JPH0296629A - 溶融密封型容器 - Google Patents
溶融密封型容器Info
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- JPH0296629A JPH0296629A JP1081332A JP8133289A JPH0296629A JP H0296629 A JPH0296629 A JP H0296629A JP 1081332 A JP1081332 A JP 1081332A JP 8133289 A JP8133289 A JP 8133289A JP H0296629 A JPH0296629 A JP H0296629A
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61J1/00—Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、腐敗しやすい生物学的材料、特に医療用材料
を手早(溶融密封し得るガラス容器に関する。
を手早(溶融密封し得るガラス容器に関する。
(従来の技術)
腐敗しやすい生物学的試料、特に医療用試料を容器に収
容・密封などを行なうことにより手早く処理する手段と
しては、ガラス製の溶融密封型容器を用いることが一般
的であり、この容器の第一の利点は、溶融密封後におい
ては被収容物を外気環境から完全に密封し得ることであ
る。そして、生物学的試料に関して、このガラス製溶融
密封型容器は、長期にわたる保存その他に主として使用
されている。したがって、被収容物に長時間さらされた
としても、容器を構成する材料が被収容物である生物学
的試料に影響を与えないために、耐薬品性に優れた、中
でも特に加水分解を伴なう生物学的試料に侵されない特
性を有するガラスが用いられている。
容・密封などを行なうことにより手早く処理する手段と
しては、ガラス製の溶融密封型容器を用いることが一般
的であり、この容器の第一の利点は、溶融密封後におい
ては被収容物を外気環境から完全に密封し得ることであ
る。そして、生物学的試料に関して、このガラス製溶融
密封型容器は、長期にわたる保存その他に主として使用
されている。したがって、被収容物に長時間さらされた
としても、容器を構成する材料が被収容物である生物学
的試料に影響を与えないために、耐薬品性に優れた、中
でも特に加水分解を伴なう生物学的試料に侵されない特
性を有するガラスが用いられている。
また、近年にあっては、生物学的試料の処理にガラス製
の溶融密封型容器を使用することが好ましく、またこの
ような処理は確かに余分なことではあるが、容器が開放
されることによる弊害を考慮すればむしろ溶融密封処理
を施したほうが好ましいと言える。
の溶融密封型容器を使用することが好ましく、またこの
ような処理は確かに余分なことではあるが、容器が開放
されることによる弊害を考慮すればむしろ溶融密封処理
を施したほうが好ましいと言える。
すなわち、このような容器は、上述したように被収容物
を外気環境から密封閉塞するため、被収容物である生物
学的試料への外部からの影響を阻且すると共に、当該生
物学的材料の外部へのf期しない漏洩(例えば、バクテ
リアあるいはビールスの汚染という形態で生じる)によ
る障害を防止するという長所を有しているのである。
を外気環境から密封閉塞するため、被収容物である生物
学的試料への外部からの影響を阻且すると共に、当該生
物学的材料の外部へのf期しない漏洩(例えば、バクテ
リアあるいはビールスの汚染という形態で生じる)によ
る障害を防止するという長所を有しているのである。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、従来知られている生物学的試料、特に医療用
試料を素早く処理するための容器にあっては、不利な取
扱いを余儀なくされていた。つまり、ガラス製の容器を
溶融密封し閉塞するには、高度の熟練を要し、しかも、
この場合高温で加熱する必要があるため、通常見られる
ガラス吹き工が使用するランプ炎に相当する強力な熱源
が必要となる。
試料を素早く処理するための容器にあっては、不利な取
扱いを余儀なくされていた。つまり、ガラス製の容器を
溶融密封し閉塞するには、高度の熟練を要し、しかも、
この場合高温で加熱する必要があるため、通常見られる
ガラス吹き工が使用するランプ炎に相当する強力な熱源
が必要となる。
さらに、被収容物である生物学的試料は、溶融密封処理
が施されている間、容器に収容された状態であるため、
試料が熱に敏感なものである場合には、この処理熱によ
って障害を受けたり、あるいは絶滅してしまう。したが
って、高温加熱による密封処理が行なえない場合がある
。
が施されている間、容器に収容された状態であるため、
試料が熱に敏感なものである場合には、この処理熱によ
って障害を受けたり、あるいは絶滅してしまう。したが
って、高温加熱による密封処理が行なえない場合がある
。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、生物学的試料を収容するのに適した溶融
密封型容器を提供することを目的とする。
たものであり、生物学的試料を収容するのに適した溶融
密封型容器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
ヒ記目的を達成するための本発明は、被収容物を収容す
る容器本体に、赤外線吸収材料により形成された溶融密
封部を形成したことを特徴とする溶融密封型容器である
。
る容器本体に、赤外線吸収材料により形成された溶融密
封部を形成したことを特徴とする溶融密封型容器である
。
前記赤外線吸収材料は、赤外線近傍の光を吸収するよう
に構成することが好ましい。
に構成することが好ましい。
また、前記赤外線吸収材料は、赤外線吸収ガラスにより
構成することができる。
構成することができる。
前記容器本体は、赤外線吸収ガラスにより一体的に形成
することが好ましい。
することが好ましい。
前記容器本体の少なくとも前記溶融密封部は、低作業温
度を有するガラスにより形成することが好ましい。
度を有するガラスにより形成することが好ましい。
前記作業温度は、約950℃〜1000℃であることが
好ましい。
好ましい。
前記赤外線吸収ガラスは、具体的には、ショットグラス
ヴェルケ社製のNo、8516ガラスを用いることがで
きる また、前記溶融密封型容器は、生物学の材料を検査する
ための検査用容器として用いて好適である。
ヴェルケ社製のNo、8516ガラスを用いることがで
きる また、前記溶融密封型容器は、生物学の材料を検査する
ための検査用容器として用いて好適である。
前記容器本体は、少なくとも予備破断部を有することが
好ましく、この予備破断部は、応力集中を受ける部分で
あることが好ましい。
好ましく、この予備破断部は、応力集中を受ける部分で
あることが好ましい。
さらに、前記容器本体に、予備破断部を示す少なくとも
一つの印を形成することもできる。
一つの印を形成することもできる。
また、前記容器本体に合成樹脂被膜を被覆することが好
ましい。
ましい。
(作用)
このように構成した本発明にあっては、赤外線を有する
白熱灯を集光して照射することにより溶融密封すること
ができる。これにより、初心者あるいは十分完成されて
いない装置によっても、裸の炎を必要とすることなく溶
融密封作業を行なうことができる。したがって、生物学
的試料を調合する検査場所において、従来密封処理に使
用されていた裸炎を用いることが不要となることから、
試料を破損させたりする虞れがなくなると共に、安全性
が向上することとなる。
白熱灯を集光して照射することにより溶融密封すること
ができる。これにより、初心者あるいは十分完成されて
いない装置によっても、裸の炎を必要とすることなく溶
融密封作業を行なうことができる。したがって、生物学
的試料を調合する検査場所において、従来密封処理に使
用されていた裸炎を用いることが不要となることから、
試料を破損させたりする虞れがなくなると共に、安全性
が向上することとなる。
また、本発明に係る溶融密封処理は、通常の容器ガラス
に比べ作業温度が低く、約り50℃〜1000℃程度の
作業温度を有する赤外線吸収ガラスにより達成すること
ができる。したがって、溶融密封が容易になるばかりで
なく、温度上昇も大幅に抑制されるため、熱影響により
破損する生物学的試料であっても容器内に収容すること
ができる。
に比べ作業温度が低く、約り50℃〜1000℃程度の
作業温度を有する赤外線吸収ガラスにより達成すること
ができる。したがって、溶融密封が容易になるばかりで
なく、温度上昇も大幅に抑制されるため、熱影響により
破損する生物学的試料であっても容器内に収容すること
ができる。
さらに、本発明の赤外線吸収材料は、白熱灯のパワース
ペクトル分布によって、使用される赤外線吸収材料、特
に赤外線近傍の吸収材料を適宜選択することができる。
ペクトル分布によって、使用される赤外線吸収材料、特
に赤外線近傍の吸収材料を適宜選択することができる。
この赤外線吸収材料としては、赤外線吸収ガラスを用い
ることが好ましい。この材料は、容易に得ることができ
ると共に、少なくとも溶融密封部に用いる。また、本発
明に係る容器を赤外線吸収ガラスによって一体的に構成
すれば、容器の製造及び処理が簡素になり、さらに好ま
しい。
ることが好ましい。この材料は、容易に得ることができ
ると共に、少なくとも溶融密封部に用いる。また、本発
明に係る容器を赤外線吸収ガラスによって一体的に構成
すれば、容器の製造及び処理が簡素になり、さらに好ま
しい。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す斜視図であって溶融
密封処理を施こす前の状態を示しており、第2図は、同
実施例の溶融密封処理を施した後の状態を示す斜視図、
第3図は、本発明の他の実施例であって第1図の■−■
線に相当する断面図である。
密封処理を施こす前の状態を示しており、第2図は、同
実施例の溶融密封処理を施した後の状態を示す斜視図、
第3図は、本発明の他の実施例であって第1図の■−■
線に相当する断面図である。
第1図に示すように、本実施例の溶融密封型容器1は、
ガラスにより形成されており、生物学的試料3が収容さ
れるようになっている。この生物学的試料3は、腐敗し
やすいものであり、特に医療用試料を収容することが好
ましい。
ガラスにより形成されており、生物学的試料3が収容さ
れるようになっている。この生物学的試料3は、腐敗し
やすいものであり、特に医療用試料を収容することが好
ましい。
容器本体1は、テーパ状の溶融密封部5を有しており、
この溶融密封部5は赤外線吸収ガラスにより構成されて
いる。これにより、この溶融密封部5の位置に白熱光を
集光させることによって容器本体1を容易に溶融密封す
ることができる。すなわち、第1図に示すように、白熱
灯7から照射された光を楕円形状の反射鏡9によって集
光し、得られる光束11を前記溶融密封部5に照射する
のである。
この溶融密封部5は赤外線吸収ガラスにより構成されて
いる。これにより、この溶融密封部5の位置に白熱光を
集光させることによって容器本体1を容易に溶融密封す
ることができる。すなわち、第1図に示すように、白熱
灯7から照射された光を楕円形状の反射鏡9によって集
光し、得られる光束11を前記溶融密封部5に照射する
のである。
前記容器本体1は、赤外線吸収ガラスにより一体的に形
成されている。したがって、溶融密封部5のみを赤外線
吸収ガラスにより構成すると共にその他の容器本体を通
常のガラスにより構成した場合に比べ、製造がより簡単
となる。
成されている。したがって、溶融密封部5のみを赤外線
吸収ガラスにより構成すると共にその他の容器本体を通
常のガラスにより構成した場合に比べ、製造がより簡単
となる。
−に連した赤外線吸収ガラスに用いて好ましい材料の具
体例としては、マインツのショット・グラスヴエルケ社
製のNo、8516ガラスを挙げることができる。また
、少なくとも前記溶融密封部5を、低作業温度(例えば
約950℃〜]、 OO0℃)を有するガラスにより構
成するとさらに好ましい。このような作業温度を有する
赤外線吸収ガラスとしては、例えば、前述したNo、8
516ガラスなどを挙げることができる。
体例としては、マインツのショット・グラスヴエルケ社
製のNo、8516ガラスを挙げることができる。また
、少なくとも前記溶融密封部5を、低作業温度(例えば
約950℃〜]、 OO0℃)を有するガラスにより構
成するとさらに好ましい。このような作業温度を有する
赤外線吸収ガラスとしては、例えば、前述したNo、8
516ガラスなどを挙げることができる。
また、本実施例の容器1は、生物学的試料3を検査する
ための検査用容器として用いることに適している。この
ために、容器本体1には、湾曲しない互いに対向して平
行な側壁13.15が形成されている。このように、本
実施例の容器lは光学検査用の容器として用いることが
でき、これにより被検査物3を容器に静かに注ぐ必要が
なくなる。
ための検査用容器として用いることに適している。この
ために、容器本体1には、湾曲しない互いに対向して平
行な側壁13.15が形成されている。このように、本
実施例の容器lは光学検査用の容器として用いることが
でき、これにより被検査物3を容器に静かに注ぐ必要が
なくなる。
容器本体1の溶融密封部5から離間した位置には、少な
くとも一つの予備破断部17が形成されており、この予
備破断部17は種々の手段により形成することができる
。例えば、表面を部分的に切削もしくはエツチングした
り、あるいは、応力集中が予め発生するように局部的に
熱処理を施すことにより形成することが好ましい。また
、容器本体1には、少なくとも一つの印19を形成し、
Hi破破断部子7位置を表わすことが好ましい。
くとも一つの予備破断部17が形成されており、この予
備破断部17は種々の手段により形成することができる
。例えば、表面を部分的に切削もしくはエツチングした
り、あるいは、応力集中が予め発生するように局部的に
熱処理を施すことにより形成することが好ましい。また
、容器本体1には、少なくとも一つの印19を形成し、
Hi破破断部子7位置を表わすことが好ましい。
前記溶融密封部5は、溶融密封処理を容易にすると共に
、溶融密封位置を確認するために、前述したようにテー
パ形状に形成されている。
、溶融密封位置を確認するために、前述したようにテー
パ形状に形成されている。
第2図は、上述した本実施例の容器1を溶融密封処理し
た後の状態を示しており、容器1の上端開口部が密封閉
塞されて溶融密封片21が形成されている。
た後の状態を示しており、容器1の上端開口部が密封閉
塞されて溶融密封片21が形成されている。
第3図は、本発明の他の実施例を示す断面図であって、
本実施例の容器は、第1.2図に示す容器と同様の容器
301の外表面に、合成樹脂被膜23を連続的に被覆し
たものである。このように構成すれば、容器301が破
損した場合にあっても、合成樹脂被膜23が生物学上の
材料の漏洩を防止することができる。しかも、容易に内
接する合成樹脂被膜を使用することができる。
本実施例の容器は、第1.2図に示す容器と同様の容器
301の外表面に、合成樹脂被膜23を連続的に被覆し
たものである。このように構成すれば、容器301が破
損した場合にあっても、合成樹脂被膜23が生物学上の
材料の漏洩を防止することができる。しかも、容易に内
接する合成樹脂被膜を使用することができる。
以上説明したように、従来においては赤外線吸収ガラス
は、生物学的試料を貯蔵するためには用いられていなか
った。というのも、通常の容器ガラスに比べ効果である
ばかりでなく、一般的に耐加水分解性が劣っているから
であって、したがって、加水分解を伴なう生物学的試料
の相互作用が懸念されていた。ところが、本発明に関し
ては、本発明に係る容器によって得られる利点を考慮す
れば、高コストは問題とならないし、容器内に生物学的
試料を短時間保存しても、赤外線吸収ガラスの耐加水分
解性が劣っていることは、疎外要因となっていない。
は、生物学的試料を貯蔵するためには用いられていなか
った。というのも、通常の容器ガラスに比べ効果である
ばかりでなく、一般的に耐加水分解性が劣っているから
であって、したがって、加水分解を伴なう生物学的試料
の相互作用が懸念されていた。ところが、本発明に関し
ては、本発明に係る容器によって得られる利点を考慮す
れば、高コストは問題とならないし、容器内に生物学的
試料を短時間保存しても、赤外線吸収ガラスの耐加水分
解性が劣っていることは、疎外要因となっていない。
(発明の効果)
以上述べたように本発明によれば、生物学的試料を収容
するのに適した溶融密封型容器を提供することができ、
特に医療部門から実験室で検査するために毎日大量に処
理される医療用試料材料を収容する容器に用いて好適な
ものとなる。
するのに適した溶融密封型容器を提供することができ、
特に医療部門から実験室で検査するために毎日大量に処
理される医療用試料材料を収容する容器に用いて好適な
ものとなる。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図であって溶融密
封処理を施こす前の状態を示しており、第2図は同実施
例の溶融密封処理を施した後の状態を示す斜視図、第3
図は本発明の他の実施例であって第1図の■−■線に相
当する断面図である。 第1図 1.301・・・溶融密封型容器(容器本体)、3・・
・被収容物(生物学的試料)、5・・・溶融密封部、7
・・・白熱灯、9・・・反射鏡、11・・・光束、13
.15・・・側壁、17・・・予備破断部、19・・・
印、21・・・溶融密封片、23・・・合成樹脂被膜。 特許出願人 ショット、ルールグラス、ゲゼルシャ
フト、ミツト、 ベシュレンクテル、ハフラング
封処理を施こす前の状態を示しており、第2図は同実施
例の溶融密封処理を施した後の状態を示す斜視図、第3
図は本発明の他の実施例であって第1図の■−■線に相
当する断面図である。 第1図 1.301・・・溶融密封型容器(容器本体)、3・・
・被収容物(生物学的試料)、5・・・溶融密封部、7
・・・白熱灯、9・・・反射鏡、11・・・光束、13
.15・・・側壁、17・・・予備破断部、19・・・
印、21・・・溶融密封片、23・・・合成樹脂被膜。 特許出願人 ショット、ルールグラス、ゲゼルシャ
フト、ミツト、 ベシュレンクテル、ハフラング
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 [1]被収容物(3)を収容する容器本体(1)に、赤
外線吸収材料により形成された溶融密封部(5)を形成
したことを特徴とする溶融密封型容器。 [2]前記赤外線吸収材料は、赤外線近傍の光を吸収す
ることを特徴とする請求項1記載の溶融密封型容器。 [3]前記赤外線吸収材料は、赤外線吸収ガラスである
ことを特徴とする請求項1乃至2記載の溶融密封型容器
。 [4]前記容器本体(1)は、赤外線吸収ガラスにより
一体的に形成したことを特徴とする請求項3記載の溶融
密封型容器。 [5]前記容器本体(1)の少なくとも前記溶融密封部
(5)は、低作業温度を有するガラスにより形成したこ
とを特徴とする請求項1乃至4記載の溶融密封型容器。 [6]前記作業温度は、約950℃〜1000℃である
ことを特徴とする請求項5記載の溶融密封型容器。 [7]前記赤外線吸収ガラスは、ショットグラスヴェル
ケ社製のNO.8516ガラスであることを特徴とする
請求項3乃至6記載の溶融密封型容器。 [8]前記溶融密封型容器は、生物学の材料を検査する
ための検査用容器であることを特徴とする溶融密封型容
器。 [9]前記容器本体(1)は、少なくとも予備破断部(
17)を有することを特徴とする請求項1乃至8記載の
溶融密封型容器。 [10]前記予価破断部(17)は、応力集中を受ける
部分であることを特徴とする請求項9記載の溶融密封型
容器。 [11]前記容器本体(1)は、前記予備破断部(17
)を示す少なくとも一つの印(19)を有することを特
徴とする請求項9乃至10記載の溶融密封型 容器。 [12]前記容器本体(1)に合成樹脂被膜(23)を
被覆したことを特徴とする請求項1乃至11記載の溶融
密封容器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3810939A DE3810939A1 (de) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | Zuschmelz-versandbehaelter aus glas fuer biologisches material |
DE3810939.5 | 1988-03-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296629A true JPH0296629A (ja) | 1990-04-09 |
Family
ID=6351127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1081332A Pending JPH0296629A (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | 溶融密封型容器 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5105957A (ja) |
EP (1) | EP0335145B1 (ja) |
JP (1) | JPH0296629A (ja) |
AT (1) | ATE72396T1 (ja) |
DE (2) | DE3810939A1 (ja) |
ES (1) | ES2030226T3 (ja) |
GR (1) | GR3003739T3 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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