JPH0293150A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPH0293150A
JPH0293150A JP24251688A JP24251688A JPH0293150A JP H0293150 A JPH0293150 A JP H0293150A JP 24251688 A JP24251688 A JP 24251688A JP 24251688 A JP24251688 A JP 24251688A JP H0293150 A JPH0293150 A JP H0293150A
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JP
Japan
Prior art keywords
viscous coupling
slider
axle
differential
power transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP24251688A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Hirota
功 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Torque Technology KK
Original Assignee
GKN Driveline Torque Technology KK
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by GKN Driveline Torque Technology KK, Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical GKN Driveline Torque Technology KK
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Publication of JPH0293150A publication Critical patent/JPH0293150A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/005Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、車両などに用いられる動力伝達装置に関す
る。
(従来の技術) 特開昭6C)−172764号公報にパートタイム四輪
駆動(4WD>車の駆動例が記載されている。この駆動
例においては、後輪側駆動系のプロペラシャフト上に、
これを分断して、動力伝達装置が配置される。この動力
伝達装置は、例えば後輪側のプロペラシャフト側に設け
られた粘性クフッチ(ビスカスカップリング)と、この
ビスカスカップリング及び後輪側のプロペラシャフトと
トランスアクスル側のプロペラシャフト間の連結と連結
解除とを行う断続装置とから構成されている。
しかしながら、プロペラシャフト上にビスカスカップリ
ングを設【プる分だけ慣性モーメントが増大し、振動が
発生し易くなる恐れがある。このためビスカスカップリ
ングの特別な支持が必要となる。また、断続装置による
プロペラシャフトの分断は剛性等の面で好ましいもので
はない。
(発明が解決しようする課題) そこで、この発明は、振動の発生源とならず、プロペラ
シャフトに強度的、設計的負担を掛けず、又特別な支持
部を設ける必要のない動力伝達装置の提供を目的とする
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、この発明の動力伝達装置は
、エンジンからの駆動力を入力するビスカスカップリン
グと、このビスカスカップリングの軸方向に配置されそ
の出力により回転駆動され車軸を駆動するデファレンシ
ャル装置と、前記ビスカスカップリングの内径側に配置
され前記デファレンシャル装置側と車軸側との連結を断
続するスライダと、このスライダに連結され車軸の外周
側を通って外部に延設された連結部材ど、この連結部材
を介して前記スライダを移動操作する操作手段とを備え
る構成とした。
(作用) エンジンからの駆動力はビスカスカップリングを介して
デファレンシャル装置に伝達される。
操作手段によりスライダを外部操作し車軸との連結くロ
ック)状態にすれば、駆動力はデファレンシャル装置を
介して車軸に伝達される。このとき、ビスカスカップリ
ングに入ノJするエンジンからの駆動力の大きさと車軸
側の負荷の大きさとによりビスカスカップリングの入出
力間の回転差が大きい場合は、この差動回転は大きく制
限されて大きなトルクがデファレンシャル装置を介して
車軸に伝達される。回転差が小さいと差動回転は大きく
許容されるから車軸に伝達されるトルクは小さくなる。
スライダを外部操作して車軸と連結解除(フリー)状態
にすれば、車軸への駆動力伝達は遮断される。すなわち
、車軸の一方とデファレンシャル装置との連結を解除す
ればこの出力部材側の出力トルクが零になるとともにデ
ファレンシャル装置の特性により使方の圧力部材とこれ
に連結された車軸側の出力トルクも零になる。
又、ビスカスカップリングとデファレンシャル装置と動
力の断続装置とを同一装置内に収納しユニット化したか
ら、この動力伝達装置を車軸上に配置すれば、従来例の
ように、ビスカスカップリングと断続装置どをプロペラ
シャフトを分断して配置する必要がなく、これらの支持
部を特別に設ける必要もない。従って、偏心が増幅され
て大きな振動となることがない。
又、ビスカスカップリングとデファレンシャル装置を互
いの軸方向に配置したから、ビスカスカップリングを小
径にし、装置を径方向に小型化することが可能となる。
従って、スペース、耐久性、潤滑、冷却、保守などが容
易である。
又、断続をデファレンシャル装置と車軸間で行うように
構成し、ビスカスカップリングの内径側のスペースを利
用してスライダを配置したからスペースの有効利用が図
れるとともにスライダと操作手段とが小型になる。又、
操作手段を軸方向外部に設けたから装置全体を小径にす
ることが可能で最低地上高を高くできて有利である。
(実施例) 第1図及び第2図により一実施例の説明をする。第2図
はこの実施例の動力伝達装置のデフ7=4 レンシャル装置部を後輪側のデファレンシャル装置(リ
ヤデフ)として用いたFFベースの4WD車の駆動構成
を示す。又、第1図の上半部は動力伝達装置のロック状
態を示し、下半部はフリー状態を示す。なお、以下の説
明において左右の方向はこれらの図面における左右の方
向である。
先ず、第2図によりこの車両の動力伝達を説明する。
エンジン1の駆動力はトランスミッション3で変速され
、トランスファ5に収納された前輪側のデファレンシャ
ル装置(フロントデフ)7のデフケース(図示していな
い)に伝達され前車軸9゜11を介して左右の前輪13
.15にダイレクトに伝動される。一方、エンジン1の
駆動力は前記デフケースを介して、トランスファ5に収
納され、例えば後輪側への動力伝達の断続を行う2−4
切換機構と方向変換歯車組(いずれも図示していない)
からプロペラシャフト17と最終減速歯車組(図示して
いない)を介してこの実施例の動力伝達装置19に伝達
される。動力伝達装置19のすA7デフは伝達された駆
動力を後車軸21.23を介して左右の後輪25.27
に差動分配する。
次に、この実施例の構成を説明する。
アウターケース29はケース本体31とそのカバー33
とからなり、装置1つを収納するデフキャリr35にベ
アリング37.39を介して回転自在に支承されている
。ケース本体31にはフランジ部41が設置ノられ、フ
ランジ部41にはボルト43によってリングギヤ45が
固定されている。
リングギヤ45はプロペラシャツ1〜1フ側に連結され
たドライブピニオンギヤと噛合って、このドライブピニ
オンギA7とともに最終減速歯車組を構成している。こ
のようにして、アウターケース29はエンジン1からの
駆動力により回転駆動される。
アウターケース29の内部において、カバー33には軸
支部47が形成され、この軸支部47にはハブ部材49
が回転自在に支承されている。ハブ部材49とカバー3
3との間にはワッシャ50が配置されている。ハブ部材
49とケース本体31との間には作動室51が形成され
、粘性流体、例えばシリコンオイルが充填されている。
この作動室51の内部において、ケース本体31にはス
プライン53が、又ハブ部材49にはスプライン55が
それぞれ設(プられている。スプライン53には複数枚
のアウタープレート57が、又スプライン55には複数
枚のインナープレート59がそれぞれ回転方向に係合し
ている。これらのプレート57.59は交互に配置され
軸方向に移動可能であり、各アウタープレート57の間
にはスペーサ61が配置され、互いの距離が適正に保た
れている。又、作動室51の右端側にはリング63が配
置され、その外周に設けられたスプライン65をスプラ
イン53に係合することによりケース本体31に対して
軸方向移動可能に装着されている。
リング63とハブ部材49との間にはXリング67が、
又リング63どケース本体31との間にはOリング69
がそれぞれ配置され、カバー33とハブ部材49との間
の前記軸支部47にはXリング71が配置されており、
作動室51を液密状態に保っている。こうして、ビスカ
スカップリング73が構成されている。
アウターケース29の内部において、ハブ部材49の右
端部にはデフクースフ5が一体に形成されている。デフ
ケース75には十字状に配置されたビニオンシャフト7
7が支持されており、これらのビニオンシャツ]・77
には各2個のピニオンギヤ79が回転自在に支承されて
いる。ピニオンギヤ7つの左右両端にはそれぞれサイド
ギヤ81゜83が同軸上に配置され、ピニオンギヤ79
と噛合っている。デフケース75どピニオンギヤ79ど
の間にはワッシャ85が又、デフケース75と左のサイ
ドギヤ81との間にはワッシャ87がそれぞれ配置され
、ケース本体31と右のサイドギヤ83との間にはワッ
シャ89が配置されている。
こうしてリヤデフ91が構成されている。右のサイドギ
ヤ83には右の後車軸23がスプライン連結されている
。又、左のザイドギ\781には左の後車軸21がニー
ドルベアリング97を介して嵌装されている。サイドギ
ヤ81にはニードルベアリング97の右方への移動止め
であるサークリップ99が装着され、後車軸21にはサ
イドギヤ81とニードルベアリング97の左方への移動
止めであるサークリップ101が装着されている。
サイドギヤ81の左端側に設けられた円筒部外周にはス
プライン103が設けられ、後車軸21の外周にはスプ
ライン105が設けられている。
又、ハブ部材49とサイドギヤ81及び後車軸21との
間には円筒状のスライドギヤ(スライダ)107が配置
されており、このスライドギヤ107の内周にはスプラ
イン103と係合可能なスプライン109と、スプライ
ン105と軸方向移動可能に係合したスプライン111
とが設けられている。従って、スライドギヤ107は後
車軸21に回転方向に係合しながら軸方向左右へスライ
ド可能である。スライドギヤ107が右方(ロック位置
)へスライドするとスプライン103とスプライン10
9とが係合し、サイドギヤ81と後車軸21とはスライ
ドギヤ107を介して連結される。又、スライドギヤ1
07が左方(フリー位置)へ移動するとスプライン10
3.109が係合状態から離脱し、サイドギヤ81と後
車軸21との連結は解除される。
スライドギヤ107の左端部にはスライドスリーブ(連
結部材)115の右端部が溶接されている。このスライ
ドスリーブ115は後車軸21に外装されるとともにカ
バー33を貫通してアウターケース29の外部に延設さ
れ、スライドギヤ107と一体に回転可能であり、軸方
向移動可能である。スライドスリーブ115の左端部に
は2条の凸部によって係合溝117が形成されている。
アウターケース29の左右両側には円筒ケース119.
121が長手を軸方向にして配置され、それぞれデフキ
ャリヤ35にボルト123(左側のボルトは図示してい
ない)で取付けられている。
右の円筒ケース121には伝達軸93のアウターケース
29から突出した部分が収納され、左の円筒ケース11
9には後車軸21とスライドスリーブ115の同じく突
出した部が収納されている。
円筒ケース119には窓125が設けられ、この窓12
5周辺の外周には支承部材127が固定されている。支
承部材127には作動ロッド129が軸方向移動可能に
支承されている。支承部材127の左端部には中空の口
金131が螺着されており、この口金131の中空部内
周にはケーブル133を内挿したフレキシブルなチ1−
ブ135の端部が固定され。ケーブル133の端部は作
動ロッド129の左傾部に固定されている。従って、ケ
ーブル133を操作し作動ロッド129を押引すれば、
作動ロッド129は左右に往復移動する。
ケーブル133のこのような操作は、運転席から路面状
況などに応じて手動操作可能か、又は操舵角、加速力、
制動力などに応じて自動操作可能に構成されている。
又、作動[1ツド129には2条の溝137,139が
設けられており、支承部材127に設けられた取付は穴
には溝137,139に係合可能なチエツクボール14
1とチエツクボール141を作動ロッド129側に押圧
するコイルばる143が装着されるとともにばね押えで
あるナツト145が螺着されている。溝137,139
は、後述のように、装置19がロック状態にあるときは
溝137が、又フリー状態にあるときは溝139がチエ
ツクボール141と係合するようにそれぞれ配置されて
いる。このようにして、チエツクi*147が構成され
ている。
フォーク149は円筒部151と2又のフォーク153
とからなり、円筒部151は作動ロンド129に外装さ
れるとともに、フォーク153の先端は円筒ケース11
9の窓125を貫通してスライドスリーブ115の係合
溝117に摺動可能に係合している。作動ロッド129
にはコイルばね155が装着され、これを挟んでリング
157゜159が軸方向移動可能に外装されている。又
、)A−り149の円筒部151の内周にはリング15
7.159のそれぞれ左方と右方への動きを規制するス
トッパリング161,163が装着されている。コイル
ばね155はリング157.159を介しストッパリン
グ161,163によつて適度に圧縮された状態になっ
ている。さらに、作動ロッド129には左のリング15
7の左端に当接する押圧面165が設けられており、右
のリング159の右端に当接する位置には抑圧リング1
67が装着されている。円筒部151の内径側に設けら
れたこれらの部材によりサイドギヤ81とスライドギヤ
107とが係脱する際の待ち機構169が構成されてい
る。すなわち第1図下半部に示すように、スライドギヤ
107が左方のフリー位置にあるときに、ケーブル13
3を操作し作動ロッド129を右方のロック位置へ移動
させると、作動ロッド129の押圧面165、リング1
57、コイルばね155、リング159、ストッパリン
グ163を介してフォーク149が押圧されて右方へ移
動する。このとぎサイドギヤ81とスライドギV107
の各スプライン103.109の位相が合わないとコイ
ルばね155がそのまま圧縮されその付勢力によりスラ
イドギヤ107はサイドギヤ81に押圧された状態にな
る。その後、位相が合ったところでコイルばね155の
付勢力によりこれらの係合が行われる。このようにして
断続装置113は外部操作可能である。
又、フA−り149の円筒部151の外周にはカム17
1が形成され支承部材127にはスイッチ173が取付
けられており、カム171どスイッチ173どの間には
ボール175が配置されている。従ってフォーク149
が左右に移動するとカム171に案内されてボールが移
動しスイッチ173を作動させる。第1図に示した例に
おいて、カム171のカム面はフA−り149がロック
位置にあるときはスイッチ173がONとなりフリー位
置にあるときはOFFとなるように形成されている。ス
イッチ173が作動するとその信号に応じて運転席に係
合り状態又はフリー状態の表示が行われる。このように
して、操作手段177が構成されている。
次に、この実施例の機能を説明する。
操作手段177を操作し作動ロッド129を右方へ移動
させると、待ち機1169、シフトフォーク149、ス
ライドスリーブ115を介してスライドギヤ107が押
圧されて右方へ移動し、上記のようにしてサイドギヤ8
1と係合し、第1図上半部に示すように、装置19はロ
ック状態となる。このとき、チエツク機構147におい
て溝137にチエツクボール141が係合し作動ロッド
129がこのロック位置に保持されるとともにスイッチ
゛173からの信号により運転席に装置19の係合が完
了した旨の表示が行われる。
装置19が係合状態になるとサイドギヤ81は左の後輪
25側と連結される。このようにしてリヤデフ91にお
いて左右のサイドギヤ81.83には左右の後輪25.
27からの駆動抵抗がそれぞれ負荷されるからピニオン
ギヤ79は空転状態になることはなく、この駆動抵抗は
デフケース75を介してビスカスカップリング73のハ
ブ部材49に負荷される。従って、ビスカスカップリン
グ73においてハブ部材49とエンジン1からの駆動力
によって回転するアウターケース29との間に差動回転
が生じ、ビスカスカップリング73を介してリヤデフ9
1に駆動力が伝達される。この際ビスカスカップリング
73の特性により、回転差が小さくなる程差動回転は大
きく許容され、伝達される駆動力は小さくなり、回転差
が大ぎくなる程差動回転の制限量が増し、大きな駆動力
が伝達される。リヤデフ91は伝達された駆動力を左右
の後輪25.27に等しく分配する。
操作手段177の操作により作動ロッド129を介して
シフトフA−り149を左方のフリー位置へ移動させる
とスライドギヤ107が左方へ離脱してサイドギヤ81
との連結が解除され、第1図下半部に示したように、装
置19はフリー状態となる。このとき、チエツク機構1
47において溝139にチエツクボール141が係合し
作動ロッド129はこのフリー位置に保持され、スイッ
チ173からの信号により運転席に装置19がフリー状
態になった旨の表示が行われる。
装@19がフリー状態になれば、左の後輪25からの駆
動抵抗が断続装置113において遮断されサイドギX7
81側の負荷が零になる。従って、右の後輪27からの
駆動抵抗はサイドギヤ83を介してピニオンギヤ79、
サイドギア81が空転するから、デフケース75に負荷
されず、ビスカスカップリング73のアウターケース2
9とハブ部材49の間には差動回転が生じない。従って
、ビスカスカップリング73において駆動力が伝達され
ないから駆動力の伝達系は事実上ビスカスカップリング
73で遮断される。このとぎ、左右の後輪25.27は
フリーに回転し連れ回り状態になる。
次に、第2図の車両の性能に即した機能を説明する。
断続装置113を係合状態にすると車両は下記のように
4WD車相当の駆動構成となる。すなわち、 通常の路面条件下で車両が大きな加速や減速を行わない
走行状態では前輪13.15側と後輪25.27側の回
転差は小さい。従って、ビスカスカップリング73にお
いてアウターケース29とハブ部材49間の回転差が小
さいからリヤデフ91を介して後輪25.27側に伝達
される駆動力が小さい。このにうに、車両は実質的にF
Fベスの二輪駆動(2WD>車のような駆動力配分状態
で走行し燃費が向上する。しかし、前輪13゜15側が
スリップするか後輪25.27側の負荷が大きくなるよ
うな走行状態ではビスカスカップリング73を介して大
きな駆動力が後輪25,27側に伝達され、そのまま円
滑に走行する。
又、車庫入れのような低速急旋回の際、前後輪間の回転
差は小さいからこの回転差はビスカスカップリング73
で許容吸収される。従って、プロペラシャツ1−17の
ねじれは発生せずタイトコーナーブレーキング現象が防
止される。
次に、断続装置113をフリー状態にすると、路面条件
や操舵条件などに拘らず、車両は完全な2WD走行状態
になる。したがって、ビスカスカップリング73におい
てシリコンオイルの剪断抵抗による負荷がさらに小さく
なり燃費が向上する。
又、あらゆる条件下でタイトコーナーブレーキング現象
が発生しない。
装置19をフリー状態にしたときにトランファ5の2−
4切換機構を2WD側に切換えれば後輪25.27側の
駆動系のうち方向変換歯車組とプロペラシャフト17及
びアウタケース29、デフケース75の回転が停止する
。従って、これらを無駄に連れ回ることによる各部の摩
耗、騒音、振動、燃費の低下などが防止され、フリーラ
ンニングハブを装備しないでもそれと同様の効果が得ら
れる。
上記のように、ビスカスカップリング73の内径部にお
いてリヤデフ91のサイドギヤ81と後車軸21間にス
ライドギヤ107を設けたから、装置19の内部から外
部に延設されたスライドスリーブ115にスライドギヤ
107を連結することが容易となり、従ってスライドス
リーブ115を介してスライドギヤ107を操作する操
作手段177を装置19の外部に配置することが容易と
なる。従って、操作手段177を装置19に組み込むこ
とによる機構の複雑化、装置19の大型化が避けられ円
筒ケース119周囲の空間の有効利用が図れる。
又、ビスカスカップリング73とリヤデフ91とを互い
に軸方向に配置しハブ部材49をデフケース75より小
径にしたから装置19が径方向に小型になった。従って
、車両の動力伝達系の最低地上高を高くづることができ
て有利である。又、リヤデフ91がビスカスカップリン
グ73の内径側に配置される構成に較べてリヤデフ91
の潤滑、冷却、保守などが容易である。
又、装@19はプロペラシャフト17上に配置されてい
ないから、振動を抑制することができる。
又、プロペラシャツl〜17が分断されず、装置19用
の支持部をプロペラシャフト17の途中に設りる必要が
ない。
なお、デフケース75をアウターケース29側に連結し
、エンジン1からの駆動力をハブ部材49側に入力する
ように構成してもよい。
以上、装置19を4WD車の後輪側に配置した例を挙げ
て説明したが、この発明の動力伝達装置は4WD車の前
輪側に配置することもできる。
[発明の効果] 以上のように、この発明の動力伝達装置は回転差を許容
又は制限しながら動力を伝達し差動配分するとともに動
力伝達の断続を行うことができる。
又、径方向に小型化が可能であって、最低地上高が高く
なるなどスペース的に有利であり、耐久性が高く、その
上デファレンシャル装置の潤滑と冷却が容易である。又
、プロペラシャフトを分断して配置する必要がなく、従
って振動源とならず、支持部を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の断面図、第2図はこの実施例を用い
た車両の動力伝達を示す概略図である。 73・・・ビスカスカップリング 91・・・リヤデフ(デファレンシャル装置)107・
・・スライドギヤ(スライダ)155・・・スライドス
リーブ(連結部材)177・・・操作手段 代理人 弁理士  三 好 保 男 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  エンジンからの駆動力を入力するビスカスカップリン
    グと、このビスカスカップリングの軸方向に配置されそ
    の出力により回転駆動され車軸を駆動するデファレンシ
    ャル装置と、前記ビスカスカップリングの内径側に配置
    され前記デファレンシャル装置側と車軸側との連結を断
    続するスライダと、このスライダに連結され、車軸の外
    周側を通って外部に延設された連結部材と、この連結部
    材を介して前記スライダを移動操作する操作手段とを備
    えたことを特徴とする動力伝達装置。
JP24251688A 1988-09-29 1988-09-29 動力伝達装置 Pending JPH0293150A (ja)

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