JPH0293231A - 温度調節機能を有するレンジフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガスレンジ（ガスコンロを含む）或いは電気レ
ンジ（電気コンロを含む）等の調理器具の上方に取付け
られるレンジフードし関し、調理器具の加熱部又は被加
熱物の異常な温度上昇を防止する満度講ｍ機能を有する
レンジフードに関する。

（従来の技術） 調理に使用される調１１！器具としてガスレンジ。

電気レンジがあるが、これらを用いて調理する時の温度
が異常に上昇した時は火災を府くものである。

そこで、調理時の温度を測定するは横として、サーミス
タや熱雷対等の被測温体との接触を必要とする温度セン
サをレンジフード本体から引き出し、被加熱物の温度を
測定して警報するものを本件出願人が特願昭６３−　　
　号として提案している。

（発明が解決しようとする課題） 上述した従来技術は、温度センナとして直接タイプの測
定センナナを用いているため、該センサを被加熱物に接
触さｔ！′なければ正確な温度を測定することは出来な
い。それ故、調理を行なう時温度セン１１が邪魔になり
、著しく作業性が損われたり、温度ヒンサに被加熱物の
一部が付着して測定精度を低下させたり、衛生面保持の
ため清掃作業を必要とするといった問題点を有する。

そこで、本発明は上記した従来の事情に鑑みてなされｌ
ζものであり、その目的とする処は、被加熱物または加
熱部表面の温度を間接に測定することにより、調理作業
時の邪魔物を無くし、安定した渇仰測定を可能にし、台
所における安全を確保することが出来るレンジフードを
提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明におけるレンジフー
ドは、フード本体に、調Ｊ！ｌ！鼎具の加熱部又は被加
熱物表面の温度を非接触で測定する温度センサ、及び個
々の調理に応じた量適温度の設定手段を設け、■つ温度
センサの検出温度と設定温度との比較による異常温度等
を表示、報知する表示手段を設けたことを特徴とザる。

そして、フード本体には検出温度と設定Ｉｌｌとの比較
による異常温度の検出に連動して調理器具へ供給される
熱エネルギを調節する調整手段を設ける。

」−記温度しンサはフード本体の略中央部に取イ］けて
レンジフードの真下に設置される調理器具の上部全面を
カバーし得るようにしても良いが、温度センサを可動式
として被測定体に対し対向するよう移動調節自在として
も良いものである。

又、フード本体に取付けられる温度センサは調理によっ
て発生する煙、水蒸気、油等から保護すべく汚れ防止手
段を設ける。汚れ防止手段としては、温度センサが収容
された筒体の開口部を開閉式シャッタで覆ったり、赤外
線透過フィルム又はそれの同等物で覆うようにする。更
に、温度セン）すが収容された筒体内をエアパージする
手段を用いる。

（作　用） −１−記手段によれば、フード本体に取付けられた温度
センサが加熱部又は被加熱物表面の温度を測定して表示
Ｊ−る。

そして、測定対染物である加熱部又は鎖等の被加熱物に
対応して予め設定した設定温度との比較が行なわれ、測
定温度が設定温度以下である旧は報知チャイムが鳴るな
どして調叩人に知らせる。

また、測定温度が設定温度を越えた時は、その温度表示
に加えて警報ブザーがｐ！動すると共に、調理器具へ供
給される熱エネルギ（ガス、゛電気）の量が絞られ、更
に必要な１１．１は熱エネルギの供給が停止され、異常
な湿度上界が防止される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第
１図は実施の一例を示す斜視図であり、図中、Δはレン
ジフード、Ｂはガスレンジなどの調し！ｌ！器具で、レ
ンジフードＡにおけるフード本体１内に、調理器具Ｂ上
部の加熱部２又は加熱部上に載置されるフライパン、鋼
等の被加熱物３表面の温度を非接触で測定する温度セン
サ４が取付けられている。

上記温度センサ４は調理器具Ｂ上面の測定範囲５内で任
意の選択した測定領域５ａ、　５ｂのように向きを可変
調整することが出来るようにしてあり、その可紡方式は
手動によって直接測定領域の方向へ首撮りさせる。尚、
温Ｉｆｆ　センサ４の方向可変は手動に限らず、電動式
とするも勿論可能であり、その場合は調理器具Ｂ上面の
測定領域に対応する押ボタンの押動で自動的に対向させ
ることが出来る。又、温度センサ４はレンジの口数だけ
で設けてもよい。

又、上記温度センサ４としては非接触温度センサで、例
えばサーモバイル又はそれと同等品が使用される。叩ら
、この温度センサは被測定物体の表面から放射されてい
る熱線、すなわち赤外線を検出して湿度を測定するもの
である。

更に、第２図に示すようにフード本体１には測定された
温度の信号を受け、予め設定されている設定温度との比
較結果に基づき、表示、報知の表示手段６及び調理器具
Ｂの熱エネルギの調節又は遮断を行なう調節弁７を制御
する制御部８が設けられている。

表示手段６はデジタル表示などの表示部と、ブザーやチ
ャイム等の報知部とで構成されている。

調節弁７は調理器具Ｂにおける加熱部のコンロに・供給
されるガス醗を絞り、または遮断するもので、測定温度
と設定温度との比較結果による制御部８の信号に基づき
連係作動するようになっている。尚、調理器具Ｂが電気
レンジの場合は、回路中にリレー等を介して開閉スイッ
チを設け、異常温度に達した時リレーが働いて回路を開
回路とし、通電を遮断したり、或いは電流制御によって
熱量を絞るなどする。

レンジフードは調理作用により煙、水蒸気、油等によっ
て汚れてくる。本装置の温度センサ４は、レンジフード
本体もしくは近傍に設置するため、当然時間の経過とと
もに汚れる。加熱部２や鍋内３からの放射エネルギが入
射する温度センサ４の開口部が汚れにより狭くなったり
、レンズが汚れることによって温度センサの出力は低下
する。この汚れを防止する具体的手段を下記に述べる。

第３図（Ａ）はシャッタ方式で、温度セン１ノを収容し
た筒体の前面にシャッタ９を設は必要などきに１ｍ　１
１１する。開閉操作は手動もしくは電気的に行なう。第
３図（Ｂ）は温度センυを収容した筒体内をエアパージ
により汚れを防止する方式であり、エアパージ源として
エアポンプ１０やファンを用いている。第３図（Ｃ）は
赤外線を透過するフィルム１１を利用するもので、例え
ばポリエチレンフィルムを使用する。図に示すように帯
状のポリエチレンフィルムの片面の両側縁に粘着剤を塗
布した接着部１１°を設け、それをコイル状に巻き、任
意の長さに切り取り可能としている。このフィルムを適
当な長さに切り取り温度センサ４の開口部に張り付ける
。２〜３日毎に張り賛えることにより、汚れを防止する
。この方式は材料の透過率を予め測定し、温度セン１ノ
４の出りを補正する必要がある。ポリエチレンフィルム
（厚み０．１Ｍ）の透過率は８０％である。第３図（Ｄ
）は第３図（Ｃ）と類似しているが、温度センサ４を収
容した筒体の先端に取り付け、取り外し自在の赤外線透
過材料１２（例えばＢａＦｚ　、　Ｓ５　Ｇｅ、　　Ｃ
ａＦｚの内板やポリエチレン板等）を設は汚れる毎に取
り外して洗浄する方式である。

勿論、この場合も透過率の補正は必要である。

次に、てんぷら調理の場合を例に挙げて説明すると、加
熱部にてんぷら鋼を載せることにより鋼の温度が上昇す
る。ここで、測定領域となっているてんぷら鋼内の温度
が温度センサ４によって測定され、必要な電気信号に変
換して制御部８へ伝達される。そして、測定温度がてｌ
υぶらを揚げるのに適しているとされる１６０〜２２０
℃の’ｌＥｉ　ｔｆｆ内に人っていれば、最適温度と判
断してその温度を表示部６ａに表示すると共に、表示ラ
ンプや報知チャイムによって調理者に知らせる。

測定温度が２３０℃以上を検出した場合には、その温度
表示に加えて警報ブザーが鳴ると共に、調理器具Ｂへ供
給される熱エネルギのｍが調節弁７の連係作動によって
絞られ、熱量が減少される。

更に、測定温度が２５０℃以上になった場合は、調節弁
７へ制御部８より再び信号が送られて熱エネルギの供給
を′ａ断する方向に調節弁７が動作する。

何らかの理由で温度センサ４が調理器具の加熱部の湿度
を直接測定した場合、温度は４００℃以上となる。この
様な状態が例えば１５ｓｅｃ以上続けば本装置は警報を
発し、場合によっては調理器具に供給される熱エネルギ
（ガス、電気）を停止Ｊることもできる。

上記した如く、本発明は鋼内の温度を測定し処埋するこ
とにより、表示、ｌ１報、制御を行なうものである。し
かしながら、非接触測定のため、放射率が測定精度に彩
管する。加熱部（ガスコンロの口火、電気レンジのヒー
タ部分）の温度は高温のため放（ト）率を無視しても表
示２ｗＩ報、制御は確実に実行できるが、温度管理を必
要とする調理の場合、放射率が問題となる。

一般的な煮物やてんぷら油なとは温度センサの測定波長
が２μｍ以上であれば高精度で測定できることを知見し
た。第４図にてんぷら油、煮物の温度を熱雷対と本発明
の非接触温度センサで測定した結果を承り。この結末よ
り、本発明の非接触温度センサは、凸精度で鍋内の温度
を測定することができる。

本発明はフード本体１内に、モータ、ファン。

ケーシング等で構成される１升気装置を装備したものに
限られるものではなく、換気扇を取付ける換気扇フード
にも適用できるものであることは本発明の精神から十分
理解できるものである。

（発明の効果） 本発明のレンジフードは以上の如き構成としたものであ
るから、例えばてんぷら火災等の原因になっている異常
温度上昇を事前にキャッチして火災発生を防止すること
が出来る。即ち、無人になった場合でも、異常温度上昇
を検出して調理器具の熱エネルギ源を自動的に調節する
ことが出来る。

しかも、？ｉ；！度を検出する湿度センサは非接触湯度
センサであるため、被加熱物の周囲、内部に邪魔物が存
在することはなく、調理の作業が損われるといったこと
はない。又、被加熱物に接触させないため衛生的にも良
く、温反センリを清掃するといった余分な作業は解消で
き、非常に便利であると共に、鍋内の湿度を正確に測定
できるので温度管理を必質とする料理には極めて有効で
ある。

依って、台所の安全性を飛躍的に向上することが出来る
レンジフードを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面ｔま本発明の実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は温度測定の制御ブロック図、第３図（Δ）〜（Ｄ）
は温度センサの汚れ防止手段の実施例を示す説明図、第
４図は本発明による非接触温度センサと熱τを対で測定
した温度を比較した図である。 図中、△：レンジフード　Ｂ：調理器具１：フード本体
　　２：加熱部 ３：被加熱物　　　４：温度ヒンサ ６：表示手段　　　７：調節弁 ８：制御部　　　　９：シャッタ １０：１アボンブ １１：赤外線透過フィルム １２：赤外線透過材１１ 特許出願人　　　　富士工業株式会社 持訂出願人 新日本製鐵株式会社 代 ｌ１ 人 早　　　ｊ ！で− 改　　　名　　″′ 第３ 図 （Ａ） 熱電対（′Ｃ） 舗 内 温度 手 続 ネｉｌ） 正 占 昭和６３（＋’、１１月 ２、発明の名称 温度調節機能をイ１するレンジフード ３、　ｈｌｉ＋ｌＥをする占 （外１名） ５、補正命令の１１付（自発補正） 昭和　　イ１　　月　　１］ ８０２８２シＪ と補Ｉ下りる。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）フード本体に、調理器具の加熱部又は被加熱物表
   面の温度を非接触で測定する温度センサ、及び最適温度
   の設定手段を設け、且つ温度センサの検出温度と設定温
   度との比較による異常温度等を表示、報知する表示手段
   を設けたことを特徴とする温度調節機能を有するレンジ
   フード。
2. （２）上記検出温度と設定温度との比較による異常温度
   の検出に連動して調理器具へ供給される熱エネルギを調
   節する調整手段を設けた請求項（１）記載の温度調節機
   能を有するレンジフード。
3. （３）上記温度センサが測定領域を選択し得るよう可動
   調節自在である請求項（１）記載の温度調節機能を有す
   るレンジフード。
4. （４）上記温度センサの設置部における開口部前面に開
   閉式シャッタを設けたことを特徴とする請求項（１）又
   は（２）又は（３）記載の温度調節機能を有するレンジ
   フード。
5. （５）上記温度センサの設置部における開口部前面に赤
   外線透過フィルム又はそれの同等部材を設けたことを特
   徴とする請求項（１）又は（２）又は（３）記載の温度
   調節機能を有するレンジフード。
6. （６）上記湿度センサの設置部における開口部内をエア
   パージすることを特徴とする請求項（１）又は（２）又
   は（３）記載の温度調節機能を有するレンジフード。