JPH0297435A - 高温用ガラス封子型サーミスタ素子 - Google Patents

高温用ガラス封子型サーミスタ素子

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JPH0297435A
JPH0297435A JP24943688A JP24943688A JPH0297435A JP H0297435 A JPH0297435 A JP H0297435A JP 24943688 A JP24943688 A JP 24943688A JP 24943688 A JP24943688 A JP 24943688A JP H0297435 A JPH0297435 A JP H0297435A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高温サーミスタ素子用ガラス封止剤に関する
ものである。さらに詳しくいえば、本発明は、ガラス封
止型サーミスタ素子の製造過程におけるガラス封止時に
、各構成部材の劣化かない上、500℃以上の高温での
使用においても、安定したサーミスタ特性を有する高温
サーミスタ素子用ガラス封止剤に関するものである。
従来の技術 従来、サーミスタ素子は、その感温抵抗体の電気抵抗の
温度依存性を利用して、温度測定や温度制御用などの温
度センサとして、多くの分野において広く用いられてい
るが、近年、機器の電子制御化が進むに伴い、厳しい条
件下での使用においても信頼の高いものが要求されるよ
うになってきている。例えば自動車排気ガス温度検出セ
ンサや石油・ガス燃焼制御用センサなどに用いられるサ
ーミスタ素子は高温に耐えうるものが要求される。
該サーミスタ素子には、ガラス封止型や薄膜型などがあ
り、このうちガラス封止型サーミスタ素子は、それぞれ
にリード線が接続された一対の電極ををするサーミスタ
チップがガラス中に封止された構造を有している。
このようなガラス封止型サーミスタ素子において用いら
れる封止用ガラスとしては、従来船ガラスが用いられて
いたが、このものはガラス転移温度が400℃以下と低
く、これを封止用ガラスとして用いたサーミスタ素子は
、高温、特に500℃以上での使用は困難であるため、
用途の制限を免れなかった。
ところで、ガラスには、ガラス転移温度が存在し、この
ガラス転移温度域付近では原子やイオンの移動が起こり
やすくなり、ガラス構造が紛むために、ガラスの熱膨張
率は、ガラス転移温度以上で急激に増大することになる
ガラス封止型サーミスタにおいては、サーミスタチップ
、封止ガラス、リード線などの構成部材の材質を、それ
ぞれ適宜選択して、それらの熱膨張係数をほぼ一致させ
、熱的に安定なサーミスタ素子を作成することが重要で
ある。このように熱膨張係数を考えると、ガラス封止型
のサーミスタ素子の使用限界温度は封正に用いられるガ
ラス転移温度によって限定されることになる。
したがって、高温度用のガラス封止型サーミスタ素子に
おいては、封止ガラスとして、一般に転移温度か高いホ
ウケイ酸ガラスが用いられている。
しかしながら、このホウケイ酸ガラスにおいては、転移
温度が500〜600℃で鉛ガラスに比べるとかなり高
いか、まだ十分とはいえず、しかも作業温度が通常10
00℃以上と高いために、サーミスタ素子の製造過程に
おけるガラス封止時に、サーミスタチップ、電極、リー
ド線などが熱により劣化して電気抵抗値が変化し、安定
したサーミスタ特性を有するサーミスタ素子が得られに
くいという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような事情のもとで、ガラス封止型サー
ミスタ素子の製造過程におけるガラス封止時に、構成部
材の劣化がない上、500℃以上の高温での使用におい
ても、安定したサーミスタ特性を有する高温サーミスタ
素子用ガラス封止剤を提供することを目的としてなされ
たものである。
課題を解決するだめの手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する高温サーミ
スタ素子用ガラス封止剤を開発するために鋭意研究を重
ねた結果、特定のガラス転移温度(T9)と作業温度(
Tv)と熱膨張係数(α)と電気抵抗値を有するガラス
を用いれば所期の目的を達成しうろことを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、Sin、とB20.との含有量の
和が60重量%以下で、かつMgO1BaO及びA12
0゜の中から選はれた少なくとも1種の成分を合計量で
20重量%以上含む組成を有し、ガラス転移温度600
℃5作業温度1000℃以下のホウケイ酸系ガラスから
成る高温サーミスタ素子用ガラス封止剤、特に、(イ)
SiOz 25−35重量% ト820315−30f
fijt%との組合せで両者の合計量が50〜55重量
%、(ロ)Al!20.2−15重量%、(ハ)BaO
単独又はBaOとSrO,CaOlugo及び2ΩOの
中から選はれた少なくとも1種の酸化物との組合せで、
Bxo 5重量%以上、5r020重量%以下、Ca0
15重量%以下、MgO15重量%以下、2005重量
%以下を含む二価金属成分25〜40重量%及び所望に
応じ(ニ)2rO□6重量%以下、Li2OG、5重量
%以下、Na2O1重重%以下、K、01重量%以下を
成分として含有し、かつガラス転移温度(Tg)600
’C以上、作業温度(Tv)950℃以下、熱膨張係数
(σ)Sex 10−’−7Ox 10−’de(−’
500℃における比抵抗lXl0’Ω・cm以上のホウ
ケイ酸ガラスから成る高温サーミスタ素子用ガラス封止
剤を提供するものである。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明のサーミスタ素子に用いる封止ガラスは、前記し
たように、主成分のSiO□とB20.の和が60重量
%以下でかつMgO,B10及び^う0.の中から選ば
れた少なくとも1種の成分を合計量で20重量%以上含
む組成、好ましくはホウケイ酸成分(イ)とアルミナ成
分(ロ)と、二価金属成分(ハ)と、所望に応じ添加さ
れる任意成分(ニ)とから成る組成を有している。
このように、本発明の封止剤は、SiO□と820.と
の含有量の和が60重量%以下で、かつMgO,BsO
及びA0.03の中から選ばれた少なくとも1種の成分
を合計量で20重量%以上含む組成を有することが必要
である。
このような封止剤としては、例えば5iOz15〜45
重量%、820.10〜30重量%、Mに010〜25
重量%、605〜10重量%、8105〜40重量%、
AQ20,2〜30重量%、6103〜9重量%、1r
020.9〜6 ii量%、Wx200 ”−1重量%
及びに、00〜1重量%を含有する無アルカリ又は低ア
ルカリホウケイ酸ガラスを挙げることができる。このよ
うな組成を有するガラスは、転移温度が600 ’C以
上であり、またアルカリ成分が含有されていないか、又
は含有されていても極めて少ないため、高温における電
気抵抗値が高く、例えば500℃の温度における電気抵
抗値が10’Ω・cm以上である上、アルカリ成分の含
有量が少ないにもかかわらず、作業温度が1000℃以
下と低いという特徴を有している。
また、(イ)〜(ニ)成分に関しては、それぞれ所定の
配す割合かとられるが、これは次のような理由による。
すなわち、(イ)成分中のSiO□は、ガラスの網目を
構成する主成分であり、ガラスの安定化また化学的耐久
性の向上に有効である。しかしなから、25重量%より
少ないと上記効果が少なく、35重量%より多くなると
、ガラスの粘度が高くなり、作業温度(tv)の上昇を
招く。
B20.は、5i02と同様ガラスの網目を構成する成
分であり、作業温度を下げると共にガラス転移温度(T
g)を上昇させるのに有効である。しかし、15重量%
より少ないと上記効果が少なく、30重量%より多くな
ると、化学的耐久性が劣化する。
また、5i02及びB、O,の合計量が50重量%より
少ないとガラスの安定性が悪くなり、55重量%より多
くなると、作業温度(Tv)の上昇を招くので所定の範
囲内とする。
次に(ロ)成分のAσ20.は、化学的耐久性を改善し
、ガラス転移温度(Tg)を上げるのに有効な成分であ
る。しかし、2重量%より少ないと上記の効果か得られ
ず、15重量%より多くなると作業温度(Tv)の上昇
を招くと共にガラスの安定性が低下する。
(ハ)成分のBaO1SrO1C@01M90及びZn
Oは、熱膨張係数の調整やガラス転移温度(Tg)を下
げることなく作業温度(Tv)を下げるのに有効な成分
である。
しかしBaOは5重量%より少ないと上記の効果が得ら
れず、40重量%より多くなると、熱膨張係数が所定の
範囲を超えてしまうと共に化学的耐久性が劣化する。
SrOは20重量%より多くなると、CaO及びtho
は15重量より多くなるとガラスの安定性を悪くシ、失
透傾向を増大する。
ZnOは作業温度(Tv)を下げるのに有効であるが、
5重量′3石より多くなると、失透傾向を増しでしょ″
)。
かつBad、 SrO、CaO、 MgO及びlnoの
合計量か25重量%より少ないと前記の効果が少なく、
40重量%より多くなると、ガラスの安定性及び化学的
耐久性が低下する。
z「0□はAl220.と同様にガラス転移温度(Tg
)の上昇及び化学的耐久性の向上に有効な成分であるが
6重量%より多くなると、失透傾向を助長する。
Li□0、N!20及びに20は、作業温度(Tw)を
下げるのに有効な成分である。しかしLiOは0.5重
量%、1fa20及びに20は1重量%より多くなると
、ガラス転移温度を下げると共に、電気特性の劣化を招
くので好ましくない。
次に本発明に係る封止ガラスの組成(数値は重量%)、 数(σ)、 作業温度(Tv)、転移温度(T9)、熱膨張係500
℃における比抵抗を表に示す。
さらに、本発明のサーミスタ素子に用いられる封止ガラ
スは、ガラス転移温度が600℃以上、好ましくは60
0〜700℃の範囲にあり、かつ作業温度か950℃以
下、好ましくは800〜950℃の範囲にあることか必
要である。該ガラス転移温度が600℃未満のものでは
500℃以上の高温での常用使用において、十分に安定
したサーミスタ特性を有するサーミスタ素子か得られな
いおそれがあるし、作業温度が950℃を超えるとサー
ミスタ素子の製造過程におけるガラス封止時に、サーミ
スタチップ、電極、リード線などが熱により劣化して電
気抵抗値か変化し、安定したサーミスタ特性を有するザ
ミスタ素子が得られにくくなる。
次に、本発明の高温サーミスタ素子用ガラス封止剤を製
造する方法について説明すると、まず、熱膨張率か30
XlOり−90x 10−’deg−’程度の焼結体か
ら成る直径3インチ程度、厚さ0゜5mm程度のウェハ
を作製したのち、このウェハの両面に、電極層を形成し
、次いでこの電極層が形成されたウェハを、ダイシング
ソーなとにより一辺0.l5mm程度の正方形に切断し
、チップ化する。
この際使用する焼結体については特に制限はなく、従来
サーミスタ材料として慣用されているもの、例えばMn
02−Ni0系、AQ20.−TiO系、lrO□系、
AQ20.−Cr01系、Fe、O,系、スピネル系、
SiC系などを用いることかできるが、特に炭化物、窒
化物、ホウ化物及びケイ化物の中から選ばれた少なくと
も1種を含有する焼結体か好ましく用いられる。このよ
うなサーミスタ材料の中で、特に熱膨張率が30X l
 O−’ −9Q x l G−’deg−’  好ま
しくは50 x 10”’−70x 10−0−7de
’の範囲にあるものが好適である。この熱膨張率が前記
範囲を逸脱すると、高温用サーミスタ素子に適したリー
ド線や封止ガラスの材料を選定するのが困難となり好ま
しくない。
該炭化物としては、例えば5iCs B、C,TiC,
2rC1111o、、NbC,Cr、C2などが、窒化
物としては例えばBN、 TiN、 NbN、 Cr2
Nなどが、ホウ化物としては例えばCrB、 lrBl
MOB、 WBなどが、ケイ化物としては例えば1i1
osi2、CrSi2、TiSi2、WSi2などが挙
げられる。
これらの炭化物、窒化物、ホウ化物及びケイ化物の中か
ら選はれた少なくとも1種を含有する焼結体は、高温域
でのB定数の安定化や不活性ガス中での高温封止の点で
有利である。
このような材料としては、例えはAQ203−5iC系
、AQ20.−B、C系、AQ20.−3iC−B、C
系、AQ201−B*C−BN系、Ait20.−(T
iN、 NbN)系、Ai!2(h−T+Si2系など
、Au2(hを含有するものを挙げることができる。こ
れらの材料においては、該^Q203の含有量か50〜
95重量%の範囲にあるものか好ましい。SiCを含有
する場合、その含有量は50重量%以下か好ましく、5
0重量%を超えるとガラス封止の際に、発泡か多く生し
るおそれがある。
一方、電極層については特に制限はなく、従来サーミス
タ素子に慣用されている導電性材料から成る電極あるい
は導電性材料を含有する電極の中から任意のものを選択
して用いることかできる。
曲記導電性材料としては、公知の導電性物質、別人はA
u、A区、I’5 Pd、 ’N%Cu、 Ni、 M
o、八0. Fe。
Ti、 MOなど、あるいはPI−^u、 Pd−Au
、Pt−Pd−^u1Pd−Ag、PL−Pd−J、F
e−Ni−Co、 Fe−Ni、 1Jo−Nllなど
の合金なといずれも使用可能である。
これらの導電性材料を気相めっき、液相めっき、溶射、
あるいは箔にしてロウ付などにより電極層とすれはよい
。また、これらの導電性材料を、バインダ及び溶剤、さ
らに好ましくはこれらに適当な酸化物を加え、混合して
導電性ペーストを作製し、この導電性ペーストをサーミ
スタチップに塗布して焼成し、電極層とするいわゆる厚
膜法により形成してもよい。なお、該ベーストとじては
、ガラス分を含有しないガラスフリットレスのものを用
いるのが好ましい。ガラスフリット入りのものを用いる
と、接続の際に発泡が生じやすく、接続性や密着性が悪
くなるおそれがある、このような電極層の厚さは、通常
5〜200pmの範囲で選ばれる。
次に、このようにして得られたチップに、直径0.2−
0.5mm、長さ20−100mm程度のリード線を接
続したのち、これを通常直径1.5〜2.5mm、長さ
5mm程度の封止ガラスから成るガラス管に挿入して、
アルゴンガス雰囲気なとの不活性雰囲気中で、750〜
900℃程度の温度において封止し、さらに必要に応じ
、500〜750℃の範囲の温度において、10〜10
0時間程度二一ジングを行うことにより、ガラス封止型
サーミスタ素子を得ることができる。
この際用いられるリード線については特に制限はなく、
従来サーミスタ素子における耐熱リード線として慣用さ
れているもの、例えは29重量%Ni17重量%、Co
−残Feの組成を有するコバール合金や41〜43重量
%N1−残Feの組成を何する4270イ合金、あるい
はFt−Cr系合金なとから成るものを用いることがで
きるが、これらの中で熱膨張率や封止ガラスとの密着性
なとの点からコバール合金から成るものが好適である。
このようなリード線は、あらかじめその表面に白金なと
の耐熱金属を用いてめっき処理を施したものを用いても
よい。
前記リード線としては、通常直径が02〜0 、5 m
m、長さ20〜100mmの範囲にあるものが用いられ
、また、このリード線を該電極層に接続する方法として
は、例えば金ペーストなどの導電性ペーストを用い、電
気的に接触させて接続する方法、溶接による方法、超音
波ボンダーによる方法なと、任意の方法を用いることか
できる。
このようにして作製されたガラス封止型サーミスタ素子
の構造を添付図面に従って説明すると、図はサーミスタ
チップ1の両側に、一対の電極層4か設けられ、この電
極層4のそれぞれに4 リード線3か接続され、さらに
リード線の一部を除く全体が封止剤2で封止された構造
を示している。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
なお、サーミスタ素子の耐熱性は、サンフルを500℃
にて5000時間保持し、高温保存による抵抗値の変化
をΔR1高温保存前の抵抗値をRoとして、式 %式% に従って抵抗変化率を求め評価した。
実施例I Aa20x 86重量%とB、C14重量%とから成る
直(u3インチ、厚さ0 、5 mmO″)複合焼結体
を、焼成温度165O℃1プレス圧2HJ+g/cm2
の条件下でホットプレス焼結して作製したのち、この複
合焼結体の両面に、蒸着により厚さ0.5μmのN1電
極層を形成し、さらにこの上に、めっきにより厚さ1.
0μmの白金電極層を形成し、ウェハとした。次いで、
このようにして得られたウェハを、外周スライ/ングマ
ンンによりダイアモンドブレードにて辺0 、75mm
の正方形に切断加工し、サーミスタチップを得た。
統いて、このチップに、直(fl Q 、 3 mm−
、長さ65mmのコバール合金製リード線を下記に示す
条件にてパラレルギャップ溶接法により接続した。
(パラレルギャップ溶接条件) 交流電圧   0.06−0.83 V時   間  
  30〜40msecギャップ長  0.20mm 印加圧力   2.8に9 次に、このようにして得られたものを、ガラス転移温度
65000 、作業温度942℃のMolガラス(組成
、表のNo、l)から成る直径2.5mrn、長さ4m
m管に挿入し、アルゴンガス雰囲気中で80000にて
封止したのち、これをエージング処理して、図に示され
るようなガラス封止型サーミスタ素子を作製した。
このものについて、耐熱性を調べたところ、抵抗変化率
は1.0%以下であった。
実施例2 実施例1における封止ガラスとして、No、1ガラスの
代りに、ガラス転移温度623℃、作業温度879℃の
No、2ガラス(組成、表のNo、 2 )を用いた以
外は、実施例1と全く同様にしてガラス封止型サーミス
タ素子を作製し、その耐熱性を調べた。
その結果、抵抗変化率は1.0%以下であった。
比較例 実施例1におけるMolガラスの代りに、ガラス転移温
度が190 ’C!、作業温度が1128℃のコーニン
グ7052ポウケイ酸ガラス(Si0□65重量%、B
20゜18重量%、A0.0.7重量%、8103重量
%、Li2O1重量%、Na、02重量%、K2O3重
量%)を用いた以外は、実施例1と全く同様にしてガラ
ス封止型サーミスタ素子を作製し、その耐熱性を調べた
。その結果、抵抗変化率は10.0%であった。
発明の効果 本発明の高温用ガラス封止型サーミスタ素子は、ガラス
転移温度(Tg)が600℃以上及び作業温度(Tw)
が950 ′C以下で、熱膨張係数(σ)か50X10
x l O−1、かつ50 O’Cにおける比抵抗かl
×1060・cm以上の封止ガラスを用いることにより
、ガラス封止型サーミスタ素子の製造過程におけるガラ
ス封止時に、構成部材の劣化をもたらすことがない上、
500℃以上の高温での使用においても安定したサーミ
スタ特性を与えることかてきる。
る。
このガラス封止型サーミスタ素子は、例えは自動車排気
ガス温度検出センサや石油・カス燃焼制御用センサなど
の高温センサとして好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明のガラス封止型サーミスタ素子の1例の断面
図であって、図中符号1はサーミスタチップ、2は封止
ガラス、3はリード線、4は電極層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SiO_2とB_2O_3との含有量の和が60重
    量%以下で、かつMgO、BaO及びAl_2O_3の
    中から選ばれた少なくとも1種の成分を合計量で20重
    量%以上含む組成を有し、ガラス転移温度600℃、作
    業温度1000℃以下のホウケイ酸系ガラスから成る高
    温サーミスタ素子用ガラス封止剤。 2 (イ)SiO_225〜35重量%とB_2O_3
    15〜30重量%との組合せで両者の合計量が50〜5
    5重量%、 (ロ)Al_2O_32〜15重量%、 (ハ)BaO単独又はBaOとSrO、CaO、MgO
    及びZnOの中から選ばれた少なくとも1種の酸化物と
    の組合せで、BaO5重量%以上、SrO20重量%以
    下、CaO15重量%以下、MgO15重量%以下、 ZnO5重量%以下を含む二価金属成分25〜40重量
    %及び所望に応じ (ニ)ZrO_26重量%以下、Li_2O0.5重量
    %以下、Na_2O1重量%以下、K_2O1重量%以
    下 を成分として含有し、かつガラス転移温度(Tg)60
    0℃以上、作業温度(Tw)950℃以下、熱膨張係数
    (α)50×10^−^7〜70×10^−^7deg
    ^−^1、500℃における比抵抗1×10^6Ω・c
    m以上のホウケイ酸ガラスから成る高温サーミスタ素子
    用ガラス封止剤。
JP24943688A 1988-10-03 1988-10-03 高温用ガラス封子型サーミスタ素子 Granted JPH0297435A (ja)

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