JPH02111481A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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Publication number
JPH02111481A
JPH02111481A JP26268288A JP26268288A JPH02111481A JP H02111481 A JPH02111481 A JP H02111481A JP 26268288 A JP26268288 A JP 26268288A JP 26268288 A JP26268288 A JP 26268288A JP H02111481 A JPH02111481 A JP H02111481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
drying
spraying
stage
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP26268288A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Ogasawara
小笠原 敏文
Takakazu Yamane
貴和 山根
Yoshio Tanimoto
谷本 義雄
Tadamitsu Nakahama
中浜 忠光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP26268288A priority Critical patent/JPH02111481A/ja
Publication of JPH02111481A publication Critical patent/JPH02111481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塗装方法に関するものである。
(従来技術) 被塗物例えば自動車ボディの外表面を吹付けにより塗装
する場合、被塗物に付着しているゴミを除去する準備工
程と、被塗物に塗料を吹付は塗布する工程と、塗布され
た塗料を乾燥させる乾燥工程とを有する。この乾燥工程
は、一般に、セツティング工程と焼付工程との2段階で
行なわれ、セツティング工程は、焼付工程の前において
、この焼付工程よりも低い温度、例えば常温あるいは仮
焼付けとも呼ばれるように40°〜60”Cの温度雰囲
気で行われる(焼付工程での焼付温度は通常140℃前
後)。
そして、被塗物は、通常、台車等の搬送手段により搬送
されつつ上記準備工程、塗装工程および乾燥工程を経る
ことになるが、被塗物の姿勢は、各工程において所定の
姿勢を保持したまま行われている。
ところで、塗装面の品質を評価する1つの基準として、
平滑度(平坦度)があり、この平滑度が大きい程塗装面
の凹凸の度合が小さくて、良好な塗装面となる。この塗
装面の平滑度を向上させるには、塗膜の厚さ、すなわち
塗布された塗料の膜厚を大きくすればよいことが既に知
られている。
一方、塗装面の品質を阻害するものとして、塗料の“ダ
レ”がある、このダレは、重力を受けることによって塗
布された塗料が下方に大きく流動することにより生じ、
1回に塗布する塗料の膜厚が大きい程“ダレ”を生じ易
くなる、この“ダレ”の原因は、つまるところ重力の影
響であるため、被塗物のうち上下方向に伸びる面すなわ
ちいわゆる縦面において生じ易いものとなる。例えば、
被塗物として自動車のボディを考えた場合、横面となる
ボンネットやトランクリッドにおいてはダレが生じにく
い反面、立面となるフェンダについてはダレが生じ易く
なる。
したがって、塗料の“ダレ”かさ程問題とならない被塗
物の水平方向に伸びる面すなわちいわゆる横面は、塗布
する塗料の厚さを縦面よりも大きくすることが可能であ
る。また、横面に対する塗膜の厚さと縦面に対する塗膜
の厚さをたとえ同じにしても、横面ではダレには至らな
い程度の塗料の若干の流動によって凹凸が小さくなり、
縦面における平滑度よりも良好な平滑度が得られること
になる。
上述のような観点から、従来は、の塗料の“ダレ”を防
止しつつ極力平滑度の大きい塗装面を得るため、極力流
動性の小さい(粘性の小さい)塗料を用いて塗装を行な
うようにしていた。モして、縦面において塗料の“ダレ
”が生じるいわゆいる“ダレ限界”は、従来の熱硬化型
塗料では塗膜の厚さで401Lm程度が最大であった。
より具体的には、熱硬化型塗料の“ダレ”は、セツティ
ング工程初期と焼付工程初期、特に焼付工程初期に生じ
易く、この時期に“ダレ”が生じないように 塗装工程
で塗布される塗料の厚さが決定され、この決定された厚
さの最大値すなわちダレ限界値が40gm程度となる。
したがって、絶対的により一層平滑度の大きい塗装面を
得ようとすれば、従来の塗装方法では、例えば2回塗り
等、塗装工程から焼付工程に至るまでの一連の工程を複
数回繰り返して行なう必要があった。
一方、最近では、被塗物を2色に塗り分けることが行わ
れている。例えば自動車用ボディにおいては、その下部
色と上部色とが互いに異なるいわゆるツートンカラータ
イプのものが多くなっている。このようなツートンカラ
ーのものを得るには、従来、中塗り塗装面の表面全体に
、すなわち例えば下部色として、第1の色の上塗り塗料
を吹付けてこれを乾燥させた後、第1の色とは異なる第
2の色の上塗り塗料を、部分的に例えば上部色として吹
付けてこれを乾燥させることにより行なわれる。
(発明が解決しようとする問題点) 前述した吹付けにより塗装を行なう場合に問題となるダ
レ限界というものを克服して、同じ塗膜の厚さであれば
より平滑度の優れた塗装面が得られるようにした塗装方
法を本出願人は開発した。
すなわち、塗料を吹付けによる塗布する際の塗膜の厚さ
をダレ限界以上の厚さとする一方、塗布された塗料がダ
レが生じなくなるまで硬化するまでの間、被塗物を略水
平軸線回りに回転させるようにした塗装方法を開発した
。この塗装方法によれば、被塗物の回転によって塗料に
作用する重力の方向を変更してダレ発生を防止しつつ、
塗料の大きな流動性というものを積極的に利用して、同
じ塗膜の厚さであればより平滑度の優れた塗装面を得る
ことができる。
ところで、最終的に得られる塗装面の平滑度を向上させ
るため、上塗りが完了された上にさらにクリア塗料を吹
付け、このクリア塗料をダレ限界以上の厚さとすると共
に被塗物の回転を利用してダレ発生を防止しつつ乾燥さ
せることが考えられている。そして、この場合、最終的
に得られる塗装が前述したツートン式のものとすること
が考えられる。
しかしながら、この場合は、下塗りの乾燥と、中塗りの
乾燥と、例えば上部色と下部色との2つの上塗り塗料の
各々の乾燥と、さらにクリア塗料の乾燥との5つの乾燥
工程が必要になってくる。
したがって1本発明の目的は、最終的に得られる塗装面
の色が2色に色分けされ、かつ最上層の塗料としてクリ
ア塗料を用いるのを前提として、乾燥工程の数を極力少
なくしつつより平滑度の優れた塗装面が得られるように
した塗装方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため、本発明にあっては次のような構成としであ
る。
下塗り、中塗りが完了された被塗物に対して、第1上塗
り塗料を吹付けにより塗布する第1上塗り塗装工程と、 前記第1上塗り塗料を乾燥させる第1乾燥工程と。
前記第1J:塗り塗料の表面に、部分的に、前記第1上
塗り塗料とは異なる色とされた2コート・1ベーク塗料
におけるベース塗料を吹付けにより塗布する第2上塗り
塗装工程と、 前記第1上塗り塗料および前記第2上塗り塗料の表面に
、それぞれクリア塗料を吹付けにより塗布するクリア塗
装工程と。
前記クリア塗料を乾燥させる第2乾燥工程と、 を備え。
前記クリア塗装工程で塗布されるクリア塗料の厚さがダ
レ限界以上の厚さとされ、 前記第2乾燥工程では、前記クリア塗料がダレを生じな
くなるまで乾燥するまでの間、被塗物が略水平軸線回り
に回転される、 ような構成としである。
このような構成とすることにより、最終的に得られる塗
装面は、第1上塗り工程での上塗り塗料の色と、第2上
塗り塗料のベース色との2色に色分けされることになる
そして、最上層となるクリア塗料を、第2上塗り塗料の
クリア塗料として利用するため、乾燥工程が全体として
1工程分低減されることになる。
勿論、被塗物に塗布されたクリア塗料に対して作用する
重力の方向が、被塗物を略水平軸線回りに回転させるこ
とによって変更されるため、クリア塗料は、“ダレ”を
生じることなく乾燥されることになる。
このことは、1回当りに塗布するクリア塗料の膜厚を従
来よりもはるかに厚くして、平滑度が従来限界とされて
いたレベルをはるかに越えた極めて良好な塗装面を得る
ことができる。また、クリア塗料を従来と同じような塗
膜の厚さとした場合でも、塗料の流動性を利用して凹凸
のより小さいものすなわち平滑度のより大きい優れた塗
装面とすることができる。さらに、同じ平滑度例えば従
来の塗装方法で得られる平滑度と同等の平滑度を有する
塗装面を得ようとすれば、クリア塗料の膜厚を合くする
ことがで、き、この薄くシ得る分だけ使用する塗料の量
を低減することができる。
ここで、塗料の、吹付けは、静電塗装による吹付けでも
よい、また、塗料のダレは、塗料を吹付けた状態で放置
したときに目視によって確認し得る程度の塗料の移動を
いい(塗料が硬化したときに筋状となって表われる)、
一般には2mm程度の塗料の移動が確認されたときにダ
レが生じたものとされる。したがって、ダレ限界以上の
厚さに塗料を吹付けるということは、そのまま放置して
おけば少なくとも2mm程度の塗料の移動が生じるよう
な厚さとすることになり、用いる塗料の流動性が大きい
ほどダレ限界の厚さは小さくなる。このダレ限界以上の
厚さとするには、1回の吹付けにより行なってもよ<(
lステージ吹き)、2回あるいは3回以上の吹付けによ
って最終的にダレ限界以上の厚さとしてもよい(多重ス
テージ吹き)、さらに、被塗物の略水平軸線回りの回転
は、重力の作用によって塗料に大きな移動が生じないよ
うにすればよいので、塗料がダレを生じるような大きな
流動状態を有しなくなるまで間すなわち塗料が硬化する
までの間、所定の一方向へ連続しであるいは断続して行
なうようにしてもよく、また正逆回転を連続しであるい
は断続して行なうこともできる。被塗物の回転角度範囲
としては、ダレ限界上の厚さに塗料が吹付けられた任意
の部分に対して重力の作用する方向が反転するようにす
ればよく、270°あれば十分である。そして、被塗物
の回転軸線は、真の水平軸線に対して30度程度の範囲
で傾いていてもよく、この回転軸線を揺動させることも
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
全体の概要 第1図は、被塗物としての自動車用ボディWを塗装する
場合の全体工程を示してあり、各工程をPI−P7で示
しである。
先ず、電着塗装によって既知のように下塗りおよび中塗
りが完了されたボディWが、台車りに保持されつつ第1
上塗り工程Piに送り込まれる。
この第tgり工程P1では、ボディWの外表面全体に、
所望の色の第1上塗り塗料が吹付けにより塗布される。
この後、第1乾燥工程P2で、セツティングおよび引続
く焼付けによって、第1上塗り塗料が十分に乾燥される
工程P2の後、マスキング工程P3において、第16図
に示すように、ボディWの下部(図中ハツチングを施し
た部分)にマスキングを行う。
この後、第1上塗り工程P4において、ボデ4wの上部
に対して、2コート・lベーク塗料とされた第2上塗り
塗料のベース塗料を吹付けにより塗布する。このベース
塗料は、第1上塗り塗料とは異なる色とされる。この後
、マスキング除去工程P5において工程P3でのマスキ
ングが除去された後、クリア塗装工程P6において、ボ
ディWの外表面全体に、クリア塗料が吹付けによって塗
布される。このようにして、クリア塗料は、第1上塗り
塗料の表面、および第2上塗り塗料におけるベース塗料
の表面に対して共に、塗布されることになる。
ト記クリア塗装工程P6では、塗布されるクリア塗料の
厚さは、ダレ限界以上の厚さとされる。
そして、第2乾爆工程P7において、セツティングおよ
び引続く焼付けによって、クリア塗料が十分乾燥される
。この第2乾燥工程P7では、クリア塗料がダレを生じ
なくなるまで乾燥するまでの間、第2図に示すようにボ
ディWが略水平軸回りに回転される。
なお、工程Pi、P4での塗布厚さはダレ限界以内の厚
さとされ、したがって工程P2での乾燥工程ではボディ
Wは回転されない。
ここで、第17図には、前述した工程P1〜P7を経た
後の塗膜層全体の断面を示しである。この両図において
、C1が下塗り層であり、C2が中塗り層である。また
、C3が第1上塗り層すなちボディWの下部色を構成す
るもので、C4が第21:塗り塗料におけるベース塗料
層すなわち上部色を構成するものである。そして、クリ
ア塗料層が05で示されているが、このクリア塗料層C
5は、2コート・lベーク塗料とされた第2上塗り塗料
のクリア塗料層を兼用すると共に、第1上塗り塗料層C
3の表面を覆う層としても構成している。
上記クリア塗料層C5の厚さは、ベース塗料層C4上の
厚さ文1および第1上塗り塗料層C3上の厚さfL3共
にほぼ等しくされてil:u3)、この厚さif(粍、
Q3)がダレ限界以上の厚さとされている。なお、厚さ
文3は、上部色と下部色との部分の段差を無くするよう
に、交3′。
文1−t12 Cl2=ベース塗料層の厚さ)とするこ
とができる、この場合、全体としてクリア塗料層C5の
厚さを小さくするため、C5が04に対していわゆるウ
ェット・オン・ウェットとして塗布されるため、qtの
みの厚さではダレ限界以内の厚さとし、11と49.2
とを加えた値がダレ限界以上の厚さとすることもできる
。要は、クリア塗料層C5は、最終的に、第1、第2塗
料層c3、C4上に塗布された状態でダレを生じるよう
な厚さとすればよい。
塗装条件の具体例 さて次に、第17図に示すような塗膜を得るための具体
的な例について説明する。
(1)下塗り塗料 カチオン電着 焼付け:170℃×30分 膜厚:20±2ルm (2)中塗り 樹脂:熱硬化オイルフリーポリエステル顔料:ダレー (色相) 吹付粘度=22〜25秒/20℃ (フォーフォカップNo、4) 静電塗装:ミニベル 回転数22.000r、p、m。
シェーピングエア圧 2.0kg/cm2電圧90KV ガン距930 c m lステージ吹き ボディWの搬送速度5.5m/分 膜厚:35 セッティング二8分(常温) 焼付:140°C×25分 (3)第1上塗り 樹脂:アルキッドメラミン 色相:ソリッドホワイト 吹付粘度:22秒/ 20 ”C (フォードカップNO,4) 静電塗装:中塗りと同条件 膜厚:45pm セツティング:12分(常温) 焼付=140℃X25分 (4)第2上塗り ベース塗料(下層) 樹脂:アクリルメラシン(シルバー) 顔料ニアルミ粉(20,0用量%) 吹付粘度:13秒/20℃ (フォードカップNo、4) 静電塗装:エア霧化 霧化エア圧4.0kg/cm2 電圧60KV ガン距離30cm 2ステージ吹き(インターバル 3分) 膜厚:20±4ルm ボディWの搬送速度:3m/分 (5)クリア塗料 樹脂ニアクリルメラミン 吹付粘度:22秒/20℃ (フォードカップNo、4) 静電塗装:中塗りと同条件 ボディWの搬送速度: 2.5m/分 膜厚:60±5鉢m セツティング:15分(常温) 焼付:140℃×30分 ボディWの回転:セツティング全期間および焼付初期1
0分間 塗膜厚さとダレ限界と平滑度と水平回転との関係第3図
は、熱硬化型塗料を例にして、塗膜厚さがダレ限界に与
える影響について示すものである。この第3図では、塗
膜厚さとして、40μm、53gm、65#Lmの3通
りの場合を示しである。このいずれの厚さの場合も、セ
ツティング工程初期と焼付工程初期との両方の時期に、
“ダレ°”のピークが生じることが理解される。また、
ダレ限界は、通常1分間に1〜2mmのダレを生じると
きの値をいうが(目視して2mm/分以上のダレを生じ
ると塗装面が不良とされる)、このダレ限界以下の範囲
で得られる最大の塗膜厚さは、従来の塗料で40μm程
度である。
一方、第4図は、ボディWを水平方向に回転させるとき
とそうでないときとの、平滑度に与える影響を示しであ
る。その第4図中Aは、ボディWを回転させない状態を
示しである(従来の塗装方法)。第4図Bは、ボディW
を90°回転させた段逆転させる場合を示しである(第
2図(a)と(C)との間で正逆回転)。第4図Cは、
ボディWを135°回転させた後逆転させる場合を示し
である(第2図(a)と(d)との間で正逆回転)。第
4図りは、ボディWを180°回転させた後逆転させる
場合を示しである(第2図(a)と(e)との間で正逆
回転)。第4図Eは、ボディWを連続して同一方向に回
転させる場合を示しである(第2図(a)、(b)、(
c)・−−(i)の順の姿勢をとり、再び(a)へと戻
る)。
この第4図から明らかなように、同じ塗膜の厚さであれ
ば、ボディWを回転させた方が(第4図B、C,D、E
)、回転させない場合(第4図A)よりも、平滑度の太
きものが得られる。また、同じ回転でも、360°同一
方向に回転させるのが平滑度を高める上では好ましいこ
とが理解される。勿論、ボディWの回転無しの場合は、
塗膜の厚さに限界をきたすため、平滑度を大きくするに
は限度がある。
ちなみに、塗膜の厚さを65pmとしてボディWを36
0°回転させる場合には、得られる平滑度は、写像鮮映
度1.Gでr87J  (PGD値で1.0の下限値)
である。また、塗膜の厚さを40gmとした場合には、
ボディWの回転無しの場合は1.Gでr58J  (P
GD値で0.7の下限値)であるのに対し、ボディWを
360°回転させた場合は1.Gでr68J  (PG
D値で0.8の下限値)である。
なお、既知のように、写像鮮映度におけるIG(イメー
ジグロス)は、鏡面(環ガラス)を100とし、それに
対する鮮映度の比率を示すものであり、PGDは反射映
像の識別度を1.0から低下するに従って塗装面の平滑
度が低下する値である。
第3図、第4図に示したデータの試験条件は、次の通り
であるが、この試験条件は、P2で上塗りを行なう場合
の条件を示しである。
a、塗料:メラミンアルキッド(ブラック)粘度:フォ
ードカップ#4で 22秒/20@C b、1膜a:ミニベル(16、OOOrpm)シェーピ
ングエア 、2、0kg7cm2 C0吐出量=2回に分けての吹付けで、第1回目、、、
100cc/mi n 第2回目 、150〜200cc/mEn d、セツティング時間:lO分×常温 e、焼付条件    : 140” CX25分子、下
地平滑度:0.6(PGD値) (中塗、PEテープJ:) g1回転または反転作動域: セツティング(10分)〜焼付け(10分)h、被塗物
ニー辺30cmの角筒体の側面に塗装、中心で回転可使
に支持 i、被塗物の回転速度:6rpm、30rpm、60r
pmの3通りで行なったが、回転速度の相違による差異
は事実1生じなかった。
(以下余白) 回転用治具 次に、ボディWを台車りに対して水平方向に回転可能に
支持させるために用いる治具の具体例について説明する
第5図は、ボディWの前部に取付けられる前側の治AI
Fを示す、この治具lFは、左右一対の取付用ブラケッ
ト2と、この左右の各ブラケット2に溶接された左右一
対のステー3と、左・右一対のステ−3同士を連結する
連結バー4と、連結バー4に一体化された回転軸5と、
を有する。このような治具IFは、そのブラケット2部
分を。
ボディWの前部強度部材1例えばフロントサイドフレー
ム11の前端部に固定される。すなわち、フロントサイ
ドフレーム11には、通常バンバ(図示略)取付用のブ
ラケッ)12が溶接されているので、このボディW側の
ブラケット12に対して、上記ブラケット2をボルト(
図示略)を利用して固定する。
一方、ボディWの後部に取付けられる後側の治具IRを
、第6図に示しである。この後側の治具IRも前側の治
具IFと同じような構成とされ、この前側治具IFに対
応した構成要素には同一符号を付しである。この後側の
治具lRのボディWに対する取付けは、そのブラケット
2をボディW後端部にある強度部材としてのフロアフレ
ーム13に対してボルトによって固定することにより行
なわれる。勿論、上記フロアフレーム13後端部には、
一般にバンパが取付けられる関係上該バンパ取付用のブ
ラケットがあらしめ溶接されているので、このバンパ取
付用ブラケットを利用して後側治具IRの取付を行なう
こともできる。
上記、前後の治具IFとIRとは、ボディWに対する取
付状態において、その回転軸5同士がボディWの前後方
向に伸びる同一直線上に位置するようにされる。この同
一直線がボディWの回転軸線文となるもので、好ましく
は、この回転軸縁立がボディWの重心G(第7図参照)
を通るようにされている。なお、回転軸線文が重心Gを
通ることにより、ボディWの回転の際に、回転速度の大
きな変動が防止される。これにより、ボディWには、回
転変動に伴なう衝撃が発生するのが防止され、ダレ防止
上より好ましいものとなる。
なお、前後の治具IF、IRは、車種(ボディWの種類
)に応じて専用のものがあらかじめ用意される。
友」 ボディWを回転させる機能を備えた台車である。
第7図において、台車りは基台21を有し、この基台2
1に取付けられた車輪22が、路面23上を走行される
。この基台21は、走行方向前側から後側(第7図右側
から左側)へ順次、それぞれ上方へ向けて伸びる1本の
前支柱24.2本の中間支柱25.26、および1本の
後支柱27を有し、中間支柱25.26と後支柱27と
の間が、前後方向に大きく間隔のあいた支持空間28と
されている。
ボディWは、上記支持空間28に配設され、その前部が
、前治具IFを利用して中間支柱26に対して回転自在
に支持される一方、その後部が。
後治具IRを利用して後支柱27に回転自在に支持され
る。
前後の治具IF、IR(の回転軸5)は、上下方向から
支柱26.27に対して係脱自在とされると共に、後側
の治具IRが回転軸線見方向に不動として係合される。
このため、中間支柱26にはその上端面に開口する切欠
き26aが形成される一方(第10図〜第12図参照)
、後支柱27にはその上端面に開口する切欠き27aが
形成されている(第10図、第14図、第15図参照)
、この両切欠き26a、27aは、治具lF、IRの回
転軸5が嵌合し得る大きさとされている。そして、後側
治具IRの回転軸5にはフランジ部5aが形成される一
方、後支柱27には前記切欠き27aに連通ずるフラン
ジ部5aに対応した形状の切欠き27bが形成されてい
る。これにより、後治具IRは、後支柱27の切欠き2
7a、27bに対して、上下方向から係脱されると共に
、フランジ部5aのストッパ作用によって後支柱27に
対して前後方向に不動とされる。なお、ボディWに対す
る回転力の付与は、前側治具IFの回転軸5を介して行
われ、このため前治具IFの回転軸5先端部には、後述
する接続部5b(第5図をも参照)が形成されている。
基台21からは、下方へ向けてステー29が突設され、
このステー29の下端部に、牽引用ワイヤ30が連結さ
れている。このワイヤ30は、エンドレス式とされて、
図示を略すモータにより一方向に駆動され、これにより
台車りが所定の搬送方向に駆動される。勿論、上記モー
タは、防爆の観点上安全な箇所に設置されている。
ボディWの回転は、台車りの移動を利用して、すなわち
台車りの走行路面23に対する変位を利用して行われる
。この台車りの変位を回転として取出すための回転取出
aJi31が、次のようにして構成されている。すなわ
ち、回転取出機構31は、基台21に上下方向に伸ばし
て回転自在に支持された回転軸32と、回転軸32の下
端部に固定されたスプロケット33と、スプロケット3
3に噛合されたチェーン34と、から構成される装る。
このチェーン34は、前記ワイヤ30と並列に、走行路
面23に対して不動状態で配設されている。これにより
、台車りがワイヤ30を介して牽引されると、チェーン
34が不動であるため、このチェーン34に噛合うスプ
ロケット33したがって回転軸32が回転される。
上記回転軸32の回転を、前側治AIF(の回転軸5)
に伝達するための伝動機構35が、次のようにして構成
されている。すなわち、伝動機構35は、前記前支柱2
4の後面に固定されたケーシング36と、ケーシング3
6に横方向(前後方向)に伸ばして回転自在に支持され
た回転軸37と、この回転軸37と前記上回転軸32と
を連動させる一対のベベルギア38.39と、前記中間
支柱25に対して回転自在かつ前後方向に摺動自在に保
持された連結軸40と、を有する。この連結軸40は、
回転軸37に対してスプライン結合され(この保合部を
第7図中符号41で示す)、これにより回転軸32が回
転されると、連結軸40も回転されることになる。勿論
、回転軸37と連結軸40とは、回転軸線立上に位置す
るように設置されている。
前記連結軸40は、前側治具lFの回転軸5に対して、
係脱される。すなわち、第10図〜第12図に示すよう
に、前治具IF用回転軸5の先端部には、十字形の接続
部5bが形成される一方、連結軸40の端部には、第1
0図、第13図に示すようにこの接続部5bががたつき
なく嵌合される係合凹所40cを有するボックス部40
aが形成されている。したがって、例えば空気圧式のシ
リンダ42によってロッド43を介して連結軸40を摺
動させることによって、上記ボックス部40a(係合凹
所40C)と接続部5bとが係脱され、その係合時に連
結軸40と回転軸5とが一体回転可能とされる。なお、
上記ロッド43は、第10図に示すように、連結軸40
の回転を阻害しないように、ボックス部40aの外周に
形成された環状溝40b内に嵌入されている。
以上のような構成によって、連結軸40を第7図右側へ
変位させた状態で、ボディWを台車りに対して下降させ
ることにより、前後の治具IF、IRの各回転軸5が、
中間支柱26.27によって回転自在かつ前後方向に不
動状態で支持される。この後、連結軸40(係止凹所4
0c)が。
前治具IFにおける回転軸5(の接続部5b)に係合さ
れる。これにより、台車りをワイヤ30を介して牽引す
れば、ボディWが所定の水平軸縁立を中心にして回転さ
れることになる。なお、ボディWの台車りからの取外し
は、上記した手順とは逆の手順で行えばよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、2色に色
分けされた塗装面を得るのに乾燥工程の数を少なくしつ
つ、全体として平滑度の優れた塗装面を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体工程図。 第2図は被塗物としての自動車用ボディが回転すること
に伴う姿勢変化の状態を示す図。 第3図、第4図は塗料の厚さとダレと塗装面の平滑度と
回転との関係を示すグラフ。 第5図、第6図はボディを回転させるために、用いる治
具の例を示す斜視図。 第7図はボディを回転させるようにしたボディ搬送用の
台車の一例を示す側面図。 第8図は台車の走行路下方の状態を示す一部切欠き平面
図。 第9図は第8図のX9−X9線断面図。 第10図は回転用治具と台車との結合部分を示す側面断
面図。 第11図は第10図X1l−Xll線断面図。 第12図は第11図の平面図。 第13図は第10図(7)X13−X13線断面図。 第14図は第10図(7)X14−X14線断面図。 第15図は第14図の平面図。 第16図はボディの色分けの状態を示す図。 第17図;灘わ番尋は第16図のx−X線断面図。 P1〜P7:工程 W:ボディ(被塗物) 立:回転軸線 D:411送用台車 1F、IR:回転用治具 C1:下塗り塗料層 C2:中塗り塗料層 C3:第1上塗り塗料層 C4:第2上塗り塗料層 (ベース層) C5:クリア塗料層 第16図 第17図 仁i 第14図 ケか 15図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下塗り、中塗りが完了された被塗物に対して、第
    1上塗り塗料を吹付けにより塗布する第1上塗り塗装工
    程と、 前記第1上塗り塗料を乾燥させる第1乾燥工程と、 前記第1上塗り塗料の表面に、部分的に、前記第1上塗
    り塗料とは異なる色とされた2コート・1ベーク塗料に
    おけるベース塗料を吹付けにより塗布する第2上塗り塗
    装工程と、 前記第1上塗り塗料および前記第2上塗り塗料の表面に
    、それぞれクリア塗料を吹付けにより塗布するクリア塗
    装工程と、 前記クリア塗料を乾燥させる第2乾燥工程 と、 を備え、 前記クリア塗装工程で塗布されるクリア塗料の厚さがダ
    レ限界以上の厚さとされ、 前記第2乾燥工程では、前記クリア塗料がダレを生じな
    くなるまで乾燥するまでの間、被塗物が略水平軸線回り
    に回転される、 ことを特徴とする塗装方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198508A (ja) * 2000-01-14 2001-07-24 Honda Motor Co Ltd ディッピング処理装置
US6558468B2 (en) 2000-01-19 2003-05-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Conveyance apparatus for coating
US6659262B2 (en) 2000-01-17 2003-12-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Conveyance apparatus
US6746720B2 (en) 2000-01-14 2004-06-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Conveyance apparatus and conveyance method

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