JPH0288035A - 非接触眼圧計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、被検眼の角膜を流体により非接触で加圧し、
角膜の所定の変形を検出して眼圧を求める非接触眼圧計
に関するものである。

［従来の技術］ 従来から、非接触眼圧計として被検眼の角膜へ流体を噴
射して、この流体による角膜の所定の変形を検出して眼
圧値を求める眼圧計が知られている。第５図はこのよう
な従来例の構成図であり４角膜変形検出系は被検眼Ｅの
斜方向に配置され。

光源１から出射した光束りはレンズ２を通って被検眼Ｅ
の角膜Ｅｃに照射し、その反射光束Ｌ′はレンズ３を通
って受光素子４上に集光される。一方。

加圧手段は被検眼Ｅの前方に設けられ、ロータリンレノ
イド５の回転によりピストン６が押され。

シリンダ７内の空気が圧縮される゛ことにより、ノズル
８から被検眼Ｅの角膜Ｅｃに向けて時間的に可変圧の気
流が発射される。また、シリンダ７内には圧力センサ９
が設けられ、受光素子４及び圧力センサ９には処理回路
１０が接続されていて、角膜変形検出系が角膜Ｅｃの所
定変形状態を検出した際のシリンダ７の内圧を測定し、
これを眼圧に換算する。このような従来装置では、一般
にソレノイド５は角膜Ｅｃの所定変形検出後に駆動停止
が行われ、被検眼Ｅに対して余分な空気パルスによる負
荷が加わることを防止している。

また、この種の眼圧計では測定精度は被検眼Ｅの角膜Ｅ
ｃとノズル８とのアライメント精度によって大きく左右
されるため、光学的にアライメント状態の検出を行って
いる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の従来例では測定中に加圧手段を強
制的に停止させる手段を有していないため、−旦測定が
開始されると加圧中に被検眼Ｅが動いてアライメントが
狂ったり、或いはまばたき等によって正常な測定が行わ
れていないにも拘わらず、被検眼Ｅに対して無意味な流
体の噴射を行うことになり、能率が悪いだけではなく被
検者に大きな不快感を与えるという欠点がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の問題点を排除し、測定中にアラ
イメント状態或いは測定状態に応じて、加圧手段を強制
的に停止させることが可能な非接触眼圧計を提供するこ
とにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、被検眼の
角膜を流体により非接触で加圧する加圧手段と、角ｎり
に光束を投影する投影光学系と、角ｎＱからの反射光束
を検出する光検出手段と、前記加圧手段の加圧駆動中に
前記光検出手段から得られる検出出力の大きさに応じて
前記加圧手段の加圧動作を強制的に停止させる制御手段
とを備えたことを特徴とする非接触眼圧計である。

［発明の実施例］ 本発明を第１図〜第４図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。

第１図は本発明に係る非接触眼圧計の構成図を示し、被
検眼Ｅの前方の眼軸上には中心部にノズル２０を設けた
光学部材２１、透明窓２２がシリンダ２３と一体的に形
成されている。また、シリンダ２３内には圧力センサ２
４が設けられ、シリンダ２３にはピストン２６が摺動自
在に嵌合されている。透明窓２２の後方の眼軸上には、
結像レンズ２７、ハーフミラ−２８、ハーフミラ−２９
、レンズ３０、集光レンズ３１、撮像素子３２が順次に
設置され、撮像素子３２の出力はテレビモニタ等の表示
手段３３に接続されている。

また、ハーフミラ−２８の反射方向にはＬＥＤ等の光源
３４が設置され、ハーフミラ−２９の反射方向にはアラ
イメント検出系として、集光レンズ３５、光センサ３６
が順次に設置されている。電気回路系としては、光セン
サ３６の出力はアライメント信号処理回路３７．アライ
メント判別回路３８、ソレノイド駆動回路３９に順次に
接続され、ソレノイド駆動回路３９によってソレノイド
２５は制御されるようになっている。なお１以上の他に
図示を省略しているが、圧力センサ２４及び撮像素子３
２の出力を受けて眼圧値を求める演算処理部及び全体の
測定動作を制御する自動測定機構が備えられている。

先ず、光源３４から出射された光束はハーフミラ−２８
で反射され、結像レンズ２７、透明窓２２を通って光学
部材２１によって被検眼Ｅの角膜Ｅｃ上に集光される。

角膜Ｅｃで反射された光束は再び光学部材２１、透明窓
２２、結像レンズ２７を通りハーフミラ−２８を透過し
てハーフミラ−２９で反射され、集光レンズ３５を介し
て光センサ３６上に結像受光される。光センサ３６の出
力信号即ちアライメント信号はアライメント信号処理回
路３７に入力し、増幅、サンプルホールド等の信号処理
がなされた後に、アライメント判別回路３８に入力され
る。アライメント判別回路３８では、予め記憶されてい
るアライメントの合否を。

決定する基準信号レベルとアライメント信号との比較が
なされ、アライメント状態が良好であればソレノイド駆
動回路３９にハイレベルＨのアライメント比較信号を出
力し、ソレノイド駆動回路３９はソレノイド２５に通電
しシリンダ２３内の空気を加圧する。逆に、アライメン
ト状態が悪い場合には、ローレベルＬの７ライメント比
較信号を出力して、ソレノイド２５への通電を遮断して
、ピストン２６を停止し加圧を中止する。

このような構成により、測定を開始してから上述のよう
なアライメント検出を継続的に行うことによって、加圧
手段の駆動中に被検眼Ｅが動いてアライメントがずれた
り、或いはまばたきによって正常な測定が妨げられた場
合等に、直ちにこれを検出してソレノイド２５への通電
を遮断し、無意味な加圧及び流体噴射を中［トさせるこ
とができる。

次に、第２図のタイミングチャート図に基づいて実際の
測定動作を説明する。先ず、Ｎ１１ｌ定開始と同時にソ
レノイド駆動回路３９からのソレノイド制御信号ａはオ
ン状態となり、ソレノイド２５に通電される。なお、装
置のアライメントは予め良好な状態に調整されており、
アライメント比較信号すは測定開始時にはハイレベルＨ
となっている。ソレノイド２５に通電されてから、実際
にシリンダ２３内の空気が圧縮され始めるまでを、アラ
イメント監視区間Ｐとして、アライメントタイミング信
号Ｃをこの区間Ｐのみオン状態とし、アライメント判別
回路３８ではこの信号Ｃと同期してアライメント信号と
基亭信号レベルとの比較を！１続的に行う。アライメン
ト監視区間Ｐを通してアライメントが良好な状態にあれ
ば、アライメント比較信号すはハイレベルＨを保持し、
ソレノイド制御信号ａは実線のようにオン状態を保持し
、シリンダ２３の内圧ｄは実線のように加圧され。

角膜Ｅｃの所定変形を検出すると同時にソレノイド制御
信号ａはオフ状態となり、ソレノイド２５は通電を遮断
され、シリンダ２３の内圧ｄは減少し測定を絆了する。

一方、アライメント監視区間Ｐ中に被検眼Ｅの動きによ
るアライメントのずれや、まばたきがあった場合には、
アライメント比較信号すはローレベルＬとなり、ソレノ
イド制御信号ａは点線のようにオフ状態となり、ソレノ
イド２５への通電は遮断され、シリンダ２３の内圧ｄは
点線のように加圧を受けない。

なお、アライメント判別回路３８で用いるアライメント
の基準信号レベルを記憶する手段としは、第３図に示す
ようにコンパレータＣのリファレンス側を抵抗Ｒ１，Ｒ
２で抵抗分割する形式で実施でき、この場合には基準信
号レベルは固定される。また、第４図に示すようにアラ
イメント判別回路３８を、Ａ／Ｄコンバータ４０、ＣＰ
Ｕ４１、メモリ４２から構成して、実際に得られたアラ
イメント信号をＡ／Ｄコンバータ４ｏでデジタル値に変
換して、ＣＰＵ４１に入力させ、予めＪｌｌｌ定前にメ
モリ４２にＣＰＵ４１を介して格納しておいた基準信号
レベルと比較して判別を行うこともｉｆ能である。この
場合には、アライメント監視区間Ｐでその基準信号レベ
ルを常にメモリ４２から読み出して、ＣＰＵ４１におい
てそのレベルの８０％、或いは５０％というように適宜
アライメントの基準を可変させることができる。

なお、眼圧値の算出については従来と同様に、撮像素子
３２の受光レベルに応じて角膜Ｅｃの所定変形を検出し
、そのときの圧力センサ２４の値から求めることができ
る。

なお、上述した実施例では、アライメント検出光を用い
た例を示したが、この代りに第５図の光源１、レンズ２
．３、受光素子４を用いた角膜変形検出系による角膜変
形検出光を用いてもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る非接触眼圧計は、加圧
中に光検出１段から得られる検出出力の大きさに応じて
、加圧手段を強制的に停止トさせる制御手段を備えてい
るので、加圧中に被検眼が動いてアライメントがずれた
り、まばたきによって正常な測定が妨げられた場合にも
、直ちに加圧を中止して無意味な流体の噴射を防止し、
効率良くかつ被検者に余分な不快感を与えずにＪｉｌｔ
定を行うことが可能である。

【図面の簡単な説明】

図面第１図〜第４図は本発明に係る非接触眼圧計の実施
例を示し、第１図はブロック構成図、第２図は動作のタ
イミングチャート図、第３図、第４図はアライメント判
別回路の構成図であり、第５図は従来例の構成図である
。 符号２０はノズル、２１は光学部材、２３はシリンダ、
２４は圧力センサ、２５はソレノイド、２６はピストン
、２８．２９はハーフミラ−３２は撮像素子、３３は表
示手段、３４は光源、３６は光センサ、３７はアライメ
ント信号処理回路、３８はアライメント判別回路、３９
はソ１／ノイ ド駆動回路、 ４０はＡ／Ｄコンバータ、 は ＣＰＵ　、 ４２は記憶素子である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、被検眼の角膜を流体により非接触で加圧する加圧手
   段と、角膜に光束を投影する投影光学系と、角膜からの
   反射光束を検出する光検出手段と、前記加圧手段の加圧
   駆動中に前記光検出手段から得られる検出出力の大きさ
   に応じて前記加圧手段の加圧動作を強制的に停止させる
   制御手段とを備えたことを特徴とする非接触眼圧計。