JPH0296036A - 木室建造物の軸組接合方法 - Google Patents

木室建造物の軸組接合方法

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JPH0296036A
JPH0296036A JP15887488A JP15887488A JPH0296036A JP H0296036 A JPH0296036 A JP H0296036A JP 15887488 A JP15887488 A JP 15887488A JP 15887488 A JP15887488 A JP 15887488A JP H0296036 A JPH0296036 A JP H0296036A
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JP15887488A
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Shigeru Terada
茂 寺田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1)産業上の利用分野 本願発明は木質建造物の軸組接合方法に関する。
2)従来の技術 本発明者による特許第11463413号により、所望
の柱間隔に対応する長さで継手を有せず両末端に近接し
てボルト締め孔を有し、心部に木繊維方向にボルト孔を
有し、両末端の両側面に直角に上面から下面に及ぶ縦方
向の欠如を造ることによって、上面から下面に亘る断面
矩形の縦長の突起部を有する軸組部材、即ち土台、軒桁
及び梁、胴差が上記ボルト孔の対応位置に本繊維方向と
直角方向にボルト孔を有し、両末端及び中間部位に上記
軸組部材の断面矩形の突起部に対応する形状並びに大き
さの1〜4個の切り込みを有する柱部材を介して、両締
めボルトでナツト締めすることにより、接合されている
ことを特徴とする土台、軒桁並びに柱よりなる木質建造
物の軸組構造が公知になっている。
その公知発明による軸組では、柱部材を含む構造部材は
すべて規格化した寸法に工場で満足すべき精度を以って
能率よく、従って安価に製造できる。継手は一切使用し
ない。柱部材とその他の軸組部材との接合は、専ら軸組
部材の両末端で行われるから、顧客の注文する木質建造
物の間取り設計に応じて、規格化した寸法の軸組部材を
選別した後、建設現場に輸送しさえすれば現地における
大工による墨入れ刻み等の熟練した大工の手作業を必要
することなしに、そのままで軸組が実施出来る。しかも
、使用軸組部材の品質寸法の適切な規格化により古来の
寸法による洋風建造物は、もちろん和風建造物でもその
部屋数の選別に何の困難も伴うことなしに、顧客の注文
に応じた住宅でも有利に建設することができる。それ故
、その発明による軸組工法はフリーサイズ工法と呼称さ
れた。
フリーサイズ工法にあっては、殊に土台はその一端で基
礎の上に立っている柱部材を挾んで凹凸で嵌合された上
、両ねじボルトで締めつけられる様になっているから、
在来工法で行なわれて来た様に土台胴着において、土台
が建物の重量や風圧加量による変形を起こす虞れがなく
、従ってその様な土台変形に由来する戸障子の開閉困難
の様な不利を起こすことが全くない。
以上の説明からも明らかな様に、その発明のフリーサイ
ズ工法による軸組構造を採用するときは木質建造物を建
築するための工期は著しく短縮出来る詐りでなく、時間
当たりの労賃も低減出来、材料も節約出来るため建築費
も全体として極めて安くなる。
こうして熟練技術者によらずして日本古来の形式で、設
計どおりに堅牢でしかも安価且つ均質な木質建造物が建
造出来るから、単に建て売り住宅に適用して利点が多い
だけでなく、個人の好みに応じた注文建築を行なうため
にも極めて有利である。
3)発明が解決しようとする問題点 本発明は上述の特許第11463413号の有する利点
はそのまま保持しつつ、柱及び軸組部材の接合端部の形
状を一層簡素化し、また、ボルト締め方式を芯部から外
面に変更することにより、製材現場における製材作業を
簡素化すると共に、建設現場での作業を一層容易なもの
に改善することである。
4)問題点を解決するための手段 本発明者は、柱部材と土台、胴差、貫、軒桁等の横架材
との接合方法を更に研究し、本発明の接合方法を完成、
その発明になるフリーサイズ工法と称する軸組構造の一
層の実用化を達成することができた。
即ち、本発明によると、在来方法と異なり、芯部の繊維
方向のボルト孔やボルト締め孔は設けない。その代わり
一 に自体公知の様に、柱と横架材とは、柱を介して、接合
され、それらの外面において金具をもって両締めボルト
でナツト締め固定される。
又、フリーサイズ工法と異なり、軸組部材の末端ではな
く、柱の末端芯部に断面正方形の縦長の突起が作られ、
それに対応する切り込みは軸組の横架材の端部、接合端
に造られている。
こうして、柱と、その突起に対応した接合端形状を有す
る横架材とが、柱を介して接合され、金具を介して自体
公知め方法でボルトをもってナツトで固定される。
即ち、本願発明の接合方法は、所望の柱間隔に対応する
長さを有し、継手を有せず、その再接合端に近接して固
定用の本繊維方向に直角方向の金具用ボルト孔を有し、
また再接合端に、柱の末端における断面正方形の縦長の
突起部に対応して、上面から下面に及ぶ縦方向の欠如を
造ることによって、上面から下面に亘る切り込みを有す
る横架材、即ち土台、軒桁及び梁、胴差が柱部材を介し
て接合され、自体公知の方法で金具を介して両締めボル
トでのナツト締めにより、固定すること、そして、柱を
介して接合されるへき2ないし4本の横架材の接合端の
切り込みの形状が、それらの接合方向および本数に従y
)その断面について、それぞれ凹型矩形、多面角に切り
取られ頂角45度多面の二等辺三角形を有する形状また
は凸型梯型であることを特徴とする木質建造物の軸組構
造で使用される土台、軒桁等の横架材と柱との接合方法
である。
本願発明の上記の接合方法を以下添付図面により、更に
詳細に説明する。
第1図、第3図、第5図および第7図には、柱Aの断面
正方形の末端凸起部を挾んで置かれる横架部材B、B’
C1およびCIが示されている。
第1図では土台及び梁に使用されるB、B’の再接合端
2及び3には、柱の4つの表面で切り取られて作られた
縦長の突起部1に対応して、上面から下面に及び縦方向
の切込み4が凸出部5と6とに取り囲むまれで切り込ま
れ、またその再接合端2及び3の近接部位には、木繊維
方向に直角方向に両締ボルト用の孔7が付されている。
接合部は自体公知の金物8により、固定される。B、B
’で示される軸組部材、即ち横架材の再接合端2および
3における切り込みは、B、B’の中間に挾まれる柱A
の断面正方形の突起部1に対応するべきであるから、B
、B′が直線方向に接合される場合(第1図)は両接合
端2及び3部には凹形の切り込み4が凸出部5,6に囲
まれて、形成される。
B、B’ とが直角方向に接合される場合(第2図)は
、B、B″の面接合端2及び3は/45°に切断され、
中間に挾まれる柱の突起部位1の形状及び大きさに対応
する断面頂角45°の二等辺三角形の切り込み9が作成
される。
更に、二つの横架材の外に、更に第3の横架材Cが柱を
介して接合されるべき場合(第3図)はB、B’の接合
端は、凹形の切り込み4を有する凸出部5,6の片方が
45度の角度に切り落され、Cの接合端は断面梯形に切
り取られる。
最後に、B、B’の外に2個の横架材c、c’が柱を介
して接合されるべき場合(第4図)には、枝突起部位1
に対応してB、B’ 、C及びC′の接合端は、総て断
面様形の凸起を形成している。
5)本発明の詳細 な説明したように、本発明の柱と横架材との接合部の形
状は公知方法に対比して極めて簡素化されているから、
製材工場における柱や横架材の作成は一層簡素単純化さ
れ且つ容易に精密に調整されるから、製造効率は著しく
向上する。また施工現場における接合固定作業は一層安
易なものとなることは詳述を要しない。こうして、この
方法により軸組された木質建造物は一層、堅牢性や安定
性が優れ、ひずみが少なく、ひずみなおしの様な余分の
操作を一切必要とせずして、全く均一な建造物を極めて
安価につくることが可能となる。
この発明による柱部材とその他軸組部材との接合方法に
よるときは、各部材は工場に於いて量産できるから建設
費が安価である。また、従来工法の様に軒桁に継手がな
いこと、土台に柱を介しての建造物の負荷がかからない
から建造物に歪みが生じないこと、力貫が付加的に用い
られていることの故に、強風や地震に対する抵抗性の大
きく、極めて堅牢な木質建造物をつくることが出来る。
その上、更に熟練技術を要することなしに、未熟な技術
によっても建造物の均一化を達成することが出来る。
第1図、第3図、第5図及び第7図は何れも本発明によ
る柱部材と横架材との接合を示す斜視図であり、第2図
、第4図、第6図及び第8図はそれぞれ第1図、第3図
、第5図及び第7図の接合部分の断面図を示すものであ
り、第9図は参考図であって本発明の接合により、構成
された軸組方式全体を示す平面図である。
A:柱部材     B.B’、C.C’:横架材1:
突起部       2、3:接合端4:切り込み  
    5、6:突出部7:ボルト孔        
8:金物手続補正書(方式) 昭和63年10月21日 昭和63年特許願第158874号 2、発明の名称 水室建造物の軸組接合方法 3、補正をする者 事件との関係:特許出願人 氏名 青用 茂 4、代理人 昭和63年9月7日 (発送日二同年9月27日) 6、補正の対象 7、補正の内容 1)別紙のとおり 2)別紙のとおり 第1図は本発明による柱部材と横架材との接合を示す斜
視図であり、第2図は本発明による柱部材と横架材との
接合を示す斜視図であり、第3図は本発明による柱部材
と横架材との接合を示す斜視図であり、第4図は本発明
による柱部材と横架材との接合を示す斜視図である。
第5図は本発明の接合により、構成された軸組方式全体
を示す平面図である。
A:柱部材     B、B’、C,C’:横架材1:
突起部       2.3:接合端4:切り込み  
    5.6:突出部7:ボルト孔        
8:金物簿Z田 箋1園 宴3い 箋4已 算qり 鼠;= 手続補正書(自発) 1.事件の表示 昭和63年特許願第158874号 2、発明の名称 水室建造物の軸組接合方法 3、補正をする者 事件との関係:特許出願人 氏名 寺1)茂 4、代理人 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 a)明細書第6頁第8行目の「第3図、第5図および第
7図」を「第2図、第3図および第4図」に訂正する。
b)同第7頁第16行目に続けて改行して「第5図は上
記本発明の接合を示す平面図である。」を挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所望の柱間隔に対応する長さを有し、継手を有せず、そ
    の両接合端に近接して固定用の木繊維方向に直角方向の
    金具用ボルト孔を有し、また両接合端に、柱の末端にお
    ける断面正方形の縦長の突起部に対応して、上面から下
    面に及ぶ縦方向の欠如を造ることによって、上面から下
    面に亘る凹型の切り込みを有する横架材、即ち土台、軒
    桁及び梁、胴差が柱部材を介して接合され、自体公知の
    方法で金具を介して両締めボルトでのナット締めにより
    、固定されること、そして、柱を介して接合されるべき
    2ないし4本の横架材の接合端の切り込みの形状が、そ
    れらの接合方向および本数に従いその断面について、そ
    れぞれ凹型矩形、多面角に切り取られ頂角45度の二等
    辺三角形を有する形状または凸型梯型であることを特徴
    とする木質建造物の軸組構造で使用される土台、軒桁等
    の横架材と柱との接合方法
JP15887488A 1988-06-27 1988-06-27 木室建造物の軸組接合方法 Pending JPH0296036A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997004189A1 (en) * 1995-07-19 1997-02-06 Don Dunkinson Pergola support

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WO1997004189A1 (en) * 1995-07-19 1997-02-06 Don Dunkinson Pergola support

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