JPH0285877A - 電子写真用熱定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子写真用熱定着装置に関し、特に電子写真方
式の画像形成装置において感光体側の温度を上昇させな
いようにした電子写真用熱定着装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、熱定着方式を採用する電子写真方式の画像形成装
置では、電子写真用熱定着装置の保護カバーがその内部
の高温熱源により温度を上昇されており、空気の対流や
熱輻射等による伝熱によって感光体をはじめとする熱に
弱い数々の部品の温度を著しく上昇させてしまうことか
ら、何等かの対策を行う必要があった。

従来の画像形成装置では、このような温度対策として、
例えば第４図に示すように、電子写真用熱定着装置４１
の保護カバー４２と感光体４３とを大きく離間させて配
置したり、例えば第５図に示すように、電子写真用熱定
着装置５１の保護カバー５２と感光体５３との間に図示
しない排気ファンによって通風路５４を形成したりする
等の対策を行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の画像形成装置では、電子写真用熱定着装
置４３の保護カバー４２と感光体４３とを大きく離間さ
せて配置した場合には、画像形成装置全体が大型化せざ
るを得ないという問題点がある。

また、電子写真用熱定着装置５１の保護カバー５２と感
光体５３との間に図示しない排気ファンによって通風路
５４を形成した場合には、保護カバー５２の界面の排気
流速が上げられないので、電子写真用熱定着装置５１の
保護カバー５２そのものの温度は極端には低下せず、ま
た排気流量も多く必要となり（例えば、１００１００ｌ
７程度の排気容量を持つ大型の排気ファンが必要となり
）、画像形成装置の小型化にも必然的に限度が生じると
いう問題点がある。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、保護カバーの感光体
側を二重壁部とし、この二重壁部内にエアーを通風させ
て熱シールドを形成することにより、保護カバーから感
光体側への伝熱を遮断し、電子写真用熱定着装置と感光
体との間の間隔を狭めることを可能にして、画像形成装
置を小型化しても温度によるトラブルを防止することが
できるようにした電子写真用熱定着装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電子写真用熱定着装置は、加熱部を収納する保
護カバーを備える電子写真用熱定着装置において、前記
保護カバーの感光体側を二重壁部とし、この二重壁部内
にエアーを通風させて熱シールドを形成することにより
、前記保護カバーから感光体側への伝熱を遮断する。

〔作用〕

本発明の電子写真用熱定着装置では、保護カバーの二重
壁部内を通風するエアーにより熱シールドが形成され、
この熱シールドによって電子写真用熱定着装置から感光
体側への伝熱が有効に遮断される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例の電子写真用熱定着装置を
配設する電子写真方式の画像形成装置の構成を示す断面
図である。この画像形成装置は、矢印方向に回転する感
光体としての感光ドラム１と、感光ドラム１の表面を一
様に帯電させる帯電掻２と、感光ドラム１の表面にレー
ザビームを照射して静電潜像を形成させる光学系３と、
感光ドラム１上に形成された静電潜像をトナー像とじて
顕像化させる現像器４と、感光ドラム１上のトナー像を
記録媒体である記録紙９に転写させた後に剥離させる転
写・剥離棒５と、感光ドラム１の表面の残留電荷を除電
する除電ランプ６と、感光ドラム１の表面に残留したト
ナーを除去するクリーナ７と、感光ドラムｌに向けて記
録紙９を給送する給送ローラ８と、感光ドラム１から記
録紙９を送り出すための搬送ローラを兼ねる本実施例の
電子写真用熱定着装置ｌＯとから、その主要部が構成さ
れている。なお、符号２０は、ベーパガイド部材を示す
。

本実施例の電子写真用熱定着装置１０は、発熱体を有す
る加熱ローラ１１と、加熱ローラ１１に記録紙９を介し
て圧接するように付勢されて配設された加圧ローラ１２
と、加熱ローラ１１を収納する上部保護カバー１３と、
加圧ローラ１２を収納する下部保護カバー１４とから、
その主要部が構成されている。

上部保護カバー１３は、その感光ドラム１例の壁部が下
方垂直部、中央傾斜部および上方水平部の３つの部分か
らなる二重壁部１５で形成されている。

この二重壁部１５の下方垂直部の左側壁は、第２図に示
すように、開放されていて、画像形成装置外または画像
形成装置内からエアーを取り入れるエアー取入れ口１５
ａとなっている。また、二重壁部１５の中央傾斜部の外
面壁には、複数のエアー取出し口１５ｂが長手方向に沿
って等間隔に穿設されている。したがって、二重壁部１
５内には、エアー取入れ口１５ａから複数のエアー取出
し口１５ｂに連通ずる通風経路が形成されている。なお
、二重壁部Ｉ５の上方水平部の端部は、加熱ローラ１１
に付着したトナーを除去するクリーニングバンド１６の
近傍で開放されているが、二重壁部１５内に形成される
通風経路には大きな影響は与えない。

さらに、上部保護カバー１３の上位には、排気ダクト１
７が上部保護カバー１３とは別体に近接可能に設けられ
ており、排気ダクト１７内にはシロッコファンでなる送
風器１８が設けられている。排気ダクト１７は、下端側
に、主として感光ドラム１等の近傍のオゾンを含むエア
ーを吸入するための第１のエアー吸入口１７ａと、電子
写真用熱定着装置１０の二重壁部１５を通過したエアー
を吸入するための第２のエアー吸入口１７ｂとを有して
いる。また、排気ダクト１７ば、上端側に送風器１８に
よって第１のエアー吸入口１７ａおよび第２のエアー吸
入口１７ｂから吸入されたエアーを画像形成装置外に排
出するエアー排出口１７ｅが設けられている。

なお、排気ダクＨ７は、電子写真用熱定着装置ｌＯが配
設されている画像形成装置本体側ではなく、画像形成装
置本体に対して可動な可動部材側に配置されていて、可
動部材を画像形成装置本体に対して開放した場合には、
第２のエアー吸入口１７ｂが電子写真用熱定着装置１０
の中央傾斜部の外壁面から大きく離間され、可動部材を
画像形成装置本体に対して閉成した場合には、第２のエ
アー吸入口１７ｂが電子写真用熱定着装置１０の中央傾
斜部の外壁面に近接されるようになっている。

次に、このように構成された本実施例の電子写真用熱定
着装置の動作について、画像形成装置の動作とともに説
明する。

感光ドラム１の回転に伴って、帯電極２が感光ドラム１
の表面を一様に帯電させ、−様に帯電された感光ドラム
ｌは、光学系３からのレーザビームによって選択的に露
光されて、その表面に静電潜像が形成される。この静電
潜像は現像器４によってトナー像として顕像化される。

一方、記録紙９は、給紙ローラ８により給送されて感光
ドラム１と転写・剥離極５との間に送り込まれ、転写・
剥離極５により感光ドラム１上に顕像化されているトナ
ー像を転写された後に、感光ドラム１から剥離される。

そして、トナー像を転写された記録紙９は、ベーパガイ
ド部材２０を介して本実施例の電子写真用熱定着装置１
０に送り込まれ、加熱ローラ１１および加圧ローラ１２
によって加熱および加圧されてトナー像を定着され、画
像形成装置外に排紙される。

他方、記録紙９へのトナー像の転写を終えた感光ドラム
１は、除電ランプ６によって残留電荷を除電され、クリ
ーナ７によって転写しきれなかったトナーを取り除かれ
て、さらに再び帯電極２へと進み、次のサイクルに移る
。

ところで、排気ダクト１７では、送風器１Ｂの吸引力に
より第１のエアー吸入口１７ａから感光ドラムｌの近傍
のオゾンを含んだエアーが吸引されるとともに、第２の
エアー吸入口１７ｂからエアー取出し口１５ｂを介して
電子写真用熱定着装置１０の二重壁部１５内のエアーが
吸引される。この結果、二重壁部１５内には、エアー取
入れ口１５ａから取り入れられ、エアー取出し口１５ｂ
から取り出されたエアーによる空気流（通風）が生しる
。二重壁部１５内を通風するエアーは、二重壁部１５の
内面壁および外面壁を冷やして温度を低下せしめるとと
もに、加熱ローラ１１から二重壁部１５の外表面に熱が
伝熱するのを防ぐ熱シールドの役目をする。このため、
上部保護カバー１３からクリーナ６、感光ドラム１等の
部品への伝熱が効果的に遮断される。

送風器１８の吸引力により第１のエアー吸入口１７ａお
よび第２のエアー吸入口１７ｂから排気ダクト１７内に
吸入されたエアーは、送風器１８の排気力によりエアー
排出口１７ｃから画像形成装置外に排出される。

なお、排気ダクト１７内の送風器１Ｂの吸引力によって
二重壁部１５内に生しる通風では通風流量が十分でない
場合には、第３図に示すように、例えばｌＯβ／ｍｉｎ
程廣の小型の送気ファンＩ９を二重壁部１５に連通ずる
ように設けて、二重壁部１５内にエアーを強制的に送り
込むようにしてもよい、具体的には、第２図に示した二
重壁部１５のエアー取入れ口１５ａの前面に小型の送気
ファン１９を配置して、エアーを強制的に送り込むよう
にすることができる。かくすれば、二重壁部１５内の通
風ｍｌが増えて、熱シールドの断熱効果がさらに増加す
ることはいうまでもない。

ところで、本発明の実施形態は、第１図〜第３図に示し
た実施例の形態に限定されるものではなく、要は保護カ
バーの感光体側に二重壁部を設けてエアーを通風させる
ことにより熱シールドを形成して、電子写真用熱定着装
置から感光体側への伝熱を遮断するようにしたものであ
ればどのような形態のものであってもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、電子写真用熱定
着装置の保護カバーの感光体側を二重壁部としてエアー
を通風させることによって熱シールドを形成することに
より、保護カバーからの熱が感光体側にほとんど伝熱さ
れなくなり、電子写真用熱定着装置とクリーナ、感光ド
ラム等の部品との間の間隔を狭くすることができるので
、熱定着方式を採用する画像形成装置の小型化を容易か
つ安価に実現することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の電子写真用熱定着装置を
配設する電子写真方式の画像形成装置の構成を示す断面
図、 第２図は、本実施例の電子写真用熱定着装置の要部を示
す斜視図、 第３図は、本発明の他の実施例の電子写真用熱定着装置
を配設する電子写真方式の画像形成装置の構成を示す断
面図、 第４図は、従来の電子写真用熱定着装置の配置の一例を
示す図、 第５図は、従来の電子写真用熱定着装置の配置の他の例
を示す図である。 図において、 ■・・・感光ドラム（感光体）、 ２・・・帯電極、 ３・・・光学系、 ４・・・現像器、 ５・・・転写・剥離極、 ６・・・除電ランプ、 ７・・・クリーナ、 ８・・・給送ローラ、 ９・・・記録紙、 １０・・・電子写真用熱定着装置、 ＩＩ・・・加熱ローラ、 １２・・　・加圧ローラ、 １３・・・上部保護カバー １４・・・下部保護カバー １５・・・二重壁部、 １５ａ・・エアー取入れ口、 １５ｂ・・エアー取出し口、 １６・　・ １７・　・ １７ａ　　・ １７ｂ　　・ １７ｃ　　・ １８・　・ １９・　・ ２０・　・ クリーニングパッド、 排気ダクト、 第１のエアー吸入口、 第２のエアー吸入口、 エアー排出口、 送風器、 送気ファン・ ペーパガイド部材である。 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 加熱部を収納する保護カバーを備える電子写真用熱定着
   装置において、 前記保護カバーの感光体側を二重壁部とし、この二重壁
   部内にエアーを通風させて熱シールドを形成することに
   より、前記保護カバーから感光体側への伝熱を遮断する
   ようにしたことを特徴とする電子写真用熱定着装置。