JPH028838A - 写真感光材料用支持体 - Google Patents

写真感光材料用支持体

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JPH028838A
JPH028838A JP16046088A JP16046088A JPH028838A JP H028838 A JPH028838 A JP H028838A JP 16046088 A JP16046088 A JP 16046088A JP 16046088 A JP16046088 A JP 16046088A JP H028838 A JPH028838 A JP H028838A
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JP
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base paper
photographic
layer
electron beam
paper
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JP16046088A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Uno
鵜野 啓
Tetsuya Ashida
芦田 哲也
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Publication of JPH028838A publication Critical patent/JPH028838A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
    • G03C1/79Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は写真感光材料、更に詳しくは鮮鋭度差に耐黄変
化の優れた写真感光材料の製法に関するものである。
〈従来技術およびその問題点〉 これまで、写真感光材料に用いられている写真用支持体
としては、迅速写真処理が適用される様になってから、
例えば写真印画紙用原紙の両面は、押出塗工によってポ
リエチレン樹脂で被覆した所謂写真用樹脂被覆紙が用い
られていて、一方の面には鮮鋭度を付与させるために、
通常二酸化チタン(以下TiO2と記載することがある
)が含有されている。鮮鋭度は、写真感光性層を設ける
側の樹脂層中に含まれているTiO2ftに依存してお
り、Ti0z含有量が多い程、鮮鋭度は高くなる。しか
し、Ti(h含有量が多くなる程、押出塗工時に、押出
様のダイリップの尖端に針状或はつらら状の付着物(以
下、ダイリップ汚れと呼称することがある)が発生し、
そのま\製造された写真用樹脂被覆紙表面には、縦方向
に筋が発生したり、又、時には汚れがフィルムに付着し
て塗工され、異物が出現する等の重大な障害が生じる。
この問題点を解決するために、例えば特開昭57−10
8849にはTiO2に対して含水酸化アルミニウムを
0.2〜1.2重′Ik% (At20iの形で計算し
て)表面処理したTiO2を適用した写真用支持体が開
示されている。しかし、これとても樹脂組成物中のTl
O2含有量を可成り高めた場合には、ダイリップ汚れの
発生がある。
この欠点を改良するために、近年、基紙の一方の面に、
TiO2を含む電子線硬化性樹脂組成物を塗設し、該塗
被層に電子線を照射して写真用支持体を得ることが行な
われる様になり、この方法では、TlO2含有量を相当
高めることが可能となった。しかし、通常の写真用原紙
に上述の電子線硬化性樹脂組成物を塗設した後、電子線
照射によって該電子線硬化性樹脂組成物層を硬化させた
場合、往々にして基紙が黄変化し、著しく商品価値を低
下させる。
この黄変化傾向を防止するために、電子線硬化性樹脂組
成物(以下、EB組成物と略称することがある)中に酸
化防止剤(以下、A、10と略称することがある)を配
合することも行なわれるが、VOが電子線照射を直接受
けるため、往々にしてその上層に塗設される写真乳剤層
に対して悪影響を及ぼすことがあり好ましくない。
又、基紙にTiO2等を含有したポリオレフィン樹脂層
を設けて写真用支持体としたもので、電子線硬化性樹脂
層とは異なる分野ではあるが、基紙中にVOを含有させ
て、ポリオレフィン樹脂層への移行を目的として黄変化
を防ぐ例としては特開昭47−12005をあげること
が出来る。この場合には、基紙中に比較的多量にA10
を含有させないとA10のポリオレフィン樹脂層への移
行がよく行なわれず、黄変化防止効果は得られない。一
方、よって基紙層とポリオレフィン樹脂層との接着性を
悪化させ、時には一連の写真工程中において、基紙層と
ポリオレフィン樹脂層との剥kJが生じ、重大な障害を
惹起することがある。
〈発明の目的〉 本発明者らは、写真的障害を起さずにいかにこの黄変化
傾向を防ぐか鋭意研究した結果、本願発明に到達したも
のである。
〈発明の構成〉 即ち、本発明は、基紙の少なくとも一方の面に、実質的
に電子線硬化性化合物と顔料とからなる電子線硬化性樹
脂組成物を塗設して電子線硬化性樹脂組成物層を得、こ
の層I/c′tIL子線を照射して硬化樹脂層として支
持体を作成し、この支持体に写真感光性層を設けてなる
写真感光材料において、該基紙が酸化防止剤を含有する
ことを特徴とする写真感光材料用支持体を提供するもの
である。
本発明における基紙の少なくとも一方の面に被覆層を形
成するための電子線硬化性樹脂組成物に用いられる電子
線硬化型化合物としては、電子線照射により硬化可能な
化合物であればいずれも用いることが出来る。本発明に
おいて用い得る電子線照射により硬化可能な化合物とし
ては、例えば特公昭60−17104号、同60−17
105号等に記載の電子線硬化型化合物等である。該電
子線硬化性樹脂組成物中に用いられる顔料としては、T
i02(アナターゼ型、ルチル型)、硫酸バリウム、炭
酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等
いずれも使用出来るが、好ましくは、TiCh、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウムである。
又、Ti0zは表面処理を施さない所謂無処理TiO2
であってもよいが、含水酸化アルミニウム、二酸化珪素
、酸化ジルコニウム、水酸化マグネシウム等の各種無機
化合物による表面処理TiO2、或は各種アルコール、
界面活性剤、シロキサン、シランカップリング剤等の各
種有機化合物による表面処理Ti0z、又、これら無機
乃至有機表面処理を併用して施したTiO2、更には無
機表面処理Ti0z及び有機表面処理TiO2を夫々別
個に施したTiO2を組合せて使用してもよい。組成物
中に含まれる顔料、例えばTiO2の場合には、20〜
70重量%が適当である。その他必要に応じて、群青、
紺青、コバルトブルー コバルトバイオレット等の着色
顔料及び各1着色剤、蛍光増白剤、帯電防止剤等を加え
てもよい。
本発明の実施に用いられる基紙は通常の天然パルプ、紙
、合成繊維紙、合成樹脂フィルムな擬紙化した所謂合成
紙、合成樹脂フィルム或は上記紙、合成樹脂フィルム等
の表面及び/又は裏面に熱可塑性樹脂例えばポリオレフ
ィン樹脂等を押出塗工やラミネート等によって積層した
もの等である。
本発明における基紙に用いられるバルブは、亜硫酸法晒
針葉樹パルプ(NBSP)、亜硫酸法晒広葉樹バルブ(
LB8P)、アルカリ法の硫酸塩法晒針葉樹パルプ(N
BKP)、アルカリ法の硫醗塩晒広葉樹パルプ(LBK
P)等の天然パルプが有利に用いられるが、その覆類に
は特に制限はない。ワラバルブ、エスパルトバルブ、竹
バルブ、或は麻、リンター、線環適宜配合してもよいし
、又、必要に応じて各種合成繊維等も配合してもよい。
基紙の厚みは、密度との関係もあって一概には決められ
ないが、その坪量は50〜250 f/dが通常用いら
れる。
本発明の写真感光材料支持体に用いられる酸化防止剤は
通常市販されている酸化防止剤も使用出来るが、ヒンダ
ードフェノーノシ基及び/又はホスファイト系酸化防止
剤が好ましい。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、1.3.
5−)リスチル−2,4,6−トリス(3,5−ジー 
tert −7”チル−4−ヒドロギシベンジル)ベン
ゼン、2.2’、 2”−トリス〔3,5−ジーter
t−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオ
キシフエチルイソシアヌレート、トリス−(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)プ
メン、2.27−メチレン−ビス−(4−メチル−6−
tert−ブチルフェノール)、4.4′−メチレン−
ビス−(2,6−シーtert−ブチルフェノール)、
4.4′−ブチリデンビス−(3−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、4−ヒドロキシ易メチルー2
.6−ジーtart−ブチルフェノール、2.6−シー
tert−ブチルフェノール、2.6−シーtert−
ブチル−4−n−ブチルフェノールなどがあげられる。
本発明に3いては、テトラキス〔メチレン(3゜5−ジ
ーtert−ブチルー4−ヒドロキシ−ハイドロシンナ
メート)〕メタン(例えばチバガイギー社製イルガノッ
クス1010)、オクタデシル−3゜5−ジーtert
−ブチルー4−ヒドロキシーノ1イドロシンナメート(
例えばチバガイギー社製イルガノックス107G)、1
.3.5−)リス(4−tert−ブチル−3−ヒドロ
キシ−2,6−ジ−メチルベンジル)インシアヌル酸(
例えばアメリカンサイアナミツド社製サイアノックス1
790)、2.6−シーtert−ブチル−4−メチル
フェノール(例えば吉富製某社製BHT)等のヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤が特に好ましい。又1本発明
においてハ、トリス(モノ又はジ−ノニルフェニル)ホ
スファイト(例えばアデカ・アーガス社製マーク329
K)、ジ−ステアリル−ペンタエリスリトール−ジ−ホ
スファイト(例えばアデカ・アーガス社製マークPEP
−8)等のホスファイト系も特に好ましい酸化防止剤と
してあげることが出来る。更にテトラキス(2,4−ジ
ーtert−ブチルフェニル)4.4′ビフェニレン−
ジ−ホスファイト(例エハホルグワーナー社fMPEP
−Q)、トリス(2,4−ジー tert−ブチルフェ
ニル)ホスファイト(例えばテバカイギー社製イルガホ
ス168)等、ヒントダート系で且つホスファイト系で
ある酸化防止剤も本発明において有用である。又、酸化
防止剤の特性に応じて、2種以上の酸化防止剤を組合せ
て使用するのが望ましい。基紙中における酸化防止剤の
含有量は、基紙100重量部中に0.001〜0.4″
iXt%であり、好ましくは0.003〜0.3重i%
であり、更に好ましくは0.005〜0.2重量%であ
る。
本発明に用いられる基紙が木材パルプを主体としたもの
であれは内添、タブサイズ、サイズプレス、スプレー、
塗布等の慣用手段により酸化防止剤を含有せしめること
が出来る。又、基紙が例えば合成樹脂フィルム等の場合
には練込みによって酸化防止剤を含有せしめることが出
来、更に下引き等の手段によってフィルム表面及び/又
は裏面に含有せしめることも出来る。又更に後述の水溶
性ポリマー(例えばPVAなど)中に含有せしめて、基
紙に適用しても差支えない。
本発明において、木材パルプを主体とした基紙な使用す
る場合には、写真的に障害のない汎用の原紙に上記のA
、’0を含有せしめたものを基紙として用いてもよいが
、特願昭62−30739に開示のサイズ剤(アルキル
ケテンダイマー或は高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸塩
)及び水溶性ポリマーを使用し、且つ基紙の密度が0.
90f/−以上のものにVOを含有せしめたものを基紙
として用いることが好ましい。又、基紙層とEB層との
間にポリオレフィン樹脂層を設けたものを基紙(例えば
特願昭63−97440)として用いることも望ましい
、 上記ポリオレフィン或は基紙の裏面に設けられるポリオ
レフィンとしては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン、ポリペンテンなどのホモポリマーまたはエチレン
−プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上から
成る共重合体或はエチレンとaオレフィンとの共重合体
である直線状低密度ポリエチレンおよびこれらの混合物
であり、各種の密度および溶融粘度指数(メルトインデ
ックス:以下単にMIと略す)のものを単独にあるいは
それらを混合して使用できる。
本発明においては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン及びエチレンプロピレン共
重合体などを単独に或いはそれらを混合して用いるのが
好ましい。
本発明に用いられる基紙として塗設してもよいポリオレ
フィン樹脂層中には、必要に応じて各種の添加剤を加え
ることが出来る。
本発明に使用し得る脂肪酸の金属塩としては、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アル
ミニウム、ステアリン酸マグネシウム、オクチル酸ジル
コニウム、パルミチン酸ナトリウム、バルミチン酸カル
シウム、ラウリン酸ナトリウム等があげられる。
ポリオレフィン樹脂層中には、適量の二酸化チタン、酸
化亜鉛、メルク、炭酸カルシウムなどの白色顔料、ステ
アリン酸アミド、アラキシン酸アミドなどの脂肪酸アミ
ド、コバルトブルー コバルトバイオレット、紺青、群
青、ベンガラなどの着色顔料、蛍光増白剤、酸化防止剤
などを加えてもよい。
本発明に用いられる基紙として塗設してもよいポリオレ
フィン樹脂層は、通常走行する基紙上にポリオレフィン
樹脂組成物をスリットダイからフィルム状に溶融押出塗
工して製造されることが望ましい。
その際、溶融押出温度は200℃乃至350℃であるこ
とが好ましい。スリットダイとしては、T型ダイ、I2
Jダイ、フイシエテイル型ダイか好ましく、スリット開
口径は0.1乃至1mmであることが望ましい。また、
樹脂組成物を基紙に塗工する前に基紙の両面にコロナ放
電処理、火炎処理などの活性化処理を施すのが好ましい
基紙の両面は同一樹脂層構成でなされてもよいが、裏面
は通常ポリオレフィン樹脂層のみ塗設するのが有利であ
る。基紙の表面はポリオレフィン樹脂層を塗設した後、
電子線硬化性樹脂組成物を塗設すればよいが、この際必
要に応じてコロナ放電処理等の活性化処理を行なっても
よい。
本発明に用いられる基紙又は該基紙に更にポリオレフィ
ン樹脂等を設けた基紙上に塗設された電子線硬化性樹脂
組成物を硬化させるための電子線加速器としては、パン
デグラーフ型のスモヤニング方式、ダブルスキャニング
方式或はカーテンビーム方式等が用いられるが、比較的
安価で大出力が得られるカーテンビーム方式が有利であ
る。電子線特性としては加圧電圧が100〜100OK
V、好ましくは100〜300ffであり、吸収線量と
しては0.5〜20メガランド、好ましくは1〜10メ
ガランド、更に好ましくは1〜5メガラツドである。又
、照射時における雰囲気中の酸素濃度は5000 pp
m以下が望ましい。電子線照射は写真感光材料用支持体
の表面及び/又は裏面から行なわれる。
本発明に用いられる木材パルプを主体とした基紙には、
%種の高分子化合物、添加剤を含有せしめることが出来
る。例えば乾燥紙力増強剤としてカチオン化澱粉、カチ
オン化ポリアクリルアミド、アニオン化ポリアクリルア
ミドなど、湿潤紙力増強剤としてメラミン樹脂、尿素樹
脂、エポキシ化ポリアミド樹脂など、定着剤として硫酸
アルミニラム、塩化アルミニウムなどの多価金属塩、p
H調節剤として苛性ソーダ、炭酸ソーダ、塩酸など、無
機電解質として食塩、芒硝など、その他染料、蛍光増白
剤、ラテックスなどを適宜組合せて含有せしめることが
出来る。
本発明の基紙に用いられる水溶性ポリマーは、天然系で
且つ植物系では生澱粉例えばコーンスターチ、ばれいし
ょなど、植物性蛋白質例えば大豆グルー、グルテンなど
、動物系では例えばゼラチン、カゼインなど、又、半合
成系で且つセルロース系では側光ばメチルセルロース、
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロースなど、更に化工澱粉及び変性澱
粉など、又更に、合成系で且つビニル系では例えばポリ
ビニルアルコール(以下、PVAと略称することがある
)、ポリビニルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル
/無水マレイン酸コポリマーボリビニルピロリドン、ポ
リビニルスルホ/酸など、アクリル系では例えばポリア
クリル酸系、ポリアクリルアマイド系など、その他例え
ばポリエチレンオキサイド、ポリエチレンイミン等が使
用可能であるが、天然系においてはゼラチン、半合成系
では化工及び変性澱粉、合成系においてはPVAが好ま
しく、本発明においては、カルボキシ変性PVA或は完
全鹸化型PVAが特に好ましい。
本発明に用いられるカルボキン変性PVAは鹸化度80
〜98モルチ、重合度約1000〜3000のものが好
ましく、1600〜1800のものが特に好ましい。又
、カルボキ7基単位は1〜20モルチのものが好ましく
、5%水溶液で約5〜100cpsの範囲の粘度のもの
が適当である。
本発明に用いられる完全鹸化型PvAは鹸化度98〜1
00モルチ、重合度500〜2600のものが好ましく
、1200〜1800が特に好ましい。
又、粘度は4%水溶液で約5〜100 cpsの範囲の
ものが適当である。
これら水溶性ポリ゛マーの紙質への適用方法としては、
内添や塗布でもよいが、タブサイズ、サイズプレス、ス
プレ一方式等が有利に用いられる。
本発明における写真感光材料用支持体には帯電防止、カ
ール防止等のために、各種のバンクコート層を塗設する
ことができる。また、バックコート層には、特公昭52
−18020号、特公昭57−9059号、特公昭57
−53940号、特公昭58−56859号、特開昭5
9−214849号、特開昭58−184144号等に
記載もしくは例示の無機帯電防止剤、有機帯電防止剤、
親水性バインダー、ラテックス、硬化剤、顔料、界面活
性剤等を適宜組合せて含有せしめることができる。
又、硬化剤は無機硬化剤、有機硬化剤等何れも使用可能
であるが、スチレン−ブタジェン系アクリル系ラテック
ス等とコロイダルシリカを主成分としたバックコート層
を設ける場合には、エポキシ系硬化剤例えばブナコール
BX830、EX841、EX931(何れも長瀬産業
株式会社)等を使用することが望ましい。
本発明における写真感光材料用支持体は、各種の写真構
成層が塗設されてカラー写真印画紙用、反転カラー写真
印画紙用、白黒写真印画紙用、写植印画紙用、複写印画
紙用、反転写真材料用、銀塩拡散転写法ネガ及びポジ用
、印刷材料層等各種の用途に用いることができる。例え
ば、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀
乳剤層を設けることができる。ハロゲン化銀写真乳剤層
にカラーカプラーを含有せしめて、多層ハロゲン化銀構
成層を設けることができる。また物理現像核を含有せし
めて、銀塩拡散転写受像層を設けることができる。それ
らの写真構成層の結合剤としては、通常のゼラチンの他
に、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、多
糖類の硫酸エステル化合物などの親水性高分子物質を用
いることができる。また、上記の写真構成層には各種の
添加剤を含有せしめることができる。例えば、増感色素
として、シアニン色素、メロシアニン色素など、化学増
感剤として、水溶性金化合物、イオウ化合物など、カプ
リ防止剤もしくは安定剤として、ヒドロキシ−トリアゾ
ロピリミジン化合物、メルカプト−複素環化合物など、
硬膜剤として、ホルマリン、ビニルスルフォン化合物、
アジリジン化合物など、塗布助剤として、ベンゼンスル
フオン酸塩、スルホコハク酸エステル塩など、汚染防止
剤として、ジアルキルハイドロキノン化合物など、その
tlか蛍光増白剤、鮮鋭度向上色素、帯電防止剤、pH
*節剤、かぶらせ剤、更にハロゲン化銀の生成・分散時
に水溶性イリジウム、水溶性ロジウム化合物などを適宜
組み合わせて含有せしめることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真材料は、その写真材料に
合わせて「写真感光材料と取扱法」(共立出版、宮本五
部著、写真技術講座2)に記載されているような露光、
現像、停止、定着、漂白、安定などなどの処理が行われ
るが、特に発色現像後−浴漂白定着処理を行う多層ハロ
ゲン化銀カラー写真材料は、CD−11、CD−■、(
以上2種の化合物はコダック社の商品名)、ドロキシク
ロム(メイアンドペーカー社商品名)などいかなる生薬
のカラー現像液でも処理することができる。かかる生薬
を含む現像液にベンジルアルコール、タリウム塩、フェ
ニドンなどの現像促進剤を含有させてもよい6また。ベ
ンジルアルコールを実質的に含まない現像液で処理する
こともできる。また、有用−浴漂白定着液はアミノポリ
カルボン酸の金属塩(たとえば、エチレンジアミン四酢
酸、プロピレンジアミン四酢酸などの第2鉄錯塩など)
溶液であり、定着剤としては、チオ硫酸ソーダ、チオ硫
酸アルミニウムなどが有用である。かかる−浴漂白定着
液には種々の添加剤を含有させることができる。たとえ
ば、脱銀促進剤(たとえば、米国特許第3,512,9
79号に記載のメルカプトカルボン酸、ベルギー特許第
682426号に記載のメルカプト−複素環化合物など
)、汚染防止剤、pH調節ないしはpH緩衝剤、硬膜剤
(たとえば、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、カ
リ明ばんなど)、界面活性剤など種々の化合物を組み合
わせて含有させることができる。また、かかる−浴漂白
定着液は種々のpHで使用され得るが、有用なpn領域
はpH6,0〜8.0である。
次に本発明を更に具体的に説明するために、実施例を述
べる。
〈実施例〉 実施例I LBKP50重量部とNBSP50重量部の混合紙料を
カナデイアン・スタンダード・7リーネス310−に叩
解し、更にパルプ100重量部に対して、カチオン化澱
粉3重量部、アニオン化ポリアクリルアミド0.3重量
部、ポリアミノポリアミドエビクロルヒドリン樹脂0.
4重量部を添加したスラリー中にアルキルケテンダイマ
ー乳化物(ケテンダイマー分として)0.4重量部加え
、坪ft160か賃の紙を抄造した。得られた湿紙な1
10℃で乾燥した。次にサイアノックス1790及びノ
ニオン界面活性剤を適量の燐酸トリクレジル中に乳化分
散させ、これとは別にカルボキシ変性ポリビニルアルコ
ール3重量部を適量の水に溶解したポリビニルアルコー
ル水溶液と上記A10分散液とを適宜混合し、サイズプ
レスによって表1((転)記載の通りのんり含有基紙を
得、次いで110℃の熱風乾燥を行い、更に線圧90秘
−でカレンダー処理した後、その両面をコロナ放電処理
して写真感光材科医に基紙の裏面に高密度ポリエチレン
(密度0゜96f/cd、MI=7)と低密度ポリ:r
−’f−V7(密度0.92f/cd、MI=3 )の
1=1混合物を樹脂温度320℃で押出塗工機を用いて
25 f/d塗工した(樹脂面質はマット面)。−1該
基紙の表面には、 より成る組成物を乾燥重量が3097背となる様に塗布
した。次いで窒素置換で酸素濃度を300 ppmにし
、その雰囲気下で照射線量が2メガランドになる様に電
子線照射し、写真感光材料用支持体を得た。
この様にして得られた写真感光材料用支持体の黄変化傾
向は次の如くして測定した。
スガ試験機製フェトメーター(FAL−25X−マクベ
ス濃度計(TD−504型)でY濃度を測定した。Y濃
度の数値が大きい程、黄変化の程度が太きく好ましくな
い。
得られた結果を表1に示す。
表1 酸化防止剤・・・ サイアノックス1790表1より、
A、10無添加(AI )及びA100.00048重
量%(屋2)含有し九基紙を用いた写真感光材料用支持
体は、いずれもY濃度が大きく、従って黄変化の程度が
大で不適轟であるが、A/’00.0013重証%(A
3)含有した基紙及び0.38重量%(墓8)含有した
基紙の場合にはY濃度低く良好であり、更にAIo 0
.0052重量%乃至0.21重量%(44〜A7)含
有した基紙の場合には一層Y濃度が低く良好であること
が解る。基紙のA10含有量が0゜5重量%(ム9)を
超えるとY濃度が上昇する傾向がみられた。
実施例2 実施例1のアルキルケテンダイマーの代りに高級脂肪酸
及び/又は高級脂肪酸塩を1.0重量部(対パルプ10
0重量部)加え、更にA/’O剤を表2注1及び注2記
載の通りに含有せしめるほかは、実施例1と同様にして
写真感光材料用支持体を得、実施例1と同様にしてY濃
度を求めた。
得″′結J%t’!!2に′i″“・    (、下余
白)表2 (注1) イルガノックス1010・・・チバガイギー社製ヒンダ
ードフェノール系 イルガノックス1076・・・チバガイギー社製ヒンダ
ードフェノール系 B HT  ・・・ 吉富製薬製 ヒンダードフェノー
ル系サイアノックス1790・・・アメリカンサイアナ
ミツト°社製ヒンダードフェノール系 マーク329K・・・アデカ・アーガス社製 ホスファ
イト系マークPEP−8・・・アデカ・アーガス社製ホ
スファイト系DLTP  ・・・ 第一工業製薬社製 
硫黄系D iNi T P  ・・・ 第一工業製薬社
製 硫黄系(注2) 実施例1同様、A/′0含有量/基紙100を表2より
、ヒンダードフェノール系A10 (Al O〜13)
及びホスファイト系人10(A14〜15)はいずれも
Yi度低く良好であったが、硫黄系A10(屋16〜1
7)はいずれもY濃度高く、写真感光材料用支持体とし
ては好ましくないことが解る。
実施例3 実施例1と同様にして基紙を作成した。但し、A10と
してサイアノックス1790のほかに、表3注3記載の
A、10及びそれらを併用したA、10も用いた。この
様にして得られた基紙の表面には、より成る組成物を実
施例1と同様に塗布し、写真感光材料用支持体を得、Y
a度を測定した。
得られた結果を表3に示す。
表3 (注3) 711L20はサイアノックス1790及びマーク32
9Kを等量混合して使用したもの。
表3よりヒンダードフェノール系VOであるサイアノッ
クス1790及びホスファイト系A10であるマーク3
29Kをそれぞれ単独でo、o o i重量%含有せし
めた基紙な用いた写真感光材料用支持体は、いずれもY
fi度0.05であったが、上記2種のA10をそれぞ
れ等量混合し、0.0011i%含有せしめたものはY
濃度が一層良化することが解る。
これら写真感光材料用支持体のEB層にコロナ放電処理
を施した後、カラー印画紙用乳剤を塗布、乾燥した後、
同ネガを用いて密着焼きで得た画像からf′≠鋭度を較
べたが、いずれも良好であった。
実施例4 実施例1と同様にして基紙を作成した。但しA10fは
0.01重量%とした。該基紙の裏面には実施例1と同
様にポリエチレン樹脂層を設けた後、基紙の表面には中
密度ポリエチレン(密度0.93か讐、MI=7)を1
5に曾押出塗工機により塗設し、コロナ放電処理を施し
た後、実施例1と同様にEB層を設けた写真感光材料用
支持体(A)を得た。
これとは別に、サイアノックス1790を0.01Mt
k%練込みによって含有せしめたl 60 f/r?ポ
リエステルフィルムの表面にコロナ放電処理を施した後
、実施例1と同様にEB層を設けた写真感光材料用支持
体(B)を得た。
これらA及びBそれぞれにつき、実施例と同様にしてY
濃度を求めた結果、0.04であった。
〈発明の効果〉 本発明によれば写真感光材料用支持体の基紙中にヒンダ
ードフェノール系又はホスファイト系A10を含有せし
めると黄変化傾向の少ない写真感光材料用支持体が得ら
れ、更にこれら二種のA10を併用含有せしめると一層
黄変化傾向の少ない写u +Wr光材料用が得られる。
又、TiO2高含有量であるので鮮鋭度の優れた写真感
光材料用支持体が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基紙の少なくとも一方の面に、実質的に電子線硬化
    性化合物と顔料とからなる電子線硬化性樹脂組成物を塗
    設して電子線硬化性樹脂組成物層を得、この層に電子線
    を照射して硬化樹脂層として支持体を作成し、この支持
    体に写真感光性層を設けてなる写真感光材料において、
    該基紙が酸化防止剤を含有することを特徴とする写真感
    光材料用支持体。 2)酸化防止剤がヒンダードフエノール系及び/又はホ
    スファイト系である請求項1記載の写真感光材料用支持
    体。
JP16046088A 1988-06-28 1988-06-28 写真感光材料用支持体 Pending JPH028838A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05323494A (ja) * 1992-05-25 1993-12-07 New Oji Paper Co Ltd 写真印画紙用支持体

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