JPH0296569A - 新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法 - Google Patents

新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法

Info

Publication number
JPH0296569A
JPH0296569A JP63249130A JP24913088A JPH0296569A JP H0296569 A JPH0296569 A JP H0296569A JP 63249130 A JP63249130 A JP 63249130A JP 24913088 A JP24913088 A JP 24913088A JP H0296569 A JPH0296569 A JP H0296569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leuhistin
leuhistine
culture
medium
physiologically active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63249130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2799176B2 (ja
Inventor
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Takaaki Aoyanagi
青柳 高明
Hiroshi Osanawa
長繩 博
Masa Hamada
雅 浜田
Shigemi Yoshida
茂美 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microbial Chemistry Research Foundation
Original Assignee
Microbial Chemistry Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Microbial Chemistry Research Foundation filed Critical Microbial Chemistry Research Foundation
Priority to JP63249130A priority Critical patent/JP2799176B2/ja
Publication of JPH0296569A publication Critical patent/JPH0296569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2799176B2 publication Critical patent/JP2799176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗アミノペプチダーゼM作用を有する新規な生
理活性物質ロイヒスチン及びその製造法に関するもので
ある。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕微生物
の生産する生理活性物質の中で、これまでにアクチノニ
ン(Actinonin)、プロベスチン(Probe
stin)およびプロスタチン(Prostatin)
などがアミノペプチダーゼMを阻害することが報告され
ている( rThe Journal of Anti
bioticsJ第38巻1629−1630頁(19
85)、特願昭62−240600号〕。しかし、これ
らの阻害物質はアミノペプチダーゼMを阻害するととも
に、ロイシンアミノペプチダーゼをも阻害するため、こ
れら2種の酵素の分類、同定などをするうえで、アミノ
ペプチダーゼM(AP−M)を阻害するがロイシンアミ
ノペプチダーゼ(Leu−AP)を阻害しない阻害物質
が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述の期待に応える入くアミノペプチダ
ーゼMに対し阻害作用を有する物質の探索を続けたとこ
ろ、バチルス属に属する細菌菌株の培養液中にアミノペ
プチダーゼMを強く阻害する物質が生産されていること
を見出した。その有動物質を単離精製することに成功し
、ロイヒスチン([、cuhistin)と命名した。
さらにロイヒスチン(Leuhistin)の理化学的
及び生物学的性状を確定することにより本発明を完成し
た。
従って、第一の本発明は次式 で表される構造を有する新規生理活性物質ロイヒスチン
を提供するものである。ロイヒスチンの理化学的性質は
下記の通りである。
1) ロイヒスチンの理化学的性状 (1)色及び形状:白色粉末 (2)分子式:C工、11□、N30゜(3)分  子
  量:  241  SI−MS  m/z(4)融
   点: 178−180℃(5)比旋光度: (α
3”−32,0°(cl、メタノール)(6)紫外線吸
収スペクトル: 1mg/+nQメタノール溶液中で2
10〜35Onm間に特異的な吸収を示さない。
(7)赤外線吸収スペクトル:添付図面の第1図に示す
(8)水素核核磁気共鳴スペクトル:添付図面の第2図
に示す。
(9)炭素核核磁気共鳴スペクトル:添付図面の第3図
に示す。
(10)呈色反応ニジリカゲル薄層上でニンヒドリン試
薬、パウリ試薬に陽性。
(11)溶解性:水、メタノール、ジメチルスルホキシ
ドに可溶であり、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム
、ヘキサンに不溶である。
(12)薄層クロマトグラフィーのRf値: 0.39
シリカゲル(メルク社製 Art、 5715)薄層を
用い展開溶媒としてn−ブタノール−酢酸−水 (2:
l:1)を用いた。
(13)塩基性、酸性、中性の区分:塩基性本発明のロ
イヒスチンとプロベスチン、プロスタチンおよびアクチ
ノニンの抗アミノペプチダーゼ活性(IC,o値)は次
の第1表に示すとおりである。
第1表 第1表でAP−AはアミノペプチダーゼAを、AP−8
はアミノペプチダーゼ■3を意味する。
ロイヒスチンは、他の3種の阻害物質と比較すると、抗
アミノペプチダーゼM活性は同等かもしくは弱いがロイ
シンアミノペプチダーゼには全く阻害作用を示さない。
さらに本発明のロイヒスチンはマウスの免疫能を増強す
る物質であると認められた。従って、本発明により得ら
れた化合物は、免疫増強剤として有用である。また抗腫
よう免疫増強剤としての用途も期待される。
さらに、第二の本発明は、バチルス属に属するロイヒス
チン生産菌を培養し、その培養液からロイヒスチンを採
取することを特徴とする生理活性物質ロイヒスチンの製
造法を提供するものである。
本発明に使用されるロイヒスチン生産菌の一例としては
、本発明者らにより東京都文京区の土壌より新たに分離
された細菌であってBMll、56−14Fの菌株番号
を付された菌株がある。8M1156−14F株の菌学
的性状は次の通りである。
■、形態 (1)細胞は桿菌、大きさは、0.6〜1.OX2〜4
.5ミクロンである。
(2)不規則な繭形は観察されない。
(3)周鞭毛を有し、運動性を示す。
(4)胞子を有する。その形は卵円形、大きさは、0.
8 X 1.0〜1.6ミクロン、位置は中立(cen
tral)、菌体は膨隆している。芽胞は、その側部に
クリスタルバイオレットでカヌーの形によく染まる部分
(parasporal body)を有し、耐熱性で
ある。
(5)ダラム染色は不定である。
(6)非抗酸性である。
2、各種培地における生育状態 肉汁ゼラチン穿刺培養以外は、すべて30℃で試験した
(1)肉汁寒天平板培養 コロニーは、やや光沢のある不透明な円形で、辺縁は不
規則、色はうす黄(paleyellotm)〜うす茶
(pale brown)を示す。培養後3日目頃より
、コロニーの表面はしわ状を呈する。拡散性色素は認め
られない。
(2)肉汁寒天斜面培地 接種線に沿って一様に生育し、不透明で光沢がなく、う
す黄(pale yelloす)からうす茶(pale
 brown)を示す。
拡散性色素は詔められない。
(3)肉汁液体培養 培養後1日で試験管底部に菌体が沈澱し、2日目に培地
が濁り、培地表面に菌膜をつくる。3日目には培地表面
を菌膜がおおう。
(4)肉汁ゼラチン穿刺培養 20℃培養では、穿刺腺に沿って菌の生育が認められ、
培養後4日目頃より、液化がはじまった。その型は層状
である。30℃培養の場合は、培地中に全体的に生育を
認め、2日目で表面に菌膜を形成する。ゼラチンの液化
は培養後3日目頃より始まり、144日目ほぼ完了した
(5)ミルク ミルクおよびBCPミルクのいずれの培地においても、
培養後7日目頃に試験管壁にリング状に生育し、培地表
面に菌膜を形成する。
培養後100日目頃凝固が観察され、完了後直れにペプ
トン化が始まった。反応は酸性ではなかった。
3、生理的性質(特に記さない限り、培養温度はすべて
30℃) (1)硝酸塩の還元:陽性 (2)脱窒反応(駒形らの方法:長谷用武治編著;「微
生物の分類と同定」223頁、東京大学出版会、197
5年):陰性 (3) Mrlテスト(ブドウ糖ペプトン培地;ブドウ
糖5g、ペプトン10g、精製水1000ff+u、 
pH7,6):陰性 (4) V−Pテスト(ブドウ糖ペプトン培地;ブドウ
糖5g、ペプトン10g、精製水10100O,pH7
,6) :陰性 (5)インドールの生成:培養後1〜3日の観察で陰性
、その後4〜10日の観察では判定困難のため、疑わし
い。
(6)硫化水素の生成:陰性 (7)デンプンの加水分解:陰性 (8)クエン酸の利用: Koserの培地では生育せ
ず、Christensenの培地では生育するが斜面
部の赤変を認めず陰性であった。
(9)無機窒素源の利用:窒素源が硝酸ナトリウムでは
生成せず、硫酸アンモニウムの場合は生育する。
(■0)色素の生成(キングAおよびキングB培地。
栄研化学):キングAおよびキングB培地ともに、わず
かに黄色味を帯び、Uv下できわめてわずかに蛍光色を
発する。
(11)ウレアーゼ(尿素培地、栄研化学):陰性(1
2)オキシダーゼ:陽性 (13)カタラーゼ:陽性 (14)生育の範囲: p+15.7〜pH9,0の範
囲で生育を認め最適pHは6.0〜8.0である。また
、20℃〜45℃の範囲で生育を認め、最適温度は、3
0℃〜37℃である。
(15)酸素に対する態度二連性嫌気性(16) 0−
Fテスト(Hugh−Leifson法による。ただし
、培地に酵母エキス0.1%添加)二発酵型である。
(17)糖類からの酸およびガスの生成〈酸の生成〉 糖加アンモニウム塩培地(リン酸2アンモニウム1g、
塩化カリウム0.2g、塩化マグネシウム0.2g、酵
母エキス0.2g、寒天20g、精製水10100O、
ブロムクレゾールパープル0.2%溶液4mQを基礎培
地とし、糖を最終濃度が1%となるように加え、斜面と
する)を使用の場合: 〈ガスの生成〉 uBh−Le、1fson培地を使用し、上記15種の
糖類で試験: いずれの糖においても生成しない。
(18)リゾチーム感受性: 基礎培地(ペプトンlog、牛肉エキス10g、NaC
15g、精製水10100O,pH7,0)にリゾチー
ムを0.001%加え、本菌株を接種し、ロータリー・
シェーカー(180ppm)で30℃24時間振どう培
養を行い、菌の増殖を認めた。
(19)カゼインの加水分解:陽性 以上の性状を要約すると、BMI]、56−14F1株
は、通性嫌気性の有芽胞桿菌で、ダラム染色は不定であ
る。又1周鞭毛を有し、運動性を示す。芽胞は卵円形で
中立(central)、側部にクリスタルバイオレッ
トでカヌーの形によく染まる部分を有し、耐熱性である
。菌体は膨隆し、非抗酸性である。
寒天培地での生育は不透明で、辺縁は不規則、コロニー
表面はしわ状を呈する。ゼラチンを液化し、ミルクを凝
固、ペプトン化する。硝酸塩を還化し、脱窒反応は陰性
、MRテストは陰性、v−Pテストは陰性である。イン
ドールは検出されず、硫化水素を生成しない。デンプン
を分離せず、クエン酸を利用しない。又、ウレアーゼ反
応は陰性、オキシダーゼ反応は陽性、カタラーゼ反応は
、陽性であった。pH5,7〜9.0の範囲で生育し、
最適pl+は6.0〜8.0である。又、20℃〜45
℃の範囲で生育を認め、最適温度は:30℃〜37℃で
ある。ブドウ糖を発酵的に分解して酸を生成するが、ガ
スは生成しない。なお、D−マンノース、D〜フラクト
ース、マルトース、トレハロース、D−マンニトール、
グリセリンからも、それぞれ酸を生成し、ガスを生成し
ない。リゾチームには、抵抗性であり、カゼインを分解
する。
以−ヒの性状をもとに、l’3M1156−14株をr
llergey’ sManual  of  Det
erminative  Bacterj、ol、og
y  8thedjtionJ  (It、 E、 1
luchanan & N、 E、 Gibbons著
The  Wjl、liams  &  Wilkin
S Company、  llaltjmore。
+974)で検索すると、531ページに示すバチルス
(Racj l Lu5)属にノ1すζすると考えられ
る。更に、種を検索すると、芽胞形成時の菌体の膨隆を
認め、グルコースから酸を生成しアセトインを生成せず
、カタラーゼ陽性を示す種、すなわちBacillus
與町ヨ二忠馴およびBacjllus brcうvis
が近縁の種としてあげられる。8M1156−14F1
株の性状を上記2種の性状と比較すると、次の第2表の
ようになる。
第2表から明らかなように、8M1156−14F1株
は芽胞側部にカヌーの形によく染色される部分(par
asporal body)を有し、クエン酸を利用せ
ず。
又、嫌気培養で生育することから、13acillus
brevisと区別され、一方、Bacillus 1
aterosporusときわめて類似した性状を示し
ている。
従って、13M1156−14F 1株をバチルス・ラ
テロスボルス(Bacillus 1ateros o
rus)8M1156−14F1と同定した。
なお、8M115644F 1株を工業技術院微生物工
業技術研究所に寄託申請し、昭和63年8月12日に微
工研菌寄第10193号として受託された。
8M1156−14F株はほかの細菌の場合にみられる
ようにその性状が変化しやすい。たとえばBMI156
−14F株の、またはこの株に由来する突然変異株(自
然発生または誘発性)、形質融合体または遺伝子組換え
体であっても、ロイヒスチンの生産能を有するバチルス
属の菌はすべて本発明の方法に使用することが出来る。
本発明の方法では、前記の菌を通常の微生物が利用しう
る栄養物を含有する培地で培養する。栄養源としては、
グルコース、水あめ、デキス1へリン、シュクロース、
でんぷん、糖蜜、動・植物油等を使用できる。また窒素
源として、大豆粉、小麦はい芽、コーンステイープ・リ
カー、綿実かす、肉エキス、ペプトン、ISF母エキス
、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を利用できる
。その他、必要に応じ、ナトリウム、コバルト、塩素、
燐酸、硫酸、及びその他のイオンを生成することの出来
る無機塩類を添加することは有効である。また菌の生育
を助け、生理活性物質ロイヒスチンの生産を促進するよ
うな有機及び無機物を適当に添加することができる。
培養法としては、好気的条件での培養法、特に深部培養
法が適している。培養に適当な温度は15〜37℃であ
るが、多くの場合、26〜:(0℃付近で培養する。生
理活性物質ロイヒスチンの生産は培地や培養条件により
異なるが、振どう培養、タンク培養とも通常1〜10日
の間でその??積が最高に達する。培養物中の生理活性
物質ロイヒスチンの蓄積置が最話になったときに培養を
停止し、培養液から目的物質を単離精製する。
本発明によって得られるロイヒスチンの培養液からの採
取にあたっては、その性状を利用した通常の分離手段を
適宜組み合わせて抽出して精製することができる。即ち
培養濾液を吸着樹脂5P−206(三菱化成株式会社製
)のカラムに通し、水で洗浄し、メタノールなどの有機
溶媒で溶離する。溶離液から有機溶媒を留去したのち、
陽イオン交換樹脂JRC−50(オルガノ社製)のカラ
ムに通し、水で洗浄し、アンモニア水などで溶離する。
溶離液を減圧下に濃縮乾固することにより粗粉末を得る
ことができる。
上述の方法に加え吸着クロマトグラフィー、ゲル濾過ク
ロマトグラフィーなどを適宜組み合わせあるいは繰り返
すことによってロイヒスチンを単離する。
ロイヒスチンの培養工程ならびに精製工程中での追跡は
抗アミノペプチダーゼM活性の41す定に基づいて行っ
た(rJournal of Antibiotics
J第38巻。
1629−1630頁(1985))。
即ち、試験管に2mMのし一ロイシンーβ−ナフチルア
ミド0.25n+lil、0.1Mのトリス−塩酸緩衝
液(pl!7.0)0.5mfl、検体を含む水溶液0
.2+nQを加えた混合溶液を37℃、3分間加温した
後、4 U/mgのアミノペプチダーゼM(ベーリンガ
ー・マンハイム社製)の溶液の0.05rIIQを加え
、37℃で30分間反応したのち、ツイーン(T讐ee
n 20)を10%、ファーストガーネットGBC塩を
0.1%含むIM酢酸ナトリウム緩wB液(pf14 
、2) 1mQを加え、室温に15分放置後に、525
 nmにおける吸光度(a)を測定した。同時にロイヒ
スチンを含まない緩衝液のみを用いた盲検反応液の吸光
度(b)を8111定し、アミノペプチダーゼM 11
+1害率を((b−a)/b) X100の式により計
算した。
(実施例) 次に実施例によって本発明のロイヒスチンの製造例を示
す。
実施例1 種培地として、グリセリン3.0%、魚粉2.0%、炭
酸カルシウム0.2%を含む培地を用いた。なお殺菌前
の培地pHはp+!7.4に調整して使用した。
500mQ容三角フラスコに110mQを分注した前記
種培地を120℃で20分間殺菌し、これにバチルス・
エスピー・+3Ml1.56−14P1株(FERM 
P−10193)の斜面培養の1〜2白金耳を接種し、
27℃で2日間振どう培養し種培養とした。ついで生産
培地としてグリセリン3.0%、魚粉2.0%、炭酸カ
ルシウム0.2%、L−ロイシン0.5%、!、−ヒス
チジン塩酸塩0.5%を含む培地(ρ117.4) を
500mQ容三角フラスコに110mQずつ分注し12
0℃で20分間殺菌し、前記種培養液:3mflずつを
接種し、27℃で4日間振どう培養した。培養終了後、
濾過助剤として珪藻土を加え濾過し、固体を含む固形物
および培養濾液を得た。
実施例2 実施例1で得られた培′!#濾液8Qを吸着樹脂ダイア
イオン5P−206の1Qのカラムにかけ、水で洗浄し
、30%、メタノール(4Q)で溶離した。活性画分を
含む溶離液を減圧濃縮して容積をIQとした。
犬1直主 実施例2で得られた溶液をアンバーライトIRC−50
(I!1型) 500m12のカラムにかけ、水で洗浄
し、INのアンモニア水で溶離した。活性画分を含む溶
離液を減圧濃縮して容積を’7mQとした。
火傭潰工 実施例3で得られた溶液を、あらかじめ水で充填したM
CI GIEL CIIP−20P(三菱化成株式会社
″?)500mQのカラムにかけ、水で展開し、l−0
gずつ分画した。活性分画Nα10−15を減圧濃縮し
、黄色粉末450mgを得た。
υ−例盈 実施例4で得られた粉末を少量の水に溶解し、水で充填
したセファデックスG−10(ファルマシアファインケ
ミカル社製)IRのカラムにかけ、水を展開溶媒とする
クロマトグラフィーを行い、8にずつ分画した。活性分
画No21〜26を減圧濃縮すると、ロイヒスチンの白
色粉末240mgが得られた。
このロイヒスチンは0.20Pg/mQの1度でアミノ
ペプチダーゼMを50%阻害した。
試験例1− 本例はロイヒスチンが免疫増強作用をもつことを例証す
るものである。
試験法は次の通りである。すなわち、ラット(Fisc
her系)の肺臓から常法で単離された肺細胞の浮遊液
を調製する。−回洗滌後に、10%FC5添加のRPM
I1640培地に憩濁し、ナイロンウール塔にかける。
5%C02条件下で37℃で60分間インキュベートし
た後に、ナイロンウールに付着しなかった肺細胞を回収
する。回収した肺細胞にコンカナバリンA (Con 
A )を加えて5%CO□条件下で炭酸ガス培養器内で
37℃で4時間反応させ、更にメチル・α−O−マンノ
ピラノシドを加えて反応を終了させた。
その後、十分量の培地液で肺細胞を洗滌し、得られた細
胞にロイヒスチンを種々の投与社で加えて、37°Cで
5%C02条件下に72時間反応させた。
この反応終了の16〜18時間前にJH−チミジンを加
え、細胞への311−チミジン取込み率を液体シンチレ
ーション・カウンターで1分間当りのカウント数(cp
m)として測定する。評価は、ロイヒスチンを加えない
群のカウントを100%とした基窄でT/C(%)を算
出し、ロイヒスチンによる肺細胞のチミジン取込み増加
率を評価した。有意差検定(P)はスチューデントし一
検定法で行った。
試験結果を第3表に要約して示す。
一般に、細胞中のDN、Aの合成にはチミジンが必要と
され、細胞の分裂の程度はDNAの合成の強弱を81と
して評価できる。マイトゲン(mitogen)の一種
であるCan Aで刺激された肺細胞がロイヒスチン無
添加の場合に比べてロイヒスチン添加群で311−チミ
ジンの取込み率を増加させたことは、肺細胞の細胞分裂
の頻度、すなわち増殖速度がロイヒスチンにより増加し
たことを示す。そして、牌細胞数の増加は免疫力が増強
したことを意味する。 第3表の結果から、6.25〜
100μg/mQのロイヒスチンの添加はCan A処
理による活性化b1.asts細胞の3II−チミジン
取込みを増加させたことが認められ、この細胞の細胞分
裂の頻度を増加させたものと認められる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロイヒスチンの臭化カリウム錠内での赤外線吸
収スペクトルを示し、第2図はロイヒスチンの重メタノ
ール中で81’l定した400MHz水素核核磁気共鳴
スペクトルを示す。第3図はロイヒスチンの重メタノー
ル中で測定した100M)Iz炭素核核磁気共鳴スペク
トルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物であることを特徴とする生理活性物質
    ロイヒスチンまたはその塩。 2、バチルス属に属するロイヒスチン生産菌を培養し、
    その培養物からロイヒスチンを採取することを特徴とす
    る、生理活性物質ロイヒスチンの製造法。
JP63249130A 1988-10-04 1988-10-04 新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法 Expired - Lifetime JP2799176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63249130A JP2799176B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63249130A JP2799176B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0296569A true JPH0296569A (ja) 1990-04-09
JP2799176B2 JP2799176B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=17188376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63249130A Expired - Lifetime JP2799176B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2799176B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2799176B2 (ja) 1998-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0063456B1 (en) Pseudo-aminosugars, their production and use
JPH02196780A (ja) グリコシダーゼ阻害剤サルボスタチンおよびその製法
JPH035398B2 (ja)
JPS6276A (ja) 酵素阻害性新規物質
JPH0296569A (ja) 新規生理活性物質ロイヒスチン及びその製造法
US3975235A (en) Process for the production of cephamycin type antibiotic substances
JPS606194A (ja) 新規抗生物質sf−2288及びその製造法
JPS61265097A (ja) 発酵法によるメナキノン−4の製造法
JPS6040837B2 (ja) 抗生物質チオストレプトンの製造法
JPS6169787A (ja) α‐グルコシダーゼ抑制作用を有する新規プソイドオリゴ糖およびそれらの製法
JPS62210996A (ja) 抗生物質エミマイシンの製造法
US4334021A (en) Process for producing coproporphyrin III
JPS5934895A (ja) プルマイシン製造法
JPS6055065B2 (ja) 5−アミノ−2−カルボキシ−4−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−酢酸誘導体
JPH0566943B2 (ja)
JPS59173089A (ja) L−スレオ−β−ヒドロキシアスパラギン酸の製造法
JPH0631280B2 (ja) Ws7739物質およびその製造法
JPH07278055A (ja) 抗菌性物質be−40665類
JPH0140840B2 (ja)
JPH08176157A (ja) 新規生理活性物質エポスタチン、その製造法およびその用途
JPH0369894B2 (ja)
JPH0272144A (ja) Fr900280物質およびその製造法
JPS6339591A (ja) 新規生理活性物質NK−A−17−e−233およびその製造法
JPS5951998B2 (ja) 新規生理活性物質ベ−テノンbおよびその製造法
JPH0446191A (ja) コウジ酸誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080703

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080703

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090703

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090703

Year of fee payment: 11