JPH029379Y2 - - Google Patents

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JPH029379Y2
JPH029379Y2 JP16568983U JP16568983U JPH029379Y2 JP H029379 Y2 JPH029379 Y2 JP H029379Y2 JP 16568983 U JP16568983 U JP 16568983U JP 16568983 U JP16568983 U JP 16568983U JP H029379 Y2 JPH029379 Y2 JP H029379Y2
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transistor
collector
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案は定電圧回路に関し、特に高安定な定
電圧出力が得られる定電圧回路に関する。
〔従来技術とその問題点〕
比較的高安定な定電圧を得る回路として第1図
に示すような定電圧回路が知られている。同図に
示すように、ベースとコレクタを短絡接続した第
1のトランジスタQ1、該トランジスタQ1のベー
スにベースが接続される第2のトランジスタQ2
該トランジスタQ2のコレクタにベースが接続さ
れる第3のトランジスタQ3および電源にコレク
タが接続される第4のトランジスタQ4を備え、
上記第1のトランジスタQ1にはトランジスタQ4
と抵抗R1を介して電源を供給し、第2のトラン
ジスタQ2にはトランジスタQ4と抵抗R2を介して
電源を供給するとともに、このトランジスタQ2
のエミツタは抵抗R3を介して接地し、第3のト
ランジスタQ3のコレクタと第4のトランジスタ
Q4のベースには抵抗R4を介して電源を接続し、
第4のトランジスタQ4のエミツタを定電圧出力
端子として構成する。
この回路において、ベースとコレクタが短絡接
続されたダイオード接続のnpnトランジスタQ1
抵抗R1との直列回路と、この直列回路の出力に
よつて駆動されるnpnトランジスタQ2およびエミ
ツタ抵抗R3とからなる回路は、抵抗R1とダイオ
ード接続のトランジスタQ1とによる定電圧出力
によつてトランジスタQ2を駆動するから、定電
流吸込み回路となる。次に、コレクタが電源Vcc
に接続され、エミツタが出力端子Voに接続され
るnpnトランジスタQ4と、ベースが上記トランジ
スタQ4のエミツタと抵抗R2を介して接続され、
コレクタがトランジスタQ4のベースと接続され
るnpnトランジスタQ3とは負帰還回路を構成す
る。上記トランジスタQ4のベースとトランジス
タQ3のコレクタには、抵抗R4を介して電源から
バイアス電流Ioが供給されるようになつているか
ら、仮にトランジスタQ4のエミツタ電圧(出力
Vo)が高くなつたとすると、これに応じてトラ
ンジスタQ3のベース電位も高くなる。このため、
トランジスタQ3に流れる電流I3が多くなりそのコ
レクタ電圧は低くなる。従つて、トランジスタ
Q4のベース電圧も低くなりエミツタ電圧を低く
するように作用するから、出力Voが一定となる。
しかしながら、かかる方式の定電圧回路は、電
源電圧Vccがある程度一定である場合には、負荷
変動に対するVoの安定性と温度特性にはきわめ
て優れた特性が得られるが、電源電圧Vccの変
動、特に使用電源電圧範囲が広い応用回路では、
抵抗R4を介して電源Vccから供給されるバイアス
電流Ioは大きく変動する。このため、第4のトラ
ンジスタQ4の電流増巾率hFEがある程度大きい場
合は、バイアス電流Ioは第3のトランジスタQ3
のコレクタ電流I3に等しいと言えるから、バイア
ス電流Ioの変動によりトランジスタQ3のベー
ス・エミツタ電圧VBE3が変動し、出力電圧Voの
安定性を悪くする欠点がある。
〔考案の目的〕
この考案は、上述の欠点を除去し、電源電圧の
変動に対してもきわめて安定した出力が得られる
定電圧回路を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
この考案の特徴は、第1図の回路に対し第2図
で点線にて囲んだ回路を付加したこと、すなわち
上述第2のトランジスタQ2のベースにベースを
接続した第5のトランジスタQ5と、このトラン
ジスタQ5のコレクタにコレクタが接続され、コ
レクタとベースを短絡接続した第6のトランジス
タQ6と、このトランジスタQ6のベースにベース
が接続される第7のトランジスタQ7とを付加的
に接続し、トランジスタQ7のコレクタを、第3
のトランジスタQ3のコレクタ、したがつて第4
のトランジスタQ4のベースに接続したことにあ
る。
〔考案の実施例〕
第2図はこの考案の一実施例を示すもので、図
面を参照しこの考案を具体的に説明する。第2図
では、第1図の従来方式と共通の回路部分につい
ては同一の記号を用いてあり、動作原理も同様で
ある。この考案では、上述の抵抗R1とダイオー
ド接続されたnpnトランジスタQ1とによる定電圧
出力によつてnpnトランジスタQ5を駆動するか
ら、トランジスタQ5のコレクタ電流I5は定電流吸
込み電流源となる。ダイオード接続されたpnpト
ランジスタQ6とpnpトランジスタQ7は衆知のカレ
ントミラー回路であるから、npnトランジスタQ5
のコレクタ電流I5は略pnpトランジスタQ6のコレ
クタ電流I6となり、pnpトランジスタQ7のコレク
タ電流I7となる。
すなわち、トランジスタQ7のコレクタ電流I7
定電流源となつて上述トランジスタQ4のベース
およびトランジスタQ3のコレクタに供給される
ことになる。電源VccとトランジスタQ4のベース
およびトランジスタQ3のコレクタに接続される
抵抗R4は、この考案では定電圧回路の動作、特
に電源投入時の動作を確実にするための起動回路
となる。従つて、抵抗R4を介して電源から供給
される電流Ioは、トランジスタQ7のコレクタ電
流I7に対して、Io≪I7となる様に抵抗R4の値を設
計することにより、電源電圧Vccの変動によつて
変化を受ける電流Ioは定電流源I7にほとんど影響
を与えないため、負荷変動に対しては勿論のこと
電源電圧変動に対してもきわめて安定した出力電
圧Voが得られる効果がある。また、トランジス
タQ7のコレクタから得られる定電流I7は、特別の
定電流発生回路を必要とせず、自己の有する抵抗
R1とトランジスタQ1による定電流源を利用した
ことにより、大規模な回路を必要とせず経済的に
構成できる効果がある。
この考案の今一つの特徴は、上述抵抗R4によ
る起動回路の代りに、コンデンサCによつても構
成できる点にある。
第3図に実施例として部分回路を示すが、起動
電流Ioは電源投入時に必要なものであるから、電
源投入時に過渡的に発生する充電々流Ioにより回
路を起動できる。この方法によれば、起動後のIo
は消滅するから上述定電流I7に影響を与えること
がなく、より高安定な出力電圧Voが得られる効
果がある。
この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、例えば第2図のトランジスタQ6とトランジ
スタQ7によるカレントミラーは1個のマルチコ
レクタpnpトランジスタで構成しても良く、ま
た、エミツタに抵抗を入れて電流値を調整するよ
うにしても良い。さらに、各トランジスタの導電
型を逆にし、電源極性を逆にして用いてもよい。
いずれにしても、この考案の思想の範囲内におい
て種々改変を加え得るものであることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来の回路に対して簡単な回
路を付加するだけで、広範な電源電圧範囲にわた
つて安定した定電圧出力を得ることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の定電圧回路の一例を示す回路
図、第2図はこの考案による定電圧回路の一実施
例を示す回路図、第3図はこの考案の他の実施例
を示す部分回路図である。 Q1〜Q4,Q5〜Q7……トランジスタ、R1〜R4
…抵抗、C……コンデンサ、Vcc……電源電圧、
Vo……出力電圧。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくともベースとコレクタを短絡接続した
    第1のトランジスタQ1、該トランジスタQ1
    ベースにベースが接続される第2のトランジス
    タQ2、該トランジスタQ2のコレクタにベース
    が接続される第3のトランジスタQ3、および
    電源にコレクタが接続される第4のトランジス
    タQ4を備え、上記第1のトランジスタQ1には
    トランジスタQ4と抵抗R1を介して電源を供給
    し、第2のトランジスタQ2にはトランジスタ
    Q4と抵抗R2を介して電源を供給するとともに、
    このトランジスタQ2のエミツタは抵抗R3を介
    して接地し、第3のトランジスタQ3のコレク
    タと第4のトランジスタQ4のベースには定電
    流を供給し、第4のトランジスタQ4のエミツ
    タを定電圧出力端子としてなる定電圧回路にお
    いて、上記第2のトランジスタQ2のベースが
    接続される第5のトランジスタQ5、該第5の
    トランジスタQ5のコレクタにコレクタが接続
    されコレクタとベースを短絡接続した第6のト
    ランジスタQ6、該トランジスタQ6のベースに
    ベースが接続される第7のトランジスタQ7
    備え、第6のトランジスタQ6および第7のト
    ランジスタQ7のエミツタは電源に接続され、
    第7のトランジスタQ7のコレクタを定電流源
    として第3のトランジスタQ3のコレクタと第
    4のトランジスタQ4のベースに接続してなる
    ことを特徴とする定電圧回路。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の回路に
    おいて、第4のトランジスタQ4のベースと電
    源との間に回路起動用抵抗R4を接続してなる
    ことを特徴とする定電圧回路。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の回路に
    おいて、第4のトランジスタQ4のベースと電
    源との間に回路起動用コンデンサCを接続して
    なることを特徴とする定電圧回路。
JP16568983U 1983-10-26 1983-10-26 定電圧回路 Granted JPS6076414U (ja)

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JP16568983U JPS6076414U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 定電圧回路

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JP16568983U JPS6076414U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 定電圧回路

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Publication Number Publication Date
JPS6076414U JPS6076414U (ja) 1985-05-28
JPH029379Y2 true JPH029379Y2 (ja) 1990-03-08

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