JPH0288445A - ガラスの洗浄方法 - Google Patents
ガラスの洗浄方法Info
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- JPH0288445A JPH0288445A JP24036688A JP24036688A JPH0288445A JP H0288445 A JPH0288445 A JP H0288445A JP 24036688 A JP24036688 A JP 24036688A JP 24036688 A JP24036688 A JP 24036688A JP H0288445 A JPH0288445 A JP H0288445A
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明はガラスの洗浄方法、さらに詳しくはフロート式
製造方法により製造された板ガラスの洗浄方法に関する
。
製造方法により製造された板ガラスの洗浄方法に関する
。
［従来の技術］
フロート式製造方法による板ガラス（フロート板ガラス
）は、その表面の平滑性がよいため、建築や装飾鏡のほ
かに種々の産業用に使用されている。フロート板ガラス
は、溶融した錫の上にガラスを流してその表面を平滑に
する。この錫浴上において、ガラスの下面は錫と接触す
るため、少量の錫がガラス中にとけ込んでいるが、これ
が製品上特に問題となることはない、しかし、ガラスの
表面上に錫浴の蒸気から生じた錫の小さな液滴が落下す
ることがあり、これが製品の欠点となる。
）は、その表面の平滑性がよいため、建築や装飾鏡のほ
かに種々の産業用に使用されている。フロート板ガラス
は、溶融した錫の上にガラスを流してその表面を平滑に
する。この錫浴上において、ガラスの下面は錫と接触す
るため、少量の錫がガラス中にとけ込んでいるが、これ
が製品上特に問題となることはない、しかし、ガラスの
表面上に錫浴の蒸気から生じた錫の小さな液滴が落下す
ることがあり、これが製品の欠点となる。
この錫欠点は水による洗浄だけでは完全に除去すること
はできない。
はできない。
このような欠点を持ったガラス板は、その表面にアルミ
ニューム等の金属を付けてミラー面を形成した際に大き
な欠点が発生することになる。
ニューム等の金属を付けてミラー面を形成した際に大き
な欠点が発生することになる。
従来ガラス基板の精密洗浄工程においては、酸や界面活
性剤を用い種々の付着異物を除去することが行われてい
る。
性剤を用い種々の付着異物を除去することが行われてい
る。
酸洗浄で最も一般的に用いられるのは、硝酸水溶液であ
るが、硝酸は錫の溶解速度が最も早いが、濃度や温度を
低くすると遅くなり、高くすると一旦溶けた錫が白色の
沈澱になる。 錫の粒が大きい場合には溶解中に錫の表
面に白色の沈澱が発生することがある、このような場合
は表面の沈澱が邪魔となって、溶解速度が急激に低下す
る。
るが、硝酸は錫の溶解速度が最も早いが、濃度や温度を
低くすると遅くなり、高くすると一旦溶けた錫が白色の
沈澱になる。 錫の粒が大きい場合には溶解中に錫の表
面に白色の沈澱が発生することがある、このような場合
は表面の沈澱が邪魔となって、溶解速度が急激に低下す
る。
Ｗ４酸を洗浄槽に入れ、繰り返しガラスの洗浄を行うと
ガラスの表面に白色沈澱が発生する恐れもあり新たな欠
点となることも子息され不適当である。
ガラスの表面に白色沈澱が発生する恐れもあり新たな欠
点となることも子息され不適当である。
〔発明の解決しようとする問題点］
本発明の目的は、効果的な酸洗浄の条件を見出し、フロ
ート板ガラスに発生した錫欠点を除去せんとするもので
ある。
ート板ガラスに発生した錫欠点を除去せんとするもので
ある。
［問題を解決するための手段］
本発明者等は、錫欠点を除去する手段について研究した
結果、硝酸に小量の塩酸を混ぜると、前記白色の沈澱の
発生が起こらないことを見出し完成するに至ったもので
ある。
結果、硝酸に小量の塩酸を混ぜると、前記白色の沈澱の
発生が起こらないことを見出し完成するに至ったもので
ある。
すなわち希硝酸に希塩酸を加えた液を用いてガラスを洗
浄すると短時間で錫欠点を除去することができた。
浄すると短時間で錫欠点を除去することができた。
錫は塩酸にも溶けるが溶解速度は遅い、早く溶かすには
酸濃度や温度を高くすると効果的であるが、酸蒸気濃度
も高くなり、装置や作業環境に望ましくない。
酸濃度や温度を高くすると効果的であるが、酸蒸気濃度
も高くなり、装置や作業環境に望ましくない。
本発明では、硝酸濃度が３０％以下の溶液に２分の１以
下の濃度になるように塩酸を加えた混合酸溶液を用い、
８０℃以下の温度に保ちガラスをこの液で洗浄した後水
洗した。
下の濃度になるように塩酸を加えた混合酸溶液を用い、
８０℃以下の温度に保ちガラスをこの液で洗浄した後水
洗した。
これによって、フロート板硝子上の錫を溶解し欠点を完
全に除去することができた。
全に除去することができた。
硝ａ温度を下げると処理効果は低下し、処理時間を長く
するか、処理温度を高くする必要があり、濃度があまり
高いと安全上良くない、従ってこれらの点より１０〜３
０％が好ましい。
するか、処理温度を高くする必要があり、濃度があまり
高いと安全上良くない、従ってこれらの点より１０〜３
０％が好ましい。
塩酸濃度は高すぎても効果は′少なく、低すぎると白色
沈澱の生成が起こる。処理温度を高めることも環境上好
ましくない。
沈澱の生成が起こる。処理温度を高めることも環境上好
ましくない。
以上実用上の種々な点を考慮すると効果的には、硝１３
０％以下、塩酸はその２分の１以下、処理温度は高すぎ
ると酸蒸気濃度が高くなり望ましくないので、８０℃以
下がよい、従って硝酸１０〜３０％、塩酸２〜１０％、
酸溶液温度４０〜８０く表１〉 ℃が適当である。
０％以下、塩酸はその２分の１以下、処理温度は高すぎ
ると酸蒸気濃度が高くなり望ましくないので、８０℃以
下がよい、従って硝酸１０〜３０％、塩酸２〜１０％、
酸溶液温度４０〜８０く表１〉 ℃が適当である。
硝酸と塩酸との混合溶液と錫の溶解との関係を表１に示
した０表１は錫の３００μｍの厚みで５ｍｍＸ５ｎＢ＋
＋の小片を硝酸と塩酸の混合酸溶液に入れ、溶解するま
での時間を測定したものである。
した０表１は錫の３００μｍの厚みで５ｍｍＸ５ｎＢ＋
＋の小片を硝酸と塩酸の混合酸溶液に入れ、溶解するま
での時間を測定したものである。
硝酸のみの場合は、初めは発泡しながら溶けるが、数分
後から錫の表面に白又は黄色の沈澱が生成し、極度に反
応が遅くなった。
後から錫の表面に白又は黄色の沈澱が生成し、極度に反
応が遅くなった。
［実施例］
錫欠点のあるフロート板ガラス（１０Ｘ１０ｃｍ）１０
枚を選び、顕微鏡で錫欠点を確認した後、硝酸（６０％
）４部、塩酸（３５％）１部、水１５部を混合した。こ
の混合酸溶液の濃度は硝酸１５％、塩酸２％である。
６０’Ｃに保った溶液の中にガラスを３分間つけ、そ
れを取り出して水洗し酸を除去し、乾燥した。ａ欠点の
大きさは、約３０〜２００μｍであったが、洗浄によっ
てすべて除去されていた。
枚を選び、顕微鏡で錫欠点を確認した後、硝酸（６０％
）４部、塩酸（３５％）１部、水１５部を混合した。こ
の混合酸溶液の濃度は硝酸１５％、塩酸２％である。
６０’Ｃに保った溶液の中にガラスを３分間つけ、そ
れを取り出して水洗し酸を除去し、乾燥した。ａ欠点の
大きさは、約３０〜２００μｍであったが、洗浄によっ
てすべて除去されていた。
一方同様に錫欠点のあるフロート板ガラスについて、界
面活性剤を使って除去を試みた。 界面活性剤はノニオ
ン系の１ルロニックＦ−６８（商品名）１％水溶液を６
０℃に加熱し、３分間つけ、その結果を調べた。 ６サ
ンプル中４個のものは錫が残り完全な除去を期待するこ
とはできなかった。
面活性剤を使って除去を試みた。 界面活性剤はノニオ
ン系の１ルロニックＦ−６８（商品名）１％水溶液を６
０℃に加熱し、３分間つけ、その結果を調べた。 ６サ
ンプル中４個のものは錫が残り完全な除去を期待するこ
とはできなかった。
［発明の効果］
フロート板製板法により作られたガラス板は時としてそ
の表面に錫の欠点を生ずることがある。
の表面に錫の欠点を生ずることがある。
この錫を除去するための洗浄液として、硝酸に塩酸を加
えた酸混合液の効果のあることを見出し、これを用いる
ことにより、従来除去に長時間を要していた作業がより
短時間に、しかも確実に錫欠点を除去することが出来る
ようになった。
えた酸混合液の効果のあることを見出し、これを用いる
ことにより、従来除去に長時間を要していた作業がより
短時間に、しかも確実に錫欠点を除去することが出来る
ようになった。
Claims (2)
- （１）硝酸濃度が１０〜３０％、塩酸濃度が２〜１０％
であり、かつ、塩酸濃度が硝酸の２分の１以下である酸
混合液を用いガラスを処理することを特徴とするガラス
の洗浄方法。 - （２）前記ガラスがフロート式製造方法により作られた
板ガラスであることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載のガラスの洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24036688A JPH0288445A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | ガラスの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24036688A JPH0288445A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | ガラスの洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0288445A true JPH0288445A (ja) | 1990-03-28 |
Family
ID=17058423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24036688A Pending JPH0288445A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | ガラスの洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0288445A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010213402A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Nissan Motor Co Ltd | モータのハウジング構造 |
| DE102010002731A1 (de) | 2010-03-10 | 2011-09-15 | Schott Ag | Verfahren zur Entfernung von Rückständen auf Floatglasoberflächen |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP24036688A patent/JPH0288445A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010213402A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Nissan Motor Co Ltd | モータのハウジング構造 |
| DE102010002731A1 (de) | 2010-03-10 | 2011-09-15 | Schott Ag | Verfahren zur Entfernung von Rückständen auf Floatglasoberflächen |
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