JPH0289835A - 無段変速機用チェーン式スチールベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は相向合った円錐形状の二組のプーリー（以下プ
ーリーと呼称する）を使用した無段変速機に巻かけられ
るチェーン式スチールベルトに１３［］するものである
。

（従来技術） チェーン式スチールベルトの基本形態は、プーリーと摩
擦接触するだめの摩擦板と、該摩擦板を装着するチェー
ンとから構成されている。

これらのチェーン並びに摩擦板の形態は種々存在してい
るが、第９図ａ、ｂは従来のチェーン式スチールベルト
の一例を示づが、各リンクプレートの上、下辺中央に切
欠き溝を設【プ、この溝に上方に開口部をもつ摩擦板を
挿嵌めし、」二部に止着ピンを通してチェーンを抱持す
るようにしたものであるが、ＦＪｍ板の開口部の内面と
リンクプレートの側面を密着させることは、構造的にむ
つかしく特に内リンクプレート用摩擦板は、その内面を
相隣り合う外リンクプレートとＪｉＪ　１７ｔして、高
速、＾変動負荷に対しては損傷が甲く又止着ピンを使用
するため必然的にＦｊ擦根板全体肉厚が厚くなり、従っ
てチェーンのピッチも大となり重量も大きくなるという
、数多くの問題点がある。

（本発明の目的） 上述のように従来のチェーン式ベルトには問題が残され
ているが、本発明はこれらの問題を解決し、軽くて堅牢
で組立て容易でしかも静音なチェーン式スチールベルト
を提供するものである。

（本発明の構成） 本発明に係わるチェーン式スプールベルトは上記問題点
の解決を計るため、次の特徴をもって構成されている。

該スチールベルトの基本形態はチェーンを抱くように摩
擦板を装着しているが、該摩擦板には間口部はなく、櫛
状の歯と溝部をもつ四角形の穴が中央部に形成されチェ
ーンはこの穴に挿入された状態にある。

該摩擦板は一組のプーリーにより形成されるＶ形状溝と
合致する傾斜面をその両側面にもつ台形状の外形をもち
両側面部の厚さはチェーンピッチより僅かに短い厚さを
もち、又摩擦板の中央部には四角形の切欠穴を聞けこの
穴の内周の上、下辺にチェーンのリンクプレートがＩｍ
Ｗされるようにｍ形状の歯部と溝部を構成し、溝部の底
部間寸法をリンクプレートの幅寸法に一致させ、又溝の
幅はリンクプレートの厚さと一致させてある本発明のチ
ェーンはその最外側の内、外リンクプレートを二枚重ね
の構造とするため、切欠穴の両端部の溝幅はリンクプレ
ートの厚さの二倍と一致さけである。歯の部分の幅はチ
ェーンが使用中円滑に屈曲出来るようにリンクプレー１
・の厚さにリンクプレート間の若干の隙間の分を含めた
幅寸法である。

該摩擦板は、鍛造成いは焼結体にて成形し、チェーンの
リンクプレートと係合いをもつ中央部の板の部分をロー
ルにて圧延加工、又ダイス内を目通させてその寸法精度
、並びに面粗度を高級とし、プレス加工により或いはプ
レス加工のあとブローチ加工を行い、必要枚数のリンク
数に応じた溝をもつ櫛状の溝と歯をその上、下辺にもつ
四角形の穴を中央部に開けこの穴を基準として両側面傾
斜部分を加工し、熱処理、研磨加工をＸ１ｆｊＩＬ、た
ものである。

該側面傾斜部はチェーンのピンの位置部分ではすンクプ
レートにピンを挿入し易いようにピンの径よりと千大き
く切欠きを設け、又チェーンの屈曲に際し隣合う側面傾
斜部が干渉しないように、夫々上方、下方に先細形状と
しである。

一方リンクプレートはピンの挿入される穴を中心として
チェーンピッチの１／２より小さな半径１（の曲面をそ
の両端にもつ小判形状としチェーンのピッチの垂直中心
線より摩擦板の板厚の１／２の位置に垂直な而をもらピ
ン穴方向に傾斜した辺をｂつ梯形状の突起をリンクプレ
ートの上、下辺に対称に設け、該リンクプレートを摩擦
板に対し、チェーンの進行方向に前、後に交互に撮分け
て、櫛状溝の中へ挿入嵌合し、突起部をＪ↑環板に密着
させれば、必然的にピンの穴位置が正しく定まり組立て
に特殊な設面や、繁雑な位ｄ定め工具等を必要とするこ
とがなく、リンクプレートを順次摩擦板へ挿入し突起部
を摩擦板に密着寸れば、突起部でもって摩擦板を前接か
ら挟持し、ａ！僚板をリンクプレートに固着させて、内
リンクプレートブロックを、また外リンクプレートブロ
ツクを極めて容易に組上げることが出来、この内、外リ
ンクプレートブロックを交互にピンで連結し、一連のチ
ェーン式スチールベルトとしたものである。

以下本発明に係るヂエーン式スヂールベル１−の実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。

（実施ＦＩＡ） 本発明は第１図に承りように二組の平行に相対する軸に
相向合った一相の円錐形状のプーリーを夫々取付け、−
紺のプーリーにより形成されるＶ形状溝に合致する外形
が台形状の、Ｈａまたは焼結体にで成形したＩ’［板を
チェーンのリンクプレートの中央に止着したチェーン式
のスチールベルト１（第２図、第３図、第４図）をプー
リー問に掛は渡し、１組のプーリーを軸に添って左右へ
相互移動することにより、プーリーとベルトとの接触半
径を無段に変更し、変速して使用するチェーン式無段変
速機用のスチールベルトである。

本発明のスチールベルトを説明するに、チ丁−ンを公知
のピンリンクチェーンとし、内リンクプレート２・２・
・・外リンクプレート３・３・・・はピン穴１２（第５
図ａ、第６図ａ）を中心としチェーンピッチの１／２以
下の半径Ｒで形成した曲面部を両端にもつ小ｒｊＪ状の
外形としチェーンのピッチの垂直中心線よりピン穴方向
へ、！９！家板７の板厚ｔの１／２に相当する位置にリ
ンクプレートの上、下辺に対し夫々垂直な面をもちピン
穴方向に傾斜部をもつほぼ梯形状の突起（第５．６図ａ
の５）をリンクプレートの上、下辺に対称に設れる。こ
こｅリンクプレートの幅Ｂは１３≦ヂＩ−ンのピッチ長
さ・・の範囲内にある。該内、外リンクプレート２．３
に取付く摩擦板７は、その外形を一組のプーリーにより
形成されるＶ形状溝に合致する傾斜面６をその両端にも
つ台形状の外形としく第７図ａ）鋼材よりの鍛造成いは
焼結体にて成形し、銅面傾斜ＢＢ６の厚さをチェーンの
ピッチより僅かに短い厚さｈとし従って平面視は■形状
であり、又チェーンのピン位置に当たる部分は組立てに
際しピンを容易に挿入出来るようピン径より若干大きい
切欠部（第７図ｂ）を設けこの切欠部の上、下部に若干
の直線部９を設けている。

リンクプレートと係合いをもつＩＪｊｔｗ板７の平面部
分（第７図ａの斜線部）をロールによる圧延加工やダイ
スの中を通して厚さと面粗度を閉度の高い高級とし、中
央部には四角形の切欠穴８を聞け、穴の内輪をチェーン
を組立てた際の内リンクプレート同士の外幅また外リン
クプレート同士の外幅とし、穴の内周の上、下辺に、内
、外リンクプレート用摩擦板に取付くリンクプレートの
必北枚数が嵌着出来る数の満８１１とその数より一個少
ない歯部を交互に櫛状に設置ノ、溝部の底部間距離をリ
ンクプレートの幅Ｂの寸法と一致さ「、溝部の幅はリン
クプレートの厚さに一致させ夫々若干のシメ代をもたせ
である。切欠穴の両端部の溝は、ここへはリンクプレー
トが二枚用ねで挿入されるためリンクプレー１・の厚さ
の二倍に一致さぜ（第７図ａ）、歯部１０の幅はチェー
ンが屈曲する際、円滑に屈曲するように、リンクプレー
トの厚さに若干のリンクプレート間の隙間の分を含めた
幅寸法とし、歯の先端問距離はチェーンのピッチがリン
クプレー１・の幅寸法に近接の場合に、組立てた際この
歯部に位置する前後のリンクプレートの端部曲面部と接
触しない寸法としである。又チェーンンのピッチの短小
化を計って、中位長さに於ける摩擦板の数を増加する目
的で、内リンクプレート用摩擦板に近接する左右の最外
側の外リンクプレートの両端部が向合うところに相当す
る内リンクプレート用摩擦板のＡ部（第８図ａ）を第８
図すのに−に断面にて示すように、薄肉とし或いは１７
Ｊ除することによりチェーンのピッチを最短はぼ半径Ｒ
の二倍近く迄短くすることができる。本発明では／！ｉ
！ｍ板の中央に設番ノだ四角形の切欠穴の両内面に、リ
ンクプレートが密着する構造であるため最小のピッチは
リンクプレートの半径の二（ハに１テ擦板の厚さを加え
た寸法であり、内リンクプレート用摩擦板に近接する最
外側の外リンクプレートが向合う部分を切除した場合は
ほぼ半径の二倍近く迄ピッチを詰めることが可能である
。

本発明では上述のように８擦板７の切欠穴８の左右の両
内面と挿入されるリンクプレートとは、密着覆る構造と
しであるため、溝部１１は内、外リリンクプレート用Ｆ
Ｊ僚板とも切欠穴の両端から形成し、挿入嵌着されるリ
ンクル−１−の枚数が嵌着出来る数の溝部が、切欠穴の
上、下辺に般けらでいる。組立てに際しＣは内、外リン
クプレートに設けた突起部を、内、外リンクグレー１−
　ＩＩＩ　ｌ’ｉ！　擦板にチェーンの進行方向に対し
、前後にＨつ交ｎに順次挿入嵌着し突起部を１〒原板に
密６させればピン穴の位置は自動的に定まり、内、外リ
ンクプレート用摩擦板に内、外リンクプレートを人々挿
入するだけで、内リンクプレードブ［Ｉツク１３（第１
０図）、外リンクプレートブロック１４（第１１図）を
極めて簡単に組立てることが出来る。

切欠穴の両端部に挿入する二枚１組のリンクプレートも
、その突起部を摩擦板に対し前後として溝へ挿入嵌合し
、摩擦板を固定挟持さける。

二枚組のチェーンの隷＃リンクプレー トは他のリンクプレートより若干Ｒ１１＜Ｌ、で使用す
ることも出来、又第５図Ｃに示すように二枚の内−枚の
リンクプレートの突起部を折曲げ他の一枚と向合う形と
して挟持を更に確実としてらよい。

該摩擦板はその両側面部を第８図ａに示すように上、下
ａｌｌの−８１５を削除して軽量化を５１つでもよく又
チェーンを構成するリンクプレートの枚数は、チェーン
の必要強度により決められ図示のものは一例を示すもの
である。

本発明は上述の内、外リンクプレートブロックをピン４
にて連結しピン頭をカシメ一連のチェーン式スチールベ
ルトとしたものである。

（効果） （１）本発明のチェーン式スチールベルトは間口部のな
い摩擦板がチェーンのリンクプレートに装肴されている
ため、強度並びに剛性が高く、従って大きな動力の伝達
が可能である。

（２）摩擦板のチェーンとの係合い部分は、摩擦板が一
体ものであるため強度が高く、従つＣ板の厚さを極めて
薄くすることが出来るため、Φｍの軽減が出来、軽量化
が可能となる。

（３）リンクプレートの幅はその両端部のピン穴従来例
のように切欠溝を摩擦板取付けのために。

八 リンクプレートの幅を大きくするような必要もなく、従
ってＪ！Ｊ擦根の高さも極めて低くすることが出来、Φ
吊の軽減と変速機内の油中に於ける走行抵抗も減少させ
ることが可能となる。

（４）リンクプレートに突起を段ｔノ摩振板に対し交互
に且つ進行方向に対し前後に挿入し、摩擦板に密着させ
突起部にて摩擦板を挟むことで、位置窓めと固定が完全
に行われ、組立て作業に於いて繁雑な装置を必要とけず
、極めて容易に組立てが可能となり組立費の低減を計り
（する。

又チェーンの左右の両外側のリンクプレートを二枚組と
してリンクプレートにて摩擦板を夫々挟持することによ
りｆＦｉ、振板に作用ザる引張力によるし一メント負荷
に対し、相向合った位置で摩擦板を挟持するため、高変
動負荷に対し嵌合力と併せて、固着が完全に維持され、
安全円滑な運転が可能となる。

（５）内リンクプレート用摩擦板に近接する左右の最外
側の外リンクプレートが向合うところに相当する摩擦板
の部分を薄肉とし、或いは切除することにより、チェー
ンピッチの短小化を可能とし中位長さに於１ノる摩擦板
の装着数を増加しくりて、高いＵＪ力伝達を可能とする
。

〈６〉摩擦板の両側面傾斜部のθさをチェーンのピッチ
の長さに近（＝Ｊけであるため、該両側面は型組な面状
を？しプーリーとの接触において、衝突＆の発生を防止
でき、従来のチエ−２式スチールヘル１−に比し極めて
静かな伝導が可能である。

本発明の１１−ン式スヂールベルトは上述のように優れ
ｌζ特徴を数多くもつものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はスチールベルトの取ｆｑ図 第２図は本発明のチェーン式スチールベルトの平面図 第３図は本発明のチェーン式スヂールベル１〜の正面図 第４図は本発明のチェーン式スチールベルトの側面図 第５図ａは内リンクプレートの正面図 第５図すは側面図　Ｃは別の形態の側面図第６図ａは外
リンクプレートの正面図 すは側面図 第７図ａは外リンクプレート用ＩＪＪ擦扱の正面図すは
摩擦板の側面図　Ｃ１，！摩擦板の平面図ｄは内リンク
プレート用＃樫板の正面図第８図ａはＩ２環板の別の形
態図で切欠部を示す図すは第８図のに−に断面図 第９図ａは従来のスチールベルトの正面図すは側面図 第１０図は内リンクプレ−１〜ブロツク図、第３図のｘ
−ｘ断面図 第１１図は外リンクプレートブロック図、第３図のＹ−
Ｙ断面図 １・・・・チェーン式スチールベルト ２・・・・内リンクプレート ３・・・・外リンクプレート ４・・・・ピン ５・・・・突起部 ６・・・・摩擦板の両側面部 ７・　・　・ 訃・・ ９・　・　・ １０・　・ １１　・　・ １２・　・ １３・　・ １４・　・ ・Ｉ！ＪＦＭ板 ・リノ欠穴 ・１７擦板の側面部に段ｔ）ため線部 ・歯 ・満 ・ピン穴 ・内リンクプレートブロック ・外リンクプレートブロック

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　チェーン式の無段変速機に於いて、１組の相向合った
   円錐形状のプーリーを、平行に相対する二軸に夫々取付
   け、これにチェーンの各ピッチの中央に上記１組の円錐
   形状プーリーにより形成されるＶ形状溝に合致する台形
   状の外形をもつ摩擦板を取付け、プーリー間に掛渡して
   使用するチェーン式スチールベルトに於いて、上記チェ
   ーンを内、外リンクプレートを順次配列しピンで連結し
   たピンリンクチェーンとし、内、外リンクプレートはピ
   ンの通る穴を中心とし、半径Ｒにて両端部を形成した小
   判状とし、チェーンのピンとピンを結ぶ中心線に垂直な
   中心線から、リンクプレートと係合いをもつ摩擦板の板
   厚の１／２に相当する位置に、突起をリンクプレートの
   上、下辺に対称に夫々設け、チェーンは内、外リンクプ
   レートの最外側に位置するリンクプレートを二枚重ね形
   式のチェーンとし、又一方摩擦板は上記１組の円錐形状
   プーリーにより形成されるＶ形状溝に合致する傾斜面を
   その両側面部にもつ台形状の外形とし、鍛造、或いは焼
   結体にて成形しチェーンと係り合いをもつ板状部分はロ
   ールによる圧延加工、ダイスへの貫通により精度、面粗
   度を高級とし、両側面部の厚さをチェーンのピッチ長さ
   より僅かに短い厚さ寸法とし、チェーンの屈曲に際し該
   側面部の上、下端部が干渉しないよう夫々上方、下方に
   先細形状としピンの位置部分ではピンが容易にリンクプ
   レートに挿入出来るよう切欠部を設ける。 該台形状摩擦板の中央部には四角形の切欠穴を間けその
   内幅を夫々組立てた際の内、外リンクプレートの外幅寸
   法とし、穴の内周の上、下辺には内、外必要枚数のリン
   ク数に応じた櫛形状の溝部と歯部を設け、この櫛形状溝
   の底部間寸法をリンクプレートの幅寸法と一致させ、溝
   の幅寸法はリンクプレートの厚さと一致させてある。 切欠穴の両端部の溝はリンクプレートの厚さの二部分の
   厚さと一致させ、歯先の先端間距離はチェーンを組立て
   た際、歯部に位置する、前後のリンクプレートの両端部
   の曲面部に接触しない寸法とし、歯の幅はチェーンが屈
   曲する際円滑に屈曲出来るように、リンクプレートの厚
   さにリンク間の隙間の分を加えた幅寸法とする。 該内、外リンクプレート用摩擦板の櫛形状溝へ内、外リ
   ンクプレートに設けた突起部を、チェーンの進行方向に
   対し前後に且つ交互に夫々挿入し嵌合させ、突起部を摩
   擦板に密着させて摩擦板を挟持し、内、外リンクプレー
   トブロックを形成し、ピンで交互に連結し、ピン頭をカ
   シメて構成したことを特徴とする無段変速機用チェーン
   式スチールベルト。