程問題とならない被塗
物の水平方向に伸びる而すなわちいわゆる横面は、塗布
する塗料の厚さを縦面よりも大きくすることが可能であ
る。また、横面に対する塗膜の厚さと縦面に対する塗膜
の厚さをたとえ同じにしても、横向ではダレには至らな
い程度の塗料の若干の流動によって凹凸が小さくなり、
縦面における平滑度よりも良好な平滑度が得られること
になる。
−L述のような観点から、従来は、の塗料の“ダレ”を
防止しつつ極力平滑度の大きい塗装面を得るため、極力
流動性の小さい(粘性の小さい)塗料を用いて塗装を行
なうようにしていた。そして、縦面において塗料の“ダ
レ”が生じるいわゆいる“ダレ限界”は、従来の熱硬化
型塗料では塗膜の厚さで40μm程度が最大であった。
より具体的には、熱硬化型塗料の“ダレ”は、セツティ
ング工程初期と焼付工程初期、特に焼付工程初期に生じ
易く、この時期に“ダレ”が生じないように、塗装工程
で塗布される塗料の厚さが決定され、この決定された厚
さの最大値すなわちダレ限界値が40μm程度となる。
したがって、絶対的により一層平滑度の大きい塗装面を
得ようとすれば、従来の塗装方法では、例えば2回塗り
等、塗装工程から焼付工程に至るまでの一連の工程を複
数回繰り返して行なう必要があった。
一方、最近では、被塗物を2色に塗り分けることが行わ
れている。例えば自動車用ボディにおい々望。
ては、その下部色と上部色とgHいに異なるいわゆるツ
ートンカラータイプのものが多くなっている。このよう
なツートンカラーのものを得るには、従来、中塗り塗装
面の表面に部分的に、すなわち例えば下部色として、第
1の色の上塗り塗料を吹付けてこれを乾燥させた後、残
る部分に第1の色とは異なる第2の色の上塗り塗料を1
4例えば上部色として吹付けてこれを乾燥させることに
より行なわれる。
(発明が解決しようとする問題点) 11;1述した吹付けにより塗装を行なう場合に問題と
なるダレ限界というものを克服して、同じ塗膜の厚さで
あればより平滑度の優れた塗装面が得られるようにした
塗装方法を本出願人は開発した。
すなわち、塗料を吹付けによる塗布する際の塗膜の厚さ
をダレ限界以−トの厚さとする一方、塗布された塗料が
ダレが生じなくなるまで硬化するまでの間、被塗物な略
水平軸線回りに回転させるようにした塗装方法を開発し
た。この塗装方法によれば、被塗物の回転によって塗料
に作用する(R力の方向を変更してダレ発生を防止しつ
つ、塗料の大きな流動性というものを積極的に利用して
、同じ塗膜の厚さであればより平滑度の優れた塗装面を
得ることができる。
ところで、最終的に得られる塗装面の平滑度を向上させ
るため、−1−塗りが完了された」二にさらにクリア塗
料を吹付け、このクリア塗料をダレ限界以上の厚さとす
ると共に被塗物の回転を利用してダレ発生を防止しつつ
乾燥させることが考えられている。そして、この場合、
最終的に得られる塗装が前述したツートン式のものとす
ることが考えられる。
しかしながら、この場合は、下塗りの乾燥と。
中塗りの乾燥と1例えば上部色と下部色との2つの上塗
り塗料の各々の乾燥と、さらにクリア塗料の乾燥との5
つの乾燥工程が必要になってくる。
したがって、本発明の目的は、最終的に得られる塗装面
の色が複数色に色分けされ、かつ最上層の塗料としてク
リア塗料を用いるのを前提として、乾燥工程の数を極力
少なくしつつより平滑度の優れた塗装面が得られるよう
にした塗装方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため1本発明にあっては次のような構成としであ
る。
すなわち、下塗りが完了された被塗物に対して、所望色
の中塗り塗料を吹付けにより塗布してカラー中塗りを行
なう中塗り工程と、 1r1記中塗り塗料を乾燥させる中塗り乾燥工程と。
前記中塗り塗料の表面に、部分的に、該中塗り塗料と異
なる色の上塗り塗料を吹付けにより塗布する第1上塗り
工程と、 前記第1上塗り工程で塗布された上塗り塗料を乾燥させ
る第1上塗り乾燥工程と、 前記中塗り塗料の表面および前記上塗り塗料の表面に、
それぞれ、クリア塗料を吹付けにより塗布する第2上塗
り工程と、 前記クリア塗料を乾燥させる第2上塗り乾燥工程と、 を備え。
前記第2上塗り工程で塗布されるクリア塗料の厚さがダ
レ限界以上の厚さとされ。
前記第2上塗り乾燥工程では、前記クリア塗料がダレを
生じなくなるまで乾燥するまでの間、被塗物が略水平軸
線回りに回転される、 ような構成としである。
このような構成とすることにより、最終的に得られる塗
装面は、第1上塗り工程での上塗り塗料の色と、中塗り
塗料の色との複・数色に色分けされることになる。勿論
、第2上塗り工程で用いられる上塗り塗料としてただ一
種類のみとすれば全体としてツートンカラーとなるが、
この上塗り塗料として2種類以上を用いて互いに異なる
部分に塗布すれば、全体として3種類以上の色分けされ
たものが得られる。
そして、中塗り塗料の色を最終的な色として利用するた
め、乾燥工程が全体としてl工程分低減されることにな
る。
勿論、被塗物に塗布された塗料に対して作用する重力の
方向が、被塗物な略水平軸線回りに回転させることによ
って変更されるため、塗料は、ダレ゛を生じることなく
乾燥されることになる。
このことは、1回当りに塗布するクリア塗料の膜厚を従
来よりもはるかに厚くして、平滑度が従来限界とされて
いたレベルをはるかに越えた極めて良好な塗装面を得る
ことができる。また、クリア塗料を従来と同じような塗
膜の厚さとした場合でも、塗料の流動性を利用して凹凸
のより小さいものすなわち平滑度のより大きい優れた塗
装面とすることができる。さらに、同じ平滑度例えば従
来の塗装方法で得られる平滑度と同等の平滑度を有する
塗装面を得ようとすれば、クリア塗料の膜厚を薄くする
ことができ、この薄くし得る分だけ使用する塗料の量を
低減することができる。
ここで、塗料の吹付けは、静電塗装による吹付けでもよ
い。また、塗料のダレは、塗料を吹付けた状態で放置し
たときに目視によって確認し得る程度の塗料の移動をい
い(塗料が硬化したときに筋状となって表われる)、一
般には2mm程度の塗料の移動が確認されたときにダレ
が生じたものとされる。したがって1、ダレ限界以上の
厚さに塗料を吹付けるということは、そのまま放置して
おけば少なくとも2mm程度の塗料の移動が生じるよう
な厚さとすることになり、用いる塗料の流動性が大きい
ほどダレ限界の厚さは小さくなる。このダレ限界以−に
の厚さとするには、1回の吹付けにより行なってもよく
(1ステージ吹き)、2回あるいは3回以上の吹付けに
よって最終的にダレ限界以」二の厚さとしてもよい(多
重ステージ吹き) さらに、被塗物の略水乎軸線回りの
回転は、重力の作用によって塗料に大きな移動が生じな
いようにすればよいので、塗料がダレを生じるような大
きな流動状態を有しなくなるまで間すなわち塗料が硬化
するまでの間、所定の一方向へ連続しであるいは断続し
て行なうようにしてもよく、また正逆回転を連続しであ
るいは断続して行なうこともできる。被塗物の回転角度
範囲としては、ダレ限界上の厚さに塗料が吹付けられた
任意の部分に対して重力の作用する方向が反転するよう
にすればよく、270″′あれば十分である。そして、
被塗物の回転軸線は、真の水平軸線に対して30度程度
の範囲で傾いていてもよく、この回転軸線を揺動させる
こともできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
i本立AI 第1図は、被塗物としての自動車用ボディWを塗装する
場合の全体工程を示してあり、各工程をP1〜P8で示
しである。
先ず、電着塗装によって既知のように下塗りが完了され
たボディWが、台車りに保持されつつ中塗り工程PIに
送り込まれる。この中塗り工程P1では、ボディWの外
表面全体に、所望の色の中塗り塗料が吹付けにより塗布
される。この後、中塗り乾燥工程P2で、セツティング
および引続く焼付けによって、中塗り塗料が十分に乾燥
される。
中塗り乾燥工程P2の後、マスキング工程P3において
、第16図に示すように、ボディWの下部(図中ハツチ
ングを施した部分)にマスキングを行う。この後、第1
上塗り工程P4において、ボディWの上部に対して、中
塗り塗料とは異なる色の第1上塗り塗料を吹付けにより
塗布する。この後、マスキング除去工程P5においてマ
スキングが除去された後、第1上塗り乾燥工程P6にお
いて、セツティングおよび引続く焼付けによって、第1
上塗り塗料が十分に乾燥される。
工程P6の後、第2上塗り工程P7において、ボディW
の外表面全体、すなわち工程PIで中塗り塗料が塗布さ
れた全面に、クリア塗料が吹付けによって塗布される。
このようにして、クリア塗料は、第1上塗り塗料の表面
、およびこの第1上塗り塗料が塗布されていないボディ
Wの下部にある中塗り塗料の表面に対して共に、塗布さ
れることになる。
ト記第2F塗り工程P 7では、塗布されるクリア塗料
の厚さは、ダレ限界以上の厚さとされる。
そして、第2乾燥工程138において、セツティングお
よび引続く焼付けによって、クリア塗料が十分乾燥され
る。この第2上塗り乾燥工程P8では、クリア塗料がダ
レを生じなくなるまで乾燥するまでの間、第2図に示す
ようにボディWが略水平軸回りに回転される。
なお、実施例では工程r’l、P4での塗布厚さはダレ
限界以内の厚さとされ、したがって工程P2、P6での
乾燥工程ではボディWは回転されない。
ここで、第17図、第18図には、前述した工程PI〜
P8を経た後の塗膜層全体の断面を示しである。この両
図において、C1が下塗り層であり、C2が中塗り層で
ある(ボディWの下部色を構成)。また、C3が第1上
塗り層すなわちボディWの上部色を構成するもので、第
17図は2コート・lベークの場合を、第18図はlコ
ート・1ベークの場合を示している。さらに、C4がク
リア塗料層を示すものである。なお、第17図、第18
図では、塗膜全体の厚さがほぼ均一となるように、第1
上塗り塗料層C3表面上のクリア塗料層C4の厚さβ1
は、中塗り塗料層02表面上に塗布されたクリア塗料層
C4の厚さ氾2よりも薄くしであるが、該両者β1と氾
2とはほぼ同じ厚さとするようにしてもよい。勿論、少
なくともβlの厚さは、ダレ限界以上の厚さとされる。
1)d「庄辺Ju本丘 さて次に、第17図あるいは第18図に示すような塗膜
を得るための具体的な例について説明する。
先ず、第17図のような塗膜とする場合(第1ト塗り塗
料層C3が2コート・1ベークの場合)について説明す
る。
(1)下塗り塗料 カチオン電着 焼付け=170℃×30分 膜厚:20±2μm (2)中塗り 樹脂:エポキシ変性オイルフリーポリエステル 顔料・色相:不揮発分中の重量%で、チタン白0.5%
、カーボンブラック 2.0%、シャニンブルー 6.0%、シンカシャレッド 2.0%、マンセル値8PB 1.5/2 吹付粘度:25抄/20℃ (フォーフオカップNo、4) 静電塗装:ミニベル 回転数22,0OOr、p、m。
シェーピングエア圧 2.0kg/cm2電圧90KV ガン距離30cm 1ステージ吹き ボディWの搬送速度5.5m/分 膜厚:35土5μm セツティング28分(常温) 焼付=140℃×25分 (2)第1上塗り ベース塗料(下層) 樹脂:アクリルメラシン(シルバー) 顔料ニアルミ粉(20,0重量%) 吹付粘度:13秒/20℃ (フォードカップNo、4) 静電塗装:エア霧化 、゛ 霧化エア圧4.0kg/cm2 電圧60KV ガン距離30cm 2ステージ吹き 膜厚:20±4μm クリア塗料(上層) ベース塗料吹付後のインターバル:5分樹脂ニアクリル
メラミン 吹付粘度:24秒/20℃ ()オードカップNo、4) 静電塗装:中塗りと同条件 膜厚:35±5μm セツティング:12分(常温) 焼付:140℃×25分 ボディWの搬送速度:5.5m/分 (3)第2上塗り(クリア) 樹脂ニアクリルメラミン 吹付粘度:22秒/20℃ ()オードカップNo、4) 静電塗装:中塗りと同条件 ボディWの搬送速度:2.5m/分 膜厚:60±5μm セツティング=15分(常温) 焼付=140℃×30分 ボディWの回転:セツティング全期間および焼付初期1
0分間回転 数10rpm 一方、第18図に示すように、第1上塗り塗料層C3を
1コート・1ベークとしたものにおいては、第1上塗り
の条件が次の通りである(下塗り、中塗り、第2上塗り
は、第17図の場合と同じ)。
樹脂:アルキッドメラシン(ホワイト)顔料二重量%で
、チタン白35.0%、カーボンブラック0.1%、マ
ビュイエロー 0.2% 吹付粘度:22秒/20℃ (フォードカップNo、4) 膜厚:40±5μm その他は第17図の場合と同じ条件 塗  さとダレ  と   と    どの第3図は、
熱硬化型塗料を例にして、塗膜厚さがダレ限界に与える
EYEについて示すものである。この第3図では、塗膜
厚さとして、40μm、53μm、65μmの3通りの
場合を示しである。このいずれの厚さの場合も、セツテ
ィング工程初期と焼付工程初期との両方の時期に。
“ダレ”のピークが生じることが理解される。また、ダ
レ限界は、通常1分間に1〜2mmのダレを生じるとき
の値をいうが(目視して2mm/分以上のダレを生じる
と塗装面が不良とされる)、このダレ限界以下の範囲で
得られる最大の塗膜厚さは、従来の塗料で40μm程度
である。
方、第4図は、ボディWを水平方向に回転させるときと
そうでないときとの、平滑度に与える影響を示しである
。その第4図中Aは、ボディWを回転させない状態を示
しである(従来の塗装方法)。第4図Bは、ボディWを
90°回転させた後逆転させる場合を示しである(第2
図 (a)と(c)との間で正逆回転)。第4図Cは、
ボディWを+35°回転させた後逆転させる場合を示し
である(第2図(a)と(d)との間で正逆回転)。第
4図りは、ボディWを180@回転させた後逆転させる
場合を示しである(第2図(a)と(e)との間で正逆
回転)。第4図Eは、ボディWを連続して同一方向に回
転させる場合を示しである(第2図(a)、(b)、(
c)(i)の順の姿勢をとり、再び(a)へと戻る)。
この第4図から明らかなように、同じ塗膜の厚さであれ
ば、ボディWを回転させた方が(第4図B、C,D、E
)、回転させない場合(第4図へ)よりも、平滑度の太
きものが得られる。また、同じ回転でも、360”同一
方向に回転させるのが平滑度を高める上では好ましいこ
とが理解される。勿論、ボディWの回転無しの場合は、
塗膜の厚さに限界をきたすため、平滑度を大きくするに
は限度がある。
ちなみに、塗膜の厚さを65μmとしてボディWを36
0°回転させる場合には、得られる平滑度は、写像鮮映
度1.0でr87J  (PGD値で1.0の下限値)
である。また、塗膜の厚さを40μmとした場合には、
ボディWの回転無しの場合は1.Gでr58J  (P
GD値で0.7の下限値)であるのに対し、ボディWを
360°回転させた場合は1.Gでr68J  (PG
D値で0.8の下限値)である。
なお、既知のように、写像鮮映度におけるIG(イメー
ジクロス)は、鏡面(黒ガラス)を100とし、それに
対する鮮映度の比率を示すものであり、PGDは反射映
像の識別度を1.0から低下するに従って塗装面の平滑
度が低下する値である。
第3図、第4図に示したデータの試験条件は、次の通り
であるが、この試験条件は、P2で上塗りを行なう場合
の条件を示しである。
a、塗料:メラミンアルキッド(ブラック)粘度:フォ
ードカップ#4で 22秒/20@C b、塗膜機:ミニベル(16、OOOrpm)シェーピ
ングエア 2.0kg/cmt C8吐出量=2回に分けての吹付けで、第1回目、、、
1oocc/m i n第2回目 150〜200cc/m i n d、セツティング時間:10分×常温 e、焼付条件    =140°CX25分子、下地平
滑度: 0.6 (PGD値)(中塗、PEテープ上) g0回転または反転作動域: セツティング(10分)〜焼付け(10分)h、被塗物
ニー辺30cmの角筒体の側面に塗装、中心で回転可能
に支持 i、被塗物の回転速度:6rpm、30 r pm、6
0rpmの3通りで行なったが、回転速度の相違による
差異は事実上生じなかった。
(以下余白) 阿、11五月 次に、ボディWを台i1i [)に対して水平方向に回
転可能に支持させるために用いる治具の具体例について
説明する。
第5図は、ボディWの前部に取付けられる0;I側のr
6具IFを示す。この治具IFは、左右一対の取付用ブ
ラケット2と、この左右の各ブラケット2に溶接された
左右一対のステー3と、左右−対のステ−3同士を連結
する連結バー4と、連結バー4に一体化された回転軸5
と、を有する。このような治具11?は、そのブラケッ
ト2部分を、ボディWの前部強度部材、例えばフロント
サイドフレーム11の前端部に固定される。すなわち、
フロントサイドフレーム+1には1通常バンバ(図示略
)取付用のブラケット12が溶接されているので、この
ボディ前側のブラケット12に対して、上記ブラケット
2をボルト(図示略)を利用して固定する。
一方、ボディWの後部に取付けられる後側の治具IRを
、第6図に示しである。この後側の治具1Rも前側の治
具II’と同じような構成とされ、この07i側治具I
Fに対応した構成要素には同一符号を付しである。この
後側の治具IRのボディWに対する取付けは、そのブラ
ケット2をボディW後端部にある強度部材としてのフロ
アフレーム13に対してボルトによって固定することに
より行なわれる。勿論、上記フロアフレーム13後端部
には、一般にバンバが取付けられる関係ト該バンバ取付
用のブラケットがあらしめ溶接されているので、このバ
ンバ取付用ブラケットを利用して後側治具IRの取付を
行なうこともできる。
上記1前後の治具IFとIRとは、ボディWに対する取
付状態において、その回転軸5同士がボディWの前後方
向に伸びる同一直線上に位置するようにされる。この同
一直線がボディWの回転軸線βとなるもので、好ましく
は、この回転軸線βがボディWの重心G(第7図参照)
を通るようにされている。なお、回転軸線βが重心Gを
通ることにより、ボディWの回転の際に、回転速度の大
きな変動が防止される。これにより、ボディWには、回
転変動に伴なう衝撃が発生するのが防止され、ダレ防止
上より好ましいものとなる。
なお、前後の治具IF、1Rは、車種(ボディWの種類
)に応じて専用のものがあらかじめ用意される。
ボディWを回転させる機能を備えた台車である。
第7図において、台車りは基台21を有し、この基台2
1に取付けられた車輪22が、路面23−Lを走行され
る。この基台21は、走行方向前側から後側(第7図右
側から左側)へ順次、それぞれE方へ向けて伸びる1本
の前支柱24.2本の中間支柱25.26、および1本
の後支柱27を有し、中間支柱25.26と後支柱27
との間が、前後方向に大きく間隔のあいた支持空間28
とされている。
ボディWは、E記支持空間28に配設され、その前部が
、前治具IFを利・用して中間支柱26に対して回転自
在に支持される一方、その後部が、後治具IRを利用し
て後支柱27に回転自在に支持される。
前後の治具IF、IR(の回転軸5)は、上下方向から
支柱26.27に対して係脱自在とされると共に、後側
の治具1Rが回転軸線℃方向に不動として係合される。
このため、中間支柱26にはその上端面に開口する切欠
き26aが形成される一方(第10図〜第12図参照)
、後支柱27にはその上端面に開口する切欠き27aが
形成されている(第10図、第14図、第15図参照)
。この両切欠き26a、27aは、治具IF、IRの回
転軸5が嵌合し得る大きさとされている。そして、後側
治具IRの回転軸5にはフランジ部5aが形成される一
方、後支柱27には前記切欠き27aに連通ずるフラン
ジ部5aに対応した形状の切欠き27bが形成されてい
る。これにより、後治具IRは、後支柱27の切欠き2
7a、27bに対して、上下方向から係脱されると共に
、フランジ部5aのストッパ作用によって後支柱27に
対して前後方向に不動とされる。なお、ボディWに対す
る回転力の付与は、+iiJ側治具1[?の回転軸5を
介して行われ、このため*?ij治具] I”の回転軸
5先端部には、後述する接続部5b(第5図をも参照)
が形成されている。
基台2Iからは、下方へ向けてスデー29が突設され、
このスデー29の下端部に、牽引用ワイヤ30が連結さ
れている。このワイヤ30は、エンドレス式とされて、
図示を略す千−夕により方向に駆動され、これにより台
+lj oが所定の搬送方向に駆動される。勿論、上記
モータは、防爆の観点上安全な箇所に設置されている。
ボディWの回転は、台1[r)の移動を利用して、すな
わち台車りの走行路面23に対する変位を利用して行わ
れる。この台車りの変位を回転として取出すための回転
取出機構31が、次のようにして構成されている。すな
わち、回転取出機構31は、基台21に1下方向に伸ば
して回転自在に支持された回転軸32と、回転軸32の
下端部に固定されたスプロケット33と、スプロケット
33に噛合されたチェーン34と、から構成されている
。このチェーン34は、]γ1記ワイヤ30と並列に、
走行路面23に対して不動状態で配設されている。これ
により、台車りがワイヤ30を介して牽引されると、チ
ェーン34が不動であるため5このチェーン34に噛合
うスプロケット33したがって回転軸32が回転される
1−記回転軸32の回転を、前側治具I F (の回転
軸5)に伝達するための伝動機構:35が、次のように
して構成されている。すなわち、伝動機構35は、前記
11」支柱24の後面に固定されたケーシング36と、
ケーシング36に横方向(ij?f後方向)に伸ばして
回転自在に支持された回転軸37と、この回転軸37と
前記上回転軸32とを連動させる一対のベベルギア38
.39と、 +iiJ記中間支柱25に対して回転自在
かつ前後方向に摺動自在に保持された連結軸40と、を
有する。この連結軸40は、回転軸37に対してスプラ
イン結合され(この係合部を第7図中符号41で示す)
これにより回転軸32が回転されると、連結軸40も回
転されることになる。勿論、回転軸37と連結軸40と
は、回転軸線β上に位置するように設置されている。
前記連結軸40は、前側治具IFの回転軸5に対して、
係脱される。すなわち、第10図〜第12図に示すよう
に、1■1治具IF用回転軸5の先端部には、十字形の
接続部5bが形成される一方、連結軸40の端部には、
第10図、第13図に示すようにこの接続部5bががた
つきなく嵌合される係合凹所40cを何するボックス部
40aが形成されている。したがって、例えば空気圧式
のシリンダ42によってロッド43を介して連結軸40
を摺動させることによって、−11記ボックス部40a
(係合凹所40c)と接続部5bとが係脱され、その係
合時に連結軸40と回転軸5とが一体回転可能とされる
。なお、上記ロッド43は、第10図に示すように、連
結軸40の回転を阻害しないように、ボックス部40 
aの外周に形成された環状溝40b内に嵌入されている
以上のような構成によって、連結軸40を第7図右側へ
変位させた状態で、ボディWを台i[[)に対して下降
させることにより、前後の治具11−′、I nの各回
転軸5が、中間支柱26.27によって回転自在かつ1
i1後方向に不動状態で支持される。この後、連結軸4
0(係止凹所40c)が、前治具I F’における回転
軸5(の接続部5b)に係合される。これにより、台車
りをワイヤ30を介して牽引すれば、ボディWが所定の
水゛「軸線℃を中心にして回転されることになる。なお
、ボディWの台車りからの取外しは、1−記した手順と
は逆の手順で行えばよい。
(発明の効果) 本発明は以ヒ述べたことから明らかなように、複数の色
に色分けされた塗装面を得るのに乾燥り稈の数を少なく
しつつ、全体として平滑度の優れた塗装面を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体上程図。 第2図は被塗物としての自動市川ボディが回転すること
に伴う姿勢変化の状態を示す図。 第3図、第4図は塗料の厚さとタレと塗装面の平滑度と
回転との関係を示すグラフ。 第5図、第6図はボディな回転させるために、用いる治
具の例を示す斜視図。 第7図はボディな回転させるようにしたボディ搬送用の
台車の一例を示す側面図。 第8図は台車の走行路下方の状態を示す一部切欠き平面
図。 第9図は第8図のX9−X9線断面図。 第10図は回転用治具と台車との結合部分を示す側面断
面図。 第1+図は第10図X1l−Xll線断面図。 第12図は第11図の平面図。 第13図は第10図(7)X I 3−X l 3線断
面図。 第14図は第10図+7)X14−XI4線断面図。 第15図は第14図の平面図。 第16図はボディの色分けの状態を示す図。 第17図、第18図は第16図のx−X線断面図。 PI〜P8:工程 W:ボディ(被塗物) ρ:回転軸線 D=搬送用台車 IF、IR:回転用治具 C1:下塗り塗料層 C2:中塗り塗料層 C3:第1上塗り塗料層 C4:クリア塗料層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下塗りが完了された被塗物に対して、所望色の中
    塗り塗料を吹付けにより塗布してカラー中塗りを行なう
    中塗り工程と、 前記中塗り塗料を乾燥させる中塗り乾燥工程と、 前記中塗り塗料の表面に、部分的に、該中塗り塗料と異
    なる色の上塗り塗料を吹付けにより塗布する第1上塗り
    工程と、 前記第1上塗り工程で塗布された上塗り塗料を乾燥させ
    る第1上塗り乾燥工程と、 前記中塗り塗料の表面および前記上塗り塗料の表面に、
    それぞれ、クリア塗料を吹付けにより塗布する第2上塗
    り工程と、 前記クリア塗料を乾燥させる第2上塗り乾燥工程と、 を備え、 前記第2上塗り工程で塗布されるクリア塗料の厚さがダ
    レ限界以上の厚さとされ、 前記第2上塗り乾燥工程では、前記クリア塗料がダレを
    生じなくなるまで乾燥するまでの間、被塗物が略水平軸
    線回りに回転される。 ことを特徴とする塗装方法。
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