JPH029117Y2 - - Google Patents

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JPH029117Y2
JPH029117Y2 JP11702483U JP11702483U JPH029117Y2 JP H029117 Y2 JPH029117 Y2 JP H029117Y2 JP 11702483 U JP11702483 U JP 11702483U JP 11702483 U JP11702483 U JP 11702483U JP H029117 Y2 JPH029117 Y2 JP H029117Y2
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compressor
recess
partition plate
bearing
discharge
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JP11702483U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、冷凍冷蔵庫に用いられる横置型回転
式圧縮機に関する。
従来例の構成とその問題点 一般に、このような回転式圧縮機においては、
密閉ケース内の空間でシリンダ内で圧縮された吐
出ガスの圧力脈動により大きな騒音を発生するこ
とがある。そのため、従来より密閉ケース内部の
冷媒流路に消音装置を取りつけ騒音低減を図る方
法がとられていたが、消音装置を設けるために、
圧縮機の小型化が困難であつた。また、取りつけ
た消音器が共振を起こし、更に騒音を生じるなど
の問題点があつた。
以下、第1図、第2図を参照にしながら従来例
について説明する。
1は回転型圧縮機で、2は密閉ケース、3はス
テータで密閉ケース2に焼バメ固定されている。
4はロータで、クランクシヤフト5と連結されて
いる。6はピストン、7はシリンダである。8は
ロータ側の軸受で、密閉ケース2に溶接固定され
ている。9はシヤフト端部の軸受で、10は吐出
チヤンバーで、軸受9にカツプ状の吐出カバー1
0aを固定することにより構成されている。1
0′は一端を前記吐出チヤンバー10と連通させ、
他端を密閉ケース2内に開放させた消音器であ
る。
かかる構成において、シリンダ7内で圧縮され
た冷媒ガスは、吐出チヤンバー10を経て消音器
10′を通り密閉ケース2内に放出される。その
ため、シリンダ7内や吐出チヤンバー10内で発
生した冷媒の圧力脈動は消音器10′内で減少さ
れるため、密閉ケース2内の圧力脈動が軽減さ
れ、騒音が減少する。しかし、消音器10′で冷
媒の圧力脈動を完全におさえることは不可能であ
り、消音器10′を出た圧力脈動による騒音は密
閉ケース2内にオイルがあるため密閉ケース2内
空間が完全2重円筒形状とならないために消音器
10′の出口が必らず共鳴モードの復部とはなら
ずに密閉ケース2内で第2図a,bに示すように
節が横方向の直径方向に分布し、圧縮機上方及び
下方で音圧レベルが大きく上方と下方で位相が反
転する固定された共鳴モードをもつた気柱共鳴を
起こしてしまう。そのため騒音が大きくなるとい
う問題点を有していた。さらに、以上のような方
法では、消音器10′の設置スペースが必要なた
め、圧縮機1の小型化に支障をきたすばかりでな
く、消音器が共振を起こし、異常騒音を発生する
という問題点もあつた。
考案の目的 本考案は、圧縮機の小型化を図るために消音器
を軸受に設け、かつ、密閉ケース内の気柱共鳴を
低減し、さらに、別途消音器を設けることによる
消音器の共振現象を防止することを目的とする。
考案の構成 この目的を達成するために本考案は、軸受の反
シリンダ面にバルブ装着用の凹部と、これに小溝
にて連通する凹陥部を設け、前記小溝位置もしく
は前記バルブ装着用の凹部位置に対応し、かつ圧
縮機の水平線上に位置する孔を有する仕切板を、
前記軸受と圧縮機の鉛を線上に位置した一対の吐
出孔を有する吐出カバーとの間に介することによ
り共鳴型消音器を構成し、かつ、前記吐出カバー
に前記仕切板の孔に対して、対称となる2つの吐
出孔を設け、各孔より出る騒音を干渉させて、密
閉ケース内の気柱共鳴を低減させ、圧縮機の騒音
低減を図るものである。
実施例の説明 以下、第3図〜第8図を参照にしながら、本考
案の一実施例について説明する。尚、説明の重複
をさけるため、従来例と同一部分については同一
符号を付して説明を省略する。
11はクランクシヤフト5を支持する軸受で、
軸受11の反シリンダ面11aには、バルブ12
c装着用の凹部12及び小溝13により凹部12
と連通する弓状の凹陥部14が設けてある。12
bはバルブ孔である。15は仕切板で軸受11と
吐出チヤンバー10間に介在されており、この仕
切板15により前記凹部12、凹陥部14並びに
小溝13は吐出チヤンバー10と分離される。そ
して、凹部12、凹陥部14及び小溝13はそれ
ぞれ、バルブ室12a、共鳴室14a及びバルブ
室12aと共鳴室14aを連通させる小通路13
aを形成する。又、仕切板15には、凹陥部14
に近い位置の小溝13に相対応する位置に、吐出
チヤンバー10に連通する孔16が設けられてい
る。この孔16位置は、圧縮機1の中心を通る水
平線上にある。10bは吐出カバーで、仕切板1
5の孔16と仕切板15の中心を結ぶ線に対して
線対称な形状を呈しており、また、圧縮機1の中
心を通る鉛直線上の位置に吐出孔17a,17b
が設けられている。
かかる構成において、シリンダ7内で圧縮され
た冷媒は、バルブ孔12bより凹部12と仕切板
15により形成されたバルブ室12aに吐出さ
れ、圧力脈動成分を有している。この冷媒が、小
溝13と仕切板15により形成された小通路13
aを通り、仕切板の孔16により吐出チヤンバー
10に吐出される際、凹陥部14と仕切板15に
より形成された共鳴室14aが共鳴型消音器とし
て作用し、冷媒の圧力脈動成分を吐出チヤンバー
10に放射される以前に減衰させるため、密閉ケ
ース2内に放射される冷媒の圧力脈動は減少す
る。さらに、冷媒が吐出チヤンバー10から密閉
ケース2内に放射される際は、仕切板15の孔1
6に対して対称となり、かつ、圧縮機1に対して
鉛直方向となる位置にある吐出孔17a,17b
で放射される。このことは第2図に示すような節
が、水平方向に分布し、圧縮機上方及び下方で音
圧レベルが大きくなる共鳴モードに対して、孔1
7a、及び孔17bを出た圧力脈動による騒音が
互いに干渉を起こし、この干渉効果により密閉ケ
ース2内に放射される騒音を低減することができ
るようになる。このように、共鳴型消音器で冷媒
の圧力脈動を減少し、かつ、共鳴型消音器で完全
に消滅しきれなかつた圧力脈動による密閉ケース
2内での共鳴を、吐出カバー10bに設けた孔1
7a及び17bにより干渉させることにより圧縮
機1の騒音を低減できる。
さらに軸受11を利用して、仕切板15を付加
するだけで共鳴型消音効果、吐出カバー10bの
吐出孔17a,17bを仕切板15の孔16に対
して対称位置にすることによる干渉効果が得られ
るため、圧縮機1の小型化が図れ、かつ、別置消
音器の共振による異常騒音発生の事故を防止する
ことができる。
考案の効果 以上のように本考案は、密閉ケース内に電動圧
縮要素を収納する回転式圧縮機において、反シリ
ンダ面に形成されたバルブ装着用の凹部とこの凹
部と小溝を介して連通する共鳴室用の凹陥部とを
有する軸受と、凹陥部を有する面側に配置される
吐出カバーと軸受の間に仕切板を備え、仕切板に
小溝位置もしくはバルブ装着用凹部位置に対応し
た孔を圧縮機の水平線上に設け、かつ、仕切板の
孔に対して、対称でかつ圧縮機の鉛直方向に2つ
の吐出孔を有する吐出カバーを備えることによ
り、密閉ケース内に放射されるシリンダ内やバル
ブで発生した圧力脈動成分を減衰し、かつ、密閉
ケース内で生じていた気柱共鳴を減ずることがで
き、圧縮機が大型化することなく騒音低減を図る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す回転式圧縮機の断面図、
第2図a,bは従来例の密閉ケース内共鳴モード
概略図、第3図は本考案の一実施例を示す横置型
回転式圧縮機の断面図、第4図は第3図のA−A
線における断面図、第5図は第3図のB−B線に
おける断面図、第6図は第3図のC−C線におけ
る断面図、第7図は第6図のD−D線における断
面図、第8図は第6図の分解斜視図である。 7……シリンダ、11……軸受、10b……吐
出カバー、12……凹部、13……小溝、14…
…凹陥部、15……仕切板、16……孔、17
a,17b……吐出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動圧縮要素を収納した密閉ケースと、反シリ
    ンダ面に形成されたバルブ装着用の凹部とこの凹
    部と小溝を介して連通する共鳴室用の凹陥部とを
    有する軸受と、前記凹陥部を有する面側に配置さ
    れる吐出カバーと、この吐出カバーと前記軸受の
    間に介在される仕切板とを備え、前記仕切板は前
    記小溝位置もしくは前記バルブ装着用の凹部位置
    に相対応し、かつ圧縮機の水平線上に位置する孔
    を有し、前記吐出カバーは圧縮機の鉛直線上に位
    置した一対の吐出孔を有する横置型回転式圧縮
    機。
JP11702483U 1983-07-26 1983-07-26 横置型回転式圧縮機 Granted JPS6024893U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11702483U JPS6024893U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 横置型回転式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11702483U JPS6024893U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 横置型回転式圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6024893U JPS6024893U (ja) 1985-02-20
JPH029117Y2 true JPH029117Y2 (ja) 1990-03-06

Family

ID=30269546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11702483U Granted JPS6024893U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 横置型回転式圧縮機

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JP (1) JPS6024893U (ja)

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JPS6024893U (ja) 1985-02-20

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