JPH0285447A - 伸縮継手装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は建造物の壁面又は天井面等、殊に外壁面の間隙
を被覆する伸縮継手装置の改良に関する。

［従来の技術］ 建造物は温度変化による伸縮、不等沈下及び地震等によ
り常時歪みが生じており、その歪みから生ずる建造物の
破壊を防止する手段として間隙構造が構成されている。

この種の伸縮継手としては、第３図に示すように５間隙
構を挾んだ建造物Ａ。

Ａ′の端部に固定した一対の枠基台５０．５０に対して
被覆板５１を被着する構造になっており、両枠基台５０
．５０間を伸縮自在に連結した吊込金具５２に平板状の
上記被覆板５１をボルト５３を介して締結し、間隙Ｇの
表面を覆っている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記被覆板５１が金属板によって構成されてい
ると、間隙Ｇに沿って延びる該被覆板５１が建築物の壁
面又は天井面等のデザインを分断する問題を有していた
。殊に近年では建築物の大型化及び高層化によって間隙
Ｇの幅が大きくなるに従って、その被覆板５１の幅も広
くなり、デザイン的違和感を呈する場合も多くあった。

本発明は上記問題に鑑み、隣接する壁面や天井面等との
デザイン的統一性に優れた構造を有する、該部間隙構造
の目立たない伸縮継手装置を提供することを目的とする
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る伸縮継手装置は、建造物の間隙を挾んだ両
建造物端縁に構成した段部に枠基台を各固設し、該両枠
基台間に摺動連結板を摺動可能に掛渡被設すると共に、
上記両基台の前縁に該摺動連結板の両縁からそれぞれ略
前記間隙と同幅の間隙を隔して延び該摺動連結板の前面
に摺接する表面基板部を構成して成り、該表面基板部に
建造物側から連続構築した建造物表面化粧構造間と摺動
連結板によって形成された溝部を伸縮性樹脂等からなる
コーキング材によって充填したことを要旨とするもので
ある。

［作用］ 即ち上記構成によれば、建造物の間隙と略同間隙をもっ
て対向している表面基板部に、表面化粧構造を被設する
ことによって、伸縮継手装置による該部構造（外観）の
幅が拡大されることがなく、しかも該表面化粧構造間の
間隙にコーキング材を充填することによって表面化粧構
造と同一化粧面が構築されるため、建造物全体の意匠を
分断することがない。

［実施例］ 以下、本発明に係る伸縮継手の一実施例を第１図及び第
２図に従って説明する。

符号１，１は間隙Ｇを挾んで建造物ａ、ａの各段部す、
ｂの外角部に打ち込み設置したアングル枠であり、該両
段部す、ｂには該アングル枠１゜１に対して略断面コ字
状の枠基台２，２をそれぞれネジ１６を介して締結し、
対向固設してなる。

該各枠基台２は、底抜部２１の内縁に内板部２２を削側
に屈折構成すると共に、表面基板部３を側板部２４の前
縁２５にネジ１７を介して締結して成る。符号４は前記
両枠基台２，２の内板部２２．２２に掛渡した摺動連結
板４であり、両縁にはそれぞれ長手方向に延びる補強用
縁部４１，４１を構成し、摺動自在に支持すると共に、
該摺動連結板４の前面に両枠基台２，２の表面基板部３
の端＠３１を摺動自在に密接して成る。

上記建造物ａの前面ａ１と表面基板部３，３の各面は、
同レベルに仕上げられており、両建造物ａと表面基板部
３の前面ａ１にそれぞれ表面上構造ｃ１を介してタイル
等の表面化粧材Ｃを該表面基板部３の端縁まで被設する
と共に、表面化粧材ｃ、ｃ間の間隙と摺動連結板４によ
って構成される溝部３２に伸縮性合成樹脂等からなるコ
ーキング材３３を表面化粧材Ｃと略同レベルになるよう
に充填して成る。

尚、必要により、前記両アングル枠１，１間に可撓性合
成樹脂によって構成した水返し用樋１２を介在すること
もできる。

上記構成になる伸縮継手は、建造物ａ、ａの各段部す、
ｂ外角部にアングル枠１，１をそれぞれ打ち込み設置し
ておき、各アングル枠１，１にネジ１６によって枠基台
２，２を締結固設し、間隙Ｇを挾んで対向して成る。各
枠基台２はネジ１７を外して表面基板部３を外してあり
、この状態で両枠基台２，２間に摺動連結板４を懸吊す
る。その後、ネジ１７を締結して表面基板部３を固着し
、建造物ａの前面ａ１と同レベルの表面基板部３゜３の
各面を構成すると共に、両表面化粧材ｃ、ｃ間の間隙と
摺動連結板４によって構成される溝部３２にコーキング
材３３を充填して施工を完了し、継手構造の目立たない
建造物の表面構造を得ることができる。

［発明の効果コ 以上述べたように本発明に係る伸縮継手は、建造物の間
隙と略同間隙をもって対向している表面基板部に、表面
化粧構造を被設する構造にしたことにより伸縮継手装置
による該部構造の幅が拡大されることがなく、伸縮継手
部のラインが強調されて建造物全体のデザインを分断す
ることがない。

また、該部表面化粧構造の間隙に伸縮性コーキング材を
充填したことによって建造物の表面に段差が生じること
がなく、建造物全体のデザインを一体化する等の特徴を
有するものであり、本発明実施後の効果は極めて大きい
。

【図面の簡単な説明】

第１−図は本発明にかかる伸縮継手の一実施例を示す正
断面図、第２図は従来の伸縮継手を示す正断面図である
。 １・・・アングル枠、２．・・・枠基台、３・・・表面
基板部、４・・・摺動連結板、２１・・・底板部、３３
・・・コーギング材、ａ・・・建造物、Ｃ・・・表面化
粧材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建造物の間隙を挾んだ両建造物端縁に構成した段部に枠
   基台を各固設し、該両枠基台間に摺動連結板を摺動可能
   に掛渡被設すると共に、上記両基台の前縁に該摺動連結
   板の両縁からそれぞれ略前記間隙と同幅の間隙を隔して
   延び該摺動連結板の前面に摺接する表面基板部を構成し
   て成り、該表面基板部に建造物側から連続構築した建造
   物表面化粧構造間と摺動連結板によって形成された溝部
   を伸縮性樹脂等からなるコーキング材によって充填した
   ことを特徴とする伸縮継手装置。