JPH028316A - 真空循環脱ガス方法ならびにその装置 - Google Patents
真空循環脱ガス方法ならびにその装置Info
- Publication number
- JPH028316A JPH028316A JP15617988A JP15617988A JPH028316A JP H028316 A JPH028316 A JP H028316A JP 15617988 A JP15617988 A JP 15617988A JP 15617988 A JP15617988 A JP 15617988A JP H028316 A JPH028316 A JP H028316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum
- molten steel
- decarburization
- splash
- riser pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007872 degassing Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 title abstract description 20
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 43
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 43
- 238000005261 decarburization Methods 0.000 claims abstract description 33
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 22
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims description 7
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- ZZUFCTLCJUWOSV-UHFFFAOYSA-N furosemide Chemical compound C1=C(Cl)C(S(=O)(=O)N)=CC(C(O)=O)=C1NCC1=CC=CO1 ZZUFCTLCJUWOSV-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 17
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 17
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 8
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000005275 alloying Methods 0.000 description 6
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 4
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 238000009849 vacuum degassing Methods 0.000 description 3
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 241001239379 Calophysus macropterus Species 0.000 description 1
- 208000024780 Urticaria Diseases 0.000 description 1
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 239000003034 coal gas Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000006356 dehydrogenation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000009970 fire resistant effect Effects 0.000 description 1
- 238000005188 flotation Methods 0.000 description 1
- 230000002496 gastric effect Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000010992 reflux Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は真空循環脱ガス方法ならびにその装置に係り、
詳しくは、処理終了時の到達炭素部度を極めて低い領域
に迅速に処理可能にならしめる真空循環脱ガス方法なら
びにその装置に用いられる真空循環脱ガス装置の真空槽
内にスプラッシュ飛散防止装置を設Cプた真空循環脱ガ
ス方法ならひにその装置に係る。
詳しくは、処理終了時の到達炭素部度を極めて低い領域
に迅速に処理可能にならしめる真空循環脱ガス方法なら
びにその装置に用いられる真空循環脱ガス装置の真空槽
内にスプラッシュ飛散防止装置を設Cプた真空循環脱ガ
ス方法ならひにその装置に係る。
従 来 の 技 術
真空循環脱ガス装置(以下、RH装置という。)は西独
の旧1einstat+l Hutenwerke社に
よって開発されたもので、第5図に示すように、真空槽
下部には2本の浸漬管、すなわち、浸漬上昇管と浸漬下
降管とを具えたものであって、一方の浸漬上背管3に溶
#A環流用Arカス5を吹込みつつ、取鋼内の溶鋼2を
真空槽6に吸上げ、他方の浸漬下降管4がら取鍋へ排出
しながら、取鍋内の溶鋼を連続的に真空槽内で脱炭や脱
ガスをする装置である。この装置においてはこの他に、
合金剤投入ロアがらの合金剤の投入による成分調整、ま
た、Alや11などの脱酸剤投入後、溶鋼環流による非
金属介在物の浮上分離による脱酸等が1)なわれる。時
には、真空槽内での酸素の吹付けによる脱炭反応の促進
策が取られることがある。RH装置における溶鋼環流量
は、Arガス流量、到達真空度、浸漬管径等で支配され
るが、この環流量によって、脱炭、脱水素、脱酸の速度
やそれぞれの成分の到達濃度が異なる。
の旧1einstat+l Hutenwerke社に
よって開発されたもので、第5図に示すように、真空槽
下部には2本の浸漬管、すなわち、浸漬上昇管と浸漬下
降管とを具えたものであって、一方の浸漬上背管3に溶
#A環流用Arカス5を吹込みつつ、取鋼内の溶鋼2を
真空槽6に吸上げ、他方の浸漬下降管4がら取鍋へ排出
しながら、取鍋内の溶鋼を連続的に真空槽内で脱炭や脱
ガスをする装置である。この装置においてはこの他に、
合金剤投入ロアがらの合金剤の投入による成分調整、ま
た、Alや11などの脱酸剤投入後、溶鋼環流による非
金属介在物の浮上分離による脱酸等が1)なわれる。時
には、真空槽内での酸素の吹付けによる脱炭反応の促進
策が取られることがある。RH装置における溶鋼環流量
は、Arガス流量、到達真空度、浸漬管径等で支配され
るが、この環流量によって、脱炭、脱水素、脱酸の速度
やそれぞれの成分の到達濃度が異なる。
方、近年、薄鋼板の品質要求はより厳しくなりつつあり
、特に極低炭素鋼の場合、鋼板の加工性に直接関係する
炭素濃度に関しては、従来の[C] −25ppmより
更に厳しい低濃度のものが要求されており、例えば、[
C] =20ppm、望ましくは、[C]≦15ppm
の溶鋼が必要とされる。
、特に極低炭素鋼の場合、鋼板の加工性に直接関係する
炭素濃度に関しては、従来の[C] −25ppmより
更に厳しい低濃度のものが要求されており、例えば、[
C] =20ppm、望ましくは、[C]≦15ppm
の溶鋼が必要とされる。
極低炭素鋼の製造においては、転炉で[C]= 0.0
2〜0.04%程度まで脱炭して出鋼し、次に、RH装
置で所望の[C]まで真空脱炭処理を行ない、更に、脱
酸と成分調整を行なったのち、鋳造するのが一般的であ
る。この際、8N装置では次のような問題点がある。
2〜0.04%程度まで脱炭して出鋼し、次に、RH装
置で所望の[C]まで真空脱炭処理を行ない、更に、脱
酸と成分調整を行なったのち、鋳造するのが一般的であ
る。この際、8N装置では次のような問題点がある。
(1)極低炭素([C]≦20ppm)領域までの脱炭
には長い時間を要する。例えば、[C] =25ppm
までは、10〜15m1nで到達するが、これ以降は脱
炭速度が極めて遅くなり、[0]≦201)l)mを得
るには、20m団以上の処理時間を要する。
には長い時間を要する。例えば、[C] =25ppm
までは、10〜15m1nで到達するが、これ以降は脱
炭速度が極めて遅くなり、[0]≦201)l)mを得
るには、20m団以上の処理時間を要する。
また、時には、極めて長い時間処理しても[C]≦20
ppmを得られないことがある。脱炭のRH装装置処理
区は1〜b あるので、長時間処理の為には転炉での出鋼温度を高く
する必要がある。これは転炉耐火物の溶損が著しく増加
するので経済的に極めて不利である。
ppmを得られないことがある。脱炭のRH装装置処理
区は1〜b あるので、長時間処理の為には転炉での出鋼温度を高く
する必要がある。これは転炉耐火物の溶損が著しく増加
するので経済的に極めて不利である。
(2)脱炭速度の増大には処理初期の排気速度の増加、
場面への酸素の吹付け、Ar吹込量の増すロ等が効果的
であるが、真空槽内でのスプラッシュの量が増し、高さ
も高くなるので、真空槽内壁への地金付着が増す。この
真空槽内壁への地金付着は、次の溶鋼処理において地金
イーを着の促進や箸しい溶鋼汚染をもたらすので、結局
、極低炭素鋼を安定して溶製することが難しい。
場面への酸素の吹付け、Ar吹込量の増すロ等が効果的
であるが、真空槽内でのスプラッシュの量が増し、高さ
も高くなるので、真空槽内壁への地金付着が増す。この
真空槽内壁への地金付着は、次の溶鋼処理において地金
イーを着の促進や箸しい溶鋼汚染をもたらすので、結局
、極低炭素鋼を安定して溶製することが難しい。
このような問題を解決する手段として、例えば、特開昭
59−110717号公報において、第6図に示す如く
、真空槽の溶鋼面におおいがぶさる如く、耐火物のせり
だし部12を設けたR)l装置が提案されている。しか
し、この装置は、(1)せりだし部の耐火物の築造が難
しい。
59−110717号公報において、第6図に示す如く
、真空槽の溶鋼面におおいがぶさる如く、耐火物のせり
だし部12を設けたR)l装置が提案されている。しか
し、この装置は、(1)せりだし部の耐火物の築造が難
しい。
(2)せりだし部を設けるため、真空槽の中央部を細く
したので、第6図の点線で示したような地金付着10.
11が進行する。この地金付着のうち、特に、下部の領
域11はへ1゛ガスや発生するCOガスの排出を妨げる
ので、真空槽の下部へと上部Bとの間で圧力差が生ずる
結果となる。この為、脱炭に有効に作用する領mAでの
排気速度が遅くなるので、結局脱炭速度の低下を招く。
したので、第6図の点線で示したような地金付着10.
11が進行する。この地金付着のうち、特に、下部の領
域11はへ1゛ガスや発生するCOガスの排出を妨げる
ので、真空槽の下部へと上部Bとの間で圧力差が生ずる
結果となる。この為、脱炭に有効に作用する領mAでの
排気速度が遅くなるので、結局脱炭速度の低下を招く。
(3)プラズマトーチ式による溶鋼加熱は地金付着を著
しく減少できるが、トーチ17の損耗や加熱の為の電力
費が著しく高く、溶鋼コストが高くなりすぎるので経済
的な方法ではない。
しく減少できるが、トーチ17の損耗や加熱の為の電力
費が著しく高く、溶鋼コストが高くなりすぎるので経済
的な方法ではない。
このような理由がら、脱炭反応fuんでCOガス気泡が
多量に発生し、溶鋼面がら放出される処理初期、特に処
理開始より3〜4m1n後までは低真空度で脱炭処理を
行なわざるを得ず、脱炭処理時間の短縮が阻害される大
きな要因となっていた。
多量に発生し、溶鋼面がら放出される処理初期、特に処
理開始より3〜4m1n後までは低真空度で脱炭処理を
行なわざるを得ず、脱炭処理時間の短縮が阻害される大
きな要因となっていた。
以上要する(こ、上記の如く、従来例では取鍋内の溶鋼
を](11装置により脱ガスする装置や方法の開発が行
なわれているが、RH装置における真空槽内壁に付着し
た地金の成長防止する装置として、例えば、特開昭5’
ll−110717号公報に記載されている程度が提案
されているに過ぎない。
を](11装置により脱ガスする装置や方法の開発が行
なわれているが、RH装置における真空槽内壁に付着し
た地金の成長防止する装置として、例えば、特開昭5’
ll−110717号公報に記載されている程度が提案
されているに過ぎない。
このため、RH装置における真空槽内壁へのスプラッシ
ュ飛散による地金付着を防止J−る方法若しくはその装
置にいたっては全く提案されていない。
ュ飛散による地金付着を防止J−る方法若しくはその装
置にいたっては全く提案されていない。
発明が解決しようとする課題
本発明はこれらの問題を解決することを目的とし、具体
的【こは、極低炭素鋼等を製造するためのRHI買にお
ける脱ガス、脱炭処理時に高真空度で処理すると、スプ
ラッシュ飛散により真空槽内壁に地金付着し、更に、付
着の促進や溶鋼の汚染をもたらすこと、また、脱炭処理
時間の短縮かむづかしいこと、また、スプラッシュの飛
散により真空槽内壁への地金付着の防止方法やその装置
の研究開発がなされていない等の問題を解決することを
目的とする。
的【こは、極低炭素鋼等を製造するためのRHI買にお
ける脱ガス、脱炭処理時に高真空度で処理すると、スプ
ラッシュ飛散により真空槽内壁に地金付着し、更に、付
着の促進や溶鋼の汚染をもたらすこと、また、脱炭処理
時間の短縮かむづかしいこと、また、スプラッシュの飛
散により真空槽内壁への地金付着の防止方法やその装置
の研究開発がなされていない等の問題を解決することを
目的とする。
課題を解決するための
手段ならびにその作用
すなわち、本発明は、真空循環脱ガス法により取鋼内の
溶鋼を脱炭する際に、真空槽内の浸漬上昇管直上の溶鋼
面をスプラッシュ飛散防止板でおおい、高真空度で脱ガ
スすることを特徴とし、真空循環脱ガス装置において、
浸漬上昇管直上の溶鋼面上方にスプラッシュ飛散防止板
を設けて成ることを特徴とする。
溶鋼を脱炭する際に、真空槽内の浸漬上昇管直上の溶鋼
面をスプラッシュ飛散防止板でおおい、高真空度で脱ガ
スすることを特徴とし、真空循環脱ガス装置において、
浸漬上昇管直上の溶鋼面上方にスプラッシュ飛散防止板
を設けて成ることを特徴とする。
RH装置により溶鋼の脱ガス、脱炭処理する際に、脱炭
初期に発生するCOガス気泡とArガスによる溶鋼のス
プラッシュは、特に浸漬上昇管付近において著しいが、
本発明法によれば、真空槽内の浸漬上昇管の溶鋼面直上
を効率的にカバし、スプラッシュ飛散を防止することに
よって、初期の排気速度を増加して脱炭速度を促進させ
る口とができる。
初期に発生するCOガス気泡とArガスによる溶鋼のス
プラッシュは、特に浸漬上昇管付近において著しいが、
本発明法によれば、真空槽内の浸漬上昇管の溶鋼面直上
を効率的にカバし、スプラッシュ飛散を防止することに
よって、初期の排気速度を増加して脱炭速度を促進させ
る口とができる。
そこで、これらの手段たる構成ならびにその作用につい
て更に具体的に説明すると、次の通りである。
て更に具体的に説明すると、次の通りである。
本発明者等はRH装置によって溶鋼の脱炭処理時に溶鋼
スプラッシ]により真空槽内壁への金属付着について検
討したところ、脱炭開始時直後ならひに浸漬上胃管直上
の溶鋼面上方に多いということがわがった。
スプラッシ]により真空槽内壁への金属付着について検
討したところ、脱炭開始時直後ならひに浸漬上胃管直上
の溶鋼面上方に多いということがわがった。
更に、本発明者等は真空槽内壁への金属付着を防止する
ことについて研究を行なった結果に基づいて本発明は成
立したものである。
ことについて研究を行なった結果に基づいて本発明は成
立したものである。
以下、本発明を図面により説明する。
第1図は本発明法を実施する際に用いられる装置の一例
を示す真空脱ガス装置の縦断面図であり、第2図(a)
ならびに(blはそれぞれ第1図の真空槽の上方から見
た飛散防止板の作動態様を示T A −A視の断面図で
あり、第3図は脱ガス処理時間と脱炭速度との関係を示
すグラフであり第4図は本発明法と従来法における脱ガ
ス処理時間と炭素量との関係を示すグラフであり、第5
図は従来例の真空脱ガス装置の縦断面図であり、第6図
は従来例のスプラッシュ飛散による真空槽内地金付着の
成長を防止した真空循環脱ガス装置の縦断面図である。
を示す真空脱ガス装置の縦断面図であり、第2図(a)
ならびに(blはそれぞれ第1図の真空槽の上方から見
た飛散防止板の作動態様を示T A −A視の断面図で
あり、第3図は脱ガス処理時間と脱炭速度との関係を示
すグラフであり第4図は本発明法と従来法における脱ガ
ス処理時間と炭素量との関係を示すグラフであり、第5
図は従来例の真空脱ガス装置の縦断面図であり、第6図
は従来例のスプラッシュ飛散による真空槽内地金付着の
成長を防止した真空循環脱ガス装置の縦断面図である。
符号1は取鍋、2は溶鋼、3は浸漬上昇管、4は浸漬下
降管、5は環流用カス、6は真空槽、7は合金剤投入口
、8は排気孔、9はスライディングノズル、10.11
は地金付着、12はせり出し部、13はスプラッシュ飛
散防止板、14は円板、15は水平軸、16はモータ、
17はプラズマトーチを示す。
降管、5は環流用カス、6は真空槽、7は合金剤投入口
、8は排気孔、9はスライディングノズル、10.11
は地金付着、12はせり出し部、13はスプラッシュ飛
散防止板、14は円板、15は水平軸、16はモータ、
17はプラズマトーチを示す。
本発明のR)l装置は、第1図に示すように浸漬上昇管
付近の溶鋼面直上に平坦な面を持つ耐火性で、円板状の
スプラッシュ飛散防止板13を備えたものから構成する
。このスプラッシュ飛散防止板を構成する円板14は、
上昇管の内径より大きい事が必要であり、断面積で1.
5倍以上あればスプラッシュ飛散防止効果がある。望ま
しくは断面積で2倍以上あれば、はぼ完全なスプラッシ
ュ飛散防仕効果が得られる。
付近の溶鋼面直上に平坦な面を持つ耐火性で、円板状の
スプラッシュ飛散防止板13を備えたものから構成する
。このスプラッシュ飛散防止板を構成する円板14は、
上昇管の内径より大きい事が必要であり、断面積で1.
5倍以上あればスプラッシュ飛散防止効果がある。望ま
しくは断面積で2倍以上あれば、はぼ完全なスプラッシ
ュ飛散防仕効果が得られる。
また、このスプラッシュ飛散防止板13は、必要に応じ
て第2図(a)ならびに(b)に示すように、円板14
を水平軸15により真空槽内壁に回転可能に設置し、モ
=り16等の駆動装置により所定の位置に回転制御する
。
て第2図(a)ならびに(b)に示すように、円板14
を水平軸15により真空槽内壁に回転可能に設置し、モ
=り16等の駆動装置により所定の位置に回転制御する
。
すなわち、スプラッシュ発生の著しい時期には、第2図
(a)のように円板の平坦面を溶鋼面と平行にしてスプ
ラッシュの飛散を防止する。また、合金剤や脱酸剤添加
時には第2図(b)のようにして、これらの添加を円滑
にする。第3図は脱ガス処理時間と脱炭速度の関係を脱
ガス開始後脱ガス槽内の真空度が1torrに至る時間
で層別したものである。このことがら脱炭初期の真空度
を高めることにより脱炭速度が増すことがわかる。従っ
て、[C]の濃度を効率的に低減しようとすれば、脱ガ
ス開始後2分以内に1tOrl゛にすれば良いことがわ
かる。
(a)のように円板の平坦面を溶鋼面と平行にしてスプ
ラッシュの飛散を防止する。また、合金剤や脱酸剤添加
時には第2図(b)のようにして、これらの添加を円滑
にする。第3図は脱ガス処理時間と脱炭速度の関係を脱
ガス開始後脱ガス槽内の真空度が1torrに至る時間
で層別したものである。このことがら脱炭初期の真空度
を高めることにより脱炭速度が増すことがわかる。従っ
て、[C]の濃度を効率的に低減しようとすれば、脱ガ
ス開始後2分以内に1tOrl゛にすれば良いことがわ
かる。
実施例
以下、実施例ならびに比較例をあげて更に本発明を説明
する。
する。
実施例、比較例。
第1図に示す円板状のスプラッシュ飛散防止板を真空槽
内に設けたR)l装置により炭素鋼を用いて脱炭を行な
った。その条件は次の通りである。
内に設けたR)l装置により炭素鋼を用いて脱炭を行な
った。その条件は次の通りである。
炭素鋼の処理前の[C] −180〜2sopl)
m炭素鋼の処理前の温度 −1590〜1610℃溶
鋼 量 −285〜300
ton浸漬管径(内径) −5oomm スプラッシュ飛散防止板径−900mmスプラッシュ飛
散防止板と真空槽内溶鋼面との距離毎500mm 環流用Arガス流! = 150ON l /minな
お、以上の条件で真空処理を行なったが、真空槽内の真
空度は真空処理開始後、直ちに高真空状態に到達させる
ように真空ポンプの排気速度を大きくした結果、処理開
始後2m1n以内に1tOrr以下の高真空度を得るこ
とができた。この際、得られた脱炭曲線を第4図の処理
時間と炭素量との関係を示すグラフに示した。
m炭素鋼の処理前の温度 −1590〜1610℃溶
鋼 量 −285〜300
ton浸漬管径(内径) −5oomm スプラッシュ飛散防止板径−900mmスプラッシュ飛
散防止板と真空槽内溶鋼面との距離毎500mm 環流用Arガス流! = 150ON l /minな
お、以上の条件で真空処理を行なったが、真空槽内の真
空度は真空処理開始後、直ちに高真空状態に到達させる
ように真空ポンプの排気速度を大きくした結果、処理開
始後2m1n以内に1tOrr以下の高真空度を得るこ
とができた。この際、得られた脱炭曲線を第4図の処理
時間と炭素量との関係を示すグラフに示した。
比較のために、第1図に示ずR11装置のスプラッシュ
飛散防止板を設けないものを用いた以外は、実施例と同
様に行なったところ、スプラッシュ飛散が激しく、処理
が困難であった。
飛散防止板を設けないものを用いた以外は、実施例と同
様に行なったところ、スプラッシュ飛散が激しく、処理
が困難であった。
そこで、初期の多量のスプラッシュ飛散を防止するため
、処理開始から4 m i r+までは約70〜10t
orrの低真空度で処理し、これ以1床は速やかに1t
orrで脱炭を行なった。この際、得られた脱炭曲線を
第4図に実施例の場合と併せて示した。
、処理開始から4 m i r+までは約70〜10t
orrの低真空度で処理し、これ以1床は速やかに1t
orrで脱炭を行なった。この際、得られた脱炭曲線を
第4図に実施例の場合と併せて示した。
第4図から明らかなように、実施例の場合は、比較例の
場合に比べ箸しく処即時の脱炭速度が大きくなり、[C
]≦20 p p mが従来例の場合より短かい処理時
間で安定して得られた。更に、従来例の場合は[C]≦
20 p 1)mが限度であるのに対して、実施例の場
合は[01≦14ppmまでたやす< [C] mを低
減することができた。
場合に比べ箸しく処即時の脱炭速度が大きくなり、[C
]≦20 p p mが従来例の場合より短かい処理時
間で安定して得られた。更に、従来例の場合は[C]≦
20 p 1)mが限度であるのに対して、実施例の場
合は[01≦14ppmまでたやす< [C] mを低
減することができた。
これは初期の排気速度を大きくし、真空度を高めた結果
、GOガス気泡生成に要する過飽和度が高くなり、溶鋼
中でのGO気泡生成数が多くなす、脱炭速度が促進され
たものと推定される。
、GOガス気泡生成に要する過飽和度が高くなり、溶鋼
中でのGO気泡生成数が多くなす、脱炭速度が促進され
たものと推定される。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明は、真空循環脱ガス法によ
り取鍋内の溶鋼を脱炭する際に、真空槽内の浸漬上昇管
直上の溶s14面をスプラッシュ飛散防止板でおおい、
高真空度で脱ガスすることを特徴とし、真空循環脱ガス
装置において、浸漬上昇管直上の溶鋼面上方にスプラッ
シュ飛散防止板を設けて成ることを特徴とするものであ
る。
り取鍋内の溶鋼を脱炭する際に、真空槽内の浸漬上昇管
直上の溶s14面をスプラッシュ飛散防止板でおおい、
高真空度で脱ガスすることを特徴とし、真空循環脱ガス
装置において、浸漬上昇管直上の溶鋼面上方にスプラッ
シュ飛散防止板を設けて成ることを特徴とするものであ
る。
従って、本発明法によれば真空槽の内壁への金属付着が
な〈従来例のものに比べて著しく脱炭速度が大となり短
い処理時間で所望する[CJ量の極低炭素鋼が容易に得
ることができる。
な〈従来例のものに比べて著しく脱炭速度が大となり短
い処理時間で所望する[CJ量の極低炭素鋼が容易に得
ることができる。
また、本発明のRH装置は従来例のRH装置にスプラッ
シュ飛散防止板を設けたものであるので、スプラッシュ
飛散を防止することができ、また、回転可能にスプラッ
シュ飛散防止板が設けられているので、合金剤等の添加
にも何ら支障を与えることがない。
シュ飛散防止板を設けたものであるので、スプラッシュ
飛散を防止することができ、また、回転可能にスプラッ
シュ飛散防止板が設けられているので、合金剤等の添加
にも何ら支障を与えることがない。
第1図は本発明法を実施する際に用いられる装置の一例
を示す真空炭ガス装置の縦断面図、第2図(a)ならび
に(b+はそれぞれ第1図の真空槽の上方から児た飛散
防止板の作動態様を示すへA視の断面図、第3図は脱カ
ス処理時間と脱炭速度との関係を示すグラフ、第4図は
本発明法と従来法における脱カス処理時間と炭素量との
関係を示すグラフ、第5図は従来例の真空脱ガス装置の
縦断面図、第6図は従来例のスプラッシュ飛散による真
空槽内地金イリ着の成長を防止した真空循環脱ガス装置
の縦断面図である。 符号1・・・・取鍋 2・・・・・・溶鋼3・
・・・・・浸漬上昇管 4・・・・・・浸漬下降管5
・・・・・・環流用カス 6・・・・・・真空槽7・
・・・・・合金剤投入口 8・・・・・・排気孔9・・
・・・・スライディングノズル 10.11・・・・・・地金付着 12・・・・・・せ
り出し部13・・・・・・スプラッシュ飛散防止板14
・・・・・・円板 15・・・・・・水平軸1
6・・・・・・モ タ 17・・・・・・プラズマト チ
を示す真空炭ガス装置の縦断面図、第2図(a)ならび
に(b+はそれぞれ第1図の真空槽の上方から児た飛散
防止板の作動態様を示すへA視の断面図、第3図は脱カ
ス処理時間と脱炭速度との関係を示すグラフ、第4図は
本発明法と従来法における脱カス処理時間と炭素量との
関係を示すグラフ、第5図は従来例の真空脱ガス装置の
縦断面図、第6図は従来例のスプラッシュ飛散による真
空槽内地金イリ着の成長を防止した真空循環脱ガス装置
の縦断面図である。 符号1・・・・取鍋 2・・・・・・溶鋼3・
・・・・・浸漬上昇管 4・・・・・・浸漬下降管5
・・・・・・環流用カス 6・・・・・・真空槽7・
・・・・・合金剤投入口 8・・・・・・排気孔9・・
・・・・スライディングノズル 10.11・・・・・・地金付着 12・・・・・・せ
り出し部13・・・・・・スプラッシュ飛散防止板14
・・・・・・円板 15・・・・・・水平軸1
6・・・・・・モ タ 17・・・・・・プラズマト チ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)真空循環脱ガス法により取鍋内の溶鋼を脱炭する際
に、真空槽内の浸漬上昇管直上の溶鋼面をスプラッシュ
飛散防止板でおおい、高真空度で脱ガスすることを特徴
とする真空循環脱ガス方法。 2)真空循環脱ガス装置において、浸漬上昇管直上の溶
鋼面上方にスプラッシュ飛散防止板を設けて成ることを
特徴とする真空循環脱ガス装置。 3)スプラッシュ飛散防止板が水平軸を介して真空槽に
対して回転可能に設けたものである請求項2記載の真空
循環脱ガス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15617988A JPH028316A (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 真空循環脱ガス方法ならびにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15617988A JPH028316A (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 真空循環脱ガス方法ならびにその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH028316A true JPH028316A (ja) | 1990-01-11 |
Family
ID=15622082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15617988A Pending JPH028316A (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 真空循環脱ガス方法ならびにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH028316A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19734477B4 (de) * | 1996-08-09 | 2005-11-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma | Metallisierter Filmkondensator und Vorrichtung und Verfahren für die Herstellung eines metallisierten Films für den metallisierten Filmkondensator |
CN103966401A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-08-06 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种新型隔热挡板 |
JP2019173064A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 日本製鉄株式会社 | 真空脱ガス装置 |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP15617988A patent/JPH028316A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19734477B4 (de) * | 1996-08-09 | 2005-11-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma | Metallisierter Filmkondensator und Vorrichtung und Verfahren für die Herstellung eines metallisierten Films für den metallisierten Filmkondensator |
CN103966401A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-08-06 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种新型隔热挡板 |
CN103966401B (zh) * | 2014-03-28 | 2016-06-01 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种新型隔热挡板 |
JP2019173064A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 日本製鉄株式会社 | 真空脱ガス装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4207820B2 (ja) | 真空脱ガス装置の利用方法 | |
JPH028316A (ja) | 真空循環脱ガス方法ならびにその装置 | |
JP2776118B2 (ja) | 無方向性電磁鋼板材の溶製方法 | |
JP4062213B2 (ja) | Rh脱ガス装置における溶鋼の成分調整方法 | |
JP2985720B2 (ja) | 極低炭素鋼の真空精錬方法 | |
JPS60141818A (ja) | 真空脱ガス処理による極低炭素鋼の製造方法 | |
JPH01268815A (ja) | 溶鋼の真空脱ガス処理方法 | |
JP3374618B2 (ja) | 溶鋼の真空精錬方法 | |
JPH0718322A (ja) | 高清浄度アルミキルド鋼の精錬方法 | |
JP3070416B2 (ja) | 溶鋼の真空脱ガス方法 | |
JP2724030B2 (ja) | 極低炭素鋼の溶製方法 | |
WO2000077264A1 (fr) | Procede et dispositif de raffinage d'acier fondu | |
JP3118606B2 (ja) | 極低炭素鋼の製造方法 | |
JPH04131316A (ja) | 極低炭素鋼の真空脱ガス方法および装置 | |
JP2988737B2 (ja) | 極低炭素鋼の製造方法 | |
JP2819424B2 (ja) | 極低炭素鋼の製造方法 | |
JPH05271746A (ja) | 液体金属の精錬方法 | |
RU2048246C1 (ru) | Способ поточного вакуумирования металла в процессе непрерывной разливки | |
JPH01298111A (ja) | Rh脱ガス精錬方法 | |
JPH02197515A (ja) | 高清浄度極低炭素鋼の溶製方法 | |
JP2000178636A (ja) | Rh真空脱ガス装置における清浄鋼の製造方法 | |
JPH07268444A (ja) | 環流式真空脱ガス装置 | |
JP3282487B2 (ja) | ホーロー用鋼の製造方法 | |
JPH05132710A (ja) | 極低炭素鋼の製造方法 | |
JPH04141512A (ja) | Ph法による極低炭素鋼の溶製方法 |