JPH0292927A - 遊離ε−ポリリシンの製造法 - Google Patents

遊離ε−ポリリシンの製造法

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JPH0292927A
JPH0292927A JP24425188A JP24425188A JPH0292927A JP H0292927 A JPH0292927 A JP H0292927A JP 24425188 A JP24425188 A JP 24425188A JP 24425188 A JP24425188 A JP 24425188A JP H0292927 A JPH0292927 A JP H0292927A
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JP
Japan
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polylysine
solution
epsilon
exchange resin
cation exchange
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Withdrawn
Application number
JP24425188A
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English (en)
Inventor
Masakazu Hatakeyama
昌和 畠山
Yasuhiro Kurokawa
泰弘 黒川
Masahiro Fujii
正弘 藤井
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/10Alpha-amino-carboxylic acids

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遊離のε−ポリリシンの製造法に関するもので
ある。
(従来の技術) ε−ポリリシンは、例えば、ストレプトマイセス・アル
プラス・サブスピーシズ・リジノポリメラス(Stre
 tow ces albulus 5ubs 、 1
5ino−Lh肌島紅No、346を培養することによ
って得られることは既に知られている(特開昭53−7
2896号)。
当該物質は以下の構造式で表されるように、L−リシン
のポリマーで、L−リシンのC−位のアミノ基が隣合う
し一リシンのカルボキシル基とペプチド結合で直鎖上に
結合した高分子化合物である。
当該物質は必須アミノ酸であるL−リシンのポリマーで
あるので安全性が高く、かつカチオン含量が高いので特
異な物性を有する。従ってそれらの性質を利用して、ト
イレタリー用品、化粧品、飼料添加物、農薬、食品添加
物、電子材料等の用途が開発されつつある。
従来のε−ポリリシンの製造法は次のように行ってきた
。すなわち、ε−ポリリシン培養液について菌体を分離
した後、分離液のpHをアルカリ液を用いてpl+=8
.5に調整した後、弱酸性カチオン交換樹脂に通して、
ε−ポリリシンを樹脂に吸着させる。樹脂を洗浄した後
、0.1規定希塩酸液を流して樹脂からε−ポリリシン
を溶出せしめる。
溶出液を濃縮した後、活性炭で脱色し、しかる後、溶剤
、例えばメタノール、アセトン等を添加してε−ポリリ
シンを析出せしめる。このようにして、培養液から調製
されたε−ポリリシンは、酸性塩である。
(発明が解決しようとする課題) しかし、医薬品、食品添加物、農薬等の分野ではε−ポ
リリシンをより純粋な形にした遊離ε−ポリリジンとし
て供給することが望まれていた。
ε−ポリリシン培養液、ε−ポリリシンの酸性塩、或い
はその溶液から遊離ε−ポリリシンを製造する方法は従
来知られていなかった。本発明はこの遊離e−ポリリシ
ンを効率的に工業生産することを目的とする。
また、前記従来法ではカチオン交換樹脂からε−ポリリ
シンを溶出する場合、酸性水溶液としなければならず、
この溶液を溶媒沈澱、凍結乾燥、或いは噴霧乾燥した場
合、ε−ポリリシンは酸性塩として得られていた。ε−
ポリリシンの酸性塩は水に溶解して使用する場合は問題
はないが、有機溶剤に対する溶解度が非常に小さいので
、エチルアルコールに溶解して食品保存用のアルコール
製剤することができなかった。エチルアルコールに対す
る溶解度を上げるためには、ε−ポリリシンを遊離のt
−ポリリジンとすることが必要である。
本発明は、この問題点について、酸性カチオン交換樹脂
を用いε−ポリリシンを樹脂に吸着させ、アルカリ溶液
を用い樹脂よりε−ポリリシンを溶出させることによっ
て解決し遊離ε−ポリリシンを工業的に効率良く製造す
る方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ε−ポリリシン溶液、好ましくはε=ポリリ
シン酸性塩溶液、或いはε−ポリリシン培養液を酸性カ
チオン交換樹脂で処理し、ε−ポリリシンを樹脂に吸着
させ、次にアルカリ溶液を用い樹脂より6−ポリリジン
を溶出させ、溶出液を限外濾過膜で処理し過剰のアルカ
リを除去した後、有機溶媒を用いて沈澱を生成せしめる
か、或いは凍結乾燥するか、噴霧乾燥することによって
、遊離のε−ポリリシンを製造する方法である。
本発明において用いられる酸性カチオン交換樹脂は、弱
酸性、強酸性いずれのカチオン交換樹脂でも良いが、好
ましくは弱酸性のものが良い。
アルカリ溶液は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化カルシウム、水酸化アンモニウム等、水酸基をもち
、ε−ポリリシンと交換するカチオンであれば良い。
限外濾過膜はアルカリ溶液を透過しε−ポリリジンを透
過しないものであれば良いが、好ましくは分画分子量1
000程度のものが良い。
次に遊離ε−ポリリシンを生成させる方法としてはε−
ポリリシンと当量以上のカチオンを交換できる酸性カチ
オン交換樹脂量を用い、カラム形式、又はバッチ形式で
ε−ポリリシン溶液と反応させ、ε−ポリリシンを樹脂
に吸着させる。次にアルカリ溶液を用いε−ポリリシン
を樹脂より溶出させ、その溶出液を限外濾過膜で処理し
過剰のアルカリを除去した後、有機溶媒を用いて沈澱を
生成せしめるか、或いは凍結乾燥するか、噴霧乾燥する
ことによりε−ポリリシンを取得する。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例1 アンバーライトIRC−50弱酸性カチオン交換樹脂(
NH4°型)を湿容積で11カラムに充填し、ε−ポリ
リシン塩酸塩の5%溶液(このうち遊離ε−ポリリシン
40g/l) 1000−をp88.5に調節し、流速
5v=iのスピードで通しε−ポリリシンを樹脂に吸着
させた。次に、蒸留水3000−を同様のスピードで通
しカラムを洗浄した。洗浄後0.1規定の水酸化ナトリ
ウム溶液3000 dを5V=1でカチオン交換樹脂に
通し、ε−ポリリシンを溶出せしめた。溶出液は押出液
を合わせて3000−であった。溶液中のε−ポリリシ
ン量は10.39g/ lでε−ポリリシンの回収率は
77.9%であった。溶出液3000 dについて富士
フィルターエ業■製の分画分子量1000の限外濾過膜
(商品名フィルトロン・ツバ(Filtron N0V
A)  I K、表面積70M)を用いて限外濾過を行
った。限外濾過条件は次のごとくであった。
循環流速: 700 +d/min 入口圧 : 1.Okg/cnl 出口圧 ;0.6ksr/cj 限外濾過の方法としては、3000−のカチオン交換樹
脂溶出液が1500−まで濃縮された時、1500dの
蒸留水を新たに加え、これを更に限外濾過を行って15
00−まで濃縮した。この濃縮透析を5回行い、濃縮液
1500−を得た。この濃縮液のε−ポリリシン濃度は
19.3 g / 1でε−ポリリシンの回収率は93
%であった。
濃縮液150Mを凍結乾燥し遊離ε−ポリリシン28.
9gを得た。本島中のナトリウム含量は、0.1%以下
であった。
実施例2 ストレプトマイセス・アルプラスを用いてミニジャー培
養を96時間行い、得られた培養液について菌体を濾別
し、分離して上澄液(菌体分離液)2.01を得た。こ
のもののε−ポリリシン濃度は、8.07g/ j!で
あった。
菌体分離液1.OEをPH8,5に調整し、濾過後、弱
酸性カチオン交換樹脂(アンバーライトIRC−5ON
H,”型) 200++dニSV= 10)スヒ−)f
JI、、ε−ポリリシンをカチオン交換樹脂に吸着させ
た。つづいて、純水800−で洗浄した(SV=2)、
洗浄後0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液1000−
を5V=1でカチオン交換樹脂に通し、ε−ポリリシン
を溶出せしめた。溶出液は押出液を合わせて!00〇−
であった。溶液中のε−ポリリシン量は6.06 g/
Ilでε−ポリリシンの回収率は75%であった。
溶出液1000−について富士フィルターエ業■製の分
画分子量1000の限外濾過膜(商品名フィルトロン・
ツバ(Filtron N0VA) I K、表面積7
0M)を用いて限外濾過を行った。限外濾過条件は実施
例1の場合と同じ条件で行った。
限外濾過の方法としては、1.OlOカチオン交換樹脂
溶出液が400−まで:a縮された時、600−の蒸留
水を新たに加え、これを更に限外濾過を行って400m
1まで濃縮した。この濃縮透析を5回行い、濃縮液40
011+1を得た。この:aWi液のε−ポリリシン濃
度は14.1g/lでε−ポリリシンの回収率は93%
であった。
この濃縮液400−を凍結乾燥した。得られた乾燥物は
5.60 g、白色で、純度は99.0%であった。
また、ナトリウム含量は0.1%以下あった。
実施例3 実施例2と同様の操作を行い、fl縮液液400を得た
。この濃縮液400dに対し、粉末化基材としてデキス
トリンを6.0g加え、噴霧乾燥を行った。
得られた乾燥物は11.0 g 、白色でポリリシン含
量は45重量%であった。
実施例4 実施例2と同様の操作を行い、濃縮液4001111を
得た。この濃縮液400−に対し、アセトン1600+
++Zを加え沈澱を生成せしめた。生じた沈澱を遠心分
離で捕集し、減圧乾燥した。得られた沈澱は4.76g
1白色で純度は98.3%であった。
(発明の効果) 本発明は遊離ε−ポリリシンを低コストで、簡単な操作
で、効率的に工業生産し、食品添加物、農薬、医薬品等
の分野に供給できるようにしたという点で極めて有益で
ある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ε−ポリリシン溶液を酸性カチオン交換樹脂で処
    理し、ε−ポリリシンを吸着させた後、アルカリ溶液を
    用いε−ポリリシンを溶出し、溶液中の過剰のアルカリ
    を限外濾過膜で除去した後、有機溶媒を用いて沈澱を生
    成せしめるか、或いは凍結乾燥するか、噴霧乾燥するこ
    とを特徴とする遊離ε−ポリリシンの製造法。
  2. (2)ε−ポリリシンが、ε−ポリリシン産生能を持つ
    微生物を培養して得られた請求項1記載の遊離ε−ポリ
    リシンの製造法。
  3. (3)酸性カチオン交換樹脂がアンバーライトIRC−
    50である請求項1記載の遊離ε−ポリリシンの製造法
  4. (4)ε−ポリリシン産生能を持つ微生物が、ストレプ
    トマイセス・アルブラス(¥Streptomyces
    ¥¥albulus¥)である請求項1記載の遊離ε−
    ポリリシンの製造法。
  5. (5)ε−ポリリシン溶液が、ε−ポリリシン培養液ま
    たはε−ポリリシン酸性塩溶液である請求項1記載の遊
    離ε−ポリリシンの製造法。
JP24425188A 1988-07-08 1988-09-30 遊離ε−ポリリシンの製造法 Withdrawn JPH0292927A (ja)

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DE19893922278 DE3922278C2 (de) 1988-07-08 1989-07-06 Verfahren zur herstellung von freiem (epsilon)-polylysin
GB8915565A GB2220946B (en) 1988-07-08 1989-07-07 Method of producing free epsilon-polylysine
FR8909206A FR2633931A1 (fr) 1988-07-08 1989-07-07 Procede pour la production de (epsilon)-polylysine libre

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0557954A3 (en) * 1992-02-26 1994-10-26 Chisso Corp A process for producing epsilon-poly-l-lysine
US7719023B2 (en) 2001-04-09 2010-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Light emitting device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0557954A3 (en) * 1992-02-26 1994-10-26 Chisso Corp A process for producing epsilon-poly-l-lysine
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