JPH02104999A - 回転式圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はカップ状吐出マフラーを軸受兼用端板に取付け
てなる回転式圧縮機に関する。

（ロ）従来の技術 本発明に先行する特開昭６３−９４０９２号公報に記載
された従来の回転式圧縮機では、第３（２Ｉに示すよう
に、電動要素（１）を回転軸（２）を介して圧縮要素（
３）に連結し、該圧縮要素（３）の上端開口を軸受兼用
端板（４）で閉塞して、該軸受兼用端板（４）にカップ
状吐出マフラー（５）を取付けているが、前記カップ状
吐出マフラー（５）を前記軸受兼用端板（４）にボルト
（６）止めする都合上、このポル１−（６１の分だけカ
ップ状吐出マフラー（５）を凹設しているため、斯る凹
設骨だけマフラー容積が減少して冷媒が脈動する欠点、
前記ボルト（６）の分だけ部品点数及び組立工数のアッ
プする等の欠点がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は前述の欠点を解消し、冷媒の吐出状態の安定し
た回転式圧縮機を簡単な構造で提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、回転ローラをシリンダーに収納し、該シリン
ダーの両端開口を一対の軸受兼用端板で閉塞し、該軸受
兼用端板の少なくとも一方にカップ状吐出マフラーを取
付けてなるものにおいて、前記カップ状吐出マフラーの
周縁部に、内側に曲成したクランプ部を形成すると共に
、該クランプ部を係止する凹所を前記軸受兼用端板の外
周面に形成したものである。

（ホ）作　用 本発明によれば、カップ状吐出マフラーは、そのクラン
プ部で軸受兼用端板の凹所に係止するため取付は用ボル
トの不要なものになり従来例に比較してボルトの体積分
だけマフラー容積が増加し、従って回転式圧縮機の冷媒
の脈動更には騒音が減少する６また、取付は用ボルトの
省略された分だけ回転式圧ｍ機の部品点数及び組立工数
が減少する。

（へ）実施例 次に本発明の一実施例について説明する。

第１図において、（７）は密閉容器（８）の内部に配設
した電動要素、（９）は電動要素（７）によって駆動さ
れる回転式圧縮要素である。

（１０）は電動要素（７）の一部を構成するステーター
で密閉容器（８）の内周に圧入固定すると共に、密閉容
器（８）との間に、冷媒通過用の狭い間隙通路＋１１）
　（１２）を複数箇所に有している。　（１３）はステ
ーター（１０）の内側に狭い間隙通路（１４）を有して
配置したローターで、回転軸（１５）を装着している。

　（１６）は前記回転式圧縮要素（９）の一部を構成す
るシリンダーで、日盛状に形成され外周部で密閉容器（
８）の内周に圧入固定されている。　（１７１＜１８）
は一対の軸受兼用端板で、シリンダー（１６）の上部開
口及び下部開口を閉塞することでシリンダー室（１９）
を画成している。軸受兼用端板（１７１＜１８１は、そ
れぞれ冷間鍛造され軸受部（１７ａ）　（１８ｂ）を−
体成形している。　（２０）はシリンダー室（１９）に
配置した吸込パイプで、密閉容器（８）の外部から冷凍
サイクルのガス状冷媒を吸込んでシリンダー（１６）の
吸込通路（２２）を経てシリンダー室（１９）に供給す
る。　＋２３）はシリンダー室（１９）の吐出口で、吐
出弁（２４）を有して上部の軸受兼用端板（１７）に形
成されている。　（２５）は軸受兼用端板（１７）の上
部に設けたマフラー室で、前記吐出口（２３）が臨設さ
れている。（２も）はマフラー室（２５）を画成するカ
ップ状吐出マフラーで、その上部に嵌挿孔を形成してこ
の嵌挿孔で前記軸受部（１７ａ）に密着すると共にその
周縁部で後述のように前記軸受兼用端板（１７）に取付
けられている。　＋２７）はマフラー室（２５）の吐出
口で、カップ状吐出マフラー（２６）に穿設されている
。この吐出口（２７）から吐出したガス状冷媒は、その
後、電動要素（７）の狭い間隙通路（１１１（１２）（
１４）を通る間にその混入オイルの分離された状態で吐
出側空間（２８）を経て吐出パイプ（２９）から密閉容
器（８）の外部へ吐出される。

而して前記カップ状吐出マフラー（２６）は、第２図に
示すようにその周縁部に、内側に曲成したクランプ部（
２６ａ）を形成しである。また、前記軸受兼用端板（１
７）の外周面には、前記クランプ部（２６ａ）を係止す
る凹所（１７ｂ）を形成しである。凹所（１７ｂ）は、
具体的には、前記軸受兼用端板（１７）の外周面を、シ
リンダー（１６）に隣接する端部で段差状に凹設してな
る。また、前記カップ状吐出マフラー（２６）は、その
クランプ部［２６ａ）にて前記軸受兼用端板（１７）の
凹所（１７ｂ）に圧入することにより、取付用ボルトを
不要として密閉状態で強固に固定しである。

前記回転式圧縮機では、その動作時においては、密閉容
器（８）の外部から冷凍サイクルのガス状冷媒を吸込ん
でシリンダー（１６）の吸込通路（２２）を経てシリン
ダー室（Ｉ９）に供給し、その後、シリンダー室（１９
）で圧縮した冷媒を、吐出口（２３）°、マフラー室（
２５）及び吐出口（２７）を経てカップ状吐出マフラー
（２６）から吐出し、更に電動要素（７）の狭い間隙通
路（１１１（１２）　＋１４）を通る間にその混入オイ
ルの分離された状態で吐出側空間（２８）を経て吐出パ
イプ（２９）から密閉容器（８）の外部へ吐出される。

また前記カップ状吐出マフラー（２６）においては、ボ
ルトの不使用によりマフラー容積の増加し、　　　る。

た分だけ吐出冷媒の脈動が抑制されるよっに（（ト）　
　発明の効果 本発明は以上のように構成しながら、カップ状吐出マフ
ラーは、そのクランプ部で軸受兼用端板の凹所に係止す
るため取付は用ボルトの不要なものになり、従来例に比
較してボルトの体積分だけマフラー容積が増加し、従っ
て回転式圧縮機の冷媒の脈動更には騒音を抑制できる。

また、庭付は用ボルトの省略分だけ回転式圧縮機の部品
点数及び組立工数を減少できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は同実施
例の要部の断面図、第３図は従来例の縦断面図である。 （１６）・・・シリンダー、（１７）　（１８１・・・
軸受兼用端板、（１７ｂ）・・・凹所、（２０）・・・
回転ローラ、（２６）・・・カップ状吐出マフラー、（
２６ａｌ・・・クランプ部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）回転ローラをシリンダーに収納し、該シリンダーの
   両端開口を一対の軸受兼用端板で閉塞し、該軸受兼用端
   板の少なくとも一方にカップ状吐出マフラーを取付けて
   なるものにおいて、前記カップ状吐出マフラーの周縁部
   に、内側に曲成したクランプ部を形成すると共に、該ク
   ランプ部を係止する凹所を前記軸受兼用端板の外周面に
   形成したことを特徴とする回転式圧縮機。