JPH0297759A - 産業車両における自動変速機制御装置 - Google Patents

産業車両における自動変速機制御装置

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JPH0297759A
JPH0297759A JP24777388A JP24777388A JPH0297759A JP H0297759 A JPH0297759 A JP H0297759A JP 24777388 A JP24777388 A JP 24777388A JP 24777388 A JP24777388 A JP 24777388A JP H0297759 A JPH0297759 A JP H0297759A
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JP
Japan
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reverse
clutch
automatic transmission
state
neutral
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Application number
JP24777388A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Hayashi
達也 林
Koji Araya
新家 幸治
Shigeki Moriide
茂樹 森出
Seiichi Hatake
畠 精一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はフォークリフト等の産業車両における自動変
速機制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、乾式単板クラッチ付きの自動変速機を備えたフォ
ークリフト等の産業車両は、既に本出願人により種々提
案されている。
前記自動変速機において、前後進切換え(前進、中立、
後進)のためのギア切換えは、前後進レバーの操作に基
いて指示されるようになっている。
即ち、前後進切換えのためのギア切換えは、前後進レバ
ーを中立にュウトラル)位置に配置することによりギア
が非噛合状態となり、前進又は後進の位置に配置するこ
とにより前進状態又は後進状態でギアが噛合される。
又、変速切換え(1速、2速)のためのギア切換えは、
車速及びアクセルペダルの踏み込み量に基いて制御され
、そのギア切換えのためのデータはデータマツプのかた
ちで予め設定されて制御装置に記憶されている。
更に、エンジンの出力を入り切りするためのクラッチの
断接も、予め設定されたデータに基いて切換え制御され
るようになっている。即ち、前後進切換えのためのギア
切換えや変速切換えのためのギア切換えの際等には、ク
ラッチが一旦完全に切られた状a(完断状態)となり、
ギア切換えの完了後に再び完全に接続された状態(完接
状態)となるように制御される。
[発明が解決しようとする課題] 従って、前記従来の自動変速機では、停車中等のエンジ
ンアイドリング状態において、前後進レバーを一旦ニュ
ウトラル位置へ切換え操作して同位置から前進又は後進
の位置へ切換え操作した場合には、クラッチが一旦切ら
れてから前後進切換えのためのギアが直ちに非噛合状態
から噛合状態となる。
しかしながら、このようなエンジンアイドリング状態に
おけるギア切換えの際には、自動変速機の入力軸が高回
転のままで前後進切換えのギア噛合が行われることにな
る。この場合にはギア鳴りや振動等が発生して、運転者
に不快感を与える虞があった。
一方、同様にエンジンアイドリング状態におけるギア切
換え時でも、車両を直ちに始動させるために同時にアク
セルペダル等が踏み込み操作されるような場合には、前
後進切換えのギア噛合を直ちに行う必要があった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、第1の目的は、停車中等のエンジンアイドリング状態
において、前後進レバーのみがニュウトラル位置から前
進又は後進の位置へ切換え操作された場合に、前後進切
換えのギア鳴りや振動等の発生を防止し得る産業車両に
おける自動変速機制御装置を提供することにあり、第2
の目的は、同じく停車中等のエンジンアイドリング状態
において、前後進レバーと共にアクセルペダル等の速度
調整用ペダルが踏み込み操作された場合に、車両を直ち
に始動させ得る産業車両における自動変速機制御装置を
提供するこ之にある。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するために第1の発明においては
、エンジンの出力をクラッチを介して人力する自動変速
機と、クラッチを作動させて同クラッチの接続状態を変
更するクラッチ駆動手段と、自動変速機の前後進切換え
を前進、中立、後進の3状態にギア切換えさせる前後進
ギア駆動手段と、自動変速機の前後進切換え状態を指示
するための前後進レバーの操作位置を検出するレバー位
置検出手段と、自動変速機の入力軸の回転状態を計測す
る回転状態計測手段とを備えた産業車両において、レバ
ー位置検出手段の検出に基き、ギア切換えが中立から前
進又は後進の状態へ指示されたか否かを判断するレバー
位置判断手段と、そのレバー位置判断手段によりギア切
換えが中立から前進又は後進の状態へ指示されたと判断
された時、クラッチを一旦切るためにクラッチ駆動手段
を駆動制御するクラッチ制御手段と、回転状態計測手段
の計測に基き、クラッチが一旦切られてからの自動変速
機の入力軸の回転状態が予め定められた低回転状態に達
したか否かを判断する回転状態判断手段と、その回転状
態判断手段により予め定められた低回転状態に達したと
判断された時、自動変速機を中立から前進又は後進の状
態へギア切換えするために前後進ギア駆動手段を駆動制
御する変速機制御手段とを設けている。
上記第2の目的を達成するために第2の発明においては
、エンジンの出力をクラッチを介して入力する自動変速
機と、クラッチを作動させて同クラッチの接続状態を変
更するクラッチ駆動手段と、自動変速機の前後進切換え
を前進、中立、後進の3状態にギア切換えさせる前後進
ギア駆動手段と、自動変速機の前後進切換え状態を指示
するための前後進レバーの操作位置を検出するレバー位
置検出手段と、車両の速度調整のために踏み込み操作さ
れるペダルの操作を検出するペダル操作検出手段とを備
えた産業車両において、レバー位置検出手段の検出とペ
ダル操作検出手段の検出とに基き、自動変速機のギア切
換えが中立から前進又は後進の状態へ指示され且つ速度
調整が指示されたか否かを判断するレバー・ペダル操作
判断手段と、そのレバー・ペダル操作判断手段によりギ
ア切換えが中立から前進又は後進の状態へ指示され且つ
速度調整が指示されたと判断された時、クラッチを一旦
切るためにクラッチ駆動手段を駆動制御するクラッチ制
御手段と、クラッチが一旦切られてから自動変速機を中
立から前進又は後進の、状態へ直ちにギア切換えするた
めに前後進ギア駆動手段を駆動制御する変速機制御手段
とを設けている。
[作用] 前記第1の発明では、例えば停車中等のエンジンアイド
リング状態において、レバー位置判断手段は、レバー位
置検出手段の検出に基き、自動変速機のギア切換えが中
立から前進又は後進の状態に指示されたか否かを判断す
る。
そして、レバー位置判断手段によりギア切換えが中立か
ら前進又は後進の状態に指示されたと判断された時、ク
ラッチ制御手段はクラッチを一旦切るためにクラッチ駆
動手段を駆動制御する。これによって、エンジンから自
動変速機への駆動伝達が一旦遮断され、自動変速機の人
力軸が惰性回転状態となる。
このとき、回転状態判断手段は、回転状態計測手段の計
測に基き、クラッチが一旦切られてからの自動変速機の
入力軸の回転状態が予め定められた低回転状態に達した
か否かを判断する。
そして、回転状態判断手段により入力軸の回転状態が予
め定められた低回転状態に達したと判断された時、変速
機制御手段は自動変速機を中立から前進又は後進の状態
へギア切換えするために前後進ギア駆動手段を駆動制御
する。これによって、自動変速機の入力軸が低回転状態
になってから、自動変速機の前後進切換えのためのギア
切換えが行われる。
前記第2の発明では、例えば停車中等のエンジンアイド
リング状態において、レバー・ペダル操作判断手段は、
レバー位置検出手段の検出とペダル操作検出手段の検出
とに基き、自動変速機のギア切換えが中立から前進又は
後進の状態に指示され且つ速度調整が指示されたか否か
を判断する。
そして、レバー・ペダル操作判断手段によりギア切換え
が中立から前進又は後進の状態に指示され且つ速度調整
が指示されたと判断された時、クラッチ制御手段はクラ
ッチを一旦切るためにクラッチ駆動手段を駆動制御する
このとき、変速機制御手段は自動変速機を中立から前進
又は後進の状態へ直ちにギア切換えするために前後進ギ
ア駆動手段を駆動制御する。これによって、自動変速機
の前後進切換えのためのギア切換えが直ちに行われる。
[実施例] 以下、第1の発明及び第2の発明をフォークリフトに具
体化した一実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第1図はフォークリフトの駆動系の機構を示し、エンジ
ン1の出力は乾式単板クラッチ2を介して自動変速機3
に伝達され、自動変速機3は差動歯車機構4を介して走
行用駆動輪5を所定の変速比でもって前後進させる。エ
ンジンlの出力を入り切りさせる乾式単板クラッチ2の
接続状態は、クラッチ駆動手段としてのクラッチ制御用
アクチュエータ6の作動に基いて伸縮するロッド6aの
ストローク量に相対して調整される。
自動変速機3の変速切換えは変速切換用アクチュエータ
フの駆動により1速(低速)と2速(高速)とにギア切
換えされ、同じく自動変速機3の前後進切換えは前後進
ギア駆動手段としての前後進切換用アクチュエータ8の
駆動により前進、中立にュウトラル)、後進の3状態に
ギア切換えされる。
この実施例において、前記各アクチュエータ6〜8は油
圧シリンダで構成され、エンジン1と同期して運転され
る油圧モータ(図示路)により駆動される油圧ポンプ9
に基いて供給される作動油により作動される。
クラッチ位置センサ10はポテンショメータよりなり、
クラッチ制御用アクチュエータ6のロッド6aのストロ
ーク量を検出し、その検出信号を出力する。又、前後進
位置センサ11はポテンショメータよりなり、前後進切
換用アクチュエータ8のロッド8aのストローク量を検
出して自動変速機3の前進、ニュウトラル、後進の3つ
のギア切換え状態の検出信号を出力する。更に、変速位
置センサ12はポテンショメータよりなり、変速切換用
アクチュエータフのロッド7aのストローク量を検出し
て自動変速機3の1速、2速の2つのギア切換え状態の
検出信号を出力する。
エンジン回転数センサ13はエンジン1の回転を検出し
、その回転数に比例した信号を出力する。
又、回転状態計測手段としての入力軸回転数センサ14
は自動変速機3の入力軸3aの回転を検出し、その回転
数に比例した信号を出力する。更に、車速センサ15は
自動変速機3の出力軸3bの回転を検出し、その回転数
に比例した信号を出力する。
次に、上記のように構成したフォークリフトの電気的構
成について説明する。
第2図において、ペダル操作検出手段としてのアクセル
開度センサ16はポテンショメータよりなり、運転席に
設けたアクセルペダル17の踏み込み量を検出する。そ
して、その検出信号はA/D変換器18にてデジタル信
号に変換される。
レバー位置検出手段としてのレバー位置センサ19は複
数のリミットスイッチからなり、運転席に設けた前後進
レバー20の操作位置、即ち前進、ニュウトラル、後進
の3位置を検出する。
クラッチ位置センサlO1変速位置センサ12及び前後
進位置センサ11の各検出信号はそれぞれのA/D変換
器21,22.23にてデジタル信号に変換される。
レバー位置判断手段、クラッチ制御手段、回転状態判断
手段、レバー・ペダル操作判断手段及び変速機制御手段
を構成する中央処理装置(以下rCPUJという)41
は前記各センサ10〜16.19等からの検出信号を入
出力インターフェイス42を介して入力する。CPU4
1は読み出し専用のメモリ (ROM)よりなるプログ
ラムメモリ43に記憶された各種走行プログラム等の制
御プログラムに基いて制御動作を実行する。又、CPU
41は読み出し及び書き換えの可能なメモリ (RAM
)よりなる作業用メモリ44に演算結果等を一時記憶す
る。
CPU41は車速センサ15からの検出信号に基いてそ
の時のフォークリフトの走行速度を割り出すと共に、エ
ンジン回転数センサ13からの検出信号に基いてその時
のエンジン1の回転数を割り出す。
又、CPU4 iは入出力インターフェイス42を介し
、各アクチュエータ駆動回路25,26゜27に制御信
号を出力し、前記各アクチュエータ6〜8を駆動制御す
る。この実施例では、各アクチュエータ6〜8及び前記
油圧ポンプ9等から構成される油圧回路に設けられたク
ラッチ制御用電磁制御弁28、変速切換用電磁制御弁2
9及び前後進切換用電磁制御弁30を制御することによ
って、対応する各7クチユエータ6〜8を駆動させるよ
うになっている。
そして、CPU41は前進又は後進の走行時、即ち前後
進レバー20により自動変速機3の前後進切換えが前進
又は後進のギア切換え状態になっている時、第3図のデ
ータマツプに示すように、車速及びアクセルペダル17
の踏み込み量に基いて、自動変速機3の変速切換えが1
速、2速のいずれか一方のギア切換え状態になるように
、アクチュエータ駆動回路26及び変速切換用!磁制御
弁29を介して変速切換用アクチュエータ7を駆動制御
する。又、この変速切換え時において、CPU41は乾
式単板クラッチ2を断接するためにアクチュエータ駆動
回路25及びクラッチ制御用電磁制御弁28を介してク
ラッチ制御用アクチュエータ6を駆動制御する。
CPU41はアクセル開度センサ16からの検出信号に
基いてその時のアクセルペダル17の操作の有無及びそ
の踏込み量を割り出すと共に、レバー位置センサ19か
らの検出信号に基いてその時の前後進レバー20の操作
位置を割り出す。
CPU41は前後進位置センサ11からの検出信号に基
いてその時の自動変速機3の前後進切換えのためのギア
切換え状態を割り出すと共に、変速位置センサ12から
の検出信号に基いてその時の自動変速機3の変速切換え
のためのギア切換え状態を割り出す。
そして、この実施例においてCPTJ41は、レバー位
置センサ19の検出信号に基き、前後進レバー20がニ
ュウトラルから前進又は後進の位置へ切換えられ、自動
変速機3の前後進切換えがニュウトラルから前進又は後
進の状態に切換え指示されたか否かを判断する。
自動変速機3の前後進切換えのためのギア切換えがニュ
ウトラル状態にある時、乾式単板クラッチ2は完接状態
となっており、変速切換えのためのギア切換えは1速又
は2速の状態となっている。
CPU41は、自動変速機3の前後進切換えのためのギ
ア切換えがニュウトラルから前進又は後進の状態に指示
されたと判断した時、乾式単板クラッチ2を一旦切るた
めにクラッチ制御用電磁制御弁28へ制御信号を出力し
てクラッチ制御用アクチュエータ6を駆動制御する。
又、CPU41は、入力軸回転数センサ14の検出信号
に基き、乾式単板クラッチ2が一旦切られてからの自動
変速機3の人力軸3aの回転状態が予め定められた低回
転状態に達したか否かを判断する゛。即ち、入力軸3a
の回転数が所定の低回転数に達したか否かを判断する。
そして、CPU41は、入力軸3aが所定の低回転数に
達したと判断した時、自動変速機3をニュウトラルから
前進又は後進の状態へギア切換えするために前後進切換
用電磁制御弁30へ制御信号を出力して前後進切換用ア
クチュエータ8を駆動制御する。
更に、この実施例においてCPU41は、レバー位置セ
ンサ19の検出信号とアクセル開度センサ16の検出信
号とに基き、前後進レバー20がニュウトラルから前進
又は後進の位置へ切換えられて自動変速機3の前後進切
換えのためのギア切換えがニュウトラルから前進又は後
進の状態に指示され、且つアクセルペダルI7が踏み込
まれて車速の増大が指示されたか否かを判断する。
CPU41は、自動変速機3の前後進切換えのためのギ
ア切換えがニュウトラルから前進又は後進の状態に指示
され且つ車速の増大が指示されたと判断した時、乾式単
板クラッチ2を一旦切るためにクラッチ制御用電磁制御
弁28へ制御信号を出力してクラッチ制御用アクチュエ
ータ6を駆動制御Bする。
そして、CPU41は、自動変速機3をニュウトラルか
ら前進又は後進の状態へ直ちにギア切換えするために前
後進切換用電磁制御弁30へ制御信号を出力して前後進
切換用アクチュエータ8を駆動制御する。
次に、上記のように構成されたフォークリフトの作用に
ついて第4図のフローチャートに従って説明する。尚、
このフローチャートの制御動作はCPU41が実行する
ものである。
今、フォークリフトが停止状態で、アクセルペダル17
が開放されたエンジン1のアイドリング状態において、
前後進レバー20がニュウトラル位置に配置されると、
ニュウトラルモードが設定される。即ち、このニュウト
ラルモードでは、自動変速機3の前後進切換えがニュウ
トラル状態にギア切換されて乾式単板クラッチ2が接続
されている。
そして、このニュウトラルモードにおいて、ステップ1
01では、レバー位置センサ19からの検出信号に基き
、ニュウトラル位置に配置された前後進レバー20が前
進又は後進の位置に切換え操作されたか否かを判別する
そして、運転者が前後進レバー20を前進又は後進の何
れかの位置へ切換えると、前進モード又は後進モードと
なり、ステップ101からステップ102へ移行する。
ステップ102では、アクセル開度センサ16からの検
出信号に基き、アクセルペダル17が踏み込まれたか否
かを判別する。
そして、前後進レバー20の切換え操作と前後してアク
セルペダル17が踏み込まれない時には、ステップ10
2からステップ103へ移行する。
ステップ103では、乾式単板クラッチ2を一旦切るた
めに、クラッチ制御用電磁制御弁28へ制御信号を出力
してクラッチ制御アクチュエータ6を駆動制御する。
これによって、乾式単板クラッチ2は一旦切られた状態
となり、エンジンlから自動変速機3への駆動伝達が一
旦遮断され、いままでエンジン1の出力により駆動回転
されていた自動変速機3の入力軸3aは惰性回転状態と
なる。
次に、ステップ104では、人力軸回転数センサ14か
らの検出信号に基き、自動変速器3の入力軸3aの回転
数が低下したか否か、即ち所定の低回転数に達したか否
かを判別する。
そして、惰性回転状態となった入力軸3aの回転数が徐
々に低下して、所定の低回転数に達すると、ステップ1
04からステップ105へ移行する。
ステップ105では、自動変速機3の前後進切換えをニ
ュウトラルから前進又は後進の状態へギア切換えするた
めに、前後進切換用電磁制御弁30へ制御信号を出力し
て前後進切換用アクチュエータ8を駆動制御する。即ち
、前後進レバー20により前進モードが指示された場合
には前進状態にギア切換えされ、後進モードが指示され
た場合には後進状態にギア切換えされる。
そして、自動変速機3の前後進切換えが前進又は後進の
状態にギア切換えされると、ステップ106へ移行し、
−旦切られた乾式単板クラッチ2を再接続するために、
クラッチ制御用電磁制御弁28へ制御信号を出力してク
ラッチ制御アクチュエータ6を駆動制御する。
これによって、自動変速機3の前進又は後進の状態への
ギア切換えは、入力軸3aが低回転状態になってから行
われることになる。
この結果、自動変速機3の前後進切換えのためのギア切
換えの際に、入力軸3aが高回転のままでギア噛合され
ることを防止して、ギア鳴りや振動等のショックの発生
を未然に防止することができ、運転者に不快感を与える
ことを防止することができる。又11前後進切換えのた
めのギアを保護してそのギアの耐久性を向上させること
ができる。
一方、ステップ101□ 102において、フォークリ
フトの前進又は後進の走行を直ちに行わせるために、運
転者が前後進レバー20を前進又は後進の位置へ切換え
ると共にアクセルペダル17を踏み込むと、ステップ1
02からステップ107へ移行する。
ステップ107では、乾式単板クラッチ2を一旦切るた
めに、クラッチ制御用電磁制御弁28へ制御信号を出力
してクラッチ制御用アクチュエータ6を駆動制御する。
乾式単板クラッチ2が一旦切られると、ステップ105
ヘジヤンプし、自動変速機3をニュウトラルから前進又
は後進の状態へ直ちにギア切換えするために、前後進切
換用を磁制御弁30へ制御信号を出力して前後進切換用
アクチュエータ8を駆動制御する。
又、自動変速機3の前後進切換えのためのギア切換えが
行われると、ステップ106にて乾式単板クラッチ2を
再接続するために、クラッチ制御用電磁制御弁28へ制
御信号を出力してクラ・ノチ制御アクチエエータ6を駆
動制御する。
この結果、自動変速機3の入力軸3aの回転低下を待つ
ことなく、自動変速機3の前後進切換えを直ちに前進又
は後進の状態へギア切換えすることができ、フォークリ
フトの前進又は後進の走行を直ちに行うことができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜
に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、自動変速機3の入力軸3aの回
転状態を計測する回転状態計測手段として、入力軸回転
数センサ14を設けて入力軸3aの回転数低下のみを判
断するように構成したが、人力軸回転数センサ14を設
けて入力軸3aの回転数低下を判断するように構成する
と共に乾式単板クラッチ2が一旦切られてからの経過時
間をCPU41にて計測し、入力軸3aの回転数が低下
したとき、若しくは所定時間経過したときに前後進切換
えのためのギア切換えを行うように構成してもよい。又
、入力軸3aの回転数低下に相当する時間を予め設定し
て、CPU41にてその時間経過を計測し、所定時間経
過したときに前後進切換えのギア切換えを行うように構
成してもよい。
このよう回転状態計測のための計時を行う構成にするこ
とにより、例えばクラッチが凍りついてクラッチを切る
ことが不可能な状態となり、自動変速機3の入力軸3a
の回転数がいつまでも低下しないような場合でも、所定
時間経過した時点で前後進切換えのためのギア切換えを
確実に行い、車両の前進又は後進の走行を行うことがで
きる。
(2)前記実施例では、ペダル操作検出手段としてアク
セルペダル17の操作の有無を検出するアクセル開度セ
ンサ16を設けたが、フォークリフト特有のインチング
走行を行うためのインチングペダルに対応してペダル操
作検出手段としてのセンサを設けてもよい。
(3)前記実施例では、フォークリフトに具体化したが
、それ以外の産業車両に具体化してもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように第1の発明によれば、停車中等のエ
ンジンアイドリング状態において、前後進レバーのみが
ニュウトラルから前進又は後進の位置へ切換え操作され
た場合に、前後進切換えのためのギア切換えのギア鳴り
や振動等のショックの発生を未然に防止することができ
て運転者に不快感を与えることを防止することができ、
延いては前後進切換えのためのギアを保護してそのギア
の耐久性を向上させることができるという優れた効果を
発揮する。
又、第2の発明によれば、停車中等のエンジンアイドリ
ング状態において、前後進レバーと共にアクセルペダル
等の速度調整用ペダルが踏み込み操作された場合に、前
後進切換えのためのギア切換えを直ちに行うことができ
、車両の走行を直ちに行うことができるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したフォークリフトの駆動系
の構成を示す概略構成図、第2図は同じくフォークリフ
トの電気ブロック図、第3図は車速とアクセルペダルの
踏み込み量に対する自動変速機の変速状態を説明する図
、第4図はCPUの制御動作を説明するフローチャート
である。 図中、lはエンジン、2は乾式単板クラッチ、3は自動
変速機、3aは入力軸、6はクラッチ駆動手段としての
クラッチ制御用アクチュエータ、8は前後進ギア駆動手
段としての前後進切換用アクチュエータ、14は回転状
態計測手段としての入力軸回転数センサ、16はペダル
操作検出手段としてのアクセル開度センサ、17はアク
セルペダル、19はレバー位置検出手段としてのレバー
位置センサ、20は前後進レバー、41はレバー位置判
断手段、クラッチ制御手段、回転状態判断手段、レバー
・ペダル操作判断手段及び変速機制御手段を構成するc
puである。 特許出願人  株式会社 豊田自動織機製作所富士通 
株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンの出力をクラッチを介して入力する自動変
    速機と、 前記クラッチを作動させて同クラッチの接続状態を変更
    するクラッチ駆動手段と、 前記自動変速機の前後進切換えを前進、中立、後進の3
    状態にギア切換えさせる前後進ギア駆動手段と、 前記自動変速機の前後進切換え状態を指示するための前
    後進レバーの操作位置を検出するレバー位置検出手段と
    、 前記自動変速機の入力軸の回転状態を計測する回転状態
    計測手段と を備えた産業車両において、 前記レバー位置検出手段の検出に基き、ギア切換えが中
    立から前進又は後進の状態へ指示されたか否かを判断す
    るレバー位置判断手段と、 前記レバー位置判断手段によりギア切換えが中立から前
    進又は後進の状態へ指示されたと判断された時、前記ク
    ラッチを一旦切るために前記クラッチ駆動手段を駆動制
    御するクラッチ制御手段と、前記回転状態計測手段の計
    測に基き、前記クラッチが一旦切られてからの前記自動
    変速機の入力軸の回転状態が予め定められた低回転状態
    に達したか否かを判断する回転状態判断手段と、 前記回転状態判断手段により前記予め定められた低回転
    状態に達したと判断された時、前記自動変速機を中立か
    ら前進又は後進の状態へギア切換えするために前記前後
    進ギア駆動手段を駆動制御する変速機制御手段と を設けた産業車両における自動変速機制御装置。 2 エンジンの出力をクラッチを介して入力する自動変
    速機と、 前記クラッチを作動させて同クラッチの接続状態を変更
    するクラッチ駆動手段と、 前記自動変速機の前後進切換えを前進、中立、後進の3
    状態にギア切換えさせる前後進ギア駆動手段と、 前記自動変速機の前後進切換え状態を指示するための前
    後進レバーの操作位置を検出するレバー位置検出手段と
    、 車両の速度調整のために踏み込み操作されるペダルの操
    作を検出するペダル操作検出手段とを備えた産業車両に
    おいて、 前記レバー位置検出手段の検出と前記ペダル操作検出手
    段の検出とに基き、前記自動変速機のギア切換えが中立
    から前進又は後進の状態へ指示され且つ速度調整が指示
    されたか否かを判断するレバー・ペダル操作判断手段と
    、 前記レバー・ペダル操作判断手段によりギア切換えが中
    立から前進又は後進の状態へ指示され且つ速度調整が指
    示されたと判断された時、前記クラッチを一旦切るため
    に前記クラッチ駆動手段を駆動制御するクラッチ制御手
    段と、 前記クラッチが一旦切られてから前記自動変速機を中立
    から前進又は後進の状態へ直ちにギア切換えするために
    前記前後進ギア駆動手段を駆動制御する変速機制御手段
    と を設けた産業車両における自動変速機制御装置。
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