JPH0286677A - 接着剤及び積層体 - Google Patents

接着剤及び積層体

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JPH0286677A
JPH0286677A JP23782488A JP23782488A JPH0286677A JP H0286677 A JPH0286677 A JP H0286677A JP 23782488 A JP23782488 A JP 23782488A JP 23782488 A JP23782488 A JP 23782488A JP H0286677 A JPH0286677 A JP H0286677A
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JP23782488A
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Shinya Kato
晋哉 加藤
Yasuhiro Ogino
荻野 安弘
Toshiyuki Akazawa
赤沢 敏幸
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、接着力、操作性(塗布性、低発泡性)に優れ
た各種プラスチック、特に繊t(を強化プラスチックを
被着体とする(FRP)積層体および無溶剤二液反応型
ポリウレタン系接着剤に関するものである。
(従来の技術) 従来、無溶剤二液反応型ポリウレタン系接着剤は、いわ
ゆるンーリング剤、バインダーとして用いられる池に構
造用、もしくは準構造用接着剤として用いられており高
接着力、耐久接着力が要求されている。従来長鎖ジオー
ル成分としてPPG(ポリプロピレンエーテルグリコー
ル)、ポリオールとして多官能PPG、ヒマン油などが
知られている。
(発明の解決しようとする課題) しかしながらPPG系のポリオールを用いた場合は接着
作業時にブライマー処理が必要であり作業性に劣るだけ
てなく接着力、耐水接着強度保持が低く実用上の困難が
あった。
一方、ヒマン油系ポリオールを用いた場合は保存中に無
機粉体が沈降するとか、ポリイソシアネート成分の表面
に皮張り現象をおこすなどの難点があった。しかのみな
らず、接着作業時において接着剤の混合、塗布、接着ま
での所要時間、作業雰囲気(温度、湿度)、作業部位(
平面か、垂直か)などにより接着性が大きく変動し安定
した接着性能を発揮できにくいなどの実用上の困難があ
った。
本発明の第1の目的は、FRPなどのプラスチック類の
積層体において、接着力、耐久接着保持率を充分にする
ことである。モして本発明の他の目的は硬化時の発泡を
抑制し、多様な接着作業工程にも適合した接着剤を提供
することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意検討の結果、
ヒマン油ポリオールを用い、特定の表面処理剤で表面処
理さたれ特定の無機粉体を特定組成で用いた二液型ポリ
ウレタン接着剤が上記の目的を達成することを見い出し
た。
即ち本発明は、タルク、二酸化チタン及び脂肪族カルボ
ン酸により表面処理された炭酸カルシウムより選択され
、平均粒径が0.03〜15μmの無機粉体の少くとら
一種を5〜75重量%及び液状ポリイソノアネートを9
5〜25重量%を含む主剤(A−1)及び脂肪族カルボ
ン酸により表面処理された平均粒径が003〜2.5μ
mの炭酸カルシウム5〜85重量%、ヒマシ油系ポリオ
ール95〜15重量%及びウレタン化触媒0.03〜3
重量%を含み合計量が100重量%になるように配合さ
れた硬化剤(A−2)よりなり、主剤(A−1)と硬化
剤(A−2)とが重量比(A−1) / (A−2) 
で0.2−5、かつ主剤(A−1)中の活性イソシアネ
ート残基(NGO)と硬化剤(A 2)中の活性水素基
(H)とがモル比(N G O/ H)で0.9〜15
であることを特徴とする二液型接着剤並びに被着体(B
)、接着層(A)及び被着体(C)よりなる積層体にお
いて、タルク、二酸化チタン及び脂肪族カルボン酸によ
り表面処理されに炭酸カルシウムより選択され、平均粒
径が003〜15μmの無機粉体の少なくとも一種、液
状ポリイソノアネート、脂肪族カルボン酸により表面処
理された平均粒径が0.03〜2.54mの炭酸カルシ
ウム、ヒマン油系ポリオール及びウレタン化触媒よりな
り、その動的粘弾性特性においてTanδ(損失正接)
の最大値が0.45以上、25℃におけるTanδが0
024以上、25℃におけるE’ (動的弾性率)が0
.2x to” (dyne/cm’)以上、280x
 10I0(dyne/am”)以下、及びE” (損
失弾性率)のピーク値(T4)が−5℃以上100℃以
下に存する硬化物を接着層として使用する積層体である
本発明の最大の特徴は、特定の無機粉体を主剤(A−1
)及び硬化剤(A−2)の両者に各々特定の量だけ混合
し、かつ硬化剤(A−2)を構成するポリオール成分と
してヒマン油系ポリオールを用いることにある。本発明
によって得られた接着剤は、各種プラスチック、特にF
RP樹脂に好適な接着性を示す。
主剤(A−1)中の液状ポリイソノアネートとしては、
トリレンジイソシアネート(TD l )、液状ジフェ
ニルメタンノイソンア不一ト(iviDi)、クルード
MDI、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、
イソホロンジイソシアネート(IPDI+)等が使用出
来るが、中でも液状MDI、クルードMDIが吸入毒性
が低く作業性が良好てあるのと、接着剤の凝集力が高く
反応特性の点からより好適である。
本発明において主剤として用いられる炭酸カルシウムは
重質、軽質のいずれも用いる事ができる。
作業性、接着性の面で脂肪族カルボン酸で表面処理され
たものである。中でもロジン酸で処理されたものがチク
ソトロピー性が要求される場合に好適である場合が多く
、ステアリン酸処理されたものか、流動性が要求される
時に特に好適である場合が多い。
タルクは、含水ケイ酸マグネンムウに属し、組成式は3
 Sl g 0・4SiOx・l(、Oで示され、三層
構造型正面網状の結晶構造を有し、結晶片台、緑泥岩、
マグネサイト、ドロマイト等を母岩としてマクマの熱水
麦作用によって生成した変成岩である。これら原鉱石を
例えばトロンメル選鉱機で選鉱後、ンーククラッシャー
 レイモンドローラーシルなどによる粉砕、セパレータ
ー、サイクロンコレクターなどによる分級、捕集の工程
をへて所望の粒径のタルクを得る事ができる。
二酸化チタンとしてはルチル型二酸化チタン、アナター
ス型二酸化チタン何れてしよいが、前者の方が価格、耐
熱性、耐候性の面でより有利である。その表面処理は、
無機金属で施されたちのが良く、特にアルミニウム処理
された粒子が液状MDI、クルードMDIへの分散性が
良好である。
本発明において主剤(A−1)として用いられる無機粉
体はその種類にもよるが重量平均粒径が0.03〜15
μmであれば好適に使用できる。作業性、接着性の点で
0,03〜5.0μmである事がこのましく1゜O,0
34m未満の無機粉体は高価なので工業的に不利である
ばかりてなく、液状ポリイソシアネートとの混合性が不
充分である場合か多く好適でない。
平均粒径が15μmを越えて大きい無機粉体は放置安定
性が充分てなく、主剤の保存中に無機粉体か沈降したり
、不均一な乙のとなるばかりてなく、粗粒がみられる場
合がある。更に無機粉体の粒径が大きすぎると積層体の
接着強度が低下するなと好ましくない。
主剤(A−1)中に配合される無機粉体の量は積層体の
種類、要求性能、接着作業方法によっても異なるが、二
酸化チタン、炭酸力ルンウム、及びタルクより泗ばれる
無機粉体の少くとも一種以上の合計量が5〜75重量%
の範囲である。5重量%未満であると保存中に無機粉体
が沈降し易いのみならず、流動性が大きすぎ、接着作業
性が不良となる。更に得られた積層体の接着強度が充分
でない場合か多く好適でない。75重量%を越えて多く
配合すると接着作業性が極めて不良となるばかりてなく
、得られた積層体は接着強度、耐久性に劣るものであり
実用に耐えない。好ましい無機粉体の配合量は主剤中1
5〜55重量%である。
本発明の効果をそこなわない範囲で主剤(A−1)中に
は、例えば微粉末ソリ力などの種変剤を添加する事は何
らさしつかえない。
本発明の硬化剤として用いられるヒマシ油系ポリオール
とは、リシノール酸トリグリセライド含爪が50〜10
0重量%のものである。他のポリオールたとえばペンタ
エリスリトール、多官能ポリプロピレングリコール、糖
類、多官能ポリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール末端多官能PPG等を50重量%未満であれば含
有してもよい。
50重量%以上、他のポリオール成分を含有した場合、
硬化時に気泡が発生するとか接着強度か低下するのみな
らず耐水性、外観等も低下する傾向にあり、好ましくな
い。少量成分として含まれる他のポリオールは分子量1
28〜3000の2ないし5官能のポリオールである場
合が、作業性、接着性などに与える悪影響が少ないので
好ましい。
硬化剤(A−2)成分中の無機粉体成分をのぞく成分の
水酸基価は特に制限は無いが100〜400mgKOt
l/gである場合が接着性の点て好ましい。また硬化剤
成分中には本発明の効果を損なわない範囲でモノアミン
、ジアミンなどのアミン類、チオール類、さらには接着
剤、酸化防止剤などを添1+1′]してもよい。
ヒマノ油系ポリオールの含有量は、混合する炭酸カル7
ウムとの混合容易性と放置安定性から硬化剤中95〜1
5重量%、より好ましくは65〜30重量%である。
硬化剤中に含有可能な無機粉体は表面処理された炭酸カ
ルシウムである。該炭酸カルシウムとは主剤中に含有さ
れる炭酸カルシウムと同等なもので良いが粒径は0.0
3〜2.5μmの範囲のものである。
より好ましく接着強度が発現されるのはロジン酸処理さ
れたものである。ステアリン酸処理されたものは本発明
の効果をそこなわない範囲でブレンドして用いることが
よい。
ウレタン化触媒の種類は特には限定されず広く用いるこ
とがでるき。ジブチルチンジラウレートは反応速度の調
節が容易であり、水との反応性が低いにもかかわらず高
反応性である。従って、硬化時の発泡が抑制されるので
接着強度°の大きい積1層体が得られる。本発明に用い
られるウレタン化触媒の池の代表例は、例えばテトラメ
ヂルブタンンアミン・1.4−ジアザ[2,2,2]ビ
ンクロオクタン、スタナスオクトエート、1,8−ジア
ザピノクロ(5,4,0)ウンデセン−7とその誘導体
、その他のスズ系の触媒である。硬化剤に配合されるウ
レタン化触媒の量は、通常0.03〜3重塁%の範囲内
より、任意に選択される。
主剤と硬化剤との混合割合は、主剤中の無機粉体及び液
状ポリイソシアネートの種類と量並びに、硬化剤中の無
機粉体及びポリオールの種類と量、更には積層体の要求
性能を考慮して設定される。
通常、主剤(A〜1)と硬化剤(A−2)との重量比(
A−1)/(A−2)で0.2〜5の範囲、かつ主剤中
の活性イソシアネート残基(NGO)と硬化剤中の活性
水素基(H)とがモル比(NGO/H)で09〜15の
範囲に設定される。
該重1比(A−1)/(A−2)が上記範囲外では、接
着作業性が悪くなり、また積層体の接着強度も低下する
。また該モル比(NGO/H)か15よりも大きくなる
と、接着作業時に気泡が発生し易くなる。また得られた
積層体の接着強度及び耐久性ら低下する。一方、該モル
比(NGO/H)が0.9未満であると特に耐水接着強
度で代表される耐久性が低下する。該モル比は1.05
以上1.30以下の範囲内に設定されるのが上り好まし
い。
本発明の二液型接着剤において、硬化後の動的粘弾性特
性が次の条件を満足するのがよい。
(a)損失正接(Tanδ)の最大値が0645以上、
好ましくは0.85以上。
(b) 25℃におけるTanδが0.024以上、好
ましくは005以上。
(c) 25℃における動的弾性率(E’ ) h40
.2x10” (dyne/cm’)以上、2.8x 
10” (dyne/cm2 )以下、好ましくは0.
3x 10” (dyne/am’ )以上1.75X
 10” (dyne/am”)以下。
(cl)損失弾性率(E“)のピーク温度(、T、)が
−5℃以上100℃以下、好ましくは10℃以上30℃
以下。
動的粘弾性特性が上記の範囲に設定されるとき、繊維強
化樹脂(F’RTPを含むFRP)、ポリメタクリル酸
メチル(P M M A ) 、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネート、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレ
ン樹脂(ABS)等の熱可塑性又は熱硬化性樹脂よりな
る成形体を少なくとも一基材層とする積層体において極
めて高い、満足できる接着強度が得られる。例えば上記
条件を満足する積層体はもはや剥離不能となり、強荷重
下における剥離試験においては、被着材料の破壊が認め
られる場合が多い程である。
通常、接着剤を用いて積層体を作製する際にはブライマ
ー処理を行なうことが多いが、本発明の接着剤はプライ
マー処理を施こさなくても充分に高い接着強度が得られ
る。
本発明の積層体において被着体(B)、(C)はポリ塩
化ビニル、ABS、ポリカーボネート、PMMA、FR
Pより選ばれる同種もしくは異種の組合わせであるとき
が接着性の点て好適であるがFRPであるときがさらに
好適である。
ポリカーボネートとしては、芳香族ポリカーボネートが
好ましい。該ポリカーボネートとしてはジヒドロキンア
リール化合物をホスゲンあるいはジフェニルカーホネー
ト等と反応させた重合体または共重合体が例示できる。
上記ジヒドロキンアリール化合物としてはビスフェノー
ルA1ビス(4−ヒドロキノフェニル)メタン、l、1
−ビス(4−ヒドロキノフェニル)エタン、2.2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、ビス(4−ヒド
ロキンフェニル)フェニルメタン、2.2−ビス(4−
ヒドロキンフェニル)シクロペンタン、1.1ヒス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4.4−ヒド
ロキンジフェニルエーテル、4.4’−ジヒドロキンフ
エニルスルフイド、4.4−ジヒドロキノジフェニルス
ルホキシド、4.4−)ヒドロキノジフェニルスルホン
等があげられる。これらは単独または数種混合して使用
されるが、これらの他にハイドロキノン、レゾルノン、
4.4−ジヒドロキンフェニル等を適宜混合して重合し
てもよい。
これらのポリカーボネートのうち代表的なものは、ヒス
フェノールAとホスゲンの反応により得られに重合体で
うり、塩化メチレンを溶媒として20℃て測定した[η
] (dl/g)が0.1〜1の範囲内のものである。
本発明において使用されるFRPとはプラスチックをマ
トリックスとして、繊維を強化材として構成されfこ腹
合材料である。用いられる樹脂としては、熱可塑性樹脂
及び熱硬化性の樹脂が用いられる。また補強繊維として
はガラス繊維等の無機繊維が一般的であるが、カーボン
繊維、アラミド繊維等の有機繊維であってもよい。
樹脂の種類としては、不飽和ポリエステル、エボキン樹
脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、ンリコン樹
脂、アリル樹脂、ポリイミド樹脂がある。
不飽和ポリエステルは、飽和二塩基酸、不飽和二塩基酸
、及びグリコールとを加熱エステル化することによって
得られる不飽和ポリエステル(不飽和アルキッド)をビ
ニルモノマーに溶解したちのである。
不飽和二塩基酸としては、無水マレイン酸、フマル酸が
主で飽和二塩基酸としては、無水フクル酸、イソフタル
酸、アジピン酸、テトラヒドロフタル酸、エンド酸、H
ET酸、テトラブロムフタル酸があり、グリコール成分
としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、トリ
メチルペンタノオール、ネオペンチルグリコール、トリ
メチロールプロパンモノアリルエーテル、水素添加ビス
フェノール、ビスフェノールジオキシプロビルエーテル
、ノナンジオール、メチルオクタンジオール、ネオペン
チルグリコール等がある。
ビニルモノマーは上記不飽和二塩基酸の2重結合との間
で共重合反応を起こし3次元網目構造を形成する。主な
ビニルモノマーとしては、スチレン、ビニルトルエン、
メタクリル酸メチルエステル、トリアリルンアヌレート
、ジアリルフタレート等がある。中でも不飽和ポリエス
テル系のFRPがさらに好適である。
ポリ塩化ビニル系樹脂としては可塑剤を含まない硬質ポ
リ塩化ビニル樹脂、フタル酸エステル類、アジピン酸エ
ステル類、リン酸エステル類、ポリエステル系可塑剤な
とで可塑化した半硬質および軟質ポリ塩化ビニル樹脂、
エチレンビニルアルコル共重合体(EVA)やポリアク
リル酸エステルの存在下て塩化ビニルをグラフト重合し
て得られるグラフト共重合体、および酢酸ビニル、プロ
ピレン、アクリル酸エステル、塩化ビニリデンなどとの
共重合体等がある。
ABSとは広く業界に知られているアクリロニトリル−
ブタジェン−スチレン系樹脂である。
[実施例] 以下実施例によってさらに詳細に本発明を説明する。な
お、実施例中の引張りせん断接性強度の測定はJ I 
S  K6850に準して行ない、動的粘弾性測定は東
洋ホールトイン社しオバイブロンを用い、測定周波数1
10 tl Z、昇温速度2℃/分で行なった。
実施例1 主剤(A−1)作成・撹拌機付反応器に窒素気流下に液
状ポリイソシアネートとしてミリオネーhMR−200
(商漂 日本ポリウレタン社製、イソシアネート含宵量
7.3X 10−”当量/g) 70重爪部を投入する
。つづいて撹拌下に平均粒径0.19μmのタルクの2
5重ffi ′KIおよび平均粒径02μmのルチル型
酸化チタン5重量部を投入し、100℃で8時間撹拌、
混合を行いイソシアネート含有ff15.12xlo−
’当量/gの主剤(A−1)を得た。
硬化剤(A−2)の作成:主剤の作成と同様の反応器に
水酸基価164mg−KOH/gのヒマン浦60重量部
を投入し、つづいてロジン酸により表面処理を施こした
平均粒径0.15μmの炭酸カルシウム40重量部およ
び、ジブチルチンジラウレート0.1重量部を添加混合
して水酸基価98.4mgKOH/gの硬化剤(A−2
)を得た。
接着評価 被着体(B)CC)として日本ポリエステル社製FRP
の試片(厚さ20、長さ100、巾25mm)を用い(
A−1)と(Δ−2)を重量比で1・2.44に混合し
て得た接着剤の0.6gを塗布し40℃で48時間養生
する。
ついで25℃で72時間保存後引張り剪断接着強度(荷
重速度20mm/分)の測定を行った所強度120kg
/cm”にて被着体の破壊が起こった。これにより良好
な接着性を有す積層体であることが確認された。
該積層体を70℃、95%R1+の条件で3週間放置後
接着強度を測定した所強度120kg/am”であり、
良好な耐湿熱性を示した。
尚、別途に得た同組成の接着剤硬化物皮膜の動的粘弾性
は次のとおりてあり好適な粘弾性的性質を示す範囲であ
った。
Tanδ(25℃) :0,603.  TanδMA
X : 1.03E”のピーク 19℃、     E
’(25℃) +0.5XIQ”dyne/cm2結果
を以下の実施例および比較例とともにまとめて表1に示
した。なお、以下の説明及び表1に明示した以外は実施
例Iに準じて実験が行なイつれた。
実施例2及び3 実施例1と同様な手順で作成した。無機粉体含有量は同
等であるが、タルク、TlO2だけの場合である。実施
例2はTiO2だけがA−1成分中の無機粉体であり(
N G O/ H)のモル比を11に設定して実施例1
と同じA−2成分と混合し硬化させたものでフィルムの
粘弾性特性はほとんど同して接着強度においてら、実施
例1同様にIl、5kg/cm’と良好であった。
実施例3においてはタルクだけがA−1成分含有無機粉
体であり、(NCO/H)のモル比を15に設定する様
に実施例1と同じA−2成分と混合し硬化させたもので
弱干接着強度は実施例Iに比較して低いが実用強度とし
てはlookg/am!(材料破壊)で充分である。接
着剤硬化物皮膜の動的粘弾性的性質は2例とも好適な粘
弾性的性質を示す範囲であった。
実施例4及び5 実施例1のA−1中タルクを炭酸カルンウムに変えたち
のて、特に流動性においては垂れ抵抗性が付与できる。
接着剤硬化物皮膜の動的粘弾性特性は好適な範囲に入っ
ており接着強度としても110kg/cm’ (材料破
壊)と実用強度に耐えうる高い値てあった。実施例4は
T10.をA−1成分中5重量部含有させたちのであり
実施例5はタルクをA−1成分中5重量部含有させた。
特に、実施例5はA−2成分中のスズ触媒の含有量が5
000ppmと多い。この例では、硬化時間が約3分と
極めて早くクランプオフまでの時間短縮が出来る。
実j剋例6 用いたA−2成分中ヒマノ浦系ポリオールの水酸基価が
200mgKOH/gであり、Taが58,4℃とやや
高めの組成である。動的粘弾性特性は好適な範囲に含ま
れており室温(25℃)における接着強度は90kg/
cm’ (材料破壊)であり耐熱性(高温での接着強度
保持率)は高く実用的には充分な接着特性である。
実施例7 用いたA−2成分中ヒマノ油系ポリオールの水酸基価が
305mgKO)l/am”で、T、が982℃と高め
にあり、常態での接着強度がlookg/cm’である
のに対し100℃でもQQkg/cm’〜lHkg/a
m’と良好な耐熱接着強度保持率を示す。
また実施例6と同様にA−2成分中炭酸カルシウムの粒
径が008μmのらのてロジン酸表面処理で分散が極め
て良好であり長期保存時もポリオール成分と分離せず常
に安定な接着強度を得ろことか出来た。
実施例8 配合比を(A−1):  (A−2)=115にしたも
のて、特にA−2成分中に吸油量の小さい粒径015μ
mのCaC01を用いた。この時の配合比は、A1成分
中液状イソシアネート(ミリオネートMR−200) 
70重量部平均粒径0.19μmのタルク25重虫部、
ルチル型Trot 5重量部としA〜2成分中CaC0
,65重量部、水酸基価164mgKOH/gのヒマシ
油系ポリオール35重量部、ウレタン化触媒としてDb
ta+ (ジブチルチンノラウレート)を2000pp
m含宵させたものを硬化させた。接着剤硬化物皮膜の動
的粘弾性特性は好適な範囲に含まれ常温での接着強度も
95kg/cm’と実用上充分な強度を示した。
実施例9 ヒマシ油系ポリオールの水酸基価についてその好適な範
囲から外れている配合である。しかしながら85kg/
Cm’ (界面破壊/材料破壊50150%)と実用に
耐えうる接着強度で耐熱接着強度保持率は90℃で95
%以上である。
実施例1O 実施例つと同様にヒマノ油系ポリオールの水酸基価か低
い例であるが78kg/am2(界面破壊/材料破壊6
0/40%)と実用に耐えうる接着強度で耐衝撃接着強
度に卓われている。
比較例1 実施例1に対しくNCO/H)のモル比が22になるよ
うに(A−1)/(A−2)比を115.32(重量比
)で混合、硬化したもので、硬化時は発泡が極めて多く
接着は不可能てめった。また接着剤硬化物皮膜の評価も
発泡の為出来なかった。
比較例2 (NC○/H)のモル比が085になるように(A−1
)/(A−2)比を1/2.00 (重量比)で混合、
硬化したもので、この場合便化が極めて遅く、しかも接
着剤硬化物皮膜表面が硬化後も流動性及びベタツキがあ
り剛直な材料を接着するには不適であった。
比較例3 表面処理をほどこしてない平均粒径0.15μmの炭酸
カルシウムを用いる以外は実施例1と同様にして積層体
を得た。得られた積層体は接着強度か60kg/cm’
であった。
実施例Iと同様な条件で耐湿熱性を測定した所接着強度
は30kg/cm’であり実用に耐えなかった。
この事より無機粉体の表面処理の効果は明白である。
尚、別途に作成した接着剤フィルムは表面に凹凸がめっ
たが、粘弾性測定を行った折衷1のとおりてあった。
比較例4 A−1成分中タルクの含有量が83重量部と多いと粘度
か極めて高くA−2成分との混合が不良になり接着ムラ
、強度のばらつきになり適切ではない。
比較例5 A−2成分中炭酸カルンウムの含有量が少ないと接着剤
硬化物比較の特性、特に、E’ (at25℃)か0.
20X 1010(dyne/am’)と小さいことか
らか接着強度が40kg/am’と低く実用的ではない
比較例6 A−2において表面処理された炭酸カル7ウムの含有量
が多いとヒマノ浦系ポリオールと、混合することか出来
ない。
比較例7 (A−1)(A−2)成分共に平均粒径が大き過ぎる為
に成分中への分散安定性が極めて悪い。
また接着時に接着層と被着体界面に2次J疑果物が存在
する為に安定した硬化が行なわれず、接着強度のバラツ
キも大きく接着剤硬化物皮膜か作成出来ない。    
          ニス下余白(発明の効果) 以上説明し1こように、本発明の接着剤は作業性及び接
着性に優れており、特にFRPとの積層体とした場合、
その接着強度は極めて高く、材料破壊までに達し、また
高温・高湿条件下での接着強度保持率か極めて高い。従
って、特にプラスチック用の接着剤として、まに各種積
層体として有用である。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)タルク、二酸化チタン及び脂肪族カルボン酸により
    表面処理された炭酸カルシウムより選択され、平均粒径
    が0.03〜15μmの無機粉体の少くとも一種を5〜
    75重量%及び液状ポリイソシアネートを95〜25重
    量%を含む主剤(A−1)及び脂肪族カルボン酸により
    表面処理された平均粒径が0.03〜2.5μmの炭酸
    カルシウム5〜85重量%、ヒマシ油系ポリオール95
    〜15重量%及びウレタン化触媒0.03〜3重量%を
    含み合計量が100重量%になるように配合された硬化
    剤(A−2)よりなり、主剤(A−1)と硬化剤(A−
    2)とが重量比(A−1)/(A−2)で0.2〜5、
    かつ主剤(A−1)中の活性イソシアネート残基(NC
    O)と硬化剤(A−2)中の活性水素基(H)とがモル
    比(NCO/H)で0.9〜1.5であることを特徴と
    する二液型接着剤。 2)被着体(B)、接着層(A)及び被着体(C)より
    なる積層体において、タルク、二酸化チタン及び脂肪族
    カルボン酸により表面処理された炭酸カルシウムより選
    択され、平均粒径が0.03〜15μmの無機粉体の少
    なくとも一種、液状ポリイソシアネート、脂肪族カルボ
    ン酸により表面処理された平均粒径が0.03〜25μ
    mの炭酸カルシウム、ヒマシ油系ポリオール及びウレタ
    ン化触媒よりなり、その動的粘弾性特性においてTan
    δ(損失正接)の最大値が0.45以上、25℃におけ
    るTanδが0.024以上、25℃におけるE′(動
    的弾性率)が0.2×10^1^0(dyne/cm^
    2)以上、2.80×10^1^0(dyne/cm^
    2)以下、及びE″(損失弾性率)のピーク値(T_α
    )が−5℃以上100℃以下に存する硬化物を接着層と
    して使用する積層体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031483A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The 2液型ウレタン接着剤組成物ならびに構造用弾性接着剤およびその使用方法
US20120156506A1 (en) * 2010-12-21 2012-06-21 Pankaj Vinubhai Shah Adhesive compositions

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