JPH0281640A

JPH0281640A - 印字装置，その印字ヘッド回転制御方法およびその回転基準位置設定方法

Info

Publication number: JPH0281640A
Application number: JP23613188A
Authority: JP
Inventors: Mikio Maejima; 前嶋　幹夫
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-09-20
Filing date: 1988-09-20
Publication date: 1990-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、シリアルプリンタに係り、特に所定配列され
た印字要素を印字ヘッドの移動方向に対し傾けて印字を
行う様、その印字ヘッドを回転させる機構を有するシリ
アルプリンタにおいて、その印字ヘッドの回転制御およ
びその基準位置設定方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の
印刷出力装置として、ニードル状のピン（ワイヤ）で、
インクリボンを叩き、インクを紙に叩き込み印字するシ
リアルプリンタが使用されている。このシリアルプリン
タでは、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘ
ッドを、キャリア上に固定的に搭載して、水平方向に移
動させ、印字要素を選択的に動作させて、印字媒体上に
、ドツトの組み合せから成る情報を印字していた。

通常、このタイプのプリンタは、印字サイズは固定的で
あり、例えば１２ポイントの装置ではそのサイズの文字
フォントだけを持っており、その決められたサイズの印
字だけが可能であった。また、拡大、縮小印字を行うた
めに、ソフトウェア制御を行い、２文字分を使用して拡
大１文字を表したり、ドツトを間引いて縮小印字する方
法がある。

しかし、このようなソフトウェアによる制御では、印字
処理時間が長くかかり、操作者にとって良い方法とは、
言えない。また、メモリに縮小文字のフォントを格納し
ておき、縮小印字の際はそれを使用する方法があるが、
この方法では、メモリ容容を多く使用し、コスト高にな
るという問題がある。

一方、機械的な印字ヘッドの回転機構を設け、印字用紙
に対して垂直に印字ワイヤ列を配列し。

この垂直位置を回転基準位置として、印字ヘッドを回転
傾斜させることにより、印字文字の拡大、縮小または、
ドツト密度を変更する印字方式がある（特開昭５８−４
５０７１号公報参照）。また、同様に、印字ヘッドを回
転させるものとしては、実開昭６１−８１９４７号、特
開昭６２−１７６８５２号公報等に記載されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、印字ヘッドを回転させ、印字文字の拡
大、縮小あるいは、ドツト密度の変更が可能であるもの
の、印字ヘッドの回転基準位置設定制御あるいは、回転
処理時間の問題については何ら開示されていなかった。

すなわち、印字ヘッドを回転させて、拡大、縮小文字を
印字する方式の場合、文字の拡大・縮小率に、印字ヘッ
ドの回転角度が、重要であることは明白な事実である。

該印字ヘッドの設定角度が、目標の角度に対し少しずれ
ただけでも、目標とする文字寸法と異なってしまう。こ
れは、例えば数行の印字動作の繰り返しにより−，１つ
の文字あるいは、図形を印字出力しようとした場合、第
３図（ａ）、（ｂ）の如く、印字行単位にすき間ができ
てしまう。

これを防止するためには、印字ヘッドの回転角度を細か
い単位で回転制御できるようにし、目標の回転角度位置
に正しく停止できるようにすると共に、回転の基準とな
る位置を正確な位置に設定することが重要であることは
明白であるが、この点について上記従来技術は、深く配
慮されていなかった。

実開昭６１−８１９４７号公報においては、回転量検出
に、回転位置検出器が備えられているが、印字要素列と
１回転位置検出器取り付けの角度誤差を、どのようにな
くシ、印字方向に対し正確な角度に、印字ヘッドを傾斜
させ印字を行うのか示されておらず、この取り付は誤差
が、そのまま文字寸法誤差となってしまう。また、特・
開昭６２−１７６８５２号公報においては、印字ヘッド
の移動方向に対し、亜直に取り付けられた印字要素列を
、所定角度に傾けるように１回転量を回転角制御部に設
定し回転させる旨、記述されているが、印字ヘッドの初
期傾き取り付は誤差、および、制御部が、電源投入時等
に行うイニシャライズ動作時に、どのような角度に、印
字ヘツ、ドを設定するかについては、何ら配慮がなされ
ていなかった。

また、上記従来技術において、文字の縮小、拡大を行う
ために要する印字ヘッド回転時間についての配慮がなさ
れていなかった。すなわち、各種サイズの文字を切り替
えて印字を行う場合、全体の印字処理時間中に、印字ヘ
ッドを回転させる処理が増大し、処理能力に影響をおよ
ぼす問題があった・本発明の目的は、このような従来の開運を解決し、回転
式印字ヘッドを有するシリアルプリンタにおいて、回転
処理時間を少なくさせ、印字処理時間を短縮化可能とし
、回転基準位置を正確な位置に設定させ、印字品質を向
上させる印字装置。

その印字ヘッド回転制御方法およびその回転基準位置設
定方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明の印字装置は、所定配
列された複数の印字要素を有する印字ヘッドを回転させ
る機構を備え、該回転機構の回転動作により上記印字要
素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動方向に対し任意
の角度に設定するシリアルプリンタにおいて、上記印字
ヘッドの印字要素列を、該印字ヘッドの移動方向に対し
平行に設置したことに特徴がある。

また、本発明の印字装置における印字ヘッド回転制御方
法は、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘッ
ドを回転させる機構を備え、該回転機構の回転動作によ
り上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動方
向に対し任意の角度に設定するシリアルプリンタにおい
て、上記印字ヘッドの印字要素列を、該印字ヘッドの移
動方向に対し平行になるように設定し、該設定された位
置を印字ヘッドの回転基準位置とし、該回転基準位置を
元に、該印字ヘッドの目標設定角度に設定することに特
徴がある。

さらに１本発明の印字装置における印字ヘッド回転基準
位置設定方法は、所定配列された複数の印字要素を有す
る印字ヘッドを回転させる機構を備え、該回転機構の回
転動作により上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッ
ドの移動方向に対し任意の角度に設定するシリアルプリ
ンタにおいて。

上記印字ヘッドの印字要素列を、印字ヘッドの移動方向
に対し平行に設定し、印字を行い、その印字結果が、印
字ヘッドの移動方向に対し垂直方向の印字幅が最小とな
る位置を、回転基準位置に設定することに特徴がある。

本発明の印字装置における印字ヘッド回転基準位置設定
方法は、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘ
ッドを回転させる機構を備え、該回転機構の回転動作に
より上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動
方向に対し任意の角度に設定するシリアルプリンタにお
いて、上記印字ヘッドの印字要素列を、印字ヘッドの移
動方向に対し平行に設定し、印字を行い、その印字結果
が、印字ヘッドの移動方向に対し垂直方向の印字幅が最
小となる位置を求め、その位置あるいは、その位置より
一定量だけ該印字ヘッドを回転させた位置を、該印字ヘ
ッドの回転基準位置に設定することに特徴がある。ここ
で得られた回転基準位置を元に、上記印字ヘッドを目標
設定角度に設定することにも特徴がある。

〔作用〕

回転式印字ヘッドの基準角度位置設定を正しく行う方法
としては、前記印字ヘッドの基準角度設定位置をある一
定の角度（例えば、標準文字寸法で印字を行う角度）に
設定し、その角度での標準文字寸法と、実際に印字を行
なった時の文字寸法を比較し、標準文字寸法になるよう
に印字ヘッドを回転機構に取り付ける、あるいは、基準
位置検出用の検出器の取り付は位置を調整する等の方法
が考えられるが、実印字でのインクのにじみによる寸法
測定誤差あるいは、測定者による測定誤差等により正し
く設定できない問題が考えられる。

このため、本発明においては、測定誤差を小さくするた
めに、印字ヘッドの印字要素列を、印字ヘッドの移動方
向に対し平行に配置し、印字を行わせ、その印字幅が最
小となる位置、すなわち印字ヘッド移動方向に対し傾き
角０度を基準角度設定位置としたものである。また、印
字ヘッド傾き角度設定の回転時間短縮のために、印字ヘ
ッドの各印字要素両端間の寸法を、拡大印字を行う最大
文字寸法高さよりも大きくし、印字要素列を印字ヘッド
の移動方向に対し平行に基準角度位置を設定したもので
ある。

基準角度設定位置を、印字ヘッド移動方向に対し、平行
とすることにより、基準角度調整時、印字幅の大小、す
なわち、幅が最低の位置となる点を判断するのみでよく
、正しく印字ヘッドを基準位置に設定できる。また、第
４図に示す如く、印字要素列を印字ヘッドの移動方向に
対し平行に配慮した場合は、実開昭６１−８１９４７号
公報に示されるように垂直に配置した場合と比較し、回
転動作量を小さくできる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を、図面により詳細に説明する
。

第１図は１本発明の一実施例を示す印字装置の印字ヘッ
ドおよび、印字ヘッド回転機構図である。

サポートレール１に、印字ヘッド搭載用キャリア２が取
り付けられ、キャリア２は、サポートレールｌに沿って
、用紙３前面を移動する。キャリア２には、印字ヘッド
回転用モータ４が取り付けられ、本モータ４が回転する
ことにより、印字ヘッド５が、回転軸６を中心として２
回転する構造となっている。また、キャリア２上には、
印字ヘッド回転基準位置検出用検出器７が取り付られ。

回転部に取り付けられた遮蔽板８の位置を検出する構成
となっている。印字ヘッド５の印字ワイヤ列９は、サポ
ートレール１に沿って、配列されており、前記遮蔽板８
が、検出器７により検出された時に、サポートレールｌ
と平行になる構成となっている。また、印字ワイヤ列９
の両端ワイヤ間の寸法は、印字される最大文字の高さよ
り大きくなっている。

第２図は、第１図の印字装置における印字制御ブロック
図である。

制御装置１０は、駆動データラッチ２０に印字ヘッド５
の駆動データを書き込むと共に制御周期作成タイマ１１
に、計数値を書き込むように接続されている。また、駆
動データラッチ２０の出力は、シフトレジスタ１２ａ〜
１２ｈに、タイミング発生回路１３よりのクロック信号
により取り込まれ、順次シフトされるよう構成されてい
る。シフトされたデータは、セレクタ１４ａ〜１４ｈに
。

それぞれのタイミングデータとして取り込まれ、制御装
置１０よりの制御により、どのタイミングのデータが、
印字ヘッド５を駆動するかを制御される。データは、印
字データラッチ１５ａ〜１５ｈ、印字ヘッドドライバ１
６ａ〜１６ｈを通し印字ヘッド５に供給され、印字が行
われる。

また、制御袋［１０は印字ヘッド回転角モータ制御回路
１７．ドライバ１８を通しモータ４を。

正転／逆転制御する。検出器７の出力は、アンプ回路１
９を通し、制御装置１０に読み取られる構成となってい
る。通常印字を行う場合、制御装置１０は上位装置より
の指示に従い、まず、指示された文字寸法となるように
、モータ制御回路１７゜ドライバ１８を通しモータ４を
、所定量回転させ、印字ヘッド５を、規定の角度に設定
する。その後。

キャリア２を、サポートレール１に沿って移動させなが
ら、印字ワイヤを選択的にＷＪＡ動させ、所定の文字を
用紙３上に形成する。

第５図は、前記印字ヘッド５を傾けるための基準となる
位置を決めるための作業手順を示すフロー図である。こ
こで、（ａ）は印字ヘッドの回転基準位置を決めるため
のテスト印字処理フローを示し、（ｂ）はそのテスト印
字処理を含む作業手順全体のフローを示している。

本フローにて決められた位置に制御袋５１１０は、電源
投入時あるいは、リセット動作時に、印字へラド５の傾
きを設定する。

まず、初期状態として、遮蔽板８が、検出器７にて、検
出されていない状態を想定する一制御装ｆｌｉｏは、基
準位置設定モード指示（これは、上位装置よりの指示あ
るいは、本装置としての単体でのテスト動作により起動
されてもよい）にて、回転用モータ４を、遮蔽板８が検
出される方向に駆動しくステップ５０１）、遮蔽板８が
検出された時点で回転用モータ４の駆動を停止する（ス
テップ５０２，５０３）。次に、キャリア２を移動させ
ながら、印字ヘッド５を駆動し印字動作を行う（ステッ
プ５０４）。印字されるデータとしては、印字ワイヤ列
の両端が駆動されるものとする。この印字された文字を
元に、遮蔽板８の取り付は位置を移動させながら、印字
高さが最低（最小）となる位置を判断しくステップ５１
１，５１２）、遮蔽板を取り付る（ステップ５１３）、
本位置が１回転基準位置となる。第６図が、前記操作時
の印字結果例を示したものであり、印字高さが最低とな
ることにより（第６図（ａ））、印字ヘッド５は、キャ
リア２の移動方向に対し平行となる。また、印字位置が
ずれている場合は、第６図（ｂ）に示すようになる。

電源投入時あるいは、リセット動作時、制御装置１０は
、まず印字ヘッド５の傾きを本位置に設定し、以後の印
字ヘッド回転動作を本基準位置を元に設定する。

このように１本実施例においては、印字ヘッドの回転基
準位置を調整、設定するのに、印字結果の幅が最低とな
るポイントを判断するのみで良く。

数値として測定しなくて良いため、印字のインクによる
にじみの影響による誤差、あるいは、測定者による測定
誤差等の影響をなくシ、正確な位置に基準位置を設定で
きる。また、印字ワイヤ列の両端間隔が、最大文字高さ
寸法より大きくした場合、基準位置より目標とする回転
位置までの距離が短くてすみ、処理能力の向上が図れる
。

前記電源投入時、またはリセット時の印字ヘッド回転設
定位置は、必ずしも、遮蔽板を検出器により検出した位
置ではなく、検出後、一定量だけ回転用モータを正また
は負方向に回転させた位置でも良い、また、遮蔽板を検
出器により検出しなくなった位置に、設定するように、
構成し・でもよいことは明らかである。

また、本実施例では、基準位置を検出するのに、遮蔽板
と、検出器を使用しているが、回転機構を所定の位置で
、それ以上回転できない構造とし。

その位置を基準位置としてもよい。また、実施例の回路
ブロック図中の印字制御部については、本実施例におい
ては、重要な点ではないため、詳細な説明を省いており
、各種の制御方式を使用しても１本実施例への影響はな
い。また、第１図における回転機構についても、ギヤ連
結での構造を示しているが、ウオーム、ラックとピニオ
ン、ソレノイドとラッチ機構、カム等による回転機構で
もよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、回転式印字ヘッ
ドを有するシリアルプリンタにおいて、回転処理時間を
少なくさせることができるので、印字処理時間が短縮化
可能となり１回転基準位置を正確な位置に設定できるの
で、印字品質を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す印字装置の機構図、第
２図は第１図の印字装置における印字制御ブロック図、
第３図は基準位置設定の問題点を示す図、第４図は回転
処理時間を示す図、第５図は印字制御動作のフローを示
す図、第６図は印字例を示す図である。２：キャリア、４：回転用モータ、５：印字ヘッド、７
：検出器、８：遮蔽板、９：印字ワイヤ列、１０：制御
装置。第図第図（ａ） σ　：基準位置設定誤差

Claims

【特許請求の範囲】１、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘッド
を回転させる機構を備え、該回転機構の回転動作により
上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動方向
に対し任意の角度に設定するシリアルプリンタにおいて
、上記印字ヘッドの印字要素列を、該印字ヘッドの移動
方向に対し平行に設置したことを特徴とする印字装置。２、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘッド
を回転させる機構を備え、該回転機構の回転動作により
上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動方向
に対し任意の角度に設定するシリアルプリンタにおいて
、上記印字ヘッドの印字要素列を、該印字ヘッドの移動
方向に対し平行になるように設定し、該設定された位置
を印字ヘッドの回転基準位置とし、該回転基準位置を元
に、該印字ヘッドの目標設定角度に設定することを特徴
とする印字装置における印字ヘッド回転制御方法。３、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘッド
を回転させる機構を備え、該回転機構の回転動作により
上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動方向
に対し任意の角度に設定するシリアルプリンタにおいて
、上記印字ヘッドの印字要素列を、印字ヘッドの移動方
向に対し平行に設定し、印字を行い、その印字結果が、
印字ヘッドの移動方向に対し垂直方向の印字幅が最小と
なる位置を、回転基準位置に設定することを特徴とする
印字装置における印字ヘッド回転基準位置設定方法。４、所定配列された複数の印字要素を有する印字ヘッド
を回転させる機構を備え、該回転機構の回転動作により
上記印字要素の配列方向を、上記印字ヘッドの移動方向
に対し任意の角度に設定するシリアルプリンタにおいて
、上記印字ヘッドの印字要素列を、印字ヘッドの移動方
向に対し平行に設定し、印字を行い、その印字結果が、
印字ヘッドの移動方向に対し垂直方向の印字幅が最小と
なる位置を求め、その位置あるいは、その位置より一定
量だけ該印字ヘッドを回転させた位置を、該印字ヘッド
の回転基準位置に設定することを特徴とする印字装置に
おける印字ヘッド回転基準位置設定方法。５、上記請求項４記載の回転基準位置を元に、上記印字
ヘッドを目標設定角度に設定することを特徴とする印字
装置における印字ヘッド回転制御方法。