JPH0293230A - 調理設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば家庭あるいはレストラン等の厨房に
設置される調理設備に関する６［従来の技術］ 従来、この種の調理設備においては、キッチンカウンタ
の開口部に臨ませたコンロキャビネットのコンロの上方
に、排気機能を有するレンジフードを設置することによ
り、捕集効率を高め、室内の換気を行なっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の調理設備にあっては、
ファンの風量、レンジフードの高さ、あるいはコンロの
奥行き等により捕集効率に差が生じ、実際には５０〜８
０％程度の効率しか得られず、これによって、煙、臭気
等が室内に充満することが多かった。

また、排気ファンの使用のみでは、マンション等の密閉
度の高い住宅においては、空気の流入が少ないために、
充分な風量が得られず、捕集効率が必然的に低下すると
いった問題があった。

この発明は、上記の事情のもとになされたもので、その
目的とするところは、捕集効率を高めることができるよ
うにした調理設備を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記した課題を解決するために、この発明は。

キッチンカウンタの開口部にコンロキャビネットのコン
ロを臨ませ、かつこのコンロの上方に給排気機能を有す
るレンジフードを設置するとともに、このレンジフード
の給排気機能から得られる新鮮な空気を、前記コンロの
周囲の前部を除く少なくとも左右両側部または後部のい
ずれか一方に設けた吹出口から上方に向け噴出させてな
る構成としたもので、この場合、前記吹出口をノズル状
に形成して、コンロのカウンタ面より上部に位置させる
ことが好ましい。

［作　　用］ すなわち、この発明は、上記の構成とすることによって
、コンロの周囲に設けた吹出口から、レンジフードの給
排気機能から得られる新鮮な空気を上方に向け噴出させ
るようになっているために、コンロの周囲に空気流によ
る壁が生じ、また、新鮮な空気と燃焼ガス、加熱ガスと
の温度差による熱対流で、エアーカーテン効果と共に熱
エネルギの伝達効果が発揮される。

さらに、吹出口がノズル状に形成されているために、吹
出口からの空気の噴出による圧力差で吸引効果が高まる
。

［実　施　例］ 以下、この発明を図示の一実施例を参照しながら詳細に
説明する。

第１図に示すように、図中１はキッチンカウンタである
。このキッチンカウンタ１の開口部２には、コンロキャ
ビネット３のコンロ４が臨み、かつこのコンロ４の上方
には、後述する給排気機能を有するレンジフード５が設
置されている。

そして、前記コンロ４の周囲の前部を除くキッチンカウ
ンタ１の開口部２の左右両側部及び後部には、複数のノ
ズル状の吹出口６・・・が前記コンロ４のカウンタ面よ
り上部に位置させて設けられていて、これらの吹出口６
・・・から前記レンジフードの給排気機能から得られる
新鮮な空気Ａを上方に向け噴出させてなる構成としたも
のである。

すなわち、この発明は、コンロ４の周囲に設けた吹出口
６・・・から、レンジフード５の給排気機能から得られ
る新鮮な空気Ａを上方に向け噴出させることにより、第
２図に示すように、コンロ４の周囲に空気流による壁が
生じるため、エアーカーテン効果が発揮され、また、新
鮮な空気Ａと燃焼ガス及び加熱ガスとの温度差による熱
対流Ｂで、熱エネルギの伝達効果が発揮されるとともに
、前記吹出口６・・・からの空気Ａの噴出による圧力差
で吸引流Ｃが生じ、吸引効果を高めることを可能にして
いるものである。

ところで、上記レンジフード５の給排気機能としては、
第３図に示すように、レンジフード５内にオイルフィル
タ５１を介して給気ファン７と排気ファン８とが一体型
の給排気装置を収納してなる場合、給気ファン７で吸気
される新鮮な空気Ａをダクト９を介して吹出口６・・・
に導くようにする一方、排気ファン８で吸気される排気
ガスとを排気ダクト１０を介して外部に排気させるよう
にしてなるものである。

また、第４図に示すように、給気ファン７と排気ファン
８とが一体型の給排気装置をコンロキャビネット３内に
収納してなるものにあっては、給気ファン７で吸気され
る新鮮な空気入をダク１へ９を介して吹出口６・・・に
導くようにする一方。

前記レンジフード５と排気ファン８とを排気ダクト１０
で連通させて、レンジフード５からの排気ガスをコンロ
キャビネット３　［１に導いて外部に排気させるように
する。

さらに、第５図に示すように、給気ファン７と排気ファ
ン８とを分離してなるものにあっては。

給気ファン７をコンロキャビネット３側に、排気ファン
８をレンジフード５側に設けるようにし、給気ファン７
で吸気される新鮮な空気Ａをダクト９を介して吹出口６
・・・に導くようになっているものである。

なお、上記の実施例においては、吹出口６・・・をコン
ロ４の周囲の前部を除くキッチンカウンタ１の開口部２
の左右両側部及び後部に設けたが、キッチンカウンタ１
の開口部２の左右両側部のみ。

または、キッチンカウンタ１の開口部２の後部のみに設
けても、この発明の作用効果を充分に発揮させることが
可能である。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、キ
ッチンカウンタの開口部にコンロキャビネットのコンロ
を臨ませ、かつこのコンロの上方に給排気機能を有する
レンジフードを設置するとともに、このレンジフードの
給排気機能から得られる新鮮な空気を、前記コンロの周
囲の前部を除く少なくとも左右両側部または後部のいず
れか一方に設けた吹出口から上方に向け噴出させてなる
構成としたことから、コンロの周囲に空気流による壁が
生じ、しかも、新鮮な空気と燃焼ガス、加熱ガスとの温
度差による熱対流で、エアーカーテン効果と共に熱エネ
ルギの伝達効果を発揮させることができるとともに、吹
出口からの空気の噴出による圧力差で吸引効果を高める
ことができ、これによって、捕集効率を大幅に向上させ
ることができるというすぐれた効果を奏するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る調理設備の一実施例を示す外観
図。 第２図は同じく概略的断面図。 第３図から第５図は同じく給排気機能の示す概略的断面
図 である。 ・キッチンカウンタ。 ・開口部、 ・コンロキャビネット。 ・コンロ。 ・レンジフード、 ・吹出口、 ・給気ファン、８・・・排気ファン。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）キッチンカウンタの開口部にコンロキャビネット
   のコンロを臨ませ、かつこのコンロの上方に給排気機能
   を有するレンジフードを設置するとともに、このレンジ
   フードの給排気機能から得られる新鮮な空気を、前記コ
   ンロの周囲の前部を除く少なくとも左右両側部または後
   部のいずれか一方に設けた吹出口から上方に向け噴出さ
   せてなることを特徴とする調理設備。
2. （２）吹出口をノズル状に形成して、前記コンロのカウ
   ンタ面より上部に位置させたことを請求項１記載の特徴
   とする調理設備。